JP5949326B2 - 映像データ配信装置およびそれを含む双方向対話システム - Google Patents

映像データ配信装置およびそれを含む双方向対話システム Download PDF

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本発明は、所定の伝送手段を介して互いに接続された複数の情報処理端末間の送受信を集中管理する映像データ配信装置と、それを含む双方向対話システムに関するものである。
近年、それぞれが遠隔地(拠点)に配置されたクライアント端末間において双方向対話を実現する通信システム(双方向対話システム)として、例えば特許文献1に開示されたような多地点TV会議システムなどの研究が盛んに行われている。このような特定の情報処理端末間でのデータ授受を可能にするシステムは、インターネットなど、一般に普及した通信ネットワークを利用することで簡易に構築できる一方、システム内で送受信される情報の機密性を確保する必要がある。
例えば、最近注目されてきたインターネットVPN(Virtual Private Network)サービスなどは、公衆網であるインターネット(一般のデータ通信回線)上に仮想的に専用回線を構築することで、情報機密性の高いWEB会議システム等を簡易に提供するサービスである。このようなVPNサービスを利用した会議システムは、複数の拠点にそれぞれ設置されたVPNルータをインターネットを介して接続し、複数の情報処理端末をいずれかの拠点に配置されたVPNルータに接続することで構築される。
特開平09−149396号公報
発明者らは、上述の従来技術について詳細に検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、上記特許文献1に開示されているように、MCUなどの多地点TV会議装置等において、複数の送信側情報処理端末からの映像データを別の受信側情報処理端末へ配信する場合、図6(a)に示されたように、(送信側の端末数)×(1端末当たりの伝送可能な映像データ量)で規定される通信帯域幅が必要になる。そのため、送信側の端末数が増加すれば、それに応じて必要な通信帯域幅が増加(伝送遅延の発生)してしまうという課題があった。
なお、送信側の端末数増加に対して通信帯域幅を抑える方法としては、例えば、各送信側情報処理端末から送出される映像データの画質を下げる方法や、受信側情報処理端末での表示サイズに応じて送信側情報処理端末から送出される映像データの解像度や画質を調整する方法が行われている。この場合、受信側情報処理端末で表示される映像データの画質劣化が該情報処理端末の操作者(会議参加者)に認識されたり、受信側情報処理端末での映像表示方法が制限されるなどの課題があった。
また、図6(b)に示されたように、各送信側情報処理端末からの映像データを交互に配信する方法では、通信状況に依存して受信側情報処理端末での表示動作に遅延が生じる可能性も十分に考えられる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、複数の送信側情報処理端末からの映像データを1以上の受信側情報処理端末へ配信する際、各送信側情報処理端末の映像データの品質劣化を抑えながら、配信データ量を低減することを可能にするための構造を備えた映像データ配信装置、およびそれを含む双方向対話システムを提供することを目的としている。
本発明に係る映像データ配信装置は、所定の伝送手段を介して互いに接続された複数の情報処理端末のうち2以上の送信側情報処理端末からの映像データを該送信側情報処理端末とは別の1以上の受信側情報処理端末へ中継する機能を有し、簡易な装置構成により時間軸方向に沿った細かい映像品質の制御を可能にする。ここで、所定の伝送手段は、インターネットなど、有線、無線を問わず、公衆回線、携帯電話回線等の一般的な通信ネットワークの他、構内LAN、家庭内LANも含む概念であり、パケットデータの送受信を行う情報処理装置間に位置する通信経路全般を意味する。また、複数の情報処理端末間で送受信される映像データは、時間軸方向に圧縮されることなく該時間軸に沿ってそれぞれ配置された複数の画像フレームにより構成されてもよく、また、時間軸方向にも圧縮された複数の画像フレームにより構成されてもよい。
上述の課題を解決するため、本発明に係る映像データ配信装置は、少なくとも、通信インターフェースと、記憶装置と、制御装置と、を備える。通信インターフェースは、複数の情報処理端末のうち2以上の送信側情報処理端末からの映像データを受信する一方、受信した映像データを1以上の受信側情報処理端末に配信する。記憶装置は、通信インターフェースを介して受信した送信側情報処理端末それぞれからの映像データを格納する。制御装置は、送信側情報処理端末からの映像データそれぞれをスケーラブル圧縮していく。なお、記憶装置は、制御装置が実行するスケーラブル圧縮等の作業エリアとしても利用される。
特に、制御装置は、複数の情報処理端末のうち2以上の送信側情報処理端末それぞれから通信インターフェースを介して受信した映像データ(第1および第2の映像データ)を、1以上の受信側情報処理端末に通信インターフェースを介して配信するとき、各送信側情報処理端末からの映像データの品質を時間軸方向に制御し、高画質と低画質の映像データを組み合わせることで、映像品質の劣化を抑えながら伝送量を削減する。
例えば、複数の情報処理端末のうち第1および第2の送信側情報処理端末それぞれから通信インターフェースを介して第1および第2の映像データを受信したとき、制御装置は、まず、1以上の受信側情報処理端末それぞれに予め割り振られた最大使用帯域幅の範囲内に全データ量が収まるよう時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って第1および第2の映像データそれぞれのデータ量を個別に変動させながら、これら第1および第2の映像データそれぞれをスケーラブル圧縮していく。その後、制御装置は、時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従ってスケーラブル圧縮された第1および第2の映像データを、通信インターフェースを介して1以上の受信側情報処理端末へ配信する。
なお、スケーラブル圧縮とは、複数の解像度、複数の画質、複数のビットレートなどを1つの圧縮データから取り出せるように、階層的スケーラビリティを持たせて符号化する圧縮方法を意味する。また、複数の送信側情報処理端末からの各映像データに対応付けられたデータ量変動パターンは、時間軸方向に沿ってスケーラブル圧縮される符号量(データ量)を示している。例えば第1および第2の映像データを1以上の受信側情報処理端末に配信する場合、第1の映像データに対応付けられた第1のデータ量変動パターンと第2の映像データに対応付けられた第2のデータ量変動パターンは、スケーラブル圧縮された第1および第2の映像データのデータ量が配信されるべき受信側情報処理端末の最大使用帯域の範囲内において、第1の映像データのデータ量と第2の映像データのデータ量が交互に大きくなるよう設定されている。これは、3以上の送信側情報処理端末からの映像データが受信された場合も同様である。
本発明によれば、上述のように異なる送信側情報処理端末から受信した複数の映像データそれぞれが時間軸方向に沿って高画質部分と低画質部分で構成されるようスケーラブル圧縮が行われる。このようにスケーラブル圧縮された映像データのうち一方の映像データの高画質部分と他方の映像データの低画質部分を組み合わせることで、組み合わされた映像データそれぞれの映像品質の劣化を抑えながら伝送量が削減可能になる。すなわち、複数の送信側情報処理端末からの映像データそれぞれの、時間軸方向に沿った細かい映像品質制御が、簡易な装置構成で可能にする。
本発明に係る映像データ配信装置において、少なくとも2つの送信側情報処理端末からの映像データ(第1および第2の映像データ)を通信インターフェースを介して受信する場合、各送信側情報処理端末からの映像データに対応付けられたデータ量変動パターンでは、時間軸方向に沿って少なくとも2以上のデータ量が設定されるのが好ましい。また、少なくとも3つの送信側情報処理端末からの映像データ(第1〜第3の映像データ)を通信インターフェースを介して受信する場合も、時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って第1〜第3の映像データそれぞれのデータ量を個別に変動させながら、第1〜第3の映像データそれぞれがスケーラブル圧縮される。なお、2以上更には3以上の映像データをスケーラブル圧縮していく場合、いずれかの映像データのデータ量と別の映像データのデータ量の大小関係が時間軸方向に沿って変更されるのが好ましい。
なお、映像データに対するスケーラブル圧縮は、送信側情報処理端末それぞれにおいて行われてもよい。この場合、制御装置は、送信側情報処理端末からの映像データそれぞれのデータ量を調整していく。具体的に制御装置は、複数の情報処理端末のうち2以上の送信側情報処理端末それぞれから通信インターフェースを介して受信した映像データ(第1および第2の映像データ)を、1以上の受信側情報処理端末に通信インターフェースを介して配信するとき、各送信側情報処理端末からのスケーラブル圧縮された映像データのデータ量を調整することで配信されるべき映像データの品質を時間軸方向に制御し、高画質と低画質の映像データを組み合わせることで、映像品質の劣化を抑えながら伝送量を削減する。
例えば、複数の情報処理端末のうち第1および第2の送信側情報処理端末それぞれから通信インターフェースを介して第1および第2の映像データを受信したとき、制御装置は、まず、1以上の受信側情報処理端末それぞれに予め割り振られた最大使用帯域幅の範囲内に全データ量が収まるよう時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って第1および第2の映像データそれぞれのデータ量を個別に調整していく。その後、制御装置は、時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従ってそれらデータ量が個別に調整された第1および第2の映像データを、通信インターフェースを介して1以上の受信側情報処理端末へ配信する。
なお、スケーラブル圧縮は、上述のように階層的スケーラビリティを持たせて符号化する圧縮方法である。したがって、スケーラブル圧縮された映像データのデータ量は、各スケーラビリティの階層ごとに取捨選択することにより調整可能である。例えば、送信側情報処理端末それぞれにおいて予めスケーラブル圧縮された第1および第2の映像データを1以上の受信側情報処理端末に配信する場合、第1の映像データに対応付けられた第1のデータ量変動パターンと第2の映像データに対応付けられた第2のデータ量変動パターンは、スケーラブル圧縮された第1および第2の映像データのデータ量が配信されるべき受信側情報処理端末の最大使用帯域の範囲内において、第1の映像データのデータ量と第2の映像データのデータ量が交互に大きくなるよう設定されている。これは、3以上の送信側情報処理端末からの映像データが受信された場合も同様である。
本発明によれば、上述のように異なる送信側情報処理端末から受信した複数の映像データそれぞれが時間軸方向に沿って高画質部分と低画質部分で構成されるようデータ量調整が行われる。このようにスケーラブル圧縮された映像データのうち一方の映像データの高画質部分と他方の映像データの低画質部分を組み合わせることで、組み合わされた映像データそれぞれの映像品質の劣化を抑えながら伝送量が削減可能になる。すなわち、複数の送信側情報処理端末からの映像データそれぞれの、時間軸方向に沿った細かい映像品質制御が、簡易な装置構成で可能にする。
本発明に係る映像データ配信装置において、少なくとも2つの送信側情報処理端末からの映像データ(第1および第2の映像データ)を通信インターフェースを介して受信する場合、各送信側情報処理端末からの映像データに対応付けられたデータ量変動パターンでは、時間軸方向に沿って少なくとも2以上のデータ量が設定されるのが好ましい。また、少なくとも3つの送信側情報処理端末からの映像データ(第1〜第3の映像データ)を通信インターフェースを介して受信する場合も、時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って第1〜第3の映像データそれぞれのデータ量が個別に調整される。なお、2以上更には3以上のスケーラブル圧縮された映像データのデータ量を調整する場合、いずれかの映像データのデータ量と別の映像データのデータ量の大小関係が時間軸方向に沿って変更されるのが好ましい。
本発明に係る映像データ配信装置において、複数の情報処理端末間で送受信される映像データは、JPEG2000規格に従った画像フレームにより構成されているのが好ましい。
なお、この発明に係る各実施例は、以下の詳細な説明および添付図面によりさらに十分に理解可能となる。これら実施例は単に例示のために示されるものであって、この発明を限定するものと考えるべきではない。
また、この発明のさらなる応用範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、詳細な説明および特定の事例はこの発明の好適な実施例を示すものではあるが、例示のためにのみ示されているものであって、この発明の範囲における様々な変形および改良はこの詳細な説明から当業者には自明であることは明らかである。
本発明によれば、複数の送信側情報処理端末からの映像データを1以上の受信側情報処理端末へ配信する際、各送信側情報処理端末の映像データの品質劣化を抑えながら、配信データ量を低減することが可能になる。また、各送信側情報処理端末の映像データを対応するデータ量変動パターンに従ってスケーラブル圧縮することで、または、各送信側情報処理端末においてスケーラブル圧縮された映像データを対応するデータ量変動パターンに従って個別にデータ量を調整することで、送信側情報処理より簡便な装置を用いて、送信側情報処理端末ごとに時間軸方向の映像品質成分を柔軟に変化させることができる。
本発明に係る双方向対話システムの一実施形態として、複数の情報処理端末間において映像データの配信を実現するためのネットワーク構成を示す図である。 本発明に係る映像データ配信装置の一実施形態の概略構成を示す図である。 複数種類の階層的スケーラビリティを有する映像データ(複数の画像フレームで構成されている)もデータ構造を説明するための図である。 プログレッシブ順序(データ優先度)を説明するための概念図である。 映像データの一配信形態を説明するための図である。 従来の映像データの配信動作を説明するための図である。 本実施形態に係る映像データの配信動作の一例を説明するための図である。 本実施形態により配信された映像データ復号化動作を説明するための図である。
以下、本発明に係る映像データ配信装置の各実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、本発明に係る双方向対話システムの一実施形態として、複数の情報処理端末間において映像データの配信を実現するためのネットワーク構成を示す図である。図1に示されたネットワーク構成により実現される双方向対話システム、例えばテレビ会議システムは、ネットワーク10を介して接続された複数の拠点20A〜20Cに配置された情報処理端末30A〜30C(PC)を備えるとともに、複数の拠点20A〜20C間において送信側情報処理端末からネットワーク10を介して受信した映像データを、該ネットワーク10を介して受信側情報処理端末へ配信する映像データ配信装置100を備える。なお、各拠点には、複数の情報処理端末を接続するためのルータは配置されてもよい。
拠点A(20A)では、上記テレビ会議システムへの参加者のうち拠点Aに所属する参加者が利用する情報処理端末30A(PC)がネットワーク10に接続されている。拠点B(20B)では、上記テレビ会議システムへの参加者のうち拠点Bに所属する参加者が利用する情報処理端末30B(PC)がネットワーク10に接続されている。更に、拠点C(20C)では、上記テレビ会議システムへの参加者のうち拠点Cに所属する参加者が利用する情報処理端末30C(PC)がネットワーク10に接続されている。
また、図2は、図1に示された映像データ配信装置100の概略構成を示す図である。この図2に示された映像データ配信装置100は、少なくとも、制御手段である制御装置110と、ネットワーク10との間でデータ授受を行う通信手段である通信インターフェース120(通信用I/Oを含む)と、記憶手段であるN個(≧1)の記憶装置130A〜130Nと、周辺機器150との間でデータ授受を行うデバイスインターフェース140(描画装置やデータ送受信用I/Oを含む)を備える。なお、記憶装置130A〜130Nには、情報処理端末としてのPC30A〜30C間で送受信される映像データが一時的に格納される他、制御装置110により実行される会議用プログラム等のアップリケーションデータも格納されている。また、記憶装置130A〜130Nは、制御装置110が実行する符号化(スケーラブル圧縮)等の作業エリアとしても利用可能である。この映像データ配信装置100の基本構成は、図1に示されたPC30A〜30Cの他、ネットワーク10上のネットワーク資源であるNCU(Network Control Unit)などの構成と同じでよい。
また、ネットワーク10は、インターネットなど、有線、無線を問わず、公衆回線、携帯電話回線等の一般的な通信ネットワークの他、構内LANや家庭内LANも含む概念であり、パケットデータの送受信を行う情報処理装置30A〜30C間に位置する通信経路全般を意味する。
周辺機器150には、例えば外部記憶装置、キーボードやポインティングデバイスなどの入力装置、表示装置も含まれる。
なお、本実施形態に係る映像データ配信装置100(図2)は、複数種類の階層的スケーラビリティを有する映像データ(複数の画像フレームで構成されている)を配信対象(各画像フレームがスケーラブル圧縮される)としている。以下、簡単のため、階層的スケーラビリティを有するディジタルデータの具体例として、画像圧縮の国際標準であるJPEG2000の各パケットの符号化について説明する。なお、JPEG2000はスケーラビリティの種類に対して優先順位を与えることが可能である。符号化列においてこの順位は、データ単位であるパケットの構成順序(プログレッション順序)として表現される。このプログレッション順序を決定する要素としては、レイヤ(L)、解像度レベル(R)、コンポーネント(C)およびポジション(P)の4種類のスケーラビリティがある。
図3は、複数種類の階層的スケーラビリティを有する画像データのデータ構造を説明するための概念図であって、JPEG2000のスケーラビリティのうちアクセス制御対象となるスケーラビリティを、レイヤ(L)および解像度レベル(R)のみに制限したときの(濃淡画像の場合)、JPEG2000におけるパケット符号化列の復号パターンを示す。具体的に、図3において、レイヤ(スケーラビリティL)の階層数Nは3、解像度レベル(スケーラビリティR)の階層数Nは3である。なお、レイヤは、画質レイヤとも言われ、画像再生時におけるSNR(Signal/Noise Ratio)に対応した、ディジタル画像の算術符号化データを意味する。画質への影響が高い情報ほど高位のレイヤに含まれるため、上位レイヤのデータに対して下位レイヤのデータを追加していくことで段階的に再生画像の品質を向上させることができる。
図3において、Pi,j(i=0,…,NL−1;j=0,…,NR−1;iはスケーラビリティLの階層番号;jはスケーラビリティの階層番号)は、画像情報をもつJPEG2000パケットを表す。ある品質のJPEG2000符号化画像をQL,Rで表すと、QL,Rを得るためには図3の枠Aで囲まれたパケットPi,j(i=0,…,L;j=0,…,R)すべてが復号化される必要がある。ただし、受信側においてパケットPi,j少なくともいずれかが復号化されれば、画像の正常再生には問題はない。したがって、QoS機能などのアクセス制御において階層性を保持するため、パケットPi,jは個別に符号化される(スケーラブル圧縮)。
上述のようなJPEG2000において、プログレッション順序(データ優先度)には、LRCP、RLCP、RPCL、PCRL、およびCPRLの5種類あり、それぞれ先頭の要素から順に優先される。図4は、図3に示されたJPEG2000パケット符号化列を復号する際の優先順位を示すプログレッシブ順序を説明するための概念図である。特に、図4(a)は、スケーラビリティL(レイヤ)が最優先されたLRCPプログレッション順序における復号順序であり、図4(b)は、スケーラビリティR(解像度レベル)を最優先させたRLCPのプログレッション順序における復号順序である。
次に、本実施形態に係る映像データ配信装置100が適用された図1のネットワーク構成を有するテレビ会議システムにおける映像データ配信動作を、図5を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の例では、当該映像データ中継装置100においてスケーラブル圧縮が行われる実施形態に相当するが、送信側情報処理端末において送信されるべき映像データに対するスケーラブル圧縮が行われてもよい。すなわち、既に送信側情報処理端末でスケーラブル圧縮された映像データを中継する場合、当該映像データ中継装置100では、映像データの階層構造を利用してデータ量調整が可能になる。具体的には、受信側情報処理端末へ送信すべき階層レベルをスケーラビリティごとに選択することで、既に送信側情報処理端末でスケーラブル圧縮された映像データのデータ量調整が可能になる。
例えば、図5には、拠点A(20A)の情報処理端末30Aが映像データAを当該映像データ配信装置100へ送信する送信側情報処理端末となり、拠点B(20B)の情報処理端末30Bが映像データBを当該映像データ配信装置100へ送信する送信側情報処理端末となり、また、拠点C(20C)の情報処理端末30Cが当該映像データ配信装置100から配信された映像データAおよび映像データB(図5では「A+B」で示されている)を受信する受信側情報処理端末となった構成が示されている。
図5の例において、映像データ配信装置100から映像データ(A+B)が拠点Cの受信側情報処理端末30Cに到達すると、受信側情報処理端末30Cは、受信された映像データ(A+B)を、送信側情報処理端末30Aからの映像データAと、送信側情報処理端末30Bからの映像データBに分離する。さらに、受信側情報処理端末30Cは、最終的に受信した映像データAおよび映像データB(映像データ配信装置100の制御装置110により、画像フレームごとにスケーラブル圧縮されている)をそれぞれ復号化する。そして、映像データAおよび/または映像データBの復号化データがモニタ等に表示される(一旦、記録装置に格納されてもよい)。
なお、送信側の端末数は、3以上であってもよい。また、受信側の端末数も2以上であってもよい。
なお、映像データ配信装置100における映像データ(A+B)の従来の配信動作は、上述のように(図6(a)および図6(b)参照)、受信側情報処理端末に予め割り当てられた使用帯域幅を超えたり、情報処理端末側での表示遅延が生じる可能性が高い。
そこで、本実施形態に係る映像データ配信装置100は、複数の情報処理端末のうち2以上の送信側情報処理端末(図5の例では、送信側情報処理端末30A、30B)それぞれから通信インターフェース120を介して受信した映像データAおよび映像データBを、1以上の受信側情報処理端末(図5の例では、受信側情報処理端末30C)に通信インターフェース120を介して配信するとき、図7に示されたように、各送信側情報処理端末30A、30Bからの映像データAおよび映像データBの品質を時間軸方向に制御し、高画質と低画質の画像フレーム(符号化データ)を組み合わせることで、映像品質の劣化を抑えながら伝送量を削減する。具体的には、映像データAの画像フレームのうち高画質の符号化データと映像データBの画像フレームのうち低画質の符号化データとが組み合わされると、次の組み合わせでは、映像データAの低画質の符号化データと映像データBの高画質の符号化データとが組み合わされる。なお、図7は、本実施形態に係る映像データの配信動作の一例を説明するための図である。
例えば、図5のネットワーク構成のように、2つの送信側情報処理端末30A、30Bそれぞれから送信された映像データAおよび映像データBを、1つの受信側情報処理端末30Cへ配信する場合を考える。
このとき、送信側情報処理端末30Aから送信された映像データAには、スケーラブル圧縮後のデータ量が70%→30%→70%→30%→のように変動するデータ量変動パターンが設定される。なお、図7において、A1はデータ量が70%になるようにスケーラブル圧縮された画像フレーム(符号化データ)であり、A2はデータ量が30%になるようにスケーラブル圧縮された画像フレーム(符号化データ)である。一方、送信側情報処理端末30Bから送信された映像データBには、スケーラブル圧縮後のデータ量が30%→70%→30%→70%→のように変動するデータ量変動パターンが設定される。なお、映像データAおよび映像データBの合計データ量が受信側情報処理端末30Cに予め割り振られた最大使用帯域幅の範囲内に収まっている。
一方、図7に示されたように、データ量が交互に変動する映像デーやAおよび映像データBが配信された受信側情報処理端末30Cは、映像データAと映像データBを分離する。
図8は、受信側情報処理端末30Cにおける映像データAの表示動作を説明するための図である。図8に示されたように、当該受信側情報処理端末30Cは、受信映像データ(映像データA+B)から分離した映像データA(画像フレームごとにスケーラブル圧縮された符号化データA)を画像フレームごとに復号化し、これら復号化された画像フレームを表示用サイズに調整し、順次ディスプレイに表示していく。なお、図8に示された画像フレームF1は、データ量が70%になるようにスケーラブル圧縮された符号化データに対応した復号化データであり、表示サイズの調整が少ないため、画質劣化(解像度)は小さい。一方、画像フレームF2は、データ量が30%になるようにスケーラブル圧縮された符号化データに対応した復号化データであり、表示サイズの調整が大きいため、画質劣化(解像度)が大きくなる。このように、受信側情報処理端末30Cでは、高速に更新される画像フレームの中で、高画質フレームの間に低画質フレームが混じった状態で表示される。そのため、ディスプレイ上に低画質の画像フレームが表示されたとしても、観察者の感覚として画質劣化は認識しづらい。以上のように本実施形態によれば、映像データA+Bが配信された受信側情報処理端末30Cでは、配信される映像データ全体のデータ量を従来(図6(a))よりも半減させた状態で、送信側情報処理端末Aからの映像データAおよび送信側情報処理端末Bからの映像データBの双方を、画質劣化を抑えながら同時に見ることが可能になる。
なお、時間軸方向に沿って制御する映像品質の成分は、画質であっても解像度成分であってもよい。また、時間軸方向の映像品質の程度の組み合わせは、任意の品質を採用することができ、その品質は、例えば70%→60%→30%のように、段階的に変化しでもよい。
更に、送信側情報処理端末から送信される映像データそれぞれの重要度に応じて、優先される送信側情報処理端末からの映像データの割合(最大使用帯域幅に対するデータ量比率)が、他の送信側情報処理端末よりも大きくなるよう設定されてもよい。
上述の実施形態では、2つの送信側情報処理端末からの映像データを配信する例が示されているが、3以上の送信側情報処理端末からの映像データを、1以上の受信側情報処理端末へ配信する場合であっても、上述のように(図7参照)、時間軸方向に沿って異なる品質割合(データ量比率)を組み合わせればよい。
さらに、映像データが時間軸方向に圧縮されている場合であっても、次画像フレームのデータ量が基準データ量(最大使用帯域幅)に満たなければ、前画像フレームに対するスケーラブル圧縮でカットされた画質成分が、次画像フレームの符号化データに充足されることで、該次画像フレームの符号化データと一緒に配信される構成が採用されてもよい。
以上の本発明の説明から、本発明を様々に変形しうることは明らかである。そのような変形は、本発明の思想および範囲から逸脱するものとは認めることはできず、すべての当業者にとって自明である改良は、以下の請求の範囲に含まれるものである。
10…ネットワーク、20A〜20C…拠点、30A〜30C…情報処理端末(PC)、100…映像データ配信装置、110…制御装置、120通信インターフェース、130A〜130N…記憶装置。

Claims (9)

  1. 所定の伝送手段を介して互いに接続された複数の情報処理端末間で送受信される映像データを中継する映像データ配信装置において、
    前記複数の情報処理端末との間で前記映像データの送受信を行うための通信インターフェースと、
    前記通信インターフェースを介して受信した送信側情報処理端末からの映像データを格納する記憶装置と、
    前記送信側情報処理端末からの映像データをスケーラブル圧縮する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の情報処理端末のうち少なくとも第1および第2の送信側情報処理端末それぞれから前記通信インターフェースを介して受信した第1および第2の映像データを、1以上の受信側情報処理端末に前記通信インターフェースを介して配信するとき、
    前記1以上の受信側情報処理端末それぞれに予め割り振られた最大使用帯域幅の範囲内に全データ量が収まるよう時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って前記第1および第2の映像データそれぞれのデータ量を個別に変動させながら、前記第1および第2の映像データそれぞれをスケーラブル圧縮していき、
    前記時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従ってスケーラブル圧縮された前記第1および第2の映像データを、前記通信インターフェースを介して前記1以上の受信側情報処理端末へ配信する、
    ことを特徴とする映像データ配信装置。
  2. 所定の伝送手段を介して互いに接続された複数の情報処理端末間で送受信される映像データを中継する映像データ配信装置において、
    前記複数の情報処理端末との間で前記映像データの送受信を行うための通信インターフェースと、
    前記通信インターフェースを介して受信した送信側情報処理端末からの映像データであって、前記送信側情報処理端末においてスケーラブル圧縮された映像データを格納する記憶装置と、
    前記送信側情報処理端末からのスケーラブル圧縮された映像データを、前記通信インターフェースを介して所望の受信側情報処理端末へ配信するための制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の情報処理端末のうち少なくとも第1および第2の送信側情報処理端末それぞれから前記通信インターフェースを介して受信した、それぞれがスケーラブル圧縮された第1および第2の映像データを、1以上の受信側情報処理端末に前記通信インターフェースを介して配信するとき、
    前記1以上の受信側情報処理端末それぞれに予め割り振られた最大使用帯域幅の範囲内に全データ量が収まるよう時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って前記第1および第2の映像データそれぞれのデータ量を個別に調整していき、
    前記時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従ってデータ量が調整された前記第1および第2の映像データを、前記通信インターフェースを介して前記1以上の受信側情報処理端末へ配信する、
    ことを特徴とする映像データ配信装置。
  3. 前記第1および第2の映像データの各データ量変動パターンでは、前記時間軸方向に沿って少なくとも2以上のデータ量が設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の映像データ配信装置。
  4. 前記制御装置は、前記第1および第2の送信側情報処理端末とは異なる第3の送信側情報処理端末からの第3の映像データを、前記第1および第2の映像データとともに前記通信インターフェースを介して受信し、
    前記時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って前記第1〜第3の映像データそれぞれのデータ量を個別に変動させながら、前記第1〜第3の映像データそれぞれをスケーラブル圧縮していくことを特徴とする請求項1または3に記載の映像データ配信装置。
  5. 前記制御装置は、前記複数の情報処理端末のうち送信側情報処理端末となったいずれかからの映像データのデータ量が他の送信側情報処理端末からの映像データのデータ量よりも多くなるよう、前記第1および第2の映像データそれぞれをスケーラブル圧縮することを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載の映像データ配信装置。
  6. 前記制御装置は、前記第1および第2の送信側情報処理端末とは異なる第3の送信側情報処理端末からの第3の映像データを、前記第1および第2の映像データとともに前記通信インターフェースを介して受信し、
    前記時間軸方向に沿って互いに異なるデータ量変動パターンに従って前記第1〜第3の映像データそれぞれのデータ量を個別に調整することを特徴とする請求項2または3に記載の映像データ配信装置。
  7. 前記制御装置は、前記複数の情報処理端末のうち送信側情報処理端末となったいずれかからの映像データのデータ量が他の送信側情報処理端末からの映像データのデータ量よりも多くなるよう、前記第1および第2の映像データそれぞれのデータ量を個別に調整することを特徴とする請求項2、3、6のいずれか一項に記載の映像データ配信装置。
  8. 前記複数の情報処理端末間で送受信される映像データは、JPEG2000規格に従った画像フレームにより構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の映像データ配信装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の映像データ配信装置を含む双方向対話システム。
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