JP5954485B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents
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Description
この発明は、被検体の放射線撮影を行う放射線撮影装置に関し、特に、撮影に用いる放射線検出器を選択することができる放射線撮影装置に関する。
医療機関には放射線を照射して被検体Mのイメージングを行う放射線撮影装置が配備されている(例えば、特許文献1参照)。このような放射線撮影装置は、図11に示すように放射線を照射する放射線源53と、放射線を検出するFPD54とを備えている。放射線源53とFPD54との間には被検体Mを載置する天板52が備えられている。
放射線源53には、放射線の照射範囲を制限するコリメータ53aが付設されている。放射線源53から発した放射線は、このコリメータ53aを通過することで広がりが制限されて被検体Mに照射されることになる。
FPD54は、放射線撮影装置本体と無線を用いて情報のやりとりをする構成となっている。この様な構成とすることで、FPD54と放射線撮影装置本体との間でケーブルを敷設する必要がなくなり、放射線撮影装置の利便性が向上する。
このような無線タイプのFPD54は、複数の放射線撮影装置の間で共用することができるようになっている。したがって、放射線撮影装置とFPD54とは1対1で対応している訳ではない。この様な放射線撮影装置を用いて被検体の撮影を行うときには、術者はまず複数のFPD54が配置された置き場からFPD54の一つを取り出す。このようにして取り出されたFPD54は、現状において他の撮影に用いられていない空きのFPD54である。
次に、術者は放射線撮影装置の操作パネルを用いてこれより使用するFPD54を指定する。術者が操作パネルに描写されたアイコンに触れることで撮影に用いるFPD54を選択することができる。術者がこの様な操作をすることで、放射線撮影装置本体とFPD54とのペアリングがなされる。放射線撮影装置本体は、術者により選択されたFPD54に各種の信号を送受信することにより、被検体の撮影を実行する。
しかしながら、従来構成には、次のような問題点がある。すなわち、従来構成では、術者がFPDの指定の誤りに気が付きにくい。
術者が撮影を開始しようとしてFPDの置き場からFPDを一つ取り出したときに、どのFPDが撮影に用いられるのかを放射線撮影装置本体に確実に認識させる必要がある。そうでなければ、放射線撮影装置は、FPDの置き場に未だ置かれたままとなっている別のFPDに撮影開始の信号を送信して撮影動作を続行してしまうことになってしまう。この様な事態となれば、被検体Mの下に置かれたFPD54が放射線撮影装置のシステムに組み込まれないことになり、事実上、FPD無しで撮影が続行されてしまう。つまり、術者がFPD54の選択を誤ると撮影を全うに完結することができない。
従来構成によれば、術者が操作パネル上でFPDの選択の間違いに気が付くのは、被検体に放射線が照射された後になる。このような無駄な放射線照射は、被検体の放射線被曝を低減する観点から望ましくない。また、従来構成において術者がFPDの選択を間違うと、いったん撮影操作を終えてからもう一度撮影を始めからやり直しすることになるので迅速な撮影をすることができなくなる。
そこで、従来構成では、FPDの取り違えを防ぐ目的で、FPDの個体を区別する符号をFPDに貼り付けている。術者は、事前にFPDに貼り付けられた符号を確認しておけば、操作パネルを通じてFPDを選択するときにどのアイコンに触れたらいいかを正確に認識することができる。しかし、この方法では、術者の操作ミスを確実に防止できない。
すなわち、FPDに符号を貼り付ける方法では、術者が意識的にFPD上の符号と操作パネル上の符号との一致を確認する必要がある。従って、術者が撮影の作業に追われている場合、符号の一致をうっかり確認し忘れてしまうことも出てきてしまう。術者がより直感的にFPDの選択ミスに気が付く方法があれば、術者はよりスムーズに撮影を完了することができるのである。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数の検出手段を取り替えて用いることができる放射線撮影装置において、術者が検出手段の選択ミスをいち早く認識できるようにし、操作性が向上した放射線撮影装置を提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る放射線撮影装置は、被検体に向けて放射線を照射する放射線源と、放射線源から照射される放射線の広がりを制限するコリメータと、コリメータに設けられた可視光線を照射する可視光源と、可視光源から照射される可視光線を反射させて、可視光線をコリメータに向けて照射させるとともに、放射線源から照射される放射線を透過させて、放射線をコリメータに向けて照射させるミラーと、被検体から透過してきた放射線を検出するとともに、個体を識別する色づけがされた複数の検出手段と、検出手段が出力する信号を基に画像を生成する画像生成手段と、複数の検出手段のうち撮影に用いる検出手段を術者に選択させる入力手段と、可視光源から発する光の色が入力手段を通じて選択された検出手段の個体を識別する色となるように可視光源の発光色を制御する発光色制御手段とを備えることを特徴とするものである。
すなわち、本発明に係る放射線撮影装置は、被検体に向けて放射線を照射する放射線源と、放射線源から照射される放射線の広がりを制限するコリメータと、コリメータに設けられた可視光線を照射する可視光源と、可視光源から照射される可視光線を反射させて、可視光線をコリメータに向けて照射させるとともに、放射線源から照射される放射線を透過させて、放射線をコリメータに向けて照射させるミラーと、被検体から透過してきた放射線を検出するとともに、個体を識別する色づけがされた複数の検出手段と、検出手段が出力する信号を基に画像を生成する画像生成手段と、複数の検出手段のうち撮影に用いる検出手段を術者に選択させる入力手段と、可視光源から発する光の色が入力手段を通じて選択された検出手段の個体を識別する色となるように可視光源の発光色を制御する発光色制御手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明の放射線撮影装置は、個体を識別する色づけがされた複数の検出手段と、撮影用に選択された検出手段に対応する色で発光する可視光源を備えている。この可視光源は、放射線撮影に先立ってコリメータを調節するときに用いる光源である。放射線撮影をするときには、放射線の照射を実行する前に、可視光源を用いてコリメータの開度の調節がなされる。従って、可視光源から発する光の色は、撮影の際、術者に確実に認識される。そして、この可視光源から発する光の色の種類は、術者が入力手段を通じて選択した検出手段の個体を表している。従って、例え術者が検出手段の選択に係る入力を誤ったとしても、コリメータ調節の際に検出手段に付けられた色と、可視光源から発する光の色とが不一致となったことから入力の誤りを確実に知ることができる。この時点で術者は速やかに検出手段の選択の入力をやり直すことができるのである。また、本発明によれば、術者は放射線照射の前に入力の誤りを知ることができるので、被検体に対する無駄な放射線被曝を抑制することもできる。
また、上述の放射線撮影装置において、複数の検出手段を区別する符号と検出手段に付された色とが関連したテーブルを記憶する記憶手段を備え、入力手段は、複数の検出手段を区別する符号を表示することで術者に検出手段の選択をさせるとともに、発光色制御手段は、記憶手段よりテーブルを読み出して動作すればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線撮影装置をより具体的に表している。発光色制御手段が入力手段に表示される個体区別用の符号と、検出手段に付された個体区別用の色とが関連したテーブルに基づいて、可視光源の発光色を制御すれば、入力手段で選択された検出手段の個体をより確実に反映して可視光源を発光させることができる。
また、上述の放射線撮影装置において、検出手段の各々には、検出手段の周囲を縁取るように色づけがされていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線撮影装置をより具体的に表している。検出手段の周囲を縁取るように色づけがされていれば、術者は、撮影に用いようとしている検出手段はどの個体であるのかを確実に知ることができる。撮影の際、被検体の下に検出手段を配置したときに、術者が検出手段における被検体からはみ出して見える部分に確実に検出手段の個体を区別する色が現れることになるからである。
また、上述の放射線撮影装置において、検出手段の各々には、放射線を検出する検出面の側に色づけがされていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線撮影装置をより具体的に表している。検出手段の放射線を検出する検出面の側に色づけがされていれば、術者は、撮影に用いようとしている検出手段はどの個体であるのかを確実に知ることができる。撮影の際、被検体からはみ出している検出手段は、術者からは検出手段の検出面が設けられている側が見えているからである。
また、上述の放射線撮影装置において、検出手段の各々には、検出手段によって異なる色が付けられたシールが貼り付けられることにより色づけがされていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線撮影装置をより具体的に表している。検出手段の色づけをシールにより行えば、既存の検出手段に本発明を適用することができる。
また、上述の放射線撮影装置において、撮影に用いる検出手段と信号の授受を無線を通じて行うアクセスポイントを備えればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線撮影装置をより具体的に表している。本発明は、検出手段が無線式となっている放射線撮影装置に適用できる。
本発明の放射線撮影装置は、個体を識別する色づけがされた複数の検出手段と、撮影用に選択された検出手段に対応する色で発光する可視光源を備えている。この可視光源から発する光の色は、コリメータの開度の調節の際、術者に確実に認識される。そして、この可視光源から発する光の色の種類は、術者が入力手段を通じて選択した検出手段の個体を表している。従って、例え術者が検出手段の選択に係る入力を誤ったとしても、コリメータ調節の際に検出手段に付けられた色と、可視光源から発する光の色とが不一致となったことから入力の誤りを確実に知ることができる。
以降、本発明の実施例を説明する。実施例におけるX線は、本発明の放射線に相当する。また、FPDは、フラット・パネル・ディテクタの略である。
<X線撮影装置の全体構成>
まず、実施例1に係るX線撮影装置1の構成について説明する。X線撮影装置1は、図1に示すように仰臥位の被検体Mを載置する天板2と、天板2の上側(一面側)に設けられたX線を被検体Mに照射するX線管3と、天板2に載置されるとともに被検体Mの下部に配置された被検体Mを透過してきたX線を検出して検出信号を出力するFPD4とを備えている。FPD4は、被検体Mの体軸方向Aまたは体側方向Sのいずれかに沿った4つの辺を有する矩形となっている。このFPD4は、撮影の際、被検体Mと天板2との間に配置され、そのX線を検出する検出面4aは、X線管3および被検体M側に向いている。また、X線管3は、四角錐形状のX線をFPD4に向けて照射する。したがって、FPD4は、X線を検出面4aの全面で受光することになる。支柱5は、天板2の下側(他面側)から天板2の上側(一面側)に向けて伸びており、X線管3を支持している。X線管3は、本発明の放射線源に相当し、FPD4は、本発明の検出手段に相当する。
まず、実施例1に係るX線撮影装置1の構成について説明する。X線撮影装置1は、図1に示すように仰臥位の被検体Mを載置する天板2と、天板2の上側(一面側)に設けられたX線を被検体Mに照射するX線管3と、天板2に載置されるとともに被検体Mの下部に配置された被検体Mを透過してきたX線を検出して検出信号を出力するFPD4とを備えている。FPD4は、被検体Mの体軸方向Aまたは体側方向Sのいずれかに沿った4つの辺を有する矩形となっている。このFPD4は、撮影の際、被検体Mと天板2との間に配置され、そのX線を検出する検出面4aは、X線管3および被検体M側に向いている。また、X線管3は、四角錐形状のX線をFPD4に向けて照射する。したがって、FPD4は、X線を検出面4aの全面で受光することになる。支柱5は、天板2の下側(他面側)から天板2の上側(一面側)に向けて伸びており、X線管3を支持している。X線管3は、本発明の放射線源に相当し、FPD4は、本発明の検出手段に相当する。
X線管3には、X線管3から照射されるX線の広がりを制限するコリメータ3aが設けられている。コリメータ3aは、X線管3から照射されるX線の広がりを制限する。このコリメータ3aの具体的な構成は後述する。
X線管制御部6(図1参照)は、所定の管電流、管電圧、パルス幅でX線管3を制御する目的で設けられている。X線管制御部6の制御によりX線がX線管3から発せられると、X線は、被検体Mを透過してFPD4の検出面4aに入射する。FPD4の検出面4aには、X線を検出する検出素子が2次元マトリックス状に配列されている。FPD4は、各検出素子が検出したX線強度を検出素子の位置情報とともに検出信号として出力する。
実施例1におけるFPD4は、無線式となっており、撮影の際、FPD4とX線撮影装置本体とをケーブル等で物理的に接続する必要がない。FPD4とX線撮影装置本体との間の情報のやりとりは、FPD4に備えられた無線式の通信装置と、X線撮影装置本体に備えられた無線式のアクセスポイント10との間で無線通信を実行することで行われる。このようにアクセスポイント10は、撮影に用いるFPD4と信号の授受を無線を通じて行うように構成されている。
画像生成部11は、アクセスポイント10を経由してFPD4より出力される検出信号を基に被検体Mの透視像の静止画を生成する。画像生成部11は、本発明の画像生成手段に相当する。
ところで、実施例1に係るX線撮影装置本体は、複数のFPD4のうちから術者により選択された1つのFPD4を用いて撮影を実行することができる。すなわち、X線撮影装置本体は、撮影に先立って複数のFPD4を予め認識しているのである。術者は、認識がなされたFPD4のいずれかを用いて撮影操作をすることができる。図1においては、複数のFPD4を保持するホルダHが描かれている。このホルダHには、X線撮影装置本体によって認識済みのFPD4が保持されている。術者は、このホルダHに保持されているFPD4のいずれかを選択し天板2に載置することでX線撮影を実行する。
X線撮影に先立ち、これまで一度も撮影に用いたことがないFPD4をX線撮影装置本体に認識させるには、いちどX線撮影装置本体と認識させたいFPD4とをケーブルで接続させる操作がなされる。この様にすると、X線撮影装置本体は、ケーブルで接続されたFPD4を術者により選択されうるFPD4の1つであるものと認識する。なお、FPD4の認識が完了した後は、FPD4をX線撮影装置1に物理的に接続しなくてもFPD4とX線撮影装置本体は無線を通じて情報のやりとりをすることができるようになる。
<術者がFPDを選択する必要性>
X線撮影装置1においては、上述のようにX線撮影装置本体に複数のFPD4を認識させておくことができる。撮影に用いるFPD4は、認識された複数のFPD4のうちの一つであることからすると、複数のFPD4のうちどれを撮影に用いるかを術者が指定する必要がある。この指定は、X線撮影装置本体に付属の操作卓26に表示されたFPD4のリストの中から術者が撮影に用いようとするFPD4を選択することでなされる。この様に操作卓26は、複数のFPD4を区別する符号を表示して複数のFPD4のうち撮影に用いるFPD4を術者に選択させるように構成されている。操作卓26は、本発明の入力手段に相当する。
X線撮影装置1においては、上述のようにX線撮影装置本体に複数のFPD4を認識させておくことができる。撮影に用いるFPD4は、認識された複数のFPD4のうちの一つであることからすると、複数のFPD4のうちどれを撮影に用いるかを術者が指定する必要がある。この指定は、X線撮影装置本体に付属の操作卓26に表示されたFPD4のリストの中から術者が撮影に用いようとするFPD4を選択することでなされる。この様に操作卓26は、複数のFPD4を区別する符号を表示して複数のFPD4のうち撮影に用いるFPD4を術者に選択させるように構成されている。操作卓26は、本発明の入力手段に相当する。
術者の操作卓26を通じたFPD4の選択方法を具体的に説明する。図2は、操作卓26の表示部を表している。表示部には、認識されたFPD4の数だけそれらを選択させる目的のアイコンが現れている。術者がこのアイコンのうちの一つに触れて選択すると、X線撮影装置本体は、選択されたアイコンに対応するFPD4が撮影に用いられるものと認識する。アイコンには、「FPD1」、「FPD2」、「FPD3」というようにFPD4が番号づけされて区別されている。図2の説明ではX線撮影装置本体に3つのFPD4が認識されているものとする。認識されたFPD4が増えればそれに応じて操作卓26に描写されるアイコンの数も増えることになる。なお、アイコンの区別は上述のような番号を必ず用いる必要は無く、FPD4同士を区別できる任意の符号を用いてもよい。なお、操作卓26の表示部には上述のアイコンの他に術者にX線照射開始の指示を入力させるアイコンなどが表示されている。
このように、実施例1のX線撮影装置1は、複数のFPD4を使い分けながら撮影を行う構成となっている。したがって、術者がホルダHに置かれたFPD4を容易に区別できるようにしなければならない。さもないと、術者が操作卓26を通じて撮影に用いるFPD4を選択しようとしたときに、術者は操作卓26上のどのアイコンに触れればいいのか分からなくなるからである。
しかしながら、術者が一見したところホルダHに置かれたFPD4を区別することは容易ではない。FPD4の各々には、型番や個体に固有の製造番号が刻印されてはいるものの、型番や製造番号は検出面4aの裏側に小さく刻印されているに過ぎない。しかも、型番や製造番号は桁数の多いアルファベットや数字の羅列であり、術者は、型番や製造番号を一見してもFPD4の個体差を確認しづらい。したがって、実施例1に係るFPD4には、個体の識別性を向上させる目的でFPD4に固有の色(区別色)が割り当てられており、FPD4の各々には異なる区別色のシールsが貼り付けられている。この様に、複数のFPD4は、シールsにより個体を識別する色づけがされている。
図3は、FPD4に貼り付けられたシールsについて説明している。シールsは、矩形となっているFPD4の検出面4a側の周囲を縁取るように貼り付けられており、これによってFPD4の当該部分が色づけされている。従ってFPD4におけるシールsは、額縁状の形状を形作っている。シールsは、FPD4の検出面4aを避けて貼り付けられているのでこれについて説明する。検出面4aの周囲には、検出面4aを保護する目的で額縁状の補強部材が設けられている。シールsは、FPD4における検出面4aを囲む補強部材を覆うように設けられている。この様にすることでシールsは、検出面4aの外側にあることになり、検出面4a避けて設けられていることになる。このシールsは、X線撮影装置本体にケーブルを通じて認識されたFPD4の各々に設けられている。
術者は、このシールsを手がかりにFPD4を容易に区別することができる。すなわち、実施例1の構成では、FPD4の各々には、FPD4によって異なる色が付けられたシールsが貼り付けられることにより色づけがされているのである。例えば、あるFPD4に貼り付けられたシールsは、赤色であり、別のFPD4に貼り付けられたシールsは青色となっている。また、別のFPD4に貼り付けられたシールsは緑色となっている。赤色、青色、緑色のシールが貼り付けられたFPD4をそれぞれ、図4に示すようにFPD4r,FPD4b,FPD4gと呼ぶことにする。
<テーブルTについて>
続いて、記憶部28が記憶するテーブルTについて説明する。テーブルTは、図5に示すようにFPD4の個体を表す番号と個体識別用の区別色とが関連したテーブルとなっている。このテーブルTは、術者が予めFPD4にシールsを貼り付けるときに合わせて操作卓26を通じて作成されるものである。このテーブルTは、操作卓26に表示されるFPD4を区別する番号「FPD1」、「FPD2」、「FPD3」と、FPD4の区別色が関連づけられている。ここで番号「FPD1」は、赤色のシールsが貼り付けられたFPD4rに相当し、番号「FPD2」は、青色のシールsが貼り付けられたFPD4bに相当し、番号「FPD3」は、緑色のシールsが貼り付けられたFPD4gに相当するものとする。すなわち、テーブルTはFPD4に付された区別色と、FPD4を識別する符号とが関連づけられたものとなっている。記憶部28は、本発明の記憶手段に相当する。
続いて、記憶部28が記憶するテーブルTについて説明する。テーブルTは、図5に示すようにFPD4の個体を表す番号と個体識別用の区別色とが関連したテーブルとなっている。このテーブルTは、術者が予めFPD4にシールsを貼り付けるときに合わせて操作卓26を通じて作成されるものである。このテーブルTは、操作卓26に表示されるFPD4を区別する番号「FPD1」、「FPD2」、「FPD3」と、FPD4の区別色が関連づけられている。ここで番号「FPD1」は、赤色のシールsが貼り付けられたFPD4rに相当し、番号「FPD2」は、青色のシールsが貼り付けられたFPD4bに相当し、番号「FPD3」は、緑色のシールsが貼り付けられたFPD4gに相当するものとする。すなわち、テーブルTはFPD4に付された区別色と、FPD4を識別する符号とが関連づけられたものとなっている。記憶部28は、本発明の記憶手段に相当する。
<コリメータについて>
X線管3には、X線の照射範囲を制限するコリメータ3aが設けられている(図1参照)。コリメータ3aは、開度の調節が可能となっている。コリメータ3aは、図6に示すように、軸Cを基準として鏡像対称に移動する1対の遮蔽羽根3bを有し、同じく軸Cを基準として鏡像対称に移動するもう1対の遮蔽羽根3bを備えている。このコリメータ3aは、遮蔽羽根3bを移動させることで、FPD4が有する検出面4aの全面にコーン状のX線Bを照射させることもできれば、たとえば、検出面4aの中心部分だけにファン状のX線Bを照射させることもできる。なお、軸Cは、X線Bの中心を示す軸となっている。また、遮蔽羽根3bの2対のうち一方は、4角錐形状となっているX線Bの体軸方向Aへの広がりを調整するものであり、もう一方の遮蔽羽根3bの対は、X線Bの体側方向Sへの広がりを調整するものである。X線管3を移動させるとコリメータ3aもX線管3に伴って移動する。遮蔽羽根3bの移動は、術者が手動により行うことができる。
X線管3には、X線の照射範囲を制限するコリメータ3aが設けられている(図1参照)。コリメータ3aは、開度の調節が可能となっている。コリメータ3aは、図6に示すように、軸Cを基準として鏡像対称に移動する1対の遮蔽羽根3bを有し、同じく軸Cを基準として鏡像対称に移動するもう1対の遮蔽羽根3bを備えている。このコリメータ3aは、遮蔽羽根3bを移動させることで、FPD4が有する検出面4aの全面にコーン状のX線Bを照射させることもできれば、たとえば、検出面4aの中心部分だけにファン状のX線Bを照射させることもできる。なお、軸Cは、X線Bの中心を示す軸となっている。また、遮蔽羽根3bの2対のうち一方は、4角錐形状となっているX線Bの体軸方向Aへの広がりを調整するものであり、もう一方の遮蔽羽根3bの対は、X線Bの体側方向Sへの広がりを調整するものである。X線管3を移動させるとコリメータ3aもX線管3に伴って移動する。遮蔽羽根3bの移動は、術者が手動により行うことができる。
<可視光源について>
可視光源9は、可視光線を照射するものであり、図1に示すようにコリメータ3aに設けられている。可視光源9から照射された可視光線は、コリメータ3aの遮蔽羽根3bの隙間を通過して被検体Mの一部を照射する。X線管3から照射されるX線も同様にコリメータ3aの遮蔽羽根3bの隙間を通過して被検体Mの一部に照射されるのであるから、可視光源9が照らす被検体Mの部分と、X線管3が出力するX線ビームが照らす被検体Mの部分は一致する。可視光源9は、術者に目視されることができるのであるから、術者はX線撮影の前にX線が被検体Mを照らす部分(照射領域、または照射野)を目視することができる。可視光源制御部9aは、可視光源9を制御する目的で設けられている。
可視光源9は、可視光線を照射するものであり、図1に示すようにコリメータ3aに設けられている。可視光源9から照射された可視光線は、コリメータ3aの遮蔽羽根3bの隙間を通過して被検体Mの一部を照射する。X線管3から照射されるX線も同様にコリメータ3aの遮蔽羽根3bの隙間を通過して被検体Mの一部に照射されるのであるから、可視光源9が照らす被検体Mの部分と、X線管3が出力するX線ビームが照らす被検体Mの部分は一致する。可視光源9は、術者に目視されることができるのであるから、術者はX線撮影の前にX線が被検体Mを照らす部分(照射領域、または照射野)を目視することができる。可視光源制御部9aは、可視光源9を制御する目的で設けられている。
実施例1に係る可視光源9は、可視光源制御部9aの制御に従って発光色を変更できるようになっている。従って、可視光源9は、可視光源制御部9aの制御に従って赤色、青色、緑色の各色のいずれかを出力することができる。この可視光源9が発することができる発光色の各々は、上述のFPD4に付された区別色の各々に対応している。このように、可視光源制御部9aは、可視光源9に対して発光の開始および終了について制御するのみならず、発光色を制御する発光色制御手段ともなっている。従って、可視光源制御部9aは、本発明の発光色制御手段に相当する。
次に、X線管3とコリメータ3aとの位置関係について説明する。図7は、各部材の位置関係を説明する模式図である。X線管3には、X線が照射する照射口3pが設けられている。
コリメータ3aには、照射口3pに対して傾斜したミラー15が設けられている。コリメータ3aには、被検体Mからみてミラー15によるX線管3の焦点位置の鏡像と同じ位置になるように可視光源9が設けられている。ミラー15は、可視光源9から照射される可視光線を反射させて、可視光線をコリメータ3aに向けて照射させるとともに、X線管3から照射されるX線を透過させて、X線をコリメータ3aに向けて照射させる。
主制御部27(図1参照)は、各制御部を統括的に制御する目的で設けられている。この主制御部27は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することによりX線管制御部6および各部を実現している。また、上述の各部は、それらを担当する演算装置に分割されて実行されてもよい。記憶部28は、複数のFPD4を区別する番号(符号)とFPD4に付された色とが関連したテーブルT等、装置制御に関する情報の一切を記憶する。表示部29は、撮影された画像を表示するなどの目的で設けられている。
<X線撮影装置の動作:載置ステップS1>
続いて、X線撮影装置1の動作について図8を参照しながら説明する。実施例1に係るX線撮影装置1を用いて撮影を行うには、まず、術者がホルダHに置かれたFPD4のうちの一つを選択して取り出し、これを検出面4aがX線管3を向く向きで天板2に載置し、その上から被検体Mを天板2に載置する。このとき、術者は、赤色のシールsが貼り付けられたFPD4rを天板2に載置したものとする。FPD4rを天板2に載置する際、術者は、FPD4を載置するときにFPD4に貼り付けられたシールsの区別色が赤色であることに気が付く。
続いて、X線撮影装置1の動作について図8を参照しながら説明する。実施例1に係るX線撮影装置1を用いて撮影を行うには、まず、術者がホルダHに置かれたFPD4のうちの一つを選択して取り出し、これを検出面4aがX線管3を向く向きで天板2に載置し、その上から被検体Mを天板2に載置する。このとき、術者は、赤色のシールsが貼り付けられたFPD4rを天板2に載置したものとする。FPD4rを天板2に載置する際、術者は、FPD4を載置するときにFPD4に貼り付けられたシールsの区別色が赤色であることに気が付く。
また、術者はFPD4rを天板2に載置した後であっても、上述の区別色を確認することができる。天板2にFPD4rを載置する際、検出面4aが上面に来るように置かれるからである。シールsは、FPD4における検出面4aと同じ面に貼り付けられているから、術者はFPD4rの載置後であっても上述の区別色を確認することができる。更に、術者は、被検体Mが天板2に載置されFPD4rが被検体Mに覆われた後であっても、上述の区別色を確認することができる。被検体Mの体側方向の幅よりも広くなっているので、FPD4の端部が被検体Mからはみ出して見えるからである。シールsは、検出面4aの周囲に貼り付けられているから、シールsは、FPD4における被検体Mからはみ出た部分に位置しているのである。
<FPD選択ステップS2>
続いて、術者は、X線撮影装置本体に付属の操作卓26撮影に用いるFPD4の選択を行う。このとき、術者は、「FPD1」を選択したものという認識であるものとし、操作卓26上のアイコンのうち「FPD1」の表示があるものに触れたとする。すると、X線撮影装置本体は、これより行われる撮影に「FPD1」が使用されることを認識する。被検体Mの下に設置されたFPD4rが「FPD1」に対応することにをいかにして術者が知るのかということについては、複数の具体例を例示することができる。例えば、術者が操作卓26を通じてテーブルT(図7参照)を表示させてこれを確認するようにしてもよいし、FPD4rに操作卓26に表示された番号と同じ「FPD1」が記されたシールを貼り付け、術者がこれを確認するようにしてもよい。また、「FPD1」などの番号と区別色の対応関係を術者が暗記するようにしてもよい。
続いて、術者は、X線撮影装置本体に付属の操作卓26撮影に用いるFPD4の選択を行う。このとき、術者は、「FPD1」を選択したものという認識であるものとし、操作卓26上のアイコンのうち「FPD1」の表示があるものに触れたとする。すると、X線撮影装置本体は、これより行われる撮影に「FPD1」が使用されることを認識する。被検体Mの下に設置されたFPD4rが「FPD1」に対応することにをいかにして術者が知るのかということについては、複数の具体例を例示することができる。例えば、術者が操作卓26を通じてテーブルT(図7参照)を表示させてこれを確認するようにしてもよいし、FPD4rに操作卓26に表示された番号と同じ「FPD1」が記されたシールを貼り付け、術者がこれを確認するようにしてもよい。また、「FPD1」などの番号と区別色の対応関係を術者が暗記するようにしてもよい。
術者が行ったFPD4の選択の内容は、主制御部27に送出される。主制御部27は、この選択内容に応じてアクセスポイント10を制御することにより、選択されたFPD4rとアクセスポイント10とのリンクを確立する。これにより、FPD4rがX線撮影装置1の構成要素に組み込まれることになる。
<可視光照射ステップS3>
その後、術者は、コリメータ3aの開度を調節しようとして術者が操作卓26を通じてその旨の指示を操作卓26を通じて行うと、可視光源制御部9aは、可視光源9に対して可視光線照射開始の指示を与える。可視光源9から発せられた可視光線は、ミラー15で反射された後、コリメータ3aでコリメートされて被検体Mの一部を照らす。この可視光線により照らされる部分は、これから照射されようとするX線が到達する部分と一致している。このようにして、術者はX線撮影に先立って被検体Mのどの部分にX線が照射されるのかを知ることができる。なお、コリメータ3aの開度の調節を開始する旨の指示は、操作卓26の代わりにコリメータ3aに設けられたボタンによって行われてもよい。このような構成を採用した場合は、術者が当該ボタンを押下すると、可視光源制御部9aが可視光源9に対して可視光線照射開始の指示を与えるように動作することになる。
その後、術者は、コリメータ3aの開度を調節しようとして術者が操作卓26を通じてその旨の指示を操作卓26を通じて行うと、可視光源制御部9aは、可視光源9に対して可視光線照射開始の指示を与える。可視光源9から発せられた可視光線は、ミラー15で反射された後、コリメータ3aでコリメートされて被検体Mの一部を照らす。この可視光線により照らされる部分は、これから照射されようとするX線が到達する部分と一致している。このようにして、術者はX線撮影に先立って被検体Mのどの部分にX線が照射されるのかを知ることができる。なお、コリメータ3aの開度の調節を開始する旨の指示は、操作卓26の代わりにコリメータ3aに設けられたボタンによって行われてもよい。このような構成を採用した場合は、術者が当該ボタンを押下すると、可視光源制御部9aが可視光源9に対して可視光線照射開始の指示を与えるように動作することになる。
なお、可視光が照射されているこの時点でコリメータ3aの開度を手動で調節すれば、それに応じてこれから照射されようとするX線の到達範囲も変化する。つまり術者は、この可視光線が照射されている状態で、コリメータ3aの開度を調節したり、X線管3に対するFPD4rや被検体Mの位置の調節をすることで、これから照射されようとしているX線の照射範囲を調整することができるのである。このように、可視光線を用いてX線の照射範囲の調整を事前に行っておけば、術者は、X線の撮影を狙い通りに行うことができる。
<本発明の最も特徴的な構成>
ここで、本発明の最も特徴的な構成について説明する。すなわち、実施例1の構成によれば、術者が選択したFPD4の種類に応じて可視光源9から発せられる光の発光色が変化するように構成されている。すなわち、術者がFPD選択ステップS2においてFPD4rを選択しているときは、図9に示すように赤色の光が可視光源9から発せられるのである。なお、図9においては、説明の便宜上、X線管3やコリメータ3aに付属のミラー15等を省略している。同様の省略は図10においてもなされている。
ここで、本発明の最も特徴的な構成について説明する。すなわち、実施例1の構成によれば、術者が選択したFPD4の種類に応じて可視光源9から発せられる光の発光色が変化するように構成されている。すなわち、術者がFPD選択ステップS2においてFPD4rを選択しているときは、図9に示すように赤色の光が可視光源9から発せられるのである。なお、図9においては、説明の便宜上、X線管3やコリメータ3aに付属のミラー15等を省略している。同様の省略は図10においてもなされている。
このときの具体的な動作について説明する。術者が操作卓26を通じてコリメータ3aの開度の調節の開始を指示すると、可視光源制御部9aは、まず、記憶部28に記憶するテーブルTを読み出す。そして、可視光源制御部9aは、前のFPD選択ステップS2において選択された「FPD1」に対応する区別色を取得する。このとき可視光源制御部9aが取得する区別色は、図5を参照すれば分かるとおり、赤色である。
そして、可視光源制御部9aは、可視光源9に対して発光色を赤色に設定する信号を送信するとともに発光開始を意味する信号を送信する。可視光源9は、これら2つの信号に従い、赤色の発光色で発光する。すると、可視光源9から照射された赤色光が、図9の左側に示すようにコリメータ3aにコリメートされ、被検体Mと被検体Mの背面に位置するFPD4rの一部を照らす。図9の右側は、被検体Mの背面に位置しているFPD4rを図示している。
ここで、術者は、FPD選択ステップS2において自らの選択が正しいことを容易に知ることができる。可視光の発光が開始された時点で術者はFPD4rに貼り付けられたシールsの色と、可視光源9から照射された可視光の色とが一致することを確認するからである。この確認を終えた術者は、コリメータ3aの調節等の作業に移る。術者がシールsの色と可視光の色とが一致することを確認するときの具体例としては、可視光照射ステップS3において被検体Mの下からはみ出して見えるFPD4rのシールsを術者が目視するようにしてもよいし、術者が載置ステップS1でFPD4rに貼り付けられたシールsの色を覚えており、これに基づいて色の一致を確認するようにしてもよい。
術者は、コリメータ3aの調節等の作業を終えると、操作卓26を通じてコリメータ3aの開度の調節の終了を指示する。すると、可視光源制御部9aは、発光終了を意味する信号を可視光源9に送出する。可視光源9は、これに従い発光を終了する。
<発光色の制御>
ところで、上述で説明した動作ではFPD選択ステップS2において術者が操作卓26を通じて「FPD1」を選択した場合、赤色の可視光が照射されている。ここで、FPD選択ステップS2において、術者が「FPD1」ではない他のFPD4を選択していたとすると、可視光源9から発せられる可視光の色は赤色ではなく青色や緑色となる。具体的には、術者が「FPD2」を選択した場合は、テーブルTにおいて「FPD2」に対応づけられている青色で可視光源9が発光し、術者が「FPD3」を選択した場合は、テーブルTにおいて「FPD3」に対応づけられている緑色で可視光源9が発光する。このように、可視光源制御部9aは、可視光源9から発する光の色が操作卓26を通じて選択されたFPD4の個体を識別する色となるように可視光源9の発光色を制御する。
ところで、上述で説明した動作ではFPD選択ステップS2において術者が操作卓26を通じて「FPD1」を選択した場合、赤色の可視光が照射されている。ここで、FPD選択ステップS2において、術者が「FPD1」ではない他のFPD4を選択していたとすると、可視光源9から発せられる可視光の色は赤色ではなく青色や緑色となる。具体的には、術者が「FPD2」を選択した場合は、テーブルTにおいて「FPD2」に対応づけられている青色で可視光源9が発光し、術者が「FPD3」を選択した場合は、テーブルTにおいて「FPD3」に対応づけられている緑色で可視光源9が発光する。このように、可視光源制御部9aは、可視光源9から発する光の色が操作卓26を通じて選択されたFPD4の個体を識別する色となるように可視光源9の発光色を制御する。
図10は、FPD選択ステップS2において術者がFPD4の選択を誤った場合について説明している。図10においても図9で説明したのと同様に、術者は載置ステップS1においてFPD4rを天板2に載置している。従って、術者はFPD選択ステップS2においてFPD4rを意味する「FPD1」を選択すべきである。しかし、このときの術者は誤って「FPD2」を選択してしまったとする。
この状態で術者がコリメータ3aの開度の調節の開始を操作卓26を通じて指示すると、可視光源制御部9aは、上述のように青色光で発光するように可視光源9を制御する。すると、可視光源9から照射された青色光が、図10の左側に示すようにコリメータ3aにコリメートされ、被検体Mと被検体Mの背面に位置するFPD4rの一部を照らす。このとき、術者は、FPD選択ステップS2においてFPD4の選択が誤っていたことに気が付く。FPD4rに貼り付けられているシールsの色と可視光の色とが一致しないからである。術者がシールsの色と可視光の色とが不一致であることを確認するときの具体例としては、可視光照射ステップS3において被検体Mの下からはみ出して見えるシールsを術者が目視するようにしてもよいし、術者が載置ステップS1でFPD4rに貼り付けられたシールsの色を覚えており、これに基づいて色の不一致を確認するようにしてもよい。FPD4の選択の誤りに気が付いた術者はもう一度FPD選択ステップS2から撮影をやり直すことができる。
<撮影開始ステップS4>
術者が、操作卓26を通じて撮影開始の指示をX線撮影装置1に与えると、X線管3よりX線が照射され、画像の撮影が開始される。このとき、主制御部27は、FPD4rに対して種々の制御を行う。FPD4rが出力したX線の検出信号は、アクセスポイント10を通じて画像生成部11に送出される。画像生成部11で生成された画像が表示部29に表示されて、実施例1に係るX線撮影は終了となる。
術者が、操作卓26を通じて撮影開始の指示をX線撮影装置1に与えると、X線管3よりX線が照射され、画像の撮影が開始される。このとき、主制御部27は、FPD4rに対して種々の制御を行う。FPD4rが出力したX線の検出信号は、アクセスポイント10を通じて画像生成部11に送出される。画像生成部11で生成された画像が表示部29に表示されて、実施例1に係るX線撮影は終了となる。
以上のように、本発明のX線撮影装置1は、個体を識別する色づけがされた複数のFPD4と、撮影用に選択されたFPD4に対応する色で発光する可視光源9を備えている。この可視光源9は、X線撮影に先立ってコリメータ3aを調節するときに用いる光源である。X線撮影をするときには、X線の照射を実行する前に、可視光源9を用いてコリメータ3aの開度の調節がなされる。従って、可視光源9から発する光の色は、撮影の際、術者に確実に認識される。この可視光源9から発する光の色の種類は、術者が操作卓26を通じて選択したFPD4の個体を表している。従って、例え術者のFPD4の選択に係る入力が誤っていたとしても、FPD4に付けられた色と、可視光源9から発する光の色とが不一致となったことから入力の誤りを確実に知ることができる。この時点で術者は速やかにFPD4の選択の入力をやり直すことができるのである。また、本発明によれば、術者はX線照射の前に入力の誤りを知ることができるので、被検体Mに対する無駄なX線被曝を抑制することもできる。
また、上述のように、可視光源制御部9aが操作卓26に表示される個体区別用の符号と、FPD4に付された個体区別用の色とが関連したテーブルTに基づいて、可視光源9の発光色を制御すれば、操作卓26で選択されたFPD4の個体をより確実に反映して可視光源9を発光させることができる。
上述のように、FPD4の周囲を縁取るように色づけがされていれば、術者は、撮影に用いようとしているFPD4はどの個体であるのかを確実に知ることができる。撮影の際、被検体Mの下にFPD4を配置したときに、術者がFPD4における被検体Mからはみ出して見える部分に確実にFPD4の個体を区別する色が現れることになるからである。
また、FPD4のX線を検出する検出面4aの側に色づけがされていれば、術者は、撮影に用いようとしているFPD4はどの個体であるのかを確実に知ることができる。撮影の際、被検体Mからはみ出しているFPD4は、術者からはFPD4の検出面4aが設けられている側が見えているからである。
そして、FPD4の色づけをシールsにより行えば、既存のFPD4に本発明を適用することができる。
また、本発明は、FPD4が無線式となっているX線撮影装置1に適用できる。
本発明は上述の構成に限られず、下記のように変形実施することができる。
(1)本発明は、上述のような検査室に設置されているタイプのX線撮影装置1に限られず、回診用のX線撮影装置にも適用することができる。
(2)上述の実施例においては、無線式のFPD4について説明がされていたが、本発明はこの構成に限られず、本発明は、有線式のFPD4が備えられたX線撮影装置1についても適応ができる。この際、図1で説明したアクセスポイント10は、必ずしも必要とはされない。
(3)上述した実施例においては、可視光源9は、赤色、青色、緑色の3色のうちのいずれかで発光できるようになっていたが、本発明はこれに限られず、可視光源9がこれ以外の色で発光するようにしてもよいし、可視光源9が切り替えられる色の数も自由に選択できる。
(4)上述した実施例においては、X線撮影装置本体に認識されているFPD4は、3台であったが、本発明はこの構成に限られない。認識されるFPD4は、2台以上であれば、本発明を適用できる。
(5)上述した実施例は、医用の装置であったが、本発明は、工業用や、原子力用の装置に適用することもできる。
(6)上述した実施例のいうX線は、本発明における放射線の一例である。したがって、本発明は、X線以外の放射線にも適用できる。
以上のように、上述の発明は、医用分野に適している。
3 X線管(放射線源)
3a コリメータ
4 FPD(検出手段)
9 可視光源
9a 可視光源制御部(発光色制御手段)
10 アクセスポイント
11 画像生成部(画像生成手段)
15 ミラー
26 操作卓(入力手段)
28 記憶部(記憶手段)
3a コリメータ
4 FPD(検出手段)
9 可視光源
9a 可視光源制御部(発光色制御手段)
10 アクセスポイント
11 画像生成部(画像生成手段)
15 ミラー
26 操作卓(入力手段)
28 記憶部(記憶手段)
Claims (6)
- 被検体に向けて放射線を照射する放射線源と、
前記放射線源から照射される放射線の広がりを制限するコリメータと、
前記コリメータに設けられた可視光線を照射する可視光源と、
前記可視光源から照射される可視光線を反射させて、可視光線を前記コリメータに向けて照射させるとともに、前記放射線源から照射される放射線を透過させて、放射線を前記コリメータに向けて照射させるミラーと、
被検体から透過してきた放射線を検出するとともに、個体を識別する色づけがされた複数の検出手段と、
前記検出手段が出力する信号を基に画像を生成する画像生成手段と、
複数の前記検出手段のうち撮影に用いる前記検出手段を術者に選択させる入力手段と、
前記可視光源から発する光の色が前記入力手段を通じて選択された前記検出手段の個体を識別する色となるように前記可視光源の発光色を制御する発光色制御手段とを備えることを特徴とする放射線撮影装置。 - 請求項1に記載の放射線撮影装置において、
複数の前記検出手段を区別する符号と前記検出手段に付された色とが関連したテーブルを記憶する記憶手段を備え、
前記入力手段は、複数の前記検出手段を区別する符号を表示することで術者に前記検出手段の選択をさせるとともに、
前記発光色制御手段は、前記記憶手段より前記テーブルを読み出して動作することを特徴とする放射線撮影装置。 - 請求項1または請求項2に記載の放射線撮影装置において、
前記検出手段の各々には、前記検出手段の周囲を縁取るように色づけがされていることを特徴とする放射線撮影装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
前記検出手段の各々には、放射線を検出する検出面の側に色づけがされていることを特徴とする放射線撮影装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
前記検出手段の各々には、前記検出手段によって異なる色が付けられたシールが貼り付けられることにより色づけがされていることを特徴とする放射線撮影装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
撮影に用いる前記検出手段と信号の授受を無線を通じて行うアクセスポイントを備えることを特徴とする放射線撮影装置。
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