JP5959552B2 - ケーキ製造用回転台 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーキ製造において利用するケーキ製造用回転台に関する。特には、ホールケーキを切断しカットケーキを形成する切断工程等で用いるケーキ製造用回転台に関する。
ケーキ製造の工程として、焼きあがった円柱形のスポンジケーキを載置し、クリームを塗り、ホールケーキを製造する工程がある。さらにまた、このホールケーキを所定の大きさとなるように切断する工程(切断工程)がある。この切断工程を効率よく行うために、作業者はケーキ製造用回転台を利用している。つまり、ケーキ製造用回転台にホールケーキを載置し、このケーキ製造用回転台を手動で回転させることで、作業者は体を動かさずにケーキを所定の大きさに効率よく切り分けることができる。そして、作業者は、この切り分けた扇状のカットケーキを、ヘラまたは取り出し用フォークなどを用いてそれぞれケーキ製造用回転台上で分離させ、例えばベルトコンベア上に移し替える。そして、ベルトコンベア上で、カットケーキの外周側面に対して帯状のフィルムを巻きつける包装作業などを行う。さらには、フルーツなどを盛り付ける飾り付け作業も行われる。
このようにケーキ製造用回転台上で形成されたカットケーキをベルトコンベア上に移送することができる切断分離装置の一例が特開平6−343395に開示されている。
特開平6−343395号公報
しかしながら、上記した従来の切断分離装置では、フィルムの巻き付けなどの各種加工作業を行うためには、カットケーキをケーキ製造用回転台上で互いに分離させる作業、ならびにベルトコンベア上に移し替える作業(移し替え作業)が必要となり作業に時間がかかるという問題がある。さらには、これら移し替え作業を行う装置の設置スペースや、カットケーキの移動先となるベルトコンベアの設置スペースが必要となるという問題もある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ベルトコンベアへの移し替え作業を必要とすることなくホールケーキから切断されたカットケーキに対して各種加工作業を行うことができるケーキ製造用回転台を提供することを目的としている。
本発明に係るケーキ製造用回転台は、上記した課題を解決するために、支持台と、前記支持台上で回動自在に支持され、作業者からの操作を受け付ける操作板と、互いに接することでホールケーキを載置する載置面を形成するとともに、該ホールケーキから切断されたカットケーキがそれぞれ載置される複数の回転移動台と、前記操作板に対し回動自在となるように該操作板上に取着され、上面に複数の前記回転移動台がそれぞれ回動自在に配置された配置板と、を備え、前記回転移動台は、前記操作板の回転に連動するように該操作板と連結する連結部を有し、前記操作板の回転に連動した前記連結部の移動に応じて、前記載置面において互いが接していた辺の一方が前記配置板の外周側に向くようにこの配置板上で回転する。
上記した構成によると支持台を備えているため、操作板をこの支持台に対して回動自在に支持することができる。また、この操作板上には配置板および回転移動台が設けられているため、操作板とともにこれら配置板および回転移動台も一緒に回動させることができる。このため、複数の回転移動台から形成された載置面上に載置されたホールケーキを支持台に対して容易に回転させることができ、作業者は移動することなくこのホールケーキの切断を効率よく行うことができる。
その一方で、配置板は操作板に対して回動自在ともなっており、このため配置板を固定したまま操作板のみを回転させることができる。また、回転移動台は、この配置板上に回動自在に配置されるとともに連結部により操作板と連結されている。このため、配置板を固定したまま操作板を回転させると、この操作板の回転に連動して連結部が移動し、その結果、回転移動台それぞれはともに配置板上で回転することとなる。また、回転移動台は、他の回転移動台と接していた辺の一方が、配置板の外周側に向くように回転するため、回転移動台に載置されているカットケーキは切断面が配置板の外周側を向いた状態に配置される。このため、例えば、作業者はフィルムの合わせ目をこのカットケーキの外周側に向いた切断面に位置させて、このフィルムをカットケーキに巻きつけることができる。
したがって、本発明に係るケーキ製造用回転台は、ベルトコンベアへの移し替え作業を必要とすることなくホールケーキから切断されたカットケーキに対して各種加工作業を行うことができるという効果を奏する。
本発明に係るケーキ製造用回転台は、上記した構成において、前記回転移動台は、他の回転移動台と互いに接することで円形の前記載置面を形成する扇形の平板であり、前記配置板に対して回動自在に連結するための軸部を備え、前記連結部が前記扇形の中心角部分に設けられており、前記操作板の回転に連動した前記連結部の移動に応じて、前記軸部を中心に前記中心角部分が前記配置板の中心からその外周側に向かって弧を描くように回転するように構成されていてもよい。上記した構成によると、軸部を回転軸として中心角部分が配置板の中心からその外周側に向かって移動するため、配置板に載置されたカットケーキは、切断面が配置板の外周側を向いた状態に配置されることとなる。このため、例えば、作業者はフィルムの合わせ目をこのカットケーキの外周側に向いた切断面に位置させて、このフィルムをカットケーキに巻きつけることができる。
本発明に係るケーキ製造用回転台は、上記した構成において、前記軸部が前記扇形の弧の一方の端部部分に設けられるように構成されていてもよい。上記した構成によると、扇形の弧の一方の端部に設けられた軸部を回転軸として中心角部分が配置板の中心からその外周側に向かって移動する。
また、本発明に係るケーキ製造用回転台は、上記した構成において、前記操作板は、前記複数の連結部をそれぞれ挿通させ、前記軸部を中心に前記回転移動台それぞれを同方向に回転させるように、該連結部の移動を規制する複数のガイド溝を備える構成としてもよい。
上記構成によると操作板がガイド溝を備えているため、操作板の回転と連動して、連結部が軸部を中心に配置板の中心側から外周側に向かって弧を描くよう移動するように規制することができる。このため、複数の回転移動台をともに同方向に同じ回転速度で回転させることができ、回転移動台同士が衝突することを防ぐことができる。このため、回転移動台に載置されたカットケーキ同士が衝突してしまうことを防ぐことができる。
本発明に係るケーキ製造用回転台は、上記した構成において、前記連結部は、前記操作板に向かって突出した突出部と、該突出部の先端部に形成された、前記ガイド溝の溝幅よりも大きな寸法を有する離脱防止部と、を有しており、前記該ガイド溝部には、前記離脱防止部の寸法以上となる溝幅部分である着脱孔部が形成されるように構成されていてもよい。
上記構成によると、ガイド溝部に前記着脱孔部が形成されているため、連結部をこの着脱孔部を通じて着脱可能とすることができる。このため、連結部をガイド溝から取り外すことで回転移動台を配置板から取り出し、例えば分解洗浄を行うことができる。このため、ケーキ製造用回転台のサニタリー性を高めることができる。
一方、連結部が離脱防止部を有するため、この離脱防止部によりガイド溝から連結部が外れてしまうことを防ぐことができる。さらに、連結部がガイド溝から外れてしまうことを防ぐことができるため、回転移動台が配置板上から外れることを防止することができる。
したがって、回転移動台上に載置されたカットケーキを持ち上げる際に、回転移動台も一緒に持ち上げられ配置板から外れてしまうことを防ぐことができる。
本発明に係るケーキ製造用回転台は、上記した構成において、前記操作板は、該操作板の前記配置板に対する回転を停止させるための係止ボールと、前記係止ボールを前記配置板に向かって押圧するように付勢する弾性部材と、を有し、前記配置板は、該配置板の下面に、前記弾性部材により付勢された前記係止ボールを受け入れ、この係止ボールと係合することで操作板の回転を停止させるボール受け部を有していてもよい。
上記構成によると、操作板から付勢された係止ボールを配置板のボール受け部で受け入れることで前記配置板に対する前記操作板の回転を停止させることができる。このため、配置板にボール受け部を適切に設けることで操作板の回転を所望の位置で停止させることができる。それゆえ、連結部を介して操作板の回転に連動して回転する前記回転移動台の回転後の位置を常に所望する位置とすることができる。
本発明に係るケーキ製造用回転台は上記した構成において、前記係止ボールが前記ボール受け部と係合する位置で、前記連結部の前記離脱防止部が前記ガイド溝の前記着脱孔部の位置にくるように構成されていてもよい。
上記した構成によると連結部がガイド溝に対して着脱可能とする着脱孔部位置に来たときに操作板の回転を停止させることができるため、着脱孔部の位置を容易に把握することができ回転移動台の取り外しを効率よく行うことができる。
本発明に係るケーキ製造用回転台は、以上に説明したように構成され、ベルトコンベアへの移し替え作業を必要とすることなくホールケーキから切断されたカットケーキに対して各種加工作業を行うことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るケーキ製造用回転台を示す図であり、同図(a)はケーキ製造用回転台の部分断面図であり、同図(b)は、ケーキ製造用回転台が備える第1中心軸部の側面図である。 図1に示すケーキ製造用回転台の一例を示す斜視図である。 図1に示すケーキ製造用回転台が備える操作板を示す図であり、同図(a)は、操作板の平面図であり、同図(b)は操作板の側面図である。 図1に示すケーキ製造用回転台が有する係止機構の構成の一例を示す部分拡大断面図である。 図1に示すケーキ製造用回転台が備える配置板を示す図であり、同図(a)は、配置板の平面図であり、同図(b)は配置板の側面図である。 図1に示すケーキ製造用回転台が備える回転移動台を示す図であり、同図(a)は、回転移動台の平面図であり、同図(b)は回転移動台の断面図である。 図1に示すケーキ製造用回転台の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係るケーキ製造用回転台1の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。
ケーキ製造用回転台1は、ホールケーキを切断しカットケーキを形成する切断工程等を効率よく行うための台である。ケーキ製造用回転台1を手動で操作し、ホールケーキを回転させることで、作業者は体を動かさずにホールケーキを所定の形状に切断することができる。
具体的には図1(a)に示すように、ケーキ製造用回転台1はケーキが載置される載置台2と、この載置台2を回動自在に支持する支持台3とを備えてなる構成である。
支持台3は、支柱21と、この支柱21を支持する基台22とを備えている。図1(a
に示すように、基台22は上面側がテーパーになった円盤形状をしており、この上面の中心位置に円筒形状の支柱21が固着される。支柱21は基台22の中心位置から鉛直方向に立設されており、内部が中空となっている。この支柱21の上端側には第1中心軸部23が設けられている。第1中心軸部23は、図1(b)に示すように、円柱状の上側軸部23aと下側軸部23bとを有し、この上側軸部23aと下側軸部23bとの間に円板状のフランジ部23cが設けられている。そして、第1中心軸部23は、そのフランジ部23cが支柱21の上端部21aと当接する位置まで、第1中心軸部23の下側軸部23bを支柱21内に嵌め込み、上側軸部23aが支柱21の上端部21aから突出した構成となっている。このように、第1中心軸部23は、支柱21の上端部21aの開口内に着脱可能に取り付けられている。
載置台2は、ホールケーキを載置するための略円盤形状の台であり、回動自在に第1中心軸部23と連結されている。このため、載置台2は基台22に対して相対的に回転することができる。それゆえ、作業者は円柱形のホールケーキを載置台2上に載置させ、この載置台2を回転させてホールケーキから複数の所定寸法のカットケーキを切り出すことができる。
載置台2は、図1(a)、(b)に示すように、操作板11、配置板12、および複数の回転移動台13から構成されている。操作板11は、作業者からの操作(回転動作)を受け付ける板であり水平面となるように配置されている。そして、操作板11は、図1(a)に示すように、第1中心軸部23を回転軸として支持台3上で回動自在に支持されている。配置板12は、操作板11に対して第1中心軸部23を回転軸として、回動自在となるようにこの操作板11上に取着されている。配置板12の上面には複数の回転移動台13がそれぞれ第2中心軸部(軸部)51を回転軸として回動自在に配置されている。
すなわち、操作板11の中心には操作板用第1中心軸孔が、配置板12の中心には配置板用第1中心軸孔41がそれぞれ形成されており、支柱21の上端部21aに設けられた第1中心軸部23をこれらの孔に挿通させることで載置台2を基台22に対して相対的に回転させことができる。さらにまた、配置板12を操作板11に対して相対的に回転させることもできる。
回転移動台13は、ホールケーキから切断されたカットケーキがそれぞれ載置される台である。回転移動台13は、他の回転移動台13と互いに接するように配置されことで、図2示すように、ホールケーキを載置する載置面14を形成することができる。本実施の形態に係るケーキ製造用回転台1では、配置板12上に扇形状の複数の回転移動台13(本実施形態では6つの回転移動台13)が設けられている。また、各回転移動台13の側部が互いに接するように配置されると、6つの回転移動台13により円形の載置面14を形成することができる。なお、図2では、説明の便宜上、支持台3の図示については省略している。また、図2では、載置面14上にホールケーキが載置される様子を矢印により模式的に示している。
回転移動台13は第2中心軸部51を介して回動自在に配置板12上に配置されているとともに、連結部52を介して操作板11とも連結されている。そして、回転移動台13は、操作板11の回転に連動して連結部52が移動することで第2中心軸部51を中心として配置板12上において回転することができるように構成されている。
以下において、載置台2を構成する操作板11、配置板12、および回転移動台13の詳細な構成について説明する。
(操作板の構成)
上記した図1(a)、(b)に加えて図3(a)、(b)、図4を参照して、操作板11の構成について説明する。操作板11は、所定の厚みを有する円盤形状の板であり、その中心に操作板用第1中心軸孔31が形成されている。この操作板用第1中心軸孔31には、図1(a)(b)に示すように、第1中心軸部23の上側軸部23aが挿通され、この操作板用第1中心軸孔31の内周縁部の下面がフランジ部23cと当接することで、支柱21によって支持されている。
また、操作板11は、図3(a)に示すようにこの操作板用第1中心軸孔31を中心として、放射状に6つの弧形状の溝であるガイド溝32が等間隔で形成されている。ガイド溝32には回転移動台13の有する連結部52が挿通され、連結部52の移動を規制することができる。
操作板11の下面側には図3(b)に示すように、例えば6つの円筒形状のハンドル33がこの操作板11の外周に沿って設けられている。ハンドル33は、操作板11の下面から鉛直方向下向きに立設しており、第1中心軸部23を回転軸として、操作板11を回転させるために作業者が把持するものである。
また、ハンドル33内には、配置板12に対する操作板11の回転を停止させる係止ボール34が収納されている。すなわち、図4に示すように、ハンドル33内は中空となっており、上端部21aが開口している。このハンドル33内には配置板12と当接し、この配置板12に対する操作板11の回転運動を停止させるためのボールと、ボールを操作板11側から配置板12側に押圧するための押圧部35と、押圧部35をボールに対して押圧させるように付勢するバネ36(弾性体)と、このバネ36をハンドル33の下方端部で保持するためのバネ固定部37とを備えている。また、ハンドル33の上端部21aの開口部分はテーパーになっており、押圧部35により押圧されたボールがこの開口部分から抜け出すことを防ぐように構成されている。なお、係止ボール34、押圧部35、バネ36、およびバネ固定部37によって操作板11の回転を停止させる係止機構38を構成する。
図3(a)に示すように、3つの係止機構38が、操作板11の外周に沿って、等間隔で設けられている。本実施形態では円盤状の操作板11において中心角が120度ごとに、各係止機構38が設けられている。
(配置板の構成)
次に、上記した図1(a)、(b)、図4に加えて図5(a)、(b)を参照して、配置板12の構成について説明する。配置板12は、図1(a)および図2に示すように、その上面側で複数の回転移動台13を保持するものであり、操作板11上に配置され、第1中心軸部23を中心にして回動自在となるように設けられている。このため、配置板12は、操作板11とともに支持台3に対して第1中心軸部23を中心に相対的に回転することができる。その結果、回転移動台13に載置されたホールケーキを基台22に対して相対的に回転させることができる。このように配置板12は操作板11と一緒に回転することができる一方で、操作板11に対しても回動自在である。このため、例えば、配置板12を固定させた状態で操作板11を回転させることもできる。
また、配置板12は、図5(a)、(b)に示すように、所定の厚みを有する円盤形状の板であり、その中心に配置板用第1中心軸孔41が形成されている。この配置板用第1中心軸孔41には、図1(a)に示すように、第1中心軸部23の上側軸部23aが挿通される。また、配置板12の外周を形成する円形の外枠44に沿って、第2中心軸部51を回動自在に嵌め込むための6つの第2中心軸孔42が等間隔に形成されている。第2中心軸孔42は、回転移動台13が有する第2中心軸部51を嵌め込むための孔である。
さらにまた、配置板12は図5(a)に示すように配置板用第1中心軸孔41を中心として放射状に広がった複数の弧形状のフレーム43(本実施形態では6つのフレーム43)が配置板12の外枠44に向かって伸びている。つまり、配置板12ではフレーム43と外枠44とによって囲まれた複数の中空部(本実施形態では6つの中空部)が形成されている。なお、中空部の数、形状は図5(a)に示すものに限定されるものではなく、回転移動台13が中空部内に落ち込むことなくかつ、回転移動台13と操作板11とを連結する連結部52の移動を妨げない形状であれば任意である。
また、配置板12の下面側には、操作板11の上面から突出した係止機構38の係止ボール34の一部を受け入れるための3つのボール受け部45が、等間隔に設けられている。このため、図4に示すように、上端部21aの開口から突出している係止ボール34の一部が配置板12の下面に設けられたボール受け部45に嵌まり込むことにより、配置板12に対する操作板11の回転を停止させることができる。本実施形態では操作板11が120度回転するたびにロック機構の係止ボール34がボール受け部45に嵌まり込み回転が停止させられることとなる。
逆に、係止ボール34がボール受け部45に嵌まり込んでいない状態では、上端部21aの開口から突出している係止ボール34の一部によりこの配置板12が操作板11から持ち上げられ少し浮いた状態となる。このため、操作板を配置板に対して回転させるときの、両者の接触による抵抗を減ずることができ、その結果、操作板をより小さい力で回転させることができる。
(回転移動台の構成)
次に、上記した図2に加え、図6(a)、(b)、図7を参照して、回転移動台13の構成について説明する。回転移動台13は、ホールケーキから切り出されたカットケーキを載置する台である。図2、図6(a)に示すように、回転移動台13は、扇形形状の平板により形成されており、配置板12上に複数(例えば6つ)載置されている。つまり、本実施形態では、ホールケーキを6等分する場合を例に挙げて説明しており、このためケーキ製造用回転台1は、同形状の回転移動台13を6つ備えた構成となっている。
すなわち、各回転移動台13は図6(a)に示すように、それぞれの中心角が約60°となる扇形状の平板であり、これら6つの回転移動台13を互いに隣接させると、図2に示すように、第1中心軸部23を中心とした円形の載置面14を形成することができる。このように第1中心軸部23を中心とした載置面14上にスポンジケーキが載置され、作業者によって切断工程が実施される。
また、図6(a)、(b)に示すように、回転移動台13は、その弧53の一端部の下面側に第2中心軸部51が設けられており、この第2中心軸部51を配置板12の第2中心軸孔42内に嵌め込むように構成されている。これにより、回転移動台13は、第2中心軸部51を中心にして配置板12に対して回動自在とすることができる。なお、ホールケーキは、各回転移動台13同士が隣接している位置に位置合わせして切断されるようになっている。このため、回転移動台13の形状とカットケーキの底面形状とは互いに対応するようになっており、各回転移動台13に各カットケーキがそれぞれ載置される。
また、上記したように回転移動台13は、第2中心軸部51を中心にして配置板12に対して回動自在であるため、ホールケーキを切断して形成した各カットケーキを、図7に示すように、相互に分離させ、かつ各カットケーキが所定方向に向くように配置を変更させることができる。この図7では、各カットケーキが互いに分離され、一方の切断面が作業者側に向くように配置された状態となる時の、各回転移動台13の配置関係を示している。なお、図7では説明の便宜上、3つのカットケーキのみを示しているが、実際には各回転移動台13にそれぞれカットケーキが載置される。また、図7では、説明の便宜上、支持台3の図示については省略している。
つまり、ホールケーキを切断する前は図2に示すように6つの回転移動台13が互いに隣接して第1中心軸部23を中心とした円形となるように配置板12の上面に配置される。そして、ホールケーキがカットされた後、各回転移動台13の移動に応じて、各カットケーキは図7に示すように、カットケーキの一方の切断面が配置板12の外周側に向いた配置関係となるように互いに分離され、その向きが変更される。
なお、図7では、配置板12に対して各回転移動台13を約20度程度回転させた状態を示している。しかしながら、各回転移動台13の配置板12に対して回転可能な回転角度はさらに大きく、カットケーキにフィルムを巻く作業時では、図7に示す状態よりもさらに各回転移動台13を回転させた状態とするように構成されていてもよい。例えば、カットケーキにフィルムを巻く作業は、配置板12に対して各回転移動台13を約50度程度回転させた状態にして行う構成であってもよい。
ここで、回転移動台13の第2中心軸部51を回転軸として回転する動作について説明する。回転移動台13の下面側には、図6(b)に示すように、上記した第2中心軸部51に加えて、操作板11が有するガイド溝32と係合し、このガイド溝32の長孔形状に沿ってスライドする連結部52が形成されている。この連結部52は、回転移動台13の中心角部分54の下面側から鉛直方向下向きに突出するように形成されている。
連結部52は、図6(b)に示すように、異なる径の円柱から構成されており、先端側の円柱である離脱防止部52bが基端側の円柱である突出部52aよりも径が大きくなっている。一方、操作板11は、図3に示すように第1中心軸部23を中心として放射状に設けられた6つのガイド溝32の略中間部分には他の部分よりも孔の幅が広くなっている着脱孔部32aが形成されている。こ着脱孔部32aから連結部52の離脱防止部52bを挿入することができるようになっている。
すなわち、ガイド溝32の幅は、全体的には連結部52の突出部52aの径よりも広く、離脱防止部52bの径よりは狭くなっている。しかしながら、ガイド溝32の中間部分では離脱防止部52bの円柱の径以上となっており、この部分から連結部52をガイド溝32に挿入することができるようになっている。また、ガイド溝32に挿入された連結部52は離脱防止部52bがガイド溝32に引っかかるため着脱孔部32a以外の部分では抜けださないように構成されている。
そして、配置板12に対して相対的に操作板11を回転させるとその回転に応じてガイド溝32の位置が変位する。このガイド溝32の変位に伴い、ガイド溝32内に挿入されている連結部52の位置も変わる。その結果、扇形状の回転移動台13は、連結部52が設けられている中心角部分54側が第1中心軸部23に近接した位置から配置板12の外周側に向かって、第2中心軸部51を中心に弧を描くように移動する。これにより、各回転移動台13上に載置された各カットケーキは互い接した状態から分離する。また、回転移動台13の中心角部分54側が第1中心軸部23に近接した位置から第2中心軸を中心にして弧を描くように配置板12の外周側に向かって移動するため、各カットケーキの一方の切断面が配置板12の外周側に曝されるような配置へと変更される。このため、作業者は、各カットケーキの側面にフィルムの合わせ目がくるようにして、このフィルムを巻きつけることができる。したがって、従来技術のように、移し替え作業を行うための装置の設置スペースや、カットケーキの移動先となるベルトコンベアの設置スペースが必要としない。さらにはカットケーキのベルトコンベアへの移し替え作業を省略することができる。
また、上記したように本実施の形態に係るケーキ製造用回転台1は、支柱21から突出した第1中心軸部23を操作板用第1中心軸孔31と配置板用第1中心軸孔41とに挿通させ操作板11および配置板12を支持する構成である。このため、配置板12および操作板11は容易に支柱21から取り外すことができる。また、回転移動台13は、連結部52を介して操作板11と連結した構成であるが、上記したように着脱孔部32aにおいて連結部52の離脱防止部52bが着脱可能となった構成である。このため、回転移動台13は、操作板11から連結部52を容易に取り外すことができる。さらに、回転移動台13の第2中心軸部51は、配置板12の第2中心軸孔42に挿通された構成である。このため回転移動台13を配置板12から容易に取り外すことができる。このようにケーキ製造用回転台1を構成する各部を容易に分解することができるため、分解洗浄を行うことができサニタリー性を向上させることができる。
また、上記したように係止機構38を有しており、配置板12に対し相対的に回転させた操作板11を所望の位置で停止させることができる。なお、この所望の位置としては、例えば包装工程をカットケーキに対して施すのに適切な回転移動台13の配置となる、操作板11の位置であってもよい。すなわち、係止ボール34がボール受け部45と係合する位置で、カットケーキの一方の切断面が配置板12の外周側に向くよう回転移動台13が配置される構成であってもよい。このように構成された場合、包装工程をカットケーキに対して施すのに適切な位置で操作板11の回転を容易に停止させることができる。
もしくは、連結部52の離脱防止部52bが操作板11のガイド溝32の着脱孔部32aに位置するような操作板11の位置であってもよい。すなわち、係止ボール34がボール受け部45と係合する位置で、連結部52の離脱防止部52bがガイド溝32の着脱孔部32aの位置にくるように構成されていてもよい。このように構成された場合、連結部52がガイド溝32に対して着脱可能とする着脱孔部32aの位置に来たときに操作板11の回転を停止させることができるため、着脱孔部32aの位置を容易に把握することができ回転移動台13の取り外しを効率よく行うことができる。
上記説明から、当業者にとって、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。
従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
以上のように、本発明に係るケーキ製造用回転台1は、ホールケーキから複数のカットケーキに切り分け、それぞれのカットケーキに包装工程を施したり飾り付けを行ったりするのに優れた効果を有し、ケーキ製造において広く適用することができる。
1 ケーキ製造用回転台
2 載置台
3 支持台
11 操作板
12 配置板
13 回転移動台
14 載置面
21 支柱
21a 上端部
22 基台
23 第1中心軸部
23a 上側軸部
23b 下側軸部
23c フランジ部
31 操作板用第1中心軸孔
32 ガイド溝
32a 着脱孔部
33 ハンドル
34 係止ボール
35 押圧部
36 バネ
37 バネ固定部
38 係止機構
41 配置板用第1中心軸孔
42 第2中心軸孔
43 フレーム
44 外枠
45 ボール受け部
51 第2中心軸部
52 連結部
52a 突出部
52b 離脱防止部
53 弧
54 中心角部分

Claims (7)

  1. 支持台と、
    前記支持台上で回動自在に支持され、作業者からの操作を受け付ける操作板と、
    互いに接することでホールケーキを載置する載置面を形成するとともに、該ホールケーキから切断されたカットケーキがそれぞれ載置される複数の回転移動台と、
    前記操作板に対し回動自在となるように該操作板上に取着され、上面に複数の前記回転移動台がそれぞれ回動自在に配置された配置板と、を備え、
    前記回転移動台は、
    前記操作板の回転に連動するように該操作板と連結する連結部を有し、
    前記操作板の回転に連動した前記連結部の移動に応じて、前記載置面において互いが接していた辺の一方が前記配置板の外周側に向くようにこの配置板上で回転することを特徴とするケーキ製造用回転台。
  2. 前記回転移動台は、他の回転移動台と互いに接することで円形の前記載置面を形成する扇形の平板であり、
    前記配置板に対して回動自在に連結するための軸部を備え
    記連結部が前記扇形の中心角部分に設けられており、
    前記操作板の回転に連動した前記連結部の移動に応じて、前記軸部を中心に前記中心角部分が前記配置板の中心からその外周側に向かって弧を描くように回転する請求項1に記載のケーキ製造用回転台。
  3. 前記軸部が前記扇形の弧の一方の端部部分に設けられた、請求項2に記載のケーキ製造用回転台。
  4. 前記操作板は、前記複数の連結部をそれぞれ挿通させ、前記軸部を中心に前記回転移動台それぞれを同方向に回転させるように、該連結部の移動を規制する複数のガイド溝を備える請求項2又は3に記載のケーキ製造用回転台。
  5. 前記連結部は、前記操作板に向かって突出した突出部と、該突出部の先端部に形成された、前記ガイド溝の溝幅よりも大きな寸法を有する離脱防止部と、を有しており、
    記ガイド溝部には、前記離脱防止部の寸法以上となる溝幅部分である着脱孔部が形成されている請求項に記載のケーキ製造用回転台。
  6. 前記操作板は、
    該操作板の前記配置板に対する回転を停止させるための係止ボールと、
    前記係止ボールを前記配置板に向かって押圧するように付勢する弾性部材と、を有し、
    前記配置板は、
    該配置板の下面に、前記弾性部材により付勢された前記係止ボールを受け入れ、この係止ボールと係合することで操作板の回転を停止させるボール受け部を有している請求項に記載のケーキ製造用回転台。
  7. 前記係止ボールが前記ボール受け部と係合する位置で、前記連結部の前記離脱防止部が前記ガイド溝の前記着脱孔部の位置にくるように構成された請求項に記載のケーキ製造用回転台。
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