JP5955662B2 - 拡張現実システム - Google Patents

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Description

本発明は、拡張現実の技術に関するものである。
拡張現実(AR: Augmented Reality)の技術としては、カメラと表示装置とを備えた携帯電話端末において、表示装置に、カメラが撮影している実空間の風景を表す映像を表示すると共に、周辺の施設の情報を、前記映像上の当該施設に対応する位置に重畳表示する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
また、拡張現実の技術としては、自動車に搭載したヘッドアップディスプレイを用いて、周辺の施設の情報を、ユーザが見ている実空間の風景上の、当該施設に対応する位置に重畳表示する技術も知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2010-239568号公報 特開2009-020089号公報
上述した拡張現実の技術によれば、カメラで撮影される実空間範囲や、ヘッドアップディスプレイを用いて情報を重畳表示することができる実空間範囲を情報表示範囲として、当該情報表示範囲に含まれる施設のみの情報が表示されることになる。
このため、カメラや自動車の位置や向きが変化している期間中には、情報表示範囲に含まれる施設が変化するために、短時間しか情報表示範囲内に留まらない施設が発生する。そして、このような施設については、その情報が短時間しか表示されないこととなり、ユーザの情報内容の認識に支障が生じる。
そこで、本発明は、実空間の風景もしくは当該風景を表す映像上に、当該風景に含まれる施設の情報を当該施設に対応する位置に配置して重畳表示する拡張現実システムにおいて、情報を重畳表示することのできる実空間範囲内に短時間しか留まらない施設についての情報の認識を容易化することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、実空間の風景上に映像を重畳表示するヘッドアップディスプレイを備えた拡張現実システムに、施設に関係づけられた当該関係づけられた施設の情報を表す拡張現実情報に基づいて、前記ヘッドアップディスプレイが映像を風景上に重畳表示可能な実空間の範囲である視界範囲に含まれる施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、当該拡張現実情報が関係づけられた施設に重なる位置である表示基準位置に関連づけた形態で前記ヘッドアップディスプレイに表示する視界範囲内施設情報表示手段と、前記視界範囲内施設情報表示手段が過去所定期間内に情報の表示を開始した拡張現実情報に関係づけられた施設であって、前記視界範囲内に含まれない施設について、当該施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、前記ヘッドアップディスプレイの表示画面外の位置を吹き出し元とする吹き出し図形の当該表示画面内の部分を表す図形内に表した形態で前記ヘッドアップディスプレイに表示する視界範囲外施設情報表示手段とを備えたものである。
また、本発明は、前記課題達成のために、実空間の風景を撮影するカメラと、前記カメラが撮影した画像である撮影画像を表示するディスプレイを備えた拡張現実システムに、施設に関係づけられた当該関係づけられた施設の情報を表す拡張現実情報に基づいて、前記カメラが撮影する実空間の範囲である視界範囲に含まれる施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、当該拡張現実情報が関係づけられた施設に対応する撮影画像上の位置である表示基準位置に関連づけた形態で、前記ディスプレイに表示されている前記撮影画像上に重畳して表示する視界範囲内施設情報表示手段と、前記視界範囲内施設情報表示手段が過去所定期間内に情報の表示を開始した拡張現実情報に関係づけられた施設であって、前記視界範囲内に含まれない施設について、当該施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、前記ディスプレイの表示画面外の位置を吹き出し元とする吹き出し図形の当該表示画面内の部分を表す図形内に表した形態で、前記ディスプレイに表示されている前記撮影画像上に重畳して表示する視界範囲外施設情報表示手段とを備えたものである。
ここで、このような拡張現実システムは、前記視界範囲外施設情報表示手段において、前記視界範囲内施設情報表示手段が過去所定期間内に情報の表示を開始した拡張現実情報に関係づけられた施設であって、前記視界範囲内に含まれない施設が前記視界範囲から逸脱していった左右方向を逸脱方向として、当該施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、前記表示画面外の当該施設の前記逸脱方向側の位置を吹き出し元とする吹き出し図形の当該表示画面内の部分を表す図形内に表した形態で表示するように構成してもよい。
また、このような拡張現実システムは、前記視界範囲内施設情報表示手段において、前記情報を前記表示基準位置を吹き出し元とする吹き出し図形内に配置した形態で表示するように構成してもよい。
なお、このような拡張現実システムは自動車に搭載されたシステムであって良く、この場合には、前記視界範囲は、前記自動車前方の範囲としてよい。
これらのような拡張現実システムによれば、情報を風景またはその映像上に重畳表示できる実空間の範囲である視界範囲に短時間しか留まらない施設であっても、所定期間は必ず、その情報が表示されることを担保することができる。また、視界範囲外の施設の情報については、表示画面外の位置を吹き出し元とする吹き出し図形の当該表示画面内の部分を表す図形内に表した形態で表示することにより当該情報が視界範囲外の施設についての情報であることを、ユーザが直感的に把握できるようにすることができる。
以上のように、本発明によれば、実空間の風景もしくは当該風景を表す映像上に、当該風景に含まれる施設の情報を当該施設に対応する位置に配置して重畳表示する拡張現実システムにおいて、情報を重畳表示することのできる実空間範囲内に短時間しか留まらない施設についての情報の認識を容易化することができる。
本発明の実施形態に係る車載システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る車載システムの記憶装置の記憶内容を示す図である。 本発明の実施形態に係るARタグ表示処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るARタグ表示処理の処理例を示す図である。 本発明の実施形態に係るARタグ表示処理の処理例を示す図である。 本発明の実施形態に係るARタグ表示処理の処理例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1aに本実施形態に係る車載システムの構成を示す。
車載システムは、自動車に搭載されるシステムであり、図示するように、車載システム1は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)101、操作部102、自動車の前方の風景を撮影するカメラ103、GPS受信機104、自動車の車速や角速度を計測する車両状態センサ105、制御部106、ナビゲーション部107、AR表示部108、記憶装置109、スマートフォンなどの外部装置を無線または有線で接続するための外部インタフェース110とを備えている。
ただし、車載システム1は、ハードウエア的には、マイクロプロセッサや、メモリや、その他の周辺デバイスを有する一般的な構成を備えたコンピュータを用いて構成してよく、この場合、以上に示した車載システム1の各部、または、その一部は、マイクロプロセッサが予め用意されたプログラムを実行することにより具現化するプロセスとして実現されるものであって良い。また、この場合、このようなプログラムは、記録媒体や適当な通信路を介して、車載システム1に提供されるものであって良い。
ここで、車載システム1のヘッドアップディスプレイ101は、図1bに示すように、運転者の目前に配置された透明スクリーン1011と、透明スクリーン1011に画像を投影する投影ユニット1012とより構成され、投影ユニット1012より投影した画像が、透明スクリーン1011によって反射されて、透明スクリーン越しに見える自動車前方の実空間の風景に重畳した形態で、運転者に視認されるように構成されている。なお、透明スクリーン1011としてはフロントウインドウシールドに組み込まれたウインドシールドディスプレイを用いるようにすることもできる。
次に、車載システム1のカメラ103は、自動車前部に搭載され、自動車前方の風景を撮影するカメラ103である。
また、このような車載システム1には、外部インタフェース110を用いてスマートフォン2などを接続することができる。
次に、車載システム1の記憶装置109の記憶内容について説明する。
図2に示すように、記憶装置109には、地図データ、ARデータベース、表示候補ARデータテーブルが格納される。
ここで、地図データは、道路地図を表すデータであり予め記憶装置109に記憶される。
また、ARデータベースは、施設の情報を表すARデータを蓄積したものであり、各ARデータは、ARデータの識別子であるARデータ識別子、ARデータが情報を表す施設の種別を示す情報種別、ARデータが情報を表す施設の実空間上の位置を表す対象物座標、拡張現実のためにカメラ103が撮影した映像上に表すARタグの内容を表すARタグデータ、ARデータが情報を表す施設についての詳細な情報である詳細情報とを有する。ここで、本実施形態では、一例として、ARタグとしてARデータが情報を表す施設の施設名を用いる場合について示す。ただし、ARタグとしては、施設の種別を示す図形であるアイコン/ランドマークなどを用いるようにすることもできる。
ここで、ARデータベースの各ARデータは、予め記憶装置109に記憶されたものであってもよいが、AR表示部108が、車載システム1に接続されたスマートフォン2を介して、移動体通信網を含むWAN3上のARサーバ4より取得して記憶装置109に格納したものであってもよい。
次に、表示候補ARデータテーブルは、後述する表示候補ARデータに設定されたARデータを管理するためのテーブルであり、表示候補ARデータ毎に対応して設けたエントリ(図の各行)を有する。そして、各エントリには対応する表示候補ARデータのARデータ識別子、表示開始時刻、対象物位置、逸脱予想方向を登録することができる。
さて、このような構成において、車載システム1のナビゲーション部107は、記憶装置109に記録されている地図データを用いて、GPS受信機104や車両状態センサ105を利用した、自車の現在位置や自車の現在の前方方向の算出や、ユーザからの目的地の設定の受け付けや、設定された目的地までのルートの探索や、現在位置周辺の地図上に現在位置や現在の前方方向を表すマークや目的地までのルートを表したナビゲーション画像の生成などを行う。
一方、AR表示部108は、ARタグ表示処理を実行しARタグをヘッドアップディスプレイ101を用いて表示する。
図3に、このARタグ表示処理を示す。
図示するように、この処理では、まず、ナビゲーション部107が上述のように算出している現在位置と現在の前方方向とより、運転者がヘッドアップディスプレイ101の透明スクリーン1011越しに見ることのできる実空間の範囲を視界範囲として算出する(ステップ302)。
そして、算出した視界範囲内に含まれる対象物座標が登録されているARデータを視界範囲内ARデータとして抽出する(ステップ304)。
次に、対応するARデータ識別子が登録されているエントリが表示候補ARデータテーブルに存在するARデータである表示候補ARデータのうち、ステップ304で視界範囲内ARデータとして抽出されておらず、表示候補ARデータテーブルの対応するエントリに登録されている表示開始時刻が過去T秒(たとえば、4秒)以内の表示候補ARデータを視界範囲外ARデータとして抽出する(ステップ306)。ここで、初期状態において表示候補ARデータに設定されているARデータは無い。
次に、視界範囲内ARデータの各々について、当該視界範囲内ARデータのARタグデータの内容を、ナビゲーション部107が上述のように算出している現在位置と現在の前方方向とより算出される、当該ARデータに登録されている対象物座標に、運転者から見て重なる透明スクリーン1011上の位置を表示基準位置として、表示基準位置からの吹き出しの形態で、ヘッドアップディスプレイ101に表示する(ステップ308)。
ここで、ステップ308では、図4aに示すような、おおよそ四角形の本体部401と、クチバシ状に本体部401から突出した三角形状を有するクチバシ部402と、よりなる吹き出し図形400を吹き出しとして用い、図4c411-414、図4d421、422に示すように、ARタグデータの内容を本体部401の内側に表した状態で、クチバシ部402の先端が表示基準位置となるように透明スクリーン1011上に吹き出し図形400の全体を表示する。なお、図4c、dは、視界範囲、すなわち、運転者がヘッドアップディスプレイ101の透明スクリーン1011越しに見ることのできる実空間の範囲の当該運転者が見る風景500と、当該風景500上に重畳表示される透明スクリーン1011の表示内容とを表したものである。
図3に戻り、次に、視覚範囲外ARデータの各々について、当該視界範囲外ARデータのARタグデータの内容を、透明スクリーン1011外の、表示候補ARデータテーブルの当該視界範囲外ARデータのエントリに登録されている逸脱予測方向側の位置を吹き出し元として示す吹き出しの形態で、ヘッドアップディスプレイ101に表示する(ステップ310)。
ここで、ステップ310では、図4bに示すような、図4aに示した吹き出し図形400の、クチバシ部402の先端を欠いた形状を有する部分吹き出し図形450を、吹き出しとして用いる。すなわち、部分吹き出し図形450としては、おおよそ四角形の本体部451と、クチバシ状に本体部451から突出した三角形状の先端部分を欠いた形状を有する欠損クチバシ部452とよりなる部分図形450を用いる。
そして、部分吹き出し図形450を、あたかも、透明スクリーン1011外の逸脱予測方向側の位置をクチバシ部452の先端とする吹き出しの、透明スクリーン1011上の部分だけが表示されているかのように透明スクリーン1011上に表示する。なお、部分吹き出し図形450の本体部451の内側にARタグデータの内容を表す。すなわち、逸脱予測方向が左側であれば、図4d423に示すように欠損クチバシ部452の先端が本体部451よりも左側に位置するように作成した部分吹き出し図形450を表示スクリーンの左辺と左揃えして表示スクリーン上に配置し、逸脱予測方向が右側であれば、図4d424に示すように欠損クチバシ部452の先端が本体部451よりも右側に位置するように作成した部分吹き出し図形450を表示スクリーンの右辺の右揃えして表示スクリーン上に配置する。
さて、図3に戻り、次に、視界範囲内ARデータとなっているARデータのうち、表示候補ARデータとなっていないARデータを、表示候補ARデータに設定し、表示開始時刻と共に表示候補ARデータテーブルに登録する(ステップ312)。
すなわち、ここでは、視界範囲内ARデータとなっているARデータのうち、表示候補ARデータとなっていないARデータの各々に対応するエントリを表示候補ARデータテーブルに作成し、各エントリに対応するARデータのARデータ識別子を登録すると共に、現在時刻を表示開始時刻として登録する。
そして、視界範囲内ARデータとなっている表示候補ARデータの、表示候補ARデータテーブルのエントリの対象物位置と、逸脱予測方向を更新する(ステップ314)。
当該更新においては、当該更新前に当該表示候補ARデータテーブルのエントリに登録されていた対象物位置よりも、今回、当該表示候補ARデータについて求めた表示基準位置が、左側にあれば逸脱予測方向を左に更新し、右側にあれば逸脱予測方向を右に更新することにより行う。また、当該更新においては、今回、当該表示候補ARデータについて求めた表示基準位置に、対象物位置を更新する。
ただし、逸脱予測方向の更新は、今回、当該表示候補ARデータについて求めた表示基準位置が透明スクリーン1011の左側半分内の位置であれば左に更新し、右半分内の位置であれば右に更新することにより行うようにしてもよい。なお、左右は、運転者から見たときの左右である。
そして、視界範囲内ARデータ、視界範囲外ARデータの設定をリセットし(ステップ316)、ステップ302からの処理に戻る。
以上、ARタグ表示処理について説明した。
以下、このようなARタグ表示処理の処理例について示す。
いま、図4eに示すように、自動車が地点461から地点462に直進して進んだものとする。
そして、地点461では、視界範囲、すなわち、運転者がヘッドアップディスプレイ101の透明スクリーン1011越しに見ることのできる実空間の範囲内に位置するARデータが設定された施設としてAビル、Bビル、Cビル、Dビルが存在するものとする。
この場合、図4cに示すように、実空間の風景中のAビル、Bビル、Cビル、Dビルの位置から吹き出す吹き出し図形411-414が、実空間の風景上に重畳表示され、各吹き出し図形411-414中に、Aビル、Bビル、Cビル、Dビルの施設名称(ARタグデータの内容)が表示される。ここで、このようなAビル、Cビルの施設名称の表示開始からT秒以内に自動車は地点462に進んだものとする。
また、地点462では、自動車の通過に伴ってAビル、Cビルが視界範囲から逸脱し、視界範囲内に位置するARデータが設定された施設としてBビル、Dビルのみが残ったものとする。
この場合、図4dに示すように、実空間の風景中のBビル、Dビルの位置から吹き出す吹き出し図形421-422が、実空間の風景上に重畳表示され、各吹き出し図形421-422内に、Bビル、Dビルの施設名称(ARタグデータの内容)が表示される。
また、視界範囲から逸脱したAビル、Cビルの施設名称は、過去T秒内に表示を開始したものであるので、部分吹き出し図形423-424が、あたかも、透明スクリーン1011外の位置をクチバシの先端とする吹き出しの、透明スクリーン1011上の部分だけが表示されているかのように表示され、各部分吹き出し図形423-424内にAビル、Cビルの施設名称が表示される。ここで、Aビルは左方向に視界範囲から逸脱しているので、透明スクリーン1011外の逸脱予測方向側の位置をクチバシの先端とする吹き出しの透明スクリーン1011上の部分だけが表示されているかのようにAビルの部分吹き出し図形423は配置され、cビルは右方向に視界範囲から逸脱しているので、透明スクリーン1011外の逸脱予測方向側の位置をクチバシの先端とする吹き出しの透明スクリーン1011上の部分だけが表示されているかのようにCビルの部分吹き出し図形424は配置される。
次に、図5aに示すように、自動車が地点501から地点502に右折して進んだものとする。
そして、地点501では、視界範囲内に位置するARデータが設定された施設としてAビル、Cビルが存在するものとする。
この場合、図5bに示すように、実空間の風景中のAビル、Cビルの位置から吹き出す吹き出し図形511-512が、実空間の風景上に重畳表示され、各吹き出し図形511-512中に、Aビル、Cビルの施設名称(ARタグデータの内容)が表示される。ここで、このようなAビル、Cビルの施設名称の表示開始からT秒以内に自動車は地点502に進んだものとする。
また、地点502では、自動車の右折による方向転換に伴ってAビル、Cビルが視界範囲から逸脱し、視界範囲内に位置するARデータが設定された施設としてEビル、Fビルが発生しているものとする。
この場合、図5cに示すように、実空間の風景中のEビル、Fビルの位置から吹き出す吹き出し図形513-514が、実空間の風景上に重畳表示され、各吹き出し図形513-514内に、Eビル、Fビルの施設名称(ARタグデータの内容)が表示される。
また、視界範囲から逸脱したAビル、Cビルの施設名称は、過去T秒内に表示を開始しているので、部分吹き出し図形515-516が、あたかも、透明スクリーン1011外の位置をクチバシの先端とする吹き出しの、透明スクリーン1011上の部分だけが表示されているかのように表示され、各部分吹き出し図形515-516内にAビル、Cビルの施設名称が表示される。ここで、Aビル、Cビル共に、自動車の方向転換に伴って左方向に視界範囲から逸脱しているので、透明スクリーン1011外の逸脱予測方向側の位置をクチバシの先端とする吹き出しの透明スクリーン1011上の部分だけが表示されているかのようにAビル、Cビルの部分吹き出し図形515-516は配置される。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態では、ヘッドアップディスプレイ101を用いて、ARタグデータを実空間の風景上に直接重畳表示する場合について説明したが、本実施形態は、カメラ103で撮影した実空間の風景の映像上に、ARタグデータを畳表示する場合についても同様に適用することができる。
すなわち、この場合には、ヘッドアップディスプレイ101に代えて液晶表示装置などのディスプレイを設けて、ディスプレイにカメラ103で撮影した映像を表示する。また、上述したARタグ表示処理を、視界範囲をカメラ103で撮影される実空間の範囲とし、表示基準位置を、カメラ103が撮影した映像中において、ARデータに登録されている対象物座標が写りこむ位置として適用する。また、ステップ310では、視界範囲外ARデータのARタグデータの内容を、ディスプレイの表示面外の、表示候補ARデータテーブルの当該視界範囲外ARデータのエントリに登録されている逸脱予測方向側の位置を吹き出し元として示す吹き出しの形態でディスプレイに表示する。
このようにすることにより、図6a、bに、図5b、cに示した場合と同様に自動車が進行した場合のディスプレイの表示を示すように、ヘッドアップディスプレイ101を用いた場合と同様の表示を、実空間の風景をカメラ撮影画像600に置き換えた形態で行うことができる。なお、図6aは図5a地点501におけるディスプレイの表示、図6bは図5a地点502における表示である。
また、以上の実施形態は車載システム1への適用を例にとり示したが、本実施形態は、車載システム1以外の、実空間の風景もしくは当該風景表す映像上に、当該風景に含まれる施設の情報を当該施設に対応する位置に配置して重畳表示する任意の拡張現実システムに同様に適用することができる。すなわち、たとえば、カメラ103と表示装置とを備え、表示装置に、カメラ103が撮影している実空間の風景を表す映像を表示すると共に、当該映像上に、周辺の施設の情報を、前記映像内の当該施設に対応する位置に重畳表示するスマートフォン2などの携帯型の装置などに同様に適用することができる。
なお、以上の実施形態においてAR表示部108は、表示されたAR画像上でARタグのユーザの選択が発生したならば、選択されたARタグのARデータに登録されている詳細情報を表示する処理なども行うようにしてよい。
以上のように、本実施形態によれば、ARタグデータの内容を風景上に重畳表示できる実空間の範囲である視界範囲に短時間しか留まらない施設であっても、所定期間は必ず、ARタグデータの内容は表示されることを担保することができる。また、視界範囲外の施設のARタグデータの内容については、表示画面外の位置を吹き出し元とする吹き出しの当該表示画面内の部分を表す部分吹き出し図形450に表した形態で表示することにより、当該ARタグデータの内容が視界範囲外の施設についての情報であることを、ユーザは直感的に把握できるようになる。また、この場合に、表示画面外の位置を逸脱方向側の位置とすることにより、当該情報が左右のどちら側にあった施設の情報であるかも、ユーザは直感的に把握できるようになる。
1…車載システム、2…スマートフォン、3…WAN、4…ARサーバ、101…ヘッドアップディスプレイ、102…操作部、103…カメラ、104…GPS受信機、105…車両状態センサ、106…制御部、107…ナビゲーション部、108…AR表示部、109…記憶装置、110…外部インタフェース、1011…透明スクリーン、1012…投影ユニット。

Claims (5)

  1. 実空間の風景上に映像を重畳表示するヘッドアップディスプレイを備えた拡張現実システムであって、
    施設に関係づけられた当該関係づけられた施設の情報を表す拡張現実情報に基づいて、前記ヘッドアップディスプレイが映像を風景上に重畳表示可能な実空間の範囲である視界範囲に含まれる施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、当該拡張現実情報が関係づけられた施設に重なる位置である表示基準位置に関連づけた形態で前記ヘッドアップディスプレイに表示する視界範囲内施設情報表示手段と、
    前記視界範囲内施設情報表示手段が過去所定期間内に情報の表示を開始した拡張現実情報に関係づけられた、当該情報の表示を開始した時点で前記視界範囲に含まれていた施設であって、当該情報の表示を開始した後に前記視界範囲内に含まれなくなった施設について、当該情報の表示を開始した時点から前記所定期間が経過するまで、当該施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、前記ヘッドアップディスプレイの表示画面外の位置を吹き出し元とする吹き出し図形の当該表示画面内の部分を表す図形内に表した形態で前記ヘッドアップディスプレイに表示する視界範囲外施設情報表示手段とを有することを特徴とする拡張現実システム。
  2. 実空間の風景を撮影するカメラと、前記カメラが撮影した画像である撮影画像を表示するディスプレイを備えた拡張現実システムであって、
    施設に関係づけられた当該関係づけられた施設の情報を表す拡張現実情報に基づいて、前記カメラが撮影する実空間の範囲である視界範囲に含まれる施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、当該拡張現実情報が関係づけられた施設に対応する撮影画像上の位置である表示基準位置に関連づけた形態で、前記ディスプレイに表示されている前記撮影画像上に重畳して表示する視界範囲内施設情報表示手段と、
    前記視界範囲内施設情報表示手段が過去所定期間内に情報の表示を開始した拡張現実情報に関係づけられた、当該情報の表示を開始した時点で前記視界範囲に含まれていた施設であって、当該情報の表示を開始した後に前記視界範囲内に含まれなくなった施設について、当該情報の表示を開始した時点から前記所定期間が経過するまで、当該施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、前記ディスプレイの表示画面外の位置を吹き出し元とする吹き出し図形の当該表示画面内の部分を表す図形内に表した形態で、前記ディスプレイに表示されている前記撮影画像上に重畳して表示する視界範囲外施設情報表示手段とを有することを特徴とする拡張現実システム。
  3. 請求項1または2記載の拡張現実システムであって、
    前記視界範囲外施設情報表示手段は、前記視界範囲内施設情報表示手段が過去の前記所定期間内に情報の表示を開始した拡張現実情報に関係づけられた、当該情報の表示を開始した時点で前記視界範囲に含まれていた施設であって、当該情報の表示を開始した後に前記視界範囲内に含まれなくなった施設が前記視界範囲から逸脱していった左右方向を逸脱方向として、当該情報の表示を開始した時点から前記所定期間が経過するまで、当該施設に関係づけられた拡張現実情報が表す情報を、前記表示画面外の当該施設の前記逸脱方向側の位置を吹き出し元とする吹き出し図形の当該表示画面内の部分を表す図形内に表した形態で表示することを特徴とする拡張現実システム。
  4. 請求項1、2または3記載の拡張現実システムであって、
    前記視界範囲内施設情報表示手段は、前記情報を前記表示基準位置を吹き出し元とする吹き出し図形内に配置した形態で表示することを特徴とする拡張現実システム。
  5. 請求項1、2または3記載の拡張現実システムであって、
    当該拡張現実システムは自動車に搭載されたシステムであり、
    前記視界範囲は、前記自動車前方の範囲であることを特徴とする拡張現実システム。
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