JP5954611B2 - 紙容器およびブランク - Google Patents

紙容器およびブランク Download PDF

Info

Publication number
JP5954611B2
JP5954611B2 JP2011264841A JP2011264841A JP5954611B2 JP 5954611 B2 JP5954611 B2 JP 5954611B2 JP 2011264841 A JP2011264841 A JP 2011264841A JP 2011264841 A JP2011264841 A JP 2011264841A JP 5954611 B2 JP5954611 B2 JP 5954611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper container
cut
blank
opening
cut lines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011264841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013116751A (ja
Inventor
藤 貴 森
藤 貴 森
本 聡 志 滝
本 聡 志 滝
本 隆 亮 辻
本 隆 亮 辻
辺 光一郎 渡
辺 光一郎 渡
水 隆 光 清
水 隆 光 清
村 佳代子 岩
村 佳代子 岩
本 一 平 武
本 一 平 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2011264841A priority Critical patent/JP5954611B2/ja
Publication of JP2013116751A publication Critical patent/JP2013116751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5954611B2 publication Critical patent/JP5954611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

本発明は、菓子等を収容した状態で販売される紙容器およびブランクに関する。さらに詳しくは、内容物が湿気を嫌う場合に適した、バリア性の高い紙容器およびブランクに関する。
紙容器に菓子等を収容した状態で陳列販売することは、従来から普通に行われている。紙容器に収容される内容物がチョコレートやクッキー等、湿気を嫌うものである場合、個々のチョコレート、クッキー等を個別に袋に入れた状態として、これを紙容器に収容している。
ところでこのような紙容器は、正面壁と、天壁と、背面壁と、底壁と、一対の側部とからなる6面体形状を有しているが、バリア性がないため、内容物をバリア性のある袋体で個別包装している。
また紙容器には、先端に摘み部を有する一対の開封用ハーフカット線が設けられ、摘み部を摘み、一対の開封用ハーフカット線に沿って紙容器を破断することにより紙容器を開封することができる。
ところで、一対の開封用ハーフカット線の摘み部は正面壁に設けられ、この開封用ハーフカット線は正面壁から天壁まで延び、開封用ハーフカット線に沿って紙容器を破断する場合、正面壁および天壁の双方が開封される。
しかしながら、開封用ハーフカット線に沿って紙容器を破断する際、開封用ハーフカット線に沿って確実に紙容器を破断することができず、紙容器の開封部が先細りすることがある。
特開平9−48426号公報 特開平11−20821号公報 特開2003−2324号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、開封用ハーフカット線に沿って紙容器を破断する場合、紙容器を確実に開封用ハーフカット線に沿って破断することができ、開封部が先細りすることがない紙容器およびブランクを提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも内側から外側へ順に配置されたバリア層と紙層とを有する積層体からなるブランクを折罫に沿って折畳んで組立ててなる6面体形状の紙容器において、紙容器に、先端に摘み部を有し、バリア層を残し紙層に切込みを入れて形成された一対のハーフカット線を設け、各ハーフカット線の所望部分または各ハーフカット線の延長上に、紙層を取除いて形成されバリア層が外方へ露出するとともに当該ハーフカット線より大きな幅を有する細長状窓部が設けられていることを特徴とする紙容器である。
本発明は、各細長状窓部は10〜50mmの長さと、1〜10mmの幅を有することを特徴とする紙容器である。
本発明は、各細長状窓部は紙容器の稜線に沿って設けられていることを特徴とする紙容器である。
本発明は、各ハーフカット線は紙容器の稜線と交わらないことを特徴とする紙容器である。
本発明は、少なくとも内側から外側へ順に配置されたバリア層と紙層とを有する積層体からなり、折罫に沿って折り畳んで組立てることにより、6面体形状の紙容器を成形するブランクにおいて、ブランクに先端に摘み部を有し、バリア層を残し紙層に切込みを入れて形成された一対のハーフカット線を設け、各ハーフカット線の所望部分または各ハーフカット線の延長上に、紙層を取除いて形成されバリア層が外方へ露出するとともに当該ハーフカット線より大きな幅を有する細長状窓部が設けられていることを特徴とするブランクである。
本発明は、各細長状窓部は10〜50mmの長さと、1〜10mmの幅を有することを特徴とするブランクである。
本発明は、各細長状窓部は、紙容器の稜線に対応する折罫の所望部分に設けられていることを特徴とするブランクである。
本発明は、各ハーフカット線は紙容器の稜線に対応する折罫と交わらないことを特徴とするブランクである。
以上のように本発明によれば、紙容器またはブランクに、先端に摘み部を有し、バリア層を残し紙層に切込みを入れて形成された一対のハーフカット線が設けられ、各ハーフカット線の所望部分または各ハーフカット線の延長上に、紙層を取除いて形成されバリア層が外方へ露出する細長状窓部が設けられている。このため、一対のハーフカット線に沿って紙容器を破断する際、ハーフカット線に沿って紙容器を確実に破断して開封することができ、これにより紙容器の開封部が先細りすることはない。
図1(a)は本発明の第1の実施の形態の紙容器を開封前の状態で示す斜視図、図1(b)は一対の側部を立てた状態を示す紙容器の斜視図。 図2は図1(a)(b)に示す紙容器を開封した状態を示す斜視図。 図3は紙容器を構成するブランクの展開図。 図4は紙容器のコーナ部とブランク上の位置との対応関係を示す図。 図5は紙容器を構成するブランクの積層構造を説明する図。 図6は本発明の変形例を説明する図であって、図3中の拡大図に対応している図。 図7は本発明の他の変形例を説明する図。 図8(a)は本発明の第2の実施の形態の紙容器を開封前の状態で示す斜視図、図8(b)は一対の側部を立てた状態を示す紙容器の斜視図。 図9は図8(a)(b)に示す紙容器を開封した状態を示す斜視図。 図10は本発明の変形例を示すブランクの展開図。
第1の実施の形態
次に図1乃至図5により、本発明の第1の実施の形態について説明する。
このうち図1(a)は開封前の状態の紙容器を示す斜視図であり、図1(b)は一対の側部を立てた状態を示す紙容器の斜視図であり、図2は図1(a)の紙容器を開封した状態を示す斜視図であり、図3は紙容器を構成するブランクの展開図である。
図1(a)(b)乃至図3に示すように、紙容器10は合成樹脂製のヒートシール層(シール層ともいう)5と、紙層6と、アルミ層(バリア層)7と、合成樹脂製のヒートシール層(シール層ともいう)8とを有する積層体からなるブランク1(図5参照)からなる。この場合、紙容器10はブランク1を折罫a,b,c,d,44a,45a,46a,48a,49aに沿って折畳み組立てることにより構成され、このような紙容器10は6面体形状を有する。
すなわち紙容器10は、正面外パネル11aと、この正面外パネル11aに重なり合って貼り付けられた正面内パネル11bとを有する正面壁11と、正面外パネル11aに折罫a(稜線aともなる)を介して連設された天壁12と、天壁12に折罫b(稜線bともなる)を介して連設された背面壁13と、背面壁13に折罫c(稜線cともなる)を介して連設された底壁14とを備え、底壁14と正面内パネル11bとの間に折罫d(稜線dともなる)が設けられている。
また正面壁11と背面壁13との間には、一対の側部40、40が設けられている。この各側部40は、天壁12から折罫40Aを介して延びるとともに先端に貼付け部41aを有する天壁側部パネル41と、底壁14から折罫40Aを介して延びるとともに先端に貼付け部42aを有する底壁側部パネル42とを有している。そして天壁側部パネル41の貼付け部41aと、底壁側部パネル42の貼付け部42aを互いに貼付けることにより、側部40が構成される。
また各側部40の両側には、天壁側部パネル41と底壁側部パネル42との間に折込まれた第1折込部43と第2折込部47とが設けられている。
このうち第1折込部43は正面壁11側に位置し、第2折込部47は背面壁13側に位置している。
ところで紙容器10は1枚のブランク1から組み立てられるが、このような紙容器の密封性を高めるため、紙容器10は、以下に説明する種々の構成をもつ。
図4は、展開状態のブランク1と、これを組み立てて構成される紙容器10との対応関係を示している。紙容器10は、6面体であって、合計8つのコーナ部A〜Hを有する。ブランク1上において、これらのコーナ部に対応する箇所A〜Hはすべて、ブランク1の周端縁ではなく、それよりも内方側に位置している。
このような構成を採用した結果、組立後の紙容器10において、すべてのコーナ部A〜Hに隙間(開口)が生じることはなく、したがって、高い密封性を実現することができる。
なお、ブランク1の具体的な折り方(折罫の配置)は、図示したものに限られない。
(ブランク1の構成)
図3は、紙容器10を構成するブランク1の展開図を示しており、上述のようにこれを組み立てることで図1(a)(b)および図2に示す紙容器10が構成される。本発明において、ブランク1は、少なくとも次の要素を含んでいる。
(1)正面壁11を構成する正面外パネル11a、正面内パネル11b。
正面内パネル11bの外面に正面外パネル11aを貼り重ねることで、組立後の紙容器10における正面壁11が構成される。
(2)天壁12。
天壁12は、折罫aを介して正面外パネル11aに連設されている。
(3)底壁14。
底壁14は、折罫dを介して正面内パネル11bに連設されている。
(4)背面壁13。
背面壁13は、組立後の紙容器10において正面壁11に対向しており、折罫bを介して天壁12に、折罫cを介して底壁14に、それぞれ連設されている。
(5)紙容器10は、六面体を有するため、上記各壁部以外にも左右の一対の側部40、40が存在する。上述のように各側部40は天壁側部パネル41の貼付け部41aと、底壁側部パネル42の貼付け部42aを貼り付けることにより構成される。
また正面外パネル11aには、その端縁にそって間隔を置いた2つの切欠部21a、21bが形成されている。各切欠部21a、21bから、それぞれ、開封用ハーフカット線22a、22bが延在している。開封用ハーフカット線22a、22bは、ミシン目状に形成され、最初は互いに平行に延在し、途中から離れる方向に延在し、さらに、天壁12上を平行に延在して、折罫bにまで至る(図3参照)。なお、開封用ハーフカット線22a、22bは、いずれも折罫aおよび折罫bに対してわずかに、例えばl=1.0〜1.5mm離れている。このように開封用ハーフカット線22a、22bが折罫a、bと交差しないようにしたことにより、紙容器10を組立てた際、この折罫a、bにピンホールが形成されることはない。
正面外パネル11a上において、2つの切欠部21a、21bの間の領域(開封用ハーフカット線22a、22bの平行部分に挟まれた領域)は、開封用摘み部25として機能する。つまり、消費者は、開封用摘み部25を摘んで、開封用ハーフカット線22a、22bに沿って、紙容器10を上方へ破り開けることができる。なお、開封後は、後に説明する再封止スリット31に、開封用摘み部25を差し込むことで、紙容器10を再封止することができる(図2参照)。
開封用ハーフカット線22a、22bは、ブランク1を貫通することなく、外表面のヒートシール層5および紙層6を切り込んで構成されている(図5参照)。なお、図5に示した例では、ハーフカットは紙層6を貫通しているが、紙層6の途中までのハーフカットとしてもよい。
正面内パネル11bには、図3中に部分的に拡大して示したように、再封止スリット31と、第1剥離用ハーフカット線32a、32bと、第2剥離用ハーフカット線35a〜cとが形成されている。これらについて説明する。
(再封止スリット31)
再封止スリット31は、開封後の紙容器10を再度封止することを可能とするもので、図5中に示したフルカット部分により、ブランク1の全厚を貫通して形成されている。なお、図3中に拡大して示したように、再封止スリット31は、フルカット部分の途中に、未カットの連設部分31’を備えている。
連設部分31’は、再封止スリット31が不用意に破断するのを防止する意味で設けている。図示した例では、連設部分31’を2箇所に設けているが、適宜の数を設定することができる。
(第1剥離用ハーフカット線32a、32b)
正面外側フラップ11aには2本の開封用ハーフカット線22a、22bが形成されているが、正面内側フラップ11b上のこれに対応する位置に、2本の第1剥離用ハーフカット線32a、32bを形成している。
この第1剥離用ハーフカット線32a、32bは、後に説明する第2剥離用ハーフカット線35a〜35cと同様、紙容器10の開封操作時に、正面内側フラップ11bから正面外側フラップ11aを引き剥がし易くするために設けている。
(第2剥離用ハーフカット線35a〜35c)
第2剥離用ハーフカット線35a〜35cは、再封止スリット31に沿ってその両側に少なくとも1本ずつ形成される。図3に示した例では、再封止スリット31の上方に1本、下方に2本の第2剥離用ハーフカット線35a〜35cを設けているが、少なくとも再封止スリット31の上下に1本ずつ存在すれば、他の構成であってもよい。
この第2剥離用ハーフカット線35a〜35cは、紙容器10の開封操作時に、正面内側フラップ11bから正面外側フラップ11aを引き剥がし易くするために設けている。
第2剥離用ハーフカット線35a〜35cが複数本存在するのは、後述する第2実施形態の場合と同じく、位置ズレを吸収する意味がある。詳しくは後述する。
(剥離層50)
図3中に部分的に拡大して示した正面内側フラップ11bにおいて、ヨコ方向に延在する再封止スリット31および第2剥離用ハーフカット線35a〜35cは、すべて、タテ方向に延在する第1剥離用ハーフカット線32a、32bの両方と交差して延在している。
両サイドでタテ方向に延在する2本の第1剥離用ハーフカット線32a、32bに挟まれる領域には、再封止スリット31の部分を除き、剥離層50を設けている。正面内側フラップ11b上に灰色で示した領域50が剥離層が配置される領域である。
ヨコ方向の拡がりに関して言うと、図面上では、剥離層50が第1剥離用ハーフカット線32a、32bに挟まれた領域に剥離層50が存在すれば足りる。
タテ方向の拡がりに関して言うと、再封止スリット31を避けて、かつ、第2剥離用ハーフカット線35a〜35cを覆っていれば足りる。
剥離層50は、紙容器10の密封性を確保するとともに、開封作業を容易にするために、第1剥離用ハーフカット線32a、32bおよび第2剥離用ハーフカット線35a〜35cで囲まれた領域に設けられている。
(積層構造、ハーフカット、フルカット(図5))
ブランク1の積層構造は、次の通りである。すなわち、図5に模式的に示したように、ブランク1の外表面と内表面に、それぞれシール層5、8が位置する。そして、両シール層5、8の間において、外表面側の紙層6と内表面側のアルミ層7が形成される。紙容器10を組み立てたとき、シール層5が紙容器10の外側に、シール層8が紙容器10の内側にくる。
アルミ層7はアルミ箔から構成することもできるが、シール層8として一軸延伸ポリエチレンフィルムを用い、この一軸延伸ポリエチレンフィルム上に蒸着アルミ層を形成することによりアルミ層7を設けてもよい。
最も外側と内側にシール層が存在すること、および両シール層間において、紙層よりもアルミ層7の方が内側に存在していれば、積層構造中に他の層が含まれてもよい。
アルミ層7は、紙容器10に湿気、酸素等に対するバリア特性を与えるものであり、したがって、アルミ層7にはカットを入れないことが好ましい。そのため、開封用ハーフカット線22a、22b、第1剥離用ハーフカット線32a、32b、第2剥離用ハーフカット線35a〜35cは、すべて、図5中に示したハーフカット部分のように、ブランク1を貫通することなく、外表面のシール層5および紙層6を切り込んで構成されている(バリア特性を与えるアルミ層7までは達しない)。なお、図示した例では、ハーフカットは紙層6を貫通しているが、紙層6の途中までのハーフカットとしてもよい。
唯一、再封止スリット31は、ブランク1全厚を貫通するフルカット部分(図5参照)として構成される。しかし、再封止スリット1の周辺領域は、紙容器10を組み立てる際に、シール層5、8によるシールで塞がれるので、密封性が損なわれることはない。また、再封止スリット31を構成するフルカット部分の途中に、未カットの連設部分31’を備えることで、スリットが不用意に開口してしまうことを防いでいる。
(細長状窓部)
ところで、上述のように正面外パネル11aには一対の開封用ハーフカット線22a、22bが設けられ、この一対のハーフカット線22a、22bは正面外パネル11aから天壁12側へ延びて折罫b近傍まで達している。
また正面外パネル11aに設けられた各々の開封用ハーフカット線22a、22bの所望部分に、シール層5および紙層6を除去することにより形成され、アルミ層7が外方へ露出する細長状窓部22A、22Bが設けられている。
この細長状窓部22A、22Bは、開封用ハーフカット線22a、22bと同様の断面形状をもつが(図5参照)、その長さlは10〜50mm、その幅wは1〜10mmとなっている。
細長状窓部22A、22Bの長さlを10〜50mmとするとことにより、開口部を可能な限り広くして、かつ座屈強度を保つことができる。また細長状窓部22A、22Bの幅wを1〜10mmとすることにより、流通時における外部からの衝撃によるピンボールの発生を防いだり、店頭において指が細長状窓部22A、22B内に入ることを防止できる。細長状窓部22A、22Bは、開封用ハーフカット線22a、22bより大きな幅をもつが、細長状窓部22A、22B内に指が入らないようになっている。これによりバリアー層が不用意に破れることを低減している。
図1(a)(b)、図2および図3に示すように、細長状窓部22A、22Bは、正面外パネル11a上に設けられており、切欠部21a、21bから拡がる開封用ハーフカット線22a、22bに沿って設けられている。
このように正面外パネル11aのうち切欠部21a、21bから拡がる開封用ハーフカット線22a、22bに沿って細長状窓部22A、22Bを設けたので、切欠部21a、21b間の摘み部25を摘み、開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器10を破断した場合、紙容器10を開封用ハーフカット線22a、22bに沿って確実に破断することができる。このため開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器を破断することにより形成される開封部が開封用ハーフカット線22a、22bから外れたり、先細り状態となることはない。
次に各側部40の両側に設けられた第1折込部43と、第2折込部47について説明する。
各第1折込部43は正面外パネル11aから延びる正面外パネル側第1折込部43Aと、正面内パネル11bから延びる正面内パネル側第1折込部43Bとからなり、第1折込部43は天壁側部パネル41と底壁側部パネル42との間に折込まれている。
また正面外パネル側第1折込部43Aは、図3に示すように正面外パネル11aに第1折罫44aを介して連結された第1三角形領域44と、この第1三角形領域44に一対の第2折罫45aを介して連結された一対の第2三角形領域45とを有している。
また各第2三角形領域45は、他の折罫46aにより区画されており、各第2三角形領域45はこの他の折罫46aを介して4角形状の貼付け部46に連結され、各4角形状の貼付け部46は各々天壁側部パネル41の貼付け部41aおよび後述する正面内パネル側第1折込部43Bに貼付けられる。
ところで第1折込部43を構成する正面外パネル側第1折込部43Aと、正面内パネル側第1折込部43Bは、正面外パネル側第1折込部43Aが外側へくるよう互いに積層されている。この場合、正面内パネル側第1折込部43Bの上端縁は、第1三角形領域44の頂点44b近傍まで達する(図3参照)。
また、第2折込部47は背面壁13に第1折罫48aを介して連結された第1三角形領域48と、この第1三角形領域48に一対の第2折罫49aを介して連結された一対の第2三角形領域49とを有している。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず上述した層構成を有するブランク1を準備する。
次にブランク1を折罫a,b,c,dに沿って折り畳み、正面外パネル11aと正面内パネル11bを重ね合せて貼り付ける。
次にブランク1を組み立て、内容物を収納した後、ブランク1を折罫44a、45a、46aに沿って折畳むことにより、正面外パネル側第1折込部43Aと、正面内パネル側第1折込部43Bとからなる第1折込部43を形成する。同時にブランク1を折罫48a、49aに沿って折畳んで第2折込部47を形成する。
その後第1折込部43と第2折込部47を、各々天壁側部パネル41と底壁側部パネル42との間に折込み、天壁側部パネル41の貼付け部41aと底壁側部パネル42の貼付け部42aとを貼付けることにより一対の側部40、40を形成する。
このようにして6面体形状の紙容器10を成形することができる。
紙容器10の開封作業は、正面外側フラップ11aに形成した開封用摘み部25を摘んで行う。このとき正面内側フラップ11bから正面外側フラップ11aが剥離し易いように、第1剥離用ハーフカット32a、32bおよび第2剥離用ハーフカット線35a〜35cを設けるとともに、これらに囲まれた領域に剥離層50を設けている。この囲まれた領域内に再封止スリット31が存在するが、剥離層50は、再封止スリット31を避けるように配置しているので、再封止スリット31はシール層5、8によるシールで確実に塞がれて、密封性が損なわれることはない。
しかも、再封止スリット31は、ブランク1を貫通するフルカット部分の途中に、未カットの連設部分31’を備えて構成されているので、不用意に当該スリットが開口して密封が損なわれる、という事業は非常に生じにくくなる。
また、正面外パネル11aのうち切欠部21a、21bから拡がる開封用ハーフカット線22a、22bに沿って細長状窓部22A、22Bを設けたので、切欠部21a、21b間の摘み部25を摘み、開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器10を破断した場合、紙容器10を開封用ハーフカット線22a、22bに沿って確実に破断することができる。このため開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器を破断することにより形成される開封部が開封用ハーフカット線22a、22bから外れたり、先細り状態となることはない。
次に図6により、本発明の変形例について説明する。図6に示す紙容器10は、図1乃至図5に説明した実施の形態に対して、第1剥離用ハーフカット線32a、32bの構成のみが異なるので、この点だけを説明する。
上記実施の形態では、第1剥離用ハーフカット線32a、32bが両サイドに2本形成されていた。本変形例では、これらハーフカット線32a、32bのそれぞれに対し、隣接する別の第1剥離用ハーフカット線32a’、32b’を少なくとも1本形成している。
このように、第1剥離用ハーフカット線を左右両サイドにそれぞれ複数本ずつ設ける意味は、位置ズレの吸収である。すなわち、製造ラインにおいて、正面内側パネル11b上に剥離層50を塗布する際、剥離層50は、当然に第1剥離用ハーフカット線32a、32bの両方を覆うように配置されるべきものである。
しかし、実際には製造工程上のズレが生じてしまう場合もある。図6に示した第2の実施の形態のように、左右両サイドにそれぞれ2本ずつ第1剥離用ハーフカット線が存在することでこのズレを吸収し、不良品の発生率を低く抑えることができる。
上述の実施の形態において、第2剥離用ハーフカット35a〜35cを複数本設けているのも同じ意味合いを有する。
図6に示した例では、第1剥離用ハーフカット線は両サイドに2本ずつ(合計4本)であるが、さらに多くのハーフカット線を設けてもよい。
なお、再封止スリット31および第2剥離用ハーフカット線35a〜35cは、すべての第1剥離用ハーフカット線32a、32b、32a’、32b’・・・と交差して延在するよう設ける。また、剥離層50は、最も外側の2本の第1剥離用ハーフカット線(図示の例では32a’、32b’)に挟まれた領域で、再封止スリット31を避けて設ける。
次に図7により、本発明の他の変形例について説明する。図7に示す紙容器10は、図1乃至図5に説明した実施の形態および図6に示す変形例に対して、ブランク1’に延長パネル11cを設けた点のみが異なるので、この点だけを説明する。図7は、ブランク1’と紙容器10’の対応関係を示している。
ブランク1’においては、正面内パネル11bよりも上方に延長パネル11cを追加形成している。両者は、折罫fを介して連設されている。折罫fおよび延長パネル11cは、組立後の紙容器10’において、図7の一部破断図に示した位置にくる。すなわち、延長パネル11cは、折罫fにおいて、紙容器の外側方向に折り返されている。
ブランク1’の積層構造は、図5で説明した通りであるが、ブランク周端縁においては、紙層6が露出することとなる。この露出した端縁に、例えば内容物であるチョコレートやクッキー等が接触すると、紙層6に油分が侵入して、紙箱表面にシミとなって現れる等の悪影響が出る。
これを防ぐため、本変形例では、延長パネル11cを設けて、折罫fにて外側方向へ折り返している。これにより、端縁11dに内容物が接触することがなくなるので、端縁11dから油分が積層構造内にしみ込むのを防止できる。
この折り返しの代わりに、延長パネル11cに対してスカイブヘミング処理してもよい。この場合、折罫fは設けなくてもよい。
第2の実施の形態
次に図8および図9により、本発明の第2の実施の形態について説明する。
このうち図8(a)は開封前の状態の紙容器を示す斜視図であり、図8(b)は一対の側部を立てた状態を示す紙容器の斜視図であり、図9は紙容器を構成するブランクの展開図である。
図8(a)(b)および図9に示すように、紙容器10は合成樹脂製のヒートシール層(シール層ともいう)5と、紙層6と、アルミ層(バリア層)7と、合成樹脂製のヒートシール層(シール層ともいう)8とを有する積層体からなるブランク1(図5参照)を折罫a,b,c,d,44a,45a,46a,48a,49aに沿って折畳み組立てることにより構成され、このような紙容器10は6面体形状を有する。
すなわち紙容器10は、正面外パネル11aと、この正面外パネル11aに重なり合って貼り付けられた正面内パネル11bとを有する正面壁11と、正面外パネル11aに折罫a(稜線aともなる)を介して連設された天壁12と、天壁12に折罫b(稜線bともなる)を介して連設された背面壁13と、背面壁13に折罫c(稜線cともなる)を介して連設された底壁14とを備え、底壁14と正面内パネル11bとの間に折罫d(稜線dともなる)が設けられている。
また正面壁11と背面壁13との間には、一対の側部40、40が設けられている。この各側部40は、天壁12から折罫40Aを介して延びるとともに先端に貼付け部41aを有する天壁側部パネル41と、底壁14から折罫40Aを介して延びるとともに先端に貼付け部42aを有する底壁側部パネル42とを有している。そして天壁側部パネル41の貼付け部41aと、底壁側部パネル42の貼付け部42aを互いに貼付けることにより、側部40が構成される。
また各側部40の両側には、天壁側部パネル41と底壁側部パネル42との間に折込まれた第1折込部43と第2折込部47とが設けられている。
このうち第1折込部43は正面壁11側に位置し、第2折込部47は背面壁13側に位置している。
(ブランク1の構成)
図9は、紙容器10を構成するブランク1の展開図を示しており、上述のようにこれを組み立てることで図8(a)(b)に示す紙容器10が構成される。本発明において、ブランク1は、少なくとも次の要素を含んでいる。
(1)正面壁11を構成する正面外パネル11a、正面内パネル11b。
正面内パネル11bの外面に正面外パネル11aを貼り重ねることで、組立後の紙容器10における正面壁11が構成される。
(2)天壁12。
天壁12は、折罫aを介して正面外パネル11aに連設されている。
(3)底壁14。
底壁14は、折罫dを介して正面内パネル11bに連設されている。
(4)背面壁13。
背面壁13は、組立後の紙容器10において正面壁11に対向しており、折罫bを介して天壁12に、折罫cを介して底壁14に、それぞれ連設されている。
(5)紙容器10は、六面体を有するため、上記各壁部以外にも左右の一対の側部40、40が存在する。上述のように各側部40は天壁側部パネル41の貼付け部41aと、底壁側部パネル42の貼付け部42aを貼り付けることにより構成される。
また一対の側部40、40のうち、一方の側部(図8(a)(b)に示す右方の側部)40には、側部40を構成する天壁側部パネル41に、ミシン目状に形成されたハーフカット線25aにより開封用摘み部25が設けられ、このハーフカット線25aの両端から天壁12側へそれぞれ、開封用ハーフカット線22a、22bが延在している。開封用ハーフカット線22a、22bは、離れる方向に延在し、さらに開封用ハーフカット線22a、22bは各々折罫a(稜線a)および折罫b(稜線b)に至る(図9参照)。
天壁側部パネル41上において、ハーフカット線25a内の領域は、開封用摘み部25として機能する。つまり、消費者は、ハーフカット線25aを破り、開封用摘み部25を摘んで、開封用ハーフカット線22a、22bに沿って、紙容器10を上方へ破り開けることができる。
開封用ハーフカット線22a、22bおよび摘み部25を形成するハーフカット線25aは、ブランク1を貫通することなく、外表面のヒートシール層5および紙層6を切り込んで構成されている(図5参照)。なお、図5に示した例では、ハーフカットは紙層6を貫通しているが、紙層6の途中までのハーフカットとしてもよい。
(細長状窓部)
ところで、上述のように天壁12には一対の開封用ハーフカット線22a、22bが設けられ、この一対のハーフカット線22a、22bは天壁12上において各々折罫a(稜線a)および折罫b(稜線b)まで達している(図9参照)。
また天壁12と正面外フラッパ11aとの間の折罫a(稜線a)および天壁12と背面壁13との間の折罫b(稜線b)には、ハーフカット線22a、22bに延長して、シール層5および紙層6を除去することにより形成され、アルミ層7が外方へ露出する細長状窓部22A、22Bが設けられている。
この細長状窓部22A、22Bは、開封用ハーフカット線22a、22bと同様の断面形状をもつが(図5参照)、その長さlは10〜50mm、その幅wは1〜10mmとなっている。すなわち細長状窓部22A、22Bは、開封用ハーフカット線22a、22bより大きな幅をもつが、細長状窓部22A、22B内に指が入らないようになっている。
図8(a)(b)、および図9に示すように、細長状窓部22A、22Bは、折罫a(稜線a)および折罫b(稜線b)上に設けられており、開封用ハーフカット線22a、22bの延長上に設けられている。
このように開封用ハーフカット線22a、22bの延長上に折罫a(稜線a)および折罫b(稜線b)に沿って細長状窓部22A、22Bを設けたので、ハーフカット線25aを破って摘み部25を摘み、開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器10を破断した場合、紙容器10を開封用ハーフカット線22a、22bに沿って破断した後、一対の細長状窓部22A、22Bに沿って紙容器10を確実に破断することができる。このため開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器を破断することにより形成される開封部が開封用ハーフカット線22a、22bから外れたり、先細り状態となることはない。
次に各側部40の両側に設けられた第1折込部43と、第2折込部47について説明する。
各第1折込部43は正面外パネル11aから延びる正面外パネル側第1折込部43Aと、正面内パネル11bから延びる正面内パネル側第1折込部43Bとからなり、第1折込部43は天壁側部パネル41と底壁側部パネル42との間に折込まれている。
また正面外パネル側第1折込部43Aは、図3に示すように正面外パネル11aに第1折罫44aを介して連結された第1三角形領域44と、この第1三角形領域44に一対の第2折罫45aを介して連結された一対の第2三角形領域45とを有している。
また各第2三角形領域45は、他の折罫46aにより区画されており、各第2三角形領域45はこの他の折罫46aを介して4角形状の貼付け部46に連結され、各4角形状の貼付け部46は各々天壁側部パネル41の貼付け部41aおよび後述する正面内パネル側第1折込部43Bに貼付けられる。
ところで第1折込部43を構成する正面外パネル側第1折込部43Aと、正面内パネル側第1折込部43Bは、正面外パネル側第1折込部43Aが外側へくるよう互いに積層されている。この場合、正面内パネル側第1折込部43Bの上端縁は、第1三角形領域44の頂点44b近傍まで達する(図9参照)。
また、第2折込部47は背面壁13に第1折罫48aを介して連結された第1三角形領域48と、この第1三角形領域48に一対の第2折罫49aを介して連結された一対の第2三角形領域49とを有している。
ところで、側部40を構成する天壁側部パネル41にハーフカット線25aがミシン目状に設けられ、このハーフカット線25aによって開封用摘み部25が形成される。
この場合、天壁12と天壁側部パネル41との間の折罫40A(天壁12と側部40との間の稜線40Aともなる)と、ハーフカット線25aあるいは一対の開封用ハーフカット線22a、22bは交わらないようになっている。
すなわち、図9に示すように折罫40Aとハーフカット線25aとは、l=1.0〜1.5mm離れており、折罫40Aと一対の開封用ハーフカット線22a、22bとはl=1.0〜1.5mm離れている。このため紙容器1を組立てた場合は、折罫40Aにハーフカット線25aあるいは開封用ハーフカット線22a、22bを設けることに起因してピンホール等が形成されることはない。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず上述した層構成を有するブランク1を準備する。
次にブランク1を折罫a,b,c,dに沿って折り畳み、正面外パネル11aと正面内パネル11bを重ね合せて貼り付ける。
次にブランク1を組み立て、内容物を収納した後、ブランク1を折罫44a、45a、46aに沿って折畳むことにより、正面外パネル側第1折込部43Aと、正面内パネル側第1折込部43Bとからなる第1折込部43を形成する。同時にブランク1を折罫48a、49aに沿って折畳んで第2折込部47を形成する。
その後第1折込部43と第2折込部47を、各々天壁側部パネル41と底壁側部パネル42との間に折込み、天壁側部パネル41の貼付け部41aと底壁側部パネル42の貼付け部42aとを貼付けることにより一対の側部40、40を形成する。
このようにして6面体形状の紙容器10を成形することができる。
紙容器10の開封作業は、天壁側部パネル41に形成されたハーフカット線25aを破り、開封用摘み部25を摘んで行う。このとき開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器を破断することにより、紙容器10を開封することができる。
この場合、折罫a、bに沿って、開封用ハーフカット線22a、22bの延長上に折罫a(稜線a)および折罫b(稜線b)に沿って細長状窓部22A、22Bを設けたので、ハーフカット線25aを破って摘み開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器10を破断した場合、紙容器10を開封用ハーフカット線22a、22bに沿って破断した後、一対の細長状窓部22A、22Bに沿って紙容器10を確実に破断することができる。このため開封用ハーフカット線22a、22bに沿って紙容器を破断することにより形成される開封部が開封用ハーフカット線22a、22bから外れたり先細り状態となることはない。
次に図10により本発明の変形例について説明する。図10に示す変形例は、開封用摘み部25を形成するハーフカット線25aを正面外フラッパ11aに設けるとともに、開封用摘み部25の両端から天壁12上に一対の開封用ハーフカット線22a、22bを延在させ、この一対の開封用ハーフカット線22a、22bを折罫b(稜線b)を越えて背面壁13側へ伸ばしたものである。
他の構成は、図8(a)(b)および図9に示す第2の実施の形態と略同一である。
図10において、図8(a)(b)および図9に示す第2の実施の形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10において、開封用摘み部25を形成するハーフカット線25が正面外フラッパ11aに設けられ、開封用摘み部25の両端から折罫a(稜線a)を挟んで一対の開封用ハーフカット線22a、22bが天壁12上を延びている。一対の開封用ハーフカット線22a、22bは天壁12上において、互いに離れる方向へ延び、その後互いに平行に延びて折罫bを越えて背面壁13側へ達している。
また、天壁12上に延びる各開封用ハーフカット線22a、22bのうち、互いに離れる方向へ延びる部分に細長状窓部22A、22Bが設けられている。
なお、図10において、折罫aとハーフカット線25aとの間および折罫aと各開封用ハーフカット線22a、22bとの間は、l=1.0〜1.5mmだけ離れており、折罫aとハーフカット線25aあるいは折罫aと開封用ハーフカット線22a、22bが交わらないようになっている。
また折罫bと各開封用ハーフカット線22a、22bとの間も、l=1.0〜1.5mmだけ離れており、折罫bと各開封用ハーフカット線22a、22bが交わらないようになっている。
このように折罫aとハーフカット線25aおよび開封用ハーフカット線22a、22bが交わることなく、かつ折罫bと開封用ハーフカット線22a、22bが交わることはないので、紙容器1を組立てた場合に、折罫aおよび折罫bに、ハーフカット線25aあるいは開封用ハーフカット線22a、22bを設けたことに起因してピンホール等が形成されることはない。
1、1’ ブランク
5 シール層
6 紙層
7 アルミ層
8 シール層
10、10’ 紙容器
11 正面壁
11a 正面外パネル
11b 正面内パネル
11c 延長パネル
11d 端縁
12 天壁
13 背面壁
14 底壁
21a、21b 切欠部
22a、22b 開封用ハーフカット線
22A、22B 細長状窓部
25 開封用摘み部
25a ハーフカット線
31 再封止スリット
31’ 連設部分
32a、32b、32a’、32b’ 第1剥離用ハーフカット線
35a、35b、35c 第2剥離用ハーフカット線
40 側部
40A 折罫
41 天壁側部パネル
41a 貼付け部
42 底壁側部パネル
42a 貼付け部
43 第1折込部
47 第2折込部
a 折罫(稜線)
b 折罫(稜線)
c 折罫(稜線)
d 折罫(稜線)

Claims (8)

  1. 少なくとも内側から外側へ順に配置されたバリア層と紙層とを有する積層体からなるブランクを折罫に沿って折畳んで組立ててなる6面体形状の紙容器において、
    紙容器に、先端に摘み部を有し、バリア層を残し紙層に切込みを入れて形成された一対のハーフカット線を設け、
    各ハーフカット線の所望部分または各ハーフカット線の延長上に、紙層を取除いて形成されバリア層が外方へ露出するとともに当該ハーフカット線より大きな幅を有する細長状窓部が設けられていることを特徴とする紙容器。
  2. 各細長状窓部は10〜50mmの長さと、1〜10mmの幅を有することを特徴とする請求項1記載の紙容器。
  3. 各細長状窓部は紙容器の稜線に沿って設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の紙容器。
  4. 各ハーフカット線は紙容器の稜線と交わらないことを特徴とする請求項1または2記載の紙容器。
  5. 少なくとも内側から外側へ順に配置されたバリア層と紙層とを有する積層体からなり、折罫に沿って折り畳んで組立てることにより、6面体形状の紙容器を成形するブランクにおいて、
    ブランクに先端に摘み部を有し、バリア層を残し紙層に切込みを入れて形成された一対のハーフカット線を設け、
    各ハーフカット線の所望部分または各ハーフカット線の延長上に、紙層を取除いて形成されバリア層が外方へ露出するとともに当該ハーフカット線より大きな幅を有する細長状窓部が設けられていることを特徴とするブランク。
  6. 各細長状窓部は10〜50mmの長さと、1〜10mmの幅を有することを特徴とする請求項5記載のブランク。
  7. 各細長状窓部は、紙容器の稜線に対応する折罫の所望部分に設けられていることを特徴とする請求項5または6記載のブランク。
  8. 各ハーフカット線は紙容器の稜線に対応する折罫と交わらないことを特徴とする請求項5または6のいずれか記載のブランク。
JP2011264841A 2011-12-02 2011-12-02 紙容器およびブランク Active JP5954611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011264841A JP5954611B2 (ja) 2011-12-02 2011-12-02 紙容器およびブランク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011264841A JP5954611B2 (ja) 2011-12-02 2011-12-02 紙容器およびブランク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013116751A JP2013116751A (ja) 2013-06-13
JP5954611B2 true JP5954611B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=48711595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011264841A Active JP5954611B2 (ja) 2011-12-02 2011-12-02 紙容器およびブランク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5954611B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155323A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 凸版印刷株式会社 液体用紙容器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641139A (en) * 1979-08-30 1981-04-17 Lion Corp Carton box
JPH0547057Y2 (ja) * 1987-04-02 1993-12-10
JPH0542127U (ja) * 1991-02-18 1993-06-08 本州製紙株式会社 ストロー挿入口付飲料容器
JPH0948426A (ja) * 1995-08-10 1997-02-18 Dainippon Printing Co Ltd 易開封性密封カートン
JP3747500B2 (ja) * 1996-01-17 2006-02-22 凸版印刷株式会社 易開封性紙製容器用ブランク板の製造方法
US20030116614A1 (en) * 2001-12-21 2003-06-26 Block Christine Sieglinde Container with tamper-evidence, reclosure feature
JP2005111605A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Kindaisha:Kk ミシン目、シート及びミシン刃
US20050109827A1 (en) * 2003-11-24 2005-05-26 Martin Chris L. Dryer sheet and cleansing article dispensing cartons and die-cut blanks for making the same
JP2009132398A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Dainippon Printing Co Ltd 破断構造付きシート及びそれを用いた箱
US8002171B2 (en) * 2008-07-25 2011-08-23 Graphic Packaging International, Inc. Package with recloseable dispenser

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013116751A (ja) 2013-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102143898B (zh)
US9914572B2 (en) Packaging
US9630761B2 (en) Packaging
JP5772507B2 (ja) 紙容器およびブランク
WO2010026020A1 (en) Packaging for smoking articles
JP5602972B1 (ja) 包装箱
JP5954611B2 (ja) 紙容器およびブランク
JP6217255B2 (ja) 包装箱及びそれを形成するためのブランク板
US20140170272A1 (en) Packaging
US6634546B2 (en) Package for food products, blank of a package for food products and method of manufacturing such a blank
JP2015517446A (ja) 包装および包装を生産するための方法
JP2018531185A6 (ja) 内側パッケージを備えた容器
JP2018531185A (ja) 内側パッケージを備えた容器
JP2007253984A (ja) 紙カートン
JP6608226B2 (ja) 包装箱および包装箱のブランク
WO2017148962A1 (en) Container comprising a re-sealable inner package
JP5935623B2 (ja) 展示機能付き包装箱
JP5482452B2 (ja) ハイバリア性紙容器
JP4811554B2 (ja) 易開封カートン
JP5525244B2 (ja) 包装箱
KR100556714B1 (ko) 담배 패키지
JP7463703B2 (ja) 包装箱
JP7356350B2 (ja) 消費財用のパッケージを開封するための方法、消費財用のパッケージ、ならびにこのようなパッケージを製造するための方法
JP2000309333A (ja) 包装箱
JP6702150B2 (ja) 収納箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160520

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5954611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02