JP5961880B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5961880B2
JP5961880B2 JP2012031353A JP2012031353A JP5961880B2 JP 5961880 B2 JP5961880 B2 JP 5961880B2 JP 2012031353 A JP2012031353 A JP 2012031353A JP 2012031353 A JP2012031353 A JP 2012031353A JP 5961880 B2 JP5961880 B2 JP 5961880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment film
liquid crystal
electrode
film
uri
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012031353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013167782A (ja
Inventor
伊藤 雅人
雅人 伊藤
正人 櫻井
櫻井  正人
佐藤 健史
健史 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Japan Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Display Inc filed Critical Japan Display Inc
Priority to JP2012031353A priority Critical patent/JP5961880B2/ja
Priority to CN201310064872.XA priority patent/CN103257479B/zh
Priority to US13/765,826 priority patent/US8679596B2/en
Publication of JP2013167782A publication Critical patent/JP2013167782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5961880B2 publication Critical patent/JP5961880B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1337Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
    • G02F1/133711Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by organic films, e.g. polymeric films
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/02Alignment layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/025Polyamide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/02Alignment layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/027Polyimide
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1343Electrodes
    • G02F1/134309Electrodes characterised by their geometrical arrangement
    • G02F1/134363Electrodes characterised by their geometrical arrangement for applying an electric field parallel to the substrate, i.e. in-plane switching [IPS]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は液晶表示装置に係り、特に、横電界方式と称される液晶表示装置に関する。
横電界方式と称される液晶表示装置は、液晶を挟持する一対の基板の面と平行な面内において、液晶の分子を回転駆動させるようにし、いわゆる広視野角特性に優れたものとして構成することができる。
図8は、このような液晶表示装置の一例を示す画素の断面図である。液晶LCを挟持して対向配置される第1基板SUB1、第2基板SUB2のうち、第1基板SUB1の液晶LC側の面に、絶縁膜INを介して配置される画素電極PXと対向電極CTとが配置されている。対向電極CTは、絶縁膜INのたとえば下層に面状のパターンとして形成され、画素電極PXは、絶縁膜INの上層に並設された複数の線状のパターンとして形成されている。なお、画素電極PXの上層には、液晶LCの分子の初期配向方向を決定させる第1配向膜ORI1が形成されている。画素電極PXと対向電極CTとの間には、電界が発生し、この電界によって液晶LCの分子を駆動させるようになっている。
なお、図8は、本発明の実施例を示す図2に対応して描いた図となっている。このため、図8の上述した構成以外の他の構成については図2における説明を参照されたい。
本願発明に関連する文献としては、たとえば下記特許文献1に示した液晶表示装置が知られている。前記特許文献1には、図2に示した構成において、2層の配向膜で構成された構造が開示されている。
特開2011−085613号公報
しかし、図8に示した液晶表示装置において、第1配向膜ORI1の近傍に前記第1配向膜ORI1の容量および抵抗によって、図9に示す等価回路が形成される。図9において、等価回路は、たとえば画素電極PXから対向電極CTに至る電界の電気力線(図8において矢印EFで示す)に沿って、画素電極PXと第1配向膜ORI1との界面抵抗R1、第1配向膜ORI1の容量C4と抵抗R4との並列接続体、第1配向膜ORI1の抵抗R2および液晶LCの容量C2の並列接続体、第1配向膜ORI1の容量C4と抵抗R4との並列接続体、および絶縁膜INの容量C3が直列接続された回路として把握される。
このため、第1配向膜ORI1内にDC電流Iが流れ、このDC電流Iによって絶縁膜INに電荷が蓄積(残留DC)されるようになる。そして、絶縁膜INに、このような残留DCが蓄積されると、いわゆる焼き付け、あるいはフリッカが生じる原因となる。
この場合、第1配向膜ORI1の抵抗を大きくすることによって、前記DC電流の発生を抑制することができる。しかし、絶縁膜INにDC電流が発生してしまった場合に、残留DCが抜け難くなり、焼き付けが消え難くなるという不都合が生じる。
また、特許文献1に示した構造を採用することによって、焼き付けを減少させることができるが、第1配向膜ORI1が光を吸収することで発生する電流(ホトコン,ホトコン電流)により、表示性能が低下してしまうことが懸念されている。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、液晶側の面の平坦化を損なうことなく、かつ、ホトコンの影響を抑え、焼き付きの大幅な減少と表示性能向上を図った液晶表示装置を提供することにある。
前記課題を解決すべく、本願発明の液晶表示装置は、液晶を挟持して対向配置される第1基板と第2基板とを備え、
前記第1基板の前記液晶側の面の画素領域に、第1電極と、この第1電極に絶縁膜を介して重ねられた複数の第2電極が形成され、
前記第1電極および前記第2電極のうちの一方を画素電極とし他方を対向電極として構成し、
前記第2電極をも被って前記第1基板の液晶側の面に形成される第1配向膜と、前記第1配向膜の前記液晶側の表面に形成される第2配向膜とからなる配向膜を有する液晶表示装置であって、
前記第2配向膜の抵抗は、前記第1配向膜の抵抗よりも小さく、かつ、前記第2配向膜の透過率は、前記第1配向膜の透過率よりも小さく形成され、
少なくとも前記第2配向膜は、第1化合物となるPMDA(pyromellitic acid dianhydride:ピロメリット酸二無水物)と、第2化合物となる炭化水素系の有機材料との化合物からなる液晶表示装置である。
本発明によれば、液晶側の面の平坦化を損なうことなく、ホトコンの影響を抑えつつ、焼き付きの大幅な減少と表示性能の向上ができる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の液晶表示装置の実施例1の概略を示す平面図である。 本発明の液晶表示装置の第1基板SUB1の液晶側に形成された画素の平面図である。 図2に示すI−I線における断面図である。 本発明の実施例1の液晶表示装置における画素電極PXから対向電極CTに至る電界の電気力線EFに沿った配向膜ORI1の等価回路である。 本発明の実施例1の液晶表示装置における画素電極部分の拡大図である。 本発明の実施例1の上層配向膜のPMDAの質量モル濃度(mol%)に対する400nm〜500nmの光の薄膜の透過率(%)の計測値を示す図である。 本発明の実施例1の上層配向膜の単位長さ当たりの抵抗値(抵抗率)に対する400nm〜500nmの光の薄膜の透過率(%)の計測値を示す図である。 従来の液晶表示装置における画素の一例を示す断面図である。 従来の液晶表示装置における画素電極PXから対向電極CTに至る電界の電気力線EFに沿った配向膜ORI1の等価回路である。 従来の液晶画像表示装置における画素電極部分の拡大図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明は省略する。また、図中に示すX,Y,Zは、それぞれX軸、Y軸、Z軸を示す。
〈全体の構成〉
図1は、本発明の液晶表示装置の実施例1の概略を示す平面図である。図1において、液晶(図示せず)を挟持して対向配置される第1基板SUB1、第2基板SUB2がある。第2基板SUB2は観察者側に配置されるようになっている。第1基板SUB1の背面にはバックライト(図示しない)が配置されるようになっている。第2基板SUB2は、第1基板SUB1よりも若干小さな面積となっており、第1基板SUB1の図中下側の辺部SDを露出させるようになっている。第1基板SUB1の図中下側の辺部SDには半導体装置(チップ)SECが搭載されている。この半導体装置SECは後述の表示領域ARにおける各画素を駆動する制御回路となっている。第2基板SUB2の周辺には、第1基板SUB1との固着を図るシール材SLが形成され、このシール材SLは液晶を封止させる機能をも有している。
シール材SLで囲まれた領域は表示領域ARとなっている。第1基板SUB1の前記表示領域ARにおける液晶側の面には、図中X方向に延在しY方向に並設されるゲート信号線GL、および図中Y方向に延在しX方向に並設されるドレイン信号線DLが形成されている。隣接する一対のゲート信号線GLと隣接する一対のドレイン信号線DLとで囲まれる領域は画素領域を構成するようになっている。これにより、表示領域ARにはマトリックス状に配置された多数の画素を有するようになっている。
各画素領域には、図中の点線楕円枠内の等価回路図である拡大図Aに示すように、ゲート信号線GLからの信号(走査信号)によってオンされる薄膜トランジスタTFTと、この薄膜トランジスタTFTを通してドレイン信号線DLからの信号(映像信号)が供給される画素電極PXと、この画素電極PXとの間に電界を生じさせる対向電極CTとが形成されている。前記電界は第1基板SUB1の面に平行な成分を有し、液晶の分子は第1基板SUB1の面に水平な状態のままで配向状態が変化するようになっている。この種の液晶表示装置はたとえば横電界方式と称される。なお、対向電極CTはたとえばゲート信号線GLに平行して走行するコモン信号線CLを介して映像信号に対して基準となる基準信号が供給されるようになっている。
なお、ゲート信号線GL、ドレイン信号線DL、およびコモン信号線CLは、それぞれ図示しない引き出し線によって前記半導体装置SECに接続され、ゲート信号線GLには走査信号、ドレイン信号線DLには映像信号、コモン信号線CLには基準信号が供給されるようになっている。
〈画素の構成〉
図2は図1の丸印Aに示す画素の構成を示し、第1基板SUB1の液晶側に形成された画素の平面図である。また、図3は図2のI−I線における断面図で、第2基板SUB2とともに描画している。
図2において、第1基板SUB1(図3参照)の液晶側の面(表面)に、図中X方向に延在しY方向に並設されるゲート信号線GLが形成されている。これらゲート信号線GLは後述のドレイン信号線DLとともに画素の領域を画するようになっている。ゲート信号線GLには、画素領域側に突出する突出部PJが形成され、この突出部PJは後述の薄膜トランジスタTFTのゲート電極GTを構成するようになっている。
第1基板SUB1の表面には、ゲート信号線GL(ゲート電極GT)をも被って、絶縁膜GI(図3参照)が形成されている。この絶縁膜GIは、薄膜トランジスタTFTの形成領域において前記薄膜トランジスタTFTのゲート絶縁膜として機能し、ゲート信号線GLとドレイン信号線DLとの交差部においてこれら信号線の層間絶縁膜として機能するようになっている。
絶縁膜GIの上面であって少なくともゲート電極GTと重なる個所に、たとえばアモルファスシリコンからなる島状の半導体層ASが形成されている。この半導体層ASは薄膜トランジスタTFTの半導体層となるものである。この半導体層ASの上面にドレイン電極DT、ソース電極STが対向配置されて形成されることにより、いわゆるボトムゲート構造のMIS(Metal Insulator Semiconductor)型の薄膜トランジスタTFTが構成されるようになる。
ここで、ドレイン電極DT、ソース電極STは、たとえばドレイン信号線DLの形成と同時に形成されるようになっている。ドレイン信号線DLは図中Y方向に延在されX方向に並設して形成され、ドレイン電極DTは、前記ドレイン信号線DLの一部が半導体層AS上に延在することによって形成されている。ソース電極STは、半導体層ASの形成領域の外側にまで延在され、前記半導体層ASに隣接して配置されるパッド部PDと一体に形成されている。このパッド部PDは面積が比較的大きく形成され、後述の画素電極PXとのコンタクト部として機能するようになっている。
第1基板SUB1の表面には、ドレイン信号線DL、薄膜トランジスタTFT、パッド部PDをも被って保護膜PASが形成されている。この保護膜PASは、薄膜トランジスタTFTの液晶との直接の接触を回避させ、薄膜トランジスタTFTの特性の安定化を図っている。保護膜PASは、たとえば、無機絶縁膜からなる第1保護膜PAS1と有機絶縁膜からなる第2保護膜PAS2の順次積層体によって形成されている。保護膜PASの上層に塗布によって形成できる有機絶縁膜を用いることにより、表面の平坦化を図ることができる。
保護膜PASの上面には、たとえばITO(Indium Tin Oxide)の透光性導電膜からなる対向電極CTが形成されている。この対向電極CTは、表示領域ARの全域にわたって形成され、各画素において共通の信号(基準信号)が供給される電極として形成されている。ただし、対向電極CTは、前記パッド部PDが形成されている領域に重なるようにして開口OPが形成されている。パッド部PDは、上述したように画素電極PXとのコンタクト部となることから、この部分において画素電極PXと対向電極CTとの短絡が生じてしまうのを前記開口OPによって回避させるようになっている。このように形成される対向電極CTは各画素において面状のパターンで形成されることになる。
第1基板SUB1の表面には、対向電極CTをも被って絶縁膜INが形成されている。この絶縁膜INは対向電極CTと後述する画素電極PXとの層間絶縁膜として機能するようになっている。
画素領域における前記絶縁膜IN上には、たとえばITO(Indium Tin Oxide)の透光性導電膜からなる画素電極PXが形成されている。画素電極PXは、たとえば図中Y方向に延在されX方向に並設(たとえば4個)された線状パターンの電極によって形成されている。画素電極PXの各電極は、それぞれの両端において互いに接続されたパターンとして形成されている。そして、画素電極PXの薄膜トラジスタTFT側の端部は前記パッド部PDの形成個所を被って形成され、絶縁膜IN、保護膜PASに形成されたスルーホールTHを通して、前記パッド部PDに接続されるようになっている。これにより、画素電極PXは、薄膜トランジスタTFTのソース電極STと電気的に接続されるようになる。なお、スルーホールTHは、対向電極CTの開口OP内において形成され、スルーホールTHの側壁に対向電極CTが露出されないようになっている。
第1基板SUB1の表面には、画素電極PXをも被って配向膜ORI1が形成されている。ここで、配向膜ORI1は、この実施例1の場合、たとえば液晶層側に配置した上層配向膜(第2配向膜)URIと第1基板側(又は画素電極PX側)に配置した下層配向膜(第1配向膜)DRIとの2層構造として形成されている。そして、配向膜ORI1において、液晶LC側の上層配向膜URIに対して、画素電極PX側の下層配向膜DRIは抵抗が高い材料で形成されている。たとえば、上層配向膜URIの抵抗(抵抗率)が1014以下(Ω・cm)に対し、下層配向膜DRIの抵抗(抵抗率)は1014以上(Ω・cm)の高抵抗となっている。また、透過率では上層配向膜URIの透過率が90%以上(/100nm)に対し、下層配向膜DRIの透過率は98%以上(/100nm)の高透過率となっている。
配向膜ORI1は、たとえば、高透過率で抵抗(抵抗率)の高い樹脂膜を塗布によって下層配向膜DRIを形成した後に、絶縁膜DRIより透過率が低く、抵抗(抵抗率)の低い樹脂膜を塗布によって上層配向膜URIを形成し、その後、上層配向膜URIの表面をラビング処理することによって形成する。この場合、抵抗(抵抗率)の高い樹脂膜は、たとえば、可溶性のポリイミドやポリアミック酸を成分とする樹脂を塗布することで形成でき、また抵抗(抵抗率)の低い樹脂膜は、例えばポリアミック酸を成分とする樹脂を塗布した後焼成することによって形成することができる。ただし、抵抗(抵抗率)の低い樹脂については、後に詳述する。
なお、このように構成した第1基板SUB1は、液晶LCを介して第2基板SUB2が対向配置され、この第2基板SUB2の液晶LC側の面には該液晶LCと接触するようにして配向膜ORI2が形成されている。この配向膜ORI2の抵抗(抵抗率)は、たとえば1014以下(Ω・cm)となっており、前記配向膜ORI1の上層配向膜URIの抵抗(抵抗率)とほぼ同じとなっている。図1に示す第2基板SUB2の液晶LC側の面には、通常、ブラックマトリックス、カラーフィタル等が形成されるが、これらの描画は省略している。
図4は本発明の実施例1の液晶表示装置における画素電極PXから対向電極CTに至る電界の電気力線EFに沿った配向膜ORI1の等価回路である。なお、図4には、下層配向膜DRIおよび上層配向膜URIからなる配向膜ORI1を点線で示している。
図4に示すように、等価回路は、画素電極PXと下層配向膜DRIとの界面抵抗R1、下層配向膜DRIの容量C1、上層配向膜URIの抵抗R2および液晶の容量C2の並列接続体、下層配向膜DRIの容量C1、および絶縁膜INの容量C3が直列接続された回路として把握できる。この場合、下層配向膜DRIは、上述したように抵抗(抵抗率)が高く形成されていることから、この部分において図9に示した抵抗がないものと想定でき、図9に示したDC電流の流れを発生させることなく構成できる。このため、絶縁膜INに残留DCが蓄積されることがなく、いわゆる焼き付け、あるいはフリッカの発生を抑制させることができる。また、仮に、絶縁膜INにDC電流が発生してしまうようなことがあっても、絶縁膜INに発生する残留DCは抵抗(抵抗率)の低い上層配向膜URIを通して抜けるようになり、焼き付けが消え易くなる(回復する)ようにできる。
次に、図5に実施例1の液晶表示装置における画素電極部分の拡大図、図10に従来の液晶画像表示装置における画素電極部分の拡大図を示し、以下、図5及び図10に基づいて、実施例1の液晶表示装置における配向膜ORI1で発生する電流(ホトコン,ホトコン電流)について詳細に説明する。ただし、図5は図3に示す丸印Bの拡大図であり、図10は図8に示す丸印B’の拡大図である。また、図5,10においては、液晶層LC及び配向膜ORI1並びに画素電極PXを除く、他の薄膜については省略する。
図10に示す従来の液晶表示装置における配向膜ORI1の構成では、配向膜ORI1が1層で形成され、この配向膜ORI1の下層(図中左側)に画素電極PX(ただし、画素の構成が異なる場合には、対向電極CTであってもよい)が形成されている。この場合、画素電極PXの上面(液晶層LC側の面)には、当該画素電極PXの上面を覆うようにして、配向膜ORI1が直接積層されている。このために、図10中に白抜きの矢印で示すバックライト光BLは配向膜ORI1を透過した後に、液晶層LCに照射されることとなる。この透過の際に、バックライト光BLの照射の一部が配向膜ORI1で吸収されることとなり、当該配向膜ORI1中の電荷がプラスの電荷P1とマイナスの電荷E1とに分極する。このとき、液晶表示装置では、画素電極PXと対向電極CTとに印加される電圧が周期的に変化する構成となっている。従って、図10中の矢印Q1で示すように、配向膜ORI1で生じたプラスの電荷P1とマイナスの電荷E1のうちで、一方の電荷のみが画素電極PXに移動する。このとき、他方の電荷は当該配向膜ORI1を移動することにより、ホトコン電流が生じる。
通常、対向電極CTに印加される共通信号を基準として、同一の階調時にはプラス電圧印加時とマイナス電圧印加時とにおける電位差が同じとなるような階調信号(映像信号)が画素電極PXに交互に供給される。このとき、対向電極CTよりも高い電圧が画素電極PXに供給されるタイミング(プラス電圧印加時)では、図10中の矢印Q1で示すように、画素電極PXに印加される電圧に対応したマイナスの電荷E1が配向膜ORI1から画素電極PXに移動することとなる。同様にして、対向電極CTよりも低い電圧が画素電極PXに供給されるタイミング(プラス電圧印加時)では、配向膜ORI1で生じたプラスの電荷P1が画素電極PXに移動することとなる。
このとき、配向膜ORI11で生じたプラス及びマイナスの電荷P1,E1が画素電極PXに移動する量、並びに配向膜ORI1内を移動する電荷量も一定の値とはならない。このために、同一の階調に対するプラス電圧印加時とマイナス電圧印加時とにおける画素電極PXと対向電極CTとの電位差が異なる電位差となり、フリッカが発生することとなる。
これに対して、図5に示すように、実施例1の液晶表示装置では、配向膜ORI1は下層配向膜DRI及び上層配向膜URIとの2層の薄膜で配向膜ORI1を形成する構成となっている。
実施例1の配向膜ORI1は、前述するように、電極の上面側(液晶層LCの側)に形成される下層配向膜DRIと、該下層配向膜DRIの上面側に形成される上層配向膜URIとから構成されている。なお、前述するように、従来の配向膜と同様に、配向膜ORI1は少なくとも表示領域ARの全体を覆うようにして形成されているので、上層配向膜URI及び下層配向膜DRIとがそれぞれ表示領域ARの全体を覆うようにして形成されている。
また、実施例1の配向膜ORI1においては、下層配向膜DRIの透過率が上層配向膜URIの透過率よりも大きい構成となっている。すなわち、上層配向膜URIと下層配向膜DRIとの膜厚がほぼ同じ膜厚の場合には、上層配向膜URIを形成する薄膜材料よりも下層配向膜DRIを形成する薄膜材料の透過率が大きい薄膜材料で形成される構成となっている。従って、上層配向膜URIの透過率をT1、下層配向膜DRIをT2とした場合、T1<T2となる。ただし、上層配向膜URIと下層配向膜DRIとの膜厚は、T1<T2を満たす範囲においては、同じ膜厚に限定されることはなく、適宜、変更可能である。
このように、実施例1の配向膜ORI1では、下層配向膜DRIの透過率T2が上層配向膜URIの透過率T1よりも大きく形成されているので、画素電極PXと接して形成される側である下層配向膜DRIにおける電荷(プラスの電荷P1とマイナスの電荷E1)の発生を大幅に低減できる。従って、発生した電荷が画素電極PXに移動することによるホトコン電流の発生を大幅に低減できる。
以下、上層配向膜URIで発生した電荷が画素電極PXに移動することに伴うホトコン電流の低減効果について説明する。
実施例1の配向膜ORI1では、前述するように、上層配向膜URIよりも下層配向膜DRIの単位長さ当たりの抵抗値(抵抗率)が大きい薄膜材料を用いることにより、上層配向膜URIの抵抗値よりも下層配向膜DRIの抵抗値が大きくなるように形成されている。このとき、図5から明らかなように、上層配向膜URIと下層配向膜DRIとの膜厚がほぼ同じ膜厚となるように形成されているので、上層配向膜URIと下層配向膜DRIとの抵抗値はそれぞれの薄膜を形成する薄膜材料の抵抗率に比例することとなる。従って、上層配向膜URIの抵抗をR2、下層配向膜DRIの抵抗をR3とした場合、R2<R3となる。ただし、上層配向膜URIの抵抗率よりも下層配向膜DRIの抵抗率が大きくなる構成とするならば、上層配向膜URIと下層配向膜DRIとの膜厚は、同じ膜厚に限定されることはなく、適宜、変更可能である。例えば、下層絶縁膜DRIとして単位体積当たりの抵抗値(シート抵抗)が高い有機材料を用いることにより、上層配向膜URIよりも膜厚を小さく形成した場合であっても、下層絶縁膜DRIの抵抗率を大きくすることが可能となる。
ここで、上層配向膜URIの透過率T1よりも下層配向膜DRIの透過率T2が大きい構成となっている。従って、バックライト光BLの照射により、下層配向膜DRIよりも上層配向膜URIにおいて薄膜中の電荷の分極(プラスの電荷P1とマイナスの電荷E1の発生)が生じる場合が大きくなる。すなわち、図5に示すように、画素電極PXに接する側の薄膜層である下層配向膜DRIよりも、液晶層LCと接する側の薄膜層である上層配向膜URIにおいて、この上層配向膜URI1中の電荷がプラスの電荷P1とマイナスの電荷E1とに分極が生じることとなる。
対向電極CTよりも画素電極PXの電位が高いタイミングの場合には、画素電極PXからの電界は下層配向膜DRI、上層配向膜URI、及び液晶層LCを介して図示しない対向電極CTに至るように形成される。従って、画素電極PXの表面の液晶層LCの側に形成される配向膜ORI1では、上層配向膜URIで発生したマイナスの電荷E1が図5中に示す矢印Q2に示すように、上層配向膜URIから下層配向膜DRIに移動することとなる。このとき、実施例1の配向膜ORI1では、上層配向膜URIの抵抗R2よりも下層配向膜DRIの抵抗R3が高くなるように形成されている。従って、マイナスの電荷E1が下層配向膜DRIに移動した場合であっても、大幅に低減することができるので、下層配向膜DRIを介して画素電極PXに到達するマイナスの電荷E1を大幅に抑制することが可能となる。一方、画素電極PXの電位よりも対向電極CTが高いタイミングの場合には、上層配向膜URIで生じたプラスの電荷P1が下層配向膜DRIに移動することとなるが、マイナスの電荷E1の場合と同様に、下層配向膜DRIを介して画素電極PXに到達するプラスの電荷P1を大幅に抑制することが可能となる。
このような構成の配向膜ORI1として、下層配向膜DRIには透光性を有する周知の無機絶縁膜や有機絶縁膜を用いる構成とする。また、上層配向膜URIには、配向膜を形成するための有機材料として一般的に用いられる第1の化合物をM1、第2の化合物をM2、第3の化合物をN1として、本願発明の実施例1に特徴的な下記の一般式(1)で示される化合物を用いる構成とする。ただし、xとyはx+y=1を満たす。
Figure 0005961880
特に、実施例1の液晶表示装置では、一般式(1)で示す第1の化合物M1,M2はそれぞれ下記の一般式(2),(3)であらわされる化合物からなる。また、化合物N1はジアミン化合物であり、例えば、下記の一般式(4)であらわされる化合物からなる。ただし、一般式(4)において、RはPh−(CH2)n−Ph,Ph― O ―Ph,Ph− O −(CH2)n− O −Ph,などベンゼンと直鎖アルキル,ヘテロ結合,アルキルとヘテロ結合からなる化合物である。
Figure 0005961880
Figure 0005961880
Figure 0005961880
このとき、一般式(2)であらわされる化合物として好適な一般式(5)であらわされる化合物であるPMDA(ピロメリット酸二無水物)とした場合、実施例1の上層配向膜UR1を形成する一般式(1)の(M1−N1)xは、下記の一般式(7)であらわされる化合物となる。同様にして、一般式(3)であらわされる化合物として好適な一般式(6)であらわされる化合物であるCBDA(1、2、3、4−シクロブタンテトラカンルボン酸二無水物)とした場合、一般式(1)の(M2−N1)yは、下記の一般式(8)であらわされる化合物となる。したがって、実施例1の上層配向膜URIは、一般式(7)と一般式(8)との共重合体の構造を有する下記の一般式(9)に示す化合物となる。ただし、一般式(2),(3)であらわされる化合物である酸無水物は、それぞれ一般式(5)であらわされるPMDA,CBDAに限定されることはない。後述する抵抗率及び透過率の条件を満たす他の化合物を用いる構成であってもよい。
Figure 0005961880
Figure 0005961880
Figure 0005961880
Figure 0005961880
Figure 0005961880
一般式(9)に示す化合物の酸無水物としてPMDA(一般式(5))とCBDA(一般式(6))を用いた場合、図6に示す酸無水物量のPMDAの質量モル濃度(mol%)に対する400nm〜500nmの光の薄膜の透過率(%)の計測値のグラフG1から明らかなように、PMDAの質量モル濃度が大きくなるに従って、その透過率は減少することとなる。従って、一般式(9)に示す化合物で形成される実施例1の配向膜ORI1を形成する上層配向膜URIは、PMDAの質量モル濃度が大きくなるに従って、その透過率T1は減少することとなり、実施例1の配向膜ORI1の全体の効果率も減少することとなる。
一方、一般式(9)に示す化合物は、含有されるPMDAの質量モル濃度を大きくした場合、上層配向膜URIの抵抗(抵抗率)も低くなる。従って、図7に示す単位長さ当たりの抵抗値(抵抗率)に対する400nm〜500nmの光の薄膜の透過率(%)の計測値のグラフG2から明らかなように、配向膜に含有されるPMDAの質量モル濃度を大きくし、当該配向膜の抵抗(抵抗率)を低く形成した場合も、その透過率は減少することとなる。
従って、上層配向膜URIを一般式(9)で示す化合物で形成する実施例1の配向膜ORI1では、PMDAの含有量すなわち質量モル濃度を大きく形成することにより、下層配向膜DRIの透過率T2よりも上層配向膜URIの透過率T1が小さく、かつ、下層配向膜DRIの抵抗R3よりも上層配向膜URIの抵抗R2が小さい配向膜を形成することが可能となる。特に、図6中に点線で示すPMDAの質量モル濃度が14%以上の領域では、その透過率が98.6%以下となると共に、その抵抗(抵抗率)が1014(Ω・cm)以下に形成できるので、配向膜DRIとして好適である。
以上説明したように、実施例1の配向膜ORI1では、画素電極PXと直接接触することとなる下層配向膜DRIの透過率T2が、当該画素電極PXから遠い側に形成される上層配向膜URIの透過率T1よりも大きく形成されると共に、下層配向膜DRIの抵抗値R3も上層配向膜URIの抵抗値R2よりも大きな抵抗値となるように形成されるので、画素電極PXの近傍での電荷の発生を大幅に低減できると共に、液晶層LCと直接接触することとなる上層配向膜URIで発生した電荷(プラスの電荷P1とマイナスの電荷E1)が、下層配向膜DRIを介して当該下層配向膜DRIと接触もしくは近接して形成される画素電極に移動する(流れる)ことを大幅に抑制することができる。すなわち、バックライト光BLが入射して上層配向膜URIに電荷(プラスの電荷P1とマイナスの電荷E1)が生じた場合であっても、この電荷が下層配向膜DRIを介して画素電極PXの側に移動し、画素電極PXの電位を変動させてしまうことを防止できる。従って、同一の階調に対するプラス電圧印加時とマイナス電圧印加時とにおける画素電極PXと対向電極CTとの電位差に変動が生じてしまうことを防止できるので、フリッカの発生を防止でき、表示性能を向上させることができる。
ただし、前述する本実施例1の液晶表示装置では、配向膜ORI1を形成する上層配向膜URIのみを一般式(9)に示す化合物中で形成する場合について説明したが、これに限定されることはなく、例えば、一般式(9)に示す化合物のみを用いることも可能である。すなわち、図6及び図7から明らかなように、例えば、一般式(9)に示す化合物中のPMDAの含有量すなわちPMDAの質量モル濃度が14%以下の材料で下層配向膜DRIを形成すると共に、PMDAの質量モル濃度が14%以上の材料で上層配向膜URIを形成する等が可能である。
この場合、一般式(9)に示す化合物は、PMDAの質量モル濃度が14%以下の領域では、その透過率が98.6%以上で大きく、かつその抵抗(抵抗率)が1014(Ω・cm)以上で大きく形成できる。一方、一般式(9)に示す化合物は、PMDAの質量モル濃度が14%以上の領域では、その透過率が98.6%以下となり、かつその抵抗(抵抗率)が1014(Ω・cm)以下で形成できるからである。さらには、一般式(9)に示す化合物は、図6に示すグラフG1から明らかなように、PMDAの質量モル濃度が0%よりも大きく、かつ70%以下の領域では、その透過率が96.8%以上となる。従って、一般式(9)に示す化合物で上層配向膜URIと下層配向膜DRIを形成する際のPMDAの質量モル濃度の選択範囲を広くできるという特徴を有し、種々の塗布方式に対応することもできるという特徴も有する。
この構成からなる配向膜ORI1の形成では、下層配向膜DRIを形成した後に上層配向膜URIを形成する際に、PMDAの質量モル濃度のみが異なる一般式(9)に示す化合物で、順次、下層配向膜DRIと上層配向膜URIを形成することとなる。従って、下層配向膜DRIと上層配向膜URIとの2層の薄膜で配向膜ORI1を形成する場合であっても、第1基板SUB1の液晶側面上に塗布する一般式(9)に示す化合物のPMDAの質量モル濃度のみが異なり、他の条件はほぼ同じ条件とすることが可能となる。その結果、配向膜ORI1を下層配向膜DRIと上層配向膜URIとの2層の薄膜で形成することに伴う各製造工程における条件の切り替え等に要する時間等を短縮することができ、製造時間の増加を抑えることができるという格別の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記発明の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
SUB1……第1基板、SUB2……第2基板、SL……シール材、AR……表示領域
SEC……半導体装置(チップ)、GL……ゲート信号線、DL……ドレイン信号線
CL……コモン信号線、TFT……薄膜トランジスタ、PX……画素電極
CT……対向電極、GI……絶縁膜、PAS……保護膜、PAS1……無機絶縁膜
PAS2……有機絶縁膜、IN……絶縁膜、ORI1,ORI2……配向膜
URI……上層配向膜、DRI……下層配向膜、LC……液晶(液晶層)
EF……電気力線、BL……バックライト光

Claims (4)

  1. 液晶を挟持して対向配置される第1基板と第2基板とを備え、
    前記第1基板の前記液晶側の面の画素領域に、第1電極と、この第1電極に絶縁膜を介して重ねられた複数の第2電極が形成され、
    前記第1電極および前記第2電極のうちの一方を画素電極とし他方を対向電極として構成し、
    前記第2電極をも被って前記第1基板の液晶側の面に形成される第1配向膜と、前記第1配向膜の前記液晶側の表面に形成される第2配向膜とからなる配向膜を有する液晶表示装置であって、
    前記第2配向膜の抵抗は、前記第1配向膜の抵抗よりも小さく、かつ、前記第2配向膜の透過率は、前記第1配向膜の透過率よりも小さく形成されたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 少なくとも前記第2配向膜は、第1化合物となるPMDA(pyromellitic acid dianhy dride:ピロメリット酸二無水物)及びジアミン化合物が材料として用いられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第2配向膜に用いられる炭化水素系の有機材料は、下記の一般式(10)で示す化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
    Figure 0005961880
    ただし、RはPh−(CH2)n−Ph,Ph― O ―Ph,Ph− O −(CH2)n− O −Ph,などベンゼンと直鎖アルキル,ヘテロ結合,アルキルとヘテロ結合からなる化合物である。
  4. 前記第2配向膜は、下記の一般式(11),(12)の共重合で示す化合物とからなる下記の一般式(13)で示す構造を有する化合物であることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
    Figure 0005961880
    Figure 0005961880
    Figure 0005961880
    ただし、一般式(11)〜(13)で示す化合物におけるRはPh−(CH 2 ) n −Ph,Ph― O ―Ph,Ph− O −(CH 2 ) n − O −Ph,などベンゼンと直鎖アルキル,ヘテロ結合,アルキルとヘテロ結合からなる化合物である。
JP2012031353A 2012-02-16 2012-02-16 液晶表示装置 Active JP5961880B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012031353A JP5961880B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 液晶表示装置
CN201310064872.XA CN103257479B (zh) 2012-02-16 2013-02-07 液晶显示装置
US13/765,826 US8679596B2 (en) 2012-02-16 2013-02-13 Liquid crystal display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012031353A JP5961880B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013167782A JP2013167782A (ja) 2013-08-29
JP5961880B2 true JP5961880B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=48961486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012031353A Active JP5961880B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 液晶表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8679596B2 (ja)
JP (1) JP5961880B2 (ja)
CN (1) CN103257479B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145778A2 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Sony Corporation Data processing apparatus, data processing method, and program
WO2015050135A1 (ja) 2013-10-01 2015-04-09 日産化学工業株式会社 横電界駆動方式用の液晶配向剤、液晶配向膜、及びそれを用いた液晶表示素子
JPWO2015050133A1 (ja) 2013-10-01 2017-03-09 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及びそれを用いた液晶表示素子
KR102275484B1 (ko) 2013-10-23 2021-07-08 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 배향제, 액정 배향막, 및 액정 표시 소자
KR102169034B1 (ko) * 2014-07-25 2020-10-23 엘지디스플레이 주식회사 표시장치 및 그 제조방법
CN107077032B (zh) * 2014-10-20 2021-04-16 日产化学工业株式会社 液晶取向剂、液晶取向膜和使用了其的液晶表示元件
WO2018062437A1 (ja) 2016-09-29 2018-04-05 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
WO2018062440A1 (ja) 2016-09-29 2018-04-05 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
JP7089229B2 (ja) 2016-09-29 2022-06-22 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
JP7089230B2 (ja) 2016-09-29 2022-06-22 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
KR102457770B1 (ko) * 2017-12-27 2022-10-20 엘지디스플레이 주식회사 표시 장치
JP7218100B2 (ja) * 2018-06-01 2023-02-06 株式会社ジャパンディスプレイ 光配向膜用ワニス及び液晶表示装置
KR20210126572A (ko) 2019-02-13 2021-10-20 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 그것을 사용한 액정 표시 소자
CN113728270A (zh) 2019-04-24 2021-11-30 日产化学株式会社 液晶取向剂、液晶取向膜以及使用了该液晶取向膜的液晶显示元件
WO2021054365A1 (ja) 2019-09-19 2021-03-25 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN113359355B (zh) * 2021-06-09 2022-07-29 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 液晶显示面板及显示装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101450877B1 (ko) * 2007-11-20 2014-10-14 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치 및 이의 제조 방법
JP5355970B2 (ja) * 2008-09-16 2013-11-27 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置
JP5396224B2 (ja) 2009-10-13 2014-01-22 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置
JP5048742B2 (ja) * 2009-11-06 2012-10-17 株式会社ジャパンディスプレイイースト 液晶表示装置
JP5222864B2 (ja) * 2010-02-17 2013-06-26 株式会社ジャパンディスプレイイースト 液晶表示装置の製造方法
TWI452399B (zh) * 2011-05-27 2014-09-11 Lg Display Co Ltd 液晶顯示面板及其製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN103257479B (zh) 2016-06-08
US20130215367A1 (en) 2013-08-22
US8679596B2 (en) 2014-03-25
JP2013167782A (ja) 2013-08-29
CN103257479A (zh) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5961880B2 (ja) 液晶表示装置
US9618817B2 (en) Array substrate and narrow bezel-type liquid crystal display device including the same
TWI248539B (en) Liquid crystal display device
JP5165169B2 (ja) 液晶表示装置
US8098357B2 (en) Liquid crystal display panel
US6404474B1 (en) Horizontal electric field LCD with increased capacitance between pixel and common electrodes
JP5260428B2 (ja) 液晶表示装置
US10437115B2 (en) Liquid crystal display device
KR20060001662A (ko) 수평전계방식 액정표시소자 및 그 제조방법
TW200919055A (en) Liquid crystal display device and electronic apparatus
TWI553877B (zh) 薄膜電晶體基板、顯示面板及顯示裝置
JP5586753B2 (ja) 液晶表示パネル
JP5197193B2 (ja) 液晶表示パネル
CN106125422B (zh) 显示设备
US20090027609A1 (en) Substrate for display panel and liquid crystal display panel with the same
KR100865838B1 (ko) 프린지 필드 스위칭 액정표시소자
JP2012215765A (ja) カラーフィルタ基板及びそれを備えた液晶表示装置
US10665722B2 (en) Array substrate and liquid crystal display device including the same
JP5100418B2 (ja) 液晶表示装置
JP5594637B2 (ja) 液晶表示素子及びそれを用いた画像表示装置
JP5396224B2 (ja) 液晶表示装置
US8154699B2 (en) Liquid crystal display device
JP5594638B2 (ja) 液晶表示素子及びそれを用いた画像表示装置
JP2009204644A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法
JP2013130607A (ja) カラーフィルタ基板及びそれを備えた液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5961880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250