JP5963405B2 - Noxを含有する被処理ガスの脱硝方法 - Google Patents
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NOXの発生源は大別すると二種類に分けられる。
一つは火力発電所やボイラー、自動車などで化石燃料の燃焼により発生する排ガスに含まれるNOXである。燃焼プロセスからのNOX排ガスに含まれるのは大部分がNOであり、その濃度は高くても数百ppmである。燃焼プロセスからのNOは、その窒素源によって燃焼用空気中の窒素が高温燃焼場で同じく空気中の酸素によって酸化されて生成するいわゆるサーマル(thermal)NOと、燃料中に含まれる窒素化合物から生成するフュエル(fuel)NOに分類される。
さらに、サーマルNOはその生成メカニズムの違いによって、ゼルドビッチ(Zeldovich)NOとプロンプト(prompt)NO(即発窒素酸化物とも言われる)の2種類に分類される。これらに関しては非特許文献1に詳細に記されている。
もう一方は、主に金属溶解・エッチング・ニトロ化反応など硝酸を用いる化学プロセスから発生するNOXである。これらは燃焼排ガスとは異なり排ガス中に含まれるNOX濃度が、数千ppm〜数vol%と非常に高い。また、NOX組成はNO2が大部分を占める。NOXによる大気汚染は光化学スモッグや酸性雨などと関連し地球規模での大きな問題となっている。特にNO2に関しては呼吸器への悪影響も報告されており(非特許文献1参照)、厳しい環境基準が定められている。工場など主要なNOX発生源では施設の種類ごとに排出制限も設けられている。
・低NOX燃焼法
・排煙脱硝法
・乾式プロセス
・湿式プロセス
に大別できる。
しかしながらNOX還元反応に適した温度が非常に高く(例えば、SNCR法では800-1000 oC、SCR法では200-400 oC)、排ガス温度が低い場合には排ガスを加熱する必要がある。また、触媒劣化の問題や装置が大型化するといった問題がある。
次いで、NOx濃度が低い場合は水に対する吸収効率が極端に落ちることから、吸着塔において吸着濃縮し、吸着塔を昇温してNOxを脱着後、水と気液接触させNOx成分を吸収除去している。
この方法は濃度変動の大きいNOx処理を行うには適しているが、吸着剤に吸着されるNOx量に限りがあるため、NOxが飽和吸着の状態の前にNOx成分を脱着しガス吸収装置で脱着する必要があった。また、脱着時には通常加熱処理が行われるため、多量のエネルギーを要し、かつ、脱着時の高濃度高温のNOx水蒸気混合ガスに耐える耐食性の材料を用いる必要があり材料面、コスト面で問題があった。
NOとO3の反応機構は以下のように説明できる。まず、気相中でO3とNOが次のように反応し、NO2, N2O3が生成する。
NO+O3 → NO2+O2 ・・・(1)
2NO+O3 → N2O3+O2 ・・・(2)
ここで、NO2はN2O4と次のような平衡関係にある。
2NO2 ←→ N2O4 ・・・(3)
そしてNO2やN2O3が水と接触することにより次のような反応が起こる(非特許文献13参照)。
2NO2+H2O → HNO3+HNO2 ・・・(4)
(N2O4+H2O → HNO3+HNO2)
N2O3+H2O → 2HNO2 ・・・(5)
式(4), (5)の反応により生じた3 molの亜硝酸(以降、HNO2と表記する)は次の反応を経て自己分解し、1 molの硝酸(以降、HNO3と表記する)と2 molのNOへ転化する(非特許文献14参照)。
3HNO2 → HNO3+H2O+2NO ・・・(6)
式(6)で表されるように、ここで発生したNOが気相へ放散されるため、水によるNOX除去率は低くなる。
しかしながら酸化剤としてO3を用いた場合、水へのO3の溶解度(570 mg・L-1, 20oC)がO2の溶解度(8.84 mg・L-1 20oC)よりも高いため水中にO3が一部溶解し、液相で以下の反応が起こると考えられる(非特許文献15参照)。
HNO2+O3 → HNO3+O2 ・・・(7)
式(7)で表される反応によりNOの放散が抑制され、結果的にNOX除去率が向上すると思われる。
本発明は低濃度NOX、特に船舶やボイラー排ガスに含まれる600ppm以下のNOXの完全除去を目指して実験・研究して確立されたものであり、実験に使用した実験システム、試薬、試料ガス、ガス吸収装置ほかを実施の形態1として例示するものである。
以下、3.1 試薬および試料ガス、3.2 ガス吸収装置、ほかについて項目順に説明する。
塩化ナトリウム(以降、NaClと表記する)、硝酸(以降、HNO3と表記する)、水酸化ナトリウム(以降、NaOHと表記する)はナカライテスク株式会社より購入した。これらの試薬は特級を使用し、精製等は特に行わなかった。液相にはイオン交換水を用いた。80vol% N2と20vol% NOの混合ガスは住友精化株式会社より購入した。二酸化炭素(以降、CO2と表記する)ガスは高圧ガス工業株式会社より購入した。
図1にガスおよび吸収液のフローを含めた実験システムを示す。図1において、1はオゾナイザ、2はコンプレッサ、3はNOボンベ、42,43は流量制御器、5はガス混合器、6はガス吸収装置、61は吸収塔、62は水供給ノズル、63はフィルタユニット、631はフィルタ、632は水分散板、633はフィルタ指示板、64は気液分離室、81は流量計、9は循環ポンプ、10は排出水採取口、11は供給オゾン水、12は入口ガス採取ライン、13は出口ガス採取ライン、14は処理後ガス、15はNO/NOx計である。
NO/N2混合ガスはコンプレッサから供給される空気によって希釈し、ガス混合器内でよく混合した。混合後のガス中に含まれるNOX濃度を200, 1,200, 1,600, 2,000ppmとした。装置の立ち上げ後約1時間が経過してから気相のNOX濃度を測定した。塔入口および出口におけるNOおよびNOX濃度はポータブルガス分析装置(BCL-611ASS; 株式会社ベスト測器)により測定した。定常状態に達した後でもNOX濃度は±20ppm程度変動するため、10分間の平均値を採用した。塔底から排出される硝酸の濃度は導電率メーター(ES-51; 株式会社堀場製作所)により求めた。なお全ての実験は20±3oCで行った。
3.3同様、NO/N2混合ガスを空気で希釈し、塔入口におけるNOX濃度が40-2000ppmとなるようにバルブを調整した。O3ガスはオゾナイザ(PZ-3A特型; 株式会社ロキテクノ及びSGA-01A-PSA8; 住友精密工業株式会社)により発生させ、図1で示すように空気の流路に添加した。O3濃度はO3モニター(EG-2001; 荏原実業株式会社)を用いて測定した。本実験で用いたガス分析計は化学発光式分析法を用いているため、気相にO3が存在する条件では正確なNO濃度を測定することができなかった。
飽和O3水はオゾン水製造装置(OS-2N; 多田電機株式会社)を用いて作製した。水中の溶存O3濃度は吸光光度計(UV-2100; 株式会社島津製作所)を用い、波長259.8 nmの吸光度から求めた。なお、水中におけるO3のモル吸光係数は3,314 dm3・mol-1・cm-1を用いた。吸収塔へ供給したO3水の濃度は約45 mg・dm-3であった。
4.1 NOXの水吸収
NOXの水による吸収実験を行った。ガスおよび水の流量は実験項で述べた通りである。塔入口におけるNOX濃度は200から2,000ppmで変化させた。表2は塔入口及び出口におけるNOX及びNO濃度と気相の物質収支から計算したNOX除去率を示している。表より、塔入口でのNOX濃度が200ppmのときNOX除去率は約10%であるのに対し、2,000ppmのとき約40%まで上がったことからNOX除去率は供給されるNOXの濃度に依存することが分かった。低濃度NOXに関してはその組成の大部分をNOが占めるため殆ど水に吸収されないが、空気中のO2によるNOの酸化反応速度はNO濃度の2乗に比例する27)ため供給ガス中のNO濃度が高くなるにつれてNO2やN2O4の割合が増加する。その結果、水に対する溶解度が上がり、NOX除去率が向上したと考えられる。
まず、NOX除去率に及ぼすO3の影響を調べるために、気相中にO3存在下または非存在下で水による脱硝実験を行った。O3添加量は供給したNOと等モルとした。結果を図2に示す。
4.1で述べたように、O3非存在下では供給されるNOX濃度が低いほどNOX除去率は低下した。これは図8に例示の表3に示されるようにNOX濃度が低い場合、溶解度の低いNOの割合が増加するためだと考えられる。また、気相にNOと等モルのO3を供給したところ、NOX除去率は大きく向上した。したがって、気相中に存在するNOを除去する上でオゾン酸化は非常に効果的であると言える。しかしながら、気相中に存在するNOXを完全に除去することはできなかった。これはO3の水に対する溶解度が低いため、液相中に生じたHNO2を酸化するのに十分なO3が水中に存在しなかったと考えられる。また、フィルター内部での水およびガスの流動状態によって界面での物質移動が抑制された可能性もある。
図2より、気相へO3を添加することによってNOX除去率が向上することがわかったが、O3には毒性があるため過剰量のO3を供給すると未反応O3が新たな汚染ガスとして放出されてしまう恐れがあるため、O3濃度の最適化が必要となる。そこで、NOX除去率に及ぼすガス流量およびO3添加量の影響について検討を行った。イオン交換水の流量は0.2 dm3・min-1とし、塔入口におけるNOX濃度は2,000ppmに保った。
図7に例示の表2で示されるように、入口NOX濃度が200ppm以下の場合のNOX除去率は10%程度であった。また、図3においてガス流速が4.0 m3・h-1の場合には気相にO3を加えてもNOXを完全に除去することは出来なかった。これは、大部分のO3が吸収液に溶解することなく流出またはNO酸化反応により消費され、溶存O3によるHNO2酸化の効果が最小限に抑えられたと考えた。しかしながら、O3には毒性があるため、気相へ過剰にO3を添加すると活性炭等によるO3除去が必要となる。そこで我々は吸収液として飽和O3水を用いることにした。
特徴点1.被処理ガス中の被処理ガス成分であるNOXをオゾン酸化し、このオゾン酸化後の被処理ガス中の残存NOX成分を吸収液によって吸収除去するNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法において、オゾンを被処理ガス中と吸収液中の双方に添加することを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
特徴点2.特徴点1において、前記オゾン酸化後の被処理ガス中の残存NOX成分が吸収液との接触によって転化したNOの気相への放散を、前記吸収液中に添加されたオゾンにより抑制または防止することを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
特徴点3.特徴点1または特徴点2において、前記被処理ガス成分と前記被処理ガス中に供給のオゾンとのモル比を、0.1から2倍の範囲とすることを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
特徴点4.特徴点1または特徴点2において、前記被処理ガス成分を吸収する前記吸収液中に、1ppm以上、飽和濃度以下のオゾンを予め添加しておくことを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
特徴点5.特徴点1または特徴点2において、前記オゾンが供給された前記被処理ガスと、前記オゾンが添加された吸収液との混合接触が、気液分離機能を有するガス吸収装置内で行われることを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
特徴点6.特徴点1または特徴点2において、前記オゾンが供給された前記被処理ガスと、前記オゾンが添加された吸収液との混合接触が、繊維状の多孔質体内で行われることを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
特徴点7.特徴点5において、前記オゾンが供給された前記被処理ガスと、前記オゾンが添加された吸収液との混合接触が、前記ガス吸収装置内の繊維状の多孔質体内で行われ、前記多孔質体の下方で前記気液分離が行われることを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
特徴点8.特徴点1〜特徴点7の何れか一において、前記吸収液中に添加された液相オゾンの濃度Cと、被処理ガス中に添加された気相オゾンの濃度Pとを、相関式C=S×Pによって定める(但しSは環境温度に依存して変わる分配係数)ことを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法である。
なお、実験の結果、オゾン水濃度(mg/L)と気相オゾン濃度(mg/L)との環境温度依存性に係る相関は図10のようになることが確認された。また、図10に基づく気液分配係数の温度依存性は図11のようになることが確認された。この図11に基づく分配係数は、具体的にはS=(0.604(1+t/273)×(1±0.1))/(1+0.063t×(1±0.1))となる(但し、t:温度[℃])ことが確認された。
特徴点9.本発明の被処理ガス成分の水吸収方法によれば、吸着装置などの前処理装置を用いないで簡便な被処理ガス成分の処理方法を提供することが可能となる。
特徴点10.本発明の被処理ガス成分の水吸収方法によれば、被処理ガス成分の処理とオゾンを発生させるための電力のみが必要となるため、トンネルや遠隔地等の人が常時滞在できない発生源に対してメンテナンスフリーの被処理ガス成分の除去プロセスを提供できる。
特徴点11.また、本発明によれば、600ppm以下のNOxを含む排ガスの完全脱硝が達成できる。
2 コンプレッサ、
3 NOボンベ、
42,43 流量制御器、
5 ガス混合器、
6 ガス吸収装置、
61 吸収塔、
62 水供給ノズル、
63 フィルタユニット、
631 フィルタ、
632 水分散板、
633 フィルタ指示板、
64 気液分離室、
81 流量計、
9 循環ポンプ、
10 排出水採取口、
11 供給オゾン水、
12 入口ガス採取ライン、
13 出口ガス採取ライン、
14 処理後ガス、
15 NO/NOx計。
Claims (3)
- 被処理ガス中の被処理ガス成分であるNOXをオゾン酸化し、このオゾン酸化の後の被処理ガス中のNOX成分が吸収液との混合接触によって亜硝酸を生じ、該亜硝酸が転化することにより発生するNOの気相への放散を、前記吸収液中に予め添加されたオゾンにより抑制または防止するNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法であって、前記被処理ガス成分に対する前記被処理ガス中に供給のオゾンのモル比を、0.1から2倍の範囲とすると共に、前記被処理ガス成分を吸収する前記吸収液中に、1ppm以上、飽和濃度以下のオゾンを予め添加し、前記オゾンが供給された前記被処理ガスと、前記オゾンが添加された吸収液との混合接触が、気液分離機能を有する繊維状の多孔質体内で行われ、前記多孔質体の下方で前記気液分離が行われることを特徴とするNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法。
- 前記吸収液中に添加された液相オゾンの濃度Cと、被処理ガス中に添加された気相オゾンの濃度Pとを、相関式C=S×Pによって定める(但しSは環境温度に依存して変わる分配係数)ことを特徴とする請求項1に記載のNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法。
- 前記分配係数S=(0.604(1+t/273)×(1±0.1))/(1+0.063t×(1±0.1))である(但し、t:温度[℃])であることを特徴とする請求項2に記載のNOXを含有する被処理ガスの脱硝方法。
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