JP5957811B2 - 画像形成装置と画像形成方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
そして、不要なときに定着温度を下げることが出来れば、消費電力を抑えることが出来るが、いざ印刷時に定着ヒータが必要な温度に復帰するまで待たされ、その間の電力量の消費が多くなってしまうという不具合がある。
従来、低電力モードから復帰するとき、最初の印刷ジョブがモノクロ印刷あるいはカラー印刷に応じて定着ユニットの温度を決定する画像形成装置(例えば、特許文献1参照)があった。
また、印刷ジョブにカラー原稿が含まれているか否かによって定着温度を変更する画像形成装置(例えば、特許文献2参照)があった。
また、例えば最終ページだけ高温が必要なページがあっても、最初のページから高温のページに合わせて定着温度を設定するため、やはり十分効率が良いとはいえない問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、省エネルギー状態からの復帰時の印刷において定着温度の上昇に必要以上の電力を消費しないようにすると共に、印刷内容に応じた最適な定着温度制御をできるようにすることを目的とする。
上記定着温度制御手段は、上記伝達手段によって上記最も高い定着温度に対応する定着温度情報が伝達されたとき、上記定着手段の定着温度を上記最も高い定着温度を目指して昇温させ、その昇温途中に上記定着温度情報決定手段によって決定された定着温度情報が伝達されたとき、上記定着手段の定着温度をその伝達された定着温度情報に基づく定着温度になるように制御する画像形成装置を提供する。
上記定着温度制御工程は、上記伝達工程によって上記最も高い定着温度に対応する定着温度情報が伝達されたとき、上記定着工程での定着温度を最も高い定着温度を目指して昇温させ、その昇温途中に上記定着温度情報決定工程によって決定された定着温度情報が伝達されたとき、上記定着工程での定着温度をその伝達された定着温度情報に基づく定着温度になるように制御する画像形成方法を提供する。
上記印刷データの少なくとも1ページ目の画像内容を解析する画像解析手順と、その画像解析手順によって解析された画像内容に基づいて上記印刷データの少なくとも1ページ目の定着温度情報を決定する定着温度情報決定手順と、上記定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手順と、上記定着手段が省エネルギー状態のときに上位装置から印刷データを受信した場合、先ず、設定可能な最も高い定着温度に対応する定着温度情報を上記定着温度制御手順へ伝達し、その後定着温度情報決定手順によって決定された複数ページ分の定着温度情報を定着温度制御手順へ伝達する伝達手順とを実行させるためのプログラムであり、
上記定着温度制御手順は、上記伝達手順によって上記最も高い定着温度に対応する定着温度情報が伝達されたとき、上記定着手段の定着温度を上記最も高い定着温度を目指して昇温させ、その昇温途中に上記定着温度情報決定手順によって決定された定着温度情報が伝達されたとき、上記定着手段の定着温度をその伝達された定着温度情報に基づく定着温度になるように制御する手順であるプログラムを提供する。
そして、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
また、この発明によるプログラムは、画像形成装置を制御するコンピュータに、省エネルギー状態からの復帰時の印刷において定着温度の上昇に必要以上の電力を消費しないようにすると共に、印刷内容に応じた最適な定着温度制御をできるようにするための機能を実現させることができる。
さらに、この発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、画像形成装置を制御するコンピュータに上記プログラムを容易に導入することができる。
図1は、この発明の一実施形態の画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置100は、画像形成装置100の全体の制御を行うコントローラ1と、上位装置から受信した印刷データに基いて用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、原稿から画像を読み取る画像読取部を含むエンジン2を備えている。
また、画像形成装置100は、ユーザが各種の操作情報を入力する操作パネルと、ユーザに各種の情報と画像形成装置100の状態を表示する表示パネルとを含むパネル装置3を備えている。
また、コントローラ1は、コントローラ1上で動作するプログラムが作成するページメモリやソフトウェアが動作するために必要なワークメモリとして利用するRAM6と、画像形成装置100の印刷条件設定を含む各種の情報を保存するNVRAM7を備えている。上記NVRAM7は不揮発性メモリにするとよい。
上記CPU4は、ROM5に格納されたプログラムを実行することにより、この実施形態の画像形成装置100における画像形成方法の処理を実行する。
また、コントローラ1は、エンジン2との間で各種の指示とデータのやり取りを行うエンジンインタフェース(I/F)部8と、パネル装置3とのデータの入出力を行うパネルインタフェース(I/F)部9を備えている。
さらに、コントローラ1は、ネットワーク上に接続された上位装置であるホストPC11とネットワークを介してデータのやり取りを行うネットワークインタフェース(I/F)部10を備えている。
このホストPC11は、CPU、ROMおよびRAMを含むマイクロコンピュータによって実現される制御部によって制御され、図示を省略した入力装置、表示装置、および記憶装置を備える。
このホストPC11は、上記制御部によって動作するプリンタドライバによって印刷データを作成し、その印刷データを画像形成装置100のコントローラ1へ出力する。
図2は図1に示したコントローラ1とエンジン2のプリントエンジン30の内部の構成を示す機能ブロック図である。
図2中の図1と共通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
画像メモリ14は上記RAM6によって実現される機能である。
プリントコントロールシステム部12は、プリントエンジンインタフェース(I/F)部15を介してプリントエンジン30のプリントエンジンコントロールシステム部17を制御すると共に、伝達手段の機能を果たす。
そして、定着手段が省エネルギー状態のときに上位装置から印刷データを受信した場合、定着温度情報決定手段によって決定された複数ページ分の定着温度情報を定着温度制御手段へ伝達する。
画像解析部13は、ホストPC11から受け取った印刷データに基いて用紙に印刷する画像データを作成すると共に、画像解析手段と定着温度情報決定手段の機能を果たす。
そして、印刷データの各ページ毎の画像内容を解析して、その解析された画像内容に基づいて印刷データの各ページ毎の定着温度情報を決定する。
画像メモリ14は、画像解析部13が画像データを作成する際に使用するメモリ領域であり、その作成された画像データを格納する。
プリントエンジンI/F部15は、プリントコントロールシステム部12とプリントエンジン30のコントローラI/F部16との間の通信の制御を司る。
また、用紙上に画像データに基づくトナー像を形成する画像形成部21と、用紙上に形成されたトナー像を加熱押圧して用紙上に定着させる定着部22を備えている。
上記画像形成部21は、上位装置から受信した印刷データに基いて用紙上にトナー像を形成する画像形成手段の機能を果たす。
また、上記定着部22は、その画像形成手段によって用紙上に形成されたトナー像を加熱して用紙上に定着させる定着手段の機能を果たす。
プリントエンジンコントロールシステム部17は、画像形成部21と定着部22を含むプリントエンジン30の全体の制御を司る。
定着温度制御部18は定着温度制御手段であり、プリントエンジン30の定着部22の定着温度を制御し、定着部22における現在の定着の状態を監視する定着温度監視部19と、定着目標温度を設定する定着温度設定部20との各機能部を含んでいる。
次に、省エネルギー(以下「省エネ」と略称する)状態(この状態を「省エネモード」という)にあるプリントエンジン30について、ユーザからのモノクロ印刷実行を受けてからプリントエンジン30の印刷開始までの処理を説明する。
図3中の定着温度Ksは省エネ状態時の図2の定着部22の定着温度を示し、定着温度レベルksに対応する定着温度である。定着温度K0は最も定着温度を高く設定する必要がある場合の定着温度を示し、定着温度レベルk0に対応する定着温度である。この定着温度K0は例えばフルカラー印刷時に必要な定着温度である。
また、定着温度K1〜Kn(図中ではK1とKnのみを示している)は、例えばモノクロ印刷時に必要な定着温度であり、それぞれ印刷内容に応じた各段階の定着温度レベルk1〜knに対応している。定着温度Knが最も低い定着温度となる。
両側部11bの長手方向の中央部に、ギャップGr1と高さ位置を一致させて磁路と直交する方向に設けている。
その後、時刻T1で一旦定着温度が最も高い定着温度K0まで上昇すると維持し、やがて時刻T2で省エネ状態に移行すると加熱が停止されて定着温度Ksまで徐々に下降する。そして、時刻T3のとき(定着温度Ksの状態のとき)にコントローラ1からプリントエンジン30へ復帰の指示が送られると、プリントエンジン30では省エネ状態から復帰を開始して図2の定着部22の加熱を始める。
時間t0は印刷データの受信を開始してから最も高い定着温度レベルk0の定着温度K0に達するまでの時間である。
また、時間t1はコントローラ1で1ページ目の印刷データの内容に基づいて定着温度レベルkxが判断され、その定着温度レベルkxがプリントエンジン30側へ通達されるまでの時間である。
さらに、時間tmは低減された定着温度レベルk1の定着温度K1に達するまでの時間であるが、この時刻T4〜T5の間にコントローラ1側では2ページ目以降mページまでの印刷データの画像処理を実施することが可能である。ただし、m≦n。
そして、コントローラ1は、時刻T4〜T5間に各ページの定着温度レベルkxを各々プリントエンジン30側へ伝達する。
プリントエンジン30は、通知された各定着温度レベルkxに基いて各ページにそれぞれ必要な定着温度Kxに制御することにより、図2の定着部22を各ページ毎に適した定着温度Kxに調整する。
したがって、定着温度を必要以上に上昇させずに印刷を待機させることなく電力を節約することができる。
図5は、ホストPC11の図示を省略した表示部に表示されたプリンタドライバの設定画面の一例を示す図である。
図6及び図7は、それぞれ印刷データから作成されたビットマップデータの一例を示す図である。
図8は、印刷データから定着温度レベルを判断するために用いる参照情報の一例を示す図である。
この印刷設定画面は、ユーザが任意に設定できる項目として、原稿サイズ、給紙トレイ、および原稿方向の指定と共に、カラーで印刷するかモノクロで印刷するかを指定するカラー/白黒選択(図5中に41で矢示)が用意されている。
そして、プリンタドライバからカラー印刷あるいはモノクロ印刷の指定がデータとして送信される。
なお、図5に示した項目の他にも様々な設定項目があるが、それらは公知であり、図示を省略する。
その結果、プリントエンジン30の定着部22に対して1ページ目から最終ページまで最も高い定着温度レベルの定着温度に設定しまうことになり、印刷を開始するまで待たされるし必要以上の電力を消費してしまう。
そこで、コントローラ1は、プリントエンジン30を省エネ状態時から復帰させる際、まず、最初に最も高い定着温度を通知する。
こうして、プリントエンジン30は、省エネ状態からの復帰を開始すると、定着部22に対して最初は最も高い定着温度への昇温を目指すが、その昇温途中で受け取った1ページ目のデータを印刷する際に必要な定着部22の定着温度レベルへの昇温に変更する。
さらに、必要以上の電力も消費せずに済む。
ページがカラーかモノクロかを判断する方法の一つとしては、次の方法がある。
例えば、図6及び図7に示すように、1ページ分の印刷データからブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色毎のビットマップデータ(図6及び図7の(a)〜(d)にそれぞれ示す)を作成後、その各データの色情報に基づいて判断する。
また、図7に示すように、図7の(a)に示す黒のビットマップデータのみで作成されていたら、そのページはモノクロと判断する。
さらに、画像内容の判断において、ページがカラーかモノクロかを判断する方法について、上述のように色情報のみでなく、更に他の情報も含めて判断すると良い。
例えば、ページの画像内容中に大きな黒ベタがあるか否か、細かいドットがあるか否かなどの条件に基いて適切な定着温度は変わってくることも知られている。
例えば、図8に示すように、色情報、ディザ情報、及び画像情報の各内容毎に定着温度レベルを最高の定着温度レベルk0から最低の定着温度レベルknまでを対応させた参照情報を用いる。
上記色情報は、印刷データから作成されたビットマップデータにK〜Yまでの全色が含まれるフルカラーと、Kの色のみが含まれるモノクロとからなる。
また、上記ディザ情報は、印刷データに含まれるディザパターンの内容である。
その内容は、予め設定された複数段階の細かさ(または粗さ)を識別する。
さらに、上記画像情報は、予め設定された特定パターンの有無を示す。
例えば、「色情報」が「フルカラー」であれば定着温度レベルk0と判断する。
また、「色情報」が「モノクロ」であり「ディザ情報」が「細かい」場合は、定着温度レベルk1と判断する。
それらは、全てコントローラ1の画像処理によって得られる情報となる。
したがって、コントローラ1で1ページ分の画像処理を実施した時点で、1ページ目の定着温度レベルを設定する事が可能となる。
ホストPC11は省エネ状態の画像形成装置100に対して印刷したとき、図4に示すように、ホストPC11上で動作するプリンタドライバの処理により、ホストPC11は、画像形成装置100のコントローラ1に対して印刷データを送信する(図4中a)。
コントローラ1は、ネットワークI/F部10を介してホストPC11から印刷データと選択情報を受信すると、それらを画像解析部13へ送る(図4中b)。
画像解析部13は、ホストPC11上で動作するプリンタドライバから受け取った印刷データを解析し、カラーモード(使用している色数)を求める。
そして、画像解析部13は、プリントコントロールシステム部12に対し、カラーモードを引数としてページ生成要求(定着温度レベルk0を含む)を出す(図4中c)。
こうして、プリントコントロールシステム部12は、コントローラ1とプリントエンジン30のI/Fを確保する。
プリントエンジンコントロールシステム部17は、プリントコントロールシステム部12からウェイクアップ信号のアサートがあると、定着温度制御部18に定着オン(ON)の通知を行う(図4中e)。
そして、プリントエンジンコントロールシステム部17は、定着温度制御部18に定着温度レベルk0を送る(図4中g)。
定着温度制御部18は、最も高い定着温度レベルk0に基いて、図2の定着部22の定着温度が定着温度レベルk0の最も高い定着温度K0まで回復するように加熱を開始する。
ここまでは、ドライバ情報を伝達しているに過ぎず、正確な画像情報はプリントエンジン30側へ伝達されていない。
例えば、1ページ目の定着温度レベルk1が決定するとプリントコントロールシステム部12に通知する(図4中i)。
プリントコントロールシステム部12は、印刷準備要求と共に定着温度レベルk1をプリントエンジンコントロールシステム部17へ送る(図4中j)。
そして、プリントエンジンコントロールシステム部17は、定着温度制御部18に定着温度レベルk1を送る(図4中k)。
定着温度制御部18は、図2の定着部22の定着温度を定着温度レベルk1の定着温度K1まで昇温させる。
この実施例では、ここまではプリントエンジン30のウェイクアップ中の場合を示す。
図2の定着部22の定着温度が定着温度K1まで上昇するまでの時間tmに、画像解析部13は、さらに、2ページ目以降の描画処理2〜mを実行し(図4中l,n)、それぞれの処理の終了毎にページ作成要求と共に定着温度レベルkmをプリントコントロールシステム部12へ送る(図4中m,o)。
プリントコントロールシステム部12は、2ページ目・・・mページ目の画像処理が終了するたびに、それぞれのページの定着温度レベルk2,・・・,kmをそれぞれコントローラ1内部(例えば、NVRAM7)に蓄積する。
プリントエンジンコントロールシステム部17は、プリンタコントロールシステム部12へ定着可能を含むプリントエンジン30が印刷可能になったことを示すレディ(READY)信号を通知する(図4中q)。
プリントコントロールシステム部12は、プリントエンジン30がレディ状態になったら、プリントエンジン30側への印刷設定と共に引数として、画像解析部13で画像処理が終了してメモリに蓄積されている最大ページ分の定着温度レベルを伝達する。
そして、プリントエンジンコントロールシステム部17は、各定着温度レベルk2,・・・,kmを定着温度制御部18へ通知する(図4中s)。
このようにして、プリントエンジン30の定着温度制御部18は、2ページ目以降について各ページの画像内容に応じて必要な定着温度に効率よく制御することができる。
したがって、定着温度を必要以上に昇温しないようにすることによって消費電力を低減することができる。
その後、プリントコントロールシステム部12がプリントエンジンコントロールシステム部17へ印刷開始を指示し(図4中t)、印刷が開始される。
図9は、図2に示した画像解析部13の処理を示すフローチャート図である。
なお、図9を含め後述する図10と図11で扱う変数xは画像解析部13で処理を行っているページ数を表し、変数sxはプリントエンジン30へ出力する画像データのページ数を表し、変数kxは定着温度レベルのレベル数を表すものである。
図2の画像解析部13は、図9に示すように、ステップ(図中「S」で示す)1で、印刷ジョブをスタートして印刷データの受信を開始すると、まず内部処理に使用する変数xとsxをそれぞれ初期値1に初期化し、ステップ2へ進む。
ステップ5で1ページ分の画像処理が終了したか否かを判断し、終了しなければ(Nの場合)ステップ3,4の処理を繰り返し、終了したらステップ6で(Yの場合)画像処理を終了したページの定着温度レベルkxを決定し、ステップ7で1ページ目(x=1)か否かを判断する。
一方、ステップ7の判断で1ページ目でなければ(Nの場合)、ステップ8へ進む。
ステップ8では、xページ目の定着温度レベルkxをメモリに蓄積し、ステップ9で印刷データ終了か否かを判断し、終了なら(Yの場合)ステップ10で残ページを出力して処理を終了し、終了でなければ(Nの場合)ステップ12でページ数をカウントアップx=x+1してステップ2へ戻る。
図10は、図2に示したプリントコントロールシステム部12がプリントエンジン30からレディ信号を受け取った場合の処理を示すフローチャート図である。
この処理は画像解析部13とは同期せず、図2のプリントエンジン30側からの割り込みによって起動する。
また、変数sx及びxは画像解析部13と共通することで以下の処理が可能となる。
一方、ステップ22でレディになったと判断したら(Yの場合)、ステップ23で図2のプリントエンジン30のプリントエンジンコントロールシステム部17に対し、1ページ目(変数sx=1である)からその時点で画像処理が終了しているページまでの複数の定着温度レベルkxを揃えて引数として付加し、1ページ目の書き込み設定を送信し、ステップ24でプリントエンジン30のプリントエンジンコントロールシステム部17へ1ページ目の印刷実行を送信し、ステップ25で変数sxを1インクリメントして1ページ目の印刷送信済みをカウントし、処理を終了する。
そして、プリントエンジン30は、印刷の開始と共に、定着温度制御部18が各ページの定着温度レベルに基いて各ページの印刷前にそれぞれのページの画像内容に適した定着温度を定着部22に設定することができる。
次に、上記プリントコントロールシステム部12が2ページ目からの印刷データをプリントエンジン30へ出力するときの処理を説明する。
図11は、図2に示したプリントコントロールシステム部12で2ページ目からの出力処理を示すフローチャート図である。
また、変数sx及びxは画像解析部13と共通することで以下の処理が可能となる。
図2のプリントコントロールシステム部12は、ステップ31で、図2のプリントエンジンコントロールシステム部17から前のページ(最初は1ページ目)の出力が終了したことを示すプリントエンジン出力終了を受信すると、次ページ(最初は2ページ目)の出力処理を開始する。
ステップ32でプリントエンジン30のプリントエンジンコントロールシステム部17に対し、sxページ(最初は2ページ目)目からその時点で画像処理が終了しているページまでの複数の定着温度レベルkxを揃えて引数として付加し、sxページ目(最初は2ページ目)の書き込み設定を送信する。
このようにして、どのページの印刷データをプリントエンジン30へ出力する時点でも、その時点における画像処理の終了している最大ページ分の定着温度レベルをプリントエンジン30側へ送ることが可能となる。
ステップ33では、sxページ目(最初は2ページ目)の印刷実行を送信し、変数sxを1インクリメントしてsxページ目の印刷送信済みをカウントし、この処理を終了する。
こうして、画像形成装置100は、省エネルギー状態から印刷ジョブを受信した場合に、エンジンが復帰処理を実施した後にレディ状態になる。
また、プリントエンジン30は、1ページ目以降のページにおいても可能な限り先のページまでの定着温度レベルを得ることが可能になる。
したがって、プリントエンジン30では、印刷ジョブの各ページ毎の画像内容に応じて定着部の定着温度をより精密に制御することができる。その結果、定着を十分に行うと共に、定着温度の上昇に必要な消費電力量を減らすことができる。
すなわち、コントローラから可能な限り多くのページ分の画像情報をエンジン側へ提供するので、コントローラから渡された情報をエンジン側で活用して、より消費電力を節約した画像出力を行うことができ、またエンジン毎に、それぞれの特性を活かしてより適切な制御を行うことができる。
また、画像形成装置100のコントローラで、省エネルギーモード復帰時に、エンジンが印刷可能状態になるまでの間に可能な限り画像処理を行い、処理の終わったページの印刷内容の情報を順次エンジン側へ送ることで、エンジン側で各ページ毎により適切な定着温度制御を行うことができる。
Claims (5)
- 上位装置から受信した印刷データに基いて用紙上にトナー像を形成する画像形成手段と、
該画像形成手段によって前記用紙上に形成されたトナー像を加熱して用紙上に定着させる定着手段と、
前記印刷データの少なくとも1ページ目の画像内容を解析する画像解析手段と、
該画像解析手段によって解析された画像内容に基づいて前記印刷データの少なくとも1ページ目の定着温度情報を決定する定着温度情報決定手段と、
前記定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手段と、
前記定着手段が省エネルギー状態のときに前記上位装置から印刷データを受信した場合、先ず、設定可能な最も高い定着温度に対応する定着温度情報を前記定着温度制御手段へ伝達し、その後前記定着温度情報決定手段によって決定された定着温度情報を前記定着温度制御手段へ伝達する伝達手段とを備え、
前記定着温度制御手段は、前記伝達手段によって前記最も高い定着温度に対応する定着温度情報が伝達されたとき、前記定着手段の定着温度を前記最も高い定着温度を目指して昇温させ、その昇温途中に前記定着温度情報決定手段によって決定された定着温度情報が伝達されたとき、前記定着手段の定着温度をその伝達された定着温度情報に基づく定着温度になるように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像解析手段は、前記印刷データの2ページ目以降の画像内容もページごとに解析し、定着温度情報決定手段は、前記画像解析手段によって解析された画像内容に基づいて前記印刷データの2ページ目以降もページごとに定着温度情報を決定し、
前記伝達手段は、前記前記定着手段が前記1ページ目の画像内容に基づいて決定された定着温度情報に基づく定着温度への昇温が完了したとき、前記1ページ目の印刷実行指示と、前記定着温度情報決定手段によって2ページ目以降の画像内容に基づいて決定されたページごとの定着温度情報とを、前記画像形成手段と前記定着温度制御手段とを含むプリンタエンジンに伝達することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 上位装置から受信した印刷データに基いて用紙上にトナー像を形成する画像形成工程と、該画像形成工程によって前記用紙上に形成されたトナー像を加熱して用紙上に定着させる定着工程と、前記印刷データの少なくとも1ページ目の画像内容を解析する画像解析工程と、該画像解析工程によって解析された画像内容に基づいて前記印刷データの少なくとも1ページ目の定着温度情報を決定する定着温度情報決定工程と、前記定着工程での定着温度を制御する定着温度制御工程と、前記定着工程が省エネルギー状態のときに前記上位装置から印刷データを受信した場合、先ず、設定可能な最も高い定着温度に対応する定着温度情報を前記定着温度制御工程へ伝達し、その後前記定着温度情報決定工程によって決定された定着温度情報を前記定着温度制御工程へ伝達する伝達工程とを有し、
前記定着温度制御工程は、前記伝達工程によって前記最も高い定着温度に対応する定着温度情報が伝達されたとき、前記定着工程での定着温度を最も高い定着温度を目指して昇温させ、その昇温途中に前記定着温度情報決定工程によって決定された定着温度情報が伝達されたとき、前記定着工程での定着温度をその伝達された定着温度情報に基づく定着温度になるように制御することを特徴とする画像形成方法。 - 上位装置から受信した印刷データに基いて用紙上にトナー像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段によって前記用紙上に形成されたトナー像を加熱して用紙上に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置を制御するコンピュータに、
前記印刷データの少なくとも1ページ目の画像内容を解析する画像解析手順と、該画像解析手順によって解析された画像内容に基づいて前記印刷データの少なくとも1ページ目の定着温度情報を決定する定着温度情報決定手順と、前記定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手順と、前記定着手段が省エネルギー状態のときに前記上位装置から印刷データを受信した場合、先ず、設定可能な最も高い定着温度に対応する定着温度情報を前記定着温度制御手順へ伝達し、その後前記定着温度情報決定手順によって決定された定着温度情報を前記定着温度制御手順へ伝達する伝達手順とを実行させるためのプログラムであり、
前記定着温度制御手順は、前記伝達手順によって前記最も高い定着温度に対応する定着温度情報が伝達されたとき、前記定着手段の定着温度を前記最も高い定着温度を目指して昇温させ、その昇温途中に前記定着温度情報決定手順によって決定された定着温度情報が伝達されたとき、前記定着手段の定着温度をその伝達された定着温度情報に基づく定着温度になるように制御する手順であるプログラム。 - 請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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