JP5953965B2 - 回転角センサの異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸の回転角を検出するレゾルバを2つ備える回転角センサの異常検出装置に関する。
回転角センサの一つとして、回転軸の回転角に応じた複数相の信号を出力するレゾルバが知られている。レゾルバは、回転軸と一体となって回転するロータ、及びロータの周囲を囲むように配置されるステータを備えている。レゾルバには、励磁巻線及び複数相の検出巻線が設けられている。レゾルバでは、励磁巻線への励磁信号の入力により磁界が形成される。この磁界が複数相の検出巻線に付与されることで、各相の検出巻線に誘起電圧が発生する。これにより、各相の検出巻線から位相の異なる正弦波状の信号が出力される。また、ロータの回転に伴って各相の出力巻線に付与される磁界が変化することにより、各相の検出巻線に発生する誘起電圧が変化する。よって、各相の検出巻線から出力される信号の振幅がロータの回転角に応じて変化する。そして、各相の検出巻線から出力される信号はR/D(レゾルバ/デジタル)変換器に取り込まれる。R/D変換器は、各相の出力信号に基づいてロータの回転角、換言すれば回転軸の回転角を演算する。
一方、こうしたレゾルバを2つ備える回転角センサとしては、特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の回転角センサでは、R/D変換器から共通の入力線を介して2つのレゾルバに励磁信号が入力される。また、2つのレゾルバは、共通の接地線を介してR/D変換器の接地端子に接続されることにより接地されている。
特開2003−315181号公報
ところで、特許文献1の回転角センサでは、共通の入力線及び接地線のいずれか一方の配線が断線すると、2つのレゾルバが共に停止してしまう。このような不都合を解消するためには、入力線及び接地線をそれぞれ複数設ける二重系化(冗長設計)を行うことが望ましい。
しかしながら、入力側及び接地側の配線系を二重系化しても、例えば回転角センサの製造時に二重系化した配線の一方が断線してしまうと、結局、実際の使用時に二重系化の効果を得ることができない。このため、配線系を二重系化しつつ、更にその断線を検出できることが望ましい。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つのレゾルバの配線系を二重系化した回転角センサにおける配線系の断線を検出することの可能な回転角センサの異常検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項に記載の発明は、回転角センサの断線異常を検出する回転角センサの異常検出装置であって、前記回転角センサとして、第1の接地線を介して接地され、第1の回転軸の回転角に応じて変化する複数相の信号を出力する第1のレゾルバと、前記第1の接地線とは別の第2の接地線を介して接地され、第2の回転軸の回転角に応じて変化する複数相の信号を出力する第2のレゾルバと、前記第1の接地線及び前記第2の接地線の間を接続する抵抗とを備える回転角センサが用いられ、前記第1のレゾルバは、前記複数相の信号として、前記第1の回転軸の回転角に応じて振幅が変化する複数相の正弦波状の信号を出力するものであり、前記第2のレゾルバは、前記複数相の信号として、前記第2の回転軸の回転角に応じて振幅が変化する複数相の正弦波状の信号を出力するものであり、前記第1のレゾルバから出力される各相信号の振幅の中央値、及び前記第2のレゾルバから出力される各相信号の振幅の中央値をそれぞれ監視し、それらの中央値の変化に基づいて前記第1の接地線及び前記第2の接地線のいずれが断線したかを判断することを要旨とする。
同構成の回転角センサの場合、仮に第1の接地線が断線しても、第1のレゾルバは抵抗を介して第2の接地線に接続されることにより、接地状態を維持することができる。このため、第1のレゾルバは動作を継続することができる。同様に、第2の接地線が断線した場合にも、第2のレゾルバは動作を継続することができる。よって、2つのレゾルバの接地側の配線系を二重系化することができる。
一方、第1のレゾルバが抵抗を介して接地されるようになると、第1のレゾルバの接地電位が変化する。これにより、第1のレゾルバの出力が変化するため、その変化に基づいて第1の接地線の断線を検出することができる。同様に、第2の接地線の断線も第2のレゾルバの出力の変化に基づいて検出可能である。よって、2つのレゾルバの接地側の配線系を二重系化しつつ、その配線系の断線を検出することができる。
特に、第1の接地線の断線により第1のレゾルバの接地電位が変化した場合、第1のレゾルバから出力される各相信号の振幅の中央値が変化する。また、第2の接地線の断線により第2のレゾルバの接地電位が変化した場合、第2のレゾルバから出力される各相信号の振幅の中央値が変化する。よって、上記構成によれば、第1の接地線及び第2の接地線の断線を容易に検出することができる。
本発明の回転角センサの異常検出装置によれば、2つのレゾルバの配線系を二重系化した回転角センサにおける配線系の断線を検出することができる。
転角センサ及びその異常検出装置を利用したトルクセンサの一実施形態についてその構成を示すブロック図。 実施形態のトルクセンサについてその第1の入力線の断線の検出原理を説明するためのブロック図。 実施形態のトルクセンサについてその第1の接地線の断線の検出原理を説明するためのブロック図。 実施形態のトルクセンサによる断線検出処理の手順を示すフローチャート。
以下、回転角センサ及びその異常検出装置をトルクセンサに適用した一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、このトルクセンサは、第1の回転軸S1の回転角θ1及び第2の回転軸S2の回転角θ2を検出する回転角センサ1、及び回転角センサ1の出力に基づき各回転軸S1,S2に作用するトルクを演算するトルク演算部2を備えている。第1の回転軸S1及び第2の回転軸S2は図示しないトーションバーを介して互いに連結されている。
回転角センサ1は、第1の回転軸S1の回転角θ1を検出する第1のレゾルバ10、及び第2の回転軸S2の回転角θ2を検出する第2のレゾルバ20を備えている。
第1のレゾルバ10は、第1の回転軸S1と一体となって回転するロータ11、及びロータ11の周囲を囲むように配置される図示しないステータを備えている。ステータには、励磁巻線12、及び第1相〜第3相の検出巻線13a〜13cが設けられている。すなわち、第1のレゾルバ10は一相励磁三相出力の構造からなる。
励磁巻線12の一端は第1の入力線Wex1を介してトルク演算部2の出力端子Tex1に接続されている。励磁巻線12の他端は第1の接地線Wgd1を介してトルク演算部2の接地端子Tgd1に接続されている。この接地端子Tgd1はトルク演算部2内の接地ラインに接続されている。すなわち、励磁巻線12の他端は接地電位となっている。
第1相〜第3相の検出巻線13a〜13cのそれぞれの一端は信号線W1a〜W1cを介してトルク演算部2の入力端子T1a〜T1cに接続されている。第1相〜第3相の検出巻線13a〜13cのそれぞれの他端は第1の接地線Wgd1を介してトルク演算部2の接地端子Tgd1に接続されている。すなわち、第1相〜第3相の検出巻線13a〜13cのそれぞれの他端は接地電位となっている。
第1のレゾルバ10では、トルク演算部2の出力端子Tex1から交流電圧からなる励磁信号Vexが第1の入力線Wex1を介して励磁巻線12に入力されると、励磁巻線12が磁界を生成する。この磁界がロータ11とステータとの間に形成された磁路を通じて各相の検出巻線13a〜13cに付与されることで、検出巻線13a〜13cに誘起電圧が発生する。これにより、各相の検出巻線13a〜13cから位相の異なる正弦波状の信号V1a〜V1cが出力される。また、ロータ11の回転に伴って各相の検出巻線13a〜13cに付与される磁界が変化することで、各相の検出巻線13a〜13cに発生する誘起電圧が変化する。これにより、各相信号V1a〜V1cの振幅がロータ11の回転角に応じて変化する。各相信号V1a〜V1cは信号線W1a〜W1cを介してトルク演算部2の入力端子T1a〜T1cに入力される。
第2のレゾルバ20は第1のレゾルバ10と基本的に同様の構造を有している。すなわち、第2のレゾルバ20は、第2の回転軸S2と一体となって回転するロータ21、及びロータ21の周囲を囲むように配置される図示しないステータを備えている。ステータには、励磁巻線22、及び第1相〜第3相の検出巻線23a〜23cが設けられている。
励磁巻線22の一端は第2の入力線Wex2を介してトルク演算部2の出力端子Tex2に接続されている。励磁巻線22の他端は第2の接地線Wgd2を介してトルク演算部2の接地端子Tgd2に接続されている。この接地端子Tgd2もトルク演算部2内の接地ラインに接続されている。すなわち、励磁巻線22の他端は接地電位となっている。
第1相〜第3相の検出巻線23a〜23cのそれぞれの一端は信号線W2a〜W2cを介してトルク演算部2の入力端子T2a〜T2cに接続されている。第1相〜第3相の検出巻線23a〜23cのそれぞれの他端は第2の接地線Wgd2を介してトルク演算部2の接地端子Tgd2に接続されている。すなわち、第1相〜第3相の検出巻線23a〜23cのそれぞれの他端は接地電位となっている。
この第2のレゾルバ20の動作は、上述した第1のレゾルバ10の動作と同様であるため、その詳細は割愛する。第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cは信号線W2a〜W2cを介してトルク演算部2の入力端子T2a〜T2cに入力される。
トルク演算部2はマイコンなどを中心に構成されている。トルク演算部2は、出力端子Tex1,Tex2から第1の入力線Wex1及び第2の入力線Wex2に同一の励磁信号をそれぞれ出力する。また、トルク演算部2は、入力端子T1a〜T1cに入力される各相信号V1a〜V1cに基づいて第1の回転軸S1の回転角θ1を演算する。また、トルク演算部2は、入力端子T2a〜T2cに入力される各相信号V2a〜V2cに基づいて第2の回転軸S2の回転角θ2を演算する。このようにトルク演算部2は、R/D(レゾルバ/デジタル)変換器としての機能を有している。トルク演算部2は、演算した第1の回転軸S1の回転角θ1、及び第2の回転軸S2の回転角θ2の差分値を演算することでトーションバーの捻れ量を求める。そして、求めた捻れ量にトーションバーのばね定数を乗算するなどして各回転軸S1,S2に作用するトルクを演算する。
一方、回転角センサ1には、2つのレゾルバ10,20の入力側の配線系を二重系化すべく、2つの入力線Wex1,Wex2の間を接続する抵抗R1が設けられている。また、回転角センサ1には、2つのレゾルバ10,20の接地側の配線系を二重系化すべく、2つの接地線Wgd1,Wgd2の間を接続する抵抗R2が設けられている。このような構造により、トルク演算部2は、第1のレゾルバ10から出力される各相信号V1a〜V1cを監視することにより、第1の入力線Wex1及び第1の接地線Wgd1の断線を検出することができる。また、第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cを監視することにより、第2の入力線Wex2及び第2の接地線Wgd2の断線を検出することができる。
次に、配線系の二重系化の原理、並びにトルク演算部2による断線の検出原理について説明する。
例えば図2に示すように、第1の入力線Wex1が断線したとする。この場合、図中に矢印で示すように第2の入力線Wex2から抵抗R1を介して第1の入力線Wex1に励磁信号が入力される。よって、この励磁信号Vexが励磁巻線12に入力されるため、第1のレゾルバ10は動作を継続することができる。同様に、第2の入力線Wex2が断線した場合にも、第1の入力線Wex1から抵抗R1を介して第2の入力線Wex2に入力される励磁信号Vexにより第2のレゾルバ20は動作を継続することができる。よって、2つのレゾルバ10,20の入力側の配線系を二重系化することができる。
また、第1の入力線Wex1の断線により第1のレゾルバ10の励磁巻線12に抵抗R1を介して励磁信号Vexが入力されるようになると、抵抗R1の電圧降下分だけ励磁巻線12の印加電圧が低下する。これにより、第1のレゾルバ10の出力が低下する。ところで、励磁巻線12への印加電圧のピーク間の電位差Vppと、各相信号V1a〜V1cの二乗和Sとの間には以下の式(1)に示す相関関係が成立する。なお、「K」は第1のレゾルバ10の変圧比を示す。
S=1.5×(K×Vpp/2)・・・(1)
よって、各相信号V1a〜V1cの二乗和Sが小さくなることをもって第1の入力線Wex1が断線したと判断することができる。同様に、第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの二乗和が小さくなることをもって第2の入力線Wex2が断線したと判断することができる。
一方、図3に示すように、第1の接地線Wgd1が断線したとする。この場合、図中に矢印で示すように、第1のレゾルバ10は、抵抗R2を介して第2の接地線Wgd2に接続されるため、接地状態を維持することができる。よって、第1のレゾルバ10は動作を継続することができる。同様に、第2の接地線Wgd2が断線した場合にも、第2のレゾルバ20は、抵抗R2及び第1の接地線Wgd1を介して接地状態を維持することができるため、その動作を継続することができる。よって、2つのレゾルバ10,20の接地側の配線系を二重系化することができる。
また、第1の接地線Wgd1の断線により第1のレゾルバ10が抵抗R2を介して第2の接地線Wgd2に接続されるようになると、抵抗R2により第1のレゾルバ10の接地電位が上昇する。すなわち、励磁巻線12、及び第1相〜第3相の検出巻線13a〜13cのそれぞれの接地電位が上昇する。これにより、第1相〜第3相の検出巻線13a〜13cから出力される各相信号V1a〜V1cの振幅の中央値が増加する。よって、各相信号V1a〜V1cの振幅の中央値が増加することをもって第1の接地線Wgd1が断線したと判断することができる。同様に、第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの振幅の中央値が増加することをもって第2の接地線Wgd2が断線したと判断することができる。
本実施形態のトルク演算部2は、こうした原理を利用して2つの入力線Wex1,Wex2及び2つの接地線Wgd1,Wgd2の断線を検出する断線検出処理を実行する。次に、図4を参照して、この断線検出処理の具体的な手順についてその作用とともに説明する。なお、トルク演算部2は図4に示す処理を所定の演算周期をもって繰り返し実行する。
図4に示すように、トルク演算部2は、まず、第1のレゾルバ10から出力される各相信号V1a〜V1cの二乗和が第1の判定値よりも小さいか否かを判断する(ステップS1)。本実施形態では、第1の入力線Wex1及び第1の接地線Wgd1が断線していない正常時に第1のレゾルバ10から出力される各相信号V1a〜V1cの二乗和の値が予め求められている。そしてその正常時の二乗和の値が第1の判定値に設定されている。なお、演算誤差を考慮して、第1の判定値を正常時の二乗和よりも所定値だけ小さい値に設定してもよい。トルク演算部2は、各相信号V1a〜V1cの二乗和が第1の判定値よりも小さい場合には(ステップS1:YES)、第1の入力線Wex1が断線していると判断する(ステップS2)。
トルク演算部2は、各相信号V1a〜V1cの二乗和が第1の判定値以上である場合(ステップS1:NO)、あるいはステップS2の処理を実行した場合には、第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの二乗和が第2の判定値よりも小さいか否かを判断する(ステップS3)。第2の判定値は、第1の判定値と同様に、正常時に第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの二乗和に基づいて設定されている。トルク演算部2は、各相信号V2a〜V2cの二乗和が第1の判定値よりも小さい場合には(ステップS3:YES)、第2の入力線Wex2が断線していると判断する(ステップS4)。
トルク演算部2は、各相信号V2a〜V2cの二乗和が第2の判定値以上である場合(ステップS3:NO)、あるいはステップS4の処理を実行した場合には、第1のレゾルバ10から出力される各相信号V1a〜V1cの振幅の中央値が第3の判定値よりも大きいか否かを判断する(ステップS5)。本実施形態では、第1の入力線Wex1及び第1の接地線Wgd1が断線していない正常時に第1のレゾルバ10から出力される各相信号V1a〜V1cの振幅の中央値が予め求められている。そしてその正常時の振幅の中央値が第3の判定値に設定されている。なお、演算誤差などを考慮して、第3の判定値を正常時の振幅の中央値よりも所定値だけ大きい値に設定してもよい。トルク演算部2は、各相信号V1a〜V1cの振幅の中央値が第3の判定値よりも大きい場合(ステップS5:YES)、第1の接地線Wgd1が断線していると判断する(ステップS6)。
トルク演算部2は、各相信号V1a〜V1cの振幅の中央値が第3の判定値以下である場合(ステップS5:NO)、あるいはステップS6の処理を実行した場合には、第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの振幅の中央値が第4の判定値よりも大きいか否かを判断する(ステップS7)。第4の判定値は、第3の判定値と同様に、正常時に第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの振幅の中央値に基づいて設定されている。トルク演算部2は、各相信号V2a〜V2cの振幅の中央値が第4の判定値よりも大きい場合(ステップS7:YES)、第2の接地線Wgd2が断線していると判断する(ステップS8)。また、トルク演算部2は、各相信号V2a〜V2cの振幅の中央値が第4の判定値以下である場合(ステップS7:NO)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のトルクセンサによれば、以下のような効果が得られる。
(1)回転角センサ1には、第1のレゾルバ10に励磁信号を入力するための入力線Wex1と、第2のレゾルバ20に励磁信号を入力するための入力線Wex2との間を接続する抵抗R1を設けた。これにより、2つのレゾルバ10,20の入力側の配線系を二重系化しつつ、2つの入力線Wex1,Wex2の断線を検出することができる。
(2)回転角センサ1には、第1のレゾルバ10の接地線Wgd1と、第2のレゾルバ20の接地線Wgd2との間を接続する抵抗R2を設けた。これにより、2つのレゾルバ10,20の接地側の配線系を二重系化しつつ、2つの接地線Wgd1,Wgd2の断線を検出することができる。
(3)トルク演算部2では、第1のレゾルバ10から出力される各相信号V1a〜V1cの二乗和、及び第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの二乗和をそれぞれ監視した。そして、それらの二乗和の変化に基づいて2つの入力線Wex1,Wex2の断線を検出した。これにより、それらの断線を容易に検出することができる。
(4)トルク演算部2では、第1のレゾルバ10から出力される各相信号V1a〜V1cの中央値、及び第2のレゾルバ20から出力される各相信号V2a〜V2cの中央値をそれぞれ監視した。そして、それらの中央値の変化に基づいて2つの接地線Wgd1,Wgd2の断線を検出した。これにより、それらの断線を容易に検出することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・抵抗R1を削除し、抵抗R2だけを設けてもよい。逆に、抵抗R2を削除し、抵抗R1だけを設けてもよい。
相励磁三相出力のレゾルバを2つ備える回転角センサ1に限らず、各種レゾルバに適用することができる。例えば一相励磁二相出力のレゾルバを2つ備える回転角センサに適用することもできる。
ルクセンサに限らず、2つのレゾルバを備える適宜の回転角センサ及びその異常検出装置に適用することができる。
R1,R2…抵抗、S1…第1の回転軸、S2…第2の回転軸、Wex1…第1の入力線、Wex2…第2の入力線、Wgd1…第1の接地線、Wgd2…第2の接地線、1…回転角センサ、10…第1のレゾルバ、12…第1の励磁巻線、20…第2のレゾルバ、22…第2の励磁巻線。

Claims (1)

  1. 回転角センサの断線異常を検出する回転角センサの異常検出装置であって、
    前記回転角センサとして
    第1の接地線を介して接地され、第1の回転軸の回転角に応じて変化する複数相の信号を出力する第1のレゾルバと、
    前記第1の接地線とは別の第2の接地線を介して接地され、第2の回転軸の回転角に応じて変化する複数相の信号を出力する第2のレゾルバと、
    前記第1の接地線及び前記第2の接地線の間を接続する抵抗と
    を備える回転角センサが用いられ、
    前記第1のレゾルバは、前記複数相の信号として、前記第1の回転軸の回転角に応じて振幅が変化する複数相の正弦波状の信号を出力するものであり、
    前記第2のレゾルバは、前記複数相の信号として、前記第2の回転軸の回転角に応じて振幅が変化する複数相の正弦波状の信号を出力するものであり、
    前記第1のレゾルバから出力される各相信号の振幅の中央値、及び前記第2のレゾルバから出力される各相信号の振幅の中央値をそれぞれ監視し、それらの中央値の変化に基づいて前記第1の接地線及び前記第2の接地線のいずれが断線したかを判断する
    ことを特徴とする回転角センサの異常検出装置。
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