JP5956047B1 - 体位固定装置及び角度指示器 - Google Patents

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Abstract

【課題】THAなどの施術の精度を高める。【解決手段】体位固定装置は、人体の一対の上前腸骨棘のうち載置面に近い上前腸骨棘に押し当てられる第1押当面を有した第1押当具と、上記一対の上前腸骨棘のうち上記載置面から遠い上前腸骨棘に押し当てられる第2押当面を有した第2押当具と、上記人体の恥骨結合に押し当てられる第3押当面を有した第3押当具と、上記第1押当面、上記第2押当面、及び上記第3押当面と対向するとともに上記人体の腰部背面に押し当てられる第4押当面を有した第4押当具と、指示ロッドと、上記第1押当面、上記第2押当面、及び上記第3押当面を含む固定基準面及び上記載置面の各々に対して任意の角度に回動可能となるように上記指示ロッドを支持する回動機構と、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、側臥位の人体を固定する体位固定装置、及び、側臥位の人体に対する施術を支援する角度指示器に関する。
人間の下肢の一部を構成する股関節は、日常生活で歩行をはじめとして特に重要な関節である。また、股関節は外傷を受け易く、さらには加齢に伴って関節部の軟骨が変性破壊され、関節症に至ることも多い部位でもある。
股関節に対する外科的治療としては、人工股関節置換術(Total Hip Arthroplasty:THA)が広く実施されている。THAにおいては、骨盤の寛骨臼にカップを取り付けるとともに大腿骨にステムを取り付ける。そして、超高分子ポリエチレンなどで形成されたライナーをカップに収容し、ステムの先端に取り付けられた骨頭ボールをライナーで受ける。
THAの施術に際して、患者の姿勢は側臥位が主流である。側臥位での施術には、術野が見え易いことや、術中に足を動かせる範囲が広いことなどのメリットがある。一方で、側臥位での施術には、骨盤の前後傾がばらつき易く、また、術中の骨盤挙動も存在することから、カップ設置において目標とする基準面が不明確となり、カップ設置精度が劣るとのデメリットがある。
本発明は、THAなどの施術の精度を高めることが可能な体位固定装置及び角度指示器を提供することを目的の一つとする。
本開示の一側面に係る体位固定装置は、側臥位で載置面に載置された人体を固定する体位固定装置であって、上記人体の一対の上前腸骨棘のうち上記載置面に近い上前腸骨棘に押し当てられる第1押当面を有した第1押当具と、上記一対の上前腸骨棘のうち上記載置面から遠い上前腸骨棘に押し当てられる第2押当面を有した第2押当具と、上記人体の恥骨結合に押し当てられる第3押当面を有した第3押当具と、上記第1押当面、上記第2押当面、及び上記第3押当面と対向するとともに上記人体の腰部背面に押し当てられる第4押当面を有した第4押当具と、上記第1押当具、上記第2押当具、及び上記第3押当具が取り付けられたスタンドと、指示ロッドと、上記第1押当面、上記第2押当面、及び上記第3押当面を含む固定基準面及び上記載置面の各々に対して任意の角度に回動可能となるように上記指示ロッドを支持する回動機構と、上記スタンドに取り付けられる第1ベースと、を備えている。この体位固定装置において、上記回動機構は、第1角度調整器と、第2角度調整器と、を含む。上記第1角度調整器は、第1ガイドプレートと、上記第1押当面及び上記第2押当面を通る基準線と交わる方向と平行な第1軸にて上記指示ロッドが回動可能となるように、上記指示ロッドを上記第1ガイドプレートに取り付ける第1回動ピンと、を含む。上記第2角度調整器は、上記第1ベースに固定された第2ガイドプレートと、上記基準線と平行な第2軸にて上記第1角度調整器が回動可能となるように、上記第1ガイドプレートを上記第2ガイドプレートに取り付ける第2回動ピンと、を含む。
また、本開示の一側面に係る角度指示器は、指示ロッドと、側臥位で載置面に載置された人体を固定する固定器に取り付けられるベースと、少なくとも人体の一対の上前腸骨棘及び恥骨結合を含む骨盤基準面及び上記載置面の各々に対して任意の角度に回動可能となるように上記指示ロッドを支持する、上記ベースに設けられた回動機構と、を備えている。この角度指示器において、上記回動機構は、第1角度調整器と、第2角度調整器と、を含む。上記第1角度調整器は、第1ガイドプレートと、第1軸にて上記指示ロッドが回動可能となるように、上記指示ロッドを上記第1ガイドプレートに取り付ける第1回動ピンと、を含む。上記第2角度調整器は、上記ベースに固定された第2ガイドプレートと、上記第1軸と交わる方向と平行な第2軸にて上記第1角度調整器が回動可能となるように、上記第1ガイドプレートを上記第2ガイドプレートに取り付ける第2回動ピンと、を含む。上記第1軸は、上記第2ガイドプレートと平行であり、上記第2軸は、上記第2ガイドプレートと垂直に交わる。
本発明によれば、THAなどの施術の精度を高めることができる。例えば、側臥位で実施されるTHAにおいては、カップ設置精度を向上させることができる。本発明から得られる他の効果は、以下の開示によって明らかとなる。
図1は、一実施形態に係る体位固定装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、人体の腰部骨格を示す図である。 図3は、人工股関節の一例を示す図である。 図4は、上記体位固定装置が備える固定器の概略的な正面図である。 図5は、上記固定器の概略的な側面図である。 図6は、上記固定器の押当面と固定基準面とを概略的に示す図である。 図7は、上記体位固定装置が備える角度指示器の概略的な正面図である。 図8は、上記角度指示器の概略的な平面図である。 図9は、上記体位固定装置の使用態様を概略的に示す図である。 図10は、上記角度指示器を用いずに設置されたカップの前方開角及び外方開角の測定結果を示すグラフである。 図11は、上記角度指示器を用いて設置されたカップの前方開角及び外方開角の測定結果を示すグラフである。
以下、一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る体位固定装置の構成例を示す斜視図である。
図示した体位固定装置1は、固定器2と、角度指示器6とを備えている。固定器2は、患者が乗せられる寝台Bに設置される。角度指示器6は、固定器2に対して着脱可能であり、図1においては取り外された状態を示している。
固定器2は、固定器ベース20(第ベース)を備えている。図1の例において、固定器ベース20は互いに平行な上面20A(第1面)と底面20Bとを有した長尺な金属製のプレートであり、例えば寝台Bの載置面PBに載置されている。以下の説明においては、固定器ベース20の長手方向を第1方向D1、固定器ベース20の短手方向を第2方向D2、各方向D1,D2と交わる方向を第3方向D3と定義する。本実施形態において、各方向D1〜D3は垂直に交わる。但し、各方向D1〜D3は、垂直以外の角度で交わる方向であっても良い。
図1の例において、固定器ベース20は、底面20Bが寝台Bに面接触し、かつその長手方向が寝台Bの短手方向と一致するように設置されている。すなわち、固定器2が寝台Bに取り付けられた状態においては、第1方向D1が寝台Bの短手方向と一致し、第2方向D2が寝台Bの長手方向と一致し、第3方向D3が載置面PBの法線方向と一致する。このとき、上面20A及び底面20Bはいずれも載置面PBと平行である。
固定器ベース20の一端部には、第3方向D3に沿って下方に延びるガイド21が取り付けられている。ガイド21は、固定器2の寝台Bへの取り付けを支援する。固定器ベース20は、上面20Aに第1方向D1と平行なガイド溝22を有している。
固定器2は、スタンド30と、第1押当具41と、第2押当具42と、第3押当具43とをさらに備えている。図1の例において、スタンド30は、固定器ベース20の上面20Aと面接触する第1部分31と、第1部分31に接続されて第3方向D3に延びる第2部分32とを有している。第1部分31及び第2部分32は、例えばいずれも金属プレートであり、T字型に接合されている。
具体的には、第2部分32は、第1側面SF1と、第1側面SF1の反対側の第2側面SF2とを有したプレートである。第1側面SF1及び第2側面SF2は、いずれも第1方向D1及び第3方向D3と平行な面である。
スタンド30は、固定部材33によって固定器ベース20に固定されている。固定部材33は、例えば第1部分31に設けられた貫通孔に通された雄ねじを有するノブである。このノブの雄ねじは、例えばガイド溝22に設けられた雌ねじに締めつけられている。ノブを回転させることでスタンド30と固定器ベース20との固定を解除し、スタンド30をガイド溝22に沿ってスライドさせることができる。
第1押当具41、第2押当具42、及び第3押当具43は、第1支持機構51、第2支持機構52、及び第3支持機構53によってスタンド30にそれぞれ取り付けられている。第1押当具41、第2押当具42、及び第3押当具43は、第1押当面F1、第2押当面F2、及び第3押当面F3をそれぞれ有している。各押当面F1〜F3は、例えば第2方向D2及び第3方向D3と平行な面である。
固定器2は、第4押当具44をさらに備えている。図1の例において、第4押当具44は、L字型に屈曲した金属プレートであり、固定部材34によって固定器ベース20に固定されている。固定部材34は、例えば上述の固定部材33と同じく、第4押当具44に設けられた貫通孔に通された雄ねじを有するノブである。このノブの雄ねじは、例えばガイド溝22に設けられた雌ねじに締めつけられている。ノブを回転させることで第4押当具44と固定器ベース20との固定を解除し、第4押当具44をガイド溝22に沿ってスライドさせることができる。
第4押当具44は、第4押当面F4を有している。第4押当面F4は、例えば第2方向D2及び第3方向D3と平行な面であり、各押当面F1〜F3と対向する。
角度指示器6は、指示器ベース60(第ベース)と、第1角度調整器61と、第2角度調整器62と、指示ロッド63と、ベース固定機構64とを備えている。指示ロッド63は、第1角度調整器61によってその一端が軸支されている。第1角度調整器61は、第2角度調整器62によって軸支されている。第2角度調整器62は、指示器ベース60に取り付けられている。指示器ベース60は、ベース固定機構64によってスタンド30の第2部分32に取り付けられる。
各角度調整器61,62は、各押当面F1〜F4を含む面(後述の骨盤基準面P1或いは固定基準面P2)及び載置面PBなどに対して任意の角度に回動可能となるように指示ロッド63を支持する回動機構90を構成する。
図1の例において、角度指示器6は、指示ロッド63によって軸支された補助具7をさらに備えている。補助具7は、補助ロッド71と、補助ロッド71を指示ロッド63に取り付ける2本のシャフト72と、ロッド固定機構73とを備えている。
各シャフト72の一端には補助ロッド71が接続され、他端には開口が設けられ、これらの開口に指示ロッド63が通されている。各シャフト72は長さが同じであり、指示ロッド63及び補助ロッド71のそれぞれに対して垂直を成す。したがって、補助ロッド71は指示ロッド63と平行となる。
ロッド固定機構73は、一方のシャフト72に設けられており、補助具7を指示ロッド63に対して固定する。ロッド固定機構73は、例えばシャフト72に設けられた雌ねじに挿入された雄ねじを有するノブである。このノブを締め付けることで、雄ねじの先端が指示ロッド63に押し当てられ、補助具7を指示ロッド63に対して固定することができる。また、このノブを緩めることで、補助具7と指示ロッド63との固定を解除することができる。固定が解除された状態においては、補助具7を指示ロッド63に沿って移動させたり、指示ロッド63を軸として補助ロッド71を回動させたりすることができる。
以上のような構成の体位固定装置1は、例えばTHAの実施に際して側臥位で寝台Bの載置面PBに載せられた患者の主に腰部を固定するために用いられる。
ここで、THAの概要及び固定器2による人体の固定について説明する。
図2に人体の腰部骨格を示す。THAにおいては、腸骨ILと大腿骨FEとを繋ぐ股関節HJを人工股関節に置換する。
図3に人工股関節の一例を示す。図示した人工股関節は、腸骨ILの寛骨臼に設置されるカップCPと、大腿骨FEに取り付けられるステムSTとを備えている。カップCPにはライナLNが嵌め込まれ、ステムSTの先端に取り付けられた骨頭ボールBLがこのライナLNに嵌め込まれている。
図2に示すように、第1押当面F1は、腸骨ILの一対の上前腸骨棘ASのうち、載置面PBに近い一方に腰部前面から押し当てられる。第2押当面F2は、一対の上前腸骨棘ASのうち、載置面PBから遠い一方に腰部前面から押し当てられる。第3押当面F3は、恥骨結合PSに腰部前面から押し当てられる。第4押当面F4は、仙骨SRに腰部背面から押し当てられる。
各押当面F1〜F4は、人体各部に外部から押し当てられるために、固定器2による固定自体は非侵襲である。スタンド30や第4押当具44の位置をガイド溝22に沿って調整することにより、腰部の体厚によらずに各押当面F1〜F4を好適な圧力で各部に押し当てることができる。
人工股関節を好適に機能させるためには、カップCPの設置角度が重要となる。すなわち、半球状のカップCPの法線方向(対称軸)を、術前計画にて患者ごとに設定される目標角度と一致させなければならない。目標角度は、例えば、一対の上前腸骨棘AS及び恥骨結合PSを含む骨盤基準面(Anatomical Pelvic Plane)P1を基準として設定することができる。但し、目標角度は、他の面を基準として設定されても良い。
続いて、固定器2の詳細について説明する。
図4は固定器2の概略的な正面図であり、図5は固定器2をスタンド30側から見た概略的な側面図である。図4に示すように、第1押当面F1、第2押当面F2、及び第3押当面F3は、同一平面内に位置する。以下、各押当面F1〜F3を含む平面を、固定基準面P2と呼ぶ。各押当面F1〜F3がそれぞれ一対の上前腸骨棘及び恥骨結合に正確に押し当てられると、骨盤基準面P1と固定基準面P2とが概ね平行となる。また、第4押当面F4も骨盤基準面P1と概ね平行となる。
スタンド30は、角度指示器6を取り付けるための取付面32A(第2面)を有している。図4及び図5の例において、取付面32Aは、固定器ベース20から離れた第2部分32の先端部に形成されている。さらに、取付面32Aは、固定基準面P2よりも第4押当面F4から離れた位置に延びている。取付面32Aは、例えば固定器ベース20の上面20A及び底面20B(或いは載置面PB)と平行な面である。
図4及び図5の例において、各支持機構51〜53は、第3方向D3に沿って各押当面F1〜F3が移動可能(スライド可能)となるように、各押当具41〜43を支持している。
具体的には、第1支持機構51は、スタンド30の第2部分32に第3方向D3に沿って形成されたスライド溝51aと、雄ねじを有するノブ51bと、第1押当具41に設けられたピン51cとを備えている。ノブ51bの雄ねじは、スライド溝51aに通され、第1押当具41に形成された雌ねじに締め付けられている。ピン51cもスライド溝51aに通されている。
図4及び図5の例においては、ノブ51bが第1側面SF1側に位置し、第1押当具41が第2側面SF2側に位置している。第1押当具41は、ノブ51bとともに第2部分32を挟持することで、スタンド30に取り付けられている。ノブ51bの雄ねじから離間したピン51cによって、第1押当具41の回転が防がれる。
第2支持機構52も同様に、スタンド30の第2部分32に第3方向D3に沿って形成されたスライド溝52aと、雄ねじを有するノブ52bと、第2押当具42に設けられたピン52cとを備えている。ノブ52bの雄ねじは、スライド溝52aに通され、第2押当具42に形成された雌ねじに締め付けられている。ピン52cもスライド溝52aに通されている。
図4及び図5の例においては、ノブ52bが第1側面SF1側に位置し、第2押当具42が第2側面SF2側に位置している。第2押当具42は、ノブ52bとともに第2部分32を挟持することで、スタンド30に取り付けられている。ノブ52bの雄ねじから離間したピン52cによって、第2押当具42の回転が防がれる。
第3支持機構53は、図4に示すように、スタンド30の第2部分32に第3方向D3に沿って形成された第1スライド溝53aと、雄ねじを有する第1ノブ53bと、第1ピン53cとを備えている。さらに、第3支持機構53は、図5に示すように、スタンド30の第2部分32と第3押当具43とを接続するアーム53dと、アーム53dに第2方向D2に沿って形成された第2スライド溝53eと、雄ねじを有する第2ノブ53fと、第3押当具43に設けられた第2ピン53gとを備えている。第1ピン53cは、アーム53dに設けられている。第1ノブ53bの雄ねじは、第1スライド溝53aに通され、アーム53dに形成された雌ねじに締め付けられている。第1ピン53cも第1スライド溝53aに通されている。第2ノブ53fの雄ねじは、第2スライド溝53eに通され、第3押当具43に形成された雌ねじに締めつけられている。第2ピン53gも第2スライド溝53eに通されている。
図4及び図5の例においては、第1ノブ53bが第1側面SF1側に位置し、第3押当具43及びアーム53dが第2側面SF2側に位置している。第3押当具43は、アーム53dと第1ノブ53bとが第2部分32を挟持することで、スタンド30に取り付けられている。第1ノブ53bの雄ねじから離間した第1ピン53cによって、アーム53dの回転が防がれる。
また、図4及び図5の例においてはアーム53dがプレート状であり、第2ノブ53dがアーム53dの一方の側面に位置し、第3押当具43がアーム53dの他方の側面に位置している。第3押当具43は、第2ノブ53dとともにアーム53dを挟持することで、アーム53dに取り付けられている。第2ノブ53dの雄ねじから離間した第2ピン53gによって、第3押当具43の回転が防がれる。
図6は、各押当面F1〜F3と固定基準面P2とを概略的に示す図である。ノブ51bの雄ねじと第1押当具41の雌ねじとの締め付けを緩めると、第1押当具41は、ノブ51bの雄ねじとピン51cとがスライド溝51a内で移動可能な範囲で、第3方向D3にスライドできる。同様に、ノブ52bの雄ねじと第2押当具42の雌ねじとの締め付けを緩めると、第2押当具42は、ノブ52bの雄ねじとピン52cとがスライド溝52a内で移動可能な範囲で、第3方向D3にスライドできる。
このように第1押当具41及び第2押当具42をスライドさせることにより、第1押当面F1及び第2押当面F2の位置は、これら押当面F1,F2を通る第1基準線SL1に沿って調整することができる。第1基準線SL1は、例えば第3方向D3と平行である。
第1ノブ53bの雄ねじとアーム53dの雌ねじとの締め付けを緩めると、第3押当具43は、第1ノブ53bの雄ねじと第1ピン53cとが第1スライド溝53a内で移動可能な範囲で、第3方向D3にスライドできる。このように第3押当具43をスライドさせることにより、第3押当面F3の位置は、第1基準線SL1と平行な方向に調整することができる。
さらに、第2ノブ53fの雄ねじと第3押当具43の雌ねじとの締め付けを緩めると、第3押当具43は、第2ノブ53fの雄ねじと第2ピン53gとが第2スライド溝53e内で移動可能な範囲で、第2方向D2にスライドできる。このように第3押当具43をスライドさせることにより、第3押当面F3の位置は、第1基準線SL1と垂直に交わる第2基準線SL2に沿って調整することができる。
このように、各押当面F1〜F3は、固定基準面P2における任意の場所に位置決めすることができる。これにより、体格などによらずに、的確に側臥位の患者を固定することができる。
なお、本実施形態における第3支持機構53の構成であれば、第3押当具43をスタンド30の第2部分32から取り外して、第2部分32の反対側の面に取り付けることもできる。これにより、固定器2は、右側面を下にして寝台Bに寝る患者と、左側面を下にして寝台Bに寝る患者の双方に対して使用することができる。
続いて、角度指示器6の詳細について説明する。
図7は角度指示器6の概略的な正面図であり、図8は角度指示器6の概略的な平面図である。図7に示すように、指示器ベース60は、その下方に取付溝65を有している。取付溝65は、平面である取付面60A(第3面)を含む。指示器ベース60は、スタンド30の取付面32Aに取付面60Aを面接触させた状態で、ベース固定機構64により固定される。
図7の例において、ベース固定機構64は、指示器ベース60の外面から取付溝65に貫通する雌ねじ64aと、雌ねじ64にねじ込まれた雄ねじであるボルト64bと、取付溝65内に位置するボルト64bの一端に取り付けられたパッド64cと、取付溝65の外に位置するボルト64bの一端に取り付けられたレバー64dとを備えている。レバー64dを所定方向に回転させることで、パッド64cが取付溝65の対向する壁面に向けて移動し、パッド64cと当該壁面とでスタンド30の第2部分32が挟持される。これにより、角度指示器6がスタンド30に固定される。また、レバー64dを逆向きに回転させることで、角度指示器6をスタンド30から取り外すことができる。
図7及び図8に示すように、第1角度調整器61は、一対の第1ガイドプレート61aと、ロッドアーム61bと、第1回動ピン61cとを備えている。各第1ガイドプレート61aは、例えば内角90度の扇形であり、互いに固定されている。各第1ガイドプレート61aには、例えば円弧に沿って角度を表す目盛が付されている。ロッドアーム61bは、各第1ガイドプレート61aの間に配置されている。第1回動ピン61cは、ロッドアーム61bを各第1ガイドプレート61aに取り付ける。ロッドアーム61bは、第1回動ピン61cを軸として回動可能である。
各第1ガイドプレート61aは、円弧状のガイド溝61dを有している。また、ロッドアーム61bは、各ガイド溝61dに挿入された一対のピン61eを有している。ロッドアーム61bの回動時には、各ピン61eがガイド溝61dに案内される。ロッドアーム61bには、指示ロッド63が取り付けられている。ロッドアーム61bの軸と、指示ロッド63の軸は、同一の直線上にある。
図7及び図8に示すように、第2角度調整器62は、第2ガイドプレート62aと、第2回動ピン62bとを有している。第2ガイドプレート62aは、例えば半円弧状であり、指示器ベース60の上面60Bに固定されている。上面60Bは取付面60Aと平行であり、第2ガイドプレート62aは上面60Bと平行である。図8の例では、上面60Bが半円弧状であり、円弧に沿って角度を表す目盛が付されている。第1角度調整器61の各第1ガイドプレート61aは、第2回動ピン62bによって、回動可能に第2ガイドプレート62aに取り付けられている。
第2ガイドプレート62aは、円弧状のガイド溝62c,62dを有している。第1角度調整器61の回動時には、各第1ガイドプレート61aに固定されたピン61fがガイド溝62cに案内される。
以上のような構成によれば、指示ロッド63は、第1回動ピン61cの回動軸である第1軸A1(図8参照)を中心として回動可能である。これにより、図7に示すように、載置面PB(或いは既述の各面20A,20B,32A,60A)と指示ロッド63とが成す第1角度θ1を調整することができる。第1軸A1は、例えば上述の第2基準線SL2(或いは既述の各面20A,20B,32A,60A)と平行である。
さらに、指示ロッド63は、第2回動ピン62bの回動軸である第2軸A2(図7参照)を中心として回動可能である。これにより、図8に示すように、固定基準面P2(或いは骨盤基準面P1)と指示ロッド63とが成す第2角度θ2を調整することができる。第2軸A2は、例えば第1軸A1と交わる方向(或いは第1基準線SL1)と平行である。
図7に示すように、角度指示器6は、第1角度調整器61による指示ロッド63の回動を制止する第1ストッパ機構66と、第2角度調整器62による指示ロッド63の回動(各第1ガイドプレート61aの回動)を制止する第2ストッパ機構67とをさらに備えている。
図7及び図8の例において、第1ストッパ機構66は、雌ねじを有するノブ66aと、ストッパ66bとを備えている。指示ロッド63のロッドアーム61b側の端部近傍には雄ねじが形成されており、この雄ねじがノブ66aの雌ねじにねじ込まれている。ストッパ66bは開口を有し、この開口に指示ロッド63が通されている。ストッパ66bは、各第1ガイドプレート61aの円弧状の周縁とノブ66aとの間に配置されている。
ノブ66aをある方向に回転させてストッパ66bを各第1ガイドプレート61aに押し当てることにより、指示ロッド63を制止して第1角度θ1を固定することができる。また、ノブ66aを逆方向に回転させてストッパ66bを各第1ガイドプレート61aから離間させることにより、指示ロッド63の制止を解除して第1角度θ1を調整することができる。
図7の例において、第2ストッパ機構67は、雄ねじを有するノブ67aと、各第1ガイドプレート61aに接続された延出部67bとを備えている。延出部67bは、指示器ベース60と第2ガイドプレート62aとの間に位置し、雌ねじを有している。ノブ67aの雄ねじは、第2ガイドプレート62aのガイド溝62dを通り、延出部67bの雌ねじにねじ込まれている。
ノブ67aをある方向に回転させてノブ67aの雄ねじを延出部67bの雌ねじに締めつけることにより、ノブ67aと延出部67bとで第2ガイドプレート62aが挟持される。これにより、第1角度調整器61の回動を制止して、指示ロッド63の第2角度θ2を固定することができる。また、ノブ67aを逆方向に回転させてノブ67aの雄ねじと延出部67bの雌ねじの締め付けを緩めることにより、第1角度調整器61が第2軸A2を中心に回動可能となる。これにより、指示ロッド63の第2角度θ2を調整することができる。
図9は、体位固定装置1の使用態様を概略的に示す図である。THAの施術に際して、患者Pは寝台Bの載置面PBに側臥位で乗せられる。この状態で、患者Pは、固定器2によって固定される。すなわち、第1押当面F1及び第2押当面F2が一対の上前腸骨棘に腰部前面からそれぞれ押し当てられ、第3押当面F3が恥骨結合に腰部前面から押し当てられ、第4押当面F4が仙骨に腰部背面から押し当てられる。
カップCPは、手術器具OTを用いて腸骨の寛骨臼に設置される。この手術器具OTは、例えば図示したように、グリップGと、グリップGから延出するロッドRとを備えている。カップCPは、カップCPの法線方向とロッドRの軸方向とを一致させて、ロッドRの先端に取り付けられている。カップCPは、このような手術器具OTにより、切開されて露出した患者Pの寛骨臼に打ち込まれる。
このようなカップCPの設置に際して、カップ法線方向を予め設定した目標角度と精度良く合わせるために、角度指示器6が用いられる。すなわち、各角度調整器61,62により角度θ1,θ2を目標角度に設定すると、指示ロッド63はこれらの目標角度を指し示すことになる。施術者は、手術器具OTのロッドRを指示ロッド63と平行に保った状態でカップCPを打ち込むことにより、精度良くカップCPを設置できる。
補助ロッド71は、指示ロッド63と平行である。そこで、施術者は、補助ロッド71を参照して手術器具OTのロッドRの角度を調整しても良い。指示ロッド63を中心に補助ロッド71を回動させてロッドRに近づけることにより、ロッドRの角度を目標角度に合せ易くなる。
発明者は、固定器2により側臥位の患者を固定してTHAを実施した場合において、術後の患者のCT像に基づき、設置後のカップCPの前方開角及び外方開角を測定した。ここに、前方開角は、カップ法線方向の骨盤前方への傾きを示す指標である。また、外方開角は、カップ法線方向の骨盤側方への傾きを示す指標である。
図10は、角度指示器6を用いずにカップを設置した場合の測定結果を示すグラフである。この場合のカップ設置は、例えば上述の手術器具OTに取り付けられた図示せぬ角度計などを利用して行われる。一方で、図11は、角度指示器6を用いてカップを設置した場合の測定結果を示すグラフである。いずれのグラフにおいても、縦軸は目標とする前方開角と測定した前方開角とのずれ量(deg)を示し、横軸は目標とする外方開角と測定した外方開角とのずれ量(deg)を示す。菱形のプロットが測定結果であり、同心の複数の円はプロット位置との比較の用に供するものである。最も外側の円CLは、(前方開角,外方開角)=(±10,0),(0,±10)を通る。
図10のグラフにおいて、円CLの内側に位置するプロットは、全体の80%であった。一方で、図11のグラフにおいて、円CLの内側に位置するプロットは、全体の94%であった。この結果から、角度指示器6を用いることで、カップ設置精度が大幅に向上することが判る。
なお、本実施形態に係る固定器2は、各押当面F1〜F3をそれぞれ一対の上前腸骨棘及び恥骨結合に押し当てて患者の体位を固定する。これに対し、従来の固定器は、恥骨結合に押し当てる押当面を有していない。発明者は、このような従来の固定器を用いた場合と、本実施形態に係る固定器2を用いた場合とにおけるカップ設置精度の差異を検討した。その結果、本実施形態に係る固定器2を用いた場合には、角度指示器6を用いない場合であっても、カップ設置精度が向上することが判った。
近年では、カップ設置精度を向上させるために、術中の患者の部位や手術器具の位置を検出して手術をナビゲートするナビゲーションシステムが導入されてきている。このようなナビゲーションシステムは、カップ設置精度の向上に有効であるが、その反面、導入コストが非常に高価である。また、ナビゲーションのための作業が必要で、手術時間も長くなり易い。これに対し、本実施形態に係る体位固定装置1であれば、導入コストを低く抑えることができるし、複雑な作業が不要なので手術時間を短縮できる。
以上説明した他にも、本実施形態からは種々の好適な効果を得ることができる。
なお、本実施形態にて開示した構成は、適宜に変形することができる。個々の構成が発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形された体位固定装置、固定器、及び角度指示器は、いずれも本発明の均等の範囲に含まれる。
例えば、本実施形態においては、4つの押当面F1〜F4を有する固定器2を含む体位固定装置1を開示した。しかしながら、体位固定装置は、より多い押当面、より少ない押当面、或いは、上前腸骨棘及び恥骨結合以外の部位に押し当てられる押当面を有する固定器を含んでも良い。
固定器2が備える各支持機構51〜53の構造は、図4及び図5を用いて説明したものに限られない。例えば、本実施形態における各支持機構51〜53は各面F1〜F3を任意の位置にスライド可能な構造を有しているが、各支持機構51〜53は予め定められた複数の位置の間で各面F1〜F3を移動可能な構造を有しても良い。
角度指示器6が備える回動機構90の構造は、図7及び図8を用いて説明したものに限られない。例えば、回動機構90は、ボールジョイントに類似した構造によって、任意の角度に調整可能となるように指示ロッド63を支持するものであっても良い。
本実施形態においては、体位固定装置1がTHAの施術に際して用いられる場合を主に想定した。しかしながら、体位固定装置1、或いは固定器2や角度指示器6は、THA以外の施術、治療、検査などにおいても利用することができる。
1…体位固定装置、2…固定器、6…角度指示器、7…補助具、20…固定器ベース、30…スタンド、41〜44…第1〜第4押当具、51〜53…第1〜第3支持機構、60…指示器ベース、61…第1角度調整器、62…第2角度調整器、63…指示ロッド、64…ベース固定機構、71…補助ロッド、90…回動機構、B…寝台、PB…載置面、F1〜F4…第1〜第4押当面。

Claims (19)

  1. 側臥位で載置面に載置された人体を固定する体位固定装置であって、
    前記人体の一対の上前腸骨棘のうち、前記載置面に近い上前腸骨棘に押し当てられる第1押当面を有した第1押当具と、
    前記一対の上前腸骨棘のうち、前記載置面から遠い上前腸骨棘に押し当てられる第2押当面を有した第2押当具と、
    前記人体の恥骨結合に押し当てられる第3押当面を有した第3押当具と、
    前記第1押当面、前記第2押当面、及び前記第3押当面と対向するとともに前記人体の腰部背面に押し当てられる第4押当面を有した第4押当具と、
    前記第1押当具、前記第2押当具、及び前記第3押当具が取り付けられたスタンドと、
    指示ロッドと、
    前記第1押当面、前記第2押当面、及び前記第3押当面を含む固定基準面及び前記載置面の各々に対して任意の角度に回動可能となるように前記指示ロッドを支持する回動機構と、
    前記スタンドに取り付けられる第1ベースと、
    を備え、前記回動機構は、
    第1ガイドプレートと、前記第1押当面及び前記第2押当面を通る基準線と交わる方向と平行な第1軸にて前記指示ロッドが回動可能となるように、前記指示ロッドを前記第1ガイドプレートに取り付ける第1回動ピンと、を含む第1角度調整器と、
    前記第1ベースに固定された第2ガイドプレートと、前記基準線と平行な第2軸にて前記第1角度調整器が回動可能となるように、前記第1ガイドプレートを前記第2ガイドプレートに取り付ける第2回動ピンと、を含む第2角度調整器と、
    を含む、体位固定装置。
  2. 前記第1押当面及び前記第2押当面を通る基準線に沿って前記第1押当面の位置を調整可能に前記第1押当具を支持する第1支持機構と、
    前記基準線に沿って前記第2押当面の位置を調整可能に前記第2押当具を支持する第2支持機構と、
    前記基準線と平行な方向に沿って前記第3押当面の位置を調整可能に前記第3押当具を支持する第3支持機構と、
    をさらに備える、請求項1に記載の体位固定装置。
  3. 前記第3支持機構は、前記基準線と平行な方向に加え、前記基準線と交わる方向に沿って前記第3押当面の位置を調整可能に前記第3押当具を支持する、
    請求項2に記載の体位固定装置。
  4. 前記第1軸は、前記第2ガイドプレートと平行であり、
    前記第2軸は、前記第2ガイドプレートと垂直に交わる、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の体位固定装置。
  5. 前記第1ガイドプレートは、円弧状の周縁を有し、
    前記指示ロッドは、第1雄ねじを有し、
    前記第1雄ねじがねじ込まれた第1雌ねじを有する第1ノブと、前記第1ガイドプレートの前記周縁と前記第1ノブとの間に配置されたストッパと、を含む第1ストッパ機構をさらに備え、
    前記第1ノブをある方向に回転させて前記ストッパを前記第1ガイドプレートの前記周縁に押し当てることで前記指示ロッドが制止され、前記第1ノブを逆方向に回転させることで前記指示ロッドの制止が解除される、
    請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の体位固定装置。
  6. 2ストッパ機構さらに備え、
    前記第2ガイドプレートは、円弧状のガイド溝を有し、
    前記第2ストッパ機構は、
    前記第1ガイドプレートに接続され、前記第1ベースと前記第2ガイドプレートとの間に位置し、第雌ねじを有する延出部と、
    前記ガイド溝を通って前記第雌ねじにねじ込まれた第2雄ねじを有する第2ノブと、
    を含み、
    前記第2ノブをある方向に回転させ前記第2ノブと前記延出部とで前記第2ガイドプレートを挟持することで前記第1角度調整器が制止され、前記第2ノブを逆方向に回転させることで前記第1角度調整器の制止が解除される、
    請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の体位固定装置。
  7. 前記指示ロッドにより軸支された補助ロッドをさらに備え、
    前記指示ロッドと前記補助ロッドは互いに平行である、
    請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の体位固定装置。
  8. 一端に前記補助ロッドが接続され、他端に前記指示ロッドが通された開口を有するシャフトをさらに備え、
    前記補助ロッド及び前記シャフトは、前記指示ロッドに沿って移動可能であり、かつ、前記指示ロッドを軸として回動可能である、
    請求項7に記載の体位固定装置。
  9. 前記シャフトに設けられ、前記補助ロッドを前記指示ロッドに対して固定するロッド固定機構をさらに備え、
    前記補助ロッド及び前記シャフトは、前記ロッド固定機構による固定が解除された状態において、前記指示ロッドに沿って移動可能であり、かつ、前記指示ロッドを軸として回動可能である、
    請求項8に記載の体位固定装置。
  10. 互いに同じ長さかつ平行な一対の前記シャフトを備え、
    前記ロッド固定機構は、前記一対のシャフトのうち、前記第1軸に近い方のシャフトに設けられており、他方のシャフトには設けられていない、
    請求項9に記載の体位固定装置。
  11. 前記第4押当具及び前記スタンドが載置された第1面を有する第2ベースをさらに備え、
    前記スタンドは、前記第2ベースから離れた先端部において、前記固定基準面よりも前記第4押当面から離れた位置に、前記第1面と平行な第2面を含み、
    前記第1ベースは、前記第2面に接触する第3面を有し、
    前記第1ベースを前記スタンドに固定する固定機構をさらに備える、
    請求項6に記載の体位固定装置。
  12. 前記第1押当面、前記第2押当面、及び前記第3押当面は、同一平面内に位置し、
    前記固定基準面の法線方向における前記第1押当面、前記第2押当面、及び前記第3押当面の位置を調整する機構を備えていない、
    請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の体位固定装置。
  13. 指示ロッドと、
    側臥位で載置面に載置された人体を固定する固定器に取り付けられるベースと、
    少なくとも人体の一対の上前腸骨棘及び恥骨結合を含む骨盤基準面、及び前記載置面の各々に対して任意の角度に回動可能となるように前記指示ロッドを支持する、前記ベースに設けられた回動機構と、
    を備え、前記回動機構は、
    第1ガイドプレートと、第1軸にて前記指示ロッドが回動可能となるように、前記指示ロッドを前記第1ガイドプレートに取り付ける第1回動ピンと、を含む第1角度調整器と、
    前記ベースに固定された第2ガイドプレートと、前記第1軸と交わる方向と平行な第2軸にて前記第1角度調整器が回動可能となるように、前記第1ガイドプレートを前記第2ガイドプレートに取り付ける第2回動ピンと、を含む第2角度調整器と、
    を含み、
    前記第1軸は、前記第2ガイドプレートと平行であり、前記第2軸は、前記第2ガイドプレートと垂直に交わる、角度指示器。
  14. 前記第1ガイドプレートは、円弧状の周縁を有し、
    前記指示ロッドは、第1雄ねじを有し、
    前記第1雄ねじがねじ込まれた第1雌ねじを有する第1ノブと、前記第1ガイドプレートの前記周縁と前記第1ノブとの間に配置されたストッパと、を含む第1ストッパ機構をさらに備え、
    前記第1ノブをある方向に回転させて前記ストッパを前記第1ガイドプレートの前記周縁に押し当てることで前記指示ロッドが制止され、前記第1ノブを逆方向に回転させることで前記指示ロッドの制止が解除される、
    請求項13に記載の角度指示器。
  15. 第2ストッパ機構をさらに備え、
    前記第2ガイドプレートは、円弧状のガイド溝を有し、
    前記第2ストッパ機構は、
    前記第1ガイドプレートに接続され、前記ベースと前記第2ガイドプレートとの間に位置し、第雌ねじを有する延出部と、
    前記ガイド溝を通って前記第雌ねじにねじ込まれた第2雄ねじを有する第2ノブと、
    を含み、
    前記第2ノブをある方向に回転させ前記第2ノブと前記延出部とで前記第2ガイドプレートを挟持することで前記第1角度調整器が制止され、前記第2ノブを逆方向に回転させることで前記第1角度調整器の制止が解除される、
    請求項13又は14に記載の角度指示器。
  16. 前記指示ロッドにより軸支された補助ロッドをさらに備え、
    前記指示ロッドと前記補助ロッドは互いに平行である、
    請求項13乃至15のうちいずれか1項に記載の角度指示器。
  17. 一端に前記補助ロッドが接続され、他端に前記指示ロッドが通された開口を有するシャフトをさらに備え、
    前記補助ロッド及び前記シャフトは、前記指示ロッドに沿って移動可能であり、かつ、前記指示ロッドを軸として回動可能である、
    請求項16に記載の角度指示器。
  18. 前記シャフトに設けられ、前記補助ロッドを前記指示ロッドに対して固定するロッド固定機構をさらに備え、
    前記補助ロッド及び前記シャフトは、前記ロッド固定機構による固定が解除された状態において、前記指示ロッドに沿って移動可能であり、かつ、前記指示ロッドを軸として回動可能である、
    請求項17に記載の角度指示器。
  19. 互いに同じ長さかつ平行な一対の前記シャフトを備え、
    前記ロッド固定機構は、前記一対のシャフトのうち、前記第1軸に近い方のシャフトに設けられており、他方のシャフトには設けられていない、
    請求項18に記載の角度指示器。
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