JP5966952B2 - 覚醒低下判定システム - Google Patents

覚醒低下判定システム Download PDF

Info

Publication number
JP5966952B2
JP5966952B2 JP2013014691A JP2013014691A JP5966952B2 JP 5966952 B2 JP5966952 B2 JP 5966952B2 JP 2013014691 A JP2013014691 A JP 2013014691A JP 2013014691 A JP2013014691 A JP 2013014691A JP 5966952 B2 JP5966952 B2 JP 5966952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
gaze distance
forward gaze
vehicle
wakefulness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013014691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014146192A (ja
Inventor
信平 楠本
信平 楠本
忠幸 新部
忠幸 新部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2013014691A priority Critical patent/JP5966952B2/ja
Publication of JP2014146192A publication Critical patent/JP2014146192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5966952B2 publication Critical patent/JP5966952B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、運転者の覚醒が低下しているか否かを判定する覚醒低下判定システムに関するものである。
車両、特に自動車にあっては、長時間の運転により運転者の覚醒が低下する傾向が強くなる。覚醒が低下したことを検出して、休憩を促すための警報等を行うことは、安全向上の上で好ましいものとなる。
特許文献1には、運転者の心拍間隔から運転者の眠気を判定するものが開示されている。特許文献2には、ハンドルに対して所定トルクを付与して、このときのハンドル操作状態から運転者によるハンドルの保持状態を判断して、運転者の覚醒の低下を検出するものが開示されている。
特開2011−022738号公報 特開2008−221967号公報
特許文献1に記載のものは、運転者の心拍数を検出する特別のセンサ等が必要になり、好ましくないものとなる。また、特許文献2のものでは、ハンドルに対して覚醒低下判定を行うためのトルクを別途付与する必要があり、ハンドル操作性の上で好ましくないものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、車両に一般的に搭載されることの多いセンサあるいは機器を有効に利用して取得することのできるパラメータを利用して、簡便なロジックにより運転者の覚醒低下を判定できるようにした覚醒低下判定システムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
運転者の前方注視距離を推定する前方注視距離推定手段と、
前記前方注視距離推定手段で推定された推定前方注視距離が所定距離よりも小さくなったときに、運転者の覚醒が低下していると判定する覚醒判定手段と、
を備え、
前記前方注視距離推定手段は、操舵角の変化と自車両の将来の目標コースからの横方向のずれ量とに基づいて前方注視距離を推定する、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、前方注視距離という簡便なパラメータを利用して、運転者の覚醒低下を判定することができる。前方注視距離は、所定時間後に運転者が意図している自車両の目標位置までの距離と考えることができ、ある車速で走行中にある所定時間後の自車両の目標位置となるものである。そして、覚醒が低下すると、前方注視距離がかなり大きく低下することが確認されており、前方注視距離というパラメータを利用して運転者が覚醒しているか否かを精度よくかつ簡便に判定することが可能となる。勿論、前方注視距離の推定に際して、他の制御系に特別に干渉をきたすような制御等を行う必要もないものである。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記前方注視距離推定手段は、操舵角の変化と自車両から仮想前方注視距離の位置における自車両の基準位置からの将来の横方向ずれ量の変化とを時系列データでもって記憶して、仮想前方注視距離を種々変化させて横方向のずれ量と操舵角の変化との相関関係がもっとも高くなるときの仮想前方注視距離を前方注視距離として推定する、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、前方注視距離の推定に関する具体的な手法が提供される。
自車両の車線中心線に対する横方向位置を検出する位置検出手段と、
自車両のヨー角を検出するヨー角検出手段と、
操舵角を検出する操舵角検出手段と、
を備え、
前記前方注視距離推定手段は、前記時系列データの取得に際して、操舵角として前記操舵角検出手段で検出された操舵角を用い、前記基準位置として前記位置検出手段で検出される自車両の走行車線の中心位置を用い、前記将来の横方向のずれ量として、前記ヨー角検出手段で検出されるヨー角と仮想前方注視距離とから得られる横方向ずれ量に対して前記位置検出手段で検出された現在の横方向位置を加算した値を用いる、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、前方注視距離の推定に関するさらに具体的なものが提供される。
自車両前方のカーブの曲率を検出する曲率検出手段と、
前記曲率検出手段で検出された曲率が所定値以上のときに、前記前方注視距離推定手段による前方注視距離の推定を禁止する推定禁止手段と、
をさらに備えているようにしてある(請求項4対応)。この場合、走行路の曲率が大きいときは、自車両の前方を遠くまで見通すことができないので、この場合は前方注視距離の推定を行わないようにして、推定された前方注視距離に誤差を生じてしまうことを防止する上で好ましいものとなる。
自車両の前方環境によって前方注視距離に限界を生じているときに、運転者が目視可能な最大基準距離を設定する最大基準距離設定手段をさらに備え、
前記覚醒判定手段は、前記前方注視距離推定手段により推定された推定前方注視距離が、前記最大基準距離設定手段により設定される最大基準距離よりも所定割合小さいときに、覚醒が低下していると判定する、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、前方視界が悪いために前方注視距離に限界を生じている場合でも、前方注視距離を利用して覚醒低下の判定を行うことが可能になる。
前照灯となるロービームが点灯されたことを検出する点灯検出手段を備え、
前記点灯検出手段によってロービームの点灯が検出されたときは、前記最大基準距離設定手段が、最大基準距離としてロービームの最大照射距離を設定する、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、前方視界に限界を生じる夜間走行時でも、ロービームの照射可能距離を利用しつつ、覚醒低下を判定することができる。
自車両の近くに存在する先行車両を検出する先行車両検出手段を備え、
前記先行車両検出手段によって自車両の近くに存在する先行車両が検出されたときは、前記最大基準距離設定手段が、最大基準距離として該先行車両までの距離を設定する、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、前方視界に限界を生じる近くの先行車両が存在するときは、この先行車両までの距離を利用して覚醒低下を判定することができる。
本発明によれば、車両一般に搭載されているセンサや機器から得られる情報を有効に利用して、簡便なロジックにより運転者の覚醒低下を判定することができる。
本発明の制御系統例をブロック図的に示す図。 目標コースからの将来のずれ量を説明するための図。 前方注視距離と操舵角との関係を説明するための図。 操舵角の変化と将来の横方向のずれ量との時系列データの一例を示す図。 覚醒低下と前方注視距離との関連データを示す図。 本発明の制御例を示すフローチャート。 図6におけるQ7での第1制御例を示すフローチャート。 図6におけるQ7での第2制御例を示すフローチャート。 図6におけるQ7での第3制御例を示すフローチャート。 本発明の別の制御例を示すフローチャート。
図1において、Uはマイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)である。このコントローラUには、各種センサあるいは機器S1〜S3からの信号が入力される。S1は、自車両の前方を撮像するカメラであり、このカメラS1により、自車両が走行している車線を区分する左右の白線位置が検出され、これに基づいて自車両が走行している車線の横方向中心位置が検出される。S2は、運転者により操作されるハンドルの操作角度を操舵角センサである。S3は、自車両のヨー角を検出するセンサである。S11は、運転者の覚醒が低下したと判定されたときに作動される警報器であり、例えば、覚醒がある程度低下したときに、例えばコーヒーカップを点灯表示させ、大きく覚醒低下したときにはブザーで警報する等のことが行われる。なお、警報の態様は、適宜選択、変更できるものである。
次に、図2、図3に基づいて、前方注視距離の推定について説明する。まず、図2において、自車両1の目標コースとして、自車両1の走行車線の横方向中心位置が設定される。自車両1の現在のヨー角がθ、前方注視距離をL(車速をV×時間(秒)をτとしたとき、L=V×τとなる)、自車両1が前方注視距離Lに到達したときの目標位置からの横方向のずれ量をY、自車両1の現在の車線中心位置からの横方向のずれ量をyとする。この場合、自車両1が前方注視距離Lに到達した時点での自車両1の横方向のずれ量Yは、次式(1)で示される。
Y=y+θ×L (1)
次に、図3において、自車両1が目標コースに対して左側に位置し、かつ目標コースに向かっている状態が示される。目標コースに対する自車両1の横方向位置および姿勢角が同じでも、運転者の前方注視距離によって、操舵方向は右旋回となったり、左旋回になったりする、これは、運転者の運転技量や運転傾向によって異なる。
前方注視距離が図3(■)で示すように小さいときは、運転者は早く目標コースに到達
するようにハンドルを右操作している状態となる。また、前方注視距離が(■)で示すよ
うに大きいときは、目標コースにゆっくりと到達するようにするから、現時点で既に左方向に切り返されている。前方注視距離が(■)で示すように中間の大きさのときは、自車
両1の1の進行方向と目標コースとがほぼ交差する付近の距離となっており、操舵角は一定である。いずれにしても、目標コースが同じでも、前方注視距離が相違すると、目標コースに到達させるための操舵角が変化することになる。
図4は、ある仮想前方注視距離を設定したときに、自車両の将来の横方向のずれ量と操舵角の変化とを時系列データとして示したものである。この仮想前方注視距離を種々変化させて、操舵角の変化と横方向のずれ量との相関関係がもっとも高くなったときの仮想前方注視距離が、実際に運転者が意図している(目視している)前方注視距離と推定することができる。このように、運転者が実際に意図している前方注視距離Lは、操舵角の変化と将来の目標コースからの横方向のずれ量とに基づいて、精度よくかつ簡便に推定することができる。そして、前方注視距離Lの推定のために必要なセンサあるいは機器としては、車両として搭載が一般化されているカメラS1、操舵角センサS2、ヨー角センサS3を有効に利用するだけですむことになり、覚醒判定のために特別な(専用の)センサや機器類を用いる必要のないものである。
図5は、前方注視距離の低下と覚醒低下との相関関係を示すデータである。5人の被験者が、運転を継続した際に、時間の経過と共に徐々に前方注視距離が低下して、覚醒が低下していくことを示している。例えば、運転開始の当初は、前方注視距離が例えば75mであった場合に、覚醒低下すると、前方注視距離が55m程度にまで低下する。前方注視距離に基づいて覚醒低下を判定するには、運転開始当初の前方注視距離に対して、現時点での前方注視距離が所定割合(例えば20%〜30%)低下した際には、覚醒低下していると判定することができる。この場合、覚醒低下であっても、その度合が相対的に低い場合(例えば前方注視距離が20%低下したとき)は、例えばコーヒーカップを点灯表示させて休憩を促し、覚醒低下の度合が高い場合は、例えばブザーでもって警報することにより、なかば強制的に休憩を促すようにすることができる。
次に、図6のフローチャートを参照しつつ、覚醒低下しているか否かの判定を行うためのコントローラUの制御例について説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。まず、Q1において、現在の自車両1の目標コース(実施形態では走行車線の横方向中心位置)、ヨー角、修正操舵角が検出されて、図4で説明したような時系列データが取得される。なお、カーブを走行中は、走行路の曲率に応じた操舵が行われるが、カーブ走行に必要な操舵量は推定可能なので、操舵角信号からカーブ走行に必要な操舵量を差し引くことにより修正操舵角を抽出することができ、あるいはカーブを曲がるための操舵は周期が遅いことを利用して、ハイパスフィルタを通して修正操舵のみを抽出することができる。
次いで、Q2において、道路の曲率半径が所定値よりも大きいか否かが判別される。このQ2の判別でYESのときは、走行車線の見通しが悪いために遠くまで目視することができない状況なので、このときはQ1に戻る。Q2の判別でNOのときは、Q3において、前述したような手法でもって前方注視距離Lが推定される。なお、前方注視距離Lの推定に際しては、前述した操舵角の変化と横方向のずれ量との時系列データにも基づく前方注視距離の推定値を、ある時間(例えば5分)のうちある車速範囲で走行している時間分について多数取得して、この多数の前方注視距離の平均値を最終的に推定された前方注視距離にする等のこともできる。また、上記多数の前方注視距離のうち、中央値付近の複数の値のみに基づいて最終的な前方注視距離を推定するようにしてもよい(大きすぎる前方注視距離や小さすぎる前方注視距離を排除して前方注視距離を推定する)。
Q3の後、Q4において、現在の車速に基づいて、前方注視距離の補正が行われ、補正後の前方注視距離がL′とされる。すなわち、前方注視距離は車速に比例して増減することが知られているので、基準前方注視距離Lstを得たときの基準車速をV1とし、その後前方注視距離Lが得られたときの車速をV0としたとき、この車速V0のときの前方注視距離Lを基準車速V1のときの前方注視距離L′に補正する。そして、補正後の前方注視距離L′が基準前方注視距離Lstと比較されて、覚醒の有無が判定されることになる。
Q4の後、Q5において、Nが1であるか否かが判別される。このN=1は、前方注視距離の推定が終了していないときであり(運転開始当初はN=1にイニシャライズされる)、当初は、Q5の判別でYESとなる。このときは、Q6において、推定された前方注視距離L′が、基準距離Lstとして記憶される。このQ6を経た後は、次にQ5にきたときに、Q5での判別でNOとなり、このときは、Q7において、後述するようにして覚醒が低下しているか否かの判定が行われる。
図7は、図6のQ7での判定の具体例を示すものである。まず、Q11〜Q14の処理が行われるが、この処理は、図6のQ1〜Q4に対応している。ただし、Q11〜Q14の処理では、現時点(例えば運転開始から数十分〜数時間経過した時点)での前方注視距離の推定となり、Q14において、車速補正された後の現時点での前方注視距離L′が推定される。
Q14の後、Q15において、図6のQ6において記憶された基準距離Lstが読み込まれる。この後、Q16において、基準距離LstからQ14で推定された前方注視距離L′を差し引いた値が、所定の減少距離△Lよりも大きいか否かが判別される。この所定の減少距離△Lは、例えば基準距離Lstの20〜30%の大きさとされる。つまり、現在の前方注視距離L′が、所定距離(基準距離Lstから所定の減少距離△Lを差し引いた値)よりも小さいか否かが判別される。このQ16の判別でNOのときは、現在の前方注視距離L′が大きく低下していないときなので、覚醒していると判定された状態であり、このときはQ11へ戻る。
前記Q16の判別でYESのときは、現在、先行車両に対して追従走行している状態であるか否かが判別される。このQ17の判別でNOのときは、前方を遠くまで見通せる状況において、前方注視距離が大きく低下しているときなので、Q18において、覚醒低下であると判定される(前述した警報の発生)。
前記Q17の判別でYESのときは、Q19において、追従している先行車両までの距離が視程距離Lvdとして設定される。つまり、先行車両の存在により前方を遠くまで見通すことができず、先行車両までの距離となる視程距離Lvdが、事実上最大の前方注視距離とせざるを得ない状況となっている。この後、Q20において、視程距離Lvdから推定された現在の前方注視距離L′を差し引いた値が、所定の減少距離△Lvdよりも小さいか否かが判別される。なお、所定の減少距離△Lは、例えば視程距離Lvdの20〜30%の大きさとされる。このQ20の判別でNOのときはQ11へ戻る。また、Q20の判別でYESのときは、Q18に移行して、覚醒低下であると判定される。
図8は、図7の変形例を示すものであり、悪天候時を前提としている。この図8について説明すると、まずQ31〜Q36は、図7のQ11〜Q16に対応している。そして、Q36の判別でYESのときは、Q37において、悪天候時時であるか否かが判別される。悪天候であるか否かは、例えば、ワイパ作動、フォグランプ点灯、カメラS1での認識悪化等により総合的に判定することができる。また、別途レーダ等を用いて悪天候であるか否かをさらに精度よく判定する等のこともできる。
Q37の判別でYESのときは、Q39において、目視可能なもっとも遠方距離が視程距離Lvとして設定される。この後、Q40において、視程距離Lvから現在の前方注視距離L′を差し引いた値が、所定の減少距離△Lvよりも小さいか否かが判別される。なお、所定の減少距離△Lvは、例えば視程距離Lvの20〜30%の大きさとされる。このQ40の判別でNOのときはQ31へ戻る。また、Q40の判別でYESのときは、Q38に移行して、覚醒低下であると判定される。
図9は、図7の別の変形例を示すものであり、夜間走行時を前提としている。この図9について説明すると、まずQ51〜Q56は、図7のQ11〜Q16に対応している。そして、Q56の判別でYESのときは、Q57において、夜間走行時であるか否かが判別される。具体的には、ロービームが点灯されたときに、夜間走行時であると判定される。
Q57の判別でYESのときは、Q59において、コントローラUにあらかじめ記憶されているロービームの最大照射距離(照射可能距離)Llbが読み出される。この後、Q60において、ロービームの最大照射距離Llbから現在の前方注視距離L′を差し引いた値が、所定の減少距離△Llbよりも小さいか否かが判別される。なお、所定の減少距離△Llbは、例えば最大照射距離Llbの20〜30%の大きさとされる。このQ60の判別でNOのときはQ51へ戻る。また、Q60の判別でYESのときは、Q58に移行して、覚醒低下であると判定される。
図10は、図7〜図9の制御を総合的に行う場合の制御例であり、図7のQ16での判別でYESとなった後の制御例となっている。すなわち、まずQ71において、追従走行しているか否かが判別される。このQ71の判別でYESのときは、Q72において、先行車両までの距離が視程距離Lvdとして検出(設定)される。
Q72の後、あるいはQ71の判別でNOのときは、Q73において、悪天候時であるか否かが判別される。このQ73の判別でYESのときは、Q74において、視程距離Lvが検出(設定)される。
Q74の後、あるいはQ73の判別でNOのときは、Q76において、夜間走行時であるか否かが判別される。このQ75の判別でYESのときは、Q76において、ロービームの最大照射距離Llbが検出(設定)される。
Q76の後、あるいはQ75の判別でNOのときは、Q77において、上記Lvd、Lv、Llbの少なくとも1つが検出(設定)されているか否かが判別される。このQ77の判別でNOのときは、Q80において、覚醒低下と判定される。また、Q77の判別でYESのときは、Q78において、Lvd、Lv、Llbのうちもっとも小さな距離が基準距離Lxとして設定される。
Q78の後、Q79において、上記基準距離Lxから現在の前方注視距離L′を差し引いた値が、所定の減少距離△Lxよりも小さいか否かが判別される。なお、所定の減少距離△Lxは、例えば基準距離Lxの20〜30%の大きさとされる。このQ79の判別でYESのときは、Q80において、覚醒低下であると判定される。また、Q79の判別でNOのときはリターンされる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、運転者の覚醒低下を簡便に判定して、安全運転向上の上で好ましいものとなる。
1:自車両
U:コントローラ
S1:カメラ
S2:操舵角センサ
S3:ヨー角センサ

Claims (7)

  1. 運転者の前方注視距離を推定する前方注視距離推定手段と、
    前記前方注視距離推定手段で推定された推定前方注視距離が所定距離よりも小さくなったときに、運転者の覚醒が低下していると判定する覚醒判定手段と、
    を備え、
    前記前方注視距離推定手段は、操舵角の変化と自車両の将来の目標コースからの横方向のずれ量とに基づいて前方注視距離を推定する、
    ことを特徴とする覚醒低下判定システム。
  2. 請求項1において、
    前記前方注視距離推定手段は、操舵角の変化と自車両から仮想前方注視距離の位置における自車両の基準位置からの将来の横方向ずれ量の変化とを時系列データでもって記憶して、仮想前方注視距離を種々変化させて横方向のずれ量と操舵角の変化との相関関係がもっとも高くなるときの仮想前方注視距離を前方注視距離として推定する、ことを特徴とする覚醒低下判定システム。
  3. 請求項2において、
    自車両の車線中心線に対する横方向位置を検出する位置検出手段と、
    自車両のヨー角を検出するヨー角検出手段と、
    操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    を備え、
    前記前方注視距離推定手段は、前記時系列データの取得に際して、操舵角として前記操舵角検出手段で検出された操舵角を用い、前記基準位置として前記位置検出手段で検出される自車両の走行車線の中心位置を用い、前記将来の横方向のずれ量として、前記ヨー角検出手段で検出されるヨー角と仮想前方注視距離とから得られる横方向ずれ量に対して前記位置検出手段で検出された現在の横方向位置を加算した値を用いる、
    ことを特徴とする覚醒低下判定システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    自車両前方のカーブの曲率を検出する曲率検出手段と、
    前記曲率検出手段で検出された曲率が所定値以上のときに、前記前方注視距離推定手段による前方注視距離の推定を禁止する推定禁止手段と、
    をさらに備えていることを特徴とする覚醒低下判定システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    自車両の前方環境によって前方注視距離に限界を生じているときに、運転者が目視可能な最大基準距離を設定する最大基準距離設定手段をさらに備え、
    前記覚醒判定手段は、前記前方注視距離推定手段により推定された推定前方注視距離が、前記最大基準距離設定手段により設定される最大基準距離よりも所定割合小さいときに、覚醒が低下していると判定する、
    ことを特徴とする覚醒低下判定システム。
  6. 請求項5において、
    前照灯となるロービームが点灯されたことを検出する点灯検出手段を備え、
    前記点灯検出手段によってロービームの点灯が検出されたときは、前記最大基準距離設定手段が、最大基準距離としてロービームの最大照射距離を設定する、
    ことを特徴とする覚醒低下判定システム。
  7. 請求項5において、
    自車両の近くに存在する先行車両を検出する先行車両検出手段を備え、
    前記先行車両検出手段によって自車両の近くに存在する先行車両が検出されたときは、前記最大基準距離設定手段が、最大基準距離として該先行車両までの距離を設定する、
    ことを特徴とする覚醒低下判定システム。
JP2013014691A 2013-01-29 2013-01-29 覚醒低下判定システム Active JP5966952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013014691A JP5966952B2 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 覚醒低下判定システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013014691A JP5966952B2 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 覚醒低下判定システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014146192A JP2014146192A (ja) 2014-08-14
JP5966952B2 true JP5966952B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=51426406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013014691A Active JP5966952B2 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 覚醒低下判定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5966952B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6007748B2 (ja) * 2012-11-22 2016-10-12 マツダ株式会社 車両の運転支援装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH081385B2 (ja) * 1989-12-18 1996-01-10 トヨタ自動車株式会社 異常運転検出装置
JP3385812B2 (ja) * 1995-08-09 2003-03-10 三菱自動車工業株式会社 自動車の前方道路状況対応制御装置
JP4517958B2 (ja) * 2005-06-28 2010-08-04 トヨタ自動車株式会社 走行路検出装置
JP2010039919A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Toyota Motor Corp 注意喚起装置
US8063786B2 (en) * 2009-02-24 2011-11-22 Panasonic Automotive Systems Company Of America Division Of Panasonic Corporation Of North America Method of detecting drowsiness of a vehicle operator
JP2013105263A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Daimler Ag 車両の覚醒度検出装置及び車両の警報装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014146192A (ja) 2014-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4852941B2 (ja) 車載警報装置
US20200086793A1 (en) Periphery monitoring device
US9415776B2 (en) Enhanced lane departure system
JP6428713B2 (ja) 情報表示装置
US20170072947A1 (en) Park out assist
US20170088053A1 (en) Active detection and enhanced visualization of upcoming vehicles
JP4696792B2 (ja) 車載警報装置
WO2016017822A1 (ja) 衝突予想時間算出装置および衝突予想時間算出方法
JP2010049383A (ja) 車両の警報装置
JP2010125923A (ja) 緊急退避装置
US20140095027A1 (en) Driving assistance apparatus and driving assistance method
JP6948790B2 (ja) ドライバを支援するための方法および装置
WO2012045323A1 (en) Method and driver assistance system for warning a driver of a motor vehicle of the presence of an obstacle in an environment of the motor vehicle
WO2017018192A1 (ja) 情報表示装置
JP2015027837A (ja) 車線逸脱防止支援装置
JP6535884B2 (ja) 電子ミラー装置、電子ミラー装置の制御プログラム
JP2007072630A (ja) 車載警報装置
US11891056B2 (en) Device and method for improving assistance systems for lateral vehicle movements
JP4751894B2 (ja) 自動車の前方にある障害物を検知するシステム
JP5862307B2 (ja) センサ検知範囲変更装置
GB2543656A (en) Method for assisting a vehicle-trailer combination and system
JP2015154337A (ja) 対象範囲設定装置、および対象範囲設定プログラム
JP5966952B2 (ja) 覚醒低下判定システム
US20160362111A1 (en) Driver awareness sensing and indicator control
JP5040851B2 (ja) 脇見運転判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5966952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150