JP5952577B2 - 溶接制御装置、溶接制御方法および溶接制御プログラム - Google Patents
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Description
(2)フランジW2のダイアフラムW1aに対する取り付け位置
(3)フランジW2の幅
(4)フランジW2表面の高さ位置
(5)開先のルートギャップ幅
(6)開先中心位置(ルートギャップ幅の中点)
(7)ダイアフラムW1a上面とフランジW2上面との表面段差量
また、本発明に係る溶接制御装置は、余盛高さ算出手段と、パス数決定手段と、施工条件修正手段と、を備えることが好ましい。
また、本発明に係る溶接制御方法は、第1被溶接部材の開先面における位置座標および第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標は、溶接トーチが、第1被溶接部材および第2被溶接部材の間において、勾配角度の方向に動作して検出した位置座標であることが好ましい。
また、本発明に係る溶接制御方法は、余盛高さ算出工程と、パス数決定工程と、施工条件修正工程と、をさらに含むことが好ましい。
また、本発明に係る溶接制御プログラムは、第1被溶接部材の開先面における位置座標および第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標は、溶接トーチが、第1被溶接部材および第2被溶接部材の間において、勾配角度の方向に動作して検出した位置座標であることが好ましい。
また、本発明に係る溶接制御プログラムは、コンピュータを、余盛高さ算出手段、パス数決定手段、施工条件修正手段、としてさらに機能させることが好ましい。
溶接制御装置1は、実際の溶接を行う前に、図8にて示す第1被溶接部材W1および第2被溶接部材(フランジ)W2をタッチセンシングした結果から最適な施工条件を求め、溶接時に、当該施工条件に従って溶接ロボット2の動作を制御するものである。すなわち、溶接制御装置1は、第1被溶接部材W1および第2被溶接部材W2をタッチセンシングした結果から当該第1被溶接部材W1および第2被溶接部材W2の位置座標を求め、当該位置座標と、予め設定された第2被溶接部材W2の板厚とから施工条件を求める。ここで、前記したように、第1被溶接部材W1は、具体的にはダイアフラムW1aおよびコラムコアW1bのことを意味しているが(図8(a)、(b)参照)、以下の説明ではそれぞれを第1被溶接部材W1a,W1bと表記して説明する。また、第1被溶接部材W1a,W1bと第2被溶接部材W2は、従来と同様のものを用いる。以下、溶接制御装置1の説明を行う前に、当該溶接制御装置1を含む溶接装置WSについて簡単に説明する。
以下、実施形態に係る溶接制御装置1の動作、すなわち溶接制御方法について、図5を参照(適宜図1も参照)しながら詳細に説明する。溶接制御方法は、ここではパラメータ入力工程と、センシング工程と、勾配角度算出工程と、開先角度算出工程と、ルートギャップ幅算出工程と、データ判定工程と、開先深さ算出工程と、施工条件選択工程と、余盛高さ算出工程と、パス数決定工程と、施工条件修正工程と、を行う。但し、勾配角度算出工程と開先角度算出工程の順序は入れ替えてもよく、施工条件選択工程は、開先深さ算出工程とパス数決定工程の間であればどのタイミングで行っても構わない。また、以下の説明では、段差T継手の例を示し、余盛高さhからパス数を決定することとする。
ここで、前記した溶接制御装置1は、一般的なコンピュータを、前記した各手段および各部として機能させるためのプログラムにより動作させることで実現することができる。このプログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
(2)ダイアフラム径
(3)ダイアフラム板厚
(4)溶接する継手種類(突合せ継手または段差T継手)の選択
(5)溶接する継手の勾配の有無
(6)突合せ継手の場合における表面段差センシングの有無
(7)フランジ板厚t(第2被溶接部材W2の板厚t)
(8)段差T継手の場合における表面段差量
(2)突合せ継手で上り勾配(図2(a)参照)
(3)突合せ継手で下り勾配(図2(b)参照)
(4)段差T継手で勾配なし(図4(c)参照)
(5)段差T継手で上り勾配(図4(a)参照)
(6)段差T継手で下り勾配(図4(b)参照)
2 溶接ロボット
2a 溶接トーチ
10 センシング手段
20 勾配角度算出手段
30 開先角度算出手段
40 ルートギャップ幅算出手段
50 開先中心位置算出手段
60 データ判定手段
70 開先深さ算出手段
80 施工条件選択手段
90,90A 施工条件記憶手段
100 余盛高さ算出手段
110 表面段差量算出手段
120 パス数決定手段
130 パス数記憶手段
140 施工条件修正手段
BM 裏当材
d,dA,dB 開先深さ
h,hA,hB 余盛高さ
I1,I2 交点
r ルートギャップ幅
rC 開先中心位置
t,tA,tB 板厚(実際の板厚)
W1 第1被溶接部材
W1a 第1被溶接部材(ダイアフラム)
W1b 第1被溶接部材(コラムコア)
W2 第2被溶接部材
W3 第1被溶接部材(ダイアフラム)
W4 第2被溶接部材(テーパーコア)
WS 溶接装置
φ,φA,φB 勾配角度
θ 開先角度
Claims (7)
- 第1被溶接部材の開先面と第2被溶接部材の開先面との間に形成された開先を溶接ロボット先端の溶接トーチによって溶接する溶接装置において、前記第1被溶接部材と前記第2被溶接部材の対向方向をX軸とし、前記開先の深さ方向をZ軸とした座標系を設定し、前記溶接トーチ先端に所定長さで突き出された溶接ワイヤと、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材との間にセンシング電圧を印加し、その通電状態から前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の前記X軸方向および前記Z軸方向の位置座標を検出し、当該位置座標と、予め設定された前記第2被溶接部材の板厚とから求めた施工条件に従って、溶接時に前記溶接ロボットを制御する溶接制御装置であって、
前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標から、前記X軸に対する前記第2被溶接部材の勾配角度を算出する勾配角度算出手段と、
前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、前記第1被溶接部材の開先面と平行な前記Z軸に対する前記第2被溶接部材の開先角度を算出する開先角度算出手段と、
前記第1被溶接部材の開先面における位置座標から、当該第1被溶接部材の開先面に沿う線分である第1開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、当該第2被溶接部材の開先面に沿う線分である第2開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標を通る線分を前記第2被溶接部材の板厚だけ平行移動させることで、前記第2被溶接部材の下面の線分である第2下面線分を算出し、前記第1開先線分上における点と、前記第2開先線分と前記第2下面線分との交点とのX軸方向における距離を、前記開先のルートギャップ幅として算出するルートギャップ幅算出手段と、
前記第2被溶接部材の板厚に対して、前記勾配角度と前記開先角度との合計角度の余弦に対する、前記開先角度の余弦の割合を乗算することで、前記開先深さを算出する開先深さ算出手段と、
前記開先深さ算出手段によって算出された開先深さに応じて、当該開先深さごとに予め定められた施工条件を選択する施工条件選択手段と、
を備え、前記第1被溶接部材の開先面における位置座標および前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標は、前記溶接トーチが、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の間において、前記勾配角度の方向に動作して検出した位置座標であることを特徴とする溶接制御装置。 - 第1被溶接部材の開先面と第2被溶接部材の開先面との間に形成された開先を溶接ロボット先端の溶接トーチによって溶接する溶接装置において、前記第1被溶接部材と前記第2被溶接部材の対向方向をX軸とし、前記開先の深さ方向をZ軸とした座標系を設定し、前記溶接トーチ先端に所定長さで突き出された溶接ワイヤと、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材との間にセンシング電圧を印加し、その通電状態から前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の前記X軸方向および前記Z軸方向の位置座標を検出し、当該位置座標と、予め設定された前記第2被溶接部材の板厚とから求めた施工条件に従って、溶接時に前記溶接ロボットを制御する溶接制御装置であって、
前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標から、前記X軸に対する前記第2被溶接部材の勾配角度を算出する勾配角度算出手段と、
前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、前記第1被溶接部材の開先面と平行な前記Z軸に対する前記第2被溶接部材の開先角度を算出する開先角度算出手段と、
前記第1被溶接部材の開先面における位置座標から、当該第1被溶接部材の開先面に沿う線分である第1開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、当該第2被溶接部材の開先面に沿う線分である第2開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標を通る線分を前記第2被溶接部材の板厚だけ平行移動させることで、前記第2被溶接部材の下面の線分である第2下面線分を算出し、前記第1開先線分上における点と、前記第2開先線分と前記第2下面線分との交点とのX軸方向における距離を、前記開先のルートギャップ幅として算出するルートギャップ幅算出手段と、
前記第2被溶接部材の板厚に対して、前記勾配角度と前記開先角度との合計角度の余弦に対する、前記開先角度の余弦の割合を乗算することで、前記開先深さを算出する開先深さ算出手段と、
前記開先深さ算出手段によって算出された開先深さに応じて、当該開先深さごとに予め定められた施工条件を選択する施工条件選択手段と、
前記ルートギャップ幅に対して、前記開先深さと前記開先角度の正接とを乗算した値を加算し、当該加算値に前記勾配角度の正接を乗算し、当該乗算値に前記第2被溶接部材の脚長Sを加算することで、前記開先における溶接ビードの余盛高さを算出する余盛高さ算出手段と、
前記余盛高さ算出手段によって算出された余盛高さに応じて、当該余盛高さごとに予め定められた前記開先の形状に対応する溶接のパス数を決定するパス数決定手段と、
前記施工条件選択手段によって選択された施工条件に含まれるパス数を、前記パス数決定手段によって決定されたパス数に置き換えることで、当該施工条件を修正する施工条件修正手段と、
を備えることを特徴とする溶接制御装置。 - 前記勾配角度、前記開先角度および前記ルートギャップ幅のいずれかが、予め定められた値の範囲内に含まれるか否かを判定し、当該範囲内に含まれない場合、前記溶接ロボットに対して溶接中止を指示するデータ判定手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の溶接制御装置。
- 第1被溶接部材の開先面と第2被溶接部材の開先面との間に形成された開先を溶接ロボット先端の溶接トーチによって溶接する溶接装置において、前記第1被溶接部材と前記第2被溶接部材の対向方向をX軸とし、前記開先の深さ方向をZ軸とした座標系を設定し、前記溶接トーチ先端に所定長さで突き出された溶接ワイヤと、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材との間にセンシング電圧を印加し、その通電状態から前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の前記X軸方向および前記Z字軸方向の位置座標を検出し、当該位置座標と、予め設定された前記第2被溶接部材の板厚とから求めた施工条件に従って、溶接時に前記溶接ロボットを制御する溶接制御方法であって、
勾配角度算出手段によって、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標から、前記X軸に対する前記第2被溶接部材の勾配角度を算出する勾配角度算出工程と、
開先角度算出手段によって、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、前記第1被溶接部材の開先面と平行な前記Z軸に対する前記第2被溶接部材の開先角度を算出する開先角度算出工程と、
ルートギャップ算出手段によって、前記第1被溶接部材の開先面における位置座標から、当該第1被溶接部材の開先面に沿う線分である第1開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、当該第2被溶接部材の開先面に沿う線分である第2開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標を通る線分を前記第2被溶接部材の板厚だけ平行移動させることで、前記第2被溶接部材の下面の線分である第2下面線分を算出し、前記第1開先線分上における点と、前記第2開先線分と前記第2下面線分との交点とのX軸方向における距離を、前記開先のルートギャップ幅として算出するルートギャップ幅算出工程と、
開先深さ算出手段によって、前記第2被溶接部材の板厚に対して、前記勾配角度と前記開先角度との合計角度の余弦に対する、前記開先角度の余弦の割合を乗算することで、前記開先深さを算出する開先深さ算出工程と、
施工条件選択手段によって、前記開先深さ算出手段によって算出された開先深さに応じて、当該開先深さごとに予め定められた施工条件を選択する施工条件選択工程と、
を含み、前記第1被溶接部材の開先面における位置座標および前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標は、前記溶接トーチが、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の間において、前記勾配角度の方向に動作して検出した位置座標であることを特徴とする溶接制御方法。 - 第1被溶接部材の開先面と第2被溶接部材の開先面との間に形成された開先を溶接ロボット先端の溶接トーチによって溶接する溶接装置において、前記第1被溶接部材と前記第2被溶接部材の対向方向をX軸とし、前記開先の深さ方向をZ軸とした座標系を設定し、前記溶接トーチ先端に所定長さで突き出された溶接ワイヤと、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材との間にセンシング電圧を印加し、その通電状態から前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の前記X軸方向および前記Z字軸方向の位置座標を検出し、当該位置座標と、予め設定された前記第2被溶接部材の板厚とから求めた施工条件に従って、溶接時に前記溶接ロボットを制御する溶接制御方法であって、
勾配角度算出手段によって、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標から、前記X軸に対する前記第2被溶接部材の勾配角度を算出する勾配角度算出工程と、
開先角度算出手段によって、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、前記第1被溶接部材の開先面と平行な前記Z軸に対する前記第2被溶接部材の開先角度を算出する開先角度算出工程と、
ルートギャップ算出手段によって、前記第1被溶接部材の開先面における位置座標から、当該第1被溶接部材の開先面に沿う線分である第1開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、当該第2被溶接部材の開先面に沿う線分である第2開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標を通る線分を前記第2被溶接部材の板厚だけ平行移動させることで、前記第2被溶接部材の下面の線分である第2下面線分を算出し、前記第1開先線分上における点と、前記第2開先線分と前記第2下面線分との交点とのX軸方向における距離を、前記開先のルートギャップ幅として算出するルートギャップ幅算出工程と、
開先深さ算出手段によって、前記第2被溶接部材の板厚に対して、前記勾配角度と前記開先角度との合計角度の余弦に対する、前記開先角度の余弦の割合を乗算することで、前記開先深さを算出する開先深さ算出工程と、
施工条件選択手段によって、前記開先深さ算出手段によって算出された開先深さに応じて、当該開先深さごとに予め定められた施工条件を選択する施工条件選択工程と、
余盛高さ算出手段によって、前記ルートギャップ幅に対して、前記開先深さと前記開先角度の正接とを乗算した値を加算し、当該加算値に前記勾配角度の正接を乗算し、当該乗算値に前記第2被溶接部材の脚長Sを加算することで、前記開先における溶接ビードの余盛高さを算出する余盛高さ算出工程と、
パス数決定手段によって、前記余盛高さ算出手段によって算出された余盛高さに応じて、当該余盛高さごとに予め定められた前記開先の形状に対応する溶接のパス数を決定するパス数決定工程と、
施工条件修正手段によって、前記施工条件選択手段によって選択された施工条件に含まれるパス数を、前記パス数決定手段によって決定されたパス数に置き換えることで、当該施工条件を修正する施工条件修正工程と、
を含むことを特徴とする溶接制御方法。 - 第1被溶接部材の開先面と第2被溶接部材の開先面との間に形成された開先を溶接ロボット先端の溶接トーチによって溶接する溶接装置において、前記第1被溶接部材と前記第2被溶接部材の対向方向をX軸とし、前記開先の深さ方向をZ軸とした座標系を設定し、前記溶接トーチ先端に所定長さで突き出された溶接ワイヤと、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材との間にセンシング電圧を印加し、その通電状態から前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の前記X軸方向および前記Z字軸方向の位置座標を検出し、当該位置座標と、予め設定された前記第2被溶接部材の板厚とから求めた施工条件に従って、溶接時に前記溶接ロボットを制御するために、コンピュータを、
前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標から、前記X軸に対する前記第2被溶接部材の勾配角度を算出する勾配角度算出手段、
前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、前記第1被溶接部材の開先面と平行な前記Z軸に対する前記第2被溶接部材の開先角度を算出する開先角度算出手段、
前記第1被溶接部材の開先面における位置座標から、当該第1被溶接部材の開先面に沿う線分である第1開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、当該第2被溶接部材の開先面に沿う線分である第2開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標を通る線分を前記第2被溶接部材の板厚だけ平行移動させることで、前記第2被溶接部材の下面の線分である第2下面線分を算出し、前記第1開先線分上における点と、前記第2開先線分と前記第2下面線分との交点とのX軸方向における距離を、前記開先のルートギャップ幅として算出するルートギャップ幅算出手段、
前記第2被溶接部材の板厚に対して、前記勾配角度と前記開先角度との合計角度の余弦に対する、前記開先角度の余弦の割合を乗算することで、前記開先深さを算出する開先深さ算出手段、
前記開先深さ算出手段によって算出された開先深さに応じて、当該開先深さごとに予め定められた施工条件を選択する施工条件選択手段、
として機能させるための溶接制御プログラムであって、前記第1被溶接部材の開先面における位置座標および前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標は、前記溶接トーチが、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の間において、前記勾配角度の方向に動作して検出した位置座標であることを特徴とする溶接制御プログラム。 - 第1被溶接部材の開先面と第2被溶接部材の開先面との間に形成された開先を溶接ロボット先端の溶接トーチによって溶接する溶接装置において、前記第1被溶接部材と前記第2被溶接部材の対向方向をX軸とし、前記開先の深さ方向をZ軸とした座標系を設定し、前記溶接トーチ先端に所定長さで突き出された溶接ワイヤと、前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材との間にセンシング電圧を印加し、その通電状態から前記第1被溶接部材および前記第2被溶接部材の前記X軸方向および前記Z字軸方向の位置座標を検出し、当該位置座標と、予め設定された前記第2被溶接部材の板厚とから求めた施工条件に従って、溶接時に前記溶接ロボットを制御するために、コンピュータを、
前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標から、前記X軸に対する前記第2被溶接部材の勾配角度を算出する勾配角度算出手段、
前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、前記第1被溶接部材の開先面と平行な前記Z軸に対する前記第2被溶接部材の開先角度を算出する開先角度算出手段、
前記第1被溶接部材の開先面における位置座標から、当該第1被溶接部材の開先面に沿う線分である第1開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の開先面における複数の位置座標から、当該第2被溶接部材の開先面に沿う線分である第2開先線分を算出し、前記第2被溶接部材の上面における複数の位置座標を通る線分を前記第2被溶接部材の板厚だけ平行移動させることで、前記第2被溶接部材の下面の線分である第2下面線分を算出し、前記第1開先線分上における点と、前記第2開先線分と前記第2下面線分との交点とのX軸方向における距離を、前記開先のルートギャップ幅として算出するルートギャップ幅算出手段、
前記第2被溶接部材の板厚に対して、前記勾配角度と前記開先角度との合計角度の余弦に対する、前記開先角度の余弦の割合を乗算することで、前記開先深さを算出する開先深さ算出手段、
前記開先深さ算出手段によって算出された開先深さに応じて、当該開先深さごとに予め定められた施工条件を選択する施工条件選択手段、
前記ルートギャップ幅に対して、前記開先深さと前記開先角度の正接とを乗算した値を加算し、当該加算値に前記勾配角度の正接を乗算し、当該乗算値に前記第2被溶接部材の脚長Sを加算することで、前記開先における溶接ビードの余盛高さを算出する余盛高さ算出手段、
前記余盛高さ算出手段によって算出された余盛高さに応じて、当該余盛高さごとに予め定められた前記開先の形状に対応する溶接のパス数を決定するパス数決定手段、
前記施工条件選択手段によって選択された施工条件に含まれるパス数を、前記パス数決定手段によって決定されたパス数に置き換えることで、当該施工条件を修正する施工条件修正手段、
として機能させるための溶接制御プログラム。
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JP2013163186A (ja) | 2013-08-22 |
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