JP5962720B2 - 光照射装置およびプログラム - Google Patents

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本発明は、光照射装置よびプログラムに関する。
パターンまたは画像を白黒のパターン配列などで情報を表す情報表示タグとして、縞模様状の線の太さで表すものや白・黒格子状のパターン配列などで表すものが有り、前者の代表はバーコード、後者の代表はマトリックス型二次元コード(登録商標)である。なお、広義の二次元パターンには画素パターンで表された写真や絵なども含まれる。これらの写真や絵を画像認識することにより、人物、物品、風景(場所)などの特定を行うことができ、それらの特定結果はパターンで表示された“情報”であるといえるからである。本明細書では、簡単化のために二次元パターンをバーコードとして説明するが、便宜上の一例に過ぎない。マトリックス型二次元コード等の他のコードパターンであってもよく、あるいは、画素パターンで表された写真や絵などであってもよい。
二次元パターンは、専用または他の機器に組み込まれた読み取り装置(二次元パターン読み取り装置という)によって読み取られるが、近年、二次元パターン読み取り装置の性能向上に伴い、たとえば、二次元パターンを離れた場所から読み取ることができるものも実用化されている(たとえば、特許文献1参照)。
二次元パターン読み取り装置は、レーザ光線を用いてパターンを読み取るもの(以下、レーザ方式)と、CCDやCMOS等の二次元撮像デバイスを用いて画像として読み取るもの(以下、画像読み取り方式)の二種類に分けることができる。前者のレーザ方式は二次元パターンに向けて発射したレーザ光線の反射光からパターン情報を再生し、後者の画像読み取り方式は、二次元撮像デバイスによって撮影された画像を処理してパターン情報を再生する。
ところで、後者の画像読み取り方式にあっては、特に暗所使用時に、撮影用の照明光源が欠かせない。二次元撮像デバイスは、所定の明るさ以上でなければ、良好な撮像品質、すなわち、パターン情報を支障なく再生できる程度の良好な画質が得られないからである。このため、画像読み取り方式を採用する多くの二次元パターン読み取り装置では照明用光源を備えており、二次元パターンを明るく照明した上で、そのパターン情報を読み取れるようにしている。
特開2009−193447号公報
しかしながら、照明用光源からの光で二次元パターンを明るく照明した上で、そのパターン情報を読み取るだけでは、以下の不都合がある。
(A)遠くに位置する二次元パターンを適正な光量で照明できない。
これは、目標地点の明るさが光源からの距離の二乗に反比例するからであり、たとえば、光源から二次元パターンまでの距離がn倍になると、目標地点に位置する二次元パターンの明るさがほぼ1/nに低下するからである。
(B)消費電力の増大
前記の(A)に対処するためには、光源の光量をアップすればよく、たとえば、距離がn倍になったときには光量をn倍にすればよいが、そうすると今度は、電力消費が増えてバッテリの消耗が激しくなるから、とりわけ、携帯型の二次元パターン読み取り装置の利便性を損なう。
そこで、本発明の目的は、省電力化を図りつつ目標の被写体を照明することができるようにすることである。
請求項1の発明は、所定パターンの被写体を照明する照明手段による光照射を制御する光照射装置であって、前記被写体の大きさを検出する検出手段による検出結果を取得する取得手段と、前記被写体までの距離を測定する測距手段による測距結果を取得する第2取得手段と、前記取得手段で取得した前記被写体の大きさの検出結果と、前記第2取得手段で取得した測距結果と、に基づいて、当該被写体の大きさの範囲を照射範囲とした光の照射条件で前記照明手段による光照射を制御する照射制御手段と、を具備したことを特徴とする。

本発明によれば、省電力化を図りつつ目標の被写体を照明することができる。

実施形態に係る二次元パターン読み取り装置の概略構成図である。 実施形態に係る二次元パターン読み取り装置の使用状態図である。 照射幅の可変特性を示す図である。 輝度の可変特性を示す図である。 実施形態に係る二次元パターン読み取り装置の動作フローを示す図である。 デコード処理(ステップS5)の動作フローを示す図である。 照射幅可変態様の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る二次元パターン読み取り装置の概略構成図である。この図において、二次元パターン読み取り装置1は、照明部2、撮像部3、操作部4、制御部5、表示部6、記憶部7、通信部8および電源部9を備える。
照明部2は、発光部10と、照射幅可変光学部11と、照射幅駆動部12とを含む。発光部10は、LEDや白熱灯またはハロゲン灯などの光源からなり、制御部5からの制御信号に応答して光軸Laの方向に所定光量且つ所定照射幅の照明光を発射する。照射幅可変光学部11は、たとえば、光軸Laに沿って前後に移動可能な光学レンズ11aを備え、この光学レンズ11aの位置を変えることにより、発光部10から発射された照明光の照射幅を変更し、照射幅駆動部12は、制御部5からの制御信号に応答して光学レンズ11aの位置を変更する。
撮像部3は、二次元撮像デバイス13と、フォーカス可変光学部14と、フォーカス駆動部15と、測距部16とを含む。二次元撮像デバイス13は、CCDやCMOSなどの撮像デバイスからなり、フォーカス可変光学部14を介して取り込まれた被写体像を電気的な画像信号に変換して出力する。フォーカス可変光学部14は、光軸Lbに沿って配列された撮影レンズ14aとフォーカスレンズ14bとを有し、光軸Lbに沿ってフォーカスレンズ14bを前後に移動させることにより、二次元撮像デバイス13の撮像面に被写体像を結像させ(フォーカスさせ)、フォーカス駆動部15は、制御部5からの制御信号に応答してフォーカスレンズ14bの位置を変更する。
ここで、照明部2の光軸Laと撮像部3の光軸Lbは、略平行であり、且つ、できるだけ接近してレイアウトされている必要がある。これは、撮像部3による撮影範囲(撮像画角)を、遠近にかかわらず、照明部2の照明光で満遍なく照らし出すためである。
また、撮像部3は、オートフォーカス機能を備えている。オートフォーカス機能は、要するに、測距部16によって被写体までの距離を測定し、その距離に基づいてフォーカスレンズ14bの位置を制御するというものであり、距離の測定方式によっていくつかのタイプに分かれる。代表的なものは光測距方式である。光測距方式はLED光線などのスポット光を被写体に向けて発射し、その反射スポット光をPSD(Position Sensitive Detector)と呼ばれる半導体位置検出素子で検出する。半導体位置検出素子はスポット光の位置を検出できるセンサであり、その検出位置から三角測量の原理で被写体までの距離を測定する。実施形態における測距部16にも、この光測距方式を採用してもかまわないが、これに限定されない。要は、被写体までの距離を測定し、その距離に基づいてフォーカスレンズ14bの位置を制御することができるものであれば、いかなる方式のものであってもかまわない。
操作部4は、二次元パターン読み取り装置1の操作に必要な各種操作ボタンや操作キーなどを備える、いわゆる入力用のユーザインターフェース部である。この操作部4はタッチパネルを含んでいてもよい。ここで、説明の簡単化のために、一つの操作ボタン(トリガーキー4a)だけを図示する。このトリガーキー4aは、二次元パターンの読み取り時にユーザによって操作されるものであり、このトリガーキー4aが操作されると、二次元パターン読み取り装置1は、後述する一連の二次元パターン読み取り処理(図5参照)を実行する。なお、トリガーキー4aの数は1個でもよいが、複数個としてもよい。たとえば、二次元パターン読み取り装置1のボディ前面に1個、両側面に各々1個ずつなどというように、ボディ各部の操作しやすい位置に各々適当に設けておけば、操作の自由度が高まるから好ましい。
制御部5は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)5a、ROM(Read Only Member)5bおよびRAM(Random Access Memory)5cならびに所要の周辺回路からなるマイクロコンピュータで構成されており、ROM5bに格納されている制御プログラムをRAM5cに展開し、その制御プログラムをCPU5aで実行することによって、この二次元パターン読み取り装置1の全体動作(二次元パターン読み取り処理に関わる動作など)を統括制御するものである。なお、ここでは、マイクロコンピュータを用いた制御部5、つまり、制御プログラム等のソフトウェアリソースと、CPU5aやROM5bおよびRAM5cならびに所要の周辺回路等のハードウェアリソースとの有機的な結合によって二次元パターン読み取り装置1の全体動作を統括制御する、いわゆるプログラム制御型の制御部5としているが、これに限定されない。たとえば、その制御の一部またはすべてをハードロジックで実現する態様であってもかまわない。
表示部6は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスで構成された、いわゆる出力用のユーザインターフェース部であり、制御部5から適宜に出力される様々な情報、たとえば、二次元パターン読み取り中の生画像や二次元パターンの読み取り結果、または、その他の情報を可視化して表示する。この表示部6は、タッチパネル付のものであってもよい。
記憶部7は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶デバイスで構成されており、二次元パターンの読み取り結果などを適宜に記憶保存する。また、通信部8は、たとえば、無線LANなどの通信媒体を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置との間でデータのやりとりを行い、必要に応じて、記憶部7に保存されているデータを外部機器に送信したり、あるいは、外部機器から所要のデータを取り込んだりすることができるものである。さらに、電源部9は、一次電池や充電可能な二次電池などのバッテリを含み、このバッテリの電力から二次元パターン読み取り装置1の動作に必要な電源を発生する。
図2は、実施形態に係る二次元パターン読み取り装置の使用状態図である。(a)は近くの二次元パターンを読み取るときの状態、(b)は遠くの二次元パターンを読み取るときの状態を示している。また、(c)は二次元パターン読み取り装置の主要部を裏側から見た図である。
これらの図において、二次元パターン読み取り装置1は、手持ちに適した、たとえば、縦長の薄板矩形状のボディ17と、そのボディ17の任意位置に設けられたトリガーキー4aとを有する。図示の例では、トリガーキー4aは前面に1個、両側面にそれぞれ1個ずつ設けられているが、これに限定されない。たとえば、前面の1個だけとしてもよい。トリガーキー4aを複数設けているのは、操作の自由度向上を意図したからである。すなわち、ユーザ18の手持ちの仕方によって操作しやすい位置のトリガーキー4aを選択的に使用できるようにしたからである。ちなみに、図示の例では、ユーザ18の親指の近くに前面のトリガーキー4aが位置しているため、そのトリガーキー4aを親指で操作する様子を描いているが、たとえば、同じ親指で右側面のトリガーキー4aを操作してもよく、あるいは、人差し指等で左側面のトリガーキー4aを操作してもよい。
二次元パターン読み取り装置1は、上記のトリガーキー4aを有するとともに、ボディ17の前面に他の操作ボタン類19を備える。この操作ボタン類19の説明は割愛するが、要するに、上記のトリガーキー4a以外の入力用インターフェースであって、二次元パターン読み取り装置1の操作のうち、二次元パターン読み取り処理の起動用途以外の各種処理実行に関わる操作ボタンや操作キーなどである。
また、二次元パターン読み取り装置1は、ボディ17の前面の見やすい位置に表示部6を配置する。この表示部6は、先にも説明したように、たとえば、二次元パターン読み取り中の生画像や二次元パターンの読み取り結果、または、その他の情報を可視化して表示するものであり、要すればタッチパネル付のものである。
さらに、二次元パターン読み取り装置1は、ボディ17の上端に、照明部2と撮像部3の収容部20を有する。この収容部20は、(c)に示すように、照明部2の光源窓21(光学レンズ11aの保護窓)と撮像部3の撮像窓22(撮影レンズ14aの保護窓)とを露出する開口面23を備えており、ユーザ18がボディ17を自然に手持ちしたときに収容部20の開口面23の鉛直方向が読み取り対象の二次元パターン24の方向に指向するようになっている。
本実施形態に係る二次元パターン読み取り装置1の技術的課題は、要するに、「省電力化を図りつつ、距離にかかわらず、適正な明るさで目標の二次元パターンを照明する」ことにある。
この課題達成のために、本実施形態では、二次元パターン読み取り装置1から二次元パターン24までの距離を測定し、その距離に応じて照明部2の照明光の照射幅を線形的または段階的に変更するための構成を備えたことを要旨とする。
すなわち、上記の技術的課題の根本原因は、二次元パターンの明るさが光源からの距離の二乗に反比例するため、遠くに位置する二次元パターンを適正な光量で照明できないことに起因していること、また、遠くに位置する二次元パターンを適正な光量で照明するためには距離に応じて光量をアップすればよいものの、そうすると今度はバッテリの消耗が激しくなることに起因しているからであり、距離に応じて“照明光の照射幅を線形的または段階的に変更する”ことにより、それらの原因を回避して、「省電力化を図りつつ、距離にかかわらず、適正な明るさで目標の二次元パターンを照明する」ことができるからである。
このことを図面を参照して説明する。図2(a)に示すように、近くの二次元パターン24を読み取る場合、その二次元パターン24の全体を満遍なく照明できる程度の過不足のない“照明光の照射幅”とする。このときの照射幅を便宜的にWaとする。一方、図2(b)に示すように、遠くの二次元パターン24を読み取る場合、照射幅をWaのまま変更しなければ、遠くに位置する二次元パターン24の明るさは相当量低下する。照明輝度は光源からの距離の二乗に反比例して低下するからである。本実施形態では、このような遠くの二次元パターン24を読み取る場合は照射幅をWaからWbに変更する。ここでWa>Wbであり、WaとWbの差は、図2(a)における二次元パターン24までの距離と図2(b)における二次元パターン24までの距離との差に対応する。つまり、二次元パターンまでの距離が離れるほど、WaとWbの差が開くことになる。
このように、WaとWbは二次元パターンの距離に応じて適宜に変化するようになっていればよいが、理想的には、遠近およびその中間位置のいずれにおいても二次元パターン24の全体を満遍なく照明できる適切な照射幅の可変特性になっている必要がある。
また、二次元パターンまでの距離の測定は専用の測距手段を設けてもよいが、本実施形態の撮像部3はオートフォーカス機能付であって、しかも、そのオートフォーカス機能は被写体までの測距手段(測距部16)が必須であることを考慮すると、このオートフォーカス機能の測距手段(測距部16)を流用することがコスト面からも好ましいということができるから、本実施形態では、撮像部3のオートフォーカス機能の測距手段(測距部16)を、二次元パターンまでの距離を測定するための手段として兼用することにした。
図3は、照射幅の可変特性を示す図である。この可変特性は制御部5のROM5bにあらかじめデータテーブル(以下、照射幅データテーブルという)の形で格納されている。照射幅データテーブル25は縦軸を距離、横軸を照射幅とする二次元マップ構造を有しており、両軸の間に照射幅制御特性線26を設定している。ここで、縦軸の距離は上端側が“遠”、下端側が“近”、横軸の照射幅は右端側が“狭”、左端側が“広”であり、また、両軸間の照射幅制御特性線26は右肩上がりの直線であるから、この照射幅制御特性線26によれば、距離が遠くなるほど照射幅が狭くなるという照射幅の可変特性を得ることができ、したがって、二次元パターンまでの距離が離れるほど、WaとWbの差を開く、という作用が得られる。
なお、ここでは直線的、つまり線形的な照射幅制御特性線26としたが、これに限定されない。曲線や自由線であってもよい。直線、曲線または自由線はいずれも線形的な変化を呈する線である。あるいは、図中破線で示すように段階的に変化する照射幅制御特性線27としてもよい。制御の緻密さの点では線形的な照射幅制御特性線26の方が好ましいが、バッテリの消耗防止の点では段階的な照射幅制御特性線27の使用が望ましい。照射幅可変光学部11の動きを間欠的にして、バッテリの消耗を回避できるからである。線形的な線(照射幅制御特性線26など)と段階的な照射幅制御特性線27のいずれを使用するかは、制御の緻密さとバッテリ消耗防止のどちらを重視するかで適宜に選択すればよい。
また、以上の説明では、照明部2の発光部10の輝度を所定値(固定値)としたが、これに限らず、二次元パターンの距離に応じて可変としてもよい。
図4は、輝度の可変特性を示す図である。この可変特性も制御部5のROM5bにあらかじめデータテーブル(以下、輝度データテーブルという)の形で格納されている。輝度データテーブル28は縦軸を距離、横軸を輝度とする二次元マップ構造を有しており、両軸の間に輝度制御特性線29を設定している。ここで、縦軸の距離は上端側が“遠”、下端側が“近”、横軸の輝度は右端側が“高輝度”、左端側が“低輝度”であり、また、両軸間の輝度制御特性線29は右肩上がりの直線(曲線や自由線であってもよい)である。この輝度制御特性線29によれば、距離が遠くなるほど発光部10の輝度が高くなるという輝度の可変特性を得ることができ、したがって、二次元パターンまでの距離が離れるほど、二次元パターンを明るく照らし出す、という作用が得られるから、前記の照射幅制御特性線26(または27)の作用を補完して「距離にかかわらず、適正な明るさで目標の二次元パターンを照明する」という効果をより高めることができる。
この輝度制御特性線29も直線的ではなく段階的に変化させてもよい。つまり、図中の破線で示すような輝度制御特性線30としてもよい。
図5は、実施形態に係る二次元パターン読み取り装置の動作フローを示す図である。この動作フローは、制御部5のROM5bにあらかじめ制御プログラムの形で格納されており、必要に応じて制御部5のRAM5cにロードされ、CPU5aで実行されるものである。
この動作フローでは、まず、発光部10の照明輝度制御値と照射幅駆動部12の照射幅制御値に、あらかじめ定められた規定値(デフォルト値)をセットする(ステップS1)。規定値は、たとえば、輝度50%、照射幅40度などである。ここで、50%とは発光部10のフル発光輝度の略半分を意味し、また、照射幅40度は発光部10から発射された光の広がり角度の絶対値を意味する。なお、これらの規定値は一例であり、他の値であってもよいが、たとえば、最も多用される常用的距離に対応した照明輝度および照射幅としてもよい。
次に、ユーザによってトリガーキー4aが操作されるまで待機し(ステップS2)、トリガーキー4aが操作されると、照明部2を駆動して、セットされた照明輝度と照射幅の光を発射する(ステップS3)。
次に、撮像部3を駆動して被写体(二次元パターン)までの距離測定と、被写体のフォーカス合せと、被写体の撮影とを行い、測距結果(測距部16の測定結果)を制御部5のRAM5bに一時保存(ステップS4)した後、二次元パターンのデコード処理を実行する(ステップS5)。
図6は、デコード処理(ステップS5)の動作フローを示す図である。この動作フローでは、まず、撮影画像の明るい部分(つまり、照明部2から発射された光があたっている部分)から二次元パターンを抽出する(ステップS21)。次いで、二次元パターンの抽出数を判定する(ステップS22)。この判定は、撮影画像内に1つの二次元パターンだけが含まれているか否かを調べることに相当する。つまり、抽出数が0の場合は撮影画像内にまったく二次元パターンが含まれていないことを示し、また、抽出数が2または2を超える場合は撮影画像内に2つ以上の二次元パターンが含まれていることを示し、いずれの場合も二次元パターンの情報を正しく再生できないから、これらの場合をエラーとして排除するための判定である。
抽出数=1の場合(ステップS23)は、二次元パターンの抽出数が1つであるから二次元パターンの印刷間隔に0をセットし(ステップS26)、抽出した二次元パターンを解析(デコード)し(ステップS27)、デコード成功であるか否かを判定して(ステップS28)、デコード成功の場合はデコード成功フラグに1をセット(ステップS29)した後、フローを抜ける一方、デコード成功でない場合はデコード成功フラグに0をセット(ステップS30)した後、フローを抜ける。
抽出数=0の場合(ステップS24)は、二次元パターンの抽出数が0であるから印刷間隔に0をセットし(ステップS31)、デコード成功フラグに0をセット(ステップS30)した後、フローを抜ける。
抽出数≧2の場合(ステップS25)は、二次元パターンの抽出数が2以上であるから印刷間隔を取得し(ステップS32)、所要のエラーメッセージを表示部6に出力し(ステップS33)、デコード成功フラグに0をセット(ステップS30)した後、フローを抜ける。
ここで、印刷間隔とは、撮影した二次元パターンの生画像を印刷や画面出力したりする際の印刷(または表示)間隔のことをいう。抽出数0や抽出数1の場合は当然ながら印刷間隔0となり、抽出数2以上の場合は、その抽出数に応じた適切な間隔(ステップS32で取得した値)になる。
再び、図5に戻り、次に、デコード成功(デコード成功フラグ=1)であるか否かを判定する(ステップS6)。デコード成功の場合は、そのデコード結果を表示部6に出力(ステップS7)した後、次回スキャンの照明輝度と照射幅を決定する(ステップS8)が、デコード成功でない場合は、ステップS7をパスして直ちに次回スキャンの照明輝度と照射幅を決定する(ステップS8)。
ここで、「次回スキャンの照明輝度と照射幅」の決定は、先に(ステップS4で)制御部5のRAM5bに一時保存されていた測距結果に基づいて行う。つまり、この測距結果は二次元パターンまでの距離であるから、要するに、二次元パターンまでの距離に基づいて、次回スキャンの照明輝度と照射幅を決定する。より詳細には、図3の照射幅の可変特性図と図4の輝度の可変特性図とに従い、二次元パターンまでの距離が離れるにつれて、照射幅が狭くなり且つ輝度が高くなるように次回スキャンの照明輝度と照射幅を決定する。
次いで、トリガーキー4aの操作を判定し(ステップS9)、操作された場合はステップS3に戻り、操作されなかった場合は読み取り終了であるか否かを判定する(ステップS10)。「読み取り終了」の判定は、他の操作ボタン類19に含まれる専用の読み取り終了ボタンの押し下げ操作を判定することによって行うことができるが、これに限定されない。たとえば、トリガーキー4aの長押し等の特殊操作を判定して行ってもよい。
読み取り終了の場合は、そのままフローを終了し、読み取り終了でない場合は、再びステップS2以降を繰り返す。
本実施形態の二次元パターン読み取り装置1は、以上のとおりの構成としたので、以下の特有の効果を得ることができる。
(a)二次元パターンまでの距離にかかわらず、過不足のない明るさで二次元パターンを照明できる。
これは、二次元パターンまでの距離に応じて照明部2の光の照射幅を可変としたからである。具体的には、距離が離れるほど照射幅を狭くしたからであり、これによって、「照明輝度は光源からの距離の二乗に反比例して低下する」という原因を排除して、距離にかかわらず、二次元パターンの全体を十分な明るさで照明することができたからである。加えて、照明部2の光の輝度についても二次元パターンまでの距離に応じて変更するようにしたからであり、つまり、距離が離れるほど輝度を高めるようにしたからである。
なお、輝度可変は必須ではない。「距離にかかわらず、適正な明るさで目標の二次元パターンを照明する」という命題は、原理的には距離が離れるほど照射幅を狭くすることによって一応達成できるからである。しかしながら、この対策(距離が離れるほど照射幅を狭くする)だけでは、実用上支障を来すことがある。遠距離すぎる場合には照射幅を極限まで狭くしても撮像部3の撮影感度を十分に上回る明るさが得られないことがあり得るからであり、このような場合を考慮すると、輝度可変の併用は実用的である。照明部2の輝度を高めることにより、撮像部3の撮影感度に適合した明るさを得られるからである。
(b)バッテリの消耗回避。
実施形態の主たる技術思想は、「距離にかかわらず、適正な明るさで目標の二次元パターンを照明する」ために、「二次元パターンまでの距離が離れるほど照明部2の光の照射幅を狭くする」という仕組みを採用したことにある。この点において、単に、不足する明るさを照明部2の光量アップで補うという単純なものではないから、光量アップに伴う余分なバッテリ消耗を防止することができるという利点が得られる。但し、前記のとおり、実施形態では「距離が離れるほど照射幅を狭くする」と同時に「距離が離れるほど輝度を高くする」という仕組みを採用しているため、この輝度可変に伴うバッテリ消耗が免れないという見方もある。しかしながら、この輝度可変は、あくまでも実用上の観点から付加された従たる仕組みであって、「距離にかかわらず、適正な明るさで目標の二次元パターンを照明する」という課題を達成するための必須事項ではない。したがって、この「距離が離れるほど輝度を高くする」という仕組みは、とりわけバッテリ消耗回避を重視する際には、あえて付加する必要がないものであるから、結局、本実施形態にあっては、バッテリの消耗も回避することができる。
なお、以上の実施形態では、「距離が離れるほど照射幅を狭くする」という仕組みを採用しているが、この仕組みを以下のように改良してもよい。すなわち、図5のステップS8で「測距結果に基づき、次回スキャンの・・・・照射幅を決定」する際に、単に測距結果に基づくだけでなく、二次元パターンの実際の大きさも加味して照射幅を決定するようにしてもよい。これは、照明部2の役割は読み取り対象の目標被写体、つまり、二次元パターンを明るく照らし出すことにあり、理想的には二次元パターン“のみ”を照明できればよいからである。この点において、実施形態のように「測距結果に基づき、次回スキャンの・・・・照射幅を決定」しただけでは、二次元パターンの周囲を余分に照明する可能性を否定できず、照明光の無駄を生じる。かかる無駄をなくすためには、「測距結果に基づき、次回スキャンの・・・・照射幅を決定」した上で、さらに、二次元パターンの実際の大きさを測定し、その測定結果に応じて照射幅の微調整を行えばよい。このようにすると、二次元パターンを照明するとともに、その周囲の余分な照明を行わないようにすることができ、照明光の無駄をなくすことができるから好ましい。
以上の実施形態における照明光の照射幅の可変態様は一例である。つまり、光学レンズ11aの位置を変えることによって照明光の照射幅を変更しているが、他の態様を採用してもかまわない。
図7は、照射幅可変態様の他の例を示す図である。この態様では、(a)に示すように、撮像部3の撮影窓22の周囲に同心円状に配列された複数列(図では3列であるが、3列以上の多列であってもよい)の発光素子群31〜33を有する。発光素子群31〜33は、それぞれ異なる個数の発光素子(ここではLED素子)からなる。ここで、最内列の発光素子群31の個数をA、中間列の発光素子群32の個数をB、最外列の発光素子群33の個数をCとしたとき、各々の個数は「A<B<C」の関係にある。また、(b)にその断面配列を示すように、発光素子群31〜33のそれぞれの光軸をLa1、La2、La3としたとき、最内列の発光素子群31の光軸La3は近距離を照らすように設定されており、また、中間列の発光素子群32の光軸La2は光軸La3よりも遠くを照らすように設定されており、さらに、最外列の発光素子群33の光軸La1は光軸La2よりも遠くを照らすように設定されている。
したがって、このような態様によれば、最内列の発光素子群31だけを点灯すると近距離を照明することができ、中間列の発光素子群32だけを点灯すると中距離を照明することができ、最外列の発光素子群33だけを点灯すると遠距離を照明することができるから、前記の実施形態と同様に、二次元パターンまでの距離に応じて照明部2の光の照射幅を可変とする特性を与えることができる。
加えて、この態様における発光素子群31〜33は、それぞれ異なる個数(A、B、C)の発光素子からなり、しかも、その個数は最内列で“少”、中間列で“中”、最外列で“多”の関係(A<B<C)にあるので、各発光素子の光量を一定とすれば、最内列のトータル光量に対して中間列のトータル光量を高くし、且つ、最外列のトータル光量をさらに高くすることができるので、上記の実施形態における「輝度可変」と同等の特性を与えることもできる。
La1〜La3 光軸
1 二次元パターン読み取り装置
2 照明部(照明手段)
3 撮像部(画像読み取り手段)
5 制御部(照射幅変更手段、検出手段、輝度変更手段)
11 照射幅可変光学部(照射幅変更手段)
11a 光学レンズ
12 照射幅駆動部(照射幅変更手段)
14a 撮影レンズ
16 測距部(測距手段)
24 二次元パターン
31〜33 発光素子群

Claims (7)

  1. 所定パターンの被写体を照明する照明手段による光照射を制御する光照射装置であって、
    前記被写体の大きさを検出する検出手段による検出結果を取得する取得手段と、
    前記被写体までの距離を測定する測距手段による測距結果を取得する第2取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記被写体の大きさの検出結果と、前記第2取得手段で取得した測距結果と、に基づいて、当該被写体の大きさの範囲を照射範囲とした光の照射条件で前記照明手段による光照射を制御する照射制御手段と、
    を具備したことを特徴とする光照射装置。
  2. 前記照射制御手段は、予め指定された照射条件を、前記検出結果と前記測距結果とに基づいて変更制御し、その変更制御された照射条件で前記照明手段による光照射を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記照射制御手段は、前記第2取得手段で取得した測距結果に基づいて前記照射条件を制御し、前記取得手段で取得した前記被写体の大きさの検出結果に基づいて前記照射条件を前記被写体の大きさの範囲を照射範囲とすべく微調整制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光照射装置。
  4. 前記照射条件は、前記照明手段から照射される光の照射範囲としての照射幅であり、
    前記照射制御手段は、前記照明手段から照射される光の照射幅を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の光照射装置。
  5. 前記照明手段は、所定キーが操作され、その操作が解除されるまでの間において、前記光照射を行うと共に、前記照射制御手段による光の照射条件で前記光照射を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに光照射装置。
  6. 前記照明手段で光照射された部分から前記被写体を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された被写体のパターン内容を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析が成功した場合には、その解析された結果を出力する出力手段と、
    を更に具備したことを特徴とする請求項1〜の何れかに光照射装置。
  7. 所定パターンの被写体を照明する照明手段による光照射を制御する光照射装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記被写体の大きさを検出する検出手段による検出結果を取得する取得手段、
    前記被写体までの距離を測定する測距手段による測距結果を取得する第2取得手段、
    前記取得手段で取得した前記被写体の大きさの検出結果と、前記第2取得手段で取得した測距結果と、に基づいて、当該被写体の大きさの範囲を照射範囲とした光の照射条件で前記照明手段による光照射を制御する照射制御手段、
    として機能させるようにしたプログラム。
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