JP5953110B2 - 太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置に関する。
現代社会において、地球温暖化の原因と考えられている二酸化炭素排出量の削減が大きな課題になっている。そして、二酸化炭素排出量削減の手段として、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用した発電システムの導入が盛んになってきている。その中でも、太陽光発電は、各家庭に設置することなどが可能であり、低炭素社会の実現に向けて、太陽光発電の大量導入に向けた動きが活発化してきている。以下では、太陽光発電を、「PV(PhotoVoltaic power generation)」と呼ぶ場合がある。
太陽光発電システムは以下のような構成を有する。例えば、シリコンなどの半導体基板に、PN接合を形成し電極付けなどの処理を行って作成した太陽電池の最小ユニットである太陽電池セルがある。そして、複数個の太陽電池セルを直並列に結線し、規定の電圧電流特性を持たせることで、PVモジュールが形成される。さらに、複数個のPVモジュールを専用架台に設置し、所要出力容量とすることでPVアレイが形成される。太陽光発電システムは、PVアレイから発生した電力を使用することになる。
このような太陽光発電システムは、屋外環境下で長期にわたり使用される。そのため、太陽光発電システムでは、PVアレイの故障や劣化の発生のおそれがある。例えば、PVアレイに含まれるPVモジュールの故障や劣化により、PVアレイの故障や劣化が発生することが考えられる。
PVアレイの故障の規模が大きくなれば、発電量が大きく下がるなど不具合が顕著になるため、故障を検出することは容易にできる。ここで、規模の大きい故障とは、PVアレイの発電量が大きく下がる程度の故障を指し、例えば、配線の劣化などによりPVモジュール内部抵抗が20(Ω)〜50(Ω)程度増加する程度の故障である。これに対して、規模の小さい故障とは、発電量が大きく下がるなどの顕著な現象が発生しない程度の故障であり、故障により発生するPVモジュール内部抵抗の増加が20(Ω)以下となる場合である。例えば、PVモジュール内部抵抗の負荷の増加が5(Ω)程度の場合などである。このようにPVアレイの故障の規模が小さい場合、単に太陽光発電システムの動作を監視するだけでは、動作の変化が故障に起因するのか環境の影響に起因するのかの切り分けなどが困難であり、適切に故障を検出することは難しい。
従来、太陽光発電システムにおける故障検出の技術として、複数の太陽光発電装置の発電のデータを比較して異常のある太陽光発電を検出する技術が提案されている。また、PVモジュールから出力された電力を測定して、PVモジュール毎の故障を検出する技術が提案されている。
特開2011−147340号公報 特開2011−233584号公報
しかしながら、太陽光発電装置毎の発電のデータを比較する従来技術を用いても、小規模の故障は太陽光発電装置毎の誤差に含まれるおそれがあり、小規模な故障を適切に検出することは困難である。また、PVモジュールの出力電力から故障を判定する従来技術では、PVモジュール1つ1つについて検査を行う必要があり、多数のPVモジュールを有するPVアレイの故障を検出するには多くの処理が必要となり、容易に故障を検出することは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、太陽光発電アレイにおける小規模な故障を容易に検出する太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置を提供することを目的とする。
本願の開示する太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置は、一つの態様において、電流電圧特性取得部は、複数の太陽電池を含む太陽光発電アレイの出力電流から前記太陽光発電アレイの電流電圧特性を求める。拡大処理部は、前記電流電圧特性取得部が求めた前記電流電圧特性の変化を拡大する処理を行う。故障検出部は、前記拡大処理部により拡大された前記電流電圧特性の2階微分の最大値が、前記太陽光発電アレイ内部の直列抵抗が5Ω以上増加した場合の2階微分の最大値である最大所定値以上であるか否かにより前記太陽光発電アレイの故障を検出する。
本願の開示する太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置の一つの態様によれば、太陽光発電アレイにおける小規模な故障を容易に検出することができるという効果を奏する。
図1は、太陽光発電システムのシステム構成の概略図である。 図2は、モジュール等価回路の一例の図である。 図3は、PCSの詳細を表すブロック図である。 図4は、PVモジュールに故障が無い場合のI−V特性の2階微分の結果を説明するための図である。 図5は、PVモジュールに故障が発生している場合のI−V特性の2階微分の結果を説明するための図である。 図6Aは、PVアレイ故障時の2階微分の最大値の変化を表す図である。 図6Bは、PVアレイ故障時の2階微分の最小値の変化を表す図である。 図7は、部分影が発生した場合のI−V特性の2階微分の結果を説明するための図である。 図8Aは、部分影発生時の2階微分の最大値の変化を表す図である。 図8Bは、部分影発生時の2階微分の最小値の変化を表す図である。 図9は、実施例に係る太陽光発電システムにおける故障検出の処理のフローチャートである。
以下に、本願の開示する太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する太陽光発電故障検出装置、太陽光発電故障検出方法及び太陽光発電装置が限定されるものではない。
図1は、太陽光発電システムのシステム構成の概略図である。本実施例に係る太陽光発電システムは、住宅用のシステムを例に説明する。ただし、本実施例に係る太陽光発電故障検出装置は、住宅用に限らず産業用など他の施設で用いられる太陽光発電システムにおいても利用可能である。以下の説明では、劣化も故障の一態様であるものとして説明する。
本実施例に係る太陽光発電システムは、図1に示すように、PVアレイ1、PCS(Power Conditioning Subsystem)2、分電盤3を有している。そして、分電盤3から家庭内で使用される電気製品4や電力会社5に接続されている。
PCアレイ1は、複数のPVモジュール10を有している。PVモジュール10は、複数個の太陽電池セルが直列に結線されており、規定の電圧電流特性を有している。PCアレイ1は、PCS2に接続されている。ここで、PVモジュール10は、図2に示すモジュール等価回路のように表される。図2は、モジュール等価回路の一例の図である。
ここで、PVモジュール10の等価回路について説明する。モジュール等価回路は、図2に示すように、直列抵抗11、直流電源12、ダイオード13及び並列抵抗14を組み合わせた複数のセル101、並びに、バイパスダイオード15を有している。直列抵抗11、直流電源12、ダイオード13及び並列抵抗14を組み合わせた複数のセル101は直列に配置されている。モジュール等価回路は、前段に接続されているPVモジュール10が発電した直流電流の入力を受ける。各直流電源12で発生した直流電流は他のPVモジュール10から入力された直流電流とともに直列抵抗11を通過して出力される。また、複数のセル101の内のいずれかのセル101で故障が発生した場合などには、他のPVモジュール10から入力された直流電流はバイパスダイオード15を経由して後段に接続されているPVモジュール10へ出力される。このような回路構成を有するモジュール等価回路が、PVモジュール10と等価とみなすことができる。ここで、図2では、セル101は2つしか記載していないが、セル101の個数に特に制限はなく、等価回路の元となるPVモジュール10の性能によってセル101の数が決まる。
PCS2は、PVアレイ1から直流電流の入力を受ける。そして、PCS2は、直流電流を安定させるなどの処理を行った後、交流に変換して分電盤3へ出力する。PCS2の機能及び動作については、後で詳細に説明する。
分電盤3は、PCS2から入力された交流電流を、電気製品4や電力会社5へ出力する。ここで、本実施例では、住宅用の太陽光発電システムの一例として図1の構成を示したが、太陽光発電システムの構成はこれに限られない。例えば、電力会社5に発電した電気を送信しない構成でもよい。
図3は、PCSの詳細を表すブロック図である。図3に示すように、PCS2は、DC(Direct Current)/DCコンバータ21、インバータ制御部22、拡大処理部23、故障検出部24及び故障報知部25を有している。
DC/DCコンバータ21は、電流電圧特性取得部210を有している。DC/DCコンバータ21は、PVアレイ1から直流電流の入力を受ける。そして、電流電圧特性取得部210は、入力される電流に対する負荷の値を変化させて、各電流値に対する電圧値を計測する。そして、電流電圧特性取得部210は、計測結果を基に、直流電流のI−V特性(電流−電圧特性)を求める。DC/DCコンバータ21は、電流電圧特性取得部210によって求められたI−V特性を用いてMMTP(Maximum Power Point Tracker)制御などを行う。また、DC/DCコンバータ21は、PVアレイ1から入力された直流電流の変圧などを行う。DC/DCコンバータ21によって、PVアレイ1から入力された不安定な直流電流が安定した直流電流に変換される。DC/DCコンバータ21は、直流電流をインバータ制御部22へ出力する。さらに、電流電圧特性取得部210は、求めたI−V特性を拡大処理部23へ出力する。
インバータ制御部22は、直流電流の入力をDC/DCコンバータ21から受ける。そして、インバータ制御部22は、入力された直流電流を交流に変換する。そして、インバータ制御部22は、交流に変換した電流を分電盤3に供給する。
拡大処理部23は、I−V特性の入力をDC/DCコンバータ21から受ける。そして、拡大処理部23は、I−V特性における変化を大きく見せるための処理をI−V特性に対して行う。例えば、本実施例では、拡大処理部23は、受信したI−V特性を2階微分する。そして、拡大処理部23は、I−V特性の2階微分の結果を故障検出部24へ出力する。
ここで、拡大処理部23がI−V特性を2階微分した場合の結果について、図4及び図5を参照して具体的に説明する。図4は、PVモジュールに故障が無い場合のI−V特性の2階微分の結果を説明するための図である。図5は、PVモジュールに故障が発生している場合のI−V特性の2階微分の結果を説明するための図である。ここでは、太陽光発電システムとして、住宅用(4.5(kW))を選定し、モジュール故障を模擬したシミュレーションにより、PVアレイ1のI−V特性を求めた。このシミュレーションでは、PVモジュール10は図2に示したモジュール等価回路とした。そして、故障のほとんどにおいてPVアレイ1における直列抵抗の増加が発生するので、PVモジュール10の内部の直列抵抗の増加により故障を模擬した。モジュール10は、定格190(W)のシリコン他結晶モジュールとし、故障モジュール数は1枚とした。シミュレーションの具体的な方法としては、小林・武田:「太陽電池アレイの構成方法(種々の影パターンを考慮した最適構成法の検討)」、電中研研究報告 183011に記載されているPVアレイI−V特性解析プログラムによるシミュレーションなどがある。
図4におけるグラフ301は、PVモジュール10に故障が無い場合のPVアレイのI−V特性を表している。グラフ301の縦軸は、電流を表しており、横軸は電圧を表している。グラフ301は、PVモジュール10に故障発生しておらずパスダイオードの動作などがないため、滑らかなカーブとなっている。
グラフ302は、グラフ301のI−V特性を微分した結果を表すグラフである。グラフ301の縦軸は、電流の微分を表しており、横軸は電圧を表している。グラフ301が滑らかであるため、微分結果であるグラフ301も滑らかなカーブとなっている。
グラフ303は、グラフ302をさらに微分した結果を表すグラフである。すなわち、グラフ303は、グラフ301のI−V特性を2階微分した結果を表すグラフである。グラフ303の縦軸は、電流の2階微分を表しており、横軸は電圧を表している。1階微分の結果であるグラフ302が滑らかであるため、グラフ303も、滑らかなカーブとなっている。
これに対して、図5のグラフ311は、PVモジュール10に故障がある場合のPVアレイ1のI−V特性を表すグラフである。グラフ311の縦軸は、電流を表しており、横軸は電圧を表している。PVモジュール10に故障がある場合には、バイパスダイオードの動作が発生する。そのため、バイパスダイオードが動作する点でI−V特性のカーブが乱れ、その部分でI−V特性のカーブが滑らかでなくなる。グラフ311では、領域321で囲われる部分でI−V特性のカーブが乱れている。ただし、故障の範囲が小さい場合、グラフ311のように、I−V特性だけではカーブの乱れ、すなわち故障発生の影響によるI−V特性の変化が小さくしか表れない。そのため、PVアレイ1のI−V特性そのものから故障発生の影響による変化を検出することは困難である。
グラフ312は、グラフ311のI−V特性を微分した結果を表すグラフである。グラフ312の縦軸は、電流の微分を表しており、横軸は電圧を表している。グラフ311のI−V特性を微分することにより、グラフ311のカーブが滑らかでない部分の変化が拡大される。すなわち、グラフ311のI−V特性を微分することで、グラフ312では故障発生の影響によるI−V特性の変化が拡大して表される。グラフ311の領域321に囲われた部分を微分した結果は、グラフ312の領域322で囲われた部分にあたる。
グラフ313は、グラフ312をさらに微分した結果を表すグラフである。すなわち、グラフ313は、グラフ311のI−V特性を2階微分した結果を表すグラフである。グラフ313の縦軸は、電流の2階微分を表しており、横軸は電圧を表している。グラフ312をさらに微分することにより、グラフ313ではグラフ312のカーブの滑らかでない部分の変化がさらに拡大される。すなわち、グラフ313では、グラフ311における故障発生の影響によるI−V特性の変化がさらに拡大されて表されている。グラフ312の領域322に囲われた部分を微分した結果は、グラフ313の領域323にあたる。すなわち、グラフ311の領域321に囲われた部分の2階微分の結果が、グラフ313の領域323で表されている。グラフ313に示すように、故障発生の影響によるI−V特性のカーブの変化が大きく表れている。
このように、拡大処理部23は、PVアレイ1のI−V特性を2階微分することで、故障が発生している場合の、故障発生の影響によるI−V特性のカーブの変化を拡大する。ここで、本実施例では2階微分により故障発生の影響によるI−V特性のカーブの変化を拡大しているが、例えばI−V特性を1階微分で故障発生の影響によるI−V特性のカーブの変化が十分検出できるならば、拡大処理部23は1階微分を行うだけでもよい。
故障検出部24は、故障判定用閾値及び部分影除外用閾値を記憶している。本実施例では、故障検出部24は、故障判定用閾値として、0.1(A/V)を記憶している。また、故障検出部24は、部分影除外用閾値として、−0.035(A/V)を記憶している。故障検出部24は、PVアレイ1のI−V特性を2階微分した結果の入力を拡大処理部23から受ける。そして、故障検出部24は、受信したPVアレイ1のI−V特性を2階微分した結果の最大値が故障判定用閾値以上か否かを判定する。さらに、故障検出部24は、受信したPVアレイ1のI−V特性を2階微分した結果の最小値が部分影除外用閾値以上か否かを判定する。最大値が故障判定用閾値以上で、且つ最小値が部分影除外用閾値以上の場合、故障検出部24は、いずれかのPVモジュール10に故障が発生していると判定する。これにより、故障検出部24は、PVアレイ1の故障を検出することができる。
ここで、図6A及び図6Bを参照して、故障閾値によるPVアレイ1の故障検出について説明する。ここでは、受信したPVアレイ1のI−V特性を2階微分した結果の最大値を、単に「2階微分の最大値」と呼ぶ。また、受信したPVアレイ1のI−V特性を2階微分した結果の最小値を、単に「2階微分の最小値」と呼ぶ。図6Aは、PVアレイ故障時の2階微分の最大値の変化を表す図である。図6Bは、PVアレイ故障時の2階微分の最小値の変化を表す図である。ここでも、太陽光発電システムとして、住宅用(4.5(kW))を選定し、モジュール故障を模擬したシミュレーションにより、PVアレイ1のI−V特性を求めた。このシミュレーションでは、PVモジュール10は図2に示したモジュール等価回路とした。そして、PVモジュール10の内部の直列抵抗の増加により故障を模擬した。PVモジュール10は、定格190(W)のシリコン多結晶モジュールとし、故障モジュール数は1枚とした。
図6Aの縦軸は2階微分(dI/dV)の最大値を表している。また、図6Aの横軸はPVモジュール10内部の直列抵抗を表している。図6Aに示すように、PVモジュール内部の直列抵抗が大きくなると、2階微分の最大値は一定以上の値をとる。具体的には、図6Aの点412に示すように、PVモジュール10の内部抵抗がおよそ5(Ω)以上の場合、2階微分の最大値は0.1(A/V)以上となる。ここで、PVモジュール10は、故障が発生した場合のほとんどで、PVモジュール10の内部の直列抵抗が増加する。そして、故障の度合いが大きいほど、PVモジュール10の内部の直列抵抗は増加していく。そして、PVアレイ1の故障がPVアレイ1の動作を確認するだけで発見できる通常の故障は、PVアレイ1内において直列抵抗が20〜50(Ω)増加した場合と考えられる。そこで、2階微分の最大値の適当な値を故障判定閾値とすることで、故障検出部24は、故障判定閾値を超えた場合をPVモジュール10の故障として検出することができる。例えば、閾値411のように故障判定閾値を0.1(A/V)とすることで、故障検出部24は、PVモジュール10の内部の直列抵抗が5(Ω)以上増加した場合に故障が検出でき、通常の故障と比較して軽微な故障を検出することができる。ここで、本実施例では、故障判定閾値を0.1(A/V)としたが、検出が要求される故障の範囲がある程度大きい範囲まで許容されるのであれば、故障判定閾値を0.1(A/V)よりも高く設定することができる。また、より小さい範囲の故障の検出が求められる場合には、故障判定閾値を0.1(A/V)よりも低く設定することが好ましい。このように、故障判定閾値は、検出する故障の範囲に応じて決定することが好ましい。
また、図6Bの縦軸は2階微分(dI/dV)の最小値を表している。また、図6Bの横軸はPVモジュール10内部の直列抵抗を表している。図6Bに示すように、故障が発生しPVモジュール10の内部抵抗が増加しても、2階微分の最小値は大きな増減が発生しない。
ここで、図7を参照して、部分影が発生した場合のI−V特性の変化及びその2階微分の結果について説明する。図7は、部分影が発生した場合のI−V特性の2階微分の結果を説明するための図である。部分影とは、建物の影や積雪などによりPVアレイ1の一部が影になっている状態である。部分影になった場合にも影になっているPVモジュール10の出力が変化するため、PVアレイ1のI−V特性のカーブに変化が現れる。そのため、PCアレイ1の故障を検出する場合には、部分影が発生した場合との切り分けを行うことが好ましい。
図7のグラフ501は、部分影が発生した場合のPVアレイ1のI−V特性を表すグラフである。グラフ501は、PVアレイ1の出力が4.5(kW)であり、影濃度を60(%)とし、1つのPVモジュール10が日陰になった場合のシミュレーション結果を表している。グラフ501の縦軸は、電流を表しており、横軸は電圧を表している。部分影が発生した場合には、日陰になったPVモジュール10の出力が下がるためPVアレイ1のI−V特性のカーブが乱れ、その部分でI−V特性のカーブが滑らかでなくなる。グラフ501では、例えば、領域511で囲われる部分でI−V特性のカーブが乱れている。
グラフ502は、グラフ501のI−V特性を微分した結果を表すグラフである。グラフ502の縦軸は、電流の微分を表しており、横軸は電圧を表している。グラフ502に示すように、部分影が発生した場合のPVアレイ1のI−V特性の微分結果は2箇所で大きな変化が現れている。
グラフ503は、グラフ502をさらに微分した結果を表すグラフである。すなわち、グラフ503は、グラフ501のI−V特性を2階微分した結果を表すグラフである。グラフ503の縦軸は、電流の2階微分を表しており、横軸は電圧を表している。グラフ503では、グラフ501における部分影の発生によるI−V特性の変化が、さらに拡大されて表されている。グラフ503では、200(V)付近の点513において2階微分の値が下がっている。そこで、部分影が発生した場合のPVアレイ1のI−V特性の2階微分の値がPVアレイ1の故障の場合と比べて下がることを利用して、部分影発生の場合とPVアレイ1の故障の場合とを切り分ける。
次に、図8A及び図8Bを参照して、部分影除去閾値によるPVアレイ1の故障検出について説明する。図8Aは、部分影発生時の2階微分の最大値の変化を表す図である。図8Bは、部分影発生時の2階微分の最小値の変化を表す図である。ここでも、図6A及び図6Bの各グラフを求めた場合と同様の条件を用いてシミュレーションを行った。
図8Aの縦軸は2階微分(dI/dV)の最大値を表している。また、図8Aの横軸は部分影の濃度を表している。PVアレイ1に部分影ができると、部分影となった部分の出力電流が低下し、PVアレイ1のI−V特性のカーブが変化してしまう。そして、図8Aに示すように、部分影の濃度が高くなると、2階微分の最大値は徐々に増加していく。そのため、部分影の濃度が高くなった場合でも、故障検出部24は、2階微分の最大値が故障判定閾値を超えたことを検出してしまう。具体的には、図8Aの点612に示すように、部分影の濃度が50〜60(%)の間において、2階微分の最大値は0.1(A/V)以上となる。そのため、故障判定閾値611を0.1(A/V)とした場合、故障検出部24は、部分影の濃度が点612の値を超えると故障と判定してしまう。このように故障判定閾値を用いた場合、故障検出部24は、部分影による影響をPVモジュール10の故障と判定してしまう可能性がある。そこで、本実施例では、故障検出部24は、次に説明する部分影除去閾値を用いて、部分影発生の場合とPVモジュール10の故障発生の場合とを切り分ける。
図8Bの縦軸は2階微分(dI/dV)の最小値を表している。また、図8Bの横軸は部分影の濃度を表している。図8Bに示すように、部分影が発生した場合、部分影の濃度が濃くなるにしたがい、2階微分の最小値は徐々に減っていく。そして、部分影の濃度が濃くなると、PVモジュール10に故障が発生している場合に比べて2階微分の最小値が小さくなる。そこで、2階微分の最小値の適当な値を部分影除去閾値とすることで、部分影発生の場合とPVモジュール10の故障発生の場合とを切り分けることができる。すなわち、故障検出部24は、2階微分の最小値が部分除去閾値以上の場合を故障として検出することで、故障の検出から部分影が発生している場合を除くことができる。例えば、図8Bでは、部分影の濃度がおよそ40(%)以上で2階微分の最小値は−0.01(A/V)以下となる。そこで、図8Bのように、部分影除去閾値621を−0.01(A/V)とした場合、故障検出部24は、点622より影が濃い場合を故障として検出しなくなる。これにより、点622は点621よりも影の濃度が薄い点であるので、故障検出部24は、故障と判定された図8Aの点612以上の場合を故障として検出しなくなる。ここで、本実施例では、部分影除去閾値を−0.01(A/V)としたが、この値は以下の2つの条件を満たすものであればよい。第1の条件は、部分影除去閾値は、PVモジュール10に故障が発生している場合の2階微分の最小値よりも小さい。第2の条件は、部分影除去閾値と2階微分の最小値が一致する部分影の濃度における2階微分の最大値が故障判定閾値を下回ることである。このように、故障判定閾値は、PVモジュール10の性能や部分影の影響の状態に応じて決定することが好ましい。
図3に戻って説明を続ける。故障検出部24は、故障を検出した場合、故障報知部25に故障の発生を通知する。
故障報知部25は、故障の発生の通知を故障検出部24から受ける。そして、故障報知部25は、例えば、故障が発生した旨をディスプレイに表示するなどして、利用者にPVアレイ1の故障発生を報知する。
本実施例に係る太陽光発電システムは、以上に説明した故障検出処理を定期的に行う。具体的には、一定期間が過ぎると、拡大処理部23、故障検出部24及び故障報知部25が動作して、故障の検出及び報知を行う。ここで、本実施例に係る太陽光発電故障判定方法では、故障検出を周期的に行うとしたが、故障検出は晴れたときに行うことが重要であり、実行のタイミングは特に制限は無い。
次に、図9を参照して、本実施例に係る故障検出の処理の流れについて説明する。図9は、実施例に係る太陽光発電システムにおける故障検出の処理のフローチャートである。
PCS2は、PVアレイ1で発生した直流電流の入力をうける。そして、DC/DCコンバータ21の電流電圧特性取得部210は、受信したPCアレイ1が出力した直流電流を基に、PVアレイ1のI−V特性を求める(ステップS101)。そして、電流電圧特性取得部210は、拡大処理部23へ出力する。
拡大処理部23は、PVアレイ1のI−V特性の入力を電流電圧特性取得部210から受ける。拡大処理部23は、取得したPVアレイ1のI−V特性を2階微分する(ステップS102)。そして、拡大処理部23は、2階微分の結果を故障検出部24に出力する。
故障検出部24は、2階微分の結果を拡大処理部23から受信する。そして、故障検出部24は、2階微分の最大値が故障判定閾値以上か否かを判定する(ステップS103)。2階微分の最大値が故障判定閾値未満の場合(ステップS103:否定)、故障検出部24は、故障が発生していないと判定し、故障検出処理を終了する。
これに対して、2階微分の最大値が故障判定閾値以上の場合(ステップS103:肯定)、故障検出部24は、2階微分の最小値が部分影除去閾値以上か否かを判定する(ステップS104)。2階微分の最小値が部分影除去閾値未満の場合(ステップS104:否定)、故障検出部24は、故障が発生していないと判定し、故障検出処理を終了する。
これに対して、2階微分の最小値が故障判定閾値以上の場合(ステップS104:肯定)、故障検出部24は、故障が発生していると判定し、故障報知部25に故障の発生を通知する。故障報知部25は、故障の発生の通知を受けて、利用者にPVアレイ1に故障が発生した旨を報知する(ステップS105)。
本実施例に係る太陽光発電故障判定装置では、DC/DCコンバータ21を用いてPVアレイ1のI−V特性を取得したが、これは他の方法でもよく、例えば、PVアレイ1の出力をDC/DCコンバータ21とは別に計測して、PVアレイ1のI−V特性を求めてもよい。
また、本実施例に係る太陽光発電故障装置は、太陽光発電システムのPCS2に故障検出の機能を持たせる場合で説明したが、太陽光発電故障検出装置の構成はこれに限らない。例えば、太陽光発電故障検出装置を、拡大処理部23、故障検出部24及び故障報知部25を有する装置であり、太陽光発電システムとは別の装置としてもよい。そして、その太陽光発電故障検出装置を、太陽光発電システムのPCS2に接続し、DC/DCコンバータ21からPVアレイ1のI−V特性を取得して、取得したI−V特性の変化を拡大し、故障を検出するように構成してもよい。
以上に説明したように、本実施例に係る太陽光発電故障装置は、PVアレイのI−V特性を2階微分することで変化が大きく見えるように処理する。そして、本実施例に係る太陽光発電故障装置は、2階微分結果の最大値が故障判定閾値以上であり、且つ2階微分結果の最小値が部分影除去閾値以上であるかを判定することによりPVアレイの故障を検出する。これにより、PVアレイにおける小規模な故障を容易に検出することができ、PVアレイの故障への迅速な対処に寄与できる。
また、PSCに太陽光発電故障装置を組み込むことで、作業員が現地に赴いて保守や診断を行わなくとも、故障の検出を行うことができる。
1 PVアレイ
2 PCS
3 分電盤
4 電気製品
5 電力会社
10 PVモジュール
21 DC/DCコンバータ
22 インバータ制御部
23 拡大処理部
24 故障検出部
25 故障報知部
210 電流電圧特性取得部

Claims (5)

  1. 複数の太陽電池を含む太陽光発電アレイの出力電流から前記太陽光発電アレイの電流電圧特性を求める電流電圧特性取得部と、
    前記電流電圧特性取得部が求めた前記電流電圧特性の変化を拡大する処理を行う拡大処理部と、
    前記拡大処理部により拡大された前記電流電圧特性の2階微分の最大値が、前記太陽光発電アレイ内部の直列抵抗が5Ω以上増加した場合の2階微分の最大値である最大所定値以上であるか否かにより前記太陽光発電アレイの故障を検出する故障検出部と
    を備えたことを特徴とする太陽光発電故障検出装置。
  2. 前記故障検出部は、前記電流電圧特性の2階微分の最大値が最大所定値以上で、且つ前記電流電圧特性の2階微分の最小値が最小所定値以上である場合に故障と判定することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電故障検出装置。
  3. 前記故障検出部により前記太陽光発電アレイの故障が検出された場合、故障の発生を報知する故障報知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電故障検出装置。
  4. 複数の太陽電池を有する太陽光発電アレイと、
    前記太陽光発電アレイの出力電流から前記太陽光発電アレイの電流電圧特性を求める電流電圧特性取得部と、
    前記電流電圧特性取得部が求めた前記電流電圧特性の変化を拡大する処理を行う拡大処理部と、
    前記拡大処理部により拡大された前記電流電圧特性の2階微分の最大値が、前記太陽光発電アレイ内部の直列抵抗が5Ω以上増加した場合の2階微分の最大値である最大所定値以上であるか否かにより前記太陽光発電アレイの故障を検出する故障検出部と
    を備えたことを特徴とする太陽光発電装置。
  5. 複数の太陽電池を有する太陽光発電アレイの出力電流から前記太陽光発電アレイの電流電圧特性を求める電流電圧特性取得ステップと、
    前記電流電圧特性取得ステップで求めた前記電流電圧特性の変化を拡大する処理を行う拡大処理ステップと、
    前記拡大処理ステップで拡大した前記電流電圧特性の2階微分の最大値が、前記太陽光発電アレイ内部の直列抵抗が5Ω以上増加した場合の2階微分の最大値である最大所定値以上であるか否かにより前記太陽光発電アレイの故障を検出する故障検出ステップと
    を有することを特徴とする太陽光発電故障検出方法。
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