JP5957236B2 - 発光素子駆動装置、発光装置、車両 - Google Patents

発光素子駆動装置、発光装置、車両 Download PDF

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Description

本発明は、発光素子を駆動する発光素子駆動装置、並びに、これを用いた発光装置及び車両に関するものである。
図13は、発光装置の一従来例を示す図である。本従来例の発光装置は、少なくとも一つの発光素子(図13では発光ダイオード)Z1と、発光素子Z1を駆動する発光素子駆動装置100と、発光素子駆動装置100から発光素子Z1への給電経路に挿入されたセンス抵抗Rsと、を有する。
発光素子駆動装置100は、センス抵抗Rsの両端電圧(出力電流Ioに応じた電圧信号)を検出する出力電流検出部101と、出力電流Ioが目標値と一致するように入力電圧Viから出力電圧Voを生成して発光素子Z1に供給する出力電圧生成部102と、を集積化した半導体装置である。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特開2006−339298号公報 特開2007−287964号公報
確かに、上記従来例の発光装置であれば、発光素子Z1に流れる出力電流Ioを目標値に保つことにより、発光素子Z1を一定の輝度で点灯させることが可能である。しかしながら、上記従来例の発光装置では、出力電流検出素子として高ワット対応型のセンス抵抗Rsを必要とするので、高コストであるという問題があった。
本発明は、本願の発明者らにより見出された上記の問題点に鑑み、低コストで発光素子の定電流駆動を行うことが可能な発光素子駆動装置、並びに、これを用いた発光装置及び車両を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る発光素子駆動装置は、第1端が入力電圧の印加端に接続されて第2端が整流平滑部を介して発光素子に接続される上側トランジスタと、前記上側トランジスタに流れるスイッチ電流に応じたモニタ電圧をサンプルホールドして電流検出信号を生成するサンプルホールド部と、前記電流検出信号に応じた帰還電圧を生成する帰還電圧生成部と、前記帰還電圧と参照電圧との差分に応じた誤差信号を生成するエラーアンプと、三角波状または鋸波状のスロープ信号を生成する発振器と、前記誤差信号と前記スロープ信号とを比較して比較信号を生成するコンパレータと、前記比較信号に基づいて前記上側トランジスタのオン/オフ制御信号と前記サンプルホールド部のフェイズ切替信号を生成する制御部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
第1の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン期間中に前記モニタ電圧を積分しながらサンプリングし、その積分値を前記電流検出信号としてホールドする構成(第2の構成)にするとよい。
第2の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン直後とオフ直前に設けられたマスク期間を避けて前記モニタ電圧を積分しながらサンプリングする構成(第3の構成)にするとよい。
第3の構成から成る発光素子駆動装置において、前記帰還電圧生成部は、ドレインが前記帰還電圧の出力端に接続されたPチャネル型のFETと、反転入力端に印加される前記FETのソース電圧が非反転入力端に印加される前記モニタ電圧と一致するように前記FETのゲート電圧を生成するオペアンプと、前記FETのソースと前記入力電圧の印加端との間に接続された第1抵抗と、前記FETのドレインと接地端との間に接続された第2抵抗と、を含む構成(第4の構成)にするとよい。
第4の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、前記フェイズ切替信号に基づいて前記オペアンプの非反転入力端を前記モニタ電圧の印加端と前記オペアンプの非反転入力端の一方に接続する第1スイッチと、前記入力電圧の印加端と前記FETのゲートとの間に接続されたコンデンサと、を含む構成(第5の構成)にするとよい。
第5の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、前記フェイズ切替信号に基づいて前記オペアンプの反転入力端と前記FETのソースとの間を導通/遮断する第2スイッチをさらに含む構成(第6の構成)にするとよい。
第6の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、前記フェイズ切替信号に基づいて前記オペアンプの出力端と前記FETのゲートとの間を導通/遮断する第3スイッチをさらに含む構成(第7の構成)にするとよい。
第7の構成から成る発光素子駆動装置において、前記モニタ電圧は、前記上側トランジスタの第2端に現れる矩形波状のスイッチ電圧である構成(第8の構成)にするとよい。
第8の構成から成る発光素子駆動装置において、前記第1抵抗は、前記上側トランジスタとペア性を持つトランジスタのオン抵抗である構成(第9の構成)にするとよい。
第9の構成から成る発光素子駆動装置において、前記第2抵抗は、レーザトリミングによって抵抗値を調整することが可能である構成(第10の構成)にするとよい。
第1の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン期間中に前記モニタ電圧のピーク値とボトム値をサンプリングし、その平均値を前記電流検出信号としてホールドする構成(第11の構成)にするとよい。
第11の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン直後とオフ直前に設けられたマスク期間を避けて前記モニタ電圧のピーク値とボトム値をサンプリングする構成(第12の構成)にするとよい。
第12の構成から成る発光素子駆動装置において、前記サンプルホールド部は、第1コンデンサ及び第2コンデンサと、第1フェイズ切替信号に基づいて前記モニタ電圧の印加端と前記第1コンデンサとの間を導通/遮断する第1スイッチと、第2フェイズ切替信号に基づいて前記モニタ電圧の印加端と前記第2コンデンサとの間を導通/遮断する第2スイッチと、第3フェイズ切替信号に基づいて前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサと前記電流検出信号の出力端との間を各々導通/遮断する第3スイッチ及び第4スイッチとを含む構成(第13の構成)にするとよい。
第13の構成から成る発光素子駆動装置は、前記入力電圧の印加端と前記上側トランジスタの第1端との間に接続されて前記モニタ電圧を生成するセンス抵抗をさらに有する構成(第14の構成)にするとよい。
第1〜第14いずれかの構成から成る発光素子駆動装置は、第1端が前記整流平滑部を介して前記発光素子に接続されて第2端が接地端に接続される下側トランジスタをさらに有する構成(第15の構成)にするとよい。
また、本発明に係る発光装置は、第1〜第15いずれかの構成から成る発光素子駆動装置と、前記発光素子駆動装置によって駆動される少なくとも一つの発光素子と、を有する構成(第16の構成)とされている。
第16の構成から成る発光装置において、前記発光素子は、発光ダイオード、または、有機EL素子である構成(第17の構成)にするとよい。
第17の構成から成る発光装置は、車載ランプとして用いられる構成(第18の構成)にするとよい。
第18の構成から成る発光装置は、ヘッドライトモジュール、ターンランプモジュールまたは、リアランプモジュールとして車両に装着される構成(第19の構成)にするとよい。
また、本発明に係る車両は、第18または第19の構成から成る発光装置を有する構成(第20の構成)とされている。
第20の構成から成る車両において、前記発光装置は、ヘッドライト、白昼夜走行用光源、テールランプ、ストップランプ、及び、ターンランプの少なくとも一つとして用いられる構成(第21の構成)にするとよい。
本発明によれば、低コストで発光素子の定電流駆動を行うことが可能な発光素子駆動装置、並びに、これを用いた発光装置及び車両を提供することができる。
発光装置の第1実施形態を示す図 サンプルホールド部18Aの一構成例を示す図 制御部13Aの一構成例を示す図 第1実施形態における電流検出動作を説明するためのタイムチャート 発光装置の第2実施形態を示す図 サンプルホールド部18B及び帰還電圧生成部19Bの一構成例を示す図 制御部13Bの一構成例を示す図 第2実施形態における電流検出動作を説明するためのタイムチャート 抵抗194の一構成例を示す図 MCUとの連携機能を説明するための図 発光装置が搭載される車両の外観図(前面) 発光装置が搭載される車両の外観図(背面) LEDヘッドライトモジュールの外観図 LEDターンランプモジュールの外観図 LEDリアランプモジュールの外観図 発光装置の一従来例を示す図
<第1実施形態>
図1は、発光装置の第1実施形態を示す図である。第1実施形態の発光装置1は、発光素子駆動装置10Aと、コイルL1と、出力コンデンサC1と、位相補償用の抵抗R1及びコンデンサC2と、少なくとも一つの発光素子(発光ダイオード)Z1と、を有する。
発光素子駆動装置10Aは、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ11H及び11L(以下では、上側トランジスタ11H及び下側トランジスタ11Lと呼ぶ)と、上側ドライバ12H及び下側ドライバ12Lと、制御部13Aと、コンパレータ14と、発振器15と、エラーアンプ16と、センス抵抗17と、サンプルホールド部18Aと、帰還電圧生成部19Aと、を集積化した半導体集積回路装置(いわゆるLEDドライバIC)である。また、発光素子駆動装置10Aは、外部との電気的な接続を確立するために複数の外部端子(図1では、外部端子T1〜T4のみを代表的に明示)を有する。
発光素子駆動装置10Aの外部において、外部端子T1は、入力電圧Viの印加端に接続されている。外部端子T2はコイルL1の第1端に接続されている。コイルL1の第2端(出力電圧Voの印加端)は、発光素子Z1の第1端(アノード)に接続されている。発光素子Z1の第2端(カソード)は、接地端に接続されている。出力コンデンサC1の第1端は、コイルL1の第2端に接続されている。出力コンデンサC1の第2端は、接地端に接続されている。外部端子T3は、接地端に接続されている。外部端子T4は、抵抗R1の第1端に接続されている。抵抗R1の第2端は、コンデンサC2の第1端に接続されている。コンデンサC2の第2端は、接地端に接続されている。なお、コイルL1と出力コンデンサC1は、外部端子T2に現れる矩形波状のスイッチ電圧Vswを整流・平滑して出力電圧Voを生成する整流平滑部として機能する。
発光素子駆動装置10Aの内部において、上側トランジスタ11Hのドレインは、センス抵抗17を介して、外部端子T1に接続されている。上側トランジスタ11Hのソースは、外部端子T2に接続されている。上側トランジスタ11Hのゲートは、上側ドライバ12Hの出力端に接続されている。下側トランジスタ11Lのドレインは外部端子T2に接続されている。下側トランジスタ11Lのソースは外部端子T3に接続されている。下側トランジスタ11Lのゲートは、下側ドライバ12Lの出力端に接続されている。すなわち、上側トランジスタ11H及び下側トランジスタ11Lは、入力電圧Viの印加端と接地端との間に直列接続されており、互いの接続ノード(スイッチ電圧Vswの印加端)がコイルL1を介して出力コンデンサC1に接続されている。
上側ドライバ12Hは、制御部13からの指示に基づいて上側トランジスタ11Hの制御信号GHを生成する。上側トランジスタ11Hは、制御信号GHがハイレベルであるときにオンとなり、制御信号GHがローレベルであるときにオフとなる。下側ドライバ12Lは、制御部13からの指示に基づいて下側トランジスタ11Lの制御信号GLを生成する。下側トランジスタ11Lは、制御信号GLがハイレベルであるときにオンとなり、制御信号GLがローレベルであるときにオフとなる。
制御部13Aは、コンパレータ14から入力される比較信号S0に基づいて上側ドライバ12Hを駆動することにより、上側トランジスタ11Hの制御信号GHを生成する。また、制御部13Aは、比較信号S0に基づいて下側ドライバ12Lを駆動することにより下側トランジスタ11Lの制御信号GLを生成する。基本的に、制御信号GHは比較信号S0と同一の論理レベルを有する信号となり、制御信号GLは比較信号S0の論理レベルを反転させた信号となる。従って、上側トランジスタ11H及び下側トランジスタ11Lは、制御信号GH及びGLに基づいて相補的(排他的)にオン/オフされる。
ただし、上記で用いられている「相補的(排他的)」という文言は、上側トランジスタ11H及び下側トランジスタ11Lのオン/オフが完全に逆転している場合のほか、貫通電流防止の観点から上側トランジスタ11H及び下側トランジスタ11Lの同時オフ期間が設けられている場合も含む。
また、制御部13Aは、比較信号S0と制御信号GHの双方に基づいてサンプルホールド部18Aのフェイズ切替信号S1〜S3を生成する。制御部13Aの構成及び動作については後述する。
コンパレータ14は、非反転入力端(+)に印加される誤差電圧Verrと、反転入力端(−)に印加されるスロープ電圧Vslpとを比較して比較信号S0を生成する。比較信号S0は、誤差電圧Verrがスロープ電圧Vslpよりも高いときにハイレベルとなり、誤差電圧Verrがスロープ電圧Vslpよりも低いときにローレベルとなる。
発振器15は、三角波状または鋸波状のスロープ電圧Vslpを生成する。
エラーアンプ16は、反転入力端(−)に印加される帰還電圧Vfbと、非反転入力端(+)に印加される参照電圧Vrefとの差分に応じた電流出力を行うことにより、その出力端に誤差電圧Verrを生成する。エラーアンプ16の出力端から抵抗R1及びコンデンサC2に向かう方向を正方向と定義した場合、エラーアンプ16は、帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも低いときに正方向の電流を生成し、帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも高いときに負方向の電流を生成する。従って、誤差電圧Verrは、帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも低いときには上昇し、帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも高いときには低下する。
センス抵抗17(抵抗値:R17)は、外部端子T1と上側トランジスタ11Hのドレインとの間に接続されて、上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswに応じたモニタ電圧V1(=Vi−Isw×R17)を生成する。
サンプルホールド部18Aは、モニタ電圧V1をサンプルホールドして電流検出電圧V2を生成する。より具体的に述べると、サンプルホールド部18Aは、上側トランジスタ11Hのオン期間中にモニタ電圧V1のピーク値VAとボトム値VBをサンプリングし、その平均値VC(=(VA+VB)/2)に応じた電流検出電圧V2を生成してホールド出力する。サンプルホールド部18Aの構成及び動作については後述する。
帰還電圧生成部19Aは、電流検出電圧V2に応じた帰還電圧Vfbを生成する回路部であり、オペアンプ191と、Pチャネル型MOS[metal oxide semiconductor]電界効果トランジスタ192と、抵抗193及び104と、を含む。オペアンプ191の非反転入力端(+)は、電流検出電圧V2の印加端に接続されている。オペアンプ191の反転入力端(−)は、トランジスタ192のソースに接続されている。トランジスタ192のソースは、抵抗193を介して外部端子T1に接続されている。トランジスタ192のドレインは、帰還電圧Vfbの印加端に接続される一方、抵抗194を介して接地端にも接続されている。
上記の帰還電圧生成部19Aにおいて、オペアンプ191は、反転入力端(−)に印加されるトランジスタ192のソース電圧が非反転入力端(+)に印加される電流検出電圧V2と一致するように、トランジスタ192のゲート電圧を生成する。従って、抵抗193(抵抗値:R193)には、電流検出電圧V2(延いてはスイッチ電流Isw)に応じた帰還電流Ifb(=(Vi−V2)/R193)が流れる。そして、この帰還電流Ifbを抵抗194(抵抗値:R194)に流すことにより、帰還電圧Vfb(=Ifb×R194)が生成される。
上記構成から成る発光素子駆動装置10Aは、発光素子Z1に流れ続ける出力電流Ioを監視するのではなく、上側トランジスタ11Hのオン期間にのみ流れるスイッチ電流Iswを監視し、スイッチ電流Iswに応じたモニタ電圧V1の平均値をサンプルホールドして電流検出電圧V2を生成した上で、電流検出電圧V2に応じた帰還電圧Vfbが参照電圧Vref(出力電流Ioの目標値に相当)と一致するように、上側トランジスタ11H及び下側トランジスタ11Lをオン/オフさせる。上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswが一定であれば、発光素子Z1に流れる出力電流Ioも一定となり、さらには、発光素子Z1に印加される出力電圧Voも一定となるので、発光素子Z1が一定の輝度で点灯する。
このように、発光素子駆動装置10Aであれば、従来構成(図13を参照)と異なり、出力電流検出素子として高ワット対応型のセンス抵抗Rsが不要となるので、低コストで発光素子Z1の定電流駆動を行うことが可能となる。
図2は、サンプルホールド部18Aの一構成例を示す図である。本構成例のサンプルホールド部18Aは、スイッチ180〜183と、コンデンサ184及び185とを含む。スイッチ180及び181の第1端は、いずれもモニタ電圧V1の印加端に接続されている。スイッチ182及び183の第1端は、いずれも電流検出電圧V2の印加端に接続されている。スイッチ180及び182の第2端は、いずれも、コンデンサ184の第1端に接続されている。スイッチ181及び183の第2端は、いずれもコンデンサ185の第1端に接続されている。コンデンサ184及び185の第2端は、いずれも入力電圧Viの印加端に接続されている。
スイッチ180の制御端は、フェイズ切替信号S1の印加端に接続されている。スイッチ181の制御端は、フェイズ切替信号S2の印加端に接続されている。スイッチ182及び183の制御端は、いずれもフェイズ切替信号S3の印加端に接続されている。
スイッチ180は、フェイズ切替信号S1がハイレベルであるときにオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S1がローレベルであるときにオフ状態(遮断状態)となる。このように、スイッチ180は、フェイズ切替信号S1に基づいてモニタ電圧V1の印加端とコンデンサ184の第1端との間を導通/遮断する。
スイッチ181は、フェイズ切替信号S2がハイレベルであるときにオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S2がローレベルであるときにオフ状態(遮断状態)となる。このように、スイッチ181は、フェイズ切替信号S2に基づいてモニタ電圧V1の印加端とコンデンサ185の第1端との間を導通/遮断する。
スイッチ182は、フェイズ切替信号S3がハイレベルであるときにオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S3がローレベルであるときにオフ状態(遮断状態)となる。このように、スイッチ182は、フェイズ切替信号S3に基づいて電流検出電圧V2の印加端とコンデンサ184の第1端との間を導通/遮断する。
スイッチ183は、フェイズ切替信号S3がハイレベルであるときにオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S3がローレベルであるときにオフ状態(遮断状態)となる。このように、スイッチ183は、フェイズ切替信号S3に基づいて電流検出電圧V2の印加端とコンデンサ185の第1端との間を導通/遮断する。
図3は、制御部13Aの一構成例(制御信号GHとフェイズ切替信号S1〜S3の生成に関わる部分のみ)を示す図である。本構成例の制御部13Aは、ORゲート131と、遅延部132及び133と、NORゲート134と、ANDゲート135と、INVゲート136と、を含む。
ORゲート131は、比較信号S0と遅延比較信号S0dとの論理和信号を生成する。上側ドライバ12Hは、ORゲート131で生成された論理和信号に応じて制御信号GHを生成する。遅延部132は、比較信号S0を遅延時間dだけ遅らせて遅延比較信号S0dを生成する。遅延部133は、制御信号GHを遅延時間dだけ遅らせて遅延制御信号GHdを生成する。NORゲート134は、遅延制御信号GHdと反転比較信号S0Bとの否定論理和信号を生成し、これをフェイズ切替信号S1として出力する。ANDゲート135は、比較信号S0と制御信号GHとの論理積信号を生成し、これをフェイズ切替信号S2として出力する。INVゲート136は、比較信号S0を論理反転させて反転比較信号S0Bを生成する。反転比較信号S0Bは、フェイズ切替信号S3として出力される。
図4は、第1実施形態におけるスイッチ電流Iswの検出動作を説明するためのタイムチャートであり、上から順に、比較信号S0、遅延比較信号S0d、制御信号GH、遅延制御信号GHd、フェイズ切替信号S1〜S3、スイッチ電流Isw、モニタ電圧V1、電流検出電圧V2、及び、スイッチ電圧Vswが描写されている。
比較信号S0は、時刻t10でハイレベルに立ち上がり、時刻t12でローレベルに立ち下がる。また、比較信号S0は、時刻t15でハイレベルに立ち上がり、時刻t17でローレベルに立ち下がる。
遅延比較信号S0dは、時刻t10から遅延時間dだけ遅れた時刻t11でハイレベルに立ち上がり、時刻t12から遅延時間dだけ遅れた時刻t13でローレベルに立ち下がる。また、遅延比較信号S0dは、時刻t15から遅延時間dだけ遅れた時刻t16でハイレベルに立ち上がり、時刻t17から遅延時間dだけ遅れた時刻t18でローレベルに立ち下がる。
制御信号GHは、時刻t10でハイレベルに立ち上がり、時刻t13でローレベルに立ち下がる。また、制御信号GHは、時刻t15でハイレベルに立ち上がり、時刻t18でローレベルに立ち下がる。制御信号GHのハイレベル期間(t10〜t13、t15〜t18)には上側トランジスタ11Hがオンとなり、制御信号GHのローレベル期間(t13〜t15)には上側トランジスタ11Hがオフとなる。
遅延制御信号GHdは、時刻t10から遅延時間dだけ遅れた時刻t11でハイレベルに立ち上がり、時刻t13から遅延時間dだけ遅れた時刻t14でローレベルに立ち下がる。また、遅延比較信号S0dは、時刻t15から遅延時間dだけ遅れた時刻t16でハイレベルに立ち上がり、時刻t18から遅延時間dだけ遅れた時刻t19でローレベルに立ち下がる。
フェイズ切替信号S1は、時刻t10でハイレベルに立ち上がり、時刻t11でローレベルに立ち下がる。また、フェイズ切替信号S1は、時刻t15でハイレベルに立ち上がり、時刻t16でローレベルに立ち下がる。フェイズ切替信号S1のハイレベル期間(t10〜t11、t15〜t16)にはスイッチ180がオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S1のローレベル期間(t11〜t15)にはスイッチ180がオフ状態(遮断状態)となる。
フェイズ切替信号S2は、時刻t11でハイレベルに立ち上がり、時刻t12でローレベルに立ち下がる。また、フェイズ切替信号S2は、時刻t16でハイレベルに立ち上がり、時刻t17でローレベルに立ち下がる。フェイズ切替信号S2のハイレベル期間(t11〜t12、t16〜t17)にはスイッチ181がオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S2のローレベル期間(t12〜t16)にはスイッチ181がオフ状態(遮断状態)となる。
フェイズ切替信号S3は、時刻t10でローレベルに立ち下がり、時刻t12でハイレベルに立ち上がる。また、フェイズ切替信号S3は、時刻t15でローレベルに立ち下がり、時刻t17でハイレベルに立ち上がる。フェイズ切替信号S3のローレベル期間(t10〜t12、t15〜t17)にはスイッチ182及び183がいずれもオフ状態(遮断状態)となり、フェイズ切替信号S3のハイレベル期間(t12〜t15)にはスイッチ182及び183がいずれもオン状態(導通状態)となる。
制御信号GHのハイレベル期間(t10〜t13、t15〜t18)には、上側トランジスタ11Hがオンするので、上側トランジスタ11Hにスイッチ電流Iswが流れ、スイッチ電流Iswの電流値に応じてモニタ電圧V1(スイッチ電圧Vswのハイレベル電圧)が低下する。一方、制御信号GHのローレベル期間(t13〜t15)には、上側トランジスタ11Hがオフするので、上側トランジスタ11Hに流れていたスイッチ電流Iswが遮断され、モニタ電圧V1が入力電圧Viまで上昇する。
次に、サンプルホールド部18Aの動作に着目する。時刻t10において、スイッチ181〜183がいずれもオフされた状態でスイッチ180のみがオンされると、コンデンサ184を用いたモニタ電圧V1のサンプリング動作(コンデンサ184の充電動作)が開始される。そして、時刻t11でスイッチ180がオフされると、コンデンサ184を用いたモニタ電圧V1のサンプリング動作が終了されて、コンデンサ184がモニタ電圧V1の印加端から切り離される。なお、時刻t11の時点でコンデンサ184の第1端に印加されていたモニタ電圧V1がピーク値VAであるとした場合、コンデンサ184(容量値:C)の両端間には、電荷QA(=C×(Vi−VA))が保持された状態となる。
一方、時刻t11において、スイッチ180、182、183がいずれもオフされた状態でスイッチ181のみがオンされると、コンデンサ185を用いたモニタ電圧V1のサンプリング動作(コンデンサ185の充電動作)が開始される。そして、時刻t12でスイッチ181がオフされると、コンデンサ185を用いたモニタ電圧V1のサンプリング動作が終了され、コンデンサ185がモニタ電圧V1の印加端から切り離される。なお、時刻t12の時点でコンデンサ185の第1端に印加されていたモニタ電圧V1がボトム値VBであるとした場合、コンデンサ185(容量値:C)の両端間には、電荷QB(=C×(Vi−VB))が保持された状態となる。
そして、時刻t12において、スイッチ180及び181がいずれもオフされ、スイッチ182及び183がいずれもオンされると、コンデンサ184の第1端とコンデンサ185の第1端がいずれも電流検出電圧V2の出力端に導通されて、電流検出電圧V2のホールド出力動作が開始される。
このとき、電流検出電圧V2は、コンデンサ184及び185の双方に蓄えられた電荷の和(=QA+QB)を合成容量(=2C)で除した電圧値(=(QA+QB)/2C=(Vi−(VA+VB)/2)となる。すなわち、サンプルホールド部18Aでは、上側トランジスタ11Hのオン期間中にモニタ電圧V1のピーク値VAとボトム値VBをサンプリングし、その平均値VC(=(VA+VB)/2)に応じた電流検出電圧V2がホールド出力される。
上記構成から成る発光素子駆動装置10Aにおいて、上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswが大きいほど、モニタ電圧V1が低くなるので、電流検出電圧V2も低くなる。逆に、スイッチ電流Iswが小さいほど、モニタ電圧V1が高くなるので、電流検出電圧V2も高くなる。
電流検出電圧V2が低いほど、帰還電流Ifbが大きくなるので、帰還電圧Vfbが高くなる。逆に、電流検出電圧V2が高いほど、帰還電圧Ifbが小さくなるので、帰還電圧Vfbが低くなる。
帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも高いときには誤差電圧Verrが低下する。誤差電圧Verrが低いほど比較信号S0のハイレベル期間が短くなるので、上側トランジスタ11Hのオン期間も短くなり、スイッチ電流Iswが小さくなる。逆に、帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも低いときには誤差電圧Verrが上昇する。誤差電圧Verrが高いほど比較信号S0のハイレベル期間が長くなるので、上側トランジスタ11Hのオン期間も長くなり、スイッチ電流Iswが大きくなる。
このように、発光素子駆動装置10Aでは、スイッチ電流Iswが目標値よりも大きければスイッチ電流Iswを減らすようにフィードバックが掛かり、逆に、スイッチ電流Iswが目標値よりも小さければスイッチ電流Iswを増やすようにフィードバックが掛かる。上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswが一定であれば、発光素子Z1に流れる出力電流Ioも一定となり、さらには、発光素子Z1に印加される出力電圧Voも一定となるので、発光素子Z1が一定の輝度で点灯する。
なお、制御信号GHの論理レベルが切り替わってから、上側トランジスタ11Hのオン/オフ状態が完全に切り替わるまでには、所定のターンオン時間/ターンオフ時間(数ns)が必要となる。また、上側トランジスタ11Hのオン/オフ状態を切り替える際にはスイッチ電流Iswにリンギングが少なからず発生する。
そこで、サンプルホールド部18Aでは、モニタ電圧V1のピーク値VA及びボトム値VBをホールドするタイミングが上側トランジスタ11Hのオン/オフタイミングからずらして設定されている。より具体的に述べると、モニタ電圧V1のピーク値VAをホールドするタイミングは、上側トランジスタ11Hのオンタイミング(t10)から遅延時間dだけ遅れたタイミング(t11)に設定されている。また、モニタ電圧V1のボトム値VBをホールドするタイミングは、上側トランジスタ11Hのオフタイミング(t13)よりも遅延時間dだけ早いタイミング(t12)に設定されている。
このように、サンプルホールド部18Aは、上側トランジスタ11Hのオン直後とオフ直前に設けられたマスク期間(遅延時間d)を避けて、モニタ電圧V1のピーク値VA及びボトム値VBをサンプリングする。このような構成とすることにより、モニタ電圧V1のピーク値VAとボトム値VBを正確にサンプルホールドして、スイッチ電流Iswを正しく検出することが可能となる。なお、上記の遅延時間dは10ns程度に設定することが望ましい。
<第2実施形態>
図5は、発光装置の第2実施形態を示す図である。第2実施形態は、先出の第1実施形態と基本的に同一の構成であり、発光素子駆動装置10Bの内部構成に特徴を有する。そこで、第1実施形態と同一の構成要素については、図1と同一符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第2実施形態の特徴部分について重点的な説明を行う。
発光素子駆動装置10Bでは、スイッチ電流Iswを検出するためのセンス抵抗17が除かれており、スイッチ電流Iswに応じたモニタ電圧として、上側トランジスタ11H(オン抵抗値:Ron)のソースに現れる矩形波状のスイッチ電圧Vsw(=Vi−Isw×Ron)がサンプルホールド部18Bに入力されている。また、発光素子駆動装置10Bでは、制御部13B、サンプルホールド部18B、及び、帰還電圧生成部19Bの構成及び動作についても種々の変更が加えられている。
特に、サンプルホールド部18Bは、上側トランジスタ11Hのオン期間中にスイッチ電圧Vswを積分しながらサンプリングし、その積分値に応じた電流検出電圧V3(=∫ΔVsw・ΔT)を生成してホールド出力する。サンプルホールド部18Bの構成及び動作については後述する。
図6は、サンプルホールド部18B及び帰還電圧生成部19Bの一構成例を示す図である。サンプルホールド部18Bは、スイッチ186〜188と、コンデンサ189と、を含む。帰還電圧生成部19Bは、基本的に帰還電圧生成部19Aと同一の構成要素を有する。ただし、帰還電圧生成部19Bは、オペアンプ191に代えてgmアンプ195を含み、かつ、抵抗193に代えてNチャネル型MOS電界効果トランジスタ196を含む。
スイッチ186の共通端はgmアンプ195の非反転入力端(+)に接続されている。スイッチ186の第1選択端(H)は、外部端子T2に接続されている。スイッチ186の第2選択端(L)とスイッチ187の第1端は、いずれもgmアンプ195の反転入力端(−)に接続されている。スイッチ187の第2端は、トランジスタ192のソースに接続されている。スイッチ188の第1端は、gmアンプ195の出力端に接続されている。スイッチ188の第2端は、トランジスタ192のゲートに接続されている。スイッチ186〜188の制御端はいずれもフェイズ切替信号S4の印加端に接続されている。コンデンサ189の第1端は、外部端子T1に接続されている。コンデンサ189の第2端は、トランジスタ192のゲートに接続されている。
トランジスタ192のソースは、トランジスタ196のソースに接続されている。トランジスタ196のドレインは、外部端子T1に接続されている。トランジスタ196のゲートは、定電圧(Vi+Vreg)の印加端に接続されている。トランジスタ192のドレインは、帰還電圧Vfbの印加端に接続される一方、抵抗194を介して接地端にも接続されている。
スイッチ186は、フェイズ切替信号S4がハイレベルであるときに第1選択端(H)と共通端との間を択一的に導通し、フェイズ切替信号S4がローレベルであるときに第2選択端(L)と共通端との間を択一的に導通する。このように、スイッチ186は、フェイズ切替信号S4に基づいてgmアンプ195の非反転入力端(+)をスイッチ電圧Vswの印加端とgmアンプ195の非反転入力端(+)の一方に接続する。
スイッチ187は、フェイズ切替信号S4がハイレベルであるときにオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S4がローレベルであるときにオフ状態(遮断状態)となる。このように、スイッチ187は、フェイズ切替信号S4に基づいてgmアンプ195の反転入力端(+)とトランジスタ192のソースとの間を導通/遮断する。
スイッチ188は、フェイズ切替信号S4がハイレベルであるときにオン状態(導通状態)となり、フェイズ切替信号S4がローレベルであるときにオフ状態(遮断状態)となる。このように、スイッチ188は、フェイズ切替信号S4に基づいてgmアンプ195の出力端とトランジスタ192のゲートとの間を導通/遮断する。
なお、図6では、図1や図5で図示が省略されていた上側ドライバ12H及び下側ドライバ12Lの電源系についても描写されているので、ここで詳細に説明しておく。発光素子駆動装置10Bには、上側トランジスタ12Hの第1電源端に印加するブースト電圧Vbstを生成する手段として、ダイオードD1とコンデンサC3から成るブートストラップ回路が採用されている。
ダイオードD1は、発光素子駆動装置10Bに集積化されている。ダイオードD1のアノードは、定電圧Vregの印加端に接続されている。ダイオードD1のカソードは、発光素子駆動装置10Bの外部端子T5に接続されている。コンデンサC3は、発光素子駆動装置10Bの外部において、外部端子T2と外部端子T5との間に接続されている。
上側ドライバ12Hの第1電源端は、外部端子T5(ブースト電圧Vbstの印加端)に接続されている。上側ドライバ12Hの第2電源端は、外部端子T2(スイッチ電圧Vswの印加端)に接続されている。従って、上側トランジスタ11Hのゲートに印加される制御信号GHのハイレベルはブースト電圧Vbstとなり、制御信号GHのローレベルはスイッチ電圧Vswとなる。
下側ドライバ12Lの第1電源端は、定電圧Vregの印加端に接続されている。下側ドライバ12Lの第2電源端は、外部端子T3(接地電圧GNDの印加端)に接続されている。従って、下側トランジスタ11Lのゲートに印加される制御信号GLのハイレベルは定電圧Vregとなり、制御信号GLのローレベルは接地電圧GNDとなる。
上記構成から成るブートストラップ回路の動作について説明する。上側トランジスタ11Hがオフされて下側トランジスタ11Lがオンされることにより、スイッチ電圧Vswがローレベル(GND)となっているときには、定電圧Vregの印加端からダイオードD1を介してコンデンサC3に流れ込む電流によってコンデンサC3が充電される。このとき、ブースト電圧Vbstは、ほぼ定電圧Vreg(より正確には、定電圧VregからダイオードD1の順方向降下電圧Vfを差し引いた値(Vreg−Vf))となる。
一方、コンデンサC3が充電されている状態で、上側トランジスタ11Hがオンされ、下側トランジスタ11Lがオフされることにより、スイッチ電圧Vswがローレベル(GND)からハイレベル(Vi)に立ち上げられると、ブースト電圧Vbstは、スイッチ電圧Vswのハイベル(Vi)よりも更にコンデンサC3の充電電圧分(ほぼVreg)だけ高い値(Vi+Vreg)に引き上げられる。このようなブースト電圧Vbstが上側ドライバ12Hの第1電源端に印加されることにより、上側トランジスタ11Hを確実にオン/オフ駆動することが可能となっている。
図7は、制御部13Bの一構成例(制御信号GHとフェイズ切替信号S4の生成に関わる部分のみ)を示す図である。本構成例の制御部13Bは、ORゲート131と、遅延部132及び133と、ANDゲート137と、を含む。
ORゲート131は、比較信号S0と遅延比較信号S0dとの論理和信号を生成する。上側ドライバ12Hは、ORゲート131で生成された論理和信号に応じて制御信号GHを生成する。遅延部132は、比較信号S0を遅延時間dだけ遅らせて遅延比較信号S0dを生成する。遅延部133は、制御信号GHを遅延時間dだけ遅らせて遅延制御信号GHdを生成する。ANDゲート137は、比較信号S0と遅延制御信号GHdとの論理積信号を生成し、これをフェイズ切替信号S4として出力する。
図8は、第2実施形態におけるスイッチ電流Iswの検出動作を説明するためのタイムチャートであり、上から順に、比較信号S0、遅延比較信号S0d、制御信号GH、遅延制御信号GHd、フェイズ切替信号S4、スイッチ電流Isw、電流検出電圧V3、及びスイッチ電圧Vswが描写されている。
比較信号S0は、時刻t20でハイレベルに立ち上がり、時刻t22でローレベルに立ち下がる。また、比較信号S0は、時刻t25でハイレベルに立ち上がり、時刻t27でローレベルに立ち下がる。
遅延比較信号S0dは、時刻t20から遅延時間dだけ遅れた時刻t21でハイレベルに立ち上がり、時刻t22から遅延時間dだけ遅れた時刻t23でローレベルに立ち下がる。また、遅延比較信号S0dは、時刻t25から遅延時間dだけ遅れた時刻t26でハイレベルに立ち上がり、時刻t27から遅延時間dだけ遅れた時刻t28でローレベルに立ち下がる。
制御信号GHは、時刻t20でハイレベルに立ち上がり、時刻t23でローレベルに立ち下がる。また、制御信号GHは、時刻t25でハイレベルに立ち上がり、時刻t28でローレベルに立ち下がる。制御信号GHのハイレベル期間(t20〜t23、t25〜t28)には上側トランジスタ11Hがオンとなり、制御信号GHのローレベル期間(t23〜t25)には上側トランジスタ11Hがオフとなる。
遅延制御信号GHdは、時刻t20から遅延時間dだけ遅れた時刻t21でハイレベルに立ち上がり、時刻t23から遅延時間dだけ遅れた時刻t24でローレベルに立ち下がる。また、遅延比較信号S0dは、時刻t25から遅延時間dだけ遅れた時刻t26でハイレベルに立ち上がり、時刻t28から遅延時間dだけ遅れた時刻t29でローレベルに立ち下がる。
フェイズ切替信号S4は、時刻t21でハイレベルに立ち上がり、時刻t22でローレベルに立ち下がる。また、フェイズ切替信号S4は、時刻t26でハイレベルに立ち上がり、時刻t27でローレベルに立ち下がる。
制御信号GHのハイレベル期間(t20〜t23、t25〜t28)には、上側トランジスタ11Hがオンするので、スイッチ電圧Vswがハイレベルとなる。このとき、スイッチ電圧Vswは、上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswの電流値に応じた電圧値となる。一方、制御信号GHのローレベル期間(t23〜t25)には、上側トランジスタ11Hがオフして下側トランジスタ11Lがオンするので、上側トランジスタ11Hに流れていたスイッチ電流Iswが遮断されて、スイッチ電圧Vswがローレベル(GND)まで低下する。
次に、サンプルホールド部18Bの動作に着目する。フェイズ切替信号S4のハイレベル期間ΔT(t21〜t22、t26〜t27)には、スイッチ186がgmアンプ195の非反転入力端(+)とスイッチ電圧Vswの印加端との間を導通する状態となり、スイッチ187がgmアンプ195の反転入力端(+)とトランジスタ192のソースとの間を導通する状態となり、スイッチ188がgmアンプ195の出力端とトランジスタ192のゲートとの間を導通する状態となる。
このとき、gmアンプ195は、反転入力端(−)に印加されるトランジスタ192のソース電圧が非反転入力端(+)に印加されるスイッチ電圧Vswと一致するように、トランジスタ192のゲート電圧を生成する。ここで、トランジスタ192のゲートと入力電圧Viの印加端との間にはコンデンサ189が接続されているので、トランジスタ192のソースには、フェイズ切替信号S4のハイレベル期間ΔTにおけるスイッチ電圧Vswの積分値に応じた電流検出電圧V3(=∫ΔVsw・ΔT)が印加される形となる。
従って、トランジスタ196(オン抵抗値:R196)には、トランジスタ192のソースに印加される電流検出電圧V3(延いてはスイッチ電流Isw)に応じた帰還電流Ifb(=(Vi−V3)/R196)が流れる。そして、この帰還電流Ifbを抵抗194(抵抗値:R194)に流すことにより、帰還電圧Vfb(=Ifb×R194)が生成される。
なお、帰還電流Ifbが流されるトランジスタ196は、上側トランジスタ11Hとペア性を持つように形成することが望ましい。このような構成とすることにより、上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswと、トランジスタ196に流れる帰還電流Ifbの挙動を一致させることが可能となる。
また、帰還電圧生成部19Bの消費電流を削減するために、トランジスタ196のオン抵抗値は、上側トランジスタ11Hのオン抵抗値よりも十分大きい値(100倍程度)に設計しておくことが望ましい。
一方、フェイズ切替信号S4のローレベル期間(t22〜t26)には、スイッチ186がgmアンプ195の非反転入力端(+)と反転入力端(−)との間を導通する状態となり、スイッチ187がgmアンプ195の反転入力端(+)とトランジスタ192のソースとの間を遮断する状態となり、スイッチ188がgmアンプ195の出力端とトランジスタ192のゲートとの間を遮断する状態となる。
このとき、トランジスタ192のソース電圧は、フェイズ切替信号S4がローレベルに立ち下げられる直前の電流検出電圧V3にホールドされる。従って、帰還電圧Vfbもフェイズ切替信号S4がローレベルに立ち下げられる直前の電圧値にホールドされる。
なお、フェイズ切替信号S4のローレベル期間(t22〜t26)において、gmアンプ195の反転入力端(+)とトランジスタ192のソースとの間を遮断するスイッチ187を有する構成であれば、電流検出電圧V3のホールド時にgmアンプ195のバイアス電流経路をなくすことができる。
また、フェイズ切替信号S4のローレベル期間(t22〜t26)において、gmアンプ195の出力端とトランジスタ192のゲートとの間を遮断するスイッチ188を有する構成であれば、gmアンプ195の非反転入力端(+)と反転入力端(−)との間をスイッチ186でショートしたにも関わらず、gmアンプ195の内部オフセットに起因して電流出力が継続された場合であっても、その電流出力によってコンデンサ189の充放電が行われることはないので、トランジスタ192のゲート電圧を確実に保持することが可能となる。
なお、電流検出電圧V3をホールドする際には、gmアンプ195の入出力経路を遮断する構成のほか、gmアンプ195のバイアス電流を遮断して出力動作自体を停止させる構成が考えられる。ただし、この構成を採用した場合には、電流検出電圧V3のホールド動作からサンプリング動作への移行に際して、gmアンプ195の起動時間を待つ必要が生じるので、動作速度の面で不利となる点には留意が必要である。
上記構成から成る発光素子駆動装置10Bにおいて、上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswが大きいほど、スイッチ電圧Vswのハイレベルが低くなるので、電流検出電圧V3も低くなる。逆に、スイッチ電流Iswが小さいほど、スイッチ電圧Vswのハイレベルが高くなるので、電流検出電圧V3も高くなる。
電流検出電圧V3が低いほど、帰還電流Ifbが大きくなるので、帰還電圧Vfbが高くなる。逆に、電流検出電圧V3が高いほど、帰還電流Ifbが小さくなるので、帰還電圧Vfbが低くなる。
帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも高いときには誤差電圧Verrが低下する。誤差電圧Verrが低いほど比較信号S0のハイレベル期間が短くなるので、上側トランジスタ11Hのオン期間も短くなり、スイッチ電流Iswが小さくなる。逆に、帰還電圧Vfbが参照電圧Vrefよりも低いときには誤差電圧Verrが上昇する。誤差電圧Verrが高いほど比較信号S0のハイレベル期間が長くなるので、上側トランジスタ11Hのオン期間も長くなり、スイッチ電流Iswが大きくなる。
このように、発光素子駆動装置10Bでは、スイッチ電流Iswが目標値よりも大きければスイッチ電流Iswを減らすようにフィードバックが掛かり、逆に、スイッチ電流Iswが目標値よりも小さければスイッチ電流Iswを増やすようにフィードバックが掛かる。上側トランジスタ11Hに流れるスイッチ電流Iswが一定であれば、発光素子Z1に流れる出力電流Ioも一定となり、さらには、発光素子Z1に印加される出力電圧Voも一定となるので、発光素子Z1が一定の輝度で点灯する。
なお、制御信号GHの論理レベルが切り替わってから、上側トランジスタ11Hのオン/オフ状態が完全に切り替わるまでには、所定のターンオン時間/ターンオフ時間(数ns)が必要となる。また、上側トランジスタ11Hのオン/オフ状態を切り替える際にはスイッチ電流Iswにリンギングが少なからず発生する。
そこで、サンプルホールド部18Bでは、スイッチ電圧Vswの積分期間ΔTが上側トランジスタ11Hのオン/オフタイミングからずらして設定されている。より具体的に述べると、スイッチ電圧Vswの積分を開始するタイミングは、上側トランジスタ11Hのオンタイミング(t20)から遅延時間dだけ遅れたタイミング(t21)に設定されている。また、スイッチ電圧Vswの積分を終了するタイミングは、上側トランジスタ11Hのオフタイミング(t23)よりも遅延時間dだけ早いタイミング(t22)に設定されている。
このように、サンプルホールド部18Bは、上側トランジスタ11Hのオン直後とオフ直前に設けられたマスク期間(遅延時間d)を避けて、スイッチ電圧Vswを積分しながらサンプリングする。このような構成とすることにより、スイッチ電圧Vswの積分値を正確にサンプルホールドして、スイッチ電流Iswを正しく検出することが可能となる。なお、上記の遅延時間dは10ns程度に設定することが望ましい。
なお、所定の積分期間ΔTに亘ってスイッチ電流Iswを累積的に検出する第2実施形態の構成は、スイッチ電流Iswのピーク値とボトム値を各々ピンポイントで検出しなければならない第1実施形態と比べて、上側トランジスタ11H及び下側トランジスタ11Lのスイッチング周波数を高めた場合であっても、スイッチ電流Iswの検出精度を維持しやすいというメリットがある。
<抵抗トリミング>
図9は、抵抗194の一構成例を示す図である。本構成例の抵抗194は、抵抗194a及び194bと、レベルシフタ194cと、を含む。抵抗194a及び194bは、レーザトリミング(レーザによるヒューズの溶断処理)によって抵抗値を調整することが可能な可変抵抗回路である。抵抗194a(抵抗値:Ra)は、帰還電流Ifbを電圧(=Ifb×Ra)に変換してレベルシフタ194cに出力する。レベルシフタ194cは、抵抗194aから入力される電圧を電流(α×Ifb×Ra)に変換して抵抗194bに出力する。抵抗194b(抵抗値:Rb)は、レベルシフタ194cから入力される電流を帰還電圧Vfb(=α×Ifb×Ra×Rb)に変換する。
本構成例の抵抗194であれば、抵抗値Ra及びRbをレーザトリミングによって変化させることにより、帰還電流Ifb(延いてはスイッチ電流Isw)に応じて生成される帰還電圧Vfbを任意に調整することが可能となる。
<MCU[micro control unit]との連携機能>
図10は、MCUとの連携機能を説明するための図である。本構成例の発光素子駆動装置10は、MCU20から参照電圧Vrefの可変制御信号を受け取るための外部端子T6と、帰還電圧VfbをMCU20に出力するための外部端子T7と、を有する。このような構成とすることにより、MCU20からの指示に基づいて発光素子Z1の輝度を可変制御したり、MCU20側で帰還電圧Vfbの状況を把握したりすることが可能となる。
<用途>
発光装置1は、例えば、図11A及び図11Bで示すように、車両X10のヘッドライト(ハイビーム/ロービーム/スモールランプ/フォグランプなどを適宜含む)X11、白昼夜走行(DRL)用光源X12、テールランプ(スモールランプやバックランプなどを適宜含む)X13、ストップランプX14、及び、ターンランプX15などとして好適に用いることができる。
なお、発光素子駆動装置10A及び10Bは、駆動対象となる発光素子Z1と共にモジュール(図12AのLEDヘッドライトモジュールY10、図12BのLEDターンランプモジュールY20、及び、図12CのLEDリアランプモジュールY30など)として提供されるものであってもよいし、発光素子Z1とは独立にIC単体として提供されるものであってもよい。
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、発光素子として発光ダイオードを用いた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、発光素子として有機EL[electro-luminescence]素子を用いることも可能である。
また、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換や、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、発光素子駆動装置、及び、これを用いた発光装置のコストダウンを実現する技術として利用することが可能である。
1 発光装置
10A、10B 発光素子駆動装置
11H Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(上側トランジスタ)
11L Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(下側トランジスタ)
12H 上側ドライバ
12L 下側ドライバ
13A、13B 制御部
131 ORゲート
132、133 遅延部
134 NORゲート
135 ANDゲート
136 INVゲート
137 ANDゲート
14 コンパレータ
15 発振器
16 エラーアンプ
17 センス抵抗
18A、18B サンプルホールド部
180〜183 スイッチ
184、185 コンデンサ
186、187、188 スイッチ
189 コンデンサ
19A、19B 帰還電圧生成部
191 オペアンプ
192 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
193、194 抵抗
194a、194b 抵抗(レーザトリミング対応)
194c レベルシフタ
195 gmアンプ
196 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
20 マイクロコントロールユニット(MCU)
T1〜T7 外部端子
L1 コイル
C1〜C3 コンデンサ
R1 抵抗
Z1 発光素子(発光ダイオード)
X10 車両
X11 ヘッドライト
X12 白昼夜走行(DRL)用光源
X13 テールランプ
X14 ストップランプ
X15 ターンランプ
Y10 LEDヘッドライトモジュール
Y20 LEDターンランプモジュール
Y30 LEDリアランプモジュール

Claims (20)

  1. 第1端が入力電圧の印加端に接続されて第2端が整流平滑部を介して発光素子に接続される上側トランジスタと、
    第1端が前記整流平滑部を介して前記発光素子に接続されて第2端が接地端に接続される下側トランジスタと、
    前記上側トランジスタに流れるスイッチ電流に応じたモニタ電圧をサンプルホールドして電流検出信号を生成するサンプルホールド部と、
    前記電流検出信号に応じた帰還電圧を生成する帰還電圧生成部と、
    前記帰還電圧と参照電圧との差分に応じた誤差信号を生成するエラーアンプと、
    三角波状または鋸波状のスロープ信号を生成する発振器と、
    前記誤差信号と前記スロープ信号とを比較して比較信号を生成するコンパレータと、
    前記比較信号に基づいて前記上側トランジスタ及び前記下側トランジスタを相補的にオン/オフさせるためのオン/オフ制御信号と前記サンプルホールド部のフェイズ切替信号を生成する制御部と、
    を有することを特徴とする発光素子駆動装置。
  2. 前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン期間中に前記モニタ電圧を積分しながらサンプリングし、その積分値を前記電流検出信号としてホールドすることを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動装置。
  3. 前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン直後とオフ直前に設けられたマスク期間を避けて前記モニタ電圧を積分しながらサンプリングすることを特徴とする請求項2に記載の発光素子駆動装置。
  4. 前記帰還電圧生成部は、
    ドレインが前記帰還電圧の出力端に接続されたPチャネル型のFETと、
    反転入力端に印加される前記FETのソース電圧が非反転入力端に印加される前記モニタ電圧と一致するように前記FETのゲート電圧を生成するオペアンプと、
    前記FETのソースと前記入力電圧の印加端との間に接続された第1抵抗と、
    前記FETのドレインと接地端との間に接続された第2抵抗と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の発光素子駆動装置。
  5. 前記サンプルホールド部は、
    前記フェイズ切替信号に基づいて前記オペアンプの非反転入力端を前記モニタ電圧の印加端と前記オペアンプの非反転入力端の一方に接続する第1スイッチと、
    前記入力電圧の印加端と前記FETのゲートとの間に接続されたコンデンサと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の発光素子駆動装置。
  6. 前記サンプルホールド部は、前記フェイズ切替信号に基づいて前記オペアンプの反転入力端と前記FETのソースとの間を導通/遮断する第2スイッチをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の発光素子駆動装置。
  7. 前記サンプルホールド部は、前記フェイズ切替信号に基づいて前記オペアンプの出力端と前記FETのゲートとの間を導通/遮断する第3スイッチをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の発光素子駆動装置。
  8. 前記モニタ電圧は、前記上側トランジスタの第2端に現れる矩形波状のスイッチ電圧であることを特徴とする請求項7に記載の発光素子駆動装置。
  9. 前記第1抵抗は、前記上側トランジスタとペア性を持つトランジスタのオン抵抗であることを特徴とする請求項8に記載の発光素子駆動装置。
  10. 前記第2抵抗は、レーザトリミングによって抵抗値を調整することが可能であることを特徴とする請求項9に記載の発光素子駆動装置。
  11. 前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン期間中に前記モニタ電圧のピーク値とボトム値をサンプリングし、その平均値を前記電流検出信号としてホールドすることを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動装置。
  12. 前記サンプルホールド部は、前記上側トランジスタのオン直後とオフ直前に設けられたマスク期間を避けて前記モニタ電圧のピーク値及びボトム値をサンプリングすることを特徴とする請求項11に記載の発光素子駆動装置。
  13. 前記サンプルホールド部は、
    第1コンデンサ及び第2コンデンサと、
    第1フェイズ切替信号に基づいて前記モニタ電圧の印加端と前記第1コンデンサとの間を導通/遮断する第1スイッチと、
    第2フェイズ切替信号に基づいて前記モニタ電圧の印加端と前記第2コンデンサとの間を導通/遮断する第2スイッチと、
    第3フェイズ切替信号に基づいて前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサと前記電流検出信号の出力端との間を各々導通/遮断する第3スイッチ及び第4スイッチと、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の発光素子駆動装置。
  14. 前記入力電圧の印加端と前記上側トランジスタの第1端との間に接続されて前記モニタ電圧を生成するセンス抵抗をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の発光素子駆動装置。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置と、
    前記発光素子駆動装置によって駆動される少なくとも一つの発光素子と、
    を有することを特徴とする発光装置。
  16. 前記発光素子は、発光ダイオード、または、有機EL素子であることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  17. 車載ランプとして用いられることを特徴とする請求項16に記載の発光装置。
  18. ヘッドライトモジュール、ターンランプモジュール、または、リアランプモジュールとして車両に装着されることを特徴とする請求項17に記載の発光装置。
  19. 請求項17または請求項18に記載の発光装置を有することを特徴とする車両。
  20. 前記発光装置は、ヘッドライト、白昼夜走行用光源、テールランプ、ストップランプ、及び、ターンランプの少なくとも一つとして用いられることを特徴とする請求項19に記載の車両。
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