JP5947663B2 - 橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法およびスリップ防止構造体 - Google Patents
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Description
また、高速道路の合流部のように、橋軸方向に長い連結部には、金属製の伸縮装置が設置されている。
このように、道路橋梁の継ぎ目に設置される橋梁用伸縮装置は、アルミ合金、鋼材、及び鋳物等の金属から成り立っており、車両通行時の橋梁用伸縮装置の摩耗等によって表面が平滑化し、特に湿潤状態において滑り抵抗値が低下し、スリップしやすくなるという問題点があった。
しかしながら、この樹脂系滑り止め舗装材料は、道路表面に塗布した後、骨材を散布する道路の施工方法に使用するものであって、特許文献1には、橋梁用伸縮装置のスリップを防止することについて、また、そのために、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂を使用することについては全く記載されていない。
しかしながら、このスリップ防止対策は、反応硬化性のマトリックス樹脂を、路面を構成する敷設基盤に塗布し、その上に摩擦素子粒子を散布し、散布した摩擦素子粒子に転圧をかけ、マトリックス樹脂に摩擦素子粒子を圧着圧入し、マトリックス樹脂を硬化させたスリップ防止材であって、特許文献2には、反応硬化型アクリル樹脂と骨材とを混合した樹脂モルタルを使用することについては全く記載されていない。
しかしながら、特許文献3には、接着剤組成物と骨材とを配合した樹脂モルタルを金属製の部材の表面に塗布すること、それをスリップ防止対策にすることについては全く記載されていない。
(1)橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂をプライマーとして、20〜500g/m2塗布した後、反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材を混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなる橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法である。
(2)橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材を混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなる橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法である。
(3)前記リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂が、(イ)単官能(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレート、(ロ)重合開始剤、(ハ)分解促進剤、及び(ニ)リン酸(メタ)アクリレートを含有する前記(1)又は(2)の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法である。
(4)前記リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂が、(イ)単官能(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレートの少なくとも一方が、1分子中にカルボニル基と隣接しないエチレン性不飽和二重結合を有する(メタ)アクリレート、(ロ)重合開始剤としてクメンハイドロパーオキサイド、(ハ)分解促進剤として有機金属塩、(ニ)リン酸(メタ)アクリレート、及び(ホ)イミダゾール誘導体化合物を含有する前記(3)の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法である。
(5)前記反応硬化型アクリル樹脂が、(イ)単官能(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレート、(ロ)重合開始剤、及び(ハ)分解促進剤を含有する前記(1)の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法である。
(6)前記モース硬度8以上の無機質材料が、平均粒径50〜1,200μmのアルミナを主成分とする粒子であり、前記モース硬度7以下の無機粉体が、平均粒径30μm以下で、前記モース硬度8以上の無機質材料100質量部に対して、0.2〜30質量部である前記(1)〜(5)のうちの1の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法である。
(7)前記樹脂モルタルが硬化し、橋梁用伸縮装置に固着後に、前記樹脂モルタル表面に前記無機粉体を散布し、前記樹脂モルタルの表面未硬化成分と前記無機粉体を一緒に除去する前記(1)〜(6)のうちの1の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法である。
(8)橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂を、プライマーとして20〜500g/m2塗布した後、反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材を混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなる橋梁用伸縮装置のスリップ防止構造体。
(9)橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材を混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなる橋梁用伸縮装置のスリップ防止構造体。
なお、本発明における部や%は、特に断らない限り質量規準で示す。
特に、本発明では、金属との接着性の面から、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂を使用する。
ここで、単官能(メタ)アクリレートとは、1分子中に(メタ)アクリロイル基を1個有する化合物をいう。また、多官能(メタ)アクリレートとは、1分子中に(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物をいう。
1分子中にカルボニル基と隣接しないエチレン性不飽和二重結合を有する単官能(メタ)アクリレートを用いることにより、樹脂モルタル中の樹脂と骨材の密着力が向上し、走行耐久性やスリップ防止性能を長期に亘って発揮することができる。
具体的には、両末端メタクリル変性液状ポリブタジエンとしては「TE−2000」(日本曹達社製)が、両末端アクリル変性液状ポリアクリロニトリルブタジエンとしては「HycarVTBNX」(宇部興産社製)が、両末端アクリル変性液状ポリブタジエンとしては「BAC−45」(大阪有機社製)、「TEA−1000」(日本曹達社製)が挙げられる。
1分子中にカルボニル基と隣接しないエチレン性不飽和二重結合を有する多官能(メタ)アクリレートを用いることにより、樹脂モルタル中の樹脂と骨材の密着力が向上し、走行耐久性やスリップ防止性能を長期に亘って発揮することができる。
1分子中にカルボニル基と隣接しないエチレン性不飽和二重結合を有する単官能(メタ)アクリレートの含有割合は、全単官能(メタ)アクリレート100部中、50部以上が好ましい。
1分子中にカルボニル基と隣接しないエチレン性不飽和二重結合を有する多官能(メタ)アクリレートの含有割合は、全多官能(メタ)アクリレート100部中、50部以上が好ましい。
骨材中のモース硬度7以下の無機粉体の配合量は、施工時の塗布の作業性の面から、モース硬度8以上の無機質材料100部に対して、0.3〜25部が好ましい。
まず、スリップ防止箇所の橋梁用伸縮装置の表面を研磨する。研磨方法は、橋梁用伸縮装置の表面が平滑となれば、その方法は限定されるものではなく、サンドブラストすることが可能である。
このサンドブラストとは、一種の研磨加工であり、橋梁用伸縮装置が新品である場合には、錆止め用の樹脂系被膜を除去するとともに、プライマーや樹脂モルタルの接着性を良くするように橋梁用伸縮装置の上面に微細な傷をつけるものであり、橋梁用伸縮装置が使用済みである場合には、橋梁用伸縮装置の上面に付着している錆、汚れ、油脂類、泥土、アスファルト片、その他異物等を除去するとともに次工程におけるプライマーの接着性を良くするように橋梁用伸縮装置の上面に微細な傷をつけるものである。
本発明で用いる樹脂モルタルの塗布量は、0.5〜10kg/m2であり、1〜5kg/m2が好ましい。0.5kg/m2未満では滑り抵抗性能の耐久性が劣り、10kg/m2を超えると施工性も悪くなり、また既設のアスファルト舗装との段差が大きくなる欠点を生じる。
樹脂モルタルの表面未硬化成分と散布した無機粉体とを一緒に除去する方法は特に限定されるものではなく、例えば、プラスチック製ワイヤーブラシを用いることが可能である。
表1に樹脂配合を、表2に骨材配合を示す。
表1、表2に示す配合を用いて、表3に示すように、プライマー、樹脂モルタルを調製し、塗布し、付着耐久性と滑り抵抗性能(BPN値)を評価した。結果を表3に併記する。
(イ)−1成分:イソボニルメタクリレート
(イ)−2成分:2−ヒドロキシエチルメタクリレート
(イ)−3成分:ジシクロペンテニロキシエチルメタクリレート
(イ)−4成分:エポキシアクリレート、市販品、ビスフェノールAジグリシジルエーテルのアクリル酸付加物
(イ)−5成分:両末端メタクリル変性液状ポリブタジエン、市販品
(ロ)成分:クメンハイドロパーオキサイド
(ハ)−1成分:ベンゾイルチオ尿素
(ハ)−2成分:オクチル酸コバルト、金属含有量8%
(ニ)成分:アシッドホスホオキシエチルメタクリレート
(ホ)成分:2−メチルイミダゾール
無機質材料a:モース硬度8以上、コランダム、平均粒径1,095μm
無機質材料b:モース硬度8以上、コランダム、平均粒径385μm
無機質材料c:モース硬度8以上、コランダム、平均粒径65μm
無機粉体d:モース硬度7以下、珪砂、平均粒径1,000μm
無機粉体e:モース硬度7以下、珪砂、平均粒径100μm
無機粉体f:モース硬度7以下、炭酸カルシウム、平均粒径80μm
無機粉体g:モース硬度7以下、シリカ粉、平均粒径30μm
1.付着耐久性試験
300×300×5mmのSS400鋼板をサンドブラスト処理した後、所定の方法でプライマーと樹脂モルタルを塗布し、樹脂モルタルの24時間硬化養生後に、樹脂モルタル層を40×40mmの面積で鋼板に達する深さ5mmまで、切り込みをいれて付着耐久性の試験体とした。
付着力は、40×40mmの鋼製測定治具を、樹脂モルタル面に接着して、建研式付着力測定装置を用いて樹脂モルタルの接着最大強度を測定し、接着面積で除して求めた。
付着力(N/mm2)=接着最大強度(N)÷接着面積(mm2)
初期値 :樹脂モルタルの塗布後1日の付着力
負荷条件後:(23℃水中浸漬18時間→−30℃気中放置3時間→60℃気中放置3時間)を1サイクルとして、30サイクルまで実施した後の付着力
保持率 :付着耐久性の保持率は、下式によって算出した。
保持率(%)=負荷30サイクル後の付着力(N/mm2)÷初期付着力(N/mm2)×100
2.滑り抵抗性能評価試験
300×300×5mmのSS400鋼板をサンドブラスト処理した後、所定の方法でプライマーと樹脂モルタルを塗布し、樹脂モルタル24時間硬化養生後に滑り抵抗性能評価の試験体とした。
滑り抵抗性能の測定は、舗装試験法便覧、日本道路協会、6-5舗装路面のすべり抵抗の測定方法に準じ、英国式振り子抵抗測定器(BPN測定器)を用いて滑り抵抗性能評価試験体のBPN滑り抵抗(BPN値)を測定した。測定は、試験体の表面に水を散布し、測定器の振り子の先のゴムスライダーを所定の位置から振り下ろし、スライダーと試験体表面間の摩擦による減衰を目盛りによって、読み取るもので、測定値の単位はBPN(British Pundulumu Number)である。
摩耗負荷条件:滑り抵抗性能評価の試験体を、ワイヤーブラシを装着したポリッシャー(空転時回転数180回転/分)を用いて180分間促進研磨し、摩耗負荷条件とした。
3.評価
付着耐久性試験においては、付着耐久性負荷30サイクル後の付着力5(N/mm2)以上、かつ、保持率80%以上を合格とし、滑り抵抗性能評価試験においては、乾燥条件と湿潤条件におけるBPN値60以上を合格とした。
ここで、乾燥条件とは試験体表面に水を散布しない状態を、また、湿潤条件とは試験体表面に水を散布した状態である。
高速道路の高架橋に敷設され供用されている鋼製の橋梁用伸縮装置(幅1m、長さ3.5m/1車線分)を用いて以下の手順で実験を行った(図1〜2参照)。
鋼製の橋梁用伸縮装置の表面をバキュームサンドブラスト処理した後、実験No.7と同様、プライマーとして樹脂配合3のプライマーを100g/m2塗布し、5分間養生後に実験No.7に示した配合の樹脂モルタルを、塗布量2.5kg/m2で籠手を用いて均一に塗布した。樹脂モルタルは、試験温度20℃、40分で硬化したが、表面のタックが残る状態であった。この表面タック上に7号珪砂を散布し、プラスチック製ワイヤーブラシを用いて、表面未硬化成分と7号珪砂とを除去することで表面タックは無くなり、直ちに道路開放可能な状態となった。
施工直後のBPN測定値は、乾燥条件で98、湿潤条件で82であった。また、施工後1年間の高速道路供用後の、同一場所のBPN測定値は乾燥条件で87、湿潤条件で78であり、充分な滑り抵抗性能を保持していることが確認された。
高速道路の高架橋に敷設され供用されている鋼製の橋梁用伸縮装置(幅1m、長さ3.5m/1車線分)を用いて以下の手順で実験を行った(図1〜2参照)。
鋼製の橋梁用伸縮装置の表面をバキュームサンドブラスト処理した後、実験No.8と同様、実験No.8に示した配合の樹脂モルタルを、塗布量2.5kg/m2で籠手を用いて均一に塗布した。樹脂モルタルは試験温度20℃、40分で硬化したが、表面のタックが残る状態であった。この表面タック上に7号珪砂を散布し、プラスチック製ワイヤーブラシを用いて、表面未硬化成分と7号珪砂を除去することで表面タックは無くなり、直ちに道路開放可能な状態となった。
施工直後のBPN測定値は、乾燥条件で92、湿潤条件で80であった。また、施工後1年間の高速道路供用後の、同一場所のBPN測定値は乾燥条件で84、湿潤条件で76であり、充分な滑り抵抗性能を保持していることが確認された。
高速道路の高架橋に敷設され供用されている鋼製の橋梁用伸縮装置(幅1m、長さ3.5m/1車線分)を用いて以下の手順で実験を行った(図1〜2参照)。
鋼製の橋梁用伸縮装置の表面をバキュームサンドブラスト処理した後、実験No.15の方法に基づいて、プライマーとして樹脂配合1を100g/m2塗布し、5分間養生後に実験No.15に示した配合の樹脂モルタルを、塗布量2.5kg/m2で籠手を用いて均一に塗布した。樹脂モルタルは試験温度20℃で40分硬化したが、表面のタックが残る状態であった。この表面タック上に7号珪砂を散布し、プラスチック製ワイヤーブラシを用いて7号珪砂を除去することで表面タックは無くなり、直ちに道路開放可能な状態となった。
施工直後のBPN測定値は、乾燥条件で90、湿潤条件で80であった。また、施工後1年間の高速道路供用後の、同一場所のBPN測定値は乾燥条件で75、湿潤条件で38であり、充分な滑り抵抗性能を保持していないことが確認された。
2 舗装
3 プライマー層(プライマーを塗布した場合)
4 樹脂モルタル層
Claims (9)
- 橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂をプライマーとして、20〜500g/m2塗布した後、反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材とを混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなることを特徴とする橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法。
- 橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材とを混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなることを特徴とする橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法。
- 前記リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂が、(イ)単官能(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレート、(ロ)重合開始剤、(ハ)分解促進剤、及び(ニ)リン酸(メタ)アクリレートを含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法。
- 前記リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂が、(イ)単官能(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレートの少なくとも一方が、1分子中にカルボニル基と隣接しないエチレン性不飽和二重結合を有する(メタ)アクリレート、(ロ)重合開始剤としてクメンハイドロパーオキサイド、(ハ)分解促進剤として有機金属塩、(ニ)リン酸(メタ)アクリレート、及び(ホ)イミダゾール誘導体化合物を含有することを特徴とする請求項3に記載の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法。
- 前記反応硬化型アクリル樹脂が、(イ)単官能(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレート、(ロ)重合開始剤、及び(ハ)分解促進剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法。
- 前記モース硬度8以上の無機質材料が、平均粒径50〜1,200μmのアルミナを主成分とする粒子であり、前記モース硬度7以下の無機粉体が、平均粒径30μm以下で、前記モース硬度8以上の無機質材料100質量部に対して、0.2〜30質量部であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法。
- 前記樹脂モルタルが硬化し橋梁用伸縮装置に固着後に、前記樹脂モルタル表面に前記無機粉体を散布し、前記樹脂モルタルの表面未硬化成分と前記無機粉体を一緒に除去することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の橋梁用伸縮装置のスリップ防止方法。
- 橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂をプライマーとして20〜500g/m2塗布した後、反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材を混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなることを特徴とする橋梁用伸縮装置のスリップ防止構造体。
- 橋梁用伸縮装置の表面に、リン酸(メタ)アクリレートを含有する反応硬化型アクリル樹脂と、モース硬度8以上の無機質材料とモース硬度7以下の無機粉体を含む骨材を混合してなる樹脂モルタルを0.5〜10kg/m2塗布し、硬化して表面層を形成してなることを特徴とする橋梁用伸縮装置のスリップ防止構造体。
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