JP5950198B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子(LED)を光源とし、光源の前面に光学部材が設けられた照明器具に関する。
従来から、非常用照明器具の光源には、ハロゲンランプや蛍光灯(以下、蛍光灯等)が一般的に用いられている。また、非常用照明器具には、停電等の非常時に蛍光灯等を点灯させるためのバッテリーが内蔵されている。このバッテリーは、通常時には使用されないものの、非常時に光源を持続的に点灯させるために、所定の容量を有している。しかし、蛍光灯等は消費電力が多いので、光源の点灯可能時間は制約される。そこで、非常用照明器具の光源を、蛍光灯等から消費電力の少ない発光素子(以下、LED)に換えることで、バッテリーの容量を増加することなく光源の点灯時間を長くすることができる。
ところが、LEDは、蛍光灯等とは出射光の配光特性が異なるので、光源を蛍光灯等からLEDを換えるためには、従来の蛍光灯等に適用されていた反射板等の光学系を、LEDに適したものに換える必要がある。非常用照明器具の配光性能としては、少ない数の照明器具で、広範囲に、法規で定められた照度で照射面を照らすことが要求される。例えば、法規で定められた照度は、ハロゲンランプでは1lx、蛍光灯では2lxである。
ここで、LEDの前面に出射光を広角に配光する光学部材を設けた発光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。図18はこの種の光学部材103の側断面の一構成例を、図19はこの光学部材103の光路図を示す。図18(a)(b)に示すように、光学部材103は、LED102と対向してLED102の出射光が入射する入射面131と、光学部材103から光を出射する出射面132と、を有する。入射面131は、LED102の発光中心を通る法線(光軸L)を軸とする略半球型凹形状から成る。出射面132は、上記光軸Lを軸として回転させた回転体形状から成る外郭を有し、凸型回転体の外郭形状と、半球型凹形状との組み合わせから成る。図19に示すように、この光学部材103を用いることにより、LED102からの出射光を照射面に対して高照度、且つ広角に配光することができる。
特開2006−92983号公報
しかしながら、上記のような光学部材103は、天井C1から屋内側に突出するので、その存在が目立ち易く、設置空間の見栄えを悪くする虞がある。一方、光学部材103が天井C1から屋内側に突出しないように、これを天井(図19に示す擬似天井C2)内に収納すると、LED102からの出射光を広範囲に照射することができず、しかも、天井裏に光が無駄に照射されてしまう。
本発明は、上記課題を解決するものであり、光源の発光素子からの光を広角に配光することができ、且つ天井裏に収納できて設置空間の見栄えの良くすることができる照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、発光素子と、前記発光素子が出射する光を配光制御する光学部材と、を備えた照明器具であって、前記光学部材は、前記発光素子の発光中心を通る法線が該光学部材の光軸となり、前記発光素子が出射する光を入射する入射面と、前記入射面と対向して前記入射面から入射した光を出射する出射面と、前記入射面及び出射面を接続する側面と、を有し、前記側面は、前記入射面側から前記出射面側に径が小さくなるテーパ形状とされ、前記出射面は、前記入射面側に凹の摺り鉢状の曲面を有し、該曲面は、前記出射面の外縁を原点とする放物線を前記光軸回りに回転させた回転体の外郭形状から成ることを特徴とする。
上記照明器具において、前記出射面は、前記光軸を中心として該光軸と直交する平坦面を更に有することが好ましい。
上記照明器具において、前記出射面は、前記光軸を中心として光出射方向に凸の球状面を更に有することが好ましい。
上記照明器具において、前記入射面は、前記発光素子を収容する凹部を有することが好ましい。
上記照明器具において、前記側面は、前記入射面の近傍の全周又は一部に凸部を有することが好ましい。
上記照明器具において、前記側面は、前記入射面の近傍の全周又は一部に凹部を有することが好ましい。
上記照明器具において、前記光学部材は、前記光軸を中心とする円錘体であることが好ましい。
上記照明器具において、前記光学部材は、前記光軸を中心とする角錘体であることが好ましい。
上記照明器具において、前記光学部材は、前記光軸を中心とする多角錘体であることが好ましい。
本発明によれば、光学部材の入射面に入射した光が直接又は側面で反射されて出射面の曲面を屈折透過するので、発光素子からの光を広角に配光でき、曲面は凹なので天井から突出せず、照明器具を天井裏に収納でき、設置空間の見栄えの良くすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。 (a)は同照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図。 同光学部材の形状を説明するための側断面図。 (a)は同光学部材を用いたときの光路を示す側断面図、(b)は同光学部材による配光曲線の例を示す図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図。 (a)は同光学部材を用いたときの光路を示す側断面図、(b)は同光学部材による配光曲線の例を示す図。 (a)は上記実施形態の第1の変形例に係る照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図、(c)は別の構成例に係る光学部材の側断面図、(d)は正面図。 上記第1の変形例に係る照明器具の取付方法を説明するための斜視図。 (a)(c)は上記第1の変形例の光学部材の更なる変形例の側断面図、(b)(d)は前記夫々の正面図。 (a)(c)は上記第1の変形例の光学部材の更なる変形例の側断面図、(b)(d)は前記夫々の正面図。 (a)は上記実施形態の第2の変形例に係る照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図、(c)別の構成例に係る光学部材の側断面図、(d)は正面図。 上記第2の変形例に係る照明器具の取付方法を説明するための斜視図。 (a)は上記実施形態の第3の変形例に係る照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図、(c)別の構成例に係る光学部材の側断面図、(d)は正面図。 上記第3の変形例に係る照明器具の取付方法を説明するための斜視図。 (a)は上記実施形態の第4の変形例に係る照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図。 (a)は同光学部材を用いたときの光路を示す側断面図、(b)は同光学部材による配光曲線の例を示す図。 (a)は従来の照明器具に用いられる光学部材の側断面図、(b)は正面図。 従来の光学部材を用いたときの光路を示す側断面図。
本発明の第1の実施形態に係る照明器具について、図1乃至図4を参照して説明する。図1に示すように、照明器具1は、光源として用いられる発光素子(以下、LED2)と、このLED2が出射する光を配光制御する光学部材3と、LED2を搭載し光学部材3を収容するダイカスト4と、を備える。また、照明器具1は、LED2に非常時にLED2に電力供給するバッテリー5と、バッテリー5及びダイカスト4等を収容する本体6と、前面に光学部材3からの光を放射するための開口部を有する外枠7と、を備える。
本体6は、少なくとも一方が開口した円筒形の構造部材であり、バッテリー5及びダイカスト4等を収容する筒部61と、筒部61の開口側に鍔部62を有する。筒部61は、天井C1に形成された埋込穴C0に嵌め入れられ、鍔部62が天井C1の室内側面と接触した状態で、所定の係止具又は固定具等(不図示)により天井C1に固定される。LED2に給電するためのケーブル8は、本体6を埋込穴C0に取り付ける際に、筒部61内に挿通され、ダイカスト4に取り付けられたLED点灯装置(不図示)に接続される。外枠7は、鍔部62の外周縁と略同径になるように形成されており、鍔部62に係止され、筒部61に収容されたダイカスト4等の脱落を防止する。ダイカスト4は、LED2及びLED点灯装置等を実装する基板(不図示)を収容、保持し、放熱性に優れたアルミニウム合金等から形成され、外気に触れる表面積を大きくして放熱性を高めるため複数のフィンが形成される。
LED2には、例えば、青色領域の光を出射する単数又は複数のLEDチップに、黄色蛍光体を含有する透光性樹脂から成る波長変換部材を被覆させた、いわゆる白色LEDが用いられる。光学部材3は、アクリル樹脂、ポリカーボネート又はガラス等の透光性材料を用いて、後述する形状に形成加工される。
図2(a)(b)に示すように、光学部材3は、LED2の発光中心を通る法線がこの光学部材3の光軸Lとなり、この光軸Lを軸に回転させた回転体形状の透明なレンズ部材である。光学部材3は、LED2が出射する光を入射する入射面31と、入射面31と対向して入射面31から入射した光を出射する出射面32と、入射面31及び出射面32を接続する側面33と、を有する。入射面31は、平坦面とされており、出射面32は、入射面31側に凹の摺り鉢状の曲面32aを有している。
光学部材3の高さa(入射面31と出射面32の外縁を含む面との距離)と、入射面31の直径bとの比は、0.5≦a/b≦1.5であることが好ましく、a/b=1近傍であることがより好ましい。こうすれば、LED2から出射された光のうち、出射面32に直接的に向かう光と、側面33により全反射されて出射面32に集光される光とのバランスを最適化することができる。光学部材の高さaに対して、入射面の直径bが大き過ぎる(a/bが小さ過ぎる)と、入射面31から入射した光が側面33に向かわない。一方、光学部材の高さaに対して、入射面の直径bが小さ過ぎる(a/bが大き過ぎる)と、入射面31から直接的に出射面32に向かう光が少なくなる。なお、光学部材3の高さaと、入射面31の直径bとの比は、搭載されるLED2自体の発光特性(特に、出力や配光曲線)も参照して設定される。
図3に示すように、側面33は、入射面31側から出射面32側に径が小さくなるように傾斜したテーパ形状とされている。この傾斜角θは、0°<θ≦10°の範囲であることが好ましく、θ=4°近傍であることがより好ましい。こうすれば、出射面32へ効率的に光を全反射することができ、また、出射面32へ入射する光の入射角を最適化することができる。なお、傾斜角θが大き過ぎると、入射面31から入射した光の側面33への入射角が小さくなり、側面33で全反射することなく透過してロスする光束が多くなる。
出射面32は、出射面32の外縁を原点とする放物線を、LED2の発光中心を通る光軸Lを軸に回転させた回転体の外郭形状から成る曲面32aを有する。放物線は、以下の式で表される。
(数1)
y=ax
y:光軸Lと平行方向の座標
x:光軸Lと鉛直方向の座標
a:係数
上記式の係数aは0<a<0.1の範囲であることが好ましく、特に、a=0.02近傍であることがより好ましい。こうすれば、出射面32(曲面32a)は、入射面31から直接的に入射した光、及び側面33で全反射されて入射した光の両方を、効果的に屈折させて、広角に配光することができる。係数aが小さ過ぎると、出射面32が平坦になり、広角配光を得ることができない。一方、係数aが大き過ぎると、各入射光の入射角が大きくなり、出射面32を屈折透過することなく、光学部材3内へ全反射してしまい、ロスする光束が多くなる。
図4(a)に示すように、本実施形態の光学部材3によれば、入射面31から側面33に入射し、この側面33で全反射された光(全反射光線群A:図中実線矢印)は、出射面32を屈折透過し、光軸Lに対して広角に配光される。入射面31から比較的広角に放射された光は、側面33の入射面31側の領域で全反射され、光軸Lの近傍に集光される。この光は、入射面31と平行な面に対する入射角が大きく、全反射され易い。しかし、光学部材3の出射面32(曲面32a)のうち、光軸Lの近傍は、入射面31と平行な面に対する傾斜が大きいので、この光の入射角は小さくなる。その結果、この光は、出射面32で全反射されることなく効率的に屈折透過し、光軸Lに対して広角に配光される。一方、側面33の出射面32側の領域で全反射された光は、入射面31と平行な面に対する入射角が小さい。出射面32の外縁近傍は、入射面31と平行な面に対する傾斜が小さいので、この光も出射面32で効率的に屈折透過する。なお、図4(a)のように、光路を示す側断面図においては、ハッチングの表記を省略した。また、後述する一部の側断面図においても同様とした。
また、入射面31から直接的に出射面32に向かう光(直接光線群B:図中破線矢印)は、出射面32を屈折透過し、光軸Lに対して広角に配光される。特に、出射面32は、LED2の前面に位置して最も光束が多い光軸Lの近傍の傾斜が大きいので、この領域に入射した光の屈折角を大きくすることができ、光を効率的に分散して、広角な配光とすることができる。
このように構成された光学部材3は、図4(b)に示すように、その配光曲線の例が、いわゆるバットウィング型を描き、光源のLED2からの光を広角な配光を得ることができる。特に、全反射光線群Aは広角に配光され、直接光線群Bが相対的に狭角に配光される。これら2つの光線群を制御することで、非常用の照明器具1として要求される所望の配光を実現することができる。また、光学部材3は、出射面32が凹の擂り鉢状の曲面32aから成るので、図4(a)に示したように、天井C1から屋内側に突出せず、照明器具1全体を天井裏に収納でき、設置空間の見栄えを良くすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る照明器具について、図5及び図6を参照して説明する。図5(a)(b)に示すように、本実施形態の照明器具に用いられる光学部材3は、出射面32が、光軸Lを中心としてこの光軸Lと直交する平坦面32bを更に有するものである。つまり、本実施形態における光学部材3の出射面32は、曲面32a及び平坦面32bから成る。なお、光学部材3の高さaと、入射面31の直径bとの比は、上記第1の実施形態と同様である。
図6(a)(b)に示すように、曲面32aは、上記実施形態と同様に、全反射光線群A(図中実線矢印)及び直接光線群B(図中破線矢印)を屈折透過して、LED2からの出射光を広角に配光する。また、平坦面32bは、主としてLED2から光軸L近傍に放射された光(直下光線群C:図中の一点鎖線矢印)を透過して、LED2の直下方向の照度を上げることができる。
この光学部材3において、LED2からの出射光を広角に配光しつつ、LED2の直下照度を上げるには、図5(a)に示したように、平坦面32bの径cと、出射面32の外周の径dとの比が、0<c/d≦0.33の範囲であることが好ましい。特に、c/d=0.15近傍であることより好ましい。なお、出射面32の外周の径dとの比は、搭載されるLED2自体の発光特性も参照して設定される。本実施形態の光学部材3によれば、上記3つの光線群を制御することで、照明器具直下の照度を一定量保持した非常用の照明器具1の配光を実現することができる。
本実施形態の第1の変形例に係る照明器具について、図7乃至図10を参照して説明する。図7(a)(b)に示すように、本変形例の照明器具に用いられる光学部材3は、側面33が、入射面31の近傍の全周に凸部34を有するものである。図7(c)(d)に示すように、凸部34は、入射面31の近傍の一部に設けられていてもよい。
この凸部34は、図8に示すように、保持具9の係合突起91と係合されて、器具押さえ部として機能する。この変形例によれば、光学部材3による配光を劣化させずに、光学部材3と光学部材3を収める本体6とのアライメント精度を向上させることができる。
なお、上述した実施形態においては、光学部材3が光軸Lを中心とする円錘体であるものに基づいて説明したが、図9(a)乃至(d)に示すように、光学部材3は、光軸Lを中心とする角錘体であってもよい。また、平坦面32bは、図9(a)(b)に示すような角型であっても、図9(c)(d)に示すような丸型であってもよい。このような角錘体の光学部材3によれば、四角形の配光分布で光を照射することができ、照明器具の設置環境に応じて好適な形状を得ることができる。更には、図10(a)乃至(d)に示すように、光学部材3は、光軸Lを中心とする多角錘体であってもよい。
本実施形態の第2の変形例に係る照明器具について、図11及び図12を参照して説明する。図11(a)(b)に示すように、本変形例の照明器具に用いられる光学部材3は、側面33が、入射面31の近傍の全周に凹部35を有するものである。図11(c)(d)に示すように、凹部35は、入射面31の近傍の一部に設けられていてもよい。
この凹部35は、図12に示すように、保持具9の係合枠92に嵌合されて器具押さえ部として機能する。光学部材3は、保持具9のバネ片93により更に係止される。この変形例においても、光学部材3と光学部材3を収める本体6とのアライメント精度を向上させることができる。
本実施形態の第3の変形例に係る照明器具について、図13及び図14を参照して説明する。図13(a)(b)に示すように、本変形例の照明器具に用いられる光学部材3は、入射面31が、その外縁近傍の全周に凸部36を有するものである。図13(c)(d)に示すように、凸部36は、入射面31外縁近傍の一部に設けられていてもよい。
この凸部36は、図13に示すように、保持具9の係合溝94に嵌合されて器具押さえ部として機能する。光学部材3は、保持具9のバネ片93により更に係止される。この変形例においても、光学部材3と光学部材3を収める本体6とのアライメント精度を向上させることができる。
本実施形態の第4の変形例に係る照明器具について、図15を参照して説明する。図15(a)(b)に示すように、本変形例の照明器具に用いられる光学部材3は、入射面31が、LED2を収容する凹部31aを有するものである。この変形例によれば、光学部材3による配光を劣化させずに、LED2と、光学部材3とのアライメント精度を向上させ、しかも組立の簡易化を図ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る照明器具について、図16及び図17を参照して説明する。図16(a)(b)に示すように、本実施形態の照明器具に用いられる光学部材3は、出射面32が、光軸Lを中心として、光出射方向に凸の球状面32cを更に有するものである。つまり、本実施形態における光学部材3の出射面32は、曲面32a及び球状面32cから成る。なお、光学部材3の高さaと、入射面31の直径bとの比は、上記第1,2の実施形態と同様である。
図17(a)(b)に示すように、曲面32aは、上記実施形態と同様に、全反射光線群A(図中実線矢印)及び直接光線群B(図中破線矢印)を屈折透過して、LED2からの出射光を広角に配光する。また、球状面32cは、主としてLED2から光軸L近傍に放射された光(直下光線群C:図中の一点鎖線矢印)を透過して、LED2の直下方向の照度を上げることができる。このとき、球状面32cは、光出射方向に凸なので、集光レンズとして機能する。そのため、直下光線群CをLED2の光軸L方向に集光することで、上記第2の実施形態の平坦面32b(図6(a)(b)参照)に比べて、LED2の直下向(狭角位置)の照度を更に上げることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。例えば、出射面32の曲面32a同士が交差する最も凹んだ箇所(図2参照)や、曲面32aと平坦面32bとの境界(図5参照)、曲面32aと球状部32cとの境界(図16参照)が、R状に加工されていてもよい。こうすれば、これらの境界を透過する光による照射ムラを抑制することができる。
1 照明器具
2 発光素子(LED)
3 光学部材
31 入射面
31a 凹部
32 出射面
32a 曲面
32b 平坦面
33 側面
33c 球状面
34 凸部
35 凹部
L 光軸(発光素子の発光中心を通る法線)

Claims (9)

  1. 発光素子と、前記発光素子が出射する光を配光制御する光学部材と、を備えた照明器具であって、
    前記光学部材は、前記発光素子の発光中心を通る法線が該光学部材の光軸となり、前記発光素子が出射する光を入射する入射面と、前記入射面と対向して前記入射面から入射した光を出射する出射面と、前記入射面及び出射面を接続する側面と、を有し、
    前記側面は、前記入射面側から前記出射面側に径が小さくなるテーパ形状とされ、
    前記出射面は、前記入射面側に凹の摺り鉢状の曲面を有し、該曲面は、前記出射面の外縁を原点とする放物線を前記光軸回りに回転させた回転体の外郭形状から成ることを特徴とする照明器具。
  2. 前記出射面は、前記光軸を中心として該光軸と直交する平坦面を更に有することを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記出射面は、前記光軸を中心として光出射方向に凸の球状面を更に有することを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  4. 前記入射面は、前記発光素子を収容する凹部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明器具。
  5. 前記側面は、前記入射面の近傍の全周又は一部に凸部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明器具。
  6. 前記側面は、前記入射面の近傍の全周又は一部に凹部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明器具。
  7. 前記光学部材は、前記光軸を中心とする円錘体であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の照明器具。
  8. 前記光学部材は、前記光軸を中心とする角錘体であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の照明器具。
  9. 前記光学部材は、前記光軸を中心とする多角錘体であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の照明器具。
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