JP5967446B2 - 回転速度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に装備された車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置に関する。
車両のうち例えば自動車に装備された速度計では、車輪と一体的に回転する回転体とこの回転体の回転に伴って変化する磁場を検知する磁気センサとをもつ回転速度検出装置が広く使われている。ここで、回転体としては、周方向に所定ピッチで交番に着磁された磁気ドラムや、歯車状に所定間隔で突起部を持つパルスロータが使われることが多い。一方、磁気センサとしては、MRセンサ(磁気抵抗効果素子を用いた磁気センサ)やホールセンサ(ホール素子を用いた磁気センサ)を、この回転体の近傍で磁場が変位する位置に配設して用いることが多い。
ただし、磁気センサにはそれぞれ検知可能な周波数帯があり、自動車でごく一般に使われている磁気センサでは、ふつうは二桁程度までである。例えば普通乗用車のように検出可能な速度の上限を百数十〜二百km/h程度に設定すると、ある程度の信頼性をもって検出可能な速度の下限は2〜3km/h程度にならざるを得ない。
ところで、最近では自動車の燃費改善努力に伴い、信号停止などの間にもエンジンを停止させて燃料消費を抑制する装備をした自動車が普及してきている。このような自動車が急な坂道で停止した場合に何らかの理由でブレーキが甘かったりすると、2〜3km/hを下回るような低速(本明細書ではこのような速度域を「極低速域」と称する)で坂道を下る恐れがある。それを車両制御システムが検知せず運転者も気づかずにいて、当該自動車の近くに停止している他の車両やガードレールなどと接触したり、当該自動車が車道を外れて溝などに脱輪したりすると不都合である。
そこで、2〜3km/h未満の極低速域であっても検知可能とする車輪の回転速度検出装置としては、特許文献1に開示されたものがある。この回転速度検出装置では、車輪の回転速度が所定値未満ではスイッチが切り替わり、低速領域ではMRセンサからの出力に基づく回転速度計測を、パルスカウントでの検出回路から、単位時間での位相角の変化を演算して検出する検出回路に切り替えるようになっている。
特開平7−229756号公報
しかしながら、特許文献1に開示された回転速度検出装置(従来技術と呼ぶ)では、単位時間での位相角の変化を演算して検出する検出回路を必要としており、従来とは構成も機能も異なる新たな回路を設けなければならない。また、この回路は微分回路に相当するから、当該回路だけでなくセンサ付近も含めて電磁的なノイズに対し弱いであろうことは容易に想像がつく。
そこで本発明は、上記の従来技術とは異なり、車両の速度が極低速域に至っても磁気センサで車輪の回転速度を検出することができる回転速度検出装置を提供することを、解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための本願発明の構成とその構成がもたらす作用効果とについて、本項では簡潔に説明する。
(主要な構成)
請求項1に記載の回転速度検出装置(200)は、磁気マーカ1B)が周方向に沿って形成されたロータ(12)と、この磁気マーカの移動を磁気的に検出する磁気センサ(51)とを有する。ロータは、車両に装備される車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動される回転体であり、その磁気マーカは、このロータの外周面や外縁付近の端面などに形成されている。磁気センサは、この磁気マーカの移動を磁気的に検出するセンサであり、この磁気センサにかかる磁場の強さやその時間変化率などに反応する。
請求項1に記載の回転速度検出装置はさらに、サブ磁気マーカ2B)が周方向に沿って形成されたサブロータ(22)と、この磁気マーカの移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ(52)と、増速手段(3)とを有し、更に、互いに同一直径の外周面を持ち回転軸も同軸に配設されたロータとサブロータとを有し、このロータのこの外周面に形成された磁気マーカと、このサブロータのこの外周面に形成されたサブ磁気マーカとをもつことを特徴とする。
このサブロータは、前記ロータより高い周速度で前記車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動される回転体であり、そのサブ磁気マーカは、このロータの外周面や外縁付近の端面などに形成されている。このサブ磁気センサは、このサブロータの周方向に形成されたサブ磁気マーカの移動を磁気的に検出するセンサである。この増速手段は、このサブロータを前記ロータよりも高い周速度で回転駆動する手段である。
請求項3に記載の回転速度検出装置(300〜500,100A)は、車両に装備される車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動されるロータ(11,13〜15)と、このロータの周方向に形成された磁気マーカ(1A,1B)の移動を磁気的に検出する磁気センサ(51)と、を有する回転速度検出装置において、ロータより高い周速度で車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動されるサブロータ(21,23〜25)と、このサブロータの周方向に形成されたサブ磁気マーカ(2A,2B)の移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ(52)と、このサブロータを前記ロータよりも高い周速度で回転駆動する増速手段(3)と、を有し、磁気センサおよびサブ磁気センサは、両該センサを兼用する単一の両用磁気センサ(5A)によって構成され、この両用磁気センサの出力信号に含まれる磁気マーカに起因する低周波成分とサブ磁気マーカに起因する高周波成分とが重複した複合波形信号からこの低周波成分とこの高周波成分とを分離する分離フィルタ(71)と、車輪の回転速度に応じて両該周波数成分のうちいずれでこの回転速度の検出をするかを切り替えて車輪の回転速度を算出する演算手段(72)と、をもつ信号分離ユニット(7)をさらに有することを特徴とする。
(作用効果)
本発明の回転速度検出装置は、以上のように構成されているので、以下のように作用する。
すなわち、磁気マーカが形成されたロータと磁気センサとの組合せにより、磁気センサからのパルス信号のカウントなどで3km/h程度以上の速度域では、自動車での実用に耐える精度で車輪の回転速度の計測(すなわち車両速度の計測)ができる。一方、サブ磁気マーカが形成されたサブロータとサブ磁気センサとの組合せでは、増速手段の働きにより、サブロータのサブ磁気マーカがロータの磁気マーカよりも高い周速度で回転する。それゆえ、車両の速度が3km/h程度未満の極低速域においても、所定の範囲で実用に耐える精度で当該車輪の回転速度計測が可能になる。
ここで、磁気マーカに対するサブ磁気マーカの周速度の倍数が適正であれば、例えば0.1km/h程度ないしそれ以下の低速に至るまで実用的な速度計測ができる。
したがって、本発明の回転速度検出装置によれば、車両の速度が極低速域に至っても磁気センサで車輪の回転速度を検出することが可能になるという効果が得られる。さらに、速度精度が十分でないほど極端に低い速度領域であっても、ある程度の速度が出ていれば車両が移動している程度のことまでは検知できるから、坂道停車時等の事故防止により効果的である。
実施例1たる回転速度検出装置の概略構成を示す外形斜視図 実施例1たる回転速度検出装置の概略構成を示す側面図 実施例1たる回転速度検出装置の概略構成を示す正断面図 実施例1において信号切替ユニットを含んだ構成を示す略図 実施例1の変形態様1で信号分離ユニットを含んだ構成を示す略図 実施例2たる回転速度検出装置の概略構成を示す略図 実施例3たる回転速度検出装置の概略構成を示す略図 実施例4たる回転速度検出装置の概略構成を示す外形斜視図 実施例4たる回転速度検出装置の概略構成を示す側面図 実施例4たる回転速度検出装置の概略構成を示す正断面図 実施例5たる回転速度検出装置の概略構成を示す外形斜視図 実施例5たる回転速度検出装置の概略構成を示す正面図 実施例5において信号分離ユニットを含んだ構成を示す略図
本発明の「回転速度検出装置」がもつ実施形態については、当業者に本発明を実施できるだけの理解が得られるよう以下の記載で明確かつ十分に説明する。なお、本発明の出願時点では、以下の実施例ないしその変形態様のうちいずれかに最良の実施形態が開示されているものと、発明者は考えている。
(構成)
本発明の実施例1としての回転速度検出装置100は、図1〜図4に示すように、磁気マーカ1Aが一端面の外縁部に周方向に沿って形成されたロータ11と、磁気マーカ1Aの移動を磁気的に検出する磁気センサ51とを有する。また回転速度検出装置100は、サブ磁気マーカ2Aが一端面の外縁部に周方向に沿って形成されたサブロータ21と、磁気マーカ2Aの移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ52と、増速手段3とを、さらに有する。
加えて図4に示すように、回転速度検出装置100は、両センサ51,52からのパルス信号P1,P2を処理して当該車輪の回転速度を算出する機能をもつ信号切替ユニット6をも有する。信号切替ユニット6は、磁気センサ51からの低周波パルス信号P1とサブ磁気センサ52からの高周波パルス信号P2とを入力とし、両信号P1,P2を観測して所定の極低速域では高周波パルス信号P2に基づいて当該車輪の前記回転速度を算出する機能をもつ。
先ず、ロータ11は、図1〜図3に示すように、自動車に装備された車輪の軸などに機械的に固定されており、当該車輪の回転速度と等しい回転速度で駆動される回転体である(図3中の矢印Wは車輪に機械的に結合されていることを示す)。ロータ11のうちサブロータ21に向いた端面の外縁付近には、所定幅で中空リング状に磁気マーカ1Aが形成されている。磁気マーカ1Aは、周方向に沿って所定ピッチで磁極が交番に変わるように磁化された所定幅の磁気ディスク部である。
磁気センサ51は、図3および図4に示すように、磁気マーカ1Aによって生じる磁場の変動をホール素子(図略)によって検知し、もってロータ11の回転移動を磁気的に検出してパルス信号を出力するホールセンサである。
次に、サブロータ21は、ロータ11より高い周速度で当該車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動される回転体である。サブロータ21には、前述のロータ11と同様に、ロータ11に向いた端面の外縁部付近に所定幅のサブ磁気マーカ2Aが形成されている。そして、サブ磁気センサ52は、サブロータ21の周方向に形成されたサブ磁気マーカ2Aの移動を磁気的に検出するセンサである。
すなわち図3に示すように、ロータ11とサブロータ21とは、同じ直径の回転磁気ディスクであり、互いに同軸であるとともに所定間隔を空けて互いに対向している。その間隔は、両磁気マーカ1A,2Aの磁場が互いにほとんど影響がなく、さらに両センサ51,52を収容したセンサユニット41を両マーカ1A,2Aの間に挿置できるだけは必要である。
それゆえ、ロータ11の磁気マーカ1Aとサブロータ21のサブ磁気マーカ2Aとは互いに近接して対向しており、磁気マーカ1Aとサブ磁気マーカ2Aとの間隙に、磁気センサ51とサブ磁気センサ52とを収容しているセンサユニット41が配設されている。すなわち、磁気マーカ1Aに対向して配設された磁気センサ51と、サブ磁気マーカ2Aに対向して配設されたサブ磁気センサ52とは、互いに背向してセンサユニット41の内部に収容されている。
一方、増速手段3は、図1および図3に示すように、車輪Wと一体的に回転するロータ11の回転を、ロータ11に形成された内歯歯車11Gから中間歯車31を介してサブロータ21の軸に形成された平歯車(スパーギヤ)21Gに伝達する歯車増速装置である。ここで、増速手段3で使われている歯車を全て斜歯歯車にすれば、走行時の噛み合い音がより静かになる。
なお、図1〜図3の中にR11,R21およびR13とある周方向に沿った矢印は、それぞれロータ11、サブロータ21および中間歯車31の回転方向および回転速度を定性的に示すものである。他の実施例を示す図面でも同様とする。
ロータ11とサブロータ21との直径が同じであるから、両者11,21の増速比は、そのまま周速度の倍率であり、磁気マーカ1Aの周方向に沿った接線速度に対するサブ磁気マーカ2Aの周方向に沿った接線速度の増速比である。本実施例では、この増速比を30倍に定めて歯車設計を行うことにした。
ここで、なぜ30倍にしたかというと、ごく普通の乗用車において0.1km/hの低速に至るまで実用上で信頼に足る速度計測ができ、かつ3km/h未満の極低速領域とそれ以上の通常速度領域との間で滑らかに磁気センサ信号の切替をするのに適切だからである。
すなわち、通常速度領域の範囲を3km/h〜180km/hと考えると、その上限値と下限値との比率は60倍である。そして、その下限値にあたる3km/hとその二倍に当たる6km/hまでを重複させ、極低速域の計測手段でも速度計測できるようにしておけば3km/h〜6km/hの速度範囲の間に滑らかに切替をさせることができる。
また、極低速域でも信頼すべき計測上限値の1/60(上述した60倍の逆数)まで速度を落としても速度計測が実用に足る精度でできるものとすると、計測可能な速度の下限値は0.1km/hすなわち約28mm/s(つまり3cm/s弱)であり、おおむね妥当と考えられる。なお、さらに低速であっても、0.1km/hをある程度割り込むくらいの速度であれば、速度計測はできなくても至極低速で動いていることだけは検知できるであろう。
そこで、磁気マーカ1Aに対するサブ磁気マーカ2Aの周速度の適正な倍数の範囲は、センサ性能の向上などで計測範囲のバンド幅が拡大したり、逆に切替の滑らかさを犠牲にしたりする場合を考えて、上限を二倍まで下限を半分までとした。その結果、現況では30倍程度が最も適正であるが、設計上おおむね望ましい周速度の増速倍率の範囲を15倍以上で60倍以下とするのが適正であると思われる。
最後に信号切替ユニット6は、再び図4に示すように、両センサ51,52から得られる低周波パルス信号P1と高周波パルス信号P2とに基づき、当該車輪の回転速度を求める信号処理ユニットである。信号切替ユニット6は、主に半導体からなる制御手段60、スイッチ61および演算手段62を内蔵しており、両信号P1,P2を観測して3km/h未満の極低速域では高周波信号P2に基づいて当該車輪の前記回転速度を算出する機能をもつ。
(作用効果)
本発明の回転速度検出装置は、以上のように構成されているので、以下のように作用する。
すなわち、互いに同様な磁気マーカ1Aが形成されたロータ11と磁気センサ51との組合せにより、磁気センサ51からのパルス信号P1をカウントして3km/h程度以上の速度域では、自動車での実用に耐える精度で車輪の回転速度の計測(すなわち車両速度の計測)ができる。一方、サブ磁気マーカ2Aが形成されたサブロータ21とサブ磁気センサ52との組合せでは、増速手段3の働きによりサブロータ21が、ロータ11の磁気マーカ1Aの30倍に当たる高い速度で回転する。それゆえ、サブ磁気センサ52からは磁気センサ51の30倍の周波数でパルス信号が得られ、車両の速度が3km/h程度未満の極低速域においても、所定の範囲で実用に耐える精度の速度計測が可能になる。
より具体的には、信号切替ユニット6に取り込まれた両信号P1,P2を制御手段60が観測し、車両の速度が高い領域から3km/hまで速度が落ちてきたら、制御手段60からスイッチ61および演算手段62に切替指示信号C1,C2を出す。すると、スイッチ61は出力を低周波パルス信号P1から高周波パルス信号P2に切り替え、演算手段62は、周波数(パルス頻度)が30倍に高まった高周波パルス信号P2を入力として、当該車輪の回転速度の算出を1/30に落として演算する。
こうして、自動車の速度が3km/h未満の領域では、高周波パルス信号P2に基づいて当該車輪の回転速度が算出されるから、0.1km/h以上の車両速度域では十分に実用的な精度で速度を検出することができる。さらに、0.1km/h未満のさらに低い速度領域に入っても、ある程度までは車両がゆっくり移動していることだけであれば検知可能である。
逆に、極低速域から速度が上がってきた場合には、制御手段60で両信号P1,P2を観測していて6km/hに達したら、制御手段60から切替指示信号C1,C2をそれぞれスイッチ61および演算手段62に与える。すると、スイッチ61は先ほどとは逆に、高周波パルス信号P2から低周波パルス信号P1に出力を切り替え、演算手段62は低周波パルス信号P1に基づき30倍にして車輪回転速度を算出する。こうすることにより、再び180km/hまでは実用に耐える精度で車両速度を検出するだけの車輪回転速度検出が可能になる。
ここで、両信号P1,P2の切替を速度が下がっていく際には3km/hで行い、逆に速度が上がっていく際には6km/hで行うようにしたのは、チャタリングに相当する現象が起きないようにするためである。なお、両信号P1,P2の切替時に速度検出上の段差が有意にある場合には、3km/hと6km/hとの間では両信号P1,P2に基づく車輪回転速度の比率を徐々に変えていく漸次切替方式を採るように、信号切替ユニット6の構成を変更すれば良い。
以上のように、本実施例の回転速度検出装置100では、磁気マーカ1Aに対するサブ磁気マーカ2Aの周速度の倍数が適正に30倍と設定されているから、0.1km/h程度の極低速まで実用的な速度計測ができる。さらに、速度精度が十分でないほど極端に低い速度領域であっても、ある程度の速度が出ていれば車両が移動しているくらいのことは検知できるから、坂道停車時等の事故防止により効果的である。しかも、堅牢であり汚れにも強い磁気センサ51,52を採用しているから、信頼性にも優れている。
したがって、本実施例の回転速度検出装置によれば、車両の速度が極低速域にあっても磁気センサで車輪の回転速度を検出することが可能になるという効果が得られ、車両の坂道停止時などで安全性をさらに向上させることができる。
(変形態様1)
本実施例の変形態様1として、図5に示すように、両センサ51,52に代えて両センサ51.52を兼用する単一の両用磁気センサ5Aを有し、信号切替ユニット6(図4参照)に代えて信号分離ユニット7を有する構成の回転速度検出装置100Aも実施可能である。
本変形態様では、ロータ11とサブロータ21との間隔がより狭くなって、磁気マーカ1Aの磁場とサブ磁気マーカ2Aの磁場とが重複して重複磁場を形成しており、その狭い間隔により薄いセンサユニット41Aが挿置されている。この重複磁場にダイナミックレンジの広い(より広い周波数帯で磁気検知可能な)単一のホール素子を持ったセンサである両用磁気センサ5Aが置かれ、周波数に30倍の違いがある重複磁場から得られるアナログの複合波形信号A1+A2を出力する。
そして、複合波形信号A1+A2を入力とする信号分離ユニット7は、分離フィルタ71と演算手段72とを順に内蔵している。
先ず分離フィルタ71には、両用磁気センサ5Aの出力信号に含まれる磁気マーカ1Aに起因する低周波成分A1とサブ磁気マーカ2Aに起因する高周波成分A2とが重複した複合波形信号A1+A2複合波形信号が入力される。すると分離フィルタ71は、低周波成分A1と高周波成分A2とを分離してそれぞれの周波数を検出して、両周波数をデジタル化して演算手段72に通知する。
次に演算手段72は、両信号A1,A2のそれぞれの周波数から、当該車輪の回転速度に応じて両該周波数成分のうちいずれでこの回転速度の検出をするかを切り替え、当該車輪の回転速度を算出するデジタル・プロセッサである。演算手段72における両周波数間の切り替えロジックは、前述の実施例1での信号切替ユニット6(図4参照)に準ずるものとする。
(変形態様2)
本実施例の変形態様2として、例えば図3および図4に示すように互いに対向している磁気マーカ1Aおよびサブ磁気マーカ2Aを、逆に互いに背向する向きに形成したロータおよびサブロータを有する回転速度検出装置の実施も可能である。
本変形態様では、磁気センサ51およびサブ磁気センサ52が別々に配設されることになり、両センサ51,52を一つのセンサユニットに収容することは難しくなる。しかし、ロータとサブロータとを、実施例1でのロータ11とサブロータ21とよりも近接して配設できるので、その分だけ回転軸方向にコンパクトになる。その結果、本変形態様によれば小型軽量化が進むものと期待できる。
なお、本変形態様についても、前述の変形態様1に相当する変形態様の構成で実施することも可能である。
(その他の変形態様)
ここで、実施例1で用いる磁気センサ51およびサブ磁気センサ52には安価なホールセンサを用いたが、MRセンサであっても良い。あるいは、必要によってその他の種類の磁気センサであってもよいし、MRセンサとホールセンサとを混用しても構わない。
また、ロータおよびサブロータとしては、周方向(回転の接線方向)に所定ピッチで交番に着磁された磁気ドラムないし磁気ディスクや、歯車状に所定間隔で突起部を持つパルスロータが多いが、両者を混用するなどしても構わない。
(構成)
本発明の実施例2としての回転速度検出装置200は、図6に示すように、実施例1と同様に同軸に配設されたロータ12およびサブロータ22を有するが、ロータ12とサブロータ22とは摺接せんばかりに近接して配置されている。ロータ12とサブロータ22とは同一直径の外周面を持ち、両ロータ12,22の外周面にそれぞれ磁気マーカ1Bおよびサブ磁気マーカ2Bが形成されており、各磁気マーカ1B,2Bは遠心方向に交番磁場を形成している。実施例1と同様に、ロータ12からサブロータ22への増速倍率は30倍であり、両ロータ12,22と中間歯車31(図略)を含む増速手段3(図略)は、狭い両ロータ12,22の間に収容されるように設計されている。
そして、回転速度検出装置200は、実施例1とは異なり、両ロータ12,22の外周面に近接してセンサユニット42を有する。センサユニット4の内部には、両ロータ12,22の回転軸に対し平行に並ぶように、磁気センサ51とサブ磁気センサ52とが直列に配設されている。
各センサ51,52からの出力は実施例1と同様に両方ともパルス信号P1,P2であり、両信号P1,P2は実施例1と同様に信号切替ユニット6で処理されて当該車輪の回転速度が検出される。
(作用効果)
本実施形態の回転速度検出装置200は、以上のように構成されているので、実施例1と同様な作用効果が得られる。
敢えて異なる点を挙げれば、ロータ12とサブロータ22とがより近接して配置されるので、軸長方向の装置寸法が小さくなり小型軽量化に資するであろう。一方、センサユニット42は両ロータ12,22の外周面の外側にあるが、もともと小型であるから大きく突出することはない。
(変形態様1)
本実施例においても、前述した実施例1の変形態様1に相当する変形態様の実施が可能であり、本変形態様でもやはり同様の作用効果が得られる。
(構成および作用効果)
本発明の実施例3としての回転速度検出装置300は、図7に示すように、実施例1と実施例2とを組み合わせたようなロータ形状およびセンサ配列を持っている。
すなわち、ロータ13とサブロータ23とは互いに同軸に配設されているが、サブロータ23の方がロータ13よりも直径が小さい。そして、ロータ13には実施例1のロータ11(図4参照)と同様に端面外縁部に中空円盤状に磁気マーカ1Aが形成されている。一方、直径がやや小さいサブロータ23には実施例2のサブロータ22(図6参照)と同様に外周面にサブ磁気マーカ2Bが形成されている。ここで、サブ磁気マーカ2Bの周速度は、磁気マーカ1Aの周速度の30倍になるように、図示しない増速手段が設計されている。
本実施例では、磁気マーカ1Aの移動を磁気的に検出する磁気センサ51と、サブ磁気マーカ2Bの移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ52との両センサ51,52を兼用する単一の両用磁気センサ5Aを有するセンサユニット43が設けられ、信号分離ユニット7を有する構成となっている。
なお、信号分離ユニット7は、実施例1の変形態様1(図参照のものと同様である。
本実施例によっても、実施例1および実施例2と同様の作用効果が得られる。
(各種変形態様
また、本実施例の変形態様として、ロータ13とサブロータ23との直径の大小を逆転させ、これに伴って磁気マーカ1Aに代えて磁気マーカ1Bをロータ13に形成し、サブ磁気マーカ2Bに代えてサブ磁気マーカ2Aをサブロータ23に形成してもよい。磁気センサ51およびサブ磁気センサ52の配置も、これに対応して変更される。
さらに、本実施例の変形態様として、ロータ13とサブロータ23とを同一直径のごく薄い円錐台形(円錐の半頂角は45°程度)とし、円錐面を互いの方に向けて近接して配設する構成を取っても良い。本変形態様でも磁気センサ51およびサブ磁気センサ52を互いに直交してセンサユニット内に配設でき、本実施例と同様の作用効果が得られる。さらに、ロータとサブロータとの外周部の寸法および形状が同一であるから、磁気マーカおよびサブ磁気マーカの着磁が同一装置で可能となり、本実施例よりも安価に製造することができる。
なお、変形態様では両ロータの円錐面を互いの方に向けて(つまり各ロータの相手側に向けて)配設するものとしたが、逆に背向する方向に向けた構成でも回転速度検出装置の実施が可能である。
(構成および作用効果)
本発明の実施例4としての回転速度検出装置400は、図8〜図10に示すように、ロータ14の回転軸心とサブロータ24の回転軸心とは非同軸で平行であり、サブロータ24の直径はロータ14の直径より小さい。ロータ14には、実施例1のロータ11と同様に端面外縁部にリング状の磁気マーカ1Aが形成されており、小さなサブロータ24にも端面外縁部にリング状のサブ磁気マーカ2Aが形成されている。
磁気マーカ1Aとサブ磁気マーカ2Aとは互いに対向する向きに形成されている。そして、図9に示すように、回転軸に沿った方向から見てロータ14の外周面とサブロータ24の外周面とが接するあたりで、磁気マーカ1Aの一部とサブ磁気マーカ2Aの一部とが重なって対向する。この個所にセンサユニット44が挿入されている。センサユニット44には、実施例1と同様に、磁気マーカ1Aの移動を磁気的に検出する磁気センサ51と、サブ磁気マーカ2Aの移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ52との両センサ51,52を兼用する単一の両用磁気センサ5Aが内蔵されている。
サブロータ24はロータ14に形成された内歯ギヤで増速駆動され、磁気マーカ1Aの周速度に対してサブ磁気マーカ2Aの周速度は30倍に設定されている。
なお、本実施例でも、実施例1の信号分離ユニット7に相当する信号処理装置によって計測値を出力するようになっている。
本実施例の回転速度検出装置400によれば、実施例1とおおむね同様の作用効果が得られる。しかも本実施例では、サブロータ24が小さく増速手段がシンプルであるから、これ以前の実施例やその変形態様よりも小型軽量化が可能である。
(各種変形態様)
本実施例の回転速度検出装置400に対しては、実施例1に対するその各種変形態様に相当する変形態様の実施が可能で、相応の作用効果が得られる。また、実施例1に対する実施例2およびその各種変形態様に相当する変形態様の実施も可能で、やはり相応の作用効果が得られる。
(構成および作用効果)
本発明の実施例5としての回転速度検出装置500は、図11〜図13に示すように、ロータ15の回転からサブロータ25の回転を増速する増速手段3として、一対の傘歯車(ベベルギヤ)35を採用している。ロータ15よりもサブロータ25の方が直径が小さく、両ロータ15,25の回転軸は互いに直交している。
ロータ15およびサブロータ25の一端面の外縁部はリング状に着磁されており、それぞれ磁気マーカ1Aおよびサブ磁気マーカ2Aを形成している。磁気マーカ1Aの周速度に対するサブ磁気マーカ2Aの周速度は、やはり30倍に設定されている。
両マーカ1A,2Aは、着磁面を互いに直交させたまま一部分で互いに近接している。図12および図13に示すように、センサユニット45には、実施例1と同様に、磁気マーカ1Aの移動を磁気的に検出する磁気センサ51と、サブ磁気マーカ2Aの移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ52との両センサ51,52を兼用する単一の両用磁気センサ5Aが収容されて配設される。
本実施例でも、図13に示すように、実施例1の変形態様1と同様の信号分離ユニット7を採用している。
本実施例においても、実施例1などに準ずる作用効果が得られる。
それ以上に本実施例の特徴としては、磁気マーカ1A,1Bとサブ磁気マーカ2A,2Bとの組合せを比較的自由に選ぶことができ、それぞれの組合せに適正な両ロータ15,25の位置関係と寸法とを定めることができることが挙げられる。いずれの組合せでも、おおむね実施例1に準ずる本発明に特有の作用効果が得られる。
100〜500,100A:回転速度検出装置(実施例1〜5等として)
11〜15:ロータ(磁気ドラム、磁気ディスク) 1A,1B:磁気マーカ
21〜25:サブロータ(同上) 2A,2B:サブ磁気マーカ
3:増速手段 31:中間歯車 35:一対の傘歯車(ベベルギヤ)
41〜45,41A:センサユニット
51:磁気センサ 52:サブ磁気センサ 5A:両用磁気センサ
6:信号切替ユニット 60:制御手段 61:スイッチ 62:演算手段
7:信号分離ユニット 71:分離フィルタ 72:演算手段

Claims (9)

  1. 車両に装備される車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動されるロータ(12)と、
    このロータの周方向に形成された磁気マーカ1B)の移動を磁気的に検出する磁気センサ(51)と、
    を有する回転速度検出装置において、
    前記ロータより高い周速度で前記車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動されるサブロータ(22)と、
    このサブロータの周方向に形成されたサブ磁気マーカ2B)の移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ(52)と、
    このサブロータを前記ロータよりも高い周速度で回転駆動する増速手段(3)と、
    し、
    更に、互いに同一直径の外周面を持ち回転軸も同軸に配設された前記ロータと前記サブロータとを有し、
    このロータのこの外周面に形成された前記磁気マーカと、このサブロータのこの外周面に形成された前記サブ磁気マーカとをもつことを特徴とす回転速度検出装置(200)。
  2. 前記磁気センサからの低周波信号と前記サブ磁気センサからの高周波信号とを入力とし、両該信号を観測して所定の極低速域ではこの高周波信号に基づいて前記車輪の前記回転速度を算出する機能をもつ信号切替ユニット(6)をさらに有する、
    請求項に記載の回転速度検出装置(200)。
  3. 車両に装備される車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動されるロータ(11,13〜15)と、
    このロータの周方向に形成された磁気マーカ(1A,1B)の移動を磁気的に検出する磁気センサ(51)と、
    を有する回転速度検出装置において、
    前記ロータより高い周速度で前記車輪の回転速度に比例する回転速度で駆動されるサブロータ(21,23〜25)と、
    このサブロータの周方向に形成されたサブ磁気マーカ(2A,2B)の移動を磁気的に検出するサブ磁気センサ(52)と、
    このサブロータを前記ロータよりも高い周速度で回転駆動する増速手段(3)と、

    前記磁気センサおよび前記サブ磁気センサは、両該センサを兼用する単一の両用磁気センサ(5A)によって構成され、
    この両用磁気センサの出力信号に含まれる前記磁気マーカに起因する低周波成分と前記サブ磁気マーカに起因する高周波成分とが重複した複合波形信号からこの低周波成分とこの高周波成分とを分離する分離フィルタ(71)と、
    前記車輪の前記回転速度に応じて両該周波数成分のうちいずれでこの回転速度の検出をするかを切り替えて前記車輪の前記回転速度を算出する演算手段(72)と、
    をもつ信号分離ユニット(7)をさらに有することを特徴とす回転速度検出装置(300〜500,100A)。
  4. 前記ロータの前記磁気マーカと前記サブロータの前記サブ磁気マーカとは、互いに近接している部分をもち、
    当該部分に配設されており前記磁気センサと前記サブ磁気センサとを収容しているセンサユニット(4〜45,41A)をさらに有する、
    請求項1または3に記載の回転速度検出装置(200〜500,100A)。
  5. 互いに同軸に配設された前記ロータと前記サブロータとを有し、
    このロータとこのサブロータには、所定間隔を空けて互いに対向して形成された前記磁気マーカと前記サブ磁気マーカとをそれぞれもち、
    この磁気マーカとこのサブ磁気マーカとの間に配設された前記センサユニットをもち、
    このセンサユニット4に収容され互いに背向している前記磁気センサと前記サブ磁気センサをもち、
    請求項に記載の回転速度検出装置(100)。
  6. 前記ロータと前記サブロータとは互いに同軸に配設されており、
    両該ロータのうち一方は他方より直径が小さく、
    この一方のロータの外周面に形成された両前記磁気マーカのうち一方と、この他方のロータのうちこの一方のロータの方向に向いている中空円盤状に形成されたこれらの磁気マーカのうち他方とをもつ、
    請求項に記載の回転速度検出装置(300)。
  7. 前記ロータの回転軸心と前記サブロータの回転軸心とは非同軸で平行であり、
    このサブロータの直径はこのロータの直径より小さく、
    このサブロータはこのロータに形成された内歯ギヤで増速駆動される、
    請求項に記載の回転速度検出装置(400)。
  8. 前記増速手段は、前記ロータが前記サブロータを増速駆動する一対の傘歯車(35)である、
    請求項に記載の回転速度検出装置(500)。
  9. 前記サブ磁気マーカの周方向に沿った接線速度は、前記磁気マーカの周方向に沿った接線速度の15倍以上かつ60倍以下である、
    請求項1または3に記載の回転速度検出装置(200〜500,100A)。
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