JP5960432B2 - 二輪車両のリヤフェンダの構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動二輪車のような二輪車両において後輪の上方を覆うリヤフェンダの構造に関する。
従来より一般に自動二輪車においては、前輪および後輪の間にエンジンおよびトランスミッションが配設され、このトランスミッションの出力軸からチェーンを介して後輪に駆動力が伝達される。後輪の上方は跳ね上げられる泥水などが車体の内部に侵入しないようにリヤフェンダで覆われており、その上方には乗員の騎乗するシートが配設されている。
ところで、自動二輪車の走行中にはエンジンの周囲で加熱された走行風(熱風)が後方に流れてリヤフェンダとシートとの間に籠もってしまい、ここに配設されている電装品等に悪い影響を与えるおそれがある。シートの下方に位置するリヤフェンダの前半部は後上がりに傾斜しており、その左右両側は通常、サイドカウルによって覆われているので、エンジンの周囲を通過した熱風が籠もりやすい。
この点について例えば特許文献1に記載の自動二輪車では、リヤフェンダの前後方向の中間部に開口を設けて、ここからリヤフェンダの下方に向かうように熱風を誘導する構造としている。すなわち、リヤフェンダの開口の前縁から上方斜め後ろ向きに延びる前壁と、該開口の後縁から下方斜め下向きに延びる後壁と、それらの壁の左右を繋ぐ側壁とを設けて、リヤフェンダの上方から下方へ熱風を誘導する導風路を構成している。
実公平3−43115号公報
しかしながら前記従来例では、自動二輪車の走行速度が或る程度以上、高くて走行風の勢いが強いときには、その勢いで熱風をリヤフェンダの上から下へ誘導できるとしても、走行風の勢いが弱いときには高温の空気が下向きには流れ難く、熱風をリヤフェンダの下へ導くことは難しい。例えば渋滞路で低速走行と一時停止とを繰り返すような状況では、エンジンの周囲からリヤフェンダの上面に沿って上昇する熱気が、やはりシートとの間のスペースに籠もってしまい、このスペースに電装品等が配設されていると悪い影響を与える虞がある。
また、前記従来例のリヤフェンダでは、熱風を誘導するために開口を設けているので、後輪に跳ね上げられた泥水が跳ね返ってその開口から車体の内部に侵入するおそれがあり、この泥水も電装品等に悪影響を与える心配がある。
かかる点に鑑みて本発明の目的は、二輪車両のリヤフェンダの構造に工夫を凝らして、その上方に熱気が籠もることを抑制し、かつ泥水の侵入を防止して、そこへ電装品を配設しても悪い影響を与えないようにすることにある。
前記の目的を達成するために本発明は、二輪車両のリヤフェンダの前端部においてその上方に配設されている車両装備品との間に、空気の流通を規制する規制部を設けたものである。こうすれば、エンジン等の原動機の周囲で加熱された空気(熱気)が、リヤフェンダの前端部からその上方に侵入することを規制できるので、当該リヤフェンダの上方のスペースに電装品等を配設しても悪い影響を与える心配は少ない。
なお、リヤフェンダの上方のスペースへの熱気の侵入を防ぐという観点では、規制部を文字通りリヤフェンダの前端に設けてもよいが、周囲の装備品等との干渉等を考慮して、前端から少し後方までの範囲(つまり前端部)に設けてもよい。熱気の流れを効果的に規制するためには、リヤフェンダの直ぐ上に車両装備品が位置する範囲に規制部を設けるのが好ましい。
ところで、前記のようにリヤフェンダの前端部の上方に配設されている車両装備品は、それ自体が熱気の後方への流れを遮ることになるので、一例としてエアクリーナボックスとするのが好ましい。エンジンの動作中、エアクリーナボックスの内部では常に空気が流れており、その空気への放熱によってエアクリーナボックスは適度に冷却されるからである。
前記規制部として具体的には、前記リヤフェンダの上面から上方に延びるように立壁部を形成してもよい。リヤフェンダを樹脂製とすれば立壁部は容易に一体成形可能であり、規制部を設けることは殆どコストアップを招かない。また、前記立壁部とその上方の前記車両装備品との隙間を塞ぐ閉塞部材を配設してもよい。閉塞部材は、スポンジやウレタン等のクッション材を用いてもよい。さらに、立壁部は設けず、クッション材だけで規制部を構成することもできる。
前記立壁部はリヤフェンダの前端部の左右両端部に亘って形成し、その左右いずれか一端部をリヤフェンダの一側の側壁部に繋げる一方、立壁部の他端部とリヤフェンダの他側の側壁部との間には開放部を形成してもよい。立壁部をリヤフェンダの前端部の左右両端部に亘って形成すれば、前方からの熱気の流れを効果的に規制することができる。一方で、そうして立壁部を設けると、リヤフェンダの上方からの排水性が低下するきらいがある。
すなわち、リヤフェンダの上方のスペースは通常、左右からカウル等によって覆われているが、例えば高圧洗浄機によって二輪車両を洗浄したときには水が侵入する場合があり、この水はリヤフェンダの上面を流れてその前端から下方に流れ落ちる。このため、前記のように立壁部をリヤフェンダの左右両端部に亘って設けると、前記のような水のリヤフェンダからの排水性が低下する虞がある。
そこで、前記構成のように立壁部の左右いずれか一端部をリヤフェンダの一側の側壁部に繋げる一方で、立壁部の他端部とリヤフェンダの他側の側壁部との間には開放部を形成すれば、この開放部から水を排出することができる。
その場合に立壁部は、左右いずれか一側から他側に向かうほどリヤフェンダの前寄りに位置するよう左右方向に対して傾斜させて設けてもよい。リヤフェンダの上面は前下がりに傾斜しているので、相対的に前に位置する立壁部の他側が一側に比べて低位置になり、この立壁部に沿って一側から他側へ水が流れやすくなるからである。
ここで一般に二輪車両では、後輪に駆動力を伝えるためのチェーン等が車体中心よりも左側に配設されており、このチェーン等に上から水がかかるのは望ましくないので、前記立壁部の一側は二輪車両の左側とし、リヤフェンダの上面から排水するための開放部は、二輪車両の右側に設けるのが好ましい。
同様の観点から、前記リヤフェンダの上面から前記立壁部の上縁までの高さを当該立壁部の左側において右側よりも高くしてもよい。こうすれば、リヤフェンダの上面に沿って後方から流れてきた水が立壁部の左側の部位を乗り越え難くなるからである。また、立壁部の後方に離間した所定の範囲においてリヤフェンダの上面の傾斜状態を緩やかにしてもよく、こうすれば水の流れの勢いを弱めて、立壁部を乗り越え難くすることができる。
さらに、前記立壁部の後方に近接してリヤフェンダを上下に貫通する孔部を形成するとともに、当該リヤフェンダの下面において前記孔部の前側部分から下方に延びるように延出部を設けてもよい。こうすれば、立壁部の後方に溜まった水も孔部から排出することができる一方、前方からの熱気は延出部に遮られて孔部へは侵入し難い。
以上、説明したように、本発明に係る二輪車両のリヤフェンダ構造によると、該リヤフェンダの上方に熱気が籠もることを十分に抑制し、かつ泥水の侵入を防止することができるので、そこへ電装品を配設したとしても悪い影響を与える心配は少ない。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 同自動二輪車のリヤフェンダおよびその上方に配設されたエアクリーナボックスや電装品を破線で概略的に示す拡大図である。 同リヤフェンダ、エアクリーナボックスおよび電装品の平面図である。 同リヤフェンダ、エアクリーナボックスおよび電装品を前方やや右側から見た斜視図である。 エアクリーナボックスを取り外して示す図4相当図である。 さらにバッテリおよびECUも取り外してリヤフェンダを単体で示す図4相当図である。 (a)(b)は、リヤフェンダの前端部の熱気の遮蔽構造を説明するための、図3のVII−VII線における断面図であり、(c)はクッション材を付加した変形例を示す。
以下、本発明の実施の形態に係る鞍乗型輪車のリヤフェンダ構造について、図面を参照して説明する。本実施形態では二輪車両の一形態である自動二輪車1について説明し、その説明において左右方向は、自動二輪車に騎乗する運転者の見る方向を基準とする。
図1は、実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1に表れているように自動二輪車1は、従動輪である前輪2と、駆動輪である後輪3とを備えている。前輪2は、やや後傾しながら上下方向に延びるフロントフォーク4の下端部において回転自在に支持されており、フロントフォーク4の上部は上下一対のブラケット4aを介して、ステアリングシャフト(図示せず)に支持されている。このステアリングシャフトは車体側のヘッドパイプ5によって回転自在に支持されている。
そうしてフロントフォーク4の上部を車体側に連結するブラケット4aやステアリングシャフト、ヘッドパイプ5等を前方から左右両側にかけて取り囲むように、本実施形態の自動二輪車1はフルカウル6を備えている。フルカウル6は樹脂製で、ウインドシールドやヘッドランプの取付けられる車体の前部からエンジンEの左右両側までを覆うように設けられている。
また、フロントフォーク4の上端に位置する上側のブラケット4aには、左右へそれぞれ延びるようにセパレートタイプのハンドル7が取り付けられており、このハンドル7によって運転者は、フロントフォーク4を介して前輪2を操舵することができる。フロントフォーク4の下端部には、前輪2と一体に回転するブレーキディスクを備えた前輪ブレーキ8が配設されている。図示はしないが右側のハンドル7には、エンジンEの出力を調整するためのスロットルグリップが設けられ、その前方には前輪ブレーキ7を動作させるためのブレーキレバーが設けられている。一方、左側のハンドル7には、運転者の左手によって把持されるグリップの前方にクラッチレバー9が設けられている。
図1に破線で示すように、前記ヘッドパイプ5から後方へ向かって若干下方に傾斜しながらメインフレーム10が延びている。本実施形態ではメインフレーム10の前部は、ヘッドパイプ5の上部から後方に延びるセンターフレーム部材と、ヘッドパイプ5の下部から二股状に左右に分かれて後方に延びる左右一対のサイドフレーム部材とからなる。この左右のサイドフレーム部材は、後方に延びる途中で若干、上方に傾斜するように緩やかに湾曲し、その後、再び下方に傾斜するように折れ曲がっている。
そうして折れ曲がった後に左右のサイドフレーム部材は、それぞれ直線状に後方斜め下向きに延びていて、その後端部から下方に延びるようにピボットフレーム11が連設されている。左右のピボットフレーム11の間には、概ね前後方向に延びるスイングアーム12の前端部が揺動可能に支持されており、このスイングアーム12の後端部には後輪3が回転自在に支持されている。後輪3のスプロケット13には仮想線で示すようにチェーン14が巻き掛けられており、エンジンEからの出力が伝達される。
メインフレーム10の下部にはエンジンEが搭載され、このメインフレーム10からピボットフレーム11にかけて前傾状態で支持されている。エンジンEの上部のシリンダヘッドの後面には吸気ポートが開口し、これに接続されるようにスロットルボディ15が配設されて、その後方のエアクリーナボックス16に接続されている。また、エンジンEの下部のクランクケースの後部にはミッションケースが一体化されており、このミッションケースがピボットフレーム11に支持されている。
一方、メインフレーム10の上部には燃料タンク17が配設され、その後方には運転者の騎乗するシート18が配設され、さらにその後方には同乗者の騎乗するリヤシート19が配設されている。燃料タンク17の下方から後方のシート18の下方にかけてサイドカウル20が取付けられ、このサイドカウル20の後方にはリヤカウル21が取付けられている。また、リヤシート19の後方にはテールランプ22が、その下方にはリヤフラップ23が、それぞれ配設されている。
また、拡大して図2にも示すように、後輪3の上方をその斜め前方からやや後方にかけて覆うように、リヤフェンダ30が配設されている。リヤフェンダ30は、ピボットフレーム11の上部からリヤフラップ23の上部まで後上がりに傾斜して延びており、その上方において左右両側をサイドカウル20およびリヤカウル21に囲まれたスペースが、以下に説明するように車載電装品等の配設スペースとされている。一例としてエアクリーナボックス16の後方には近接してバッテリ26が配設され、その後方に離間してECU27が配設されている。ECU27の後方、即ちリヤフェンダ30の後端部には、上方のリヤシート19との間に物品の収納スペースSが設けられている。
−リヤフェンダの構造−
以下に図3〜7も参照してリヤフェンダ30の構造を説明する。図3は、リヤフェンダ30とエアクリーナボックス16およびバッテリ26、ECU27を上方から見て示す平面図であり、図4はそれらを前方やや右側から見た斜視図である。また、図5にはエアクリーナボックス16を取り外して示し、図6には、さらにバッテリ26およびECU27も取り外して示す。図7には、図3のVII−VII線における断面でリヤフェンダの前端部の熱気の遮蔽構造を示す。
図6に単体で示すように、本実施形態のリヤフェンダ30は樹脂の成型品であって、前後方向に長い本体部31と、その概ね前半部において左右両側縁から上方に延びる側壁前部32,33と、同様に本体部31の概ね後半部において左右両側縁から斜め上方に延びる側壁後部34,35と、を有している。本体部31はその前半部においては概ね同じ幅を有し、少し括れた後に後半部に連続して、ここでは後方に向かって徐々に幅が狭くなっている。図2のように側方から見るとリヤフェンダ30の本体部31は、全体としては上向きに凸となるよう緩やかに湾曲している。
図5、6に示すように、リヤフェンダ30の左右の側壁前部32,33はそれぞれ本体部31から略垂直に立ち上がってバッテリ26の左右両側を覆っている。図示はしないが、各側壁前部32,33の下部の外側をリヤフレームが通過し、各側壁前部32,33の上部は外側からサイドカウル20によって覆われる。それら各側壁前部32,33の下縁が水平面に対して概ね45°くらいで前下がりに傾斜しているのに対して、各側壁前部32,33の上縁は水平に近くなっている。
また、左側の側壁前部32の前部には前方に向かって階段状に高さの低くなる部分が形成される一方、右側の側壁前部33の前部は大きく切り欠かれており、左側の側壁前部32のような階段状の部分は存在しない。言い換えると、右側の側壁前部33の前部には、その前端に至る開放部33aが設けられており、ここには図4に示すようにエアクリーナボックス16の右側面の蓋部材16eが収容される。蓋部材16eはエアクリーナボックス16の右側壁部16bにボルト留めされており、エアクリーナエレメントを交換する際に取り外される。
また、リヤフェンダ30の左右の側壁後部34,35はそれぞれ、本体部31の左右両側縁から上方に向かうほど左右両側に広がるように傾斜しており、図示しないが、その内側に沿ってリヤフレームが通過する。このため各側壁後部34,35の前縁には、前方に開口する円弧状の切欠き34a,35aが形成されている。また、左右の側壁後部34,35の上縁は、組み合わされるリヤカウル21(図2を参照)の形状に対応して前部では低くされ、後方に向かって一旦、高くなった後に徐々に低くなっている。
そして、前記のように左右の側壁後部34,35が高くなっている後寄りの部分に挟まれるように、リヤシート19下の収納スペースSが設けられている。すなわち、前記左右の側壁後部34,35の間でリヤフェンダ30の本体部31の上面には、概略矩形状の収納枠36が一体成形されている。本体部31の上面は前下がりに傾斜しているので、ツールボックス等の収納物を前方から安定して支持できるよう、収納枠36の前側には前壁部36aが形成され、その上縁から後方に折曲部36bが延びている。また、前壁部36aの左右両側縁からは後方に側壁部36cが延びている。
一方、収納枠36の後側の壁部は間欠的に設けられており、それぞれリヤフェンダ30の本体部31の上面から延びる矩形片36dからなる。収納枠36の後端の左右両隅ではその側壁と後壁とに跨るように矩形片36dは折れ曲がった形状をなす。また、収納枠36の後端の左右の中央の矩形片36dには前方に延びる中央壁部36eが連設されており、収納枠36の内部にツールボックスと他の収納物とを区分けして収納できる。
図4、5に示すように前記収納枠36の前方には、左右の側壁後部34,35の前寄りの部分に挟まれるようにしてECU27が配設される。一例としてECU27は、上下に扁平なボックス状であり、樹脂製のホルダー27aに収容されている。ECU27の前部には左右一対のコネクタ27bが設けられて、ホルダー27aの前方に突出している。また、ホルダー27aの左右両側にはそれぞれ前後に長いスリットを有する被支持部27cが設けられている。
これに対し前記収納枠36の前方においてリヤフェンダ30の本体部31の上面には、図6に示すように左右一対の支持片37が形成されている。左右の各支持片37は、前後に長く上下には短い矩形状とされ、その上縁の前後方向中央部分がさらに上方に突出している。左右の支持片37の間隔はECU27のホルダー27aの左右の被支持部27cに対応しており、各支持片37の上縁の突出部分37aが各被支持部27cのスリットに挿入されて、ECU27が支持片37の上に支持される。
また、図5に示すようにECU27の前方には左右の側壁前部32,33に挟まれるようにしてバッテリ26が配設される。バッテリ26は矩形のボックス状であり、その上面における後部の左右両側にそれぞれ電極端子26aが突設されている。このバッテリ26を載置するためにリヤフェンダ30の本体部31には、図6に示すようにその上面の前部に段状に突出する台座部38が形成されている。台座部38は、本体部31の上面からの突出高さが高くなる前方に向かって二股に分岐しており、それぞれの分岐部の前端には上方に突出する支持片38aが形成されている。
また、台座部38の左右両縁からそれぞれ上方に延びるように側壁部38bが形成されており、バッテリ26は、その左右の側壁部38bの間に挟まれて台座部38の上に載置され、前記の支持片38aがバッテリ26の前面の下部に当接する。このように台座部38を二股状にしているので、後述するようにリヤフェンダ30の本体部31の上面を後方から前方に向かって水が流れるときに、この水は台座部38の左右両側だけでなく、二股状に分かれた台座部38の中央も通ってその前方に流れるようになる。
さらに、前記台座部38の前方に近接してリヤフェンダ30の本体部31の上面には、その前後の部位に比べて傾斜状態の緩やかな(本実施形態では概ね水平に近い)緩斜面部31aが形成されており、前記のように後方から流れてきた水の勢いを弱めるようになっている。この緩斜面部31aは、上述した右側の側壁前部33の開放部33aのうち、後寄りの部分に対応するよう設けられており、その前方、即ち開放部33aの前寄りの部分に対応するリヤフェンダ30の前端部31bにおいて、本体部31の上面は、緩斜面部31aよりも後方の部分と同様の前下がりの傾斜状態になっている。
図4、5の他に図2にも示すように、前記リヤフェンダ30の前端部31bおよび緩斜面部31aの上方にはエアクリーナボックス16の後部がオーバーラップしている。エアクリーナボックス16は概略矩形のボックス状で、右側に開口する樹脂製の本体部16aと、その開口を閉じるように組付けられてボルト留めされた右側壁部16bとからなる。本体部16aの前面には左右に並んで円環状のダクト16cが突出し、その内部の通路がエンジンEの2連のスロットルボディ15(図1を参照)に接続される。
一方、右側壁部16bの後部には、左右に扁平な矩形断面を有する吸入筒部16dが取付けられるとともに、その後寄りの部位にはエアクリーナエレメント(図示せず)を交換するための開口が形成されて、蓋部材16eにより閉じられている。前記の吸入筒部16からエアクリーナボックス16内に流入した空気は、エアクリーナエレメントを通過して濾過された後にダクト16cから流出し、スロットルボディ15を介してエンジンEのシリンダ内に吸入される。
エアクリーナボックス16は、エンジンEの仕様に応じて或る程度の容積が必要とされ、図2に明らかなようにエンジンEの後方でシート18の下方、ピボットフレーム11との間のスペースを塞いでいる。つまり、本実施形態の自動二輪車1においては、エアクリーナボックス16をエンジンEの後方に配置して、その周囲を通過した走行風(熱風)の流れを左右に振り分けるようにしており、この熱風がシート18とリヤフェンダ30との間のスペースに入り込むことを防止している。
但し、図4に示すようにエアクリーナボックス16の後部の下面と、その下方のリヤフェンダ30の前端部31bの上面との間には大体3〜5cmくらいの間隔あり、ここから熱気が侵入する虞があった。すなわち、例えば渋滞路等、自動二輪車1の走行速度が低いときには、図7(a)に模式的に示すようにエンジンEの周囲で暖められた空気(熱気)がリヤフェンダ30の前端部31bと上方のエアクリーナボックス16との隙間から侵入して、当該リヤフェンダ30の上面に沿って上昇するようになり、前記のように配設されているバッテリ26やECU27の温度が上昇することが分かった。
−熱気の遮蔽構造−
かかる新規な知見に基づいて本実施形態では、図7(b)や前記図4〜6にも示すように、リヤフェンダ30の本体部31の前端部31bに立壁部39を形成して、後方への熱気の流れを規制するようにしている。それらの図に示すように立壁部39は、本体部31の前端部31bの上面において左右両端部に亘って形成されて、上方のエアクリーナボックス16との隙間の大部分を塞いでいる。
このため、前記のように自動二輪車1の走行速度が低く、エンジンEの周囲から熱気が上昇するときでも、図7(b)に示すように、その熱気の流れは立壁部39によって遮られ、リヤフェンダ30の左右に分散して後方に流れるようになる。こうしてリヤフェンダ30の前端部31bからの熱気の侵入を効果的に抑制できるので、熱気がリヤフェンダ30の上方に籠もってバッテリ26やECU27の温度上昇を招く心配は少ない。
また、図4〜6に示すように立壁部39の左端部は、リヤフェンダ30の左側の側壁前部32に繋がるよう一体に成形されている一方、立壁部39の右端部と右側の側壁前部33との間には開放部33aが形成されており、これによりリヤフェンダ30からの排水性が確保されている。すなわち、リヤフェンダ30の上方のスペースは前記したようにシート18,19やサイドカウル20およびリヤカウル21によって覆われているが、例えば高圧洗浄機によって自動二輪車1を洗浄すると、その洗浄水の一部が隙間からリヤフェンダ30の上方に侵入する。
こうして侵入した水は、リヤフェンダ30の本体部31の上面を前下がりの傾斜に従って前方に流れ、図6に矢印で示すようにバッテリ26の台座部38の左右両側およびその中央を流下した後に、本来ならばその前端から下方に流れ落ちるようになる。しかし、本実施形態ではリヤフェンダ30の前端部に熱気を遮蔽するための立壁部39を設けており、これが水の流れを堰き止めることになる。そこで、前記のように立壁部39の右端部とリヤフェンダ30の右側の側壁前部33との間に開放部33aを形成して、図6に矢印で示すようにこの開放部33aから水を排出するのである。
ここで、図6に示すように立壁部39は、その左側から右側に向かうほど前方に位置するように、左右方向に対して傾斜させている。これは、リヤフェンダ30の本体部31において前端部31bの上面が前下がりに傾斜していることを考慮したものであり、立壁部39の右側を左側よりも前に位置づければ、自ずと立壁部39の右側の位置が左側に比べて低くなるので、この立壁部39に沿って右側の開放部33aへ水が流れやすくなるのである。
換言すれば本実施形態では、熱気を遮蔽するための立壁部39を利用して、リヤフェンダ30の上方から流れ落ちる水がチェーン14にかからないように、その水の流れを右側に指向させたものということもできる。後輪3にエンジンEの出力を伝達するチェーン14は本実施形態でも一般的な自動二輪車と同じく、車体中心よりも左側に配設されているから、リヤフェンダ30からの排水はその前端部31bの右側からとするのが好ましい。
また、本実施形態において立壁部39は左右両端部に亘る直線状ではなく、直線の途中で小さく折れ曲がった形状としている。これは、リヤフェンダ30の本体部31の前端縁が左右方向の中央部分において円弧状に切り欠かれているためで、この切り欠き31cは、本実施形態ではリヤサスペンションのクッションユニット(図示省略)との干渉を避けるために設けられている。
より詳しくは立壁部39は、リヤフェンダ30の前端部31bの上面においてその右端から前記切り欠き31cの右端付近まで、左側に向かうほど後方に位置するよう比較的小さな傾斜状態で直線状に形成されている。そして一旦、後方に小さく折れ曲がってから切り欠き31cの左右の中央付近まで、今度はやや大きな傾斜状態で直線状に形成され、その後、前端部31bの上面を左端まで再び前記の比較的小さな傾斜状態で直線状に形成されている。
こうして立壁部39の左右方向に対する傾斜状態が途中で変化しているため、これに応じて水の流れやすさが変化することになる。すなわち、前記のやや大きな傾斜状態の部位を含めて立壁部39の右側寄りの部分では、立壁部39の後面に沿った傾斜がやや急になるので、水の流れを右側に導きやすい。一方、立壁部39の中央から左側寄りにかけては傾斜がやや緩くなるので、水の流れを右側に導く作用は弱くなる。
この点を考慮して本実施形態では、図5、6の他に図7(b)にも示すように、前記立壁部39の中央よりも左側の部分の後方に近接させて、リヤフェンダ30の本体部31を上下に貫通するように矩形断面の水抜き孔31d(孔部)を形成している。この水抜き孔31dによって立壁部39の後方に溜まった水も排出することができる。なお、水抜き孔31dの形成される位置はチェーン14よりもかなり右側にずれているので、排出される水が直接、チェーン14にかかる心配はない。
しかも、図7(b)に示すようにリヤフェンダ30の本体部31の下面においては、前記水抜き孔31dの前縁付近からから下方斜め後ろ向きに延びるように、延出部31eが設けられている。この延出部31eは矩形断面の水抜き孔31dを前縁から左右両側縁にかけて囲むように設けられ、その下端部は後方に向かって開口している。このため、前記のように立壁部39の後方に溜まった水を排出できる一方で、エンジンEの周囲からの熱気は侵入し難い。
さらに、図4に示すように立壁部39の上縁の高さは、その左側において右側よりも高くされている。これは、前記したように車体中心よりも左側にチェーン14が配設されていることを踏まえて、リヤフェンダ30の本体部31上面を後方から流れてきた水が、その勢いで立壁部39の左側の部位を乗り越えることが少なくなるようにしたものである。
この点については、前記のようにリヤフェンダ30の本体部31において前端部31bの後方に緩斜面部31aが設けられていることも有効である。すなわち、図5、6を参照して前記したように立壁部39の後方に離間してリヤフェンダ30の本体部31の上面には、その前後に比べて傾斜の緩やかな緩斜面部31aが形成されており、ここにおいて水の流れの勢いが弱まるため、立壁部39を乗り越え難くなるのである。
以上、説明したように本実施形態の自動二輪車1では、まず、エンジンEの後方に熱風の流れを遮るようにエアクリーナボックス16を配設しているので、エンジンEの周囲を通過した走行風(熱風)がリヤフェンダ30の上方に流れ込むことがない。エアクリーナボックス16自体は内部を流れる空気によって適度に冷却されるので、熱風を受けていても問題が生じる心配は少ない。
そして、エアクリーナボックス16の後部の下方に位置するリヤフェンダ30の前端部31bに、図7(b)に示すように立壁部39を設けたので、エンジンEの周囲で加熱された空気(熱気)が上方のエアクリーナボックス16との隙間から侵入することも効果的に抑制できる。よって、その熱気がリヤフェンダ30の上面に沿って流れてバッテリ26やECU27の温度を上昇させる心配が少ない。
しかも、前記立壁部39を、その後方の水の流れを右側に導くように左右方向に対して傾斜させるとともに、リヤフェンダ30の前端部31bにおいて右側の側壁前部33には開放部33aを形成して、ここから下方に水を落とすようにしたので、リヤフェンダ30の上方に侵入した水をチェーン14にかからないように排出することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態について種々説明したが、本発明に係るリヤフェンダ構造は前記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、または削除することができる。例えば前記の実施形態では、リヤフェンダ30の前端部31bに設ける立壁部39の上縁の高さを左側において右側よりも高くしているが、上縁の高さは左右で同じにしてもよいし、一部分だけ高くしてもよい。
また、前記の実施形態では、立壁部39をその左右両端に亘る途中で小さく折れ曲がった形状としているが、これは左右両端に亘って直線状に形成してもよいし、円弧状に形成してもよいし、直線の途中で湾曲する形状としてもよい。前記実施形態でリヤフェンダ30の本体部31に形成した緩斜面部31aや水抜き孔31dも省略することができる。
また、前記実施形態ではリヤフェンダ30の右側の側壁前部33に開放部33aを形成するとともに、この開放部33aに水の流れを導くように立壁部39を左右方向に対して傾斜させているが、これにも限らず、反対に左側の側壁前部32に開放部を形成し、左側に水の流れを導くように立壁部39を傾斜させてもよいし、立壁部39は特に傾斜させず、左右少なくとも一側の側壁前部32,33に開放部を形成するだけでもよい。
さらに、前記の実施形態では、エアクリーナボックス16との隙間からの熱気の侵入を規制するための規制部として、リヤフェンダ30の前端部31bに立壁部39を形成しているが、これにも限られず、エアクリーナボックス16の下部に下方へ延びる壁部を設けてもよいし、図7(c)に示すようにそれらの壁部(立壁部39)にウレタンやスポンジのようなクッション材40(閉塞部材)を付加して、隙間を塞ぐようにしてもよい。或いは、壁部は設けずクッション材だけで隙間を塞いで、熱気の侵入を防ぐ規制部を構成してもよい。
また、リヤフェンダ30の前端部の上方に位置する車載装備品もエアクリーナボックス16だけに限定されることはなく、種々の車載装備品を利用することができる。
さらにまた、前記実施形態ではエンジンEを搭載した自動二輪車1について説明したが、本発明に係るリヤフェンダ構造を適用する車両は、原動機としてエンジンの他に電気モータを搭載していてもよいし、電気モータのみを搭載した電動二輪車であってもよく、発熱体の後方にリヤフェンダが位置するものであれば如何なる二輪車両にも適用することができる。
以上のように本発明は、二輪車両のリヤフェンダの上方に熱気が籠もることを抑制し、かつ泥水の侵入を防止できるので、そこへ電装品を配設しても悪い影響を与える心配が少なく、特に、エンジンの発熱量が大きい自動二輪車に適用して有効である。
1 自動二輪車(二輪車両)
16 エアクリーナボックス(車両装備品)
30 リヤフェンダ
31 本体部
31a 緩斜面部(リヤフェンダの上面の傾斜状態が緩やかな範囲)
31b 前端部
31d 水抜き孔(リヤフェンダを上下に貫通する孔部)
31e 延出部(孔部の前側部分から下方に延びる延出部)
32 左側の側壁前部(一側の側壁部)
33 右側の側壁前部(他側の側壁部)
33a 開放部
39 立壁部(規制部)
40 クッション材(規制部)

Claims (6)

  1. 二輪車両のリヤフェンダの前端部において、その上方に配設されている車両装備品との間に、空気の流通を規制する規制部を設け、
    前記規制部は、前記リヤフェンダの上面から上方に延びるように形成した立壁部を有し、
    前記立壁部が前記リヤフェンダの前端部の左右両端部に亘って形成され、その左右いずれか一端部がリヤフェンダの一側の側壁部に繋がる一方、当該立壁部の他端部と前記リヤフェンダの他側の側壁部との間には開放部が形成されている、二輪車両のリヤフェンダ構造。
  2. 二輪車両のリヤフェンダの前端部において、その上方に配設されている車両装備品との間に、空気の流通を規制する規制部を設け、
    前記規制部は、前記リヤフェンダの上面から上方に延びるように形成した立壁部を有し、
    前記立壁部は、その左右いずれか一側から他側に向かうほど前記リヤフェンダの前寄りに位置するよう左右方向に対して傾斜している、二輪車両のリヤフェンダ構造。
  3. 前記立壁部の一側が二輪車両の左側である、請求項またはのいずれかに記載のリヤフェンダ構造。
  4. 前記リヤフェンダの上面から前記立壁部の上縁までの高さが、当該立壁部の左側において右側よりも高くされている、請求項に記載のリヤフェンダ構造。
  5. 前記立壁部の後方に離間した所定の範囲において前記リヤフェンダの上面の傾斜状態が、当該範囲の後方に連続する部分に比べて緩やかにされている、請求項またはのいずれかに記載のリヤフェンダ構造。
  6. 二輪車両のリヤフェンダの前端部において、その上方に配設されている車両装備品との間に、空気の流通を規制する規制部を設け、
    前記規制部は、前記リヤフェンダの上面から上方に延びるように形成した立壁部を有し、
    前記立壁部の後方に近接して前記リヤフェンダを上下に貫通する孔部が形成され、当該リヤフェンダの下面において前記孔部の前側部分から下方に延びるように延出部が設けられている、二輪車両のリヤフェンダ構造。
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