JP5965939B2 - ワーク形状特定装置 - Google Patents

ワーク形状特定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5965939B2
JP5965939B2 JP2014089945A JP2014089945A JP5965939B2 JP 5965939 B2 JP5965939 B2 JP 5965939B2 JP 2014089945 A JP2014089945 A JP 2014089945A JP 2014089945 A JP2014089945 A JP 2014089945A JP 5965939 B2 JP5965939 B2 JP 5965939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
arc
straight line
edge
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014089945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015210102A (ja
Inventor
川 行 彦 早
川 行 彦 早
藤 正 生 佐
藤 正 生 佐
和 夫 冨士山
和 夫 冨士山
Original Assignee
株式会社オプトアート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オプトアート filed Critical 株式会社オプトアート
Priority to JP2014089945A priority Critical patent/JP5965939B2/ja
Publication of JP2015210102A publication Critical patent/JP2015210102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5965939B2 publication Critical patent/JP5965939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、ワークの二次元形状を、その画像に基づきコンピュータの画像処理により特定するワーク形状特定装置に関する。
ワークの寸法測定などを行う場合に、従来より、ワークの画像を取得し、その画像に基づいて、ワークの輪郭の幾何学的属性を抽出する画像処理が行われている(特許文献1参照)。
図20は、例えば、極めて単純な形状である長方形ワークJSを、下から平行光を照射するステージ(図示せず)に載せ、その上方からワークのシルエットを撮像した画像JGをコンピュータで画像処理することによりその形状を特定し、縦横寸法を測定する場合の説明図である。
まず、当該画像JGの輪郭の直線部の近傍に、マウスなどで始点SP1及び終点EP1をポイントすると、始点SP1及び終点EP1を結ぶ線分C1を中心線とするウィンドウJW1が生成され、同様に各辺について、始点SP2及び終点EP2を指定して線分C2を中心線とするウィンドウJW2が生成され、始点SP3及び終点EP3を指定して線分C3を中心線とするウィンドウJW3が生成され、始点SP4及び終点EP4を指定して線分C4を中心線とするウィンドウJW4が生成される(図20(a)参照)。
次いで、図20(b)に示すように、生成されたウィンドウJW1〜JW4によりワークの輪郭線L1〜L4を切り出し、図20(c)に示すように、その輪郭を構成する各点についてそのXY座標を検出してこれを直線近似する。そして、寸法測定に際しては、図20(d)に示すように、抽出された四辺のうち、縦横の対向二辺を選択することによりその間隔を算出して、縦横の長さを測定することができる。
そして、次のワークについて寸法測定する場合は、ふたたびステージ(図示せず)に乗せてシルエットを撮像した画像を取り込む。
このとき、全く同じ位置にワークを置くことはできないので、図20(e)に示すように、上述と同様の手順を繰り返し行い、測定するたびごとに始点SP1〜SP4、終点EP1〜EP4をポイントしてウィンドウを設定し直さなければならない。
このように単純な形状である長方形のワーク形状を特定する場合でも、最低8つの点をポイントしなければならず、これが複雑な形状になれば辺の数も増えるので、ポイント数も増大し、手間がかかるという問題があった。
さらに、同規格の製品(ワーク)が量産される場合の製品検査では、同じ形状であるにも関わらず、同じ作業を繰り返し行わなければならず、その作業が非常に面倒であった。
特許4074020号公報
そこで本発明は、取り込んだ画像に基づいて、面倒な操作を行うことなくウィンドウを極めて簡単に設定することができ、しかも、一度測定したワークと同規格のワークについては改めてウィンドウを設定することなく形状を特定できるようにすることを技術的課題としている。
この課題を解決するために、本発明は、直線成分及び円弧成分の一方又は双方で構成されるワークの二次元形状を、ワークを撮像した画像に基づき、コンピュータの画像処理により特定するワーク形状特定装置であって、
予めワークの輪郭線となるエッジを検出する1以上のウィンドウからなるウィンドウパターンを登録するウィンドウパターン登録手段と、測定しようとするワークを撮像した測定用画像が取り込まれたときに、前記ウィンドウパターンをワークに重ねてワークのエッジを抽出し、ワーク形状を特定するワーク形状特定手段とを備え、
前記ウィンドウパターン登録手段は、
基準となる一のワークを撮像して取得した画像に基づき当該画像の直線状輪郭線に沿って直線成分認識用ウィンドウを設定する直線ウィンドウ設定手段と、
当該画像の円弧状輪郭線に沿って円弧成分認識用ウィンドウを設定する円弧ウィンドウ設定手段と、
前記各設定手段により設定された1以上のウィンドウからなるウィンドウパターンをワーク種別に応じて記憶するウィンドウパターン記憶手段とを備え、
前記ワーク形状特定手段は、
測定しようとするワークを撮像した画像が取り込まれたときに予め登録された同一ワーク種別のウィンドウパターンを読み出すウィンドウパターン読出手段と、
読み出されたウィンドウパターンを当該画像に重ね合わせるマッチング手段と、
ウィンドウパターンの直線成分認識用ウィンドウ内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を抽出すると共に、そのXY座標に基づいて直線近似式を算出する直線エッジ特定手段と、
ウィンドウパターンの円弧成分認識用ウィンドウ内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を抽出すると共に、その座標データに基づいて円近似式と、近似された円弧の中心座標及び半径を算出する円弧エッジ特定手段と、
前記各ウィンドウで算出された各近似式に基づいてそれぞれの直線及び円弧の交点座標を算出する交点座標算出手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のワーク形状特定装置によれば、基準となる一のワークを撮像して取得した画像の直線部分及び円弧部分の夫々に直線認識用ウィンドウ及び円弧認識用ウィンドウが設定されるので、ウィンドウを設定する面倒な操作は一切必要ない。
また、設定された一以上のウィンドウからなるウィンドウパターンがワークの種別に応じて登録されるので、一旦ウィンドウパターンが登録されたワークについては、ウィンドウを設定する必要がなくなる。
ワークの形状を特定する場合は、同一種別のワークについて予め登録されたウィンドウパターンが読みだされてワークの画像に重ならうようにマッチングされるので、ステージに載せられたワークの位置にかかわらず、各ウィンドウが正確にワークの画像に重ねあわされて、ウィンドウが重なった部分のエッジ情報が抽出される。
したがって、製品検査のように同じ種別のワークの寸法を次々と測定する場合に、ウィンドウを設定する必要がなくなり、寸法測定を極めて簡単に行うことができる。
本発明に係るワーク形状特定装置の一例を示す説明図。 ウィンドウパターン登録手段の詳細を説明するフローチャート。 ワーク形状特定手段を説明するフローチャート。 ワークの画像の説明図。 外周エッジのエッジ抽出エリア設定処理を示す説明図。 外周エッジのセグメント抽出処理を示す説明図。 外周エッジのウィンドウ設定用セグメント生成処理を示す説明図。 外周エッジのウィンドウ設定処理を示す説明図。 内部エッジのエッジ抽出エリア設定処理を示す説明図。 内部エッジのセグメント抽出処理を示す説明図。 内部エッジのウィンドウ設定用セグメント生成処理を示す説明図。 内部エッジのウィンドウ設定処理を示す説明図。 微小エッジのウィンドウ設定処理を示す説明図。 ウィンドウパターンを示す説明図。 ワークとウィンドウパターンの画像を示す説明図。 マッチング処理を示す説明図。 セグメント抽出処理を示す説明図。 形状特定用セグメント生成処理を示す説明図。 形状特定結果を示す説明図。 従来装置による処理手順を示す説明図。
本例では、面倒な操作を行うことなくウィンドウを極めて簡単に設定することができ、しかも、一度測定したワークと同規格のワークについては改めてウィンドウを設定することなく形状を特定できるようにするという目的を達成するために、基準となるワークを撮像した画像に基づいてエッジを抽出するウィンドウパターンを予め登録しておき、このウィンドウパターンに基づき測定しようとするワークのエッジを抽出して、その形状を特定できるようにした。
本発明に係るワーク形状特定装置1は、コンピュータで構成され、例えば図1に示すように、光軸Xに沿って上向きに平行光を照射するステージ2と、当該ステージ2上に載置されたワークSを上方から照射する撮像器3を備えた画像入力装置4に接続して使用される。
そして、直線成分及び円弧成分の一方又は双方で構成されるワークSを撮像した画像Gをディスプレイ(図示せず)に表示させ、マウス操作を行いながら、その二次元形状をコンピュータの画像処理により特定するためのもので、得られた形状データは、ワークの寸法測定などを行うときの基礎データとして用いられる。
このワーク形状特定装置1は、予めワークSの輪郭線となるエッジを検出する1以上のウィンドウからなるウィンドウパターンWPを登録するウィンドウパターン登録手段M1と、測定しようとするワークSを撮像した測定用画像が取り込まれたときに、前記ウィンドウパターンWPをワークSに重ねてエッジを抽出し、ワーク形状を特定するワーク形状特定手段M2と、入力された画像に対して前記ウィンドウパターン登録手段M1と前記ワーク形状特定手段M2のいずれの処理を実行させるかを所定のマウス操作により選択する処理選択手段M0を備えている。
ウィンドウパターン登録手段M1は、ワークSを撮像して取得した画像Gに基づき、ワークSの最外部の閉じた線形状となる外周エッジPEについてエッジ認識用のウィンドウを設定する外周ウィンドウ設定手段M11と、外周エッジPEの内側にある内部エッジMEについてエッジ認識用のウィンドウを設定する内部ウィンドウ設定手段M12と、微小領域のエッジBEについて必要に応じて微小領域認識用ウィンドウBWnを設定する微小ウィンドウ設定手段M13を備えている。
また、前記各ウィンドウ設定手段M11〜M13により設定された1以上のウィンドウからなるウィンドウパターンWPを生成するウィンドウパターン生成手段M14と、ウィンドウパターンWPを構成する各ウィンドウLWn、RWnごとに個別の識別コードを設定する識別コード設定手段M15と、ウィンドウパターンWPを所定の記憶領域に記憶するウィンドウパターン記憶手段M16とを備えている。
図2はウィンドウパターン登録手段M1における処理手順をより具体的に示すフローチャートであって、図2(a)が外周ウィンドウ設定手段M11の処理手順、図2(b)が内部ウィンドウ設定手段M12の処理手順、図2(c)が微小ウィンドウ設定手段M13の処理手順を示している。
基準となる一のワークSを撮像して取得した画像Gが入力されたときに処理選択手段M0によりウィンドウパターン登録手段M1が選択されると、図2(a)に示す外周ウィンドウ設定手段M11の処理が実行開始され、ステップSTP11で画像Gに基づき、ワークSの最外部の閉じた線形状となる外周エッジPEの全周に沿って、予め設定された幅でエッジ抽出エリアPAを設定するエッジ抽出エリア設定処理を行う(エッジ抽出エリア設定手段)。
次いで、ステップSTP12に移行して、前記エッジ抽出エリアPA内のエッジを構成する全ての点のXY座標を検出するエッジ情報検出処理を行う(エッジ情報検出手段)。
ステップSTP13では、検出された各点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントLSnとして抽出し、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントRSnとして抽出するセグメント抽出処理を行う(セグメント抽出手段)。
ステップSTP14では、隣接する直線セグメントLSnが同じ方向成分を有する同一直線上にある場合にこれらを結合した結合直線セグメントを、方向成分が異なる場合は各直線セグメントを、それぞれウィンドウ設定用直線セグメントLTnとし、隣接する円弧セグメントRSnが同心同半径の円弧上にある場合はこれらを結合した結合円弧セグメントを、同心同半径の円弧上にない場合は各円弧セグメントを、それぞれウィンドウ設定用円弧セグメントRTnとするウィンドウ設定用セグメント生成処理を行う(ウィンドウ設定用セグメント生成手段)。
ステップSTP15では、前記ウィンドウ設定用直線セグメントLTnを中心とする所定幅の帯状領域を直線成分認識用ウィンドウLWnとして設定する直線ウィンドウ設定処理を行い(直線ウィンドウ設定手段)、ステップSTP16では、前記ウィンドウ設定用円弧セグメントRTnを中心とする所定幅の帯状領域を円弧成分認識用ウィンドウRWnとして設定する円弧ウィンドウ設定処理を行う(円弧ウィンドウ設定手段)。
外周ウィンドウ設定手段M11の処理が終了すると、図2(b)に示す内部ウィンドウ設定手段M12の処理が実行開始され、ステップSTP21で、前記画像Gに基づき、エッジ抽出エリアPAの内側境界線の内側の領域内において、ワークSの輪郭線となる内部エッジMEを検出し、その全長に沿って、予め設定された幅の内部エッジ抽出エリアMAを設定する内部エッジ抽出エリア設定処理を行う(内部エッジ抽出エリア設定手段)。
次いで、ステップSTP22に移行して、内部エッジ抽出エリアMA内のエッジを構成する全ての点のXY座標を検出するエッジ情報検出処理を行う(内部エッジ情報検出手段)。
ステップSTP23では、検出された各点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントLSnとして抽出し、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントRSnとして抽出するセグメント抽出処理を行う(内部セグメント抽出手段)。
ステップSTP24では、隣接する直線セグメントLSnが同じ方向成分を有する同一直線上にある場合にこれらを結合した結合直線セグメントを、方向成分が異なる場合は各直線セグメントを、それぞれウィンドウ設定用直線セグメントLTnとし、隣接する円弧セグメントRSnが同心同半径の円弧上にある場合はこれらを結合した結合円弧セグメントを、同心同半径の円弧上にない場合は各円弧セグメントを、それぞれウィンドウ設定用円弧セグメントRTnとする内部ウィンドウ設定用セグメント生成処理を行う(内部ウィンドウ設定用セグメント生成手段)。
ステップSTP25では、ウィンドウ設定用直線セグメントLTnを中心とする所定幅の帯状領域が直線成分認識用ウィンドウLWnとして設定され(直線ウィンドウ設定手段)、
ステップSTP26では、ウィンドウ設定用円弧セグメントRTnを中心とする所定幅の帯状領域が円弧成分認識用ウィンドウRWnとして設定される(円弧ウィンドウ設定手段)。
なお、ここまでの処理は、ワークSをステージに置き、処理選択手段M0によりウィンドウパターン登録手段M1を選択することにより自動的に実行される。
ただし、ワークSに孔がない場合などは、ステップSTP21で内部エッジMEが存在しないと判断され、内部ウィンドウ設定手段M12の処理を行うことなく次の処理に移行する。
外周ウィンドウ設定手段M11及び内部ウィンドウ設定手段M12の処理が終了すると、ウィンドウ設定手段M11及びM12によりウィンドウLWn、RWnが設定されなかったエッジの微小不連続領域EXについて、図2(c)に示す微小ウィンドウ設定手段M13によりそのエッジ形状に応じた微小領域認識用ウィンドウBWnが設定される。
この処理はマウスなどにより所定のスイッチ操作を行うことにより実行開始され、ステップSTP31であらかじめ設定された複数の微小領域認識用ウィンドウBWnから任意のウィンドウをマウス操作により選択する微小ウィンドウ選択処理を行う(微小ウィンドウ選択手段)。
次いで、ステップSTP32では、選択された微小領域認識用ウィンドウBWnをマウス操作によりドラッグしてエッジの微小領域上に移動させ、その位置でウィンドウの向きや大きさを調整する微小ウィンドウ設定処理を行う(微小ウィンドウ設定手段)。
この微小領域認識用ウィンドウBWnとしては、少なくとも、R面取認識用ウィンドウ、C面取認識用ウィンドウが設定されており、各ウィンドウはワーク形状特定手段M2で実行される処理が異なる。
このようにして、ウィンドウを設定し終わった段階で、ディスプレイに表示された登録ボタン(図示せず)をマウスにより操作すると、設定された一以上のウィンドウが前述したウィンドウパターン生成手段M14により一体化されてウィンドウパターンWPが生成され、次いで、識別コード設定手段M15によりウィンドウパターンWPを構成する各ウィンドウLWn、RWn、BWnごとに個別の識別コードが設定され、ウィンドウパターン記憶手段M16にウィンドウパターンWPがワークSの種別ごとに記憶され、これによりウィンドウパターンWPの登録処理が終了する。

また、形状を特定しようとするワークSを撮像した画像Gが取り込まれたときに、図1に示す処理選択手段M0により選択されるワーク形状特定手段M2は、予め登録された同一ワーク種別のウィンドウパターンWPを読み出すウィンドウパターン読出手段M21と、読み出されたウィンドウパターンWPを当該画像Gに重ね合わせるマッチング手段M22と、ウィンドウパターンWPの直線成分認識用ウィンドウLWnにより直線エッジの特定を行う直線エッジ特定手段M23と、円弧成分認識用ウィンドウRWnにより円弧エッジの特定を行う円弧エッジ特定手段M24と、特定された直線エッジ及び円弧エッジの交点座標を算出する交点座標算出手段M25と、微小領域認識用ウィンドウBWnにより微小領域のエッジを特定する微小エッジ特定手段M26とを備えている。
図3はワーク形状特定手段M2における処理手順をより具体的に示すフローチャートであって、図3(a)が直線エッジ特定手段M23の処理手順、図3(b)が円弧エッジ特定手段M24の処理手順、図3(c)が微小エッジ特定手段M25の処理手順を示している。
直線エッジ特定手段M23では、図3(a)に示す通り、まず、ステップSTP41で、ウィンドウパターンWPの直線認識用ウィンドウLWn内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を検出する座標検出処理を行う(座標検出手段)。
次いで、ステップSTP42で、検出された点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントLSnとして抽出する直線セグメント抽出処理を行う(直線セグメント抽出手段)。
ステップSTP43では、同一ウィンドウ内に複数の直線セグメントが存する場合に、同じ方向成分を有する同一直線上にあるか否かを判断し、同一直線上にない場合はステップSTP44に移行してエラーを出力し処理を終了し、同一直線上にある場合はステップSTP45で複数の直線セグメントLSnを結合して形状特定用セグメントLUnとする形状特定用セグメント生成処理を行う(形状特定用セグメント生成手段)。
なお、同一ウィンドウ内に一つの直線セグメントLSnしかない場合は、そのセグメントLSnがそのまま形状特定用セグメントLUnとして設定される。
ステップSTP46では、形状特定用セグメントLUnを構成する各点のXY座標に基づいて直線近似を行い、その近似式を算出する近似式算出処理を行う(近似式算出手段)。
円弧エッジ特定手段M24では、図3(b)に示す通り、まず、ステップSTP51で、ウィンドウパターンWPの円弧認識用ウィンドウRWn内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を検出する座標検出処理を行う(座標検出手段)。
次いで、ステップSTP52で、検出された点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントとして抽出する円弧セグメント抽出処理を行う(円弧セグメント抽出手段)。
ステップSTP53では、同一ウィンドウ内に複数の円弧セグメントが存する場合に、同心同半径の円弧上にあるか否かを判断し、同心同半径の円弧上にない場合はステップSTP54に移行してエラーを出力し処理を終了し、同心同半径の円弧上にある場合はステップSTP55で複数の円弧セグメントRSnを結合して形状特定用セグメントRUnとする形状特定用セグメント生成処理を行う(形状特定用セグメント生成手段)。
なお、同一ウィンドウ内に一つの円弧セグメントRSnしかない場合は、そのセグメントRSnがそのまま形状特定用セグメントRUnとして設定される。
ステップSTP56では、形状特定用セグメントRUnを構成する各点のXY座標に基づいて円近似を行い、その近似式を算出する近似式算出処理を行う(近似式算出手段)。
なお、近似式の算出によって、同時に、円弧(円)の中心座標、半径が、算出されることになる。
そして、交点座標算出手段M25では、直線エッジ特定手段M23により算出された各直線近似式及び円弧エッジ特定手段M24により算出された各円近似式に基づいて、直線近似式で表される直線の延長線同士の交点、又は、延長戦と円近似式で表される円弧との交点(接点を含む)を求め、その交点座標を算出する。
微小エッジ特定手段M26では、図3(c)に示す通り、まず、ステップSTP61で、ウィンドウパターンWPの微小領域認識用ウィンドウBWn内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を検出する座標検出処理を行う(座標検出手段)。
次いで、ステップSTP62では、設定された微小領域認識用ウィンドウBWnの種類に応じた計算処理を行う。
例えば、微小領域認識用ウィンドウBWnが、R面取認識用ウィンドウ22であった場合、その円弧エッジを構成する各点のXY座標データに基づいて円近似式と、近似された円弧の中心座標及び半径を算出するR面取エッジ特定処理を行う(R面取エッジ特定手段)。
また、微小領域認識用ウィンドウBWnが、C面取認識用ウィンドウ23であった場合は、面取部分の直線エッジを構成する各点のXY座標データに基づき、当該面取部分の近似式を算出し、その両側に隣接する直線認識用ウィンドウLWnで算出された直線近似式と、面取部分の近似式に基づいて、面取りの大きさを算出するC面取エッジ特定処理を行う(C面取エッジ特定手段)。
以上が本発明の位置構成例であって、次にその作用について、図4〜図19に示すディスプレイ画像に基づいて説明する。
まず、図4に示すようなワークSについて、ウィンドウパターンを登録する場合について説明する。
このワークSは、図4で見て、外周輪郭部の左下コーナー11が大きな円弧エッジに形成され、右上コーナー12が大きく斜めに切り落とされた直線エッジに形成され、左上コーナー13にR面取りが形成され、右下コーナー14にC面取りが形成され、内側には長方形の長穴15と、円形の丸穴16が形成されている。
また、上辺17、長穴15の左辺、丸穴16に微細なバリや切欠きによる不連続領域EXが形成されている。
画像入力装置4によりその画像Gが入力され、処理選択手段M0によりウィンドウパターン登録手段M1が選択されると、ウィンドウパターンの登録処理が開始され、まず、外周エッジPEについてウィンドウが設定される。
このとき、図5に示すように、ワークSの最外部の閉じた線形状となる外周エッジPEの全周に沿って、予め設定された幅でエッジ抽出エリアPAを設定(ステップSTP11)し、そのエリアPA内で、外周エッジPEを構成する全ての点についてXY座標が検出される(ステップSTP12)。
次いで、検出された各点のXY座標に基づき、図6に示すように、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントLS1〜LS6として抽出し、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントRS1として抽出する(ステップSTP13)。
なお、ここでは、微小なバリや欠損部、直線の方向が変わる変曲点や、直線と円弧の連結点が、微小不連続領域EXとして扱われる。
次いで、隣接する直線セグメントLSnが同じ方向成分を有する同一直線上にある場合にこれらを結合した結合直線セグメントを、方向成分が異なる場合は各直線セグメントを、それぞれウィンドウ設定用直線セグメントLTnとする。
本例では、図7に示すように、直線セグメントLS5及びLS6が同一直線状にあるので、これを結合した結合直線セグメンをウィンドウ設定用直線セグメントLT5とし、その他のセグメントLS1〜LS4は、そのままウィンドウ設定用直線セグメントLT1〜4とする。
また、円弧セグメントRS1は一つしかないので、これをウィンドウ設定用円弧セグメントRT1とする(ステップSTP14)。
そして、図8に示すように、各ウィンドウ設定用直線セグメントLT1〜5を中心とする所定幅の帯状領域を直線成分認識用ウィンドウLW1〜5として設定(ステップSTP15)し、ウィンドウ設定用円弧セグメントRT1を中心とする所定幅の帯状領域を円弧成分認識用ウィンドウRW1として設定する(ステップSTP16)。
このようにして外周エッジPEについて、直線成分認識用ウィンドウLW1〜5及び円弧成分認識用ウィンドウRW1が設定されると、次いで内部エッジについてウィンドウが設定される。
まず、図9に示すように、画像Gに設定されたエッジ抽出エリアPAの内側境界線BLで囲まれた内側領域内で、ワークSの輪郭線となる内部エッジMEを検出し、その全長に沿って、予め設定された幅の内部エッジ抽出エリアMAを設定(ステップSTP21)し、エリアMA内のエッジを構成する全ての点のXY座標を検出する(ステップSTP22)。
次いで、図10に示すように、検出された各点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントLS11〜15として抽出し、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントRS11〜12として抽出する(ステップSTP23)。
そして、図11に示すように、隣接する直線セグメントLSnが同じ方向成分を有する同一直線上にある場合にこれらを結合した結合直線セグメントを、方向成分が異なる場合は各直線セグメントを、それぞれウィンドウ設定用直線セグメントLTnとする。
本例では、直線セグメントLS11及びLS12が同一直線状にあるので、これを結合した結合直線セグメンをウィンドウ設定用直線セグメントLT11とし、その他のセグメントLS13〜15をそのままウィンドウ設定用直線セグメントLT12〜14とする。
また、隣接する円弧セグメントRS11〜12が同心同半径の円弧上にあるので、これらを結合した結合円弧セグメントをウィンドウ設定用円弧セグメントRT11とする(ステップSTP24)。
次いで、図12に示すように、ウィンドウ設定用直線セグメントLT11〜14を中心とする所定幅の帯状領域が直線成分認識用ウィンドウLW11〜14として設定され(ステップSTP25)、ウィンドウ設定用円弧セグメントRT11を中心とする所定幅の帯状領域が円弧成分認識用ウィンドウRW11として設定される(ステップSTP26)。
微小ウィンドウを設定する場合は、例えば、図13に示すように、複数種類の微小ウィンドウが配列されたパレット21を備えた微小ウィンドウ設定画面がディスプレイに表示される。
微小ウィンドウとしては、4方向のR面取認識用ウィンドウ22と、4方向のC面取認識用ウィンドウ23と、ピンホール認識用ウィンドウ24と、6方向の微小直線認識用ウィンドウ25が設定されている。
R面取認識用ウィンドウ22は、そのウィンドウ内で検出されたエッジを構成する点のXY座標に基づき、これを円近似した近似式、円弧の中心、円弧半径を算出するために用いられる。
C面取認識用ウィンドウ23は、そのウィンドウ内で検出されたエッジを構成する点のXY座標に基づき、これを直線近似した近似式を算出し、隣接するエッジの近似式に基づいて面取りの大きさを算出するために用いられる。
ピンホール認識用ウィンドウ24は、そのウィンドウ内で検出されたエッジを構成する点のXY座標に基づき、これを円近似した近似式、円の中心、半径を算出するために用いられる。
微小直線認識用ウィンドウ25は、そのウィンドウ内で検出されたエッジを構成する点のXY座標に基づき、これを直線近似した近似式を算出するために用いられる。
画面G上に、微小領域認識用ウィンドウBW1としてR面取ウィンドウ22を設定する場合は、図13に示すように、パレット21の任意の向きのR面取ウィンドウ22aをマウスでクリックする(ステップSTP31)と、そのウィンドウBW1が画面G上に表示されるので、画像Gの左上コーナーまでマウスでドラッグし、その位置で必要に応じて向きと大きさを微調整することにより微小領域認識用ウィンドウBW1を設定する(ステップSTP32)。
同じく、微小領域認識用ウィンドウBW2としてC面取ウィンドウ23を設定する場合は、図13に示すように、パレット21の任意の向きのC面取ウィンドウ23aをマウスでクリックする(ステップSTP31)と、そのウィンドウBW2が画面G上に表示されるので、画像Gの右下コーナーまでマウスでドラッグし、その位置で必要に応じて向きと大きさを微調整することにより微小領域認識用ウィンドウBW2を設定する(ステップSTP32)。
このようにして、外周エッジPE及び内部エッジMEについて、直線認識用ウィンドウLWn、円弧認識用ウィンドウRSn、微小領域認識用ウィンドウBWnを設定した段階で、マウスにより登録ボタンを押すと、これらが一体化され、図14に示すようなウィンドウパターンWPが登録される。
ワーク形状を特定する場合は、ワークSを撮像してその画像Gをディスプレイに表示させた状態で、処理選択手段M0によりワーク形状特定手段M2が選択されると、図15に示すように、その画像Gの上に、同じ種別のワークSについて予め登録したウィンドウパターンWPが読み出され、図16に示すように、ウィンドウパターンWPがXYθ方向に自動調整されて画像Gに重なるようにマッチングされる。
次いで、各ウィンドウLWn、RWn内に存在するエッジのみが読み取られ、そのエッジを構成する各点のXY座標が検出され(ステップSTP41、51)、そのXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、直線認識用ウィンドウ内にある直線部分を直線セグメントLSnとし、円弧認識用ウィンドウ内に存する円弧部分を円弧セグメントRSnとして抽出する(ステップSTP42、52)。
同一ウィンドウ内に存在する複数の直線セグメントLSnが同一直線上にある場合はステップSTP45で複数の直線セグメントLSnを結合して単一の形状特定用セグメントLUnとし(ステップSTP43〜45)、同一ウィンドウ内に存在する複数の円弧セグメントRSnが同心同径の円弧線上にある場合はステップSTP45で複数の円弧セグメントRSnを結合して単一の形状特定用セグメントRUnとする(ステップSTP53〜55)。
本例では、図17に示すように、直線認識用ウィンドウLW1〜5、LW11〜15内で抽出された直線セグメントLS1〜12のうち、直線認識用ウィンドウLW2内に二つの直線セグメントLS2〜3があり、直線認識用ウィンドウLW13内に三つの直線セグメントLS9〜11がある。
また、円弧認識用ウィンドウRW1内に二つの円弧セグメントRS1〜2があり、円弧認識用ウィンドウRW11に二つの円弧セグメントRS3〜4がある。
直線セグメントLS2〜3、LS9〜11は、それぞれ同一直線状にあり、円弧セグメントRS1〜2、RS3〜4はそれぞれ同心同径の円弧上にあるので、図18に示すように、それぞれが連結されて単一の形状特定用セグメントLU2、LU13と、RU1、RU11が生成される。
また、それ以外のウィンドウについては、各ウィンドウ内に一のセグメントしかないので、そのセグメントがそのまま形状特定用セグメントLU1、LU3〜5、LU11〜14として生成される。
そして、直線認識用ウィンドウLWnにより抽出された形状特定用セグメントLUnについて、直線近似が行われ、その近似式が算出され(ステップSTP46)、円弧認識用ウィンドウRWnにより抽出された形状特定用セグメントRUnについて、円近似が行われ、その近似式が算出されると共に、円弧(円)の中心CP1、CP2の座標、半径が算出される。
算出された各近似式に基づいて、図19に示すように、ワークSの輪郭を構成する直線L1〜L9と、円弧(円)R1、R2を描き、それぞれの交点(接点を含む)XP1〜XP12のXY座標が算出される。
また、微小領域認識用ウィンドウBW1〜2内に存在するエッジを構成する各点がのXY座標が検出される(ステップSTP61、62)。
微小領域認識用ウィンドウBW1は、R面取認識用ウィンドウ22であるから、そのXY座標に基づいて、R面取りされた微小円弧が円近似されて、その近似式が算出されるとともに、中心点CP3の座標、半径が算出される。
微小領域認識用ウィンドウBW2は、C面取認識用ウィンドウ23であるから、そのXY座標に基づいて、面取部分の直線近似式が算出され、その両側に隣接する直線認識用ウィンドウLWnで算出された直線近似式と、面取部分の近似式に基づいて、面取りの大きさが算出される。
以上述べたように、本発明によれば、一つのワークSの画像を読み込むだけで、直線部分について直線認識用ウィンドウが、円弧部分について円弧認識用ウィンドウが、自動的に設定されるので面倒な手間が必要ない。
また、面取りなど微細な加工が施されている微小領域については、必要に応じて微小領域認識用ウィンドウを設定できるので、微小領域について形状が把握できなくなることもない。
このように設定された一以上のウィンドウがウィンドウパターンWPとして登録されるので、同一種別のワークについては、登録されたウィンドウパターンWPにより形状特定を行うことができ、そのたびごとにウィンドウパターンWPを設定する面倒もない。
しかも、このように登録されたウィンドウパターンWPを用いてワークSの形状を特定し、予め設定された部分の寸法を測定する場合は、寸法測定の手順をあらかじめ設定しておくことができる。
例えば、単に縦横寸法を測定する場合は、縦寸法として、対向する直線認識用ウィンドウLW2とLW5で検出される直線L2とL5の間隔を定義しておけば、どのワークSについても、画像Gを入力するだけで、直線認識用ウィンドウLW2とLW5で検出された形状特定用セグメントL2とL5の近似式に基づいて、その間隔が算出されるので、縦寸法が自動的に算出されることになる。
また、横寸法として、対向する直線認識用ウィンドウLW1とLW3で検出される直線L1とL3の間隔を定義しておけば、どのワークSについても、画像Gを入力するだけで、直線認識用ウィンドウLW1とLW3で検出された直線L1とL3の近似式に基づいて、その間隔が算出されるので、横寸法が自動的に算出されることになる。
この場合に、最小寸法、最大寸法、平均寸法を表示するようにすれば、対向する直線同士が平行でない場合に、その傾きが許容範囲か否かを容易に判断することができる。
さらに、丸穴16に関し、その位置として、直線認識用ウィンドウLW2及びLW3で検出される直線L2とL5と、円弧認識用ウィンドウRW11で検出される円R2の中心との距離を定義しておけば、どのワークSについても、画像Gを入力するだけで、所定の計算が実行されて、丸穴16の位置が自動的に算出されることになる。
なお、ウィンドウパターンWPを構成する各ウィンドウLWn、RWn、BWnには、識別コードを付しておけば、各寸法をウィンドウの識別コードに基づいて定義することが可能となり、マッチング処理においてウィンドウパターンWPの位置及び姿勢が変更されても、この定義を設定し直す必要がない。
本発明に係るワーク形状特定装置は、加工後の平板上ワークが設計寸法通りに仕上がっているか否かの製品検査などを行う場合に、寸法測定の基礎データとしてワークの形状を特定する用途に適用できる。
1 ワーク形状特定装置
2 ステージ
S ワーク
3 撮像器
4 画像入力装置
G 画像
M0 処理選択手段
M1 ウィンドウパターン登録手段
M2 ワーク形状特定手段
M11 外周ウィンドウ設定手段
M12 内部ウィンドウ設定手段
M13 微小ウィンドウ設定手段
M14 ウィンドウパターン生成手段
M15 識別コード設定手段
M16 ウィンドウパターン記憶手段
M21 ウィンドウパターン読出手段
M22 マッチング手段
M23 直線エッジ特定手段
M24 円弧エッジ特定手段
M25 交点座標算出手段
M26 微小エッジ特定手段

Claims (8)

  1. 直線成分及び円弧成分の一方又は双方で構成されるワークの二次元形状を、ワークを撮像した画像に基づき、コンピュータの画像処理により特定するワーク形状特定装置であって、
    予めワークの輪郭線となるエッジを検出する1以上のウィンドウからなるウィンドウパターンを登録するウィンドウパターン登録手段と、測定しようとするワークを撮像した測定用画像が取り込まれたときに、前記ウィンドウパターンをワークに重ねてワークのエッジを抽出し、ワーク形状を特定するワーク形状特定手段とを備え、
    前記ウィンドウパターン登録手段は、
    基準となる一のワークを撮像して取得した画像に基づき当該画像の直線状輪郭線に沿って直線成分認識用ウィンドウを設定する直線ウィンドウ設定手段と、
    当該画像の円弧状輪郭線に沿って円弧成分認識用ウィンドウを設定する円弧ウィンドウ設定手段と、
    前記各設定手段により設定された1以上のウィンドウからなるウィンドウパターンをワーク種別に応じて記憶するウィンドウパターン記憶手段とを備え、
    前記ワーク形状特定手段は、
    測定しようとするワークを撮像した画像が取り込まれたときに予め登録された同一ワーク種別のウィンドウパターンを読み出すウィンドウパターン読出手段と、
    読み出されたウィンドウパターンを当該画像に重ね合わせるマッチング手段と、
    ウィンドウパターンの直線成分認識用ウィンドウ内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を抽出すると共に、そのXY座標に基づいて直線近似式を算出する直線エッジ特定手段と、
    ウィンドウパターンの円弧成分認識用ウィンドウ内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を抽出すると共に、その座標データに基づいて円近似式と、近似された円弧の中心座標及び半径を算出する円弧エッジ特定手段と、
    前記各ウィンドウで算出された各近似式に基づいてそれぞれの直線及び円弧の交点座標を算出する交点座標算出手段とを備えたことを特徴とするワーク形状特定装置。
  2. 前記ウィンドウパターン登録手段は、
    基準となる一のワークを撮像して取得した画像に基づき、ワークの最外部の閉じた線形状となる外周エッジの全周に沿って、予め設定された幅でエッジ抽出エリアを設定するエッジ抽出エリア設定手段と、
    そのエッジ抽出エリア内で、外周エッジを構成する全ての点のXY座標を検出するエッジ情報検出手段と、
    検出された各点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントとして抽出し、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントとして抽出するセグメント抽出手段と、
    隣接する直線セグメントが同じ方向成分を有する同一直線上にある場合にこれらを結合した結合直線セグメントを、方向成分が異なる場合は各直線セグメントを、それぞれウィンドウ設定用直線セグメントとし、隣接する円弧セグメントが同心同半径の円弧上にある場合はこれらを結合した結合円弧セグメントを、同心同半径の円弧上にない場合は各円弧セグメントを、それぞれウィンドウ設定用円弧セグメントとするウィンドウ設定用セグメント生成手段とを備え、
    前記直線ウィンドウ設定手段により、前記ウィンドウ設定用直線セグメントを中心とする所定幅の帯状領域が前記直線成分認識用ウィンドウとして設定され、
    前記円弧ウィンドウ設定手段により、前記ウィンドウ設定用円弧セグメントを中心とする所定幅の帯状領域が、前記円弧成分認識用ウィンドウとして設定される請求項1記載のワーク形状特定装置。
  3. 前記ウィンドウパターン登録手段は、
    前記全エッジ抽出エリアの内側境界線の内側の領域内において、前記画像に基づき、当該画像の直線状輪郭線に沿って内部直線成分認識用ウィンドウを設定する内部直線ウィンドウ設定手段と、
    当該画像の円弧状輪郭線に沿って内部円弧成分認識用ウィンドウを設定する内部円弧ウィンドウ設定手段とを備え、
    これら各ウィンドウ設定手段で設定されたウィンドウが、前記パターン記憶手段に前記ウィンドウパターンとして記憶される請求項2記載のワーク形状特定装置。
  4. 前記ウィンドウパターン登録手段は、
    前記エッジ抽出エリアの内側境界線の内側の領域内において、ワークの輪郭線となるエッジの全長に沿って、予め設定された幅の内部エッジ抽出エリアを設定する内部エッジ抽出エリア設定手段と、
    その内部エッジ抽出エリア内で、エッジを構成する全ての点のXY座標を検出する内部エッジ情報検出手段と、
    検出された各点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域EXを除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントとして抽出し、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントとして抽出する内部セグメント抽出手段と、
    隣接する直線セグメントが同じ方向成分を有する同一直線上にある場合にこれらを結合した結合直線セグメントを、方向成分が異なる場合は各直線セグメントを、それぞれウィンドウ設定用直線セグメントとし、隣接する円弧セグメントが同心同半径の円弧上にある場合はこれらを結合した結合円弧セグメントを、同心同半径の円弧上にない場合は各円弧セグメントを、それぞれウィンドウ設定用円弧セグメントとする内部ウィンドウ設定用セグメント生成手段とを備え、
    前記内部直線ウィンドウ設定手段により、前記ウィンドウ設定用直線セグメントを中心とする所定幅の帯状領域が前記内部直線成分認識用ウィンドウとして設定され、
    前記内部円弧ウィンドウ設定手段により、前記ウィンドウ設定用円弧セグメントを中心とする所定幅の帯状領域が、前記内部円弧成分認識用ウィンドウとして設定される請求項3記載のワーク形状特定装置。
  5. 前記ウィンドウパターン登録手段は、
    前記各ウィンドウ設定手段によりウィンドウが形成されなかったエッジの微小不連続領域について、エッジ形状に応じてあらかじめ設定された複数の微小領域認識用ウィンドウから任意のウィンドウを選択する微小ウィンドウ選択手段と、
    選択された微小領域認識用ウィンドウをエッジの微小領域上に設定する微小ウィンドウ設定手段とを備え、
    当該微小ウィンドウ設定手段で設定された微小領域認識用ウィンドウが、前記パターン記憶手段に前記ウィンドウパターンとして記憶される請求項2乃至4いずれか記載のワーク形状特定装置。
  6. 前記微小領域認識用ウィンドウとして、少なくとも、R面取認識用ウィンドウ、C面取認識用ウィンドウが設定され、
    前記ワーク形状特定手段は、
    R面取認識用ウィンドウ内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を抽出すると共に、その座標データに基づいて円近似式と、近似された円弧の中心座標及び半径を算出するR面取エッジ特定手段と、
    C面取認識用ウィンドウ内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を抽出すると共に、その座標データに基づいて、面取りの大きさを算出するC面取エッジ特定手段とを備えた請求項5記載のワーク形状特定装置。
  7. 前記直線エッジ特定手段及び円弧エッジ特定手段は、
    前記ウィンドウパターンの各ウィンドウ内に存在するエッジを構成する各点のXY座標を検出する座標抽出手段と、
    検出された点のXY座標に基づき、予め設定された大きさ未満の微小不連続領域を除き、所定長さ以上の連続した直線部分を直線セグメントとして抽出し、所定の半径以上で且つ所定の中心角以上の円弧部分を円弧セグメントとして抽出するセグメント抽出手段と、
    同一ウィンドウ内に存する複数のセグメントが、同じ方向成分を有する同一直線上にある場合、または、同心同半径の円弧上にある場合、これらを結合して単一の形状特定用セグメントとし、同一ウィンドウ内に一のセグメントしかない場合はこれをそのまま形状特定用セグメントとする形状特定用セグメント生成手段と、
    形状特定用セグメントの座標情報に基づいて、直線近似式又は円近似式を算出する近似式算出手段とを備えた請求項1記載のワーク形状特定装置。
  8. 前記ウィンドウパターン登録手段は、ウィンドウパターンを構成するそれぞれのウィンドウごとに個別の識別コードを設定する識別コード設定手段を備えた請求項1乃至7いずれか記載のワーク形状特定装置。
JP2014089945A 2014-04-24 2014-04-24 ワーク形状特定装置 Active JP5965939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014089945A JP5965939B2 (ja) 2014-04-24 2014-04-24 ワーク形状特定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014089945A JP5965939B2 (ja) 2014-04-24 2014-04-24 ワーク形状特定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015210102A JP2015210102A (ja) 2015-11-24
JP5965939B2 true JP5965939B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=54612409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014089945A Active JP5965939B2 (ja) 2014-04-24 2014-04-24 ワーク形状特定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5965939B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109671084B (zh) * 2018-11-15 2023-05-30 华东交通大学 一种工件形状的测量方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05314396A (ja) * 1992-05-13 1993-11-26 Omron Corp 連続線追跡装置
JP3608920B2 (ja) * 1997-10-14 2005-01-12 株式会社ミツトヨ 非接触画像計測システム
JP4074020B2 (ja) * 1999-01-14 2008-04-09 株式会社キーエンス 形状測定器
US8995749B2 (en) * 2013-03-28 2015-03-31 Mitutoyo Corporation Enhanced edge detection tool for edges of irregular surfaces

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015210102A (ja) 2015-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI664390B (zh) 用於堆疊晶圓之檢測和計量之系統及方法
JP4679073B2 (ja) タイヤ凹凸図形の検査方法、および、タイヤ凹凸図形検査装置
JP5302701B2 (ja) タイヤ形状検査方法,タイヤ形状検査装置
US20200033109A1 (en) Workpiece measurement device, workpiece measurement method and non-transitory computer readable medium recording a program
US8542229B2 (en) Identification method of data point distribution area on coordinate plane and recording medium
JP5222430B1 (ja) 寸法計測装置、寸法計測方法及び寸法計測装置用のプログラム
JP2007327957A (ja) 自動光学検査システムのティーチング方法及び自動光学検査システムの検査方法
CN112085708B (zh) 产品外轮廓中的直线边缘的缺陷检测方法及设备
JP6190201B2 (ja) チップ検出装置及びチップ検出方法
JP6150562B2 (ja) 工具検査方法及び工具検査装置
JP2014203311A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2017084975A (ja) 位置検出装置、位置検出方法、情報処理プログラム、および記録媒体
JP2017049035A (ja) 画像測定装置及びその制御プログラム
JP5965939B2 (ja) ワーク形状特定装置
CN102401636A (zh) 图像测量装置和图像测量方法
JP6624911B2 (ja) 計測装置、計測方法および物品の製造方法
JP5299196B2 (ja) マーカー検知装置及びマーカー検知装置用プログラム
CN116972754A (zh) 一种钢筋焊缝检测方法及系统
TWI472711B (zh) 非接觸式三維物件量測方法與裝置
US20230066200A1 (en) Workpiece image analyzing device, workpiece image analyzing method, and program
JP7207948B2 (ja) 外観検査方法及びプログラム
US20200151844A1 (en) Image processing method and image processing apparatus
TW202016878A (zh) 邊緣缺陷檢查方法
JP2014095661A (ja) 中心位置検出方法および中心位置検出装置
JP6086810B2 (ja) 加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5965939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250