JP5948606B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機と室内熱交換器と膨張弁と室外熱交換器が互いに冷媒配管で接続された冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、ヒートポンプ式空気調和機による暖房運転時、室外熱交換器に着霜した場合には、暖房サイクルから冷房サイクルに四方弁を切り替えて除霜を行っている。この除霜方式では、室内ファンは停止するものの、室内機から冷気が徐々に放出されることから暖房感が失われるという欠点がある。
そこで、室外機に設けられた圧縮機に蓄熱槽を設け、暖房運転中に蓄熱槽に蓄えられた圧縮機の廃熱を利用して除霜するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図4は、このような除霜方式を採用した従来の冷凍サイクル装置の一例を示している。図4において、従来の冷凍サイクル装置は、室外機(図示せず)に設けられた圧縮機100と、四方弁102と、室外熱交換器104とキャピラリチューブ106と、室内機(図示せず)に設けられた室内熱交換器108とを冷媒配管103で接続するとともに、キャピラリチューブ106をバイパスする第1バイパス回路110と、圧縮機100の吐出側から四方弁102を介して室内熱交換器108へ至る配管に一端を接続し他端をキャピラリチューブ106から室外熱交換器104へ至る配管に接続した第2バイパス回路112が設けられている。
また、第1バイパス回路110には、二方弁114と、逆止弁116と、蓄熱熱交換器118が設けられ、第2バイパス回路112には、二方弁120と、逆止弁122が設けられている。
さらに、圧縮機100の周囲には蓄熱槽124が設けられており、蓄熱槽124の内部には、蓄熱熱交換器118と熱交換するための蓄熱材126が充填されている。
この冷凍サイクルにおいて、除霜運転時には、二つの二方弁114、120が開制御され、圧縮機100から吐出された冷媒の一部は、第2バイパス回路112へと流れ、残りの冷媒は四方弁102と室内熱交換器108へと流れる。
また、室内熱交換器108を流れた冷媒は、暖房に利用された後、わずかの冷媒がキャピラリチューブ106を通って室外熱交換器104へと流れる一方、残りの大部分の冷媒は、第1バイパス回路110へ流入し、二方弁114を通って蓄熱熱交換器118へと流れて蓄熱材126より熱を奪い、逆止弁116を通った後、キャピラリチューブ106を通過した冷媒と合流して室外熱交換器104へと流れる。
その後、室外熱交換器104の入口で第2バイパス回路112を流れてきた冷媒と合流し、冷媒が持つ熱を利用して除霜を行い、さらに四方弁102を通過した後、圧縮機100に吸入される。
この冷凍サイクル装置においては、第2バイパス回路112を設けることで、除霜時に圧縮機100から吐出されたホットガスを室外熱交換器104に導くとともに、室外熱交換器104に流入する冷媒の圧力を高く保つことができるので、除霜能力を高めることが
でき、極めて短時間に除霜を完了することができる。
しかしながら 従来の冷凍サイクルには、圧縮機100の冷媒吸入側に、液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータ128が通常設けられており、室外熱交換器104からの液相冷媒はアキュームレータ128に導入され、アキュームレータ128で分離された気相冷媒が圧縮機100に供給される。しかしながら、室外熱交換器104からの冷媒をそのままアキュームレータ128に導入すると、アキュームレータ128から圧縮機100へと液相冷媒が一部戻ってしまう可能性があり、圧縮機の信頼性が低下するという問題がある。
また、従来技術が有するこのような問題点を鑑みてなされたものに、液相冷媒の圧縮機への戻りを極力低減することにより圧縮機の信頼性を向上させたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−31666号公報 特開2011−153812号公報
しかしながら、上記特許文献2に示された従来の冷凍サイクル装置では、空気調和機の暖房運転と除霜運転とを2つの電磁弁によって流路の切換を行っているので、駆動用の伝送回路を含めて未だコスト低減の余地があった。また、2つの電磁弁を同時に切り替える必要があるため、一方のみが故障する可能性もあり、信頼性向上の余地が依然残されていた。
本発明は、上記従来技術の有するこのような課題に鑑みてなされたものであり、液相冷媒の圧縮機への戻りを極力低減することにより、圧縮機の信頼性を向上させつつ、低コストで流路切換の信頼性をより向上させることの出来る冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷凍サイクル装置は、圧縮機と、該圧縮機に接続された室内熱交換器と、該室内熱交換器と接続された膨張弁と、該膨張弁と接続された室外熱交換器と、冷房運転と暖房運転で冷媒流路を切り替える第1四方弁を備え、前記室外熱交換器と前記圧縮機とが接続された冷凍サイクル装置であって、前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器とを有し、前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒とが合流して前記圧縮機の吸入側に導かれる構成となっており、前記圧縮機と前記室内熱交換器が第1配管を介して接続され、前記室内熱交換器と前記膨張弁が第2配管を介して接続され、前記該膨張弁と前記室外熱交換器が第3配管を介して接続され、前記室外熱交換器と前記圧縮機が第4配管を介して接続され、前記圧縮機と前記第3配管とが、第5配管と第2四方弁と第8配管および前記第8配管から前記第3配管へ向かう流れのみを可能とした第1逆止弁を介して接続され、前記第2配管と前記蓄熱熱交換器とが、前記第2配管から前記蓄熱熱交換器へ向かう流れのみを可能とした第2逆止弁と第6配管で接続され、前記蓄熱熱交換器と前記第4配管とが、第7配管と前記第2四方弁、および第9配管を介して接続され、前記第2四方弁は、前記第5配管と前記第8
配管とを接続し、かつ前記第7配管と前記第9配管とを接続する流路から、前記第5配管と前記第7配管とを接続し、かつ前記第8配管と前記第9配管とを接続する流路に切り替えるもので、室外熱交換器から戻ってくる液相冷媒が含まれている冷媒に、蓄熱熱交換器から戻ってくる高温の気相冷媒が混合されることになり、液相冷媒の蒸発が促されて、液相冷媒が圧縮機に戻ることがなくなり、圧縮機の信頼性を向上させることができる。また逆止弁と第2四方弁を用いることで低コストで、かつ流路切換の信頼性をより向上した形で提供することができる。
本発明の冷凍サイクル装置は、室外熱交換器から戻ってくる液相冷媒が含まれている冷媒に、蓄熱熱交換器から戻ってくる高温の気相冷媒が混合されることになり、液相冷媒の蒸発が促されて、液相冷媒が圧縮機に戻ることがなくなり、低コストでかつ流路切換の信頼性及び圧縮機の信頼性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機の構成を示す図 同空気調和機の通常暖房時の動作及び冷媒の流れを示す模式図 同空気調和機の除霜・暖房時の動作及び冷媒の流れを示す模式図 従来の冷凍サイクル装置の構成を示す模式図
第1の発明は、圧縮機と、該圧縮機に接続された室内熱交換器と、該室内熱交換器と接続された膨張弁と、該膨張弁と接続された室外熱交換器と、冷房運転と暖房運転で冷媒流路を切り替える第1四方弁を備え、前記室外熱交換器と前記圧縮機とが接続された冷凍サイクル装置であって、前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器とを有し、前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒とが合流して前記圧縮機の吸入側に導かれる構成となっており、前記圧縮機と前記室内熱交換器が第1配管を介して接続され、前記室内熱交換器と前記膨張弁が第2配管を介して接続され、前記該膨張弁と前記室外熱交換器が第3配管を介して接続され、前記室外熱交換器と前記圧縮機が第4配管を介して接続され、前記圧縮機と前記第3配管とが、第5配管と第2四方弁と第8配管および前記第8配管から前記第3配管へ向かう流れのみを可能とした第1逆止弁を介して接続され、前記第2配管と前記蓄熱熱交換器とが、前記第2配管から前記蓄熱熱交換器へ向かう流れのみを可能とした第2逆止弁と第6配管で接続され、前記蓄熱熱交換器と前記第4配管とが、第7配管と前記第2四方弁、および第9配管を介して接続され、前記第2四方弁は、前記第5配管と前記第8配管とを接続し、かつ前記第7配管と前記第9配管とを接続する流路から、前記第5配管と前記第7配管とを接続し、かつ前記第8配管と前記第9配管とを接続する流路に切り替えるもので、室外熱交換器から戻ってくる液相冷媒が含まれている冷媒に、蓄熱熱交換器から戻ってくる高温の気相冷媒が混合されることになり、液相冷媒の蒸発が促されて、液相冷媒が圧縮機に戻ることがなくなり、圧縮機の信頼性を向上させることができる。また逆止弁と第2四方弁を用いることで低コストで、かつ流路切換の信頼性をより向上した形で提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機の構成を示しており、空気調和機は、冷媒配管19で互いに接続された室外機2と室内機4とで構成されている。
図1において、本実施の形態における冷凍サイクル装置を備えた空気調和機の室外機2の内部には、圧縮機6と、第1四方弁8と、ストレーナ10と、膨張弁12と、室外熱交換器14とが設けられ、室内機4の内部には、室内熱交換器16が設けられ、これらは冷媒配管19を介して互いに接続されることで冷凍サイクルを構成している。
さらに詳述すると、圧縮機6と室内熱交換器16は、第1四方弁8が設けられた第1配管18を介して接続され、室内熱交換器16と膨張弁12は、ストレーナ10が設けられた第2配管20を介して接続されている。また、膨張弁12と室外熱交換器14は、第3配管22を介して接続され、室外熱交換器14と圧縮機6は第4配管24を介して接続されている。
第4配管24の中間部には、第1四方弁8が配置されており、圧縮機6の冷媒吸入側における第4配管24には、液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータ26が設けられている。
さらに、圧縮機6の周囲には蓄熱槽32が設けられ、蓄熱槽32の内部には、蓄熱熱交換器34が設けられるとともに、蓄熱熱交換器34と熱交換するための蓄熱材36(例えば、エチレングリコール水溶液)が充填されており、蓄熱槽32と蓄熱熱交換器34と蓄熱材36とで蓄熱装置を構成している。
圧縮機6と第3配管22は、第5配管55と第8配管56および第1逆止弁51を介して接続されており、第5配管55と第8配管56とは、第2四方弁50を介して接続されている。また、第8配管56に設置された第1逆止弁51は、第8配管56から第3配管22へのみ流通可能な形で設けられている。
第2配管20と蓄熱熱交換器34は第6配管38を介して接続され、第6配管38上には第2逆止弁52が、第2配管20から第6配管38へのみ流通可能な形で設けられている。蓄熱熱交換器34と第4配管24は、第7配管57と第9配管58を介して接続されており、第7配管57と第9配管58とは第2四方弁50を介して接続されている。
また、第2四方弁50は、動作させることにより、上述した流路である、第5配管55と第8配管56とを接続し、かつ第7配管57と第9配管58との接続する流路(図1に示す第2四方弁50上に鎖線で記載)から、第5配管55と第7配管57と接続し、かつ第8配管56と第9配管58とを接続する流路(図1に示す第2四方弁50上に実線で記載)へと変更でき、2種類の流路を自在に切り替えることが出来る。
室内機4の内部には、室内熱交換器16に加えて、送風ファン(図示せず)と上下羽根(図示せず)と左右羽根(図示せず)とが設けられており、室内熱交換器16は、送風ファンにより室内機4の内部に吸込まれた室内空気と、室内熱交換器16の内部を流れる冷媒との熱交換を行い、暖房時には熱交換により暖められた空気を室内に吹き出す一方、冷房時には熱交換により冷却された空気を室内に吹き出す。上下羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて上下に変更し、左右羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて左右に変更する。
なお、圧縮機6、送風ファン、上下羽根、左右羽根、第1四方弁8、膨張弁12、第2四方弁50等は、制御装置(図示せず、例えばマイコン)に電気的に接続され、制御装置
により制御される。
以上のように構成された本実施の形態に係る冷凍サイクル装置において、各部品の相互の接続関係と機能を、暖房運転時を例にとり冷媒の流れとともに説明する。
圧縮機6の吐出口6aから吐出された冷媒は、第1配管18を通って第1四方弁8から室内熱交換器16へと至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て第2配管20を通り、膨張弁12への異物侵入を防止するストレーナ10を通って、膨張弁12に至る。膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至り、室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24と第1四方弁8とアキュームレータ26を通って圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
また、第1配管18の圧縮機6の吐出口6aと第1四方弁8の間から分岐した第5配管55は、第2四方弁50を介して、第8配管56から第1逆止弁51を介して第3配管22の膨張弁12と室外熱交換器14の間に合流する第1の流路(図1の第2四方弁50上に鎖線で記載)と、第2四方弁50を介して、第7配管57から蓄熱熱交換器34に至る第2の流路(図1の第2四方弁50上に実線で記載)とを、第2四方弁50を制御することにより、切り替えることが出来る。
さらに、内部に蓄熱材36と蓄熱熱交換器34を収納した蓄熱槽32は、圧縮機6に接して取り囲むように配置され、圧縮機6で発生した熱を蓄熱材36に蓄積し、第2配管20から室内熱交換器16とストレーナ10の間で分岐した第6配管38は、第2逆止弁52を経て蓄熱熱交換器34の入口へと至り、蓄熱熱交換器34の出口から出た第7配管57は、第2四方弁50を介して第9配管58を経て、第4配管24における第1四方弁8とアキュームレータ26の間に合流する第3の流路(図1の第2四方弁50上に鎖線で記載)と、第3配管22から第1逆止弁51および第2四方弁50を介して第9配管58を経て、第4配管24における第1四方弁8とアキュームレータ26の間に合流する第4の流路(図1の第2四方弁50上に実線で記載)とを、第2四方弁50を制御することにより切り替えることが出来る。
ここで、第2四方弁50は、2回路を同時に切り替える四方弁であるので、第1の流路と第3の流路は同時に、また第2の流路と第4の流路は同時に選択されることになる。また、第2四方弁50は、1つの四方弁で2回路を同時に切り替える四方弁であるので、常に2種類のいずれかの流路を同時に選択されるため、低コストでかつ、流路切換の信頼性が向上した冷凍サイクル装置とすることが出来る。
次に、図1に示される空気調和機の通常暖房時の動作及び冷媒の流れを模式的に示す図2を参照しながら通常暖房時の動作を説明する。
通常暖房運転時、第2四方弁50は、第2の流路と第4の流路が成立するように制御されており、すなわち図2に示す第2四方弁50上に実線で記載している流路に制御される。 上述したように圧縮機6の吐出口6aから吐出された冷媒は、第1配管18を通って第1四方弁8から室内熱交換器16に至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て、第2配管20を通り膨張弁12に至り、膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至る。室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24を通って第1四方弁8から圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
また、圧縮機6で発生した熱は、圧縮機6の外壁から蓄熱槽32の外壁を介して蓄熱槽
32の内部に収容された蓄熱材36に蓄積される。
ここで、第2四方弁50により選択された第2の流路は、圧縮機6から第1配管18から分岐した第5配管55を経て第2四方弁50に至り、第7配管57から蓄熱熱交換器34を経て、さらに第6配管38経由し第2逆止弁52を介して、第2配管20へ合流する。ところで第2の流路において、その両端である第1配管18と第2配管20とにおける冷媒圧力を比較すると、圧縮機6の吐出側に直接接続されている第1配管18の方が高圧であるため、圧力差から第1配管18から第2配管20に向かって冷媒は流れようとする。ここで第2逆止弁52は、第2配管20から第1配管18への冷媒流れのみを許可する方向に接続されているため、冷媒流れは第2逆止弁52で堰き止められ、第2の流路には冷媒は流れない。
また、第2四方弁50により選択された第4の流路は、第3配管22上の膨張弁12と室外熱交換器14との間から、第1逆止弁51を介して第8配管56に分岐し、第2四方弁50を経て、第9配管58を経由して、第4配管24における第1四方弁8とアキュームレータ26の間に合流する。ところで第4の流路において、その両端である第3配管22と第4配管24における冷媒圧力を比較すると、圧縮機6の吸入側にアキュームレータ26を介して接続されている第4配管24の方が低圧であるため、圧力差から第3配管22から第4配管24に向かって冷媒は流れようとする。
ここで第1逆止弁51は、第4配管24から第3配管22への冷媒流れのみを許可する方向に接続されているため、冷媒流れは第1逆止弁51で堰き止められ、第4の流路には冷媒は流れない。すなわち、第2の流路と第4の流路が第2四方弁50で選択された場合においても、第2の流路と第4の流路には実際には冷媒は流れないため、通常の暖房運転そのものの冷媒流路となる。
次に、図1に示される空気調和機の除霜・暖房時の動作及び冷媒の流れを示す模式的に示す図3を参照しながら除霜・暖房時の動作を説明する。図中、実線矢印は暖房に供する冷媒の流れを示しており、破線矢印は除霜に供する冷媒の流れを示している。
上述した通常暖房運転中に室外熱交換器14に着霜し、着霜した霜が成長すると、室外熱交換器14の通風抵抗が増加して風量が減少し、室外熱交換器14内の蒸発温度が低下する。本実施の形態における冷凍サイクル装置を搭載した空気調和機には、図3に示されるように、室外熱交換器14の配管温度を検出する温度センサ44が設けられており、非着霜時に比べて、蒸発温度が低下したことを温度センサ44で検出すると、制御装置から通常暖房運転から除霜・暖房運転への指示が出力される。
通常暖房運転から除霜・暖房運転に移行すると、第2四方弁50は、第1の流路と第3の流路に切り替えるよう制御される(図3の第2四方弁50上に実線で記載)。
上述した通常暖房運転時の冷媒の流れに加え、第1の流路においては、圧縮機6の吐出口6aから出た気相冷媒の一部は、第5配管55と第2四方弁50を通り、第8配管56と第1逆止弁51とを経由して、第3配管22を通る冷媒に合流して、室外熱交換器14を加熱し、凝縮して液相化した後、第4配管24を通って第1四方弁8とアキュームレータ26を介して圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
また、第4の流路においては、第2配管20における室内熱交換器16とストレーナ10の間で分流した液相冷媒の一部は、第6配管38と第2逆止弁52を経て、蓄熱熱交換器34で蓄熱材36から吸熱し蒸発、気相化して、第7配管57を通って、第2四方弁50を経由した後、第9配管58を経て、第4配管24を通る冷媒に合流し、アキュームレ
ータ26から圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
アキュームレータ26に戻る冷媒には、室外熱交換器14から戻ってくる液相冷媒が含まれているが、これに蓄熱熱交換器34から戻ってくる高温の気相冷媒を混合することで、液相冷媒の蒸発が促され、アキュームレータ26を通過して液相冷媒が圧縮機6に戻ることがなくなり、圧縮機6の信頼性の向上を図ることができる。
除霜・暖房開始時に霜の付着により氷点下となった室外熱交換器14の温度は、圧縮機6の吐出口6aから出た気相冷媒によって加熱されて、零度付近で霜が融解し、霜の融解が終わると、室外熱交換器14の温度は再び上昇し始める。この室外熱交換器14の温度上昇を温度センサ44で検出すると、除霜が完了したと判断し、制御装置から除霜・暖房運転から通常暖房運転への指示が出力される。
なお、本実施の形態では、ストレーナ10を、第2配管20における第6配管38との分流部分と膨張弁12の間に配置したが、第2配管20における室内熱交換器16と第6配管38との分流部分の間に配置しても、膨張弁12への異物侵入を防止するという機能を保持することができる。
ただし、ストレーナ10には圧力損失があるため、第2四方弁50を制御し除霜運転に切り替えた際の冷媒の流れを考慮すると、前者の配置にした方が、第2配管20における第6配管38との分流部分において、冷媒が第6配管38側に流れやすくなり、第6配管38から蓄熱熱交換器34を通って第7配管57からさらに第2四方弁50を経由して、第9配管58に至るバイパス配管系の循環量が増加する。
その結果、蓄熱材36の温度が高く蓄熱熱交換器34の熱交換能力が非常に大きい場合においても、蓄熱熱交換器34の循環量が多いため、蓄熱熱交換器34の後半部で過熱度が高くなって熱交換できなくなる現象が起こりにくくなり、蓄熱熱交換器34の熱交換量が十分発揮されて、除霜能力も十分に発揮されるという利点がある。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、液相冷媒の圧縮機への戻りを極力低減することにより圧縮機の信頼性及び流路切換の信頼性を低コストでより向上した形で提供することができるので、空気調和機、冷蔵庫、給湯器、ヒートポンプ式洗濯機等に広く有用である。
2 室外機
4 室内機
6 圧縮機
8 第1四方弁
10 ストレーナ
12 膨張弁
14 室外熱交換器
16 室内熱交換器
18 第1配管
20 第2配管
22 第3配管
24 第4配管
26 アキュームレータ
32 蓄熱槽
34 蓄熱熱交換器
36 蓄熱材
38 第6配管
44 温度センサ
50 第2四方弁
51 第1逆止弁
52 第2逆止弁
55 第5配管
56 第8配管
57 第7配管
58 第9配管

Claims (1)

  1. 圧縮機と、該圧縮機に接続された室内熱交換器と、該室内熱交換器と接続された膨張弁と、該膨張弁と接続された室外熱交換器と、冷房運転と暖房運転で冷媒流路を切り替える第1四方弁を備え、前記室外熱交換器と前記圧縮機とが接続された冷凍サイクル装置であって、前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器とを有し、前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒とが合流して前記圧縮機の吸入側に導かれる構成となっており、前記圧縮機と前記室内熱交換器が第1配管を介して接続され、前記室内熱交換器と前記膨張弁が第2配管を介して接続され、前記該膨張弁と前記室外熱交換器が第3配管を介して接続され、前記室外熱交換器と前記圧縮機が第4配管を介して接続され、前記圧縮機と前記第3配管とが、第5配管と第2四方弁と第8配管および前記第8配管から前記第3配管へ向かう流れのみを可能とした第1逆止弁を介して接続され、前記第2配管と前記蓄熱熱交換器とが、前記第2配管から前記蓄熱熱交換器へ向かう流れのみを可能とした第2逆止弁と第6配管で接続され、前記蓄熱熱交換器と前記第4配管とが、第7配管と前記第2四方弁、および第9配管を介して接続され、前記第2四方弁は、前記第5配管と前記第8配管とを接続し、かつ前記第7配管と前記第9配管とを接続する流路から、前記第5配管と前記第7配管とを接続し、かつ前記第8配管と前記第9配管とを接続する流路に切り替えることを特徴とする冷凍サイクル装置。
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