<写真シール作成装置の外観構成>
図1および図2は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、撮影画像や編集画像を提供するゲーム機である。写真シール作成装置1は、画像をシール紙に印刷したり、画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にするためにその画像をサーバに送信することで、利用者に画像を提供する。写真シール作成装置1は、アミューズメント施設や店舗に設置される。写真シール作成装置1の利用者は、主に女子高生や若い女性が中心とされる。写真シール作成装置1において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール作成装置1において、1人の利用者がゲームを楽しむこともできる。
写真シール作成装置1において、利用者は、自身が被写体となって撮影作業を行う。利用者は、編集作業により、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させる。これにより、撮影画像が彩り豊かな画像に編集される。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
図1に示すように、写真シール作成装置1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。
撮影ユニット11は、事前選択部20、撮影部21、および背景部22から構成される。事前選択部20は、撮影部21の側面に設置される。事前選択部20の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間となる。また、撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間が、撮影処理が行われる撮影空間となる。
事前選択部20は、事前選択処理として、写真シール作成装置1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間で行われる撮影処理における各種の設定を行ったりする。事前選択部20には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。事前選択部20は、撮影空間の空き状況に応じて、適宜、事前選択空間にいる利用者を撮影空間へと案内する。
撮影部21は、利用者を被写体として撮影するための装置である。撮影部21は、撮影空間に入った利用者の正面に位置する。撮影空間に臨む撮影部21の正面には、カメラや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間において正面を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル41Aにより構成され、右側面が側面パネル41Bにより構成される。さらに、撮影部21の正面が正面パネル42により構成される。側面パネル41Aには、上述した事前選択部20が設置されるものとする。なお、事前選択部20は、側面パネル41Bに設置されるようにしてもよいし、側面パネル41A,41Bの両方に設置されるようにしてもよい。
背景部22は、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bから構成される。背面パネル51は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル52Aは、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル41Aより横幅の狭い板状の部材である。側面パネル52Bは、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル41Bより横幅の狭い板状の部材である。
側面パネル41Aと側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Aと側面パネル52Aの上部は、板状の部材である連結部23Aによって連結される。側面パネル41Aと側面パネル52Aの下部は、床面に設けた例えば金属製の部材である連結部23A’によって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bも同様に、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Bと側面パネル52Bの上部は、連結部23Bによって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bの下部は、連結部23B’によって連結される。
なお、背面パネル51の撮影空間側の面には、例えば緑色のクロマキー用のシートが貼り付けられる。写真シール作成装置1は、クロマキー用のシートを背景として撮影することで、撮影処理や編集処理においてクロマキー合成を行う。これにより、利用者が所望する背景画像がシートの部分に合成される。
側面パネル41A、連結部23A、および側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口となる。また、側面パネル41B、連結部23B、および側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口となる。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面、連結部23A、および連結部23Bに囲まれた天井が形成される。その天井の一部に、天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて光を照射するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24の内部には、ストロボの他に蛍光灯が設けられている。これにより、天井ストロボユニット24は、撮影空間の照明としても機能する。
編集ユニット12は、撮影画像に編集を施すための装置である。編集ユニット12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル42に接するようにして、撮影ユニット11に連結している。
図1に示される編集ユニット12の構成を正面側の構成とすると、編集ユニット12の正面側と背面側のそれぞれに、編集作業で用いられる構成が設けられる。この構成により、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
編集ユニット12の正面側は、面61と、面61の上方に形成された斜面62から構成される。面61は、床面に対して垂直で、撮影部21の側面パネル41Aとほぼ平行な面である。斜面62には、編集作業に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタやタッチペンが設けられる。斜面62の左側には、照明装置64の一端を支持する柱状の支持部63Aが設けられる。斜面62の右側には、照明装置64の他端を支持する柱状の支持部63Bが設けられる。支持部63Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部65が設けられる。
編集ユニット12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、3本のレール26A乃至26Cが、組み合わせられて構成される。3本のレール26A乃至26Cは、上から見たときの形状がコの字状となるように組み合わせられる。平行に設けられるレール26Aとレール26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、レール26Aとレール26Bの他端は、レール26Cの両端にそれぞれ接合される。
カーテンレール26には、編集ユニット12の正面前方の空間と背面前方の空間が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。そのカーテンにより囲まれる編集ユニット12の正面前方の空間と背面後方の空間が、利用者が編集作業を行う編集空間となる。
また、後述するが、編集ユニット12の左側面には、印刷済みのシール紙が排出される排出口が設けられる。編集ユニット12の左側面前方の空間が、利用者が印刷済みのシール紙が排出されるのを待つ印刷待ち空間となる。
<利用者の移動について>
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について説明する。図3は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
まず、利用者は、事前選択部20の前方の空間である事前選択空間A0において硬貨投入口に代金を投入する。次に、利用者は、タッチパネルモニタに表示される画面に従って各種の設定を行う。利用者は、例えば、撮影空間で行われる撮影に関するコースの選択などを事前選択作業として行う。
事前選択作業を終えた利用者は、白抜き矢印#1で示すように、側面パネル41Aと側面パネル52Aの間の出入り口G1から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入る。そして利用者は、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影作業を行う。
撮影作業を終えた利用者は、白抜き矢印#2で示すように出入り口G1から撮影空間A1を出て編集空間A2−1に移動するか、または、白抜き矢印#3で示すように出入り口G2から撮影空間A1を出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集ユニット12の正面側の編集空間である。一方、編集空間A2−2は、編集ユニット12の背面側の編集空間である。利用者が編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかは、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は、編集作業を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集作業を行うことができる。
編集作業が終了した後、編集画像の印刷が開始される。印刷が開始されると、編集空間A2−1での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#4で示すように編集空間A2−1から印刷待ち空間A3に移動する。また、編集空間A2−2での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−2から印刷待ち空間A3に移動する。
印刷待ち空間A3に移動した利用者は、画像の印刷の終了を待つ。印刷が終了すると、利用者は、編集ユニット12の右側面に設けられた排出口から排出されたシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終える。
次に、各装置の構成について説明する。
<事前選択部の構成>
図4は、事前選択部20の構成例を示す図である。
事前選択部20の上側にはタッチパネルモニタ71が設けられる。タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、撮影に関するコースの選択などを行わせる事前選択処理に用いられる画面が表示される。
タッチパネルモニタ71の下方には、スピーカ72が設けられる。スピーカ72は、事前選択処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音などを出力する。また、スピーカ72に隣接するようにして、利用者が硬貨を入れる硬貨投入返却口73が設けられる。
<撮影部の構成>
図5は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42に囲まれるようにして構成される。
正面パネル42の中央には、カメラユニット81が設けられる。カメラユニット81は、カメラ91およびタッチパネルモニタ92から構成される。
カメラ91は、例えば一眼レフカメラであり、レンズが露出するようにカメラユニット81の内部に取り付けられる。カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91により取り込まれた動画像(以下、ライブビュー画像ともいう)は、タッチパネルモニタ92にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
タッチパネルモニタ92は、カメラ91の下方に設けられる。タッチパネルモニタ92は、LCDなどのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ92は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUIを表示し利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ92には、カメラ91により取り込まれた動画像(ライブビュー画像)や静止画像(撮影画像)が表示される。
カメラユニット81の上方には、曲面の発光面を利用者に向けた上ストロボ82が設置される。上ストロボ82は、正面上方から利用者の顔および上半身に光を照射する。
カメラユニット81の左方には、平面の発光面を利用者に向けた左ストロボ83が設置される。左ストロボ83は、正面左方から利用者の顔および上半身に光を照射する。カメラユニット81の右方には、平面の発光面を利用者に向けた右ストロボ84が設置される。右ストロボ84は、正面右方から利用者の顔および上半身に光を照射する。
また、カメラユニット81の下方には、利用者の下半身および足元に光を照射する足元ストロボ85が設けられる。
なお、図示はしないが、正面パネル42の例えば天井付近には、スピーカが設けられる。そのスピーカは、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などを出力する。
<背景部の構成>
図6は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
背面パネル51の上方には、背面上ストロボ101が設置される。背面上ストロボ101は、背面上方から利用者に光を照射する。
図中、背面パネル51の左方には、背面左ストロボ102が設置される。背面左ストロボ102は、背面右方から利用者を照射する。図中、背面パネル51の右方には、背面右ストロボ103が設置される。背面右ストロボ103は、背面左方から利用者を照射する。
また、背面パネル51の撮影空間A1側(図中、手前側)の面には、クロマキーシート121が貼り付けられる。クロマキーシート121の色は、例えば緑色とされる。
なお、図示はしないが、側面パネル52A,52Bの撮影空間A1側の面にも、クロマキーシート121と同様に、クロマキーシートが貼り付けられる。
<編集ユニットの構成>
図7は、編集ユニット12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
斜面62のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131の左側にはタッチペン132Aが設けられる。タブレット内蔵モニタ131の右側にはタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タブレットがディスプレイを露出するように設けられることによって構成される。タブレットは、タッチペン132Aまたはタッチペン132Bを用いた操作入力を可能とする。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集作業に用いられる編集画面が表示される。2人の利用者が同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aはタブレット内蔵モニタ131に向かって左側にいる利用者により用いられ、タッチペン132Bはタブレット内蔵モニタ131に向かって右側にいる利用者により用いられる。
図8は、編集ユニット12の左側面の構成例を示す図である。
編集ユニット12の左側面の下側にはシール紙排出口161が設けられる。編集ユニット12の内部にはプリンタが設けられている。そのプリンタにより、編集空間A2−1の利用者が写る画像、または、編集空間A2−2の利用者が写る画像が所定のレイアウトでシール紙に印刷され、シール紙排出口161から排出される。
<写真シール作成装置の内部構成>
図9は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。図9において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
制御部201はCPU(Central Processing Unit)などにより構成される。制御部201は、ROM(Read Only Memory)206や記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、事前選択部208、撮影部209、編集部210A,210B、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部202は、制御部201から供給された各種の設定情報などを記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201により適宜読み出される。
通信部203は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部203は、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部203は、例えば、利用者に選択された撮影画像や編集画像をサーバに送信する。通信部203から送信された画像は、サーバにおいて所定の記憶領域が割り当てられて保存され、サーバにアクセスしてきた携帯端末に表示されたり、ダウンロードされたりする。
ドライブ204には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によりリムーバブルメディア205から読み出されたプログラムやデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206は、制御部201において実行されるプログラムやデータを記憶する。RAM207は、制御部201が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
事前選択部208は、事前選択空間A0にいる利用者を対象とした事前選択処理を実現する。事前選択部208は、タッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨処理部221から構成される。
タッチパネルモニタ71は、制御部201による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号は制御部201に供給され、各種の設定が行われる。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口73への硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号を制御部201に出力する。
撮影部209は、撮影空間A1にいる利用者を対象とした撮影処理を実現する。撮影部209は、照明装置231、カメラ91、タッチパネルモニタ92、およびスピーカ232から構成される。
照明装置231は、撮影空間A1内の各ストロボであり、制御部201から供給される照明制御信号に従って発光する。
カメラ91は、制御部201によるシャッタ制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像(画像データ)を制御部201に出力する。
編集部210Aは、編集空間A2−1にいる利用者を対象とした編集処理を実現する。編集部210Aは、タブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ241から構成される。編集部210Bは、編集空間A2−2にいる利用者を対象とした編集処理を実現し、編集部210Aと同一の構成を有する。なお、以下、編集部210A,210Bを特に区別しない場合には、単に、編集部210という。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号は制御部201に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
印刷部211は、印刷待ち空間A3にいる利用者に、印刷済みのシール紙を提供する印刷処理を実現する。印刷部211は、プリンタ251を含むように構成される。プリンタ251にはシール紙ユニット252が装着される。
プリンタ251は、制御部201から供給された印刷データに基づいて、編集画像をシール紙ユニット252に収納されているシール紙261に印刷し、シール紙排出口161に排出する。
<制御部の構成>
図10は、制御部201の機能構成例を示すブロック図である。図10に示す機能部のうちの少なくとも一部は、制御部201内のCPUにより所定のプログラムが実行されることによって実現される。これにより、写真シール作成装置1は、画像提供装置として機能する。
制御部201は、事前選択処理部301、撮影処理部302、編集処理部303、および印刷処理部304から構成される。
事前選択処理部301は、事前選択部208の各部を制御することで、事前選択処理を行う。撮影処理部302は、撮影部209の各部を制御することで、撮影処理を行う。編集処理部303は、編集部210の各部を制御することで、編集処理を行う。印刷処理部304は、印刷部211のプリンタ251を制御することで、印刷処理を行う。
<事前選択処理部の構成例>
図11は、事前選択処理部301の機能構成例を示すブロック図である。
事前選択処理部301は、表示制御部311、入力受付部312、およびガイダンス出力制御部313から構成される。
表示制御部311は、タッチパネルモニタ71の表示を制御する。例えば、表示制御部311は、撮影空間において行われる撮影に関するコースの選択のための選択画面などをタッチパネルモニタ71に表示させる。
入力受付部312は、タッチパネルモニタ71に対する、利用者の操作入力を受け付ける。具体的には、入力受付部312は、タッチパネルモニタ71に表示された選択画面に対する選択の操作入力を受け付ける。
ガイダンス出力制御部313は、各種の選択操作を説明するガイダンスの出力を制御する。ガイダンス出力制御部313は、各種の選択操作を説明する画面をタッチパネルモニタ71に表示させたり、各種の選択操作を説明する音声をスピーカ72から出力させたりする。
<撮影処理部の構成例>
図12は、撮影処理部302の機能構成例を示すブロック図である。
撮影処理部302は、表示制御部321、入力受付部322、撮影制御部323、およびガイダンス出力制御部324から構成される。
表示制御部321は、タッチパネルモニタ92の表示を制御する。例えば、表示制御部321は、タッチパネルモニタ92に、カメラ91に取り込まれた動画像をライブビュー表示させたり、撮影結果である撮影画像を表示させたりする。
入力受付部322は、タッチパネルモニタ92に対する、利用者の操作入力を受け付ける。
撮影制御部323は、カメラ91を制御し、利用者を被写体として撮影する。
ガイダンス出力制御部324は、撮影作業の進め方などを説明するガイダンスの出力を制御する。ガイダンス出力制御部324は、撮影の進め方などを説明する画面をタッチパネルモニタ92に表示させたり、撮影の進め方などを説明する音声をスピーカ232から出力させたりする。
<編集処理部の構成例>
図13は、編集処理部303の機能構成例を示すブロック図である。
編集処理部303は、表示制御部331、入力受付部332、画像処理部333、編集部334、ガイダンス出力制御部335、コンテスト制御部336、および通信制御部337から構成される。
表示制御部331は、タブレット内蔵モニタ131の表示を制御する。例えば、表示制御部331は、タブレット内蔵モニタ131に、撮影画像に施される画像処理の内容の選択のための選択画面や、撮影画像を対象とした編集作業のための編集画面を表示させる。
入力受付部332は、タブレット内蔵モニタ131に対する、タッチペン132A,132Bを用いた利用者の操作入力を受け付ける。例えば、入力受付部312は、選択画面に対する画像処理の内容の選択や、編集画面に対する入力を受け付ける。
画像処理部333は、選択画面に対する選択操作に応じて、撮影画像に所定の画像処理を施す。
編集部334は、編集画面に対する入力操作に応じて、撮影画像に編集を施す。
ガイダンス出力制御部335は、編集の進め方などを説明するガイダンスの出力を制御する。ガイダンス出力制御部335は、編集の進め方などを説明する画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させたり、編集の進め方などを説明する音声をスピーカ241から出力させたりする。
コンテスト制御部336は、後述するコンテストに関する制御を行う。写真シール作成装置1においては、撮影された画像を用いたコンテストへのエントリーや投票が行えるように構成されており、そのようなコンテストに関わる処理の一部を、コンテスト制御部336は行う。
通信制御部337は、通信部203を制御し、インターネットなどのネットワークを介した通信に関する処理を行う。例えば、通信制御部337は、通信部203を制御することで、撮影処理において得られた撮影画像や、編集処理において得られた編集画像を、外部のサーバへ送信する。
<写真シール作成装置の動作>
ここで、図14のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の動作について説明する。まず先に、コンテスト以外の処理であり、写真シール作成装置1における写真シール作成ゲームに関わる処理について説明を加える。
ステップS1において、事前選択処理部301は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部221から供給される起動信号に基づいて判定し、硬貨が投入されたと判定するまで待機する。
ステップS1において、硬貨が投入されたと判定された場合、処理はステップS2に進む。ステップS2において、事前選択処理部301は、事前選択部208を制御することで、事前選択処理を行う。具体的には、事前選択処理部301は、撮影空間で行われる撮影に関するコースの選択などを利用者に行わせることで、各種の設定を行う。
ステップS3において、撮影処理部302は、撮影部209を制御することで、撮影処理を行う。具体的には、撮影処理部302は、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ92にライブビュー表示させ、撮影空間A1にいる利用者を被写体として撮影し、撮影画像を生成する。
ステップS4において、編集処理部303は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部210を制御することで、編集処理を行う。具体的には、編集処理部303は、撮影処理により得られた撮影画像に対して利用者に編集作業を行わせることで、編集が施された編集画像を生成する。
ステップS5において、印刷処理部304は、プリンタ251を制御することで、印刷処理を行う(開始する)。具体的には、印刷処理部304は、編集処理により得られた編集画像をプリンタ251に出力してシール紙に印刷する。なお、撮影処理により得られた撮影画像が、シール紙に印刷されるようにしてもよい。
印刷が終了すると、ステップS6において、プリンタ251は、画像が印刷されたシール紙をシール紙排出口161に排出し、処理を終了させる。
<事前選択処理の詳細>
次に、図15のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS2の事前選択処理の詳細について説明する。
事前選択処理が開始されると、ステップS11において、表示制御部311は、人数コース選択画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。
図16は、人数コース選択画面の例を示す図である。
人数コース選択画面には、「撮りたい人数を選んでね」のメッセージが表示され、その下に、ボタン421乃至425が表示される。ボタン421は、人数コースとして1人用コースを選択するときに操作される。ボタン422は、人数コースとして2人用コースを選択するときに操作される。ボタン423は、人数コースとして3人用コースを選択するときに操作される。ボタン424は、人数コースとして4人用コースを選択するときに操作される。ボタン425は、人数コースとして5人以上用コースを選択するときに操作される。
ボタン421乃至425のいずれかが操作されることによって、入力受付部312は、人数コースの選択を受け付ける。選択された人数コースに応じて、その人数の利用者に向けたゲームが提供される。以下、2人用コース、3人用コース、4人用コース、および5人以上用コースをまとめて、複数人用コースということとする。
人数コース選択画面において、ボタン422乃至425のいずれかが操作されることによって、複数人用コースの選択が受け付けられた場合、処理はステップS12に進む。ステップS12において、表示制御部311は、撮影コース選択画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。
図示はしないが、撮影コース選択画面には、例えば、「撮りたいコースを選んでね」のメッセージが表示され、その下に、複数のボタンが表示される。ボタンとしては、撮影コースとして「アップ+全身」コースを選択するときに操作されるボタンや、「アップのみ」コースを選択するときに操作されるボタンがある。「アップ+全身」コースは、複数回(例えば5回)行われる撮影として、アップ撮影と全身撮影とが行われる撮影コースである。「アップのみ」コースは、複数回行われる撮影として、アップ撮影のみが行われる撮影コースである。
ここで、アップ撮影とは、被写体の顔および上半身を撮影範囲とした撮影である。アップ撮影により、撮影画像として、被写体の顔および上半身が写るアップ画像が得られる。一方、全身撮影とは、被写体の全身を撮影範囲とした撮影である。全身撮影により、撮影画像として、被写体の全身が写る全身画像が得られる。
表示されているボタンのいずれかが操作されることによって、入力受付部312は、撮影コースの選択を受け付ける。そして、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、表示制御部311は、名前入力画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。
名前入力画面は、利用者による名前の入力に用いられる画面である。名前入力画面が操作されることによって、入力受付部312は、利用者それぞれの名前の入力を受け付ける。
さて、ステップS11に戻り、人数コース選択画面において、ボタン421が操作されることによって、1人用コースの選択が受け付けられた場合、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、表示制御部311は、シールレイアウト選択画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。
詳細な説明は省略するが、シールレイアウト選択画面は、シールレイアウト画像の選択に用いられる画面である。
シールレイアウト画像は、複数の撮影画像が配置されてシール紙に印刷される画像である。シールレイアウト画像において撮影画像が配置される領域以外の領域には、デザイン性に富んだ文字や図柄などが配置される。シール紙には、シールレイアウト画像に撮影画像が配置されて合成された合成画像が印刷される。この合成画像は、サーバを介して、利用者の携帯端末に送信されるようにしてもよい。
ステップS13またはステップS14の後、処理はステップS15に進む。ステップS15において、ガイダンス出力制御部313は、事前選択空間A0にいる利用者に対して、撮影空間A1への移動を案内する。撮影空間A1への移動の案内は、タッチパネルモニタ71に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ72から出力させることによって行われる。
<撮影処理の詳細>
次に、図17のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS3の撮影処理の詳細について説明する。なお、ここでは、人数コースとして複数人用コースが選択され、撮影コースとして「アップ+全身」コースが選択された場合の撮影処理について主に説明し、複数人用コースと複数人用コース以外で異なる処理が行われるところでは、適宜複数人用コース以外の処理についても説明を加える。
撮影処理が開始されると、ガイダンス出力制御部324が、写り選択用撮影の仕方を説明する画面をタッチパネルモニタ92に表示させる。その後、ステップS31において、撮影制御部323は、写り選択用撮影を行う。
写り選択用撮影は、利用者それぞれの顔を識別し、さらに利用者の顔の各パーツ(目、口など)を認識するために行われる撮影である。写り選択用撮影により得られた撮影画像(以下、写り選択用画像という)は、編集処理において編集対象とされたり、印刷処理においてシール紙に印刷されることはない。写り選択用画像は、顔の各パーツの認識のためと、後述するコンテストのエントリー用の画像に利用される。
このような目的から、写り選択用撮影のガイダンスでは、利用者に対して、正面を向いて撮影することを促す画面の表示や音声の出力が行われる。
人数コースとして2人用コースが選択されていた場合、タッチパネルモニタ92には、図18に示すような画面が表示される。図18に示すように、2人用コースが選択されている場合には、枠451と枠452の2つの枠が表示される。枠451と枠452には、それぞれ、その時点で撮影されている利用者の顔が表示される。
枠451、枠452の上部には、“枠の中に入って前を向いて撮影してね”といったメッセージが表示されている。また、画面下側には、“後で「顔パーツバランス」と「目の大きさ」を選ぶときにつかうよ”といったメッセージが表示されている。このようなメッセージが表示されることで、利用者は、枠451または枠452に顔の部分が収まるように、前後、上下、左右に移動すれば良いことを認識する。
このような撮影が行われることで、枠内に収まった顔の画像から、利用者の顔の各パーツ(目、口など)が認識される。
また後述するように、2人用コースが選択され、このような撮影が行われた場合、この撮影において得られた撮影画像は、コンテストのエントリー用の画像として用いられる。よって、例えば“「全国女子高生ミスコン」の応募用画像としても使えるよ”といったメッセージも表示されるようにしても良い。
人数コースとして、3人以上のコースが選択されていた場合、タッチパネルモニタ92には、図19に示すような画面が表示される。図19に示すように、3人以上のコースが選択されている場合には、画面中央に、1つの枠453が表示される。枠453内には、その時点で撮影されている複数の利用者の顔が表示される。
枠453の上部にも、図18を参照して説明した場合と同じく、“枠の中に入って前を向いて撮影してね”といったメッセージが表示されている。このようなメッセージが表示されることで、各利用者は、枠453にそれぞれの顔の部分が収まるように、前後、上下、左右に移動すれば良いことを認識する。このような表示が行われることで、枠内に複数の利用者が収まった画像が得られ、そのような画像から、利用者それぞれの顔が識別され、それぞれの利用者の顔の各パーツ(目、口など)が認識される。
人数コースとして、1人用コースが選択されていた場合、図19に示した場合と同じく、1つの枠を表示して、撮影が行われるようにしても良いし、1人であるため利用者の顔を識別する必要が無いため、枠が表示されずに撮影が行われるようにしても良い。また、後述するアップ撮影と同じように撮影が行われるようにしても良い。また、1人用コースが選択されていた場合には、このような写り選択用撮影を行わず、アップ撮影時に得られた画像から、利用者の顔の各パーツ(目、口など)が認識されるようにしても良い。
この写り選択用撮影により得られた画像は、コンテストのエントリー用の画像として用いられる。コンテストにエントリーした場合、この撮影により得られた画像が、審査用の画像として用いられる。
図17のフローチャートの説明に戻り、ステップS31において、写り選択用撮影が終了すると、ガイダンス出力制御部324が、アップ画像を得るための撮影であるアップ撮影の仕方を説明する画面をタッチパネルモニタ92に表示させる。そして、ステップS32において、撮影制御部323は3回のアップ撮影を行う。
3回のアップ撮影が終了すると、ガイダンス出力制御部324が、全身画像を得るための撮影である全身撮影の仕方を説明する画面をタッチパネルモニタ92に表示させる。そして、ステップS33において、撮影制御部323は、2回の全身撮影を行う。
このような5回の撮影が行われる。5回の撮影が行われているときにタッチパネルモニタ92上には、例えば、図20に示すような画面が表示されている。
撮影結果確認画面の画像表示領域521には、アップ撮影や全身撮影によって得られた静止画像が表示される。また、画像表示領域522−1には、1回目のアップ撮影によって得られた静止画像が表示される。同じく画像表示領域522−2には、2回目のアップ撮影によって得られた静止画像が表示され、画像表示領域522−3には、3回目のアップ撮影によって得られた静止画像が表示される。
画像表示領域522−4には、1回目の全身撮影によって得られた静止画像が表示され、画像表示領域522−5には、2回目の全身撮影によって得られた静止画像が表示される。このような画面を見ながら、利用者は撮影を行い、また撮影された画像を確認しつつ撮影が行われる。
なお、撮影コースとして「アップのみ」コースが選択されている場合には、2回の全身撮影に代えて、2回のアップ撮影が行われる。よって、撮影コースとして「アップのみ」コースが選択されている場合、合計5回のアップ撮影が行われる。
ステップS33の後、処理はステップS34に進む。ステップS34において、ガイダンス出力制御部324は、撮影を終えた利用者に対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動を案内する。編集空間への移動の案内は、タッチパネルモニタ92に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ232から出力させることによって行われる。
<編集処理の詳細>
次に、図21のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS4の編集処理の詳細について説明する。なお、事前選択処理において選択された人数コースや撮影コースによらず、基本的には同様の流れで編集処理が実行されるが、コンテストに関する処理は、異なる処理となるため、まず、基本的に同様の処理である処理について説明を加える。
編集処理が開始されると、ガイダンス出力制御部335が、写り選択の仕方を説明する画面をタッチパネルモニタ92に表示させる。ここでいう写りは、後述する顔のパーツバランスと目の大きさとを示している。その後、ステップS71において、表示制御部331は、顔のパーツバランス選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
顔のパーツバランス選択画面には、利用者毎に、顔のパーツバランスがそれぞれ異なる複数の顔画像が表示される。顔のパーツバランスは、例えば、顔の輪郭や目の形状を示している。これらの顔画像は、写り選択用撮影によって得られた写り選択用画像における利用者の顔の領域に、顔のパーツバランスを異ならせるための複数種類の画像処理を施すことで生成される。
利用者それぞれによって、顔のパーツバランス選択画面に表示される複数の顔画像のうちのいずれかが選択されると、入力受付部332は、その選択を受け付ける。そして、画像処理部333は、選択された顔画像に施された画像処理を、撮影処理によって得られた撮影画像それぞれに施す。
顔のパーツバランスが選択されると、ステップS72において、表示制御部331は、目の大きさ選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
目の大きさ選択画面には、利用者毎に、目の大きさ、例えば、目の大きさが大きい、中程度、小さいといった目の大きさがそれぞれ異なる複数の顔画像が表示される。これらの顔画像は、写り選択用撮影によって得られた写り選択用画像における利用者の目の領域に、目の大きさを異ならせるための複数種類の画像処理を施すことで生成される。なお、目の大きさ選択画面に表示される画像は、顔画像に限らず、形状が異なる目の領域のみの画像など、少なくとも、画像処理の対象となる目の領域が含まれる画像であればよい。
利用者それぞれによって、目の大きさ選択画面に表示される複数の顔画像のうちのいずれかが選択されると、入力受付部332は、その選択を受け付ける。そして、画像処理部333は、選択された顔画像に施された画像処理を、撮影処理によって得られた撮影画像それぞれに施す。
目の大きさが選択されると、表示制御部331は、撮影画像に写る利用者の背景となる背景画像の色味を選択させるための選択画面を、タブレット内蔵モニタ131に表示させる。そして、背景画像の色味が選択されると、表示制御部331は、選択された色味に対応した背景選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
図22は、背景選択画面の例を示す図である。
背景選択画面の上側には、撮影画像611−1乃至611−5が表示される。撮影画像611−1乃至611−5は、撮影処理により得られた画像である。撮影画像611−1乃至611−5のうち、撮影画像611−1乃至611−3の3枚は、利用者の顔および上半身が写るアップ画像とされ、撮影画像611−4,611−5の2枚は、利用者の全身が写る全身画像とされる。
撮影画像611−1乃至611−5の下には、撮影画像それぞれの背景に合成される複数の背景画像612が表示される。図22の例では、3行8列で配置される24枚の背景画像が表示されている。
背景選択画面において、利用者の操作により、撮影画像611−1乃至611−5のうちのいずれかが選択された状態で、背景画像612のうちのいずれかが選択されると、選択された背景画像が、選択されている撮影画像の背景に合成されて表示される。
このようにして、入力受付部312は、5枚の撮影画像それぞれに合成される背景画像の選択を受け付ける。
撮影画像それぞれについて背景画像が選択された状態で、OKボタン613が操作されると、撮影画像それぞれについて選択された背景画像が確定される。
OKボタン613が操作されるか、または、背景画像選択画面が表示されてから所定の時間が経過すると、ガイダンス出力制御部335が、編集の仕方を説明する画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。なお、所定の時間が経過したときに、背景画像が選択されていなかった撮影画像については、あらかじめ決められた背景画像が選択されるものとする。
そして、ステップS74において、表示制御部331は、編集画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。なお、複数人用コースと1人用コースとでは、異なる編集画面が表示される。
ステップS75において、入力受付部332が、編集画面に表示されている撮影画像に対する編集入力を受け付けると、編集部334は、撮影画像の編集を行う。具体的には、編集部334は、利用者に選択されたスタンプ画像等の合成用画像を、編集対象となる撮影画像に合成する。
編集作業が終了すると、ステップS76において、表示制御部331は、タブレット内蔵モニタ131に分割数選択画面を表示する。そして、入力受付部332は、利用者による、シール紙の分割数の選択を受け付ける。
ここで、複数人用コースの場合には、シール紙の分割数が選択されることで、シールレイアウト(シールレイアウト画像)とシール紙の分割数が決定される。1人用コースの場合には、単に、シール紙の分割数のみが選択される。
なお、シールレイアウトを表す情報は、印刷処理部304に供給される。印刷処理部304は、この情報を用いて、利用者に選択された分割数で分割されたシール紙の各領域に、撮影画像または編集画像が配置されたシールレイアウト画像をシール紙に印刷する。
ステップS77において、表示制御部331は、タブレット内蔵モニタ131に携帯送信用画像選択画面を表示させる。そして、入力受付部332は、利用者による、携帯送信用画像として例えば1枚の撮影画像の選択を受け付ける。ここで、撮影画像に限らず、携帯送信用画像として編集画像が選択されるようにしてもよい。また、携帯送信用画像として選択される画像は、1枚に限らず、2枚以上であってもよい。
ステップS78において、表示制御部331は、タブレット内蔵モニタ131にメールアドレス入力画面を表示させる。そして、入力受付部332は、利用者の所有する携帯端末のメールアドレスの入力を受け付ける。
その後、所定の時間が経過したか、または終了ボタンが操作されると、処理はステップS79に進む。ステップS79において、通信制御部337は、通信部203を制御することで、インターネットなどのネットワークを介して、利用者により選択された携帯送信用画像を、利用者により入力されたメールアドレスとともに、サーバに送信する。サーバは、例えば写真シール作成装置1の製造メーカにより管理される。
サーバは、利用者により入力されたメールアドレス宛てに、携帯端末がサーバにアクセスするのに必要なURLが記載されたメールを送信する。そして、そのURLに基づいて、利用者が所有する携帯端末が、ネットワークを介してサーバにアクセスすることで、サーバに送信された携帯送信用画像が携帯端末に提供される。
ステップS80において、コンテストに関わる処理が実行される。ステップS80において行われるコンテストに関わる処理については、図28のフローチャートを参照して後述する。
その後、ステップS81において、ガイダンス出力制御部335は、編集作業を終えた利用者に対して、印刷待ち空間A3への移動を案内する。印刷待ち空間A3への移動の案内は、編集部210のタブレット内蔵モニタ131に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ241から出力させることによって行われる。
以上のようにして、編集処理が行われる。
<コンテストに関わる処理について>
<コンテストに関わる処理を実行するシステム>
次に、コンテストに関わる処理について説明する。まずコンテストに関わる処理を実行するシステムについて説明する。
図23は、コンテストに関わる処理を実行するシステムの構成例を示す図である。図23に示したシステムは、写真シール作成装置1−1乃至1−3、ネットワーク701、コンテスト情報管理サーバ711、およびコンテストサイト管理サーバ712から構成されている。
有線や無線で構成されるネットワーク701を介して相互に接続されている写真シール作成装置1−1乃至1−3、ネットワーク701、コンテスト情報管理サーバ711は、それぞれデータの授受を行えるように構成されている。
写真シール作成装置1−1乃至1−3は、それぞれ所定の地域内に設置されている写真シール作成装置1であり、上記したような処理を経て、コンテストに参加する利用者を撮像したり、コンテストの投票を受け付けたりする。なおここでは、説明の都合上、3台の写真シール作成装置1がネットワーク701に接続されているとして説明を続けるが、複数の写真シール作成装置1がネットワーク701に接続されている。
なお、写真シール作成装置1には、ユニークなIDが一台ずつ付与されており、例えば、写真シール作成装置1からコンテスト情報管理サーバ711に情報を送信するとき、その情報に、このIDを付与する事で、どの情報がどの写真シール作成装置1から送信されたかが容易に判別できる。
コンテスト情報管理サーバ711は、写真シール作成装置1側で撮影された画像や、メールアドレスなどの種々の情報を管理する。ここでは、特に、コンテストに関する情報を管理するサーバであるとする。
コンテストサイト管理サーバ712は、コンテストの投票時に、ネット上の所定のサイト上でも投票を行えるようにしたときに、そのサイトを管理する側のサーバである。以下に説明するコンテストにおいては、写真シール作成装置1で投票を行えるとともに、所定のサイト上でも投票を行えるように構成されている場合を例に挙げて説明する。
コンテスト情報管理サーバ711とコンテストサイト管理サーバ712は、それぞれ1台ずつ図示したが、それぞれ複数台設けられていても良い。また、コンテスト情報管理サーバ711とコンテストサイト管理サーバ712を別々に設けるのではなく、1台のサーバとして設けることも可能である。
<コンテストの概要について>
ここで、コンテストの概要について説明を加える。図24は、コンテストの流れと、それぞれの期間において写真シール作成装置1側で行われる表示についての関係を示した図である。
まず、コンテストの開催を利用者に周知するための開催告知期間がある。この開催告知期間において写真シール作成装置1は、コンテストが開催されることを写真シール作成装置1の利用者に知らせるための開催告知表示を行う。なお、開催告知表示のときに表示される画面や、そのような画面が表示されるときの写真シール作成装置1で行われる処理については、後述する。以下に説明する他の期間においても、詳細は、後述するとして説明を続ける。
所定の期間だけ、開催告知期間が設けられ、その開催告知期間で告知した開催日時になると、エントリー期間に移行される。エントリー期間においては、写真シール作成装置1を利用した利用者によるコンテストへのエントリーが受け付けられる。エントリー期間において写真シール作成装置1は、エントリーを受け付ける画面を表示する。
エントリーされた利用者の画像は、所定のタイミング、例えば、1日1回、1週間に1回など、コンテスト情報管理サーバ711に供給される。コンテスト情報管理サーバ711に供給されるデータは、エントリーした利用者の画像、利用者のメールアドレス、地域情報が関連付けられたデータである。地域情報は、写真シール作成装置1に設定されている情報であり、写真シール作成装置1が設置されている地域に関する情報である。
ここで、地域情報の設定について説明を加える。地域情報の設定は、写真シール作成装置1のメンテナンス画面上で行われる。図25は、メンテナンス画面の一例を示す図である。ここでは、メンテナンス画面は、事前選択部208のタッチパネルモニタ71に表示されるとして説明を続けるが、撮影部209のタッチパネルモニタ92、または編集部210のタブレット内蔵モニタ131に表示されるようにしても良い。
メンテナンス画面の左部には、複数の設定項目の選択肢が表示されており、その1つの選択肢として、“地域設定”という選択肢731が表示されている。この“地域設定”という選択肢731が選択されている状態のときに、地域設定が行えるように構成されている。図25では、設定されている地域情報が欄732に表示されている。
図25に示した画面例では、欄732に[関東][東京][渋谷]との表示がされており、関東の東京の渋谷が地域情報として設定されている状態である。[関東][東京][渋谷]のうち、[関東]を[地域名]とし、[東京]を[都道府県]とし、[渋谷]を[通称]とする。すなわちメンテナンス画面では、地域名、都道府県、通称を地域情報として設定できる。
欄732の右隣に表示されている“変更”というボタン733が操作されると、地域情報を設定し直すことができる。“変更”というボタン733が操作されると、図26、図27で示すような画面に切り替わり、[地域名]、[都道府県]、[通称]を順に設定できるような画面が管理者に提示される。管理者は、その画面を閲覧しながら、写真シール作成装置1が設置されている地域を設定することができる。
図26は、[地域名]と[都道府県]を設定するときに管理者に提示される画面例である。図26に示した画面の左側には、[地域名]を選択するための地域選択表示部751が設けられ、右側には、地域選択表示部751で選択された地域内に含まれる都道府県を選択するための都道府県選択表示部752が設けられている。
図26で示した地域選択表示部751には、“北海道”、“東北”、“関東”、“北陸・甲信越”、“東海”、“近畿”、“中国”、“四国”、“九州”、“沖縄”といった選択肢が表示され、“関東”という選択肢が選択されている状態を示している。
地域選択表示部751で“関東”という選択肢が選択されているため、都道府県選択表示部752には、関東地方に含まれる“茨城”、“神奈川”、“群馬”、“埼玉”、“千葉”、“東京”、“栃木”といった選択肢が表示されている。地域選択表示部751で“東京”という選択肢が選択されると、図27に示すような、“東京“に含まれる市町村などの[通称]を選択するための画面に切り換えられる。
なお、図26を再度参照するに、画面右側には、前の画面に戻るときに操作されるボタン753、設定を保存して終了するときに操作されるボタン754、および設定を保存せずに終了するときに操作されるボタン755も表示される。これらのボタンは、適宜、管理者により操作される。また、操作できないボタンである場合、表示が薄くされるなどされ、管理者に操作ができないボタンであることを認識させるための表示が行われる。
図27は、[通称]を選択するときに管理者に提示される画面例である。通称を選択する画面には、都道府県選択表示部752で選択された都道府県に含まれる市町村名を含む通称が、選択肢として、通称選択表示部771内に表示されている。通称選択表示部771内には、例えば、“赤羽”、“昭島”、“渋谷”といった選択肢が表示されており、このうち、図27に示した画面例では、“渋谷”という選択肢が選択されている状態を示している。
このように[通称]まで選択され、ボタン754が操作されると、設定された情報が、地域情報として、保存され、設定に関わる処理は終了される。このようにして、地域情報は、写真シール作成装置1毎に設定され、管理される。
後述するようにコンテストの流れのなかに地方大会があり、所定の地方毎に投票が行われる期間がある。この地方毎の投票を行うときに地域情報は参照されるため、各写真シール作成装置1で設定されている必要がある。そのため、地域情報が設定されていない場合には、管理者に地域情報が設定されていないことを認識させるための画面が、所定のタイミングで表示される。
例えば、地域情報が未設定の場合、写真シール作成装置1が起動される毎に、地域情報が未設定であり、設定するように促すメッセージが表示されている警告画面が表示され、確実に地域情報が設定されるように構成されている。
また、写真シール作成装置1は、移設される可能性もある。移設された場合、地域情報を再設定する必要がある。そこで、写真シール作成装置1が起動されたとき、前回電源がオフにされてからの経過時間が、所定の時間、例えば、48時間経過しているか否かが判断され、経過していると判断された場合、移設されたと判断されるようにし、地域情報の再設定を促す警告画面が表示されるようにしても良い。
また写真シール作成装置1にGPS(Global Positioning System)機能を持たせ、そのGPSで計測された位置情報が、地域情報として用いられるようにしても良い。
このように、所定の時間以上、電源がオンにされなかったときには、移設された可能性があるため、地域情報の再設定を管理者に行わせるようにすることで、写真シール作成装置1が設置されている地域の情報を正しく管理することが可能となる。
このように、地域情報は、写真シール作成装置1毎に設定されており、この地域情報が、エントリーした利用者の画像と、利用者のメールアドレスと関連付けられてコンテスト情報管理サーバ711に供給される。なお、ここでは、画像、メールアドレス、地域情報が関連付けられて供給されるとして説明を続けるが、さらに他の情報も関連付けられて供給されるようにしても良い。
例えば、以下の個人情報も撮影された画像と関連付けられて送信されるようにしても良い。例えば、写真シール作成装置1のID、ユーザID、シールID、携帯電話機のキャリア区分、利用者の名前などの情報も関連付けられるようにしても良い。
写真シール作成装置1のIDは、写真シール作成装置1毎に付与されているIDである。ユーザIDは、撮影画像に対して紐づけるための番号であり、撮影画像と同じ番号が付与されていても良いし、例えば、下一桁が、撮影画像のIDをa、個人情報をbとしたIDであっても良い。
なお、ユーザIDは、写真シール作成装置1のIDとゲーム開始日時(コイン投入時、1回目の撮影時、写真シール作成装置における印刷時等の所定のタイミング)と、その写真シール作成装置1で行ったゲームの累積回数を組み合わせて生成することができる。
シールIDは、シール毎に付与される番号であり、ユニークなIDである。携帯キャリア区分は、管理サイト、例えば、コンテスト情報管理サーバ711からのメール配信に用いられる場合があり、送受信されるデータに含まれるようにしても良い。
写真シール作成装置1からコンテスト情報管理サーバ711へのデータの供給は、ネットワーク701を介して行われる。また、写真シール作成装置1に蓄積されたデータを、USBメモリなどの記録媒体に記録し、その記録媒体を用いて、コンテスト情報管理サーバ711に供給されるようにしても良い。
このような供給は、1日1回、所定のタイミングで行われるようにしても良いし、1週間など、所定の期間が経過する毎に行われるようにしても良い。また、エントリーが行われる毎に行われるようにすることも可能である。
また、写真シール作成装置1からコンテスト情報管理サーバ711へのデータは、第1の暗号化方式を適用して暗号化されて供給される。またコンテスト情報管理サーバ711から写真シール作成装置1へのデータも、第1の暗号化方式を適用して暗号化されて供給される。
コンテストの流れの中に、投票を行う期間があるが、投票は写真シール作成装置1で行えるとともに、ネット上の所定のサイト上でも行えるようにした場合、そのサイトを管理するコンテストサイト管理サーバ712に、コンテスト情報管理サーバ711からデータが供給される。
コンテスト情報管理サーバ711からコンテストサイト管理サーバ712へのデータ、およびコンテストサイト管理サーバ712からコンテスト情報管理サーバ711へのデータは、第1の暗号化方式とは異なる第2の暗号化方式を適用して暗号化されて送受信される。
仮に、コンテスト情報管理サーバ711とコンテストサイト管理サーバ712との間で第1の暗号化方式で暗号化されたデータが送受信されるようにしたときに、その第1の暗号化方式で暗号化されたデータがハッキングなどの被害に遭ったとする。このような場合、写真シール作成装置1とコンテスト情報管理サーバ711との間のデータが第1の暗号化方式で暗号化されていると、そのデータも、ハッキングなどの被害に遭う可能性が高くなってしまう。
コンテスト情報管理サーバ711で管理されるコンテストに係わる情報は、個人情報であるが、それ以外の個人情報も管理するように構成することも可能である。利用者の個人情報を管理するサーバから、個人情報が漏れることは防ぐ必要がある。そのためにも、写真シール作成装置1とコンテスト情報管理サーバ711との間で授受されるデータに対する暗号化方式と、コンテスト情報管理サーバ711とコンテストサイト管理サーバ712との間で授受されるデータに対する暗号化方式は、別の暗号化方式とされる。
また、写真シール作成装置1とコンテスト情報管理サーバ711との間で授受されるデータには、コンテストに関わる情報以外の情報も含まれているが、コンテスト情報管理サーバ711とコンテストサイト管理サーバ712との間で授受されるデータには、コンテストに関わる情報のみ、例えば、画像データと地域情報が含まれるデータとされる。すなわち、コンテストサイト管理サーバ712で管理されている情報は、コンテスト情報管理サーバ711で管理されている情報のうちの最低限度の情報とされている。
このようにして、利用者の個人情報が漏洩しないようにデータの管理や通信が行われる。
図24を参照した説明に戻る。エントリー期間において写真シール作成装置1毎にコンテスト参加へのエントリーが行われ、所定の期間が経過すると、写真シール作成装置1におけるエントリー期間は終了される。
次の期間として、第1次審査期間と第2次審査期間とがある。この第1次審査期間における第1次審査と第2次審査期間における第2次審査は、写真シール作成装置1側ではなく、コンテスト情報管理サーバ711側で行われる。
図23に示したシステム図を再度参照する。図23に示した例では、写真シール作成装置1−1乃至1−3の3台の写真シール作成装置1がネットワーク701に接続されている。例えば、写真シール作成装置1−1乃至1−3のそれぞれで、100人の利用者がコンテストにエントリーした場合、コンテスト情報管理サーバ711は、写真シール作成装置1−1乃至1−3のそれぞれから、100人分の情報の供給を受ける。よって、コンテスト情報管理サーバ711には、300人分の利用者の情報が管理される。
この300人のエントリー登録者の中から、地方大会に出場させる登録者が、第1次審査期間と第2次審査期間中に選出される。第1次審査期間では、写真シール作成装置1で撮影された撮影画像が参照されて第1次審査が行われる。
例えば、コンテスト情報管理サーバ711のモニタ(不図示)上に、管理されているエントリーした登録者の画像が表示され、その画像を審査員が閲覧することで、審査が行われる。このように、写真シール作成装置1で撮像された画像が用いられて審査が行われるため、第1次審査に用いられる画像は、画像処理が施された画像でも良いが、画像処理が施されていない画像(以下、適宜、原画と記載する)が用いられるとして説明を続ける。
上記したように、写真シール作成装置1では、図21のフローチャートを参照して説明したように、撮影画像に対して、さまざまな編集(画像処理)を施すことができる。そのような画像処理が施された画像を審査対象とすると、登録者本人と画像のイメージが異なり、正確な審査が行えない可能性がある。よって、第1次審査には、写真シール作成装置1で撮影された撮影画像が用いられて審査は行われるが、画像処理が施されていない撮影画像が用いられる。
第1次審査に用いられる画像としては、例えば、撮影時に写り選択用撮影時(図17のステップS31)に撮影された画像を用いることができる。2人用コースが選択されたときには、図18に示したように、タッチパネルモニタ92上に2つの枠451と枠452が表示され、それぞれの枠内に、利用者の顔が入るように撮影が行われる。
このように2人用コースが選択されたときに撮影された利用者毎の画像が、第1次審査用の画像として用いられる。この写り選択用撮影のときの撮影された画像は、その後の編集作業の対象画像とはされないため、画像処理が施されていない画像となり、利用者本人と撮影画像とに違いが少なく、第1次審査用の画像としては適している。ここでは、2人用コースが選択されたときの写り選択用撮影(個別撮影)時に得られた画像が、第1次審査用の画像として用いられるとして説明を続ける。
なお、第1次審査用の画像として、以下のような画像が用いられるように構成することも可能である。写真シール作成装置1で撮影された画像のうち、画像処理が施された撮影画像又は画像処理が施されていない撮影画像のうちのどちらかを第1次審査用の画像として選択できるようにしても良い。
また画像処理は施すが、画像処理の強度が弱く設定された画像が用いられるようにしても良い。例えば、証明写真コースというのがあり、その証明写真コースが選択されたときには、顔の色を血色が良い色に変更したり、目の大きさを少し大きめにしたりするといったような画像処理がなされるが、その画像処理は、証明写真という特性上、本人であると認識できる程度に収められている。そのような証明写真コースで撮影された画像が、第1次審査用の画像として用いられるようにしても良い。
また上記した例ではアップ画像(顔の画像)が第1次審査用の画像として用いられるとしたが、全身撮影時の全身画像が第1次審査用の画像として用いられるようにしても良い。全身画像が用いられることで、顔だけでなく、スタイルや服装といった顔以外の要素も審査対象とすることができ、そのような顔以外の要素も注目対象として審査が行えるようにすることができる。
また全身画像が用いられる場合、顔画像とともに用いられるようにしても良い。すなわち、アップ撮影時に得られた画像と全身撮影時に得られた画像とが用いられて、第1次審査が行われるようにしても良い。第1次審査で用いられる画像の数は、1枚に限らず、何枚でも良い。
また、写真シール作成装置1においては、編集による撮影画像の加工も魅力の1つであるため、例えば、編集(画像処理)後の画像の仕上がりを競うコンテストである場合など、画像処理が施された画像が第1次審査用の画像として用いられるようにしても良い。すなわち、コンテストの主旨に合わせて、画像処理が施された画像が用いられるか、画像処理が施されていない画像が用いられるかが決定されても良い。
ここでは、第1次審査は、コンテスト情報管理サーバ711側で、審査員が写真シール作成装置1で撮影された画像を閲覧して行うとしたが、コンテスト情報管理サーバ711で画像処理などにより行われるようにしても良い。例えば、利用者が笑顔であるか否かを判定するアプリケーションがあるが、そのようなアプリケーションが用いられ、笑顔である利用者の画像が抽出されることで、第1次審査が行われるようにしても良い。
第1次審査期間における第1次審査を通過した登録者に対して、第2次審査期間における第2次審査が行われる。第2次審査は、例えば、第1次審査を通過した登録者に直接会い、いわゆる面接により行われる。
なおここでは、第1次審査と第2次審査の2回の審査が行われるとして説明を続けるが、第1次審査または第2次審査のどちらか一方のみが行われるようにしても良い。
第1次審査期間と第2次審査期間のとき、写真シール作成装置1側では、地方投票開催告知表示が行われる。第1次審査と第2次審査を通過した登録者は、地方投票の投票対象者(地方大会の出場者)となる。地方投票とは、設定されている所定の範囲内に設置されていた写真シール作成装置1でエントリーした登録者に対する投票である。
例えば、地方投票とは、北海道/東北地区、関東地区、中部地区、近畿地区、中国/四国地区、九州/沖縄地区といった地区毎に行われる。この場合、6地区毎に行われる。例えば、関東地区における投票である場合、関東地区内に設置されていた写真シール作成装置1によりエントリーした登録者のうち、第1次審査と第2次審査を通過した登録者が、関東地区内に設置されている写真シール作成装置1において投票できる投票対象者とされる。
このように、地方投票の対象者を選択するために、第1次審査と第2次審査は行われるため、この第1次審査と第2次審査は、地区毎に行われ、地方毎に所定の人数、例えば12人が選出される。地区毎に所定の人数が選出されることで、第2次審査まで終了されると、次に地方投票期間に移行される。
地方投票期間においては、地方毎に、また写真シール作成装置1毎に投票が行われる。またコンテストサイト管理サーバ712が管理するサイトでの投票も行われるようにしても良い。地方投票期間においては、写真シール作成装置1側では、地方大会における投票を受け付けるための表示が行われる。
地方投票期間において投票用の画像として用いられるのは、第1次審査のときに用いられた画像または、第2次審査を通過した通過者を、スタジオなどで新たに撮影し直した画像である。新たに撮影し直すことで、全ての通過者の条件を同じにし、公平な投票が行われるようにするためである。
写真シール作成装置1やサイトでの投票は、一定期間行われ、その期間が経過すると、地方大会期間へと移行する。地方大会期間では、各地方において、実際にコンテスト参加者が参加するイベントなどが開催される帰還である。そのときに、イベント会場で投票も行われるようにしても良い。
この地方大会期間の投票結果と、地方投票期間における写真シール作成装置1毎の投票結果により、地方大会におけるグランプリと準グランプリが選出される。例えば、上記した例のように、各地方で、12人の候補者が選出された場合、投票の結果、各地方で、1位と2位の候補者が次の全国大会に出場する出場者として選出される。
この地方大会期間においては、写真シール作成装置1では、全国大会が開催されることを告知する表示が行われる。
地方大会によるグランプリと準グランプリが決定されると、全国大会投票期間に移行される。全国大会は、例えば、日本国内を対象とした投票である。例えば、日本国内を6地区に分けた場合、6地区の地区毎に行われるのが地方大会であり、日本国内を対象として行われるが全国大会である。また6地区毎に、グランプリと準グランプリの2人が選出された場合、全国大会では、12人(2人×6地区)が出場者となる。
全国大会投票期間における投票は、基本的に地方投票期間における投票と同じく、写真シール作成装置1で行われる。また、コンテストサイト管理サーバ712が管理するサイト上でも投票は受け付けられるようにしても良い。
この全国大会の投票に用いられる画像は、地方大会の投票に用いられた画像であっても良いし、新たに出場者を撮影し直した画像であっても良い。
写真シール作成装置1やサイトでの投票は、一定期間行われ、その期間が経過すると、全国大会期間へと移行する。全国大会期間では、全国において、実際にコンテスト参加者が参加するイベントなどが開催される期間である。そのときに、イベント会場で投票も行われるようにしても良い。
この全国大会期間においては、写真シール作成装置1では、最終結果である全国大会におけるグランプリと順グランプリが決定され、発表されると言うことを知らせるための告知画面が表示される。
この全国大会期間の投票結果と、全国大会投票期間における写真シール作成装置1毎の投票結果により、全国大会におけるグランプリと準グランプリが選出される。例えば、上記した例のように、各全国で、12人の候補者が選出された場合、投票の結果、1位と2位の候補者が最終的なグランプリと準グランプリとして決定される。
最終結果が出ると、結果発表期間に移行される。この結果発表期間においては、写真シール作成装置1により、最終結果が表示される。また、コンテストサイト管理サーバ712が管理していたサイト上でも、最終結果が表示されるようにしても良い。
このような流れで1回のコンテストが開催される。このようなコンテストの流れにおいては、写真シール作成装置1を利用した利用者が、写真シール作成装置1で撮影した画像により、写真シール作成装置1でコンテストの参加を申し込むことができる。よって、コンテスト参加へのハードルを下げることが可能となり、たくさんの利用者をコンテストに参加させることが可能となる。また、コンテスト参加へのハードルが下がることで、そのようなコンテストへの参加を行える写真シール作成装置1に対する人気も上がり、写真シール作成装置1の集客力を向上させることができる。
また投票する利用者も、写真シール作成装置1やサイト上で、簡単に投票を行えるため、コンテストに投票者として参加することができ、投票する利用者のコンテスト参加へのハードルを下げることが可能となり、たくさんの利用者を、投票するという形でコンテストに参加させることが可能となる。また、コンテスト参加へのハードルが下がることで、そのようなコンテストへの参加を行える写真シール作成装置1に対する人気も上がり、写真シール作成装置1の集客力を向上させることができる。
また写真シール作成装置1側における投票だけでなく、第1次審査や第2次審査を設けたり、地方大会期間や全国大会期間を設け、イベントなどを開催することで、写真シール作成装置1以外の媒体に関係する企業などとのタイアップを行うことが可能となったり、写真シール作成装置1以外の媒体でのコンテストの宣伝を行うことが可能となる。
<写真シール作成装置1でのコンテストに関わる処理について>
このようなコンテストに関わる処理のうち、写真シール作成装置1が行う処理について説明を加える。
図28のフローチャートを参照し、ステップS80(図21)において実行されるコンテストに係わる処理について説明する。
なおここでは、コンテストに係わる処理は、編集時に行われるとして説明を続けるが、撮影時に行われるようにしても良い。また事後接客部がある写真シール作成装置1においては、事後接客部においてコンテストに係わる処理が実行されるようにしても良い。
ステップS201において、開催告知期間であるか否かが判定される。この判定はコンテスト情報管理サーバ711から供給されるデータに基づいて行われるようにしても良いし、写真シール作成装置1側でコンテストの上記したようなスケジュールを管理し、そのスケジュールに照らし合わせて行われるようにしても良い。
以下の説明においても、期間を判定する処理があるが、その判定は、ステップS201における判定と同じく、コンテスト情報管理サーバ711から供給されるデータに基づいて行われたり、予め管理されているスケジュールに基づいて行われたりするとし、その説明は適宜省略する。また、ここで挙げた判定以外の判定方式で、判定が行われるようにしても良い。
またここでは、このような判定が行われるとして説明を続けるが、コンテスト情報管理サーバ711側から、供給されるプログラムや、画像データに基づき、写真シール作成装置1側が動作し、このような判定は写真シール作成装置1側では行われないように構成することも可能である。
ステップS201において、開催告知期間であると判定された場合、ステップS202に処理は進められる。ステップS202において、開催告知処理が実行される。ステップS202において実行される開催告知処理について、図29のフローチャートを参照して説明する。
ステップS251において、通信はできるか否かが判定される。ステップS251において、通信はできるか否かを判定するのは、以下の処理において、利用者の携帯電話機など、登録されている機器に対して、電子メールを送信するからである。よって、ステップS251においては、電子メールを送信できるか否かを判定するために、まず通信はできるか否かが判定される。
また通信は、コンテスト情報管理サーバ711との通信であり、コンテスト情報管理サーバ711の処理により、所定の機器に対して電子メールが送信される。そのような指示を出すのが、写真シール作成装置1側であるため、ステップS251において、コンテスト情報管理サーバ711と通信が行える状態であるか否かが判定される。
このような判定は、ここでは、必要に応じて随時行われるとして説明を続けるが、例えば、写真シール作成装置1が起動されたときに行われ、その結果が保持されるようにしても良い。また、所定の時間経過毎、例えば、1時間毎に行われるようにしても良い。
また、編集処理の1処理として、ステップS79(図21)において、携帯送信用画像が利用者の携帯端末に送信される処理が実行されている。そして、この携帯送信用画像の送信が行われた後、コンテストに係わる処理が実行されるとして説明している。よって、ステップS79において、携帯送信用画像の送信が正常に終了されたか否かが判定されることで、通信はできる状態であるか否かが判定されるようにしても良い。
また、後段の処理で、利用者の携帯端末に、コンテストに関する情報が送信されるときに、携帯送信用画像が送信されるような処理の流れとすることも可能である。
ステップS251において、通信はできる状態であると判定されると、ステップS252に処理は進められる。ステップS252において、アドレスの入力はあったか否かが判定される。編集処理の1つの処理として、ステップS78(図21)において、利用者のメールアドレスが入力される処理がある。このステップS78における処理において、利用者のメールアドレスが入力されたか否かが、ステップS252において判定される。
上記したように、後段の処理にて、所定の機器に対して電子メールを送信する場合があるため、ステップS252において、送信先となるアドレスが、入力されたか否かが判定される。
メールアドレスは、ローカル部@ドメインで構成される。メールアドレスが入力されたか否かの判定は、メールアドレスの@マークより前のローカル部に、少なくとも1文字が入力され、@マーク以下のドメインが選択されていた場合に、メールアドレスは入力されていたと判定される。
なおこのように、@マークの前のローカル部と後のドメインの両方に入力(選択)があったことを条件とするのが良いが、どちらか一方のみでも入力(選択)があった場合には、メールアドレスは入力されていたと判定されるようにしても良い。
また、写真シール作成装置1は、図16を参照して説明したように、人数コースとして、1人、2人、3人、4人、5人以上用というコースが設けられている。例えば、2人用コースが選択されていたときに、2人のメールアドレスが入力されていたときに、メールアドレスは入力されていたと判定されるようにしても良いし、少なくとも1人のメールアドレスが入力されていたときに、メールアドレスは入力されていたと判定されるようにしても良い。
ステップS252において、アドレスの入力はあったと判定された場合、ステップS253に処理は進められる。ステップS253において、メール送信ボタン有りの画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。図30に、ステップS253における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。
画面には、“女子高生ミスコン”というメッセージが中央部分に大きく表示されているとともに、上側に、“みんなで選ぶ「にほんいちかわいい女子高生」“といったメッセージが表示されている。このようなメッセージによりミスコン(コンテスト)が開催されることを告知する画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。
また画面右側には、大きな円形のボタン801が表示されている。このボタン801内には、“2015年7月スタート”、“最新情報をCHECK”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージが表示されている。“2015年7月スタート”というメッセージにより、コンテストがいつから始まるのかが明確に告知される。また、“最新情報をCHECK”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージから、ボタン801を押下することで、コンテストに関する情報を、電子メールで取得できることを認識することができる。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示されているときに、ボタン801が操作されると、入力されていたメールアドレスに対して、電子メールが送信される。複数の利用者のメールアドレスが入力されていた場合には、同一内容の電子メールが、その複数の利用者に対して送信される。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示され、ボタン801が操作されることなく、所定の時間が経過すると、タブレット内蔵モニタ131上の画面は、次の画面(不図示)に切り換えられる。
一方、ステップS251において、通信はできないと判定された場合、またはステップS252においてアドレスの入力はなかったと判定された場合、ステップS254に処理は進められる。このような場合、所定の機器に対して電子メールを送信することができない状態なので、ステップS254においては、メール送信ボタン無しの画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図31に、ステップS254における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。メール送信ボタン無しの画面は、図30に示したメール送信ボタン有りの画面と比較し、ボタン801が表示されていない点が異なり、ボタン801の代わりに、“女子高生ミスコン”というキーワードでサイトをチェックしてねという意味を表す表示部802が設けられている。図31に示した画面は、所定の時間が経過後、次の画面(不図示)に切り換えられる。
このようにして、大会の開催を告知する画面が表示される。
図28のフローチャートの説明に戻る。ステップS201において、開催告知期間ではないと判定された場合、ステップS203に処理は進められる。ステップS203において、エントリー期間であるか否かが判定される。
ステップS203において、エントリー期間であると判定された場合、ステップS204に処理は進められる。ステップS204において、エントリー受け付け処理が実行される。ステップS204において実行されるエントリー受け付け処理について、図32のフローチャートを参照して説明する。
ステップS301において、通信はできるか否かが判定され、通信はできる判定された場合、ステップS302に処理は進められ、アドレス入力はあったか否かが判定される。ステップS301、ステップS302の処理は、ステップS251、ステップS252(図29)の処理と同様に行うことができる。
ステップS302において、アドレスの入力はあったと判定された場合、ステップS303に処理が進められる。ステップS303において、2人用コースが選択されていたか否かが判定される。上記したように、事前選択時に、図16を参照して説明したように、人数コースとして、1人、2人、3人、4人、5人以上用というコースのうちのいずれかが選択されるように構成されている。これらのコースのうち、2人用コースが選択されていたか否かが判定される。
2人用コースが選択されていた場合、上記したように、撮影時に、図18に示したような画面が参照されながら、個別撮影が行われる。個別撮影が行われることで、2人の利用者の顔写真をそれぞれ得ることができる。このような顔写真が得られたときに、エントリーを受け付けるようにするために、ステップS303において、2人用コースが選択されていたか否かが判定される。
なおここでは、エントリーできる条件として、メールアドレスが入力されていることと、2人用コースが選択されていたことを条件とする。メールアドレスが入力されていること条件とするのは、例えば、第1次審査を通過したときに、通過したことを知らせ、第2次審査を来てもらうための電子メールを送信するときなどに使用されるからである。
またメールアドレスは、利用者の撮影画像と関連付け、画像を管理するのにも利用でき、そのような利用を可能とするために、メールアドレスが入力されたことを1つの条件として設ける。
また、2人用コースが選択されていたことを条件とするのは、上記したように、個別撮影が行われ、2人の利用者、それぞれの顔写真を得ることができ、第1次審査用の画像を得ることができるからである。
ここでは、このような条件が満たされるときに、エントリーを行えるとして説明を続けるが、他の条件がさらに追加されたり、2人用コース以外が選択された場合でもエントリーできるようにしたりする変更は可能である。これらの変更例については、後述する。
ステップS303において、2人用コースが選択されていたと判定された場合、ステップS304に処理が進められる。ステップS304において、エントリー画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。まず、図33に示すような画面が表示される。図33を参照するに、図33に示した画面は、図30または図31に示した画面とほぼ同じであるが、ボタン801の代わりに、“エントリー受け付け中”というメッセージが表示されている。
このような画面を表示することで、まず、利用者に、コンテストへのエントリーを受け付けていることを認識させる。このような画面が、所定の時間だけ表示されると、図34に示すような画面に画面は切り換えられる。
図34は、エントリーを受け付ける画面の一例である。2人の利用者のエントリーを受け付ける画面であるため、基本的に、左右で同一の画面構成を有する画面とされている。図中、左側の画面を利用する利用者を利用者A、右側の画面を利用する利用者を利用者Bとする。
利用者A用の画面には、個別撮影時に得られた利用者Aの顔画像が表示される顔画像表示部831−1があり、その左側には、利用者Bの顔画像が表示される顔画像表示部832−1がある。顔画像表示部831−1と顔画像表示部832−1の間には、切り替えボタン833−1が表示されている。また、顔画像表示部831−1の下側には、“エントリーする”というエントリーボタン834−1が表示され、顔画像表示部831−1とエントリーボタン834−1との間には、メールアドレスが表示されている。
同様の構成が、利用者B側の画面にも表示されている。すなわち利用者B側の画面にも、顔画像表示部831−2、顔画像表示部832−2、切り替えボタン833−2、およびエントリーボタン834−2が表示されている。
利用者Aは、顔画像表示部831−1に表示されている画像が、自分の画像であり、その下に表示されているメールアドレスが、自分が入力したメールアドレスである場合には良いが、例えば、自分が入力したメールアドレスであるが、顔画像表示部831−1に表示されている画像が自分の画像でなく、顔画像表示部831−2に表示されている画像が自分の画像であるような場合、切り替えボタン833−1を操作する。
切り替えボタン833−1が操作されると、顔画像表示部831−1に表示されていた画像と、顔画像表示部832−1に表示されていた画像が入れ替わる。この画像の入れ換えにより、顔画像表示部831−1に表示されている画像が、利用者Aの画像であり、その下に表示されているメールアドレスが、利用者Aが入力したメールアドレスである状態になる。
利用者Bにおいても同様であり、顔画像表示部831−2に表示されている画像が、利用者Bの画像であり、その下に表示されているメールアドレスが、利用者Bが入力したメールアドレスである状態になるように、適宜、利用者Bは、切り替えボタン833−2を操作する。
切り替えボタン833−1が操作されると、顔画像表示部831−1に表示されていた画像と、顔画像表示部831−2に表示されていた画像が入れ替わるが、顔画像表示部831−2に表示されていた画像と、顔画像表示部832−2に表示されていた画像も入れ替わる。すなわち、顔画像表示部831−1と顔画像表示部831−2には、同一の画像が表示されないように表示は制御される。
切り替えボタン833は、このような機能を有するため、図35に示すように、顔画像表示部831−1と顔画像表示部831−2の間に1つだけ設けられるようにしても良い。図35に示した画面において、切り替えボタン833が操作されると、顔画像表示部831−1に表示されていた画像と顔画像表示部831−2に表示されていた画像が入れ替えられる。
このように、顔画像表示部831−1と顔画像表示部831−2の間に切り替えボタン833が設けられるようにした場合、図34に示した画面における顔画像表示部832−1と顔画像表示部832−2は表示しない画面構成とすることができる。
利用者Aが、顔画像表示部831−1に表示されている画像が自己の画像であり、その下に表示されているメールアドレスが自己のアドレスであることを確認し、エントリーボタン834−1を操作すると、利用者Aは、コンテストにエントリーしたことになる。
同様に、利用者Bが、顔画像表示部831−2に表示されている画像が自己の画像であり、その下に表示されているメールアドレスが自己のアドレスであることを確認し、エントリーボタン834−2を操作すると、利用者Bは、コンテストにエントリーしたことになる。
このような画面が、ステップS304において、エントリー画面として表示される。このような画面は、2人ともエントリーボタン834を操作した場合や、どちらか一方または両方の利用者がエントリーボタン834を操作せずに、所定の時間が経過すると次の画面に切り換えられる。切り換えられる画面は、エントリーした人数により異なるため、ステップS305において、2人ともエントリーしたか否かが判定される。
ステップS305において、2人ともエントリーしたと判定された場合、ステップS306に処理が進められ、図36に示すような画面に、タブレット内蔵モニタ131上の画面が切り換えられる。図36に示した画面は、2人ともエントリーしたので、左右は、同一構成の画面とされている。ここでは、左側の利用者Aの画面を参照して説明する。
画面の上部には、“エントリーを受付けました”、“詳しい情報がメールに届くよ”というメッセージが表示されている。このメッセージを見ることで、利用者Aは、コンテストへのエントリーが正常に行われたことを認識することができる。
メッセージの下側には、今後のスケジュールを表したフローチャートが表示されている。“このあとの流れ“というメッセージの下側に表示されたフローチャートには、“今撮ったプリ画で書類選考”、“面接審査”、“地方予選”、“全国決戦”という流れでコンテストが行われることが示されている。また、このフローチャートの右側には、“書類選考の合格者にはメールで連絡が届くよ“といったメッセージも表示されている。
このようなフローチャートやメッセージを利用者Aは見ることで、エントリーした後の流れを確認することができる。
このような画面は、利用者B側の画面にも表示されているため、利用者Bも、エントリーが正常に受け付けられたことを認識し、エントリーした後の流れを確認することができる。
図32のフローチャートの説明に戻り、ステップS305において、2人ともエントリーしたかという判定において、NOとの判定がなされた場合、ステップS307に処理は進められる。ステップS307において、1人だけエントリーしたか否かが判定される。ステップS307において、1人だけエントリーしたと判定された場合、ステップS308に処理は進められ、図37に示すような画面に、タブレット内蔵モニタ131上の画面が切り換えられる。
図37に示した画面は、2人の利用者のうち、1人の利用者(ここでは、利用者Bとする)はエントリーしたが、もう1人の利用者(利用者Aとする)はエントリーしなかった場合の画面であるため、左右で異なる構成の画面とされている。図37に示した画面は、右側の利用者Bのみがエントリーしたときに、利用者Aと利用者Bに提示される画面例である。
エントリーした右側の利用者Bに提示される画面は、図36に示したエントリーした利用者に提示される画面と同じく、エントリーが正常に受け付けられたことを認識させ、エントリーした後の流れを確認させるための画面(図37中、右側の画面)である。
エントリーしなかった左側の利用者Aに提示される画面は、図37の左側に示したように、メッセージとボタン851が表示される。“「全国女子高生ミスコン」の最新情報をメールで配信中”といったメッセージと、その下に、“詳しく知りたい人はこちらから”というメッセージが表示されている。これらのメッセージを見ることで、利用者Aは、自己はエントリーしなかったが、「全国女子高生ミスコン」とは何かを知ることができるメールを受け取ることができることを認識する。
利用者Aは、「全国女子高生ミスコン」に興味を持った場合、ボタン851を操作する。ボタン851にもメッセージが表示されており、“ここをPUSH”というメッセージと、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージが表示されているため、利用者Bは、このボタン851を操作することで、「全国女子高生ミスコン」に関するメールを受信できることを認識することができる。
利用者Aがボタン851を操作した場合、写真シール作成装置1から、コンテスト情報管理サーバ711に対して、ボタン851が操作されたため、「全国女子高生ミスコン」に関する情報を利用者Bの携帯電話機に送信するようにという指示が出される。そのような指示を受けたコンテスト情報管理サーバ711側で、メール送信のための処理がなされることで、利用者Aの携帯電話機に「全国女子高生ミスコン」に関するメールが送信される。
図32のフローチャートの説明に戻る。ステップS307において、1人だけエントリーしたかという判定において、NOとの判定がなされた場合、ステップS309に処理は進められる。ステップS309において、図38に示すような画面に、タブレット内蔵モニタ131上の画面が切り換えられる。
ステップS309に処理が来るのは、電子メールを送信することができる状態であり、2人ともコンテストに対してエントリーしなかった状態である。または、ステップS303において、撮影人数として2人用コース以外のコースが選択されていたと判定され、エントリーの受け付け処理が行われなかった場合である。このような状態のときには、図38に示すような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図38に示した画面は、利用者A、利用者Bのともにエントリーしなかったので、または、2人以外の人数で撮影が行われ、エントリーの受け付け処理は行われなかったので、左右は、同一構成の画面とされている。また、左側の画面と右側の画面は、それぞれ、図37の左側の画面、すなわち、エントリーしなかった利用者に提示される画面と同様の画面とされている。
左側と右側にそれぞれボタン851が表示されているが、操作された側のボタン851に対応する利用者の携帯電話機に対して電子メールは送信される。例えば、利用者Aがボタン851−1を操作した場合、利用者Aの携帯電話機に電子メールが送信され、利用者Bがボタン851−2を操作した場合、利用者Bの携帯電話機に電子メールが送信される。
または、ボタン851−1またはボタン851−2のどちらかのボタン851が操作された場合、入力されていた複数の利用者のメールアドレスに対して、同一内容の電子メールが送信されるようにしても良い。
2人ともエントリーしなかった場合やエントリーの受け付け処理が実行されなかった場合、図39に示すような画面が、利用者に提示されても良い。図39に示した画面では、ボタン851が中央部分に大きく表示されている。この画面のように、2つのボタン851を提示するのではなく、1つのボタン851として提示する画面構成とすることも可能である。
図39に示した画面において、ボタン851が操作された場合、アドレスが入力されていた複数の利用者の携帯電話機に、同一内容の電子メールが送信される。
このように、2人ともエントリーしなかった場合や、エントリーの受け付け処理が実行されなかった場合であり、電子メールは送信できる状態のときには、「全国女子高生ミスコン」の詳細な内容を示すメールの送信を要求するボタン851が表示された画面が提示される。
図32のフローチャートの説明に戻る。ステップS301において、通信は行えないと判定された場合、またはステップS302において、メールアドレスの入力はなかったと判定された場合、ステップS310に処理は進められる。
このような場合、メールアドレスが入力されていないため、コンテストにエントリーするための条件を満たしていないことになるため、エントリー画面は表示されない。よって、図40に示すような、コンテストが開催されていることを告知する画面が表示される。
図40に示した画面と、図33に示した画面を比較する。図33に示した画面は、エントリーできる状態なので、“エントリー受付中”とのメッセージが表示されているが、図40に示した画面は、エントリーできない状態なので、そのようなメッセージは表示されていない。
その代わりに、コンテストの詳細をサイトで検索するように促すための表示部802が設けられている。この表示部802は、図31に示した開催告知期間に表示される画面であり、通信を行えない(メールを送信できない)ときに表示される画面にも設けられていた表示部802と同一である。
図40に示したような画面が、所定の時間だけ表示された後、次の画面(不図示)に画面は切り換えられる。
このようにして、エントリーの受け付けに関する処理は行われる。なお、ここでは編集時にエントリーの受け付けに関する処理が実行されるとして説明したが、エントリー用の画像が撮影された後の時点であれば、エントリー用の画像があるため、撮影部209のタッチパネルモニタ92(図9)上でエントリーに係わる処理が行われるようにしても良い。すなわち、エントリーが行われる場所や時間は、適宜変更可能であり、編集時に限定されるわけではない。
また、上記した実施の形態においては、メールアドレスを用いる例を挙げて説明したが、電話番号やSNS(Social Networking Service)用のIDなどを、利用者に入力させるようにし、上記した実施の形態におけるメールアドレスの代わりに用いられるようにしても良い。例えば、審査通過の連絡などに、電話番号やLINEのIDが用いられるようにすることも可能である。
図28のフローチャートの説明に戻る。ステップS203において、エントリー期間ではないと判定された場合、ステップS205に処理は進められる。ステップS205において、地方投票開催告知期間であるか否かが判定される。
ステップS205において、地方投票開催告知期間であると判定された場合、ステップS206に処理は進められる。ステップS206において、地方投票開催告知処理が実行される。ステップS206において実行される地方投票開催告知処理について、図41のフローチャートを参照して説明する。
地方投票開催告知処理は、開催告知処理(図29のフローチャートに基づく処理)と同様に行うことが可能であるため、詳細な説明は適宜省略する。
ステップS351において、通信はできるか否かが判定され、通信はできる状態であると判定されると、ステップS352に処理は進められ、アドレスの入力はあったか否かが判定される。
ステップS352において、アドレスの入力はあったと判定された場合、ステップS353に処理は進められる。ステップS353において、メール送信ボタン有りの画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。図42に、ステップS353における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。
画面には、“女子高生ミスコン”というメッセージが中央部分に大きく表示されているとともに、上側に、“10月から地方投票スタートするよ”といったメッセージが表示されている。このようなメッセージにより地方投票が開催されることを告知する画面であり、10月から始まるのかが明確に告知された画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。
また画面右側には、大きな円形のボタン871が表示されている。このボタン871内には、“最新情報をCHECK”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージが表示されている。また、“最新情報をCHECK”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージから、利用者は、ボタン871を操作することで、地方大会に関する情報を、電子メールで取得できることを認識することができる。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示されているときに、ボタン871が操作されると、入力されていたメールアドレスに対して、電子メールが送信される。複数の利用者のメールアドレスが入力されていた場合には、同一内容の電子メールが、その複数の利用者に対して送信される。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示され、ボタン871が操作されることなく、所定の時間が経過すると、タブレット内蔵モニタ131上の画面は、次の画面(不図示)に切り換えられる。
一方、ステップS351において、通信はできないと判定された場合、またはステップS352においてアドレスの入力はなかったと判定された場合、ステップS354に処理は進められる。このような場合、所定の機器に対して電子メールを送信することができない状態なので、ステップS354においては、メール送信ボタン無しの画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図43に、ステップS354における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。メール送信ボタン無しの画面は、図42に示したメール送信ボタン有りの画面と比較し、ボタン871が表示されていない点が異なり、ボタン871の代わりに、“女子高生ミスコン”というキーワードでサイトをチェックしてねという意味を表す表示部802が設けられている。図43に示した画面は、所定の時間が経過後、次の画面(不図示)に切り換えられる。
このようにして、地方大会の開催を告知する画面が表示される。
図28のフローチャートの説明に戻る。ステップS205において、地方投票告知期間ではないと判定された場合、ステップS207に処理は進められる。ステップS207において、地方投票受け付け期間であるか否かが判定される。
ステップS207において、地方投票受け付け期間であると判定された場合、ステップS208に処理は進められる。ステップS208において、地方投票受け付け処理が実行される。ステップS208において実行される地方投票受け付け処理について、図44のフローチャートを参照して説明する。
ステップS401において、通信はできるか否かが判定される。ステップS401において、通信はできる状態であると判定されると、ステップS402に処理は進められ、表示位置を変更するか否かが判定される。
ステップS402において、表示位置を変更すると判定された場合、ステップS403に処理が進められ、表示位置を変更した投票画面が表示され、表示位置を変更しないと判定された場合、ステップS404に処理が進められ、表示位置が前回と同じ投票画面が表示される。図45に投票画面の一例を示す。
図45に示した投票画面においては、上部に“応援したい子に投票しよう”、“九州予選ファイナリスト”とのメッセージが表示されている。このようなメッセージが表示されることで、投票を行えることと、地方投票であることを利用者に認識させることができる。メッセージの下側には、出場者の顔画像が表示されている。
図45に示した投票画面では、顔画像表示部901−1乃至901−12が設けられ、それぞれの顔画像表示部901内に、出場者の顔画像が表示されている。また各顔画像表示部901−1乃至901−12の下側には、それぞれの出場者の名前が表示されている。また、各顔画像表示部901−1乃至901−12の下側には、投票するときに操作される“投票する”という文言が表示されたボタン902−1乃至902−12も表示されている。
図45に示した投票画面においては、各顔画像表示部901に表示される名前として、A乃至Lのアルファベットが表示されている例を示したが、この部分には、出場者の本名、ニックネームなどが表示される。
なお本名やニックネームは、例えば、第2次審査期間における面接で出場者から聞くことができ、面接時に取得された本名やニックネームが、顔画像表示部901に表示されるようにしても良い。このように、出場者本人が、望んだ名前が表示されるようにして良い。
上記した事前選択処理の1処理として、利用者により名前を入力する処理(図15のステップS13)がある。この名前入力画面が表示され、その時に入力された名前が、顔画像表示部901に表示されるようにしても良い。
名前入力画面で入力された名前が、顔画像表示部901に表示されるようにした場合、エントリー時に、写真シール作成装置1から、コンテスト情報管理サーバ711に、撮影画像と関連付けられて、入力された名前も供給される。
名前入力画面で入力された名前は、顔画像表示部901に表示せず、上記したように、面接時などに得られる名前が、表示されるようにした場合、名前入力画面で入力された名前は、エントリー時に、写真シール作成装置1から、コンテスト情報管理サーバ711に供給される必要はない。
図45に示した投票画面の顔画像表示部901の左上側には、どの地域でエントリーした出場者であるかを示す表示がある。例えば、顔画像表示部901−1には、“熊本代表”といった表示があり、顔画像表示部901−1に表示されている出場者は、熊本にある写真シール作成装置1でエントリーを行い、熊本の代表者として出場していることがわかる表示がなされている。
このように、1出場者に関わる情報として、画像、名前、代表地区名が、1つの顔画像表示部901に表示される。これらの情報は、コンテスト情報管理サーバ711から供給される。このことについては、上述したが、再度説明する。
コンテスト情報管理サーバ711は、全国の地方大会に出場する出場者の情報を管理している。上記したように、全国を6地区にわけ、1地区から、12人の出場者が選出される場合、72人(6地区×12人)分の情報を、コンテスト情報管理サーバ711は管理している。
コンテスト情報管理サーバ711は、所定のタイミングで、これら72人分の情報を、一括して、写真シール作成装置1側に供給する。所定のタイミングとは、例えば、写真シール作成装置1が起動されたとき、1週間に1回などである。供給される情報は、出場者の顔画像、名前、代表地区名が関連付けられた72人分の情報である。
写真シール作成装置1には、上記したように、メンテナンス画面において、管理者により地域情報が設定されている。写真シール作成装置1は、コンテスト情報管理サーバ711から情報を取得したとき、自己に設定されている地域情報と合致する情報のみを抽出する。すなわちこの場合、72人分の情報から、地域情報に合致する12人分の情報を抽出し、記憶する。
例えば、写真シール作成装置1には、図25を参照して説明したように[関東]、[東京][渋谷]との地域情報が設定されていた場合、写真シール作成装置1は、コンテンツ情報管理サーバ711から供給された情報のうち、[関東]との情報が付与されている情報を抽出し、記憶する。
すなわちこの場合、写真シール作成装置1に設定されている地域情報と、コンテンツ情報管理サーバ711から供給された情報とで[関東]という情報が共通しているため、この情報が一致している場合のみ抽出される。つまり、写真シール作成装置1は、コンテンツ情報管理サーバ711から供給された情報のうち、例えば、[関西]という情報に対して、この情報が一致していないため、抽出は行わない。
このようにして抽出され記憶された12人分の情報が用いられ、顔画像表示部901−1乃至901−12の各表示部に顔画像、名前、代表地区名がそれぞれ表示される。このように地域情報を用いた情報の抽出が行われることで、地方毎の投票が実現される。
なおここでは、写真シール作成装置1側で、複数の情報から、地域情報に合致する情報を抽出するとして説明を続けるが、コンテスト情報管理サーバ711から、各写真シール作成装置1が設置されている地域に該当する情報のみを、写真シール作成装置1に供給するようにしても良い。このようにすることで、通信時の通信量を削減でき、通信料金の削減も行うことが可能となる。
なお、上記したように、顔画像として表示される画像は、写真シール作成装置1で撮影された撮影画像ではなく、例えば、面接時に、カメラマンなどにより撮影された画像である。そのため、公平性を確保することができる。
このような投票画面において、顔画像表示部901−1乃至901−12内に表示される出場者の顔画像が、常に同じ順である場合、図45に示した例の場合、出場者A乃至Lの順で表示され、常にこの順であると、その表示順で投票数(順位)に影響が及ぼされる可能性がある。
通常、人は、表示されている画像内から、所望の画像を選択する場合、左上に表示されている画像から順に見て、右下に表示されている画像を最後に見る。このような傾向があるため、表示位置に応じて、投票される可能性が高い表示位置と投票される可能性が低い表示位置とがあり、投票数に影響を及ぼし、不公平な投票が行われてしまう可能性がある。
そこで、この表示位置は、所定の条件が満たされたときに、変更されるようにしても良い。表示位置が変更されるときの条件としては、例えば、ゲーム毎に変更する、所定の時間が経過する毎に変更する、日毎に変更するなどである。
また投票する利用者が選択したコース(例えば、写りに関するコース)と、出場者がエントリー時に選択したコースが一致する出場者を、左上に表示するなど、選択したコースにより、表示の位置が変更されるようにしても良い。
また、利用者の写真シール作成装置1の利用回数、または出場者の写真シール作成装置1の利用回数などに応じて、表示位置が変更されるようにしても良い。
例えば、利用者の写真シール作成装置1の利用回数に応じて表示が変更されるようにした場合であり、出場者の画像として、写真シール作成装置1で撮影された撮影画像を用いた投票にしたときなどには、利用者が選択した写りのコースと、同一のコースで撮影された画像が投票されやすい傾向にあると考えられる。よって、利用者の写真シール作成装置1の利用回数に応じて、同一のコースの画像に投票が偏ることがないように、同一コースの画像は右下側に来るように表示位置が変更されるようにしても良い。
また例えば、出場者の写真シール作成装置1の利用回数が多かった出場者は、左上側に表示されるなど、利用回数に応じて、表示位置が変更されるようにしても良い。
また、写真シール作成装置1で撮影された撮影画像を取得する画像取得サイトがある場合、その画像取得サイトに登録しているか否かに応じて、表示位置を変更するようにしても良い。例えば、出場者が画像取得サイトに登録している場合、左上に表示されるようにしても良い。また、画像取得サイトに有料会員として登録しているか、無料会員で登録しているかにより、表示位置が変更されるようにしても良い。
また、順位により表示位置が変更されるようにしても良い。例えば、順位が低い出場者(投票数が少ない出場者)が、優先的に左上側に表示されるようにしても良い。このようにすることで、投票数が少ない出場者に投票されやすくなり、投票数をばらけさせることができる。
なお、順位は投票画面上には表示されないようにする。投票画面に順位を表示した場合、人気のある出場者などが、投票する利用者にわかってしまい、投票する面白味が低減してしまう可能性がある。よって、ここでは、投票画面上には順位を表示しないとして説明を続ける。
しかしながら、例えば投票後の画面で、その時点での順位を表示するといったようなことや、投票後に送信される電子メールで途中結果が知らされるようにすることも可能ではある。
このようにして、所定の条件に基づき、出場者の顔写真の表示位置が変更されるようにしても良い。
また、表示される画像自体が変更されるようにしても良い。例えば、1人の出場者に対して、複数の画像を用意しておき、定期的に表示される画像が入れ替えられるようにしても良い。複数の画像として、例えば、3枚の顔写真が用意されており、その3枚の顔写真が、ゲーム毎、時間毎、日毎など、所定のタイミングで切り換えられるようにしても良い。
また、1人の出場者に対して、アップ画像と全身画像を用意しておき、ゲーム毎、時間毎、日毎など、所定のタイミングで切り換えられるようにしても良い。また、このような画像の切り替えは、利用者が行えるようにしても良い。
また、利用者により選択された顔画像表示部901内の画像は、拡大されて表示されるような機能を持たせても良い。
図45では、12人の出場者が表示されている例を示したが、この出場者のうち、出場を辞退した出場者がいた場合、その出場者の画像が表示される顔画像表示部901内には、“NO IMAGE”といった表示がされる。“NO IMAGE”との表示がされるのは、右下に位置する顔画像表示部901−12と固定されている。2人の辞退者がいた場合には、顔画像表示部901−11と顔画像表示部901−12に、“NO IMAGE”との表示がされる。
このように、辞退した出場者がいた場合には、右下に位置する顔画像表示部901−12から順に、撮影画像が表示されない表示部とされる。なお、このような撮影画像が表示されない顔画像表示部901を設けるのではなく、顔画像表示部901の配置を変更するようにしても良い。例えば、1人の辞退者が出た場合、11人の出場者を上の段に6人、下の段に5人表示されるように、上段の顔画像表示部901−1乃至901−6、下段の顔画像表示部901−7乃至901−11をそれぞれ均等な間隔で配置するようにしても良い。
このように辞退者がいた場合、コンテスト情報管理サーバ711から、写真シール作成装置1側に供給される情報内の辞退者に該当する情報には、辞退者であることを示すフラグが立てられる。フラグが立っている情報は、“NO IMAGE”との表示を行うように表示が制御される。
投票画面のデザインなどは、利用者により変更されるようにしても良い。例えば、利用者(投票者)の年齢や学校等によって、投票画面のデザインが変更されるようにしてもよい。このようにした場合、予め写真シール作成装置1に対して、これらの情報が利用者により入力される必要がある。または、事前にコンテスト情報管理サーバ711に登録されているようにし、コンテスト情報管理サーバ711から情報が取得される事により、利用者による入力は省略されるようにしても良い。
年齢などの情報は、コンテスト情報管理サーバ711に個人情報として管理されているようにしても良い。また、コンテスト情報管理サーバ711を、写真シール作成装置1で撮影された撮影画像を取得する画像取得サイトを管理するサーバとしても良い。
そのような画像取得サイトは、サイト登録時に、利用者の名前、年齢、メールアドレスといった種々の個人情報が登録されるため、それらの個人情報が、適宜用いられ、利用者に最適な投票画面が提示されるようにしても良い。
図44のフローチャートの説明に戻る。ステップS402において、表示位置を変更するときの条件が満たされており、表示位置を変更すると判定された場合、ステップS403に処理が進められ、図45に示すような、表示位置が前回とは異なる投票画面が表示される。
一方で、ステップS402において、表示位置を変更しないと判定された場合、ステップS404に処理が進められ、図45に示すような、表示位置が前回と同じ投票画面が表示される。
投票画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示されると、利用者は、表示されている投票画面を見ながら、投票を行える状態となる。なお、図45に示したような投票画面が、いきなり表示されるのではなく、図46に示すような投票を呼びかける画面が所定の時間だけ表示された後、投票画面に切り換えられるようにしても良い。
図46に示した画面では、“地方投票スタート”といったメッセージが大きく表示されることで、投票が開始されていることを利用者に告知することができ、そのような告知が行われることで、投票画面が表示される前に、投票に対する心構えをする時間を利用者に与えるようにすることができる。
投票画面が表示されると、ステップS405において、撮影人数として1人用コースが選択されていたか否かが判定される。ここでは、1人用コースが選択されていた場合には、投票回数を1回とし、1人用コース以外のコースが選択されていた場合には、投票回数を2回とする。このような投票回数に制限を設けるために、ステップS405において、1人用コースが選択されていたか否かが判定される。
ステップS405において、撮影人数として1人用コースが選択されていたと判定された場合、ステップS406に処理が進められ、1回だけ、投票を受け付ける処理が実行される。一方で、ステップS405において、撮影人数として1人用コース以外のコースが選択されていたと判定された場合、ステップS407に処理が進められ、2回だけ、投票を受け付ける処理が実行される。
なお、撮影人数を選択するコース以外に、証明写真用コースなどが設けられている場合であり、その証明写真用コースが選択されていた場合には、1回の投票を受け付ける処理が実行される。証明写真は、基本的に1人で撮影を行うと考えられるため、1人用コースと同等の扱いとされる。
このように、1人用コースが選択されていた場合、1回の投票とするのは、1人1票に制限するためである。同じく1人用コース以外のコース、例えば、2人用コースが選択されていた場合、2回の投票とするのも、1人1票に制限するためである。よって、3人用コースが選択されていた場合には、3回の投票が行われるようにしてもよく、人数に合った投票回数とすることも可能である。
ところで写真シール作成装置1を利用する利用者は、2人で利用することが多い。仮に、人数コースで選択された人数分だけ投票が行えるようにした場合、5人用コースが選択されると、5回の投票が行われることになる。上記したように、写真シール作成装置1は、2人で利用されることが多いため、仮に2人で利用していても、5人用コースが選択されていた場合、2人で、5回の投票を行うことになり、1人1票という制限を加えられない状態となる。
このようなことを防ぐために、1人用コース以外のコースが選択された場合には、2回の投票とする。仮に2回の投票という制限を設けても、2人で利用されることが多いため、1人1票の原則は守られ、かつ、2人の利用者は1回の投票を必ず行えるため、大多数の利用者は投票でき、利用者は満足すると考えられる。よって、2人以上の場合には、2回の投票としても、利用者の満足度を低下させるような制限ではないと言える。
投票は、図45に示したような投票画面のうち、投票したい出場者の顔写真(顔画像表示部901)の下側に表示されている投票するというボタン902を、タッチペン132(図9)で操作することで行われる。タッチペン132は、図9に示したように、タッチペン132Aとタッチペン132Bの2本ある。投票に関する操作は、タッチペン132Aまたはタッチペン132Bのうちのどちらかのタッチペン132が用いられて行われるか、または両方用いられて行われる。
1人用コースが選択され、1回だけの投票が受け付けられる場合(ステップS406の処理が実行される場合)、タッチペン132Aまたはタッチペン132Bのうちのどちらかのタッチペン132が用いられて投票が行われる。
1人用コース以外のコースが選択され、2回の投票が受け付けられる場合(ステップS407の処理が実行される場合)、タッチペン132Aとタッチペン132Bが用いられて投票が行われる。例えば、編集部210のタブレット内蔵モニタ131に対して、向かって左側に位置する利用者Aは、タッチペン132Aを用いて投票を行い、右側に位置する利用者Bは、タッチペン132Bを用いて投票を行う。つまり、どのタッチペン132が使用されたのかが明確になる。
図47は、投票後の画面の一例を示す図である。投票が行われることで、王冠の形をした投票済マーク911が、投票画面上に表示される。
投票済マーク911−1は、左側に位置する利用者Aが用いたタッチペン132Aで投票した顔画像表示部901のところに表示され、左側を表す“L”との表示がされたマークである。また、投票済マーク911−1は、投票するというボタン902の左上側に表示される。図47に示した投票後の画面においては、顔画像表示部901−1の出場者が、利用者Aにより投票され、投票済マーク911−1がボタン902−1の左上に表示されている。
投票済マーク911−2は、右側に位置する利用者Bが用いたタッチペン132Bで投票した顔画像表示部901のところに表示され、右側を表す“R”との表示がされたマークである。また、投票済マーク911−2は、投票するというボタン902の右上側に表示される。図47に示した投票後の画面においては、顔画像表示部901−4の出場者が、利用者Bにより投票され、投票済マーク911−2がボタン902−4の右上に表示されている。
このように、投票済マーク911は、左側の利用者が投票したのか、右側の利用者が投票したのかがわかる表示とされている。なお、2回の投票が行われる場合、タッチペン132Aを用いた投票とタッチペン132Bを用いた投票が、それぞれ1回ずつ行われ、どちらかのタッチペン132のみが用いられて2回の投票が行われることがないように制御される。
同一の出場者に対して、左側の利用者Aと右側の利用者Bが投票することも可能であり、そのような場合、投票済マーク911−1と投票済マーク911−2は、同一のボタン902上に、それぞれ左と右に表示される。
2回の投票が行われたときには、このように、投票済マーク911−1と投票済マーク911−2が、それぞれ、投票された出場者のところに表示されているボタン902上に表示されるが、1回の投票が行われたときには、操作に用いられたタッチペン132に応じて、投票済マーク911−1と投票済マーク911−2のどちらかがボタン902上に表示される。
または、図示はしないが、1回だけ投票が受け付けられる場合、例えば、投票された出場者のところに表示されているボタン902の中央に、投票済マーク911が表示されるようにしても良い。すなわち、1回だけの投票が受け付けられる場合と、2回の投票が受け付けられる場合とでは、異なる投票済マーク911が表示されるようにすることも可能である。
また、このような投票済マーク911ではなく、投票された出場者に対応するボタン902は、投票されていない出場者のボタン902とは異なる表示、例えば、色が異なる表示とされ、投票されたことを認識させるような表示とされるようにしても良い。
このようにして、ステップS406またはステップS407(図44)において投票が受け付けられると、ステップS408に処理が進められる。ステップS408において、アドレスの入力はあったか否かが判定される。
なお、投票画面が表示されている状態で、投票が行われず、所定の時間が経過した場合、投票の受付は終了され、次の画面(例えば、図48に示す画面)に、画面は切り替えられる。すなわち、投票は、所定の時間内に行われるように制限を加えることで、投票の公平性が保たれるようにする。
また、投票を早く済ませた利用者のために、投票画面のどこかに、決定ボタン(不図示)を設け、その決定ボタンが操作された場合、次の画面に遷移するようにしても良い。
ステップS408において、アドレスの入力はあったと判定された場合、ステップS409に処理は進められる。ステップS409において、メール送信ボタン有りの画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。図48に、ステップS409における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。
画面には、“女子高生ミスコン”というメッセージが中央部分に大きく表示され、画面右側には、大きな円形のボタン871が表示されている。このボタン871内には、図42に示したボタン871と同じく“最新情報をCHECK”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージが表示されている。利用者は、このボタン871を操作することで、コンテストの最新情報を、電子メールで取得できることを認識することができる。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示されているときに、ボタン871が操作されると、入力されていたメールアドレスに対して、電子メールが送信される。複数の利用者のメールアドレスが入力されていた場合には、同一内容の電子メールが、その複数の利用者に対して送信される。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示され、ボタン871が操作されることなく、所定の時間が経過すると、タブレット内蔵モニタ131上の画面は、次の画面(不図示)に切り換えられる。
一方、ステップS401において、通信はできないと判定された場合、またはステップS408においてアドレスの入力はなかったと判定された場合、ステップS410に処理は進められる。このような場合、所定の機器に対して電子メールを送信することができない状態なので、ステップS410においては、メール送信ボタン無しの画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図49に、ステップS410における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。メール送信ボタン無しの画面は、図48に示したメール送信ボタン有りの画面と比較し、ボタン871が表示されていない点が異なり、ボタン871の代わりに、“女子高生ミスコン”というキーワードでサイトをチェックしてねという意味を表す表示部802が設けられている。図49に示した画面は、所定の時間が経過後、次の画面(不図示)に切り換えられる。
このようにして、投票に係わる処理が実行され、投票に係わる画面が表示される。
図28のフローチャートの説明に戻る。ステップS207において、地方投票受け付け期間ではないと判定された場合、ステップS209に処理は進められる。ステップS209において、全国大会開催告知期間であるか否かが判定される。
ステップS209において、全国大会開催告知期間であると判定された場合、ステップS210に処理は進められる。ステップS210において、全国大会開催告知処理が実行される。ステップS210において実行される全国開催告知処理について、図50のフローチャートを参照して説明する。
全国大会告知処理は、地方投票開催告知処理(図41のフローチャートに基づく処理)や、開催告知処理(図29のフローチャートに基づく処理)と同様に行うことが可能であるため、詳細な説明は適宜省略する。
ステップS451において、通信はできるか否かが判定され、通信はできる状態であると判定されると、ステップS452に処理は進められ、アドレスの入力はあったか否かが判定される。
ステップS452において、アドレスの入力はあったと判定された場合、ステップS453に処理は進められる。ステップS453において、メール送信ボタン有りの画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。図51に、ステップS453における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。
画面には、“女子高生ミスコン”というメッセージが中央部分に大きく表示されているとともに、上側に、“12月から全国投票スタートするよ”といったメッセージが表示されている。このようなメッセージにより全国大会が開催されることと、その開催が12月からであることが明確に告知された画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。
また画面右側には、大きな円形のボタン871が表示されている。このボタン871内には、“最新情報をCHECK”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージが表示されている。利用者は、ボタン871を操作することで、全国大会に関する最新情報を、電子メールで取得できることを認識することができる。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示されているときに、ボタン871が操作されると、入力されていたメールアドレスに対して、電子メールが送信される。複数の利用者のメールアドレスが入力されていた場合には、同一内容の電子メールが、その複数の利用者に対して送信される。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示され、ボタン871が操作されることなく、所定の時間が経過すると、タブレット内蔵モニタ131上の画面は、次の画面(不図示)に切り換えられる。
一方、ステップS451において、通信はできないと判定された場合、またはステップS452においてアドレスの入力はなかったと判定された場合、ステップS454に処理は進められる。このような場合、所定の機器に対して電子メールを送信することができない状態なので、ステップS454においては、メール送信ボタン無しの画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図52に、ステップS454における処理で、タブレット内蔵モニタ131上に表示される画面の一例を示す。メール送信ボタン無しの画面は、図52に示したメール送信ボタン有りの画面と比較し、ボタン871が表示されていない点が異なり、ボタン871の代わりに、“女子高生ミスコン”というキーワードでサイトをチェックしてねという意味を表す表示部802が設けられている。図52に示した画面は、所定の時間が経過後、次の画面(不図示)に切り換えられる。
このようにして、全国大会の開催を告知する画面が表示される。
図28のフローチャートの説明に戻る。ステップS209において、全国告知期間ではないと判定された場合、ステップS211に処理は進められる。ステップS211において、全国大会投票期間であるか否かが判定される。
ステップS211において、全国大会投票期間であると判定された場合、ステップS212に処理は進められる。ステップS212において、全国大会投票受け付け処理が実行される。ステップS212において実行される全国大会投票受け付け処理について、図53のフローチャートを参照して説明する。
全国大会の投票は、地方大会の投票(図44のフローチャートを参照して説明した処理)と基本的に同様に行われる。図53に示した全国投票受け付け処理と、図44に示した地方投票受け付け処理は、基本的に同様な処理のため、その詳細な説明は省略する。
ステップS501において、通信はできるか否かが判定され、通信はできる状態であると判定されると、ステップS502に処理は進められる。ステップS502において、表示位置を変更するか否かが判定され、表示位置を変更すると判定された場合、ステップS503に処理が進められ、表示位置を変更した投票画面が表示され、表示位置を変更しないと判定された場合、ステップS504に処理が進められ、表示位置が前回と同じ投票画面が表示される。図54、図55に全国大会における投票画面の一例を示す。
ステップS503またはステップS504においてタブレット内蔵モニタ131には、図54に示すような画面が表示される。図54に示した画面は、利用者に全国大会の投票の受け付けが開始されたことを知らせるメッセージとして、“ついにファイナル”、“全国投票スタート”といったメッセージが表示されている。
このようなメッセージが表示されている画面が、所定の時間だけ提示された後、図55に示すような投票画面に、画面が切り替えられる。図55に示した全国大会における画面は、図45に示した地方大会における画面と同様であるが、上部に表示されているメッセージが“全国予選ファイナリスト”との表示にされ、地方予選を通過し、全国大会に出場した出場者たちが表示されていることを示す表示がされている。
また各顔画像表示部901の左上側に表示されている代表地区名も、どの地区から選出された出場者であるかを示す表示に変更されている。例えば、顔画像表示部901−1には、“北海道代表”といった表示があり、顔画像表示部901−1に表示されている出場者は、北海道地区での地区予選を勝ち抜いた出場者であり、北海道の代表者として出場していることがわかる表示がなされている。
このように、1出場者に関わる情報として、画像、名前、代表地区名が、1つの顔画像表示部901に表示される。これらの情報は、コンテスト情報管理サーバ711から供給される。このことは、上記した地区大会における場合と同様であるが、全国大会においては、写真シール作成装置1側で、設定されている地域情報に合致する情報を抽出する必要はない点が異なる。
すなわち、全国大会の場合、全国、この場合日本国内に設置されている全ての写真シール作成装置1に対して同一の情報を供給し、写真シール作成装置1側では、供給された情報から地域情報に合致する情報を抽出することなく、図55に示すような投票画像を生成し、利用者に提示する。
このような投票画面が閲覧され、利用者により投票が行われる(ステップS505乃至S507の処理)。そして、ステップS508において、アドレスの入力があったか否かが判定され、アドレスの入力はあったと判定された場合、図56に示すような画面に切り替えられる。図56に示した画面には、ファイナリストの詳細な情報を電子メールで取得するときに操作されるボタン871が表示されている。
一方、ステップS501において、通信は行えないと判定された場合や、ステップS508において、アドレスは入力されていなかったと判定された場合、ステップS510の処理として、図57に示すような画面が表示される。図57に示した画面には、“女子高生ミスコン”というキーワードでサイトをチェックしてねという意味を表す表示部802が設けられている。
図56に示した画面または図57に示した画面は、所定の時間が経過後、次の画面(不図示)に切り換えられる。
このようにして全国大会における投票が行われる。
図28のフローチャートの説明に戻る。ステップS211において、全国大会投票期間ではないと判定された場合、ステップS213に処理は進められる。ステップS213において、最終結果発表日告知期間であるか否かが判定される。
ステップS213において、最終結果発表日告知期間であると判定された場合、ステップS214に処理は進められる。ステップS214において、最終結果発表日告知処理が実行される。ステップS214において実行される最終結果発表日告知処理について、図58のフローチャートを参照して説明する。
最終結果発表日告知処理は、地方投票開催告知処理(図41のフローチャートに基づく処理)や、開催告知処理(図29のフローチャートに基づく処理)と同様に行うことが可能であるため、詳細な説明は適宜省略する。
ステップS551において、通信はできるか否かが判定され、通信はできる状態であると判定されると、ステップS552に処理は進められ、アドレスの入力はあったか否かが判定される。ステップS552において、アドレスの入力はあったと判定された場合、ステップS553に処理は進められる。ステップS553において、図59に示すようなメール送信ボタン有りの画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図59に示した画面には、“2016年3月28日 ついにグランプリ決定”といったメッセージが表示されている。このようなメッセージによりコンテストの最終的な結果が3月28日に決定されることが明確に告知された画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。
また画面右側には、大きな円形のボタン851が表示されている。このボタン851内には、“ここをPUSH”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージが表示されており、利用者は、このボタン851を操作することで、全国大会の結果発表に関する情報を、電子メールで取得できることを認識することができる。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示されているときに、ボタン851が操作されると、入力されていたメールアドレスに対して、電子メールが送信される。複数の利用者のメールアドレスが入力されていた場合には、同一内容の電子メールが、その複数の利用者に対して送信される。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示され、ボタン851が操作されることなく、所定の時間が経過すると、タブレット内蔵モニタ131上の画面は、次の画面(不図示)に切り換えられる。
一方、ステップS551において、通信はできないと判定された場合、またはステップS552においてアドレスの入力はなかったと判定された場合、ステップS554に処理は進められ、図60に示すようなメール送信ボタン無しの画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図60に示した画面は、図59に示したメール送信ボタン有りの画面と比較し、ボタン851が表示されていない点が異なり、ボタン851の代わりに、“女子高生ミスコン”というキーワードでサイトをチェックしてねという意味を表す表示部802が設けられている。図60に示した画面は、所定の時間が経過後、次の画面(不図示)に切り換えられる。
このようにして、最終結果の発表日を告知する画面が表示される。
図28のフローチャートの説明に戻る。ステップS213において、最終結果発表日告知期間ではないと判定された場合、ステップS215に処理は進められる。ステップS215において、最終結果発表処理が実行される。ステップS215において実行される最終結果発表告知処理について、図61のフローチャートを参照して説明する。
最終結果発表告知処理は、地方投票開催告知処理(図41のフローチャートに基づく処理)や、開催告知処理(図29のフローチャートに基づく処理)と同様に行うことが可能であるため、詳細な説明は適宜省略する。
ステップS601において、通信はできるか否かが判定され、通信はできる状態であると判定されると、ステップS602に処理は進められ、アドレスの入力はあったか否かが判定される。ステップS602において、アドレスの入力はあったと判定された場合、ステップS603に処理は進められる。ステップS603において、図62に示すようなメール送信ボタン有りの画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図62に示した画面には、“2015年度女子高生ミスコン グランプリ決定”といったメッセージが表示されている。このようなメッセージによりコンテストの最終的な結果が出たことを明確に告知する画面が、タブレット内蔵モニタ131上に表示される。
また画面右側には、大きな円形のボタン851が表示されている。このボタン851内には、“ここをPUSH”、“詳細メールが携帯に届くよ”というメッセージが表示されており、利用者は、このボタン851を操作することで、全国大会の結果に関する情報を、電子メールで取得できることを認識することができる。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示されているときに、ボタン851が操作されると、入力されていたメールアドレスに対して、電子メールが送信される。複数の利用者のメールアドレスが入力されていた場合には、同一内容の電子メールが、その複数の利用者に対して送信される。
このような画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示され、ボタン851が操作されることなく、所定の時間が経過すると、タブレット内蔵モニタ131上の画面は、次の画面(不図示)に切り換えられる。
なおここでは、コンテストの最終結果を、電子メールで送信するとしたが、グランプリと準グランプリの出場者の顔写真や名前などが表示されている画面が、利用者に提示されることで、コンテストの最終結果が、利用者に提供されるようにしても良い。図62に示した画面内に、グランプリと準グランプリの出場者の顔写真や名前などを表示するようにしても良い。
一方、ステップS601において、通信はできないと判定された場合、またはステップS602においてアドレスの入力はなかったと判定された場合、ステップS604に処理は進められ、図63に示すようなメール送信ボタン無しの画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図63に示した画面は、図62に示したメール送信ボタン有りの画面と比較し、ボタン851が表示されていない点が異なり、ボタン851の代わりに、“女子高生ミスコン”というキーワードでサイトをチェックしてねという意味を表す表示部802が設けられている。図62に示した画面は、所定の時間が経過後、次の画面(不図示)に切り換えられる。
このようにして、最終結果を発表する画面が表示される。
このように、本技術においては、写真シール作成装置1で撮影された画像で、コンテストに出場者として参加することができ、また、写真シール作成装置1でコンテストの投票を行うことができるため、コンテストに参加することに対するハードルを下げることができる。このようなことが可能となることで、写真シール作成装置1に対する利用者の満足度を向上させ、集客率を向上させることが可能となる。
<他の実施の形態について>
上記した実施の形態においては、人数コースとして2人用コースが選択されていたときに、コンテストへのエントリーが受け付けられるとして説明をしたが、2人用コース以外のコースが選択された場合でも、エントリーが受け付けられるようにしても良い。
例えば、1人用コースが選択された場合、写り選択用撮影(図17のステップS31)、アップ撮影(図17のステップS32)、または全身撮影(図17のステップS33)において得られた撮影画像でエントリーが行えるようにしても良い。
また例えば、3人用コース、4人用コースまたは5人以上用コースが選択された場合、写り選択用撮影(図17のステップS31)、アップ撮影(図17のステップS32)、または全身撮影(図17のステップS33)において得られた撮影画像から、顔認識処理により、各利用者の顔が認識され、撮影画像から切り出されて、それぞれの顔画像が取得されるようにしても良い。そして、取得された顔画像でエントリーが行えるようにしても良い。
顔認識処理が行われることで、例えば、目を閉じている利用者の顔は認識されず、そのような目を閉じているような画像でエントリーが行われてしまうことを防ぐことが可能となる。
このように、2人用コース以外のときにも、エントリーが行えるようにしても良い。写真シール作成装置1は、2人で利用されることが多いため、2人用コースが選択されたときに、コンテストへのエントリーが受け付けられるようにしておけば、ほとんどの利用者に対してエントリーの処理を行わせることができる。
さらに、2人用コース以外のときも、エントリーが行えるようにすることで、さらに多くの利用者に対して、エントリーの処理を行わせることができる。
また、上記した実施の形態においては、メールアドレスが入力された場合、エントリーの受け付けが行われるとして説明したが、メールアドレスの入力が無い場合でも、エントリーの受け付けが行われるようにしても良い。
設定されている時間内にメールアドレスを入力できなかった場合、コンテストへのエントリーが行えない可能性があり、エントリーが行えないことで、利用者の満足度が低下してしまう可能性がある。時間内にメールアドレスを入力できなかったような場合でもエントリーが行えるような処理が行われるようにしても良い。
例えば、写真シール作成装置1では、撮影された画像(編集された画像)が、シール紙に印刷され、利用者に提供されるが、このシール紙に、ゲームIDが印字されるようにする。このゲームIDは、ゲーム毎に発行されるIDとされ、写真シール作成装置1で撮影された画像と関連付けられて写真シール作成装置1側やコンテスト情報管理サーバ711側で管理される。コンテスト情報管理サーバ711は、写真シール作成装置1でゲームが行われたとき、コンテストへのエントリーがなかったような場合でも、撮影画像を保存するようにする。
利用者は、シール紙を受け取った後、コンテスト情報管理サーバ711にアクセスし、ゲームIDを入力する。コンテスト情報管理サーバ711は、ゲームIDにより、アクセスしてきた利用者の画像を特定し、その画像でのコンテストへのエントリーを受け付ける。
このように、写真シール作成装置1を利用した後の時点でも、コンテストへのエントリーを可能とする処理が実行されるようにしても良い。このようにすることで、より多くの利用者をコンテストに参加させることが可能となる。
またこのようにした場合、コンテスト情報管理サーバ711を画像取得サイトを管理するサーバとしても良い。画像取得サイトは、写真シール作成装置1を利用した利用者の画像を管理し、利用者が望む端末に画像をダウンロードできるようにするサイトである。このようなサイトを利用するには、通常、会員登録が必要とされる。また会員は、有料会員と無料会員とがある。
このようなサイト上でもコンテストへのエントリーが受け付けられるようにしても良い。このようなサイトでエントリーの受け付けが行えるようにすることで、写真シール作成装置1以外でもエントリーが行えるようになり、より多くの利用者をコンテストに参加させることが可能となる。また、そのようなサイトに会員登録数も増やすことが可能となる。
上記した実施の形態においては、1人用コースが選択されているときには、1回の投票、それ以外のコースが選択されているときには、2回の投票が行われるとして説明した。この投票回数は、撮影人数に応じて変更されるようにしても良い。
すなわち、撮影人数と同数の投票が行われるようにしても良い。人数コースで選択されたコースに応じて投票回数が設定されるようにしても良い。また撮影画像から顔認識処理により、顔認識し、撮影されている人数を検出し、その検出された人数と同数の投票が行われるようにしても良い。例えば、撮影画像から、顔認識処理により、3人の顔が認識された場合、3回の投票が受け付けられるようにしても良い。
また投票は、上記した実施の形態においても記載したが、コンテストサイト管理サーバ712が管理するサイト上でも行えるようにしても良い。また、コンテストサイト管理サーバ712が管理するサイトは、上記した画像取得サイトとすることも可能である。
また、画像取得サイトへの登録種別により、投票権限が変更されるようにしても良い。例えば、画像取得サイトに有料会員として登録している利用者は、無料会員や非会員よりも多くの投票数を有するようにしても良い。このように、サイトの登録種別により投票の権限を変えることで、より良い権限をえるために、サイトに登録する利用者も増え、サイト登録者の会員数を増やすことが可能となる。
さらに投票は、SNS(Social Networking Service)を利用して行われるようにしても良い。
なお、上述した実施の形態では、写真シール作成装置1は、得られた撮影画像や編集画像をシール紙に印刷するとともに、サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供する構成を採るものとした。これに限らず、撮影画像や編集画像をシール紙に印刷せずに、サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供するのみの構成を採ることも可能である。また逆に、撮影画像や編集画像をサーバに送信せずに、シール紙に印刷するのみの構成を採ることも可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図9に示されるように、装置本体とは別に、写真シール作成装置1の管理者にプログラムを配信するために配布される、そのプログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROMおよびDVDを含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205により構成される。また、これらだけでなく、記録媒体は、装置本体にあらかじめ組み込まれた状態で管理者に配信されるプログラムが記録されているROM206や、記憶部202に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上において、印刷媒体は、シール紙や写真紙に限られるものではない。例えば、所定のサイズの紙やフィルム、プリペイドカードやIC(Integrated Circuit)カードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに、画像を印刷するようにしてもよい。この場合、1または複数の撮影画像が配置されたシールレイアウト画像が、これらの印刷媒体に印刷されるようにしてもよい。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。