JP5951816B2 - Lteシステムにおける累積型の電力制御と最小/最大送信電力との間の相互作用 - Google Patents

Lteシステムにおける累積型の電力制御と最小/最大送信電力との間の相互作用 Download PDF

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Description

米国特許法第119条の下での優先権の主張
本願は、2009年12月30日に出願された、“Interaction Between Accumulative Power Control and Maximum/Minimum Transmit Power in Long Term Evolution Systems”の名称の米国仮特許出願61/291,332号に優先権を主張し、その内容は、参照を行うことによりこの中に組み入れられる。本出願は、また、2010年2月5日に出願された、“Uplink Power Design With Respect to Maximum and Minimum Power Saturation in LTE-Advanced”の名称の米国仮特許出願61/302,031号に優先権を主張し、その内容は、参照を行うことによりこの中に組み入れられる。
本願発明は、一般的に、無線通信分野に関連し、特に、上りリンク送信電力を制御するためのシステムと方法に係る。
この章は、開示される実施形態の背景や状況を示すことを意図されている。この中の記載は、追求され得たであろう概念を含むかもしれないが、必ずしも、以前に着想されている、または、追求されていたものではない。従って、この中に別途示されない限り、この章に記載されることは、本出願の記載または請求項への先行技術ではなく、および、この章に含まれることにより先行技術であるとの自白にもならない。
無線通信ステムは、音声、データ、等のようないろいろな形の通信を提供するために、広く使われる。これらのシステムは、利用可能なシステム資源(例えば、帯域幅や送信電力)を共用することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであってもよい。そのような多元接続システムの例は、コード分割多元接続(code division multiple access (CDMA))システム、時分割多元接続(time division multiple access (TDMA))システム、周波数分割多元接続(frequency division multiple access (FDMA))システム、3GPP ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution (LTE))システム、および、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access (OFDMA))システムを含む。
移動通信システムにおける上りリンク送信電力制御は、所望のサービス品質(例えば、データレートやエラーレート)を達成するためのビットあたりの送信される十分なエネルギーへの要求の、システムの他のユーザへの干渉を最小化したり、移動体端末の電池寿命を最大化したりするための要求に対するバランスにある。この目標を達成するために、上りリンク電力制御は、経路損失、シャドウイング、高速フェージング、同じセルや近くのセルの中の他のユーザからの干渉を含む、無線伝播チャネルの特性に適合されなければならない。
LTE 第8版において、物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel (PUSCH))の電力制御は、チャネル状態に応じて不連続な刻みの大きさで送信電力を増加または減少する閉ループ累積電力制御(accumulative power control (APC))のアルゴリズムにより管理され、そこでは、電力が設定される最大または最小電力レベルに到達すると、増加または減少のそれぞれが止められる。送信電力の計算処理は、スケジュールされるPUSCH送信にもとづいている。しかし、上りチャネルの帯域幅、および/または、変調/符号化スキームが、変更されていく資源付与に応じて増加または減少される場合、スケジュールされるPUSCH送信に依存して、このアルゴリズムは、過大電力や過小電力状態に陥ることもある。
開示される実施形態は、無線通信システムにおける電力制御を実装するためのシステム、方法、装置およびコンピュータプログラムに関係する。
開示される実施形態は、送信電力制御コマンドを受け、送信電力制御コマンドにもとづいて指示される送信電力レベルを決め、指令される送信電力レベルにもとづいて送信電力レベルを調整するための方法、装置、および、製品を含み、ここで、送信電力レベルは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさの制限の少なくとも1つから切り離される。
他に開示される実施形態は、移動体デバイスから経路損失の推定を受け、移動体デバイスに送信電力制御コマンドを送るための方法、装置、および製品を含み、ここで、送信電力制御コマンドは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさの制限の少なくとも1つから切り離され、送信電力制御コマンドは、移動体デバイスの送信電力レベルを調整するよう構成される。
さらに他の実施形態は、ある数の基準帯域幅、または、ある数の変調および符号化形式(modulation and coding scheme (MCS))応じて、ある数の上り送信電力制御ループを維持し、下りリンク制御チャネルで受信される送信電力制御(transmit power control (TPC))コマンドを用いて上りリンク送信電力制御ループの各々を更新し、下りリンク制御チャネルにおける帯域幅の割り当てと、下りリンク制御チャネルにおけるMCSの割り当てとのいずれか一方にもとづいて、上りリンク送信電力を制御するために上りリンク送信電力制御ループの1つを選択するための方法、装置、および製品を含む。
様々な実施形態のこれらと他の特徴は、それらの構成と動作の方法とともに、以降の詳細な説明が添付の図面と併せて考慮されることで明瞭になり、なお、添付図面において、同様な参照符号が、通しで、同様な部分を指すのに用いられる。
提示される実施形態は、添付図面の各図において、例示として示されるもので、限定ではない。
図1は、無線通信システムを示す。 図2は、無線通信システムのブロック図を示す。 図3は、従来の電力制御方法を示す。 図4は、従来の電力制御方法を示す。 図5は、従来の電力制御方法を示す。 図6は、従来の電力制御方法を示す。 図7は、従来の電力制御方法を示す。 図8は、従来の電力制御方法を示す。 図9は、一実施形態に従う電力制御方法を示す。 図10は、一実施形態に従う電力制御方法を示す。 図11は、一実施形態に従う電力制御方法を示す。 図12は、一実施形態における無線通信システムを示す。 図13は、一実施形態における基地局のブロック図を示す。 図13は、一実施形態における無線端末のブロック図を示す。 図15は、一実施形態におけるシステムの機能ブロック図を示す。 図16は、一実施形態に従う方法のフローチャートである。
詳細な説明
以下の記載において、説明の目的であり、限定の目的ではなく、開示される様々な実施形態の詳しい理解を与えるために、詳細や説明が記載される。
しかし、様々な実施形態は、これら詳細や説明から離れない他の実施形態で実施し得ることは、当該分野に習熟した者には明瞭である。
この中で使われるように、「コンポーネント、部、部品」、「モジュール」、「システム」等の用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または、実行状態にあるソフトウェアのいずれかである、コンピュータ関連体をいうことを意図される。例えば、コンポーネントは、それらに限定されないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能子、実行スレッド、プログラム、および/または、コンピュータであってもよい。例示として、計算処理デバイス上で動いているアプリケーションも当該計算処理デバイスも、両方とも、コンポーネントであり得る。1またはそれより多くのコンポーネントが、実行のプロセスおよび/またはスレッドの中に駐在でき、コンポーネントは、1つのコンピュータに局在されても、および/または、2つまたはそれより多くのコンピュータに間で分散されてもよい。加えて、これらのコンポーネントは、その上に格納される種々のデータ構造をもつ様々なコンピュータ読み出し可能媒体から実行され得る。コンポーネントは、1またはそれより多くのデータパケットをもつ信号に従うなど、ローカルおよび/または遠隔プロセスの手法により通信をしてもよい(例えば、ローカルシステムにおいて、分散システムにおいて、および/または、信号の手段による他のシステムとのインターネットのようなネットワークを介して、他のコンポーネントと協働する1つのコンポーネントからのデータ)。
さらに、ある実施形態が、ユーザ機器に関連してこの中に記載される。また、ユーザ機器は、ユーザ端末とも呼ばれ、システム、加入者ユニット、加入者ステーション、移動ステーション、移動無線端末、移動体デバイス、ノード、デバイス、遠隔ステーション、遠隔端末、端末、無線通信デバイス、無線通信装置、または、ユーザエージェントの機能のいくつかまたは全てを含み得る。ユーザ機器は、セルラ電話、コードレス電話、セッションイニシエーションプロトコル(Session Initiation Protocol (SIP))電話、スマートフォン、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop (WLL))ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant (PDA))、ラップトップ、携帯通信デバイス、携帯コンピューティングデバイス、衛星無線、無線モデムカード、および/または、無線システム上の通信のための他の処理デバイスであってよい。さらに、種々の態様が、基地局に関連してこの中に記載される。基地局は、1またはそれより多くの無線端末と通信するために利用され、アクセスポイント、ノード、ノードB(Node B)、進化型ノードB(evolved NodeB (eNB))、または、何らかの他のネットワーク構成体とも呼ばれることができ、またそれらの機能のいくつかまたは全てを含み得る。基地局は、無線端末と、空中線インターフェイス上で通信を行う。通信は、1またはそれより多くのセクタを介して行われ得る。基地局は、受信される空中線インターフェイスフレームをIPパケットに変換することにより、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含み得る、無線端末と接続ネットワークの残りとの間のルータとして機能し得る。基地局は、また、空中線インターフェイスに係る属性の管理を調査することもでき、有線ネットワークと無線ネットワークとの間のゲートウェイであってもよい。
様々な態様、実施形態、または特徴が、数々のデバイス、コンポーネント、モジュール、等々を含み得るシステムに関して示される。種々のシステムは、追加のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含んでもよく、図に関連して説明される、デバイス、コンポーネント、モジュール等の全てを含んでいなくてもよいことが理解、認識されるべきである。また、これらのアプローチの組み合わせも使われ得る。
加えて、本記載において、「例示(exemplary)」という単語は、例(example)、実例(instance)、または例証(illustration)としての役目を負うことを意味するために用いられる。「例示」としてこの中に記載される全ての実施形態や設計例は、必ずしも、他の実施形態や設計例よりも好ましい、または利益があるとして解釈されない。むしろ、例示という単語の使用は、具体的な様式で概念を提示することが意図される。
開示される様々な実施形態は、通信システムの中に組み込まれ得る。一例では、当該通信システムは、システム全体の帯域を複数(N)のサブキャリア(また、周波数サブチャネル、トーン、または周波数ビンと呼ばれることもある)に有効に区分する直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplex (OFDM))を利用する。OFDMシステムに関し、送信されるべきデータ(即ち、情報ビット)は、まず、符号化されたビットを生成するために、特定の符号化形式でエンコードされ、符号化されたビットは、さらに、変調シンボルにマッピングされる複数ビットのシンボルにグループ化される。各変調シンボルは、データ送信用に用いられる特定の変調形式(例えば、M−PSKまたはM−QAM)によって規定される信号コンスタレーションの中のある点に対応する。各周波数サブキャリアの帯域幅に依存し得る各時間間隔で、変調シンボルは、N個の周波数サブキャリアの各々の上で送信される。従って、OFDMは、システムの帯域幅にわたる異なる量の減衰によって特徴づけられる、周波数選択性フェージングによってもたらされるシンボル間干渉(inter-symbol interference (ISI))を制するために使われ得る。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数の無線端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向および逆方向リンク上の送信を介して、1またはそれより多くの基地局と通信する。順方向リンク(または下りリンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(または上りリンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単一入力−単一出力、複数入力−単一出力、または、複数入力−複数出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
MIMOシステムは、データ送信用に、複数(N)の送信アンテナと複数(N)の受信アンテナを用いる。Nの送信およびNの受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとよばれるN個の独立のチャネル、ここで、N≦min{N, N}、に分解される。N個の独立のチャネルの各々は、次元に対応する。MIMOシステムは、複数の送信および受信アンテナによって形成される追加の次元が利用される場合、改善された性能(例えば、より高いスループット、および/または、より大きな信頼性)を提供し得る。MIMOシステムは、また、時分割多重(time division duplex (TDD))、周波数分割多重(frequency division duplex (FDD))システムをサポートする。TDDシステムにおいて、順方向および逆方向リンクの送信は、同じ周波数領域上であり、相反原理が逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定を可能にする。これは、複数アンテナが基地局で利用可能であるとき、基地局が、順方向リンク上での送信ビーム形成利得を引き出すことを可能にする。
図1は、開示される様々な実施形態が実装され得る無線通信システムを示す。基地局100は、複数のアンテナ群を有し、各アンテナ群は、1またはそれより多くのアンテナを備える。例えば、基地局100が6本のアンテナを備える場合、1つのアンテナ群は第1のアンテナ104と第2のアンテナ106を備え、他のアンテナ群は、第3のアンテナ108と第4のアンテナ110とを備え、さらに第3のアンテナ群は第5のアンテナ112と第6のアンテナ114を備えてもよい。上記したアンテナ群の各々が2つのアンテナをもつこととして特定されているが、より多くの、またはより少ないアンテナが各アンテナ群において使用され得ることが注記される。
図1にもどって、第1のユーザ装置116は、第1の順方向リンク120上での第1のユーザ装置116への情報の送信と、第1の逆方向リンク118上での第1のユーザ装置からの情報の受信とを可能にするために、例えば、第5のアンテナ112と第6のアンテナ114との通信状態にあるものとして図示される。図1は、また、第2の順方向リンク126上で第2のユーザ装置122への情報の送信と、第2の逆方向リンク124上で第2のユーザ装置122からの情報の受信とを可能にするために、例えば第3のアンテナ108と第4のアンテナ110を用いて通信状態にある第2のユーザ装置122を示す。周波数分割多重(Frequency Division Duplex (FDD))システムにおいて、図1に示される通信リンク118、120、124、および126は、通信のために異なる周波数を用い得る。例えば、第1の順方向リンク120は、第1の逆方向リンク118により用いられる周波数とは異なる周波数を使うことができる。
いくつかの実施形態では、アンテナの各群および/はそれらが通信するように設計されている領域は、基地局のセクタと呼ばれることもある。例えば、図1に示される異なるアンテナ群は、基地局100のセクタの中のユーザ装置への通信をするよう設計され得る。順方向リンク120と126上の通信において、基地局100の送信アンテナは、異なるユーザ装置116と122のための順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビーム形成(beamforming)を利用する。また、そのカバー領域を通じてランダムに散らばされるユーザ装置への送信のためにビーム形成を用いる基地局は、そのユーザ機器全てに単一のアンテナを介して無指向に送信をする基地局よりも、近くのセルの中のユーザ機器への干渉をより少なくする。
開示される様々な実施形態のいくつかに適応する通信ネットワークは、制御チャネルとトラフィックチャネルに分類される論理チャネルを有し得る。論理制御チャネルは、システム制御情報を放送(ブロードキャスト)するための下りリンク制御チャネルであるブロードキャスト制御チャネル(broadcast control channel (BCCH))、呼び出し(ページング)情報を転送する下りリンク制御チャネルであるページング制御チャネル(paging control channel (PCCH))、1またはいくつかの同報トラフィックチャネル(multicast traffic channels (MTCHs))のためのマルチメディア放送/同報・サービス(multimedia broadcast and multicast service (MBMS))のスケジューリングと制御の情報を送信するために用いられる1点対多点の下りリンクチャネルである同報制御チャネル(multicast control channel (MCCH))を含んでもよい。一般的に、無線リソース制御(radio resource control (RRC))接続を確立した後、MCCHは、MBMSを受信するユーザ機器によってのみ使用される。個別制御チャネル(Dedicated control channel (DCCH))は、RRC接続をもつユーザ機器によって用いられるユーザ固有制御情報のような、固有の制御情報を送信する1点対1点の双方向チャネルである、もう一つの論理制御チャネルである。共通制御チャネル(Common control channel (CCCH))は、また、ランダムアクセス情報のために用いられ得る論理制御チャネルである。論理トラフィックチャネルは、ユーザ情報の転送のために1つのユーザ機器に固有な1点対1点の双方向チャネルである、個別トラフィックチャネル(dedicated traffic channel (DTCH))を備える。また、同報・トラフィックチャネル(multicast traffic channel (MTCH))は、トラフィックデータの1点対多点の下りリンク送信のために用いられ得る。
様々な実施形態のいくつかに適応する通信ネットワークは、加えて、下りリンク(downlink (DL))と上りリンク(uplink (UL))に分類される論理トランスポートチャネルを有し得る。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャストチャネル(broadcast channel (BCH))、ダウンリンク共有データチャネル(downlink shared data channel (DL-SDCH))、同報チャネル(multicast channel (MCH) )、およびページングチャネル(Paging Channel (PCH))を有し得る。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(random access channel (RACH))、リクエストチャネル(request channel (REQCH))、上りリンク共有データチャネル(uplink shared data channel (UL-SDCH))、および複数の物理チャネルを有し得る。
いくつかの開示される実施形態において、下りリンク物理チャネルは、共通パイロットチャネル(common pilot channel (CPICH))、同期チャネル(synchronization channel (SCH))、共通制御チャネル(common control channel (CCCH))、共有下りリンク制御チャネル(shared downlink control channel (SDCCH))、同報制御チャネル(multicast control channel (MCCH))、共有上りリンクアサイメントチャネル(shared uplink assignment channel (SUACH))、肯定応答チャネル(acknowledgement channel (ACKCH))、下りリンク物理共有データチャネル(downlink physical shared data channel (DL-PSDCH))、上りリンク電力制御チャネル(uplink power control channel (UPCCH))、ページング指示チャネル(paging indicator channel (PICH))、ロード指示チャネル(load indicator channel (LICH))、物理放送チャネル(physical broadcast channel (PBCH))、物理制御フォーマット指示チャネル(physical control format indicator channel (PCFICH))、物理下りリンク制御チャネル(physical downlink control channel (PDCCH))、物理ハイブリッドARQ指示チャネル(physical hybrid ARQ indicator channel (PHICH))、物理下りリンク共有チャネル(physical downlink shared channel (PDSCH))、および物理同報チャネル(physical multicast channel (PMCH))のうちの少なくとも1つを有し得る。上りリンク物理チャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel (PRACH))、チャネル品質指示チャネル(channel quality indicator channel (CQICH))、肯定応答チャネル(acknowledgement channel (ACKCH))、アンテナサブセット指示チャネル(antenna subset indicator channel (ASICH))、共有リクエストチャネル(shared request channel (SREQCH))、上りリンク物理共有データチャネル(uplink physical shared data channel (UL-PSDCH))、ブロードバンドパイロットチャネル(broadband pilot channel (BPICH))、物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel (PUCCH))、および物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel (PUSCH))のうちの少なくとも1つを有し得る。
更に、以下の用語や態様が、開示される様々な実施形態を記述することに用いられ得る。
3G(3rd Generation) 第3世代
3GPP(3rd Generation Partnership Project) 第3世代パートナーシッププロジェクト
ACLR(Adjacent channel leakage ratio) 隣接チャネル漏洩比
ACPR(Adjacent channel power ratio) 隣接チャネル電力比
ACS(Adjacent channel selectivity) 隣接チャネル選択性
ADS(Advanced Design System) 先進デザインシステム
AMC(Adaptive modulation and coding) 適応変調および符号化
A−MPR(Additional maximum power reduction) 追加最大電力削減
ARQ(Automatic repeat request) 自動再送要求
BCCH(Broadcast control channel) 放送制御チャネル
BTS(Base transceiver station) 基地・トランシーバ・ステーション
CCE(Channel Control Element) チャネル制御エレメント
CDD(Cyclic delay diversity) 循環遅延ダイバーシチ
CCDF(complementary cumulative distribution function) 累積確率分布
CDMA(Code division multiple access) 符号分割多元接続
CFI(Control format indicator) 制御情報指示子
Co−MIMO(Cooperative MIMO) 協調型MIMO
CP(Cyclic prefix) 循環プレフィックス
CPCIH(Common pilot channel) 共通パイロットチャネル
CPRI(Common public radio interface) 共通公共無線インターフェイス
CQI(Channel quality indicator) チャネル品質指示子
CRC(Cyclic redundancy check) 巡回冗長性検査
DCI(Downlink control indicator) 下りリンク制御指示子
DFT(Discrete Fourier transform) 離散フーリエ変換
DFT−SOFDM(Discrete Fourier transform spread OFDM) 離散フーリエ変換−拡散OFDM
DL(Downlink) (基地局から加入者への送信)
DL−SCH(Downlink shared channel) 下りリンク共有チャネル
DSP(Digital signal processing) デジタル信号処理
DT(Development toolset) 開発ツールセット
DVSA(Digital vector signal analysis) デジタルベクトル信号解析
EDA(Electronic design automation) 電子的設計自動化
E−DCH(Enhanced dedicated channel) 強化型専用チャネル
E−UTRAN(Evolved UMTS terrestrial radio access network) 進化型UTMS地上無線接続ネットワーク
eMBS(Evolved multimedia broadcast multicast service) 進化型マルチメディア放送/同報サービス
eNB(Evolved Node B) 進化型ノードB
EPC(Evolved packet core) 進化型パケットコア
EPRE(Energy per resource element) リソースエレメントあたりのエネルギー
ETSI(European Telecommunications Standards Institute) 欧州通信規格機構
E−UTRA(Evolved UTRA) 進化型UTRA
E−UTRAN(Evolved UTRAN) 進化型UTRAN
EVM(Error vector magnitude) エラーベクトル量
FDD(Frequency division duplex) 周波数分割多情
FFT(Fast Fourier transform) 高速フーリエ変換
FRC(Fixed reference channel) 固定基準チャネル
FS1(Frame structure type 1) フレーム構造タイプ1
FS2(Frame structure type 2) フレーム構造タイプ2
GSM(登録商標)(Global system for mobile communication) 移動体通信用広域システム
HARQ(Hybrid automatic repeat request) ハイブリッド自動応答要求
HDL(Hardware description language) ハードウェア記述言語
HI(HARQ indicator) HARQ指示子
HSDPA(High speed downlink packet access) 高速下りリンクパケット接続
HSPA(High speed packet access) 高速パケット接続
HSUPA(High speed uplink packet access) 高速上りリンクパケット接続
IFFT(Inverse FFT) 逆FFT
IOT(Interoperability test) 互換性テスト
IP(Internet protocol) インターネットプロトコル
LO(Local oscillator) 局部発信器
LTE(Long term evolution) ロングタームエボリューション
MAC(Medium access control) メディアアクセス制御
MBMS(Multimedia broadcast multicast service) マルチメディア放送/同報サービス
MBSFN(Multicast/broadcast over single-frequency network) 単一周波数上の同報/放送
MCH(Multicast channel) 同報チャネル
MCS(Modulation and Coding Scheme) 変調およびコード化形式
MIMO(Multiple input multiple output) 複数入力/複数出力
MISO(Multiple input single output) 複数入力/単一出力
MME(Mobility management entity) モビリティマネージメントエンティティ
MOP(Maximum output power) 最大出力
MPR(Maximum power reduction) 最大電力削減
MU−MIMO(Multiple user MIMO) 複数ユーザMIMO
NAS(Non-access stratum) 非アクセス層
OBSAI(Open base station architecture interface) オープン基地局アーキテクチャインタフェース
OFDM(Orthogonal frequency division multiplexing) 直交周波数分割多重
OFDMA(Orthogonal frequency division multiple access) 直交周波数分割多元接続
PAPR(Peak-to-average power ratio) ピーク−平均・電力比
PAR(Peak-to-average ratio) ピーク−平均比
PBCH(Physical broadcast channel) 物理放送チャネル
P−CCPCH(Primary common control physical channel) 1次−共通制御物理チャネル
PCFICH(Physical control format indicator channel) 物理制御フォーマット指示チャネル
PCH(Paging channel) ページング(呼び出し)チャネル
PDCCH(Physical downlink control channel) 物理下りリンク制御チャネル
PDCP(Packet data convergence protocol) パケットデータ収束プロトコル
PDSCH(Physical downlink shared channel) 物理下りリンク共有チャネル
PHICH(Physical hybrid ARQ indicator channel) 物理ハイブリッドARQ指示チャネル
PHY(Physical layer) 物理層
PRASCH(Physical random access channel) 物理ランダムアクセスチャネル
PMCH(Physical multicast channel) 物理同報チャネル
PMI(Pre-coding matrix indicator) プリコーディングマトリックス指示子
P−SCH(Primary synchronization signal) 一次同期信号
PUCCH(Physical uplink control channel) 物理上りリンク制御チャネル
PUSCH(Physical uplink shared channel) 物理上り共有チャネル
RB(Resource Block) リソースブロック
RBG(Resource Block Group) リソースブロックグループ
RE(Resource Element) リソースエレメント
REG(Resource Element Group) リソースエレメントグループ
RNTI(Radio Network Temporary Identifier) 無線ネットワーク一時的指示子
図2は、さまざまな実施形態に対応し得る例示の通信システムのブロックダイアグラムを示す。図2に図示されるMIMO通信システム200は、MIMO通信システム200における送信側システム210(例えば、基地局またはアクセスポイント)と受信側システム250(例えば、アクセス端末またはユーザ機器)を備える。図示されるように、基地局が送信側システム210と呼ばれ、ユーザ機器が受信側システム250と呼ばれる場合でさえ、これらのシステムの実施携帯は双方向通信が可能であることは、通常の技量を有するものには認識される。その点で、「送信側システム210」と「受信側システム250」という用語は、いずれかのシステムからの単一方向を意味するように用いられるべきではない。また、図2の送信側システム210と受信側システム250は、各々、図2に明瞭には図示されない複数のほかの受信側および送信側システムとの通信を行うことも可能である。送信側システム210で、多数のデータストリームに係るトラフィックデータが、データ源212から送信(TX)データプロセッサ214に与えられる。各データストリームは、送信側システムそれぞれの上を送信されえる。TXデータプロセッサ214は、符号化データを提供するために、当該データストリームのために選択される特定の符号化スキームにもとづき、各データストリームに係るトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、インタリーブする。
各データストリームに係る符号化データは、例えば、OFDM技術を用いて、パイロットデータとともに多重化されえる。パイロットデータは、典型的に、既知の方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信側システムで用いられ得る既知のデータパターンである。各ストリームに係わる多重化されたパイロットと符号化されるデータは、次に、変調シンボルを与えるために、当該データストリームについて選択される特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、または、M−QAM)にもとづいて変調(シンボルマッピング)される。各データストリームに係るデータレート、コード化、および変調は、送信側システム210のプロセッサ230によって実行される命令により決められる。
図2の例示のブロック図において、全てのデータストリームに係る変調シンボルは、更に変調シンボルを処理する(例えば、OFDM用に)ことができる、TX−MIMOプロセッサ220に与えられる。TX−MIMOプロセッサ220は、N個の送信側システムトランシーバ(TMTR)222aから222tにN個の変調シンボルストリームを与える。一実施形態において、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルとシンボルが送信されているアンテナとにビーム形成重みを適用する。
送信側システムトランシーバ222aないし222tの各々は、1またはそれより多くのアナログ信号を与えるためにそれぞれのシンボルストリームを受け、処理し、さらに、MIMOチャネル上の送信にあった変調信号を与えるために、そのアナログ信号を調整する。いくつかの実施形態では、その調整は、それに限定はされないが、増幅、フィルタリング、アップコンバージョン、等々のような動作を含み得る。送信側トランシーバ222aないし222tによって生成される変調信号は、その後、図2に示される送信側システムのアンテナ224aないし224tから送信される。
受信側システム250では、送信された変調信号が、受信側システムのアンテナ252aないし252rにより受信されることができ、受信側システムのアンテナ252aないし252rの各々からの受信信号は、それぞれの受信側システムトランシーバ(RCVR)254aないし254rに与えられる。受信側システムトランシーバ254aないし254rの各々は、それぞれの受信信号を調整し、サンプルを提供するために調整された信号をデジタル化し、対応する“受信される”シンボルストリームを提供するために、さらにサンプルを処理する。いくつかの実施形態では、その調整は、それに限定されないが、増幅、フィルタリング、ダウンコンバージョン、等々を含み得る。
次に、RXデータプロセッサ260は、複数の“検出せれる”シンボルストリームを与えるために、特定の受信側処理技法にもとづき、受信側システムトランシーバ254aないし254rからのシンブルストリームを受け、処理する。一例では、検出されるシンブルストリームの各々は、対応するデータストリームに係る送信されるシンボルの推定であるシンボルを含むことができる。RXデータプロセッサ260は、次に、少なくとも部分的に、対応するデータストリームに係るトラフィックデータを回復するために検出されるシンボルストリームの各々を、復調し、デインタリーブし、復号する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信側システム210でのTX MIMOプロセッサ220とTX データプロセッサ214により実行される処理に相補的であってよい。RXデータプロセッサ260は、加えて、データシンク(図示されない)に、与えることができる。
いくつかの実施形態では、チャネル応答推定は、RXデータプロセッサ260によって生成され、受信側システム250で空間/時間処理を行い、電力レベルを調整し、変調レートまたはスキームを変更し、および/または適当な動作を行うために用いられ得る。加えて、RXデータプロセッサ260は、検出されるシンブルストリームの信号対ノイズ比(SNR)や信号対干渉比(SIR)のようなチャネル特性を推定することができる。RXデータプロセッサ260は、プロセッサ270に推定されたチャネル特性を与えることができる。一例では、受信側システム250のRXデータプロセッサ260および/またはプロセッサ270は、さらに、システムにかかる“動作”SNRの推定を得ることができる。受信側システム250のプロセッサ270は、また、通信リンクおよび/または受信されるデータストリームに関する情報を含む、チャネル状態情報(channel state information (CSI))を与え得る。この情報は、例えば、動作SNRや他のチャネル情報を含んでもよいが、ユーザ機器のスケジューリング、MIMO設定、変調および符号化の選択、等々に関する正しい決定をするために、送信側システム210(例えば、基地局またはeNodeB)によって用いられる。受信側システム250で、プロセッサ270によって生成されるCSIは、TXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、受信側システムトランシーバ254aから254rによって調整され、送信側システム210に逆送信される。加えて、受信側システム250のデータソース236は、TXデータプロセッサ238によって処理されるべき追加のデータを与え得る。
いくつかの実施形態では、受信側システム250のプロセッサ270は、どのプリコーディングマトリックスを使用するかを定期的に決定する。プロセッサ270は、マトリックスインデックス部とランク(階数)値部とを備える逆方向リンクメッセージを系統化する。逆方向リンクのメッセージは通信リンクおよび/または受信データストリームに関するさまざまなタイプの情報を備え得る。逆方向リンクメッセージは、次に、データソース236からの多くのデータストリームに係るトラフィックデータを受信することができる、受信側システム250のTXデータプロセッサ238により処理される。処理された情報は、次に、変調器280により変調され、受信側システムトランシーバ254aないし254rの1またはそれより多くにより調整され、送信側システムに戻し送信される。
MIMO通信システム200のいくつかの実施形態では、受信側システム250は、空間的に多重化される信号を受信し、処理することができる。これらのシステムでは、空間的な多重化は、送信側システムのアンテナ224aないし224t上で異なるデータストリームを多重化し、送信することにより、送信側システム210で起きる。これは、複数の送信側システムのアンテナ224aないし224tから同じデータストリームが送られる、送信ダイバーシチのスキームの使用と対照的である。空間的に多重化される信号を受信し、処理することができるMIMO通信システム200において、送信側システムのアンテナ224aないし224tの各々から送信される信号がお互いから十分に非相関であることを確保するために、送信システム210で、典型的に、プリコードマトリックスが用いられる。この非相関は、受信側システムのアンテナ252aないし252rの任意の特定のものに到達する複合信号が受信されることができ、送信側システムアンテナ224aないし224tの他のものからの他のデータストリームを運ぶ信号の存在の中で、個々のデータストリームが決定されることができることを確実にする。
ストリーム間の相互相関の量は環境により影響され得るので、受信側システム250が、受信信号について、送信側システム210に情報をフィードバックすることが効果的である。これらのシステムにおいて、送信側システム210と受信側システム250の両方が、多くのプリコーディングマトリックスをもつコードブックを含む。これらのプリコーディングマトリックスの各々は、いくつかの場合において、受信信号において経験される相互相関の量に関連付けられる。マトリックスの中の値よりも個々のマトリックスのインデックスを送ることが効果的であるので、受信側システム250から送信側システム210に送られるフィードバック制御信号は。一般に、特定のプリコーディングマトリックスのインデックスを含む。いくつかの場合において、フィードバック制御信号は、また、空間多重化において、いくつの独立のデータストリームを使うかを送信側システム210に示すランク(階数)インデックスを有する。
MIMO通信システム200の他の実施形態は、上記の空間的に多重化されるスキームの代わりに、送信ダイバーシチスキームを利用するように構成される。これらの実施形態では、同じデータストリームが、送信側システムのアンテナ224aないし224tに亘って送信される。これらの実施形態では、受信側システム250に配信されるデータレートは、一般的に、空間的に多重化されるMIMO通信システム200より低い。これらの実施形態は、通信チャネルの頑強性や信頼性を提供する。送信ダイバーシチシステムにおいて、送信側システムのアンテナ224aないし224tから送信される信号の各々は、異なる干渉環境(例えば、フェージング、反射、マルチパス位相シフト)を経験する。これらの実施形態において、受信側システムアンテナ252aないし224tで受信される異なる信号特性は、適当なデータストリームを決定することにおいて有用である。これらの実施形態において、ランク指示子は、一般的に、空間的多重化を用いていないことを送信側システム210に伝える“1”に設定される。
他の実施形態は、空間的多重化と送信ダイバーシチの組み合わせを利用してもよい。例えば、4つの送信側システムアンテナ224aないし224tを用いるMIMO通信システム200では、第1のデータストリームは、送信側システムのアンテナ224aないし224tの内の2つの上で送信され、第2のデータストリームは、送信側システムのアンテナ224aないし224tの内の残りの2つの上で送信される。これらの実施形態では、ランクインデックスは、空間的多重化と送信ダイバーシチの組み合わせを利用することを送信側システム210に示す、プリコードマトリックスのフルランクより低い整数に設定される。
送信システム210で、受信側システム250からの変調信号は、受信側システム250によって送信される逆方向リンクメッセージを抽出するために、送信側システムのアンテナ224aないし224tによって受信され、送信側システムのトランシーバ222aないし222tによって調整され、送信側システムの復調器240により復調され、RXデータプロセッサによって処理される。いくつかの実施形態では、送信側システム210のプロセッサ230は、将来の順方向リンク送信のために、どのプリコーディングマトリックスを使うかを決定し、抽出されるメッセージを処理する。他の実施形態において、プロセッサ230は、将来の順方向リンク送信のためのビーム形成重みを調整するために、受信信号を用いる。
他の実施形態において、報告されるCSIは、送信システム210のプロセッサ230に与えられ、1またはそれより多くのデータストリームのために使われる、例えば、データレートや符号化/変調スキームを決めるたえに用いられる。決められる符号化や変調のスキームは、量子化および/または受信側システム250への以降の送信における使用のために、送信側システム219で1またはそれより多くの送信側システムトランシーバ222aないし222tに与えられ得る。加えて、および/または、代わりに、報告されるCSIは、TXデータプロセッサ214とTX MIMOプロセッサ220のための様々な制御を生成するために、送信側システム210のプロセッサ230により用いられ得る。1つの例では、送信側システム210のRXデータプロセッサ242によって処理されるCSIおよび/または他の情報は、データシンク(図示されず)に与えられることができる。
いくつかの実施形態において、送信側システム210でのプロセッサ230と受信側システム250でのプロセッサは、それらそれぞれのシステムでの動作を指示することができる。加えて、送信側システム210でのメモリ232と受信側システム250でのメモリ272は送信側システムプロセッサ230と受信側システムプロセッサ270のそれぞれにより使われるプログラムコードとデータのための格納部を提供する。さらに、受信側システム250で、さまざまな処理技術が、N個の送信シンボルストリームを検出するため、N個の受信信号を処理するために用いられる。これら受信側処理技術は、等化技術を含む、空間および空間/時間受信側処理技術、「継続的ヌル化/等化および干渉除去」の受信側処理技術、および/または、「継続的干渉除去」または「継続的除去」の受信側処理技術を含み得る。
上に注記したように、移動体通信システムにおける上りリンクの送信側電力制御は、所望のサービス品質(例えば、データレートやエラーレート)を達成するために十分な送信ビットあたりのエネルギーの必要性の、システムの他のユーザの干渉を最小限にし、移動体端末の電池寿命を最大限にするとの必要性に対する釣り合いをとる。この目標を達成するために、経路損失、上りリンク電力制御は、陰影妨害、高速フェージング、および同じセルや近くのセルの中の他のユーザからの干渉を含む、無線伝播チャネル(radio propagation channel)の特性に適用されなければならない。LTE 第8版における上りリンク電力制御は、参照によりこの中に組み入れられる、3GPPの技術仕様書 TS 36.213、「Physical Layer Procedures (Release 8),」の§5.1等々に記載される。
LTE 第8版において、上りデータレートを変えるための基本的なメカニズムは、送信帯域幅(サブフレームにおけるスケジュール化されるリソースブロックの数により決められる)とリソースエレメントあたりのビット数(BPRE)を決める変調および符号化スキーム(MCS)である。LTE 第8版において、上りリンクの閉ループ電力制御は、物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel (PUCCH))と物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel (PUSCH))のリソースブロックあたりの送信電力、および、異なる周波数でのチャネル品質を推定するために使われるPUSCHの中の観測基準信号(sounding reference signal (SRS))の電力を制御するために使われる。PUSCHは、絶対値および累積の電力制御モードの両方を使い、一方、PUCCHは、累積電力制御のみを使う。観測基準信号は、一般的に、PUSCH送信電力レベルに関して固定されたオフセットをもつよう構成されるが、他の点では、PUSCHと同じ方法で制御される。
LTE 第8版は、PUCCH、PUSCH、および、SRS(ネットワークに、異なる周波数での上りリンクチャネル品質を推定することを可能にするために、上りリンク上で送信される)のために電力制御規格を規定する。しかし、PUCCH(PDCCHによって割り当てられるリソースを有しない)と異なり、PUSCH(および、PUSCHにリンクされるSRS)の帯域幅は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信されるリソース割り当てを変更する関数として、サブフレームからサブフレームにかけて大きく変化し得る。あるサブフレーム(i)におけるPUSCH送信電力は、以下によって与えられる。
Figure 0005951816
ここで、PCMAXは、UEの構成可能な最大総送信電力;MPUSCH(i)は、サブフレーム(i)において配置されるリソースブロックの数にもとづく帯域幅ファクタ;P0_PUSCH(j)は、高位のレイヤから与えられるセル固有のノミナルコンポーネント(nominal component)と高位のレイヤから与えられるUE固有のコンポーネントの総数; および、(j)は、半持続性(semi-persistent)、動的にスケジュールされるリソース許諾、または、ここでの検討のために無視されることができる、ランダムアクセス応答許可に対応するPUSCH(再)送信を示すパラメータである。PLは、UEにおいて計算される下りリンク経路損失推定であり、α(j)は、高位のレイヤから与えられるスケーリングファクタである。トランスポート・フォーマット・パラメータ(transport format parameter) ΔTF(i)は、変調および符号化形式に依存する(ここでの検討のために詳細は省略されるが、ΔTF(i)の構成要素の説明のために3GPP TS 36.213 5.1.1.1項を参照する)。パラメータf(i)は、累積電力制御コマンドであり、
Figure 0005951816
および、
Figure 0005951816
は、特定のUEのためにDCIフォーマット0をもった、または、複数のUEのためにDCIフォーマット3および3AをもったPDCCHに含まれる、UE固有の補正値(または、TPC(transmit power control:送信電力制御)コマンドともよばれる)である。KPUSCHは、PDCCHと送信電力調整に関連したタイミングオフセットファクタである。TPC電力制御刻みの大きさ(step size)は、例えば、−1dB、0dB、+1dB、および+3dBの離散値に、LTE 第8版の使用によって制限される。
また、LTE 第8版において、以下の第2の電力制御等式を意味する、構成可能な最小総送信電力がある。
Figure 0005951816
ここで、PCMINは、最小総送信電力である。LTE 第8版において、UEが最大電力に到達する場合、以降の正のTPCコマンドは累積されない。逆に、UEが最小電力に到達すると、以降の負のTPCコマンドは累積されない。
3GPP RAN1(Radio Access Network Group 1:無線接続ネットワークグループ1)における現在の理解のもとで、上りリンクリソースが、PDCCHにおけるDCIフォーマット0(または、上りリンクデータ送信をスケジューリングする他のDCIフォーマット)を介して割り当てられる場合に、上記の電力制御規格は、LTEアドバンストに関して提案されている。しかし、上りリンク割り当てがない場合(DCIフォーマット3/3Aを介する上りリンク電力制御)には、現在の理解は、無制限のf(i)累積を許し、最大および最小の電力閾値は無視されるべきであるということである。このアプローチの理論的根拠(DCIフォーマット3/3Aに関して)は、関連するPUSCH送信がない以上、指令されるUE送信電力の最大または最小の電力閾値との比較は可能ではないことである。
この現在の提案のもとでは、DCIフォーマット0によって構成される上りリンクリソース割り当てに関して、UEの実際の送信電力は、APC項 f(i)への調整に依存するだけでなく、ΔTF(i)の値によって示される変調・符号化形式(modulation and coding scheme (MCS))およびMPUSCH(i)(配分されるリソースブロック数)によって示される割り当てられる帯域幅に依存する。帯域幅分配における変更に関して、このアプローチは、分配される帯域幅が増加するときに最大電力閾値(PCMAX)を超え、分配される帯域幅が減少するときに最小電力閾値(PCMIN)以下に下がる、高い見込みを創出する。
例として、現在の送信電力レベルが最大電力レベルに近づくとき、サブフレーム間での4:1の帯域幅増加を仮定する。リソースブロックあたりのある電力について、要求される電力増加は、TPCとMCSにおける任意の変化とは独立に、10 log BW2/BW1=10 log 4=6dBとなる。逆に、現在の送信電力レベルが最小電力レベルに近づくとき、サブフレーム間での4:1の帯域幅減少を仮定する。リソースブロックあたりのある電力について、要求される電力増加は、TPCとMCSにおける任意の変化とは独立に、10 log BW2/BW1=10 log 0.25=−6dBとなる。いずれの場合においても、現在のパラダイム(捉え方)のもとでは、UEの総送信電力は、現在のLTE 第8版の仕様における電力制御刻み幅の制限のもとで電力レベルを調整するために、必要とされるサブフレームの数についての最大電力レベルまたは最小電力レベルに制限され得るであろう。
図3は、例として、PUSCHの狭い帯域の配置が、例えば、改善されるチャネル状態により、時刻tで、広い帯域の配置に増加される場合を示す。PUSCH送信電力レベルが、既に、最大電力レベルの近くにある場合、帯域幅は、指令される電力レベルが最大電力レベルを超す原因となり、UEを非線形動作または電力飽和に押しやる可能性がある(最大電力閾値(PMAX)は、絶対的な電力限界よりも、むしろ、線形動作の限界にもとづくと仮定して)。結果として、連続的な電力削減コマンドが、PDCCH上でeNodeBにより発行されるが、UEのPUSCH送信電力は、1またはそれより多くのサブフレームについて、最大電力閾値(PMAX)より大きいか、等しくなるだろう。この期間(tからtまで)の間、UEは、データエラーや過度な電力消費に帰結し得る、飽和状態または非線形モードで動作している可能性がある。
図4は、例として、狭い帯域の配置で、PUSCHの電力レベルが最省電力閾値(PMIN)に到達し、f(i)はまだ比較的高いレベルにあるが、電力削減コマンドへの応答を停止してしまっている場合を示す。配置される帯域幅が時刻tで増加されるとき(例えば、改善されるチャネル状態のために)、リソースブロックあたりのある電力で、指令される電力レベルは増加し、上記される最小電力閾値を十分に超えるように、UEを押しやる。結果として、連続的な電力削減コマンドがPDCCH上でeNodeBによって発行されるが、UEのPUSCH送信電力は、1またはそれより多くのサブフレームについてチャネル状態のために必要なものよりも大きくなるだろう。この期間の間、UEは、不要な電力を消費し、他のユーザへの干渉を生じさせ得る。
図5は、PUSCH送信電力が比較的低いレベルであり、結果はf(i)における減少であるような広い帯域幅の配置で、それに続くtでの分配される帯域幅の減少(例えば、データレートの要求、または、チャネル品質の変化による)が、最小電力閾値(PMIN)より下か、等しいPUSCH送信電力に帰結する場合の例を示す。この場合には、送信電力を最小の電力閾値(PMIN)の上に上げるために、(tからtまでに)いくつかのf(i)電力上昇コマンドを必要とする。この時間の間、ノイズと干渉との組み合わされた影響により、上りリンク送信品質が悪くなる。
図6は、例として、f(i)が比較的低いレベルにあるが、PUSCH送信電力が、比較的広い帯域幅で最大電力閾値(PMAX)に、または、それより上にある場合を示す。tで帯域幅配分が減少すると、要求されるレベルに送信電力をもってくるために、制限されるf(i)の刻みのいくつかのサブフレームをとり得る。
図7は、始めに、f(i)は変化するが、SRS送信電力レベルがサブフレームからサブフレームにかけて固定のオフセットをもつPUSCH送信電力レベルに追従するような例の場合を示す。しかし、分配される帯域幅が時刻tで増加するとき、PUSCH送信電力を最大電力閾値(PMAX)まで、または、それを超すように増加させて、APCは動作不能にされ(f(i)は増加しない)、SRS送信電力レベルはPUSCH送信電力レベルに比較して、不知でかつ望まれないくらい低いレベルで、一定のままに残る。
図8は、始めに、f(i)は変化するが、SRS送信電力レベルがサブフレームからサブフレームにかけて固定のオフセットをもつPUSCH送信電力レベルに追従するような例の場合を示す。しかし、分配される帯域幅が時刻tで減少すると、PUSCH送信電力を最小電力閾値(PMIN)まで、またはそれより下に減少させて、APCが動作不能にされ(f(i)が減少しない)、SRS送信電力レベルは、PUSCH送信電力レベルに比較して、不知でかつ望まれないくらい高いレベルで、一定のままに残る。
1つの実施形態では、上記の問題への解決策は、パラメータMPUSCH(i)の中に反映されるPUSCH帯域幅(分配されるRBの数)および/またはパラメータΔTF(i)の中に反映される変調/符号化形式(MCS)における動的な変化から、電力計算アルゴリズムを切り離すこと、または、APC調整を、最大および最小電力閾値とは独立にさせること、である。
例えば、切り離すことは、動的なMCSパラメータΔTF(i)を、固定または半持続性(semi-persistent)のMCSパラメータΔTF(即ち、MCS調整なし)と置き換えること、および/または、動的なPUSCH帯域幅パラメータMPUSCH(i)を、固定または半持続性の帯域幅パラメータMPUSCHと置き換えること、によって達成され得る。パラメータMPUSCHは、最大電力閾値の計算のために、1 RBのように、RBの固定または半持続性の個数をあらわす値 MPUSH_MAXをもち得る。パラメータMPUSCHは、最小電力閾値の計算のために、110 RB(最大システム帯域幅に対応)のように、RBの固定または半持続性の個数をあらわす値 MPUSH_MINをもち得る。最大電力比較のための式は、以下のようにあらわされ得る。
Figure 0005951816
同様に、最小電力比較のための式は、以下のようにあらわされ得る。
Figure 0005951816
ここで、MPUSCH_MIN、MPUSCH_MAX、およびΔTFは、高位のレイヤ(例えば、レイヤ3にように、物理レイヤより上のレイヤ)によって構成される、半持続性のスケジューリングベースでeNodeBによって割りつけられる、または仕様の中で明確に規定される(hard-coded)もので、サブフレームインデックス(i)とは独立ある。
1つまたはそれより多くの代替的な実施形態において、PUSCH帯域幅とMCSとにかかわる動的な値は、指令される送信電力レベルが最大と最小との電力閾値の間にあるときに使用されることができ、PUSCH帯域幅および/またはMCS固定または半持続性の値(上記された)は、指令される送信電力が最大電力閾値またはそれより上にあるか、最小電力閾値またはそれより下にあるかの場合に使用され得る。

他の実施形態では、PUSCH帯域幅とMCSに係る動的な値は、指令される送信電力が最大と最小との電力閾値間にあるときに用いられ得る。しかし、指令される送信電力が最大電力閾値またはそれより上にあるか、最小電力閾値またはそれより下にあるかの場合に、動的な値を固定または半持続性の値と置き換える代わりに、送信電力は、最大または最小電力閾値から、あらかじめ定められるオフセットに設定されてもよい。例えば、指令される送信電力レベルの値が最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合、送信電力は、最小送信電力閾値の上の固定のオフセット(例えば、3dB)に設定される。指令される送信電力レベルの値が最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合、送信電力は、最大送信電力閾値の下の固定のオフセット(例えば、3dB)に設定され得る。オフセットは、明確に規定される(hard-coded)か、または、LTEにおけるレイヤ3のような、物理レイヤより上のレイヤによって構成されてもよい。
上位レイヤから割り当てられる同じ帯域幅ファクタとMCSと仮定し、または、代わりに、将来の計算のために、最後に割り当てられた帯域幅とMCS調整を用いて、上記されたものと同じ式が、PUSCHのDCIフォーマット3/3A電力制御のために使われることができる。
上記されたと同じ式は、PUCCHの電力制御のために使われ得る。1つの実施形態では、PUCCH帯域幅と変調における変化がPUSCHとの比較において相対的に制限されると仮定して、最大および最小電力閾値は、単に、無視されてもよい。
上記されたと同じ式は、他の動作に関連する電力制御のために使われることができる。1つの実施形態では、電力の余裕分(headroom)の報告は、PUSCH送信がない場合、基準帯域幅と基準MCSとにもとづき得る。
電力制御の上での以上の検討の部分は、PUSCH帯域幅とMCSの動的、固定、または半継続性の値(集合的に、基準値)の使用を扱っているが、少なくとも、観測基準シンボルが送信帯域幅に比例しているから、同じコンセプトが、SRSカウントにもとづく基準値を用いて実装され得ることは、当技術における技能をもつ者により認識され得る。
図9は、上記されたような固定の帯域幅および変調パラメータを用いることの効果を示す。第9図において、PUSCH送信電力は、f(i)の値における減少の結果としてtで最小電力閾値(PMIN)に到達する。しかし、上位レイヤにより構成され、比較式において用いられる、固定される最小帯域幅パラメータおよび変調パラメータにより、計算される電力(実際の電力に相対するものとして)が、依然、閾値の上にあるから、f(i)は動作不能にされない。時刻tで、PUSCH帯域幅が増加する場合、PUSCH送信電力は、最大電力閾値(PMAX)に到達するか、超え得る。しかし、比較式において用いられる固定される最大帯域幅ファクタおよび変調ファクタにより、計算される電力(実際の電力に相対するものとして)が、依然、閾値の下にあるから、f(i)は動作不能にされない。
図10は,上記されたような電力制御式における固定される帯域幅や変調の同じファクタを用いる、SRS送信電力制御上の効果を示す。図10において、SRS送信電力は、時刻tまで、固定されるオフセットをもってPUSCH送信電力に追従し、ここでは、PUSCHにおける帯域幅変化は、PUSCH送信電力が最大電力閾値(PMAX)に到達するか、それを超える原因となり、PUSCH送信電力とSRS送信電力との間のオフセットを一時的に増加させる。しかし、計算される電力(実際の電力に相対するものとして)が、固定される最大帯域幅ファクタおよび変調ファクタにより、依然、閾値の下にあるから、f(i)は動作不能にされない。結果として、SRS送信電力を、PUSCH送信電力に関して望ましいレベルにもたらすために、f(i)の増加は、依然、有効である。
ひとつの実施形態において、上記された問題への他の解決策は、PUSH送信電力が最大電力閾値(PMAX)または最小電力閾値(PMIN)に到達するたびに、f(i)の値をリセットすることを含む。
例えば、PUSCH送信電力が最大電力閾値(PMAX)またはそれより上である場合、
Figure 0005951816
の負の値によって示される次の電力降下コマンドは、次のサブフレームにおけるf(i)の値を、次式にリセットすることができる。
Figure 0005951816
代わりに、リセット動作は、あらかじめ定められる数の電力降下コマンドが受信されるまで遅らされてもよく、PUSCH送信電力は、依然、最大電力閾値またはそれより上にある。

同様に、PUSCH送信電力が、最小電力閾値(PMIN)またはそれより下にある場合、
Figure 0005951816
の正の値により示される次の電力上昇コマンドが、次のサブフレームにおけるf(i)の値を、次式にリセットする。
Figure 0005951816
代わりに、リセット動作は、あらかじめ定められる数の電力上昇コマンドが受けとられるまで遅らされてもよく、PUSCH送信電力は、依然、最小電力閾値またはそれより下である。
図11は、PUSCH送信電力を最大電力閾値(PCMAX)に到達せしめるか、超えさせるような帯域幅増加の事例においてf(i)の値をリセットすることの効果を示す。図11において、時刻tからtまでで、PUSCH送信電力は、最大電力閾値(PCMAX)を下まわり、f(i)における変化に追従する。時刻tで、PUSCH送信総電力を、最大電力閾値(PCMAX)に等しいか、超えるようにし、追加の電力上昇コマンドを動作不可にして、PUSCHの分配される帯域幅は増加される(例えば、PDCCH上のDCIフォーマット0により)。しかし、この状態は、PUSCH送信総電力を最大電力閾値(PCMAX)より下に落とし、電力上昇コマンドを再び可動にして、次のサブフレーム(または、あらかじめ定められた数の、電力降下コマンドを含むサブフレームの後)における上の等式(5)に従うf(i)のリセットを誘引する。分けて図示されないが、等式(6)は、PUSCH送信総電力を最小電力閾値(PCMIN)に到達せしめるか、またはそれより下に落ちるようにする、広い帯域幅から狭い帯域幅への遷移へも同様に適用され得る(最小電力閾値が到達されるか、横切られる次のサブフレームにおいて、または、あらかじめ定められた数の、電力上昇コマンドを含むサブフレームの後、のいずれか)ことは、当該技術の通常の技量の者によって認識され得る。
ひとつの実施形態において、等式(1)および(2)に関連する制御ループは省略され、サブフレーム(i)においてある送信電力レベルf(i)で動作するUEが、下りリンクで差分電力コマンドΔPを受信し、
Figure 0005951816
で与えられる、サブフレーム(i+1)における電力レベルf(i+1)で送信するような、送信電力レベルを調整するための方法と置き換えられることが考えられる。
考えられる1つの実施形態において、上記される単一の制御ループアーキテクチャの代わりに、UEは、等しい数の基準の帯域幅または変調/符号化形式に対応する上りリンク送信電力制御ループの数を維持し得る。例えば、電力制御ループは、可能な帯域幅割り当て毎に維持され得る。しかし、このアプローチは、特に、広い帯域幅容量(例えば、100個のRBまでサポートする20MHz)をもつシステムにとって、大きなオーバーヘッドに帰結する。代わりに、ループは量子化され得る。例えば、10でのくくりは、例示の20MHzシステムにとって、結果、10ループになる(例えば、1−10個のRBから割り当てられる帯域幅をカバーするために5個のRBの基準帯域幅をもつ1ループ、11−20個のRBから割り当てられる帯域幅をカバーするために15個のRBの基準帯域幅をもつ1ループ、等々)。UEは、下りリンクにおいて割り当てられる値に最も近い基準値をもった制御ループを選択する。各制御ループは、下りリンク制御チャネルにおいて受信される送信電力制御(transmit power control (TPC))コマンドで、サブフレームからサブフレームにかけて更新され得る。例えば、PUSCH帯域幅割り当てが23個のRBである場合、UEは、25個のRB用のループを選択する。
また、上記された実施形態は、マルチキャリアシステム、例えば、LTEアドバンストのために考えられるそれらのもの、に適用されてもよい。マルチキャリアシステムに関して、電力制御ループは、各キャリア毎にUEによって維持される。各制御ループに関連し、UE固有の最大送信電力PUEMAXとキャリア固有の最大送信電力PCCMAXがあってもよい。サブフレーム(i)における送信電力は、次式のような最大選択関数によって制御され得る。
Figure 0005951816
代わりに、サブフレーム(i)における送信電力は、次式のような最小選択関数によって制御され得る。
Figure 0005951816
ここで、Nは、UEのために構成されるキャリアの数である。
個別の実施形態として上記される方法は、独立の解決策として、または、組み合わせて利用され得ることが認識される。加えて、PUSCH送信電力制御のために用いられるf(i)の値は、SRS送信電力制御のために用いられるf(i)の値から分離されてもよい。例えば、SRSに係るf(i)の計算が、上記されるように、上位レイヤ信号によって構成されるか、半持続性ベースで割り当てられるか、または、明確に規定されるかである帯域幅パラメータ(MPUSCH)とMCSパラメータ(ΔTF)を用いる一方で、PUSCHに係るf(i)の計算は、LTE 第8版の規格に合わせることができる。加えて、PUSCHとSRS送信電力制御との分離は、PUSCH送信電力が最大電力閾値(PMAX)またはそれより上にあるか、または、最小電力閾値(PMIN)またはそれより下にあるかの場合のみ起こるように、条件付きであることができる。
図12は、1つの実施形態におけるシステム300のブロック図である。システム300は、基地局310と無線端末320とを有する。基地局310は、無線端末320から経路損失推定を受信し、無線端末320にTPC(送信電力制御)コマンドを送信するために構成される。無線端末320は、基地局310に経路損失推定を送信し、基地局310から受信される送信電力制御コマンドを受信および処理し、送信電力制御コマンドに応答して送信電力を調整した後、基地局に、物理上りリンク共有データチャネルを送信するように構成される。
図13は、1つの実施形態における基地局400の機能ブロック図を示す。図13に示されるように、基地局400は、プロセッサ部410、メモリ部420、受信部430、生成部440、および送信部450を有し得る。
一例では、プロセッサ部410は、複数の機能の何らかのものを実行することに関係するコンピュータ読取り可能な命令を実行するように構成される。プロセッサ部410は、基地局から通信されるべき情報を分析すること、および/または、メモリ部420、受信部430、生成部440および/または送信部450により用いられ得る情報を生成することに用いられる単一のプロセッサまたは複数のプロセッサであり得る。加えて、または代わりに、プロセッサ部410は、基地局400の1つまたはそれより多くの部分を制御するために構成され得る。
他の例では、メモリ部は、プロセッサ部410に接続され、プロセッサ部410により実行されるコンピュータ読み出し可能命令を記憶するために構成される。メモリ部420は、また、受信部430、生成部440、および/または、送信部450によって生成/受信されるデータを含む、任意の複数の他の形式のデータを格納するために構成される。
また、さらに他の例では、受信部430および送信部450は、プロセッサ部410に接続され、基地局を外部にあるものと連結するために構成される。例えば、受信部430は、無線端末から信号を受信するために構成され、送信部450は、送信電力制御コマンドを、無線端末に送信するために構成され得るもので、送信電力制御コマンドは、無線端末の送信電力を調整することを無線端末に指示する。
図示されるように、基地局400は、さらに、生成部440を有し得る。生成部440は、無線端末から受信される信号にもとづいて送信電力制御コマンドを生成するために構成されるもので、送信電力制御コマンドは、変調/符号化形式(modulation and coding scheme (MCS))に関連するリソース分配および/またはトランスポートフォーマットにもとづくパラメータを有してよい。
図14は、1つの実施形態に従う無線端末のブロック図を示す。図示のように、無線端末600は、プロセッサ部610、メモリ部620、受信部630、電力制御部640、および送信部650を有し得る。
基地局におけるプロセッサ部410と同様に、プロセッサ610は、複数の機能の任意のものを実行することに関係するコンピュータ読み出し可能命令を実行するために構成される。プロセッサ部610は、無線端末600から通信されるべき情報を分析すること、および/または、メモリ部620、受信部630、電力制御部640、および/または送信部650によって用いられ得る情報を生成することを目的とする単一のプロセッサまたは複数のプロセッサであり得る。加えて、または、代わりに、プロセッサ部610は、無線端末600の1またはそれより多くの部分を制御するために構成されることができる。
他の例では、メモリ部620は、プロセッサ部610に接続され、プロセッサ部610により実行されるコンピュータ読み出し可能命令を格納するために構成される。メモリ部620は、受信部630、電力制御部640、および/または送信部650のいずれかによって生成/受信されるデータを含む、任意の複数の他の形式のデータを格納するために構成され得る。メモリ部620は、基地局400におけるメモリ部420に類似する。
さらに他の例では、また、受信部630と送信部650は、プロセッサ部610に接続され、無線端末600を外部のものと連結するために構成される。例えば、受信部630は、基地局400から送信電力制御コマンドを受信するために構成され得るもので、送信制御コマンドは、例えば、最大送信電力または最小送信電力の制限、リソース分配、および、変調/符号化形式を含むトランスポートフォーマットの少なくとも1つにもとづいて上りリンク送信電力レベルを調整することを無線端末に指示する。送信部650は、調整された送信電力に従って信号を送信するために構成され得る。
図示のように、無線端末600は、さらに、電力制御部640を有する。一例では、電力制御部640は、送信電力制御コマンドにもとづいて、無線端末600に係る送信電力を確かめるために構成される。
図15は、1つの実施形態の従うシステム700のブロック図である。システム700、および/または、システム700を実装するための命令は、無線端末の中に物理的に存在し得るもので、システム700は、例えば、プロセッサ、ソフトウェア/ハードウェア、等により実装される機能を示す、機能ブロックを有する。さらに、システム700は、電子部品の物理的または論理的なグループ702を有する。図示のように、グループ702は、基地局400のような基地局から送信電力制御コマンドを受信するための構成部710を有し得る。さらに、グループ702は、送信電力制御コマンドにもとづいて送信電力レベルを調整するための構成部712を有し得る。また、グループ702は、送信電力にしたがって信号を送信するための構成部714を有し得る。加えて、システム700は、構成部710、712、および714に関連する機能を実行するために命令を保有するメモリ720を有し得る。メモリ720の外にあるように示されるが、構成部710、712、714はメモリの中に存在できることが理解されるべきである。
図16は、1つの実施形態における累積電力制御のための方法800を示すフローチャートである。方法は、動作802で、送信電力制御コマンドを受信することで始まる。方法は、動作804で、送信電力制御コマンドにもとづいて、指令される送信電力レベルを決定することに続く。方法は、動作806で、指令される送信電力レベルを調整することで結了するもので、送信電力レベルは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさの制限の少なくともひとつから切り離される。
開示される実施形態に関連して記載されるメモリは、揮発性または不揮発性メモリのいずれであることも可能で、また、揮発性および不揮発性メモリの両方を有することもできる。限定ではなく、例示によれば、不揮発性メモリは、ROM(read only memory (ROM))、プログラマブルROM(programmable ROM (PROM))、電気的プログラマブルROM(electrically programmable ROM (EPROM))、電気的消去可能ROM(electrically erasable PROM (EEPROM))、またはフラッシュメモリ(flash memory)を含み得る。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作する、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含み得る。限定ではなく、例示によれば、RAMは、シンクロナスRAM(synchronous RAM (SRAM))、ダイナミックRAM(dynamic RAM (DRAM))、シンクロナスDRAM(synchronous DRAM (SDRAM))、ダブルデータレートSDRAM(double data rate SDRAM (DDR SDRAM))、エンハンストSDRAM(enhanced SDRAM (ESDRAM))、シンクリンクDRAM(Synchlink DRAM (SLDRAM))、ダイレクトラムバスRAM(direct Rambus RAM (DRRAM(登録商標)))のような多くの形で利用可能である。
この中に記載されるシステムや装置は、ユーザ機器または移動体デバイスとともに使用されることができ、例えば、SDカード、ネットワークカード、無線ネットワークカード、コンピュータ(ラップトップ、デスクトップ、パーソナルデジタルアシスタト(PDA)、タブレット、を含む)、移動電話、スマートフォン、または、ネットワークをアクセスするために利用され得る他の任意の端末であってよいことが注記されるべきである。ユーザ機器は、アクセスコンポーネント経由で、ネットワークに接続する。一例では、ユーザ機器とアクセスコンポーネントとの間の接続は、本来、無線であり、その中で、アクセスコンポーネントは基地局であってもよく、ユーザ機器は無線端末である。例えば、端末と基地局は、それらに限定はされないが、時分割多元接続(Time Divisional Multiple Access (TDMA))、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access (CDMA))、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access (FDMA))、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing (OFDM))、フラッシュOFDM(FLASH OFDM)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access (OFDMA))、または、任意の他の好適なプロトコルを含む、好適な無線プロトコロルを介して通信することができる。
アクセスコンポーネントは、有線ネットワークまたは無線ネットワークに関連するアクセスノードであることができる。その目的のために、アクセスコンポーネントは、例えば、ルータ、交換機、等であることができる。アクセスコンポーネントは、他のネットワークノードとの通信のために、1つまたはそれより多くのインターフェイス、例えば、通信モジュール、有し得る。加えて、アクセスコンポーネントは、基地局(または、無線アクセスポイント)が複数の加入者に無線によるカバー領域を提供するために用いられる、セルラ形式のネットワークにおける基地局(または、無線アクセスポイント)であることができる。そのような基地局(または、無線アクセスポイント)は、1つまたはそれより多くのセルラ電話および/または他の無線端末に境界を接する複数のカバー領域を提供するように配置され得る。
この中に記載される実施形態と態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのいかなる組み合わせであってもよい。この中に記載されるさまざまな実施形態は、コンピュータプログラム製品によって1つの実施形態に実装され得る; コンピュータ読み出し可能媒体の中に具現化され得る; ネットワーク環境におけるコンピュータによって実行される、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含む; のような方法またはプロセスの概括的な文脈の中で記述される。メモリおよび/またはコンピュータ読み出し可能媒体は、それらに限定はされないが、ROM(Read Only Memory (ROM))、RAM(Random Access Memory (RAM))、コンパクトディスク(compact disc (CD))、DVD(digital versatile disc (DVD))、等を含む、取り外し可能、または、取り外しできない格納デバイスを含み得る。ソフトウェアに実装される場合、機能は、1またはそれより多くの命令として格納され、または、送信されてもよく、また、コンピュータ読み出し可能媒体上のコードであってもよい。コンピュータ読み出し可能媒体は、1つの場所から他の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ格納媒体および通信媒体の両方を含む。格納媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく、例として、そのようなコンピュータ読み出し可能媒体は、命令またはデータ構造の形式での所望のプログラムコード手段を運び、または格納するために用いられ、汎用または専用コンピュータ、または、汎用または専用プロセッサによってアクセスされ得る、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または、他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気的格納デバイス、または、任意の他の媒体を含むことができる。
また、任意の接続は、正しく、コンピュータ読出し可能媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り対線、デジタル加入者回線(digital subscriber line (DSL))、または、赤外線、無線、マイクロ波などの無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔資源から送信される場合、該同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り対線、DSL、または、赤外線、無線、マイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。この中で用いられるディスク(Disk/disc)は、コンパクトディスク(compact disc (CD))、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、DVD(digital versatile disc (DVD))、フロッピー(登録商標)ディスク、および、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標) disc)を含む。ここで、”disc”はレーザを用いて光学的にデータを再生する一方、”disk”は、通常、磁気的にデータを再生する。また、上記のものの組み合わせは、コンピュータ読出し可能媒体の範囲の中に含まれる。
一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、特定のアブストラクトデータ形式を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、等を含み得る。データ構造やプログラムモジュールに関連するコンピュータ実行可能命令は、この中に開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を示す。そのような実行可能命令または関連するデータ構造の特性のシーケンスは、前記ステップまたはプロセスの中で記述される機能を実装するための対応する動作の例をあらわしている。
この中に開示される態様に関連して記載される、様々な例示のロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、この中に記載される機能を実行するために設計される、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor (DSP))、特定用途集積回路(application specific integrated circuit (ASIC))、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array (FPGA))、または他のプログラム可能論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別ハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせを用いて実装され、または、実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであってもよい。プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続される1またはそれより多くのマイクロプロセッサ、または他の任意の好適な構成のような、計算処理デバイスの組み合わせとして実装され得る。加えて、少なくとも1つのプロセッサは、この中に書かれる1またはそれより多くのステップおよび/または動作を実行するために動作可能である1またはそれより多くのモジュールを備えてもよい。
ソフトウェア実装に関して、この中に書かれる技術は、このなかに書かれる機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能、等)を用いて実装され得る。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサにより実行され得る。メモリユニットは、プロセッサの中に実装されても、および/または、プロセッサの外に実装されてもよく、外部実装の場合には、当該技術において知られているような様々な手段を介して、プロセッサとやり取りを行うように接続される。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、この中に書かれる機能を実行するために動作可能な、1またはそれより多くのモジュールを有してもよい。
この中に書かれる技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムのような、さまざまな無線通信のために用いられ得る。システム(“system)およびネットワーク(network)の用語は、しばしば、互換的に用いられる。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線接続(Universal Terrestrial Radio Access (UTRA))、cdma2000、等の無線技術を実装する。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband-CDMA (W-CDMA))および他のCDMAの変形を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856の規格をカバーする。TDMAシステムは、GSM(Global System for Mobile Communications (GSM(登録商標)))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、進化型UTRA(Evolved UTRA (E-UTRA))、ウルトラモバイルブロードバンド( Ultra Mobile Broadband (UMB))、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)、などの無線技術を実装する。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System (UMTS))の要素である。3GPP ロングタームエボリューション(3GPP Long Term Evolution (LTE))は、下りリンク上でOFDMAを、上りリンク上でSC−FDMAを用いる、E−UTRAを使用するUMTSの1つの版である。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、第三世代共同プロジェクト(3rd Generation Partnership Project (3GPP))と名付けられた組織から発行のドキュメントに記載されている。加えて、cdma2000およびUMBは、第三世代共同プロジェクト2(3rd Generation Partnership Project 2 (3GPP2))と名付けられた組織から発行のドキュメントに記載されている。さらに、そのような無線通信システムは、追加的に、対でなく許諾不要のスペクトル、802.xxの無線LAN、BLUETOOTH(登録商標)、および任意の他の短距離または長距離無線通信技術を用いる、ピアからピアへ(例えば、ユーザ機器からユーザ機器へ)の自律分散型(ad hoc)ネットワークシステムを有してもよい。
単一の搬送波変調と周波数領域等価を利用する、単一搬送波・周波数分割多元接続(single carrier frequency division multiple access (SC-FDMA))は、開示される実施形態とともに利用され得る技術である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと、同様の性能や本質的に類似の全体の複雑さをもつ。SC−FDMA信号は、その固有の単一搬送波構造故に、より低い、最大−平均電力比(peak-to-average power ratio (PAPR))をもつ。より低いPAPRが送信電力の効率性に関してユーザ機器に利益をもたらすような上りリンク通信において、SC−FDMAは利用され得る。
さらに、この中に記載されるさまざまな態様や特徴は、標準のプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を用いる方法、装置または製品(article of manufacture)として実装され得る。この中で用いられるような製品(article of manufacture)の用語は、コンピュータ読出し可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することを意図される。例えば、コンピュータ読出し可能媒体は、それらに限定はされないが、磁気格納デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気帯、など)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(compact disk (CD))、DVD(digital versatile disk (DVD)))、スマートカード、および、フラッシュメモリデバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キードライブ(key drive)、などを含み得る。加えて、この中に書かれるさまざまな格納媒体は、情報を格納するための1またはそれより多くのデバイス、および/または、他の機械読み出し可能媒体(machine-readable media)を示すことができる。機械読み出し可能媒体(machine-readable media)の用語は、それらに限定されることなく、命令および/またはデータを格納し、包含し、および/または運ぶことのできる、無線チャネルやさまざまな他の媒体を含み得る。加えて、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、この中に書かれる機能をコンピュータに実行せしめるために動作可能な1またはそれより多くの命令またはコードを有するコンピュータ読出し可能媒体を含み得る。
さらに、この中に開示される態様に関連して記載される方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、ハードウェアの中に直接に、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールの中に、または、前記2者の組み合わせの中に具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、または、当該技術において知られる他の形の格納媒体の中に存在し得る。例示の格納媒体は、プロセッサが格納媒体から情報を読み、格納媒体に情報を書くことを可能にするように、プロセッサに接続され得る。代わりに、格納媒体は、プロセッサと一体であってもよい。さらに、いくつかの実施形態において、プロセッサと格納媒体は、ASICのなかに在ってもよい。加えて、ASICは、ユーザ機器の中に在ってもよい。代わりに、プロセッサと格納媒体は、ユーザ機器の中に、個別コンポーネントとして存在してもよい。加えて、いくつかの実施形態では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、コンピュータプログラム製品の中に組み込まれ得る、機械読み出し可能媒体および/またはコンピュータ読出し可能媒体上のコードおよび/または命令の1つ、または任意の組み合わせ、または集合として存在してもよい。
先の開示は、実例となる実施形態を検討しているが、添付の請求の範囲により定義されるような、記載される実施形態の範囲から逸脱することなく、さまざまな変更や修飾がなされ得ることは注記されるべきである。従って、記載される実施形態は、付帯の請求の範囲の範囲内にはいる、そのような変更、修飾、および、他の様式の全てを包含するよう意図されている。さらに、記載される実施形態の要素は単数で記載され、または請求され得るが、単数への限定が明確に述べられていない限り、複数が考えられる。加えて、別途述べられない限り、任意の実施形態の全てまたは一部は、任意の他の実施形態の全てまたは一部とともに利用されることができる。
「含む、有する(include)」という用語が、詳細な説明または請求の範囲のいずれかで使われるかぎり、当該用語は、「備える(comprising)」が請求の範囲の遷移用語(transitional word)として用いられる場合に解釈されるように、「備える、もつ(comprising)」という用語と同様に、非排他的であると解釈される。さらに、詳細な説明または請求の範囲のいずれかで用いられる場合、「または(or)」の用語は、排他的な「または(or)」よりもむしろ、非排他的な「または(or)」を意味するよう意図される。すなわち、別途特定される、または文脈から明瞭であることがない限り、「XはAまたはBを使用する」との文節は、自然で非排他的な順列のいずれをも意味するよう意図される。すなわち、「XはAまたはBを使用する」との文節は、以下の事例のいずれによっても満足される: 「XはAを使用する。」、「XはBを使用する。」、または「Xは、AとBの両方を使用する。」。加えて、この出願および付帯の請求の範囲において用いられるような“a” や“an”の冠詞は、一般的に、単数形に向けられると別途特定されるか、または文脈から明瞭でない限り、「1またはそれより多く」を意味すると解釈される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 送信電力制御コマンドを受信することと、
前記送信電力制御コマンドにもとづいて、指令される送信電力レベルを決定することと、
前記指令される送信電力レベルにもとづいて、送信電力レベルを調整することと、を備え、
前記送信電力レベルは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさ制限の少なくともひとつから切り離される、方法。
[C2] 前記送信電力レベルを、最小送信電力閾値と最大送信電力閾値との少なくとも1つから切り離すこと、をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記送信電力レベルを調整することは、
前記指令される送信電力レベルを最大送信電力閾値と比較することと、
前記指令される送信電力レベルと前記最大送信電力閾値との間の最小値を選択することと、
を備える、C1に記載の方法。
[C4] 前記指令される送信電力レベルが前記最大送信電力閾値より大きいか等しい場合、送信電力上昇コマンドを動作不能にすること、
をさらに備える、C3に記載の方法。
[C5] 前記送信電力レベルを調整することは、
前記指令される送信電力レベルを最小送信電力閾値と比較することと、
前記指令される送信電力レベルと前記最小送信電力閾値との間の最大値を選択することと、
を備える、C1に記載の方法。
[C6] 前記指令される送信電力レベルが前記最小送信電力閾値より小さいか等しい場合、送信電力降下コマンドを動作不能にすること、
をさらに備える、C5に記載の方法。
[C7] 前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最小帯域幅パラメータと置き換えること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C8] 前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最大帯域幅パラメータと置き換えること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C9] 前記トランスポートフォーマットパラメータを、基準変調および符号化形式をもつ、固定される、または半持続性のトランスポートフォーマットパラメータと置き換えること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C10] 前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、前記送信帯域幅パラメータを用いることと、
前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または半持続性送信帯域幅パラメータのひとつと置き換えることと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、前記送信フォーマットパラメータを用いることと、
前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信フォーマットパラメータを、固定される、または半持続性送信フォーマットパラメータのひとつと置き換えることと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C12] 前記送信電力レベルを調整することは、
n番目の時間間隔に係る差分送信電力制御コマンドを受信することと、
n番目の時間間隔において、前記差分送信電力制御コマンドと(n−1)番目の時間間隔に対して使われる送信電力レベルの合計に対応する電力レベルで送信することと、
を備える、C1に記載の方法。
[C13] 前記指令される送信電力レベルの値が最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値よりも小さいときに、前記送信電力レベルを調整するために、前記送信帯域幅パラメータと送信フォーマットパラメータを用いることと、
前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最小送信電力閾値の上の第1のオフセットに設定することと、
前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最大送信電力閾値の下の第2のオフセットに設定することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C14] 前記指令される送信電力レベルは、観測基準信号帯域幅の基準値にもとづく、C1に記載の方法。
[C15] 基準変調および符号化形式をもつ、固定される、または半持続性のトランスポートフォーマットパラメータにもとづいて、電力の余裕分の情報を報告すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C16] 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合に、前記電力刻みの大きさの制限を無視することと、前記送信電力レベルを基準値にリセットすることと、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C17] 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合に、前記電力刻みの大きさの制限を無視することと、前記送信電力レベルを基準値にリセットすることと、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C18] あらかじめ定められる数の電力降下コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットすること、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C19] あらかじめ定められる数の電力上昇コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットすること、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C20] 送信電力制御コマンドを受信するための手段と、
前記送信電力制御コマンドにもとづいて、指令される送信電力レベルを決定するための手段と、
前記指令される送信電力レベルにもとづいて、送信電力レベルを調整するための手段と、を備え、
前記送信電力レベルは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさ制限の少なくともひとつから切り離される、装置。

[C21] 前記送信電力レベルを、最小送信電力閾値と最大送信電力閾値との少なくとも1つから切り離すこと、をさらに備える、C20に記載の装置。
[C22] 前記送信電力レベルを調整するための手段は、
前記指令される送信電力レベルを最大送信電力閾値と比較するための手段と、
前記指令される送信電力レベルと前記最大送信電力閾値との間の最小値を選択するための手段と、
を備える、C20に記載の装置。
[C23] 前記指令される送信電力レベルが前記最大送信電力閾値より大きいか等しい場合、送信電力上昇コマンドを動作不能にするための手段と、
をさらに備える、C22に記載の装置。
[C24] 前記送信電力レベルを調整するための前記手段は、
前記指令される送信電力レベルを最小送信電力閾値と比較するための手段と、
前記指令される送信電力レベルと前記最小送信電力閾値との間の最大値を選択するための手段と、
を備える、C20に記載の装置。
[C25] 前記指令される送信電力レベルが前記最小送信電力閾値より小さいか等しい場合、送信電力降下コマンドを動作不能にするための手段、
をさらに備える、C24に記載の装置。
[C26] 前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最小帯域幅パラメータと置き換えるための手段、
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C27] 前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最大帯域幅パラメータと置き換えるための手段、
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C28] 前記トランスポートフォーマットパラメータを、基準変調および符号化形式をもつ、固定される、または半持続性のトランスポートフォーマットパラメータと置き換えるための手段、
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C29] 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合に、前記電力刻みの大きさの制限を無視し、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C30] 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合に、前記電力刻みの大きさの制限を無視し、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C31] あらかじめ定められる数の電力降下コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C32] あらかじめ定められる数の電力上昇コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C33] 前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、前記送信帯域幅パラメータを用いるための手段と、
前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または半持続性送信帯域幅パラメータのひとつと置き換えるための手段と、
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C34] 前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、前記送信フォーマットパラメータを用いるための手段と、
前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信フォーマットパラメータを、固定される、または半持続性送信フォーマットパラメータのひとつと置き換えるための手段と、
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C35] 前記送信電力レベルを調整するための前記手段は、
n番目の時間間隔に係る差分送信電力制御コマンドを受信するための手段と、
n番目の時間間隔において、前記差分送信電力制御コマンドと(n−1)番目の時間間隔に対して使われる送信電力レベルの合計に対応する電力レベルで送信するための手段と、
を備える、C20に記載の装置。
[C36] 前記指令される送信電力レベルの値が最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値よりも小さいときに、前記送信電力レベルを調整するために、前記送信帯域幅パラメータと送信フォーマットパラメータを用いるための手段と、
前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最小送信電力閾値の上の第1のオフセットに設定するための手段と、
前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最大送信電力閾値の下の第2のオフセットに設定するための手段と、
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C37] 機械によって読まれると、前記機械に、
送信電力制御コマンドを受信と、
前記送信電力制御コマンドにもとづいて、指令される送信電力レベルを決定と、
前記指令される送信電力レベルにもとづいて、送信電力レベルを調整と、
をさせる命令をもつ、一時的でない、機械読み出し可能な格納媒体を備え、
前記送信電力レベルは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさ制限の少なくともひとつから切り離される、製品。
[C38] 前記機械に、最小送信電力閾値と最大送信電力閾値との少なくとも1つから前記送信電力レベルを切り離させる命令をさらにもつ、C37に記載の製品。
[C39] 前記機械に、前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最小帯域幅パラメータと置き換えさせる命令をさらにもつ、C37に記載の製品。
[C40] 前記機械に、前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最大帯域幅パラメータと置き換えさせる命令をさらにもつ、C37に記載の製品。
[C41] 前記機械に、前記トランスポートフォーマットパラメータを、基準変調および符号化形式をもつ、固定される、または半持続性のトランスポートフォーマットパラメータと置き換えさせる命令をさらにもつ、C37に記載の製品。
[C42] 前記機械に、前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合に、前記電力刻みの大きさの制限を無視し、前記送信電力レベルを基準値にリセットさせる命令をさらにもつ、C38に記載の製品。
[C43] 前記機械に、前記指令される送信電力レベルの値が、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合に、前記電力刻みの大きさの制限を無視し、前記送信電力レベルを基準値にリセットさせる命令をさらにもつ、C38に記載の製品。
[C44] プロセッサと、
前記プロセッサにより実行されると、
送信電力制御コマンドを受信と、
前記送信電力制御コマンドにもとづいて、指令される送信電力レベルを決定と、
前記指令される送信電力レベルにもとづいて、送信電力レベルを調整と、
をするために装置を構成する、プロセッサ実行可能命令をもつメモリと、
を備え、
前記送信電力レベルは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさ制限の少なくともひとつから切り離される、装置。
[C45] 最小送信電力閾値と最大送信電力閾値との少なくとも1つから前記送信電力レベルを切り離すために前記装置を構成する命令をさらに備える、C44に記載の装置。
[C46] 前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最小帯域幅パラメータと置き換えるために前記装置を構成する命令をさらに備える、C44に記載の装置。
[C47] 前記送信帯域幅パラメータを、固定される、または、半持続性の最大帯域幅パラメータと置き換えるために前記装置を構成する命令をさらに備える、C44に記載の装置。
[C48] 前記トランスポートフォーマットパラメータを、基準変調および符号化形式をもつ、固定される、または半持続性のトランスポートフォーマットパラメータと置き換えるために前記装置を構成する命令をさらに備える、C44に記載の装置。
[C49] 移動体デバイスから経路損失推定を受信することと、
前記移動体デバイスに送信電力制御コマンドを送信すること、ここで、前記送信制御コマンドは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさの制限の少なくともひとつから切り離され、前記送信電力制御コマンドは、前記移動体デバイスの送信電力レベルを調整するよう構成される、と、
を備える、方法。
[C50] 移動体デバイスから経路損失推定を受信するための手段と、
前記移動体デバイスに送信電力制御コマンドを送信するための手段と、ここで、前記送信制御コマンドは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさの制限の少なくともひとつから切り離され、前記送信電力制御コマンドは、前記移動体デバイスの送信電力レベルを調整するよう構成される、と、
を備える、装置。
[C51] 機械によって読まれると、前記機械に、
移動体デバイスから経路損失推定を受信と、
前記移動体デバイスに送信電力制御コマンドを送信、ここで、前記送信制御コマンドは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさの制限の少なくともひとつから切り離され、前記送信電力制御コマンドは、前記移動体デバイスの送信電力レベルを調整するよう構成される、と、
をさせる命令をもつ、一時的でなく、機械読み出し可能な格納媒体を備える、製品。
[C52] プロセッサと、
前記プロセッサにより実行されると、
移動体デバイスから経路損失推定を受信と、
前記移動体デバイスに送信電力制御コマンドを送信、ここで、前記送信制御コマンドは、送信帯域幅パラメータ、トランスポートフォーマットパラメータ、および電力刻みの大きさの制限の少なくともひとつから切り離され、前記送信電力制御コマンドは、前記移動体デバイスの送信電力レベルを調整するよう構成される、と、
をするために装置を構成するプロセッサ実行可能命令をもつメモリと、
を備える、装置。
[C53] 複数の基準帯域幅または複数の変調および符号化形式(modulation and coding scheme (MCS))に対応する複数の上りリンク送信電力制御ループを維持することと、
下りリンク制御チャネルにおいて受信される送信電力制御コマンド(transmit power control command (TPC))で、前記複数の上りリンク送信電力制御ループの各々を更新することと、
前記下りリンク制御チャネルにおける帯域幅割り当てと前記下りリンク制御チャネルにおけるMCS割り当てとの少なくとも一方にもとづいて、上りリンク送信電力を制御するために、前記複数の上りリンク送信電力制御ループのひとつを選択することと、
を備える、方法。
[C54] 前記下りリンク制御チャネルにおける前記帯域幅割り当てと前記MCS割り当てとの少なくとも一方は変更され、前記上りリンク送信電力を制御するために、前記複数の上りリンク送信電力制御ループの他を選択すること、
をさらに備える、C53に記載の方法。
[C55] 前記複数の基準帯域幅の各々は、上りリンクリソース割り当ての対応する範囲により定められる帯域幅割り当ての範囲に対応する、C53に記載の方法。
[C56] 複数の基準帯域幅または複数の変調および符号化形式(modulation and coding scheme (MCS))に対応する複数の上りリンク送信電力制御ループを維持するための手段と、
下りリンク制御チャネルにおいて受信される送信電力制御コマンド(transmit power control command (TPC))で、前記複数の上りリンク送信電力制御ループの各々を更新するための手段と、
前記下りリンク制御チャネルにおける帯域幅割り当てと前記下りリンク制御チャネルにおけるMCS割り当てとの少なくとも一方にもとづいて、上りリンク送信電力を制御するために、前記複数の上りリンク送信電力制御ループのひとつを選択するための手段と、
を備える、装置。
[C57] 複数の搬送波に対応する複数の上りリンク送信電力制御ループを維持することと、
前記複数の搬送波の各々に係る、指令される送信電力レベルを決めるために、搬送波固有の送信電力制御コマンドにもとづいて、前記複数の上りリンク送信電力制御ループの各々を更新することと、
前記複数の搬送波の各々に係る前記指令される送信電力レベルを、端末固有の最大送信電力と搬送波固有の最大送信電力との少なくとも一方と比較することと、
前記端末固有の最大送信電力、前記搬送波固有の最大送信電力、および前記複数の搬送波の各々に係る前記指令される送信電力レベルの内の最小のものを選択することと、
を備える、方法。
[C58] 複数の搬送波に対応する複数の上りリンク送信電力制御ループを維持するための手段と、
前記複数の搬送波の各々に係る、指令される送信電力レベルを決めるために、搬送波固有の送信電力制御コマンドにもとづいて、前記複数の上りリンク送信電力制御ループの各々を更新するための手段と、
前記複数の搬送波の各々に係る前記指令される送信電力レベルを、端末固有の最大送信電力と搬送波固有の最大送信電力との少なくとも一方と比較するための手段と、
前記端末固有の最大送信電力、前記搬送波固有の最大送信電力、および前記複数の搬送波の各々に係る前記指令される送信電力レベルの内の最小のものを選択するための手段と、
を備える、装置。

Claims (33)

  1. 送信電力制御コマンドを受信することと、
    前記送信電力制御コマンドにもとづいて、指令される送信電力レベルを決定することと
    記指令される送信電力レベルにもとづいて、電力計算アルゴリズムを用いて送信電力レベルを調整することと、ここにおいて、前記送信電力レベルを調整することは、
    前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、送信帯域幅パラメータを用いることと、
    前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定された、または半持続性の送信帯域幅パラメータの1つと置き換えることと、
    を備える、
    を備え、
    前記電力計算アルゴリズムは、前記指令される送信電力が最大電力閾値より大きいか等しい、または、最小電力閾値より小さいか等しいときに、送信帯域幅パラメータを用いることから切り離される、方法。
  2. 前記送信電力レベルを、最小送信電力閾値と最大送信電力閾値との少なくとも1つから切り離すこと、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記送信電力レベルを調整することは、
    前記指令される送信電力レベルを最大送信電力閾値と比較することと、
    前記指令される送信電力レベルと前記最大送信電力閾値との間の最小値を選択することと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記指令される送信電力レベルと前記最大送信電力閾値との間の前記最小値が選択されたときに、前記指令される送信電力レベルが前記最大送信電力閾値より大きいか等しい場合、送信電力上昇コマンドを動作不能にすること、
    をさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記送信電力レベルを調整することは、
    前記指令される送信電力レベルを最小送信電力閾値と比較することと、
    前記指令される送信電力レベルと前記最小送信電力閾値との間の最大値を選択することと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記指令される送信電力レベルと前記最小送信電力閾値との間の前記最大値が選択されたときに、前記指令される送信電力レベルが前記最小送信電力閾値より小さいか等しい場合、送信電力降下コマンドを動作不能にすること、
    をさらに備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記電力計算アルゴリズムが前記送信帯域幅パラメータを用いることから切り離されたときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定された、または、半持続性の最小帯域幅パラメータと置き換えること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記電力計算アルゴリズムが前記送信帯域幅パラメータを用いることから切り離されたときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定された、または、半持続性の最大帯域幅パラメータと置き換えること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、送信フォーマットパラメータを用いることと、
    前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信フォーマットパラメータを、固定された、または半持続性の送信フォーマットパラメータの1つと置き換えることと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記送信電力レベルを調整することは、
    n番目の時間間隔に係る差分送信電力制御コマンドを受信することと、
    前記n番目の時間間隔において、前記差分送信電力制御コマンドと(n−1)番目の時間間隔に対して使われる送信電力レベルの合計に対応する電力レベルで送信することと、を備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記指令される送信電力レベルの値が最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値よりも小さいときに、前記送信電力レベルを調整するために、前記送信帯域幅パラメータと送信フォーマットパラメータを用いることと、
    前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最小送信電力閾値の上の第1のオフセットに設定することと、
    前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最大送信電力閾値の下の第2のオフセットに設定することと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記指令される送信電力レベルは、観測基準信号帯域幅の基準値にもとづく、請求項1に記載の方法。
  13. 基準変調および符号化形式をもつ、固定された、または半持続性のトランスポートフォーマットパラメータにもとづいて、電力の余裕分の情報を報告すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  14. 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合に、前記送信電力制御コマンドを無視することと、前記送信電力レベルを基準値にリセットすることと、
    をさらに備える、請求項2に記載の方法。
  15. 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合に、前記送信電力制御コマンドを無視することと、前記送信電力レベルを基準値にリセットすることと、
    をさらに備える、請求項2に記載の方法。
  16. あらかじめ定められた数の電力降下コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットすること、
    をさらに備える、請求項2に記載の方法。
  17. あらかじめ定められた数の電力上昇コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットすること、
    をさらに備える、請求項2に記載の方法。
  18. 送信電力制御コマンドを受信するための手段と、
    前記送信電力制御コマンドにもとづいて、指令される送信電力レベルを決定するための手段と
    記指令される送信電力レベルにもとづいて、電力計算アルゴリズムを用いて送信電力レベルを調整するための手段と、ここにおいて、前記送信電力レベルを調整するための手段は、
    前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、送信帯域幅パラメータを用いるための手段と、
    前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定された、または半持続性の送信帯域幅パラメータの1つと置き換えるための手段と、
    を備える、
    を備え、
    前記電力計算アルゴリズムは、前記指令される送信電力が最大電力閾値より大きいか等しい、または、最小電力閾値より小さいか等しいときに、送信帯域幅パラメータを用いることから切り離される、装置。
  19. 前記送信電力レベルを、最小送信電力閾値と最大送信電力閾値との少なくとも1つから切り離すための手段、をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  20. 前記送信電力レベルを調整するための手段は、
    前記指令される送信電力レベルを最大送信電力閾値と比較するための手段と、
    前記指令される送信電力レベルと前記最大送信電力閾値との間の最小値を選択するための手段と、
    を備える、請求項18に記載の装置。
  21. 前記指令される送信電力レベルと前記最大送信電力閾値との間の前記最小値が選択されたときに、前記指令される送信電力レベルが前記最大送信電力閾値より大きいか等しい場合、送信電力上昇コマンドを動作不能にするための手段、
    をさらに備える、請求項20に記載の装置。
  22. 前記送信電力レベルを調整するための前記手段は、
    前記指令される送信電力レベルを最小送信電力閾値と比較するための手段と、
    前記指令される送信電力レベルと前記最小送信電力閾値との間の最大値を選択するための手段と、
    を備える、請求項18に記載の装置。
  23. 前記指令される送信電力レベルと前記最小送信電力閾値との間の前記最大値が選択されたときに、前記指令される送信電力レベルが前記最小送信電力閾値より小さいか等しい場合、送信電力降下コマンドを動作不能にするための手段、
    をさらに備える、請求項22に記載の装置。
  24. 前記電力計算アルゴリズムが前記送信帯域幅パラメータを用いることから切り離されたときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定された、または、半持続性の最小帯域幅パラメータと置き換えるための手段、
    をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  25. 前記電力計算アルゴリズムが前記送信帯域幅パラメータを用いることから切り離されたときに、前記送信帯域幅パラメータを、固定された、または、半持続性の最大帯域幅パラメータと置き換えるための手段、
    をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  26. 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合に、前記送信電力制御コマンドを無視し、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
    をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  27. 前記指令される送信電力レベルの値が、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合に、前記送信電力制御コマンドを無視し、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
    をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  28. あらかじめ定められた数の電力降下コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
    をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  29. あらかじめ定められた数の電力上昇コマンドが受信され、前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しい場合、前記送信電力レベルを基準値にリセットするための手段、
    をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  30. 前記指令される送信電力レベルの値が、最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値より小さいときに、送信フォーマットパラメータを用いるための手段と、
    前記指令される送信電力レベルの値が、前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しい、または、前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信フォーマットパラメータを、固定された、または半持続性の送信フォーマットパラメータの1つと置き換えるための手段と、
    をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  31. 前記送信電力レベルを調整するための前記手段は、
    n番目の時間間隔に係る差分送信電力制御コマンドを受信するための手段と、
    前記n番目の時間間隔において、前記差分送信電力制御コマンドと(n−1)番目の時間間隔に対して使われる送信電力レベルの合計に対応する電力レベルで送信するための手段と、
    を備える、請求項18に記載の装置。
  32. 前記指令される送信電力レベルの値が最小送信電力閾値の値より大きく、最大送信電力閾値の値よりも小さいときに、前記送信電力レベルを調整するために、前記送信帯域幅パラメータと送信フォーマットパラメータを用いるための手段と、
    前記指令される送信電力レベルの値が前記最小送信電力閾値の値より小さいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最小送信電力閾値の上の第1のオフセットに設定するための手段と、
    前記指令される送信電力レベルの値が前記最大送信電力閾値の値より大きいか等しいときに、前記送信電力レベルを、前記最大送信電力閾値の下の第2のオフセットに設定するための手段と、
    をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  33. 請求項1乃至請求項17のいずれかの1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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