JP5953546B2 - ソレノイド - Google Patents

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Description

本発明は、ソレノイドに関し、特にケースの周側面に開口部を形成してリード線を引き出しているソレノイドに関する。
ソレノイドにおいては、リード線をケースの端部に設けた蓋の開口部からリードを引き出しているものが多いが、装着する装置の構造やボビンの構造に応じてケースの周側面からリード線を引き出しているものもある。特開2010−192723公報で開示されている技術は、このようなソレノイドの一例である。以下に、この公報で開示されたソレノイドについて説明する。
以下に、ケースの周側面に開口部を形成してリード線を引き出しているソレノイドの従来技術ついて説明する。図12は、従来技術に係るソレノイドの構造を示す図であり、(a)はボビンの正面図、(b)はソレノイドの断面図である。図12において、60はソレノイド、61はボビン、62は鍔部、63は凹陥部、64はコイル、65はケース、66a及び66bはコイルワイヤ端部、67a及び67bはリード線、68は切欠部、69は開口部である。
図12に示すように、このソレノイド60は、ケース65内に設けたボビン61の巻胴部にコイルワイヤを巻回してコイル64を形成している。また、鍔部62に凹陥部63を形成し、凹陥部63にコイルワイヤ端部66aとリード線67aとの結線部と、コイルワイヤ端部66bとリード線67bとを収納している。また、2つの結線部が短絡しないように、凹陥部63内の各所に突出部を設けて、コイルワイヤ端部66a及びとリード線67aと、コイルワイヤ端部66bとリード線67bとが所定の間隙をおいた状態で保持されるようにしている。したがって、このソレノイド60は、コイルワイヤとリード線との結線に大きな空間を必要とせず、くわえて、結線部同士の短絡を確実に防止できるという利点もある。
ところで、リード線67a及び67bは、鍔部62の周縁に形成された切欠部68と、ケース65の切欠部68に対応する部位に形成された開口部69から外部へ導出されている。しかしながら、開口部69は小さな孔であるので、ソレノイド60の組立時に開口部69からリード線67a及び67bを引き出す作業はかなり困難であり、熟練を要する作業となる。また、リード線67a及び67bを引き出すために加わる引張応力によって、リード線67a及び67bを構成する銅合金などの細いワイヤの一部が断線する場合もある。さらに、開口部の周縁によって樹脂製の絶縁被覆に疵が付くこともある。このような異変は、目視検査で発見できないものも多く、ソレノイドの信頼性を低下させる原因となる。
特開2008−166347公報
本発明は、上記課題を解決するために、ケースの周側面に開口部を形成してリード線を引き出しているソレノイドにおいて、リード線をケースの開口部から引き出すことが容易であり、リード線を傷つけない構造を有するソレノイドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、コイルワイヤを巻回してなされたコイルと、該コイルワイヤの端部と外部の電気的接続点とを接続する接続手段と、前記コイルを収納すると共に、周側面に開口部が形成されたケースとを備え、前記ケースは、前記開口部が第1の領域と第2の領域とを有し、該第1の領域は、該第2の領域から張り出すように形成されると共に、対向する周縁同士の一部又は全部が前記接続手段を狭持可能な幅に形成され、前記第2の領域は、対向する周縁同士の幅が前記接続手段の径よりも大きく形成されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ケースは、前記第1の領域の対向する前記周縁同士の幅が前記第2の領域に接続するところで最も狭くなるように形成されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ケースは、前記第1の領域の先端側が屈曲するように形成されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ケースは、前記第1の領域の先端側が2つに分岐して互いに背向する方向に伸びていることを特徴とするソレノイドである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記接続手段は、2本のリード線と該リード線を挿通した樹脂製のチューブとを有することを特徴とするソレノイドである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記接続手段は、第1のリード線と第2のリード線とを有し、前記ケースは、第3の領域をさらに有すると共に、前記第1の領域の対向する周縁同士の一部又は全部が前記第1のリード線を狭持可能な幅に形成され、前記第3の領域は、前記第2の領域から張り出すように形成されると共に、対向する周縁同士の一部又は全部が前記第2のリード線を狭持可能な幅に形成されているソレノイドである。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、さらに、前記ケースの前記第2の領域を覆うと共に、可撓性を有する蓋を備えていることを特徴とするソレノイドである。
請求項1に記載の発明によれば、ソレノイドの組立時に、まずコイルワイヤの端部と接続手段を接続し、次にコイルをケース内に挿入し、さらに接続手段を第2の領域からケースの外部に引き出すことによって、接続手段を開口部から引き出すときに、接続手段を開口部の周縁で傷つけることを防止できる。次に、引き出した接続手段を第1の領域に移動させることによって、第1の領域で接続手段を狭持しておくことができ、接続手段を粘着テープなどで仮止めするなどの作業を行う必要がない。さらに、引き出した接続手段を狭持することによって、接続手段を所定の方向に向けておくことができるので、第1の領域で接続手段を狭持させた後の作業も容易に行えるようになる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の領域の周縁同士の幅が第2の領域に接続するところで最も狭くなるようにしたので、ソレノイドの組立途中で、接続手段が第2の領域側に不要に離脱することを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の領域の先端側が屈曲するように形成されているので、ソレノイドの組立途中で、接続手段が第2の領域側に引っ張られることがあっても接続手段が第1の領域の先端側の領域に留まるので、第2の領域に離脱することを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、接続手段の延在方向と直交する方向の断面が長円形や楕円形など特定方向に長く伸びる形状である場合に、長く伸びた部分を第1の領域の2つの分岐領域に狭持させることによって、接続手段が第2の領域に離脱することをより確実に防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、2本のリード線の絶縁被覆が樹脂製のチューブによって保護され、さらにチューブの弾発力によって接続手段を第1の領域により確実に狭持しておくことができる。
請求項6に記載の発明によれば、2本のリード線を第1の領域と第3の領域とに別々に
請求項7に記載の発明によれば、ソレノイドの装着後に、第2の領域から塵埃が進入することを防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドを示す図(1)であり、(a)は斜視図、(b)は軸方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドを示す図(2)であり、(c)は右側面図、(d)は平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドを示す図(3)であり、(e)は背面図、(f)は軸と直交する方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るケースを示す図であり、(a)は右側面図、(b)は平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図(1)であり、(a)はボビン挿入前の断面図、(b)はリード線の引出し後の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図(2)であり、(c)はチューブをねじった後の平面図、(d)はチューブの移動中の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図(3)であり、(e)はチューブの移動後の平面図、(f)はチューブのねじりを戻した後の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図であり、(a)はチューブをねじった後の平面図、(b)はチューブの移動完了後の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図であり、(a)はリード線の引出し後の平面図、(b)はリード線の移動完了後の平面図である。 本発明の第4及び第5の実施の形態に係るソレノイドを示す図であり、(a)は第4の実施の形態に係るソレノイドの平面図、(b)は第5の実施の形態に係るソレノイドである。 本発明の第1の実施の形態に係るケースの開口部を閉止した状態を示す図であり、(a)は樹脂キャップで閉止した状態の平面図、(b)はゴムキャップで閉止した状態の平面図である。 従来技術に係るソレノイドの構造を示す図であり、(a)はボビンの正面図、(b)はソレノイドの断面図である。
本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドを示す図(1)であり、(a)は斜視図、(b)は軸方向の断面図である。図1において、10はソレノイド、20はケース、21は開口部、22は第2領域、23は第1領域、23aは狭隘部分、30はコイル、31はボビン、32及び33はリード線、34はチューブ、40は固定磁極、41は回転磁極、41aは第1磁極部、41bは第2磁極部、42は回転磁極、42aは第1磁極部、42bは第2磁極部、43は補助磁極、43aは大径部、43b及び43cは小径部、44はシャフト、44aは先端部、44bは基端部、45は第1蓋、46は第2蓋、47及び48はボールベアリング、49はストッパ、50は弦巻ばね、51はカバー、52は下地板、54及び55はスペーサである。また、図2は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドを示す図(2)であり、(c)は右側面図、(d)は平面図である。図2において、53a及び53bはねじであり、その他の符号は図1と同じものを示す。さらに、図3は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドを示す図(3)であり、(e)は背面図、(f)は軸と直交する方向の断面図である。図3において、40aは第1磁極部、40bは第2磁極部、40c及び42cは第3磁極部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。
本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10は、ロータリソレノイドである。すなわち、ソレノイド10は、図(1)に示すように、回転磁極41と回転磁極42とが設けられている。図3(f)に示すように、回転磁極42は、第1磁極部42a、第2磁極部42bと第3磁極部42cとの3つの磁極部を備え、それぞれ固定磁極40の第1磁極部40a、第2磁極部40bと第3磁極部40cとに対向するように位置している。回転磁極41も、第1磁極部41a、第2磁極部41bと図示していない第3磁極部41cとを備え、それぞれ固定磁極40の第1磁極部40a、第2磁極部40bと第3磁極部40cとに対向するように位置している。コイル30へ通電すると、回転磁極41及び42は、固定磁極40と補助磁極43と共に磁気回路を生成し、各磁極部がそれぞれ対向する磁極部に吸引される方向に回転する。また、回転磁極41と回転磁極42とは、補助磁極43の小径部43cと小径部43bとに嵌合されている。
補助磁極43は、図1に示すように、中央寄りの部分を径の大きい大径部43aとしており、両端よりの部分を小径部43cと小径部43bとしている。大径部43aにはコイル30を設けたボビン31が挿入されているが、大径部43aとボビン31とは接していない。小径部43cと小径部43bとには、前述のように回転磁極41と回転磁極42とを嵌合している。したがって、回転磁極41と回転磁極42とは、両者の間にボビン31が介在した状態で設けられている。さらに、補助磁極43の中空部にはシャフト44が貫通状態で設けられている。シャフト44は、補助磁極43の中空部に嵌合されており、回転磁極41及び42が回転するときに補助磁極43と共に回転する。さらに、シャフト44の先端部44a側は、第1蓋45に嵌合されたボールベアリング47に嵌合され、基端部44b側は第2蓋46に嵌合されたボールベアリング48に嵌合されている。したがって、シャフト44は、2つのボールベアリングによって安定的に支持されている。なお、補助磁極43の小径部43bとボールベアリング47との間隙と、補助磁極43の小径部43cとボールベアリング48との間隙には、それぞれスペーサ54とスペーサ55とを設けている。
また、シャフト44の先端部44aに図示していない負荷装置が接続され、基端部44bに弦巻ばね50が接続されている。カバー51に覆われた弦巻ばね50は、コイル30への通電を停止したときに、シャフト44を逆方向に付勢することによって回転磁極41及び42を通電前の位置まで逆回転させる。弦巻ばね50は、一端が下地板52に固定され、他端が基端部44bに固定されている。下地板52に隠れる部分には、ストッパ49が設けられている。ストッパ49は、ボルト状に形成され、第2蓋46に形成されたねじ孔にねじ込まれており、回転磁極41の磁極部41a及び41bに当接することによって回転磁極41の回転を規制する。下地板52は、図2(d)に示すように、ねじ53a及び53bによって第2蓋46に固定されている。
固定磁極40は、ケース20に嵌合されており、その内部に回転磁極41及び42などの可動部品とボビン31などの固定部品を収納している。また、周側面に開口部を形成することによって、図3(f)及び図1に示すように、回転磁極41に対応する第1磁極部40a、第2磁極部40b及び第3磁極部40cと、図3に図示していない回転磁極42に対応する3つの磁極部を形成している。また、図1(a)に示すように、ケース20は、上部に開口部21が形成されており、開口部21からコイル30のコイルワイヤの端部に接続されたリード線32及び33を導出している。さらに、リード線32及び33の一部をチューブ34で覆って開口部21に狭持された部分を保護している。なお、この実施の形態では、回転磁極41と回転磁極42の2つの回転磁極を設けているが、回転磁極数は1つでもよい。また、1つの回転磁極に2つ又は4つ以上の磁極部を設けてもよい。
さらに、ケース20について詳細に説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るケースを示す図であり、(a)は右側面図、(b)は平面図である。図4において用いた符号は、すべて図1と同じものを示す。なお、本発明においては、ケースに形成した開口部の第1又は第2の領域の対向する周縁同士の幅と、接続手段の径を比較する場合において、接続手段の長手方向に直交する方向の断面の形状が円形であるときには、その断面における直径を接続手段の径とし、接続手段の長手方向に直交する方向の断面の形状が楕円形や長円形など円形でないときには、短径又は短径に相当する長さを接続手段の径と定義する。以下に述べる各実施の形態における接続手段の径についても、この定義に従って説明する。
図4に示すように、ケース20は、開口部21を第1領域23と第2領域22とからなる構成としている。第1領域23は、コイル30と外部の回路との接続手段の一部をなすチューブ34を狭持することを目的として形成されたものであり、第2領域22の周縁の一部を張り出すようにして、第2領域22と一体でありながらも独立した開口部となるように形成されている。したがって、第1領域23の幅Cは、接続手段であるチューブ34の径よりも小さく、チューブ34を適度な力で狭持できるものに設定している。また、第2領域22に接続する部分を対向する周縁同士の幅が最も狭くなる狭隘部分23aとしている。狭隘部分23aは、第1領域23で狭持しているチューブ34がソレノイド10の組立中や使用中に、第2領域22に離脱してリード線32及び33の八が変わることを防止するために形成している。したがって、狭隘部分23aの周縁同士の幅Bは、チューブ34がこの周縁の間をシャフト44の軸方向に沿って移動可能で、かつ、できる限り狭くなるように設定してある。第2領域22は、組立時にケース20の内部にあるリード線32及び33とチューブ34を手作業で容易に引き出せる大きさとしており、特にシャフト44の軸方向における周縁同士の幅Aはチューブ34を挟むことなくスムーズに引き出せるものに設定している。なお、チューブ34を設けない構成としてもよい。
なお、この実施の形態では、幅Aよりもこれと直交する方向の長さを大きくしている。これは、チューブ34を設けない場合、ソレノイド10の組立作業中にケース20の内部にあるリード線32とリード線33との先端側が異なる方向に向くことがあるが、このように2つのリード線が異なる方向に向いても、両者を第2領域22から簡単に引き出せるようにするためである。なお、幅A及びこれと直交する方向の長さは、チューブの有無やリード線の配置など応じてさらに大きくするなど適宜変更可能である。逆に、ソレノイド10の防塵性確保などの関係から、第2領域22の大きさを第1領域23よりもやや程度の大きさに形成して開口部21の面積を小さくすることも可能である。
さらに、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの組立手順について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図(1)であり、(a)はボビン挿入前の断面図、(b)はリード線の引出し後の断面図である。図5において用いた符号は、すべて図1と同じものを示す。また図6は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図(2)であり、(c)はチューブをねじった後の平面図、(d)はチューブの移動中の平面図である。図6において、35はねじり部分であり、その他の符号は図2と同じものを示す。さらに、図7は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図(3)であり、(e)はチューブの移動後の平面図、(f)はチューブのねじりを戻した後の平面図である。図7において用いた符号は、すべて図2と同じものを示す。なお、本発明の実施の形態に係るソレノイドにおいて、可動部品を一体にする組立手順、及び固定部品を一体にする組立手順は、従来技術に係るソレノイドと相違ないので説明を省略する。
図5(a)は、補助磁極43の大径部43aにコイル30を巻回したボビン31を挿入し、さらに回転磁極41及び42、補助磁極43などの可動部品を組み立てたものをケース20に圧入した固定磁極40の内部に挿入しているところである。この状態において、リード線32及び33は、コイル30を構成するコイルワイヤの端部に接続されており、さらにチューブ35に挿入されている。また、リード線32及び33を固定磁極40の内部に挿入するときには、リード線32及び33の先端部を第1蓋45側に向けておく。これらの部品を固定磁極40の内部にある程度挿入すると、リード線32及び33の先端部が開口部21の第2領域22から見えるようになる。リード線32及び33が見えたら、図5(b)に示すように、ピンセットや指でリード線32及び33を開口部21の第2領域22からケース20の外部へ引き出す。
続けて、図6(c)に示すように、ケース20の外部へ引き出したチューブ35を捻って、リード線32とリード線33とがシャフト44の中心軸方向に並んだ状態にする。そして、図6(d)に示すように、チューブ35を第1領域23の狭隘部分23aに押し込んでから、第1領域23に向かって移動させて図7(e)に示す状態にする。さらに、捻ったチューブ35を元の状態に戻して図7(f)に示す状態、すなわちリード線32とリード線33とがシャフト44の中心軸と直交する方向に並んだ状態にする。このようにすると、ソレノイド10の組立途中や、ソレノイド10を機器に実装するときなどに、リード線32及び33を第1蓋45側に引く力が加わっても、チューブ35が狭隘部分23aを通らないので、リード線32及び33が第2領域22に離脱することがない。また、チューブ35が第1領域23によって狭持されているので、チューブ35を引っ張ってもケース20の内部にある部分が抜け出にくくなっている。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10は、ボビン31を回転磁極41と回転磁極42との間に介在するように配置しており、くわえてケース20に固定磁極40を嵌合しているので、リード線を2つの蓋のいずれかに向かって配線することが難しい構造であると言える。さらに、第1蓋45にはシャフト44の先端側にあるのでリード線32及び33を導出するのに適当でなく、第2蓋46には下地板52などを設けているので、リード線32及び33をケース20の周側面から導出せざるを得ない構造である。このようなソレノイド10において、第1領域23を図1(a)に示すように形成したことによって、チューブ34を第1領域23で狭持できる上に、ソレノイド10の組立作業においてリード線32及び33をケース20の内部から第2領域22を介して簡単に引き出せる簡単な構造となっている。したがって、リード線の引出工程において従来行っていた作業、例えば、リード線を小さな開口部から細い工具で引き出す作業のように高い技能を要求される作業を行う必要がなくなる。あるいは、必要となる長さよりもかなり長くしたリード線の端部にコイルワイヤの端部を接続し、リード線のもう一方の端部に先端に縫い針のような案内具を取り付け、この案内具を使ってリード線を小さな開口部から引き出し、さらにリード線の余分な部分を切断する作業のように時間を要する作業を行う必要がなくなる。また、チューブ35でリード線32及び33を保護しているので、開口部21の周縁によってリード線32及び33の絶縁被覆に疵がつくこともない。また、狭隘部分23aを設けたので、チューブ35が第2領域22に離脱することも防止できる構造にもなっている。したがって、従来技術に係るソレノイドにおけるリード線を引き出す作業の困難性が大幅に低減でき、さらに、接続手段の一部をなすチューブ35を第1の領域23に狭持しておくことができるので、リード線32及び33やチューブ35を粘着テープなどで仮止めする必要がなく、ケースに嵌合した蓋からリード線を引き出すソレノイドと同等又はそれ以上にソレノイドの組立作業の効率化を図ることができる。
さらに、本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドについて説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図であり、(a)はチューブをねじった後の平面図、(b)はチューブの移動完了後の平面図である。図8において、24は第1領域、24aは狭隘部分であり、その他の符号は図2と同じものを示す。
本発明の第2の実施の形態に係るソレノイド10は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの第1領域23が図面上において上下対称な形状であったのに対し、この実施の形態における第1領域24は、狭隘部分24aに対して屈曲したような形状を呈している。ソレノイド10の組立手順において、図8(a)に示すように、捻ったチューブ34を狭隘部分24aに押し込み、第1領域24へ移動するところまでは同じであるが、第1領域24に至ったところで捻りを解消しつつ第1領域24の先端部までさらに押し込むところにおいて相違する。すなわち、このように第1領域24を屈曲した形状とすることによって、リード線32及び33を第1蓋45側に引く力が加わっても、チューブ35がさらに第2領域22に離脱しにくくなる。なお、第1領域24の幅を接続手段であるチューブ34の径よりも小さく形成していることなどは、本発明の第1の実施の形態と同様である。
くわえて、本発明の第3の実施の形態に係るソレノイドについて説明する。図9は、本発明の第3の実施の形態に係るソレノイドの組立手順を示す図であり、(a)はリード線の引出し後の平面図、(b)はリード線の移動完了後の平面図である。図9において、25は第1領域、25aは狭隘部分、25b及び25cは屈曲部分であり、その他の符号は図2と同じものを示す。
本発明の第3の実施の形態に係るソレノイド10は、ソレノイド10の小型化が特に必要で固定磁極40の内部にチューブを配置する空間がない場合などに、チューブを省略してリード線32とリード線33とを別個に狭持できるようにしている。すなわち、図8(a)に示すように、第1領域25を2つに分岐した屈曲部分25bと屈曲部分25cとし、屈曲部分25bと屈曲部分25cとの幅をリード線32とリード線33との径よりもそれぞれ小さく形成し、リード線32とリード線33を図8(b)に示すようにそれぞれ狭持している。また、狭隘部分25aは、リード線32及び33を通過可能で、かつ、屈曲部分25b及び25cより狭い幅に設定している。
続けて、本発明の第4及び第5の実施の形態に係るソレノイドについて説明する。図10は、本発明の第4及び第5の実施の形態に係るソレノイドを示す図であり、(a)は第4の実施の形態に係るソレノイドの平面図、(b)は第5の実施の形態に係るソレノイドである。図10において、26は第1領域、27は第3領域、28は第1領域、28aは狭隘部分、29は第3領域、29aは狭隘部分、36及び37はグロメットであり、その他の符号は図2と同じものを示す。
本発明の第4実施の形態に係るソレノイド10は、リード線32とリード線33とを大きく離隔して導出できるようにしている。すなわち、図9(a)に示すように、第1領域26と第3領域27とを第2領域22の対向する周縁から張り出すように形成している。また、第1領域26と第3領域27との幅をリード線32とリード線33との径よりもそれぞれ小さく形成し、リード線32とリード線33とは第1領域26と第3領域27とにそれぞれ狭持されている。第1領域26の狭隘部分26aと第3領域27の狭隘部分27aとは、本発明の第3実施の形態に係る狭隘部分25aと同様に作用する。この形態に係るソレノイド10は、リード線32とリード線33とを特に離隔して導出したい場合に好ましく適用できるものである。
また、本発明の第5実施の形態に係るソレノイド10は、接続手段の一部としてグロメットを設け、リード線32とリード線33とをグロメットによって保護するようにしている。すなわち、図10(b)に示すように、第1領域28と第3領域29とは、その幅をグロメット36とグロメット37との径よりもそれぞれ小さく形成して、グロメット36とグロメット37とをそれぞれ狭持できるようにしている。また、リード線32は第1領域28に設けたグロメット36を挿通しており、リード線33は第3領域29に設けたグロメット37を挿通している。グロメット36とグロメット37とはゴム製であり、第1領域28の狭隘部分28aと第3領域29の狭隘部分29aとは、それぞれグロメット36とグロメット37とを通過可能な幅に設定してある。
さらに、ケース20の開口部21をできる限り閉止して防塵性を確保する手段について説明する。図11は、本発明の第1の実施の形態に係るケースの開口部を閉止した状態を示す図であり、(a)は樹脂キャップで閉止した状態の平面図、(b)はゴムキャップで閉止した状態の平面図である。図11において、38は樹脂キャップ、39はゴムキャップであり、その他の符号は図2と同じものを示す。
図11(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10の第2領域22に樹脂キャップ38を設けている。また、図11(b)は、第2領域22と第1領域23の狭隘部分23aとにゴムキャップ39を設けている。このようにキャップを設けることによって開口部21の大部分を閉止することが可能である。また、第2領域22に銘板を貼り付けることによって閉止してもよい。
なお、本発明は以上に説明した内容に限定されるものではなく、例えば、ロータリソレノイドでなく、直動型(リニア)ソレノイドに開口部21を形成してもよい。また、開口部21とは別の開口部を設けて、ソレノイドを装着する製品に対してもっとも好ましい開口部からリード線などの接続手段を引き出すようにしてもよい。さらに、本発明の第1の実施の形態から第5の実施の形態までのソレノイドの構成を部分的に採用して組み合わせることも可能である。また、ソレノイドのケースと弁のケースを一体にした電磁弁において本は爪の開口部を設けてもよい。このように、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を加えることが可能である。
10 ソレノイド
20 ケース
21 開口部
22 第2領域
23 第1領域
23a 狭隘部分
24 第1領域
24a 狭隘部分
25 第1領域
25a 狭隘部分
25b 屈曲部分
25c 屈曲部分
26 第1領域
27 第3領域
28 第1領域
28a 狭隘部分
29 第3領域
29a 狭隘部分
30 コイル
31 ボビン
32 リード線
33 リード線
34 チューブ
35 ねじり部分
36 グロメット
37 グロメット
38 樹脂キャップ
39 ゴムキャップ
40 固定磁極
40a 第1磁極部
40b 第2磁極部
40c 第3磁極部
41 回転磁極
41a 第1磁極部
41b 第2磁極部
42 回転磁極
42a 第1磁極部
42b 第2磁極部
42c 第3磁極部
43 補助磁極
43a 大径部
43b 小径部
43c 小径部
44 シャフト
44a 先端部
44b 基端部
45 第1蓋
46 第2蓋
47 ボールベアリング
48 ボールベアリング
49 ストッパ
50 弦巻ばね
51 カバー
52 下地板
53a ねじ
53b ねじ
54 スペーサ
55 スペーサ
60 ソレノイド
61 ボビン
62 鍔部
63 凹陥部
64 コイル
65 ケース
66a コイルワイヤ端部
66b コイルワイヤ端部
67a リード線
67b リード線
68 切欠部
69 開口部

Claims (6)

  1. コイルワイヤを巻回してなされたコイルと、
    該コイルワイヤの端部と外部の電気的接続点とを接続する接続手段と、
    前記コイルを収納すると共に、周側面に開口部が形成されたケースとを備え、
    前記ケースは、前記開口部が第1の領域と第2の領域とを有し、該第1の領域は、該第2の領域から張り出すように形成されると共に、対向する周縁同士の一部又は全部が前記接続手段を狭持可能な幅に形成され、かつ、先端側が2つに分岐して互いに背向する方向に伸びており、前記第2の領域は、対向する周縁同士の幅が前記接続手段の径よりも大きく形成されていることを特徴とするソレノイド。
  2. 前記ケースは、前記第1の領域の対向する前記周縁同士の幅が前記第2の領域に接続するところで最も狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記ケースは、前記第1の領域の先端側が屈曲するように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のソレノイド。
  4. 前記接続手段は、2本のリード線と該リード線を挿通した樹脂製のチューブとを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のソレノイド。
  5. 前記接続手段は、第1のリード線と第2のリード線とを有し、
    前記ケースは、第3の領域をさらに有すると共に、前記第1の領域の対向する周縁同士の一部又は全部が前記第1のリード線を狭持可能な幅に形成され、前記第3の領域は、前記第2の領域から張り出すように形成されると共に、対向する周縁同士の一部又は全部が前記第2のリード線を狭持可能な幅に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のソレノイド。
  6. さらに、前記ケースの前記第2の領域を覆うと共に、可撓性を有する蓋を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のソレノイド。
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