JP5945785B2 - 車両用蓄電装置および電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用蓄電装置および電動車両に関する。
従来、動力用途の鉛電池などの二次電池の端子の電気的な接続には、電池の電極に設けられたスタッドボルトに丸型端子を通し、ナットで固定する方法が多く用いられている(例えば、特許文献1の図1を参照)。この構成では、ネジ締結を利用しているため、端子間の安定した接続が得られ、端子間の接触抵抗を小さくすることができる。
また、特許文献2には、バッテリーパックのコネクタを接続する構成において、カムプレートを用いて連結をロックする機構について開示されている。
また、特許文献3には、パワー素子の放熱板の取り付け構造において、フランジ付き円筒状絶縁ワッシャを使用した構成が開示されている。
特開2011−18537号公報 特開2012−38531号公報 実開平02−058394号公報
本出願人らは、電動車両において、走行用のモータに電力を供給する蓄電池を積み替え可能にすることを検討している。このような構成では、蓄電池とケーブル端子との着脱を容易にすることが求められる。
しかしながら、上記従来のネジ締結を利用した構成では、蓄電池を交換する際、ネジを締める作業が煩雑になるという課題がある。また、上記従来のネジ締結を利用した構成では、電極間の接触圧を適切に確保できるような工具を使用しなければならず、この点からも端子接続の作業が煩雑になるという課題がある。走行用モータの駆動電源となる蓄電池では、端子に大電流が流れるため、電極間の接触圧は特に適切に確保する必要がある。
本出願人らは、さらに、電動車両において、蓄電池を頻繁に交換する運用が行われる場合についても検討している。このような運用がなされる場合、端子着脱の耐久回数を多くすることが求められる。
交換の煩雑さを低減するには、着脱容易なコネクタを用いることが検討できる。しかしながら、特許文献2に示されるような一般的なコネクタは、電極を兼ねた板バネのバネ圧により端子の接触圧を得る構成が採用されている。このような構成では、電極が磨耗した場合に所望の接触圧が得られなくなることから、端子着脱の耐久回数を容易に多くできないという課題がある。また、めっき処理により磨耗しにくくする方法もあるが、コストが上がるという課題がある。
本発明の目的は、端子の接続を確実に且つ容易に行うことができ、端子着脱の耐久性の向上を図ることのできる車両用蓄電装置、並びに、このような車両用蓄電装置を備えた電動車両を提供することである。
本発明の一態様に係る車両用蓄電装置は、電気を蓄える蓄電池と、負荷側の接続端子が着脱可能な端子接続部と、を具備し、前記端子接続部は、桿体と、絶縁性を有し、前記桿体に通されたワッシャと、絶縁性を有し且つフランジを有し、前記桿体に通されたスリーブと、前記フランジと前記ワッシャとの間に配置され、前記蓄電池から電源系の電流が出力される出力端子と、前記フランジと前記ワッシャとの間に配置され、前記接続端子が前記端子に重なる状態で前記接続端子を挿入可能な挿抜部と、前記桿体と連結されたカムレバーと、前記桿体が固定される端子台と、前記桿体に対して軸方向に変位可能に取り付けられ、前記カムレバーの操作により変位する従動体と、を具備し、前記挿抜部に前記接続端子が挿入された場合に、前記出力端子と前記桿体との間および前記接続端子と前記桿体との間に前記スリーブが介在し、前記カムレバーが締められた場合に、前記従動体の変位により前記ワッシャを変位させ、前記フランジと前記ワッシャとの間に前記出力端子と前記接続端子とが挟まれて締結される構成を採る。
本発明の一態様に係る電動車両は、走行用のモータと、上記の車両用蓄電装置と、前記接続端子を介して前記車両用蓄電装置と電気的に接続されて、前記モータの動力源となる電流を前記車両用蓄電装置から導く電源ケーブルとを、具備する構成を採る。
本発明によれば、車両用蓄電装置と負荷側の接続端子との接続を確実に且つ容易に行うことができ、且つ、端子着脱の耐久性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態の車両用蓄電装置を示す斜視図 実施の形態の端子接続部を示す分解斜視図 実施の形態の端子接続部を示す部分断面図 実施の形態の端子接続部のカムレバーを緩めた状態を示す部分断面図 実施の形態の車両用蓄電装置に負荷側の接続端子を接続する手順を示す図 実施の形態の車両用蓄電装置を搭載した電動車両の一例を示す概念図 本発明の実施の形態の車両用蓄電装置の変形例を示す斜視図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の車両用蓄電装置を示す斜視図である。
本発明の実施の形態の車両用蓄電装置1は、電動車両100の走行用の駆動電源である(図6を参照)。車両用蓄電装置1は、図1に示すように、蓄電池11を内蔵した本体部10と、負荷側の接続端子51(図4を参照)が着脱される端子接続部20と、を備えている。本体部10には、車両用蓄電装置1を持ち上げるための取っ手12が設けられている。
蓄電池11は、特に制限されないが、リチウムイオン電池、または、ニッケル水素電池である。
端子接続部20は、陽極および陰極の2つの端子を接続する構成を有している。
図2は、実施の形態の端子接続部を示す分解斜視図である。図3および図4は、実施の形態の端子接続部を示す部分断面図である。図3はカムレバー22を締めた状態、図4はカムレバー22を緩めた状態を示している。図3および図4の部分断面図では、カムレバー22、従動体22b、ロッド23およびナット28、29の各部品は破断せずに示している。
端子接続部20は、図2に示すように、端子台21と、カムレバー22と、ロッド(桿体)23と、出力端子24aを有するバスバー24と、フランジ25aを有するスリーブ25と、ワッシャ26と、平ワッシャ27と、ナット28,29と、端子台カバー21Aと、挿抜検知端子31とを備えている。
端子台21は、端子接続部20の基部であり、本体部10に固定される。端子台21には、図2に示すように、貫通孔210と、凹状の保持枠211と、スライド面212とが設けられている。これらは、陽極端子用と陰極端子用との2組設けられている。貫通孔210には、特に制限されないが金属ブッシュ210a(図3)が埋め込まれている。
貫通孔210は、ロッド23を通す孔である。
保持枠211は、ナット28、平ワッシャ27、スリーブ25、出力端子24a、および、ワッシャ26等の各部品を保持する構成である。
スライド面212は、接続端子51の挿抜時に接続端子51を誘導する面である。
スリーブ25は、主に電極(出力端子24aおよび接続端子51)とロッド23との間の絶縁を確保するための部品であり、絶縁性を有する部材から構成される。また、スリーブ25は、電極(出力端子24aおよび接続端子51)と平ワッシャ27およびナット28との間を絶縁する役割も担う。スリーブ25は、円筒状のボデー部にフランジ25aが放射状に張り出した形態である。スリーブ25のフランジ25aは、ボデー部におけるワッシャ26の反対側に設けられている。
出力端子24aは、例えば円板の中央に貫通孔を有する丸型端子である。出力端子24aは、バスバー24の一端であり、バスバー24を介して蓄電池11の電極に電気的に接続されている。
ワッシャ26は、絶縁性を有する部材から構成される。ワッシャ26は、負荷側の接続端子51の接続時には、主にロッド23または従動体22bと接続端子51との間の絶縁を確保するための部品となる。また、ワッシャ26は、負荷側の接続端子51の未接続時には、主にロッド23または従動体22bと出力端子24aとの間の絶縁を確保するための部品となる。
ワッシャ26は、所定の厚みを有し、スリーブ25のフランジ25a側で、且つ、外周部に、傾斜面26a(例えばC面)が形成されている(図3)。傾斜面26aは、ワッシャ26の外周に近くなるほど、フランジ25aとの間隔が大きくなる向きに傾斜している。傾斜面26aは、負荷側の接続端子51を挿入する際の誘い込みのための形状である。ここで、ワッシャ26が回転しない構成であり(例えば円形状でなく四角形状など)、且つ、接続端子51が常に同一方向から差し込まれる構成である場合、傾斜面26aは、接続端子51が挿入される方向にのみあれば良い。ワッシャ26の厚みについては後に説明する。
ロッド23は、カムレバー22による締め付けに耐えるように剛性の高い部材(例えば金属)から構成される。ロッド23には、ナット28,29が螺合するネジS(図3)が切られている。
平ワッシャ27は、ナット28とフランジ25aとの間に介在して、フランジ25aの一面を保護し、且つ、カムレバー22の締付力を面方向に均一にする役割をなす。
カムレバー22は、ロッド23に回動可能に連結され、支点側にカム面22aを有している。カム面22aは、回動軸に対して偏心しており、従動体22bに接触している。従動体22bは、ロッド23に対して軸方向に変位可能に取り付けられている。この構成により、カムレバー22が倒れることで、カム面22aが従動体22bを押込み(図3)、カムレバー22が立ち上がることで、カム面22aの従動体22bの押込みが緩められる(図4)。
挿抜検知端子31は、負荷側の接続端子51の抜き差しを検知する端子である。挿抜検知端子31は、端子台21の所定部位に設置される。
端子台カバー21Aは、カムレバー22等を外部に露出させた状態で、端子台21の上面を覆うカバー部品である。端子台カバー21Aが固定されると、端子台21と端子台カバー21Aとの間には、負荷側の接続端子51が挿抜されるスリット213が形成される。
各部品は、次のように組み付けられている。
ロッド23には、従動体22bの側から、ワッシャ26、出力端子24a、スリーブ25、および、平ワッシャ27が通されて、ナット28が螺合されている。そして、ロッド23が端子台21の貫通孔210に通されてナット29により締結されている。
スリーブ25の円筒状のボデー部は、出力端子24aと、ワッシャ26とに通される。スリーブ25の先端は、負荷側の接続端子51が挿入されているときに、ワッシャ26の途中の位置まで通される。
出力端子24aは、スリーブ25のフランジ25aとワッシャ26との間に配置される。さらに、出力端子24aとロッド23との間にはスリーブ25が介在する。
負荷側の接続端子51は、外部から出力端子24aとワッシャ26との間に挿抜される。この出力端子24aとワッシャ26との間が挿抜部に相当する。接続端子51の挿抜部は、スリーブ25のフランジ25aとワッシャ26との間で、且つ、出力端子24aと重なり合う配置とされる。挿抜部に挿入された接続端子51とロッド23との間には、スリーブ25が介在する。
これらの構成により、ロッド23は、電池電圧が印加される出力端子24aおよび接続端子51から絶縁される。スリーブ25のフランジ25aにより、ロッド23および端子24a,51間の絶縁距離は、空間距離および沿面距離ともに十分に確保することができる。また、スリーブ25をワッシャ26に通すことにより、ワッシャ26側においても、ロッド23と端子24a,51との間の沿面距離を長くして、絶縁距離をより十分に確保することができる。
なお、平ワッシャ27が金属である場合、平ワッシャ27とロッド23とが接触していることから、出力端子24aおよび平ワッシャ27間の絶縁距離も大きくする必要がある。この実施の形態では、スリーブ25のフランジ25aが厚く構成されていることで、出力端子24aおよび平ワッシャ27間の絶縁距離が十分に確保できている。さらに、スリーブ25のフランジ25aにリブを設けることにより、出力端子24aおよび平ワッシャ27間の空間距離をさらに広げて、出力端子24aおよび平ワッシャ27間の絶縁距離をより大きく確保してもよい。
ナット28,29によるロッド23の締結は、貫通孔210の金属ブッシュ210aを介して強固に行われる。ナット28,29の締結位置は調整可能であり、これにより、ナット28から従動体22bまでの間隔を調整することができる。
ナット28,29の締結位置の最適な調整は、一例として、次のように実現できる。すなわち、作業者は、ロッド23を端子台21に通す前に、実際に使用される接続端子51、或いは、接続端子51の厚みを模擬した治具を、出力端子24aと重ねて、スリーブ25のフランジ25aとワッシャ26との間に挟み、カムレバー22を倒す。次いで、作業者は、この状態で、必要な軸力が生じる締付トルクでナット28を締め付ける。その後、作業者は、この状態のまま、ロッド23等を端子台21に通してナット29を締め付け、これらを端子台21に固定する。このような締結法により、作業者は、スリーブ25のフランジ25aおよびワッシャ26間に適切なクリアランスが生じるように設定することができる。すなわち、カムレバー22を倒したときに、所定の圧力で接続端子51と出力端子24aとが押圧されるようなクリアランスが生じるように、設定することができる。
端子台カバー21Aは、カムレバー22と従動体22bとを外部に露出させた状態で、端子台21の上面に固定される。端子台カバー21Aにより、バスバー24、出力端子24a、および、挿抜検知端子31は、外部に露出しないように覆われる。
[ワッシャの厚みとカムレバーの押込み量との関係]
図3および図4に示すように、カムレバー22を操作することで、従動体22bを所定の押込み量L1で押し込むことができる。
ワッシャ26は、カムレバー22による押込み量L1より大きな厚みを有する。
スリーブ25は、少なくとも接続端子51が挿入された状態で、スリーブ25の先端がワッシャ26の穴の途中に位置するように通されている。
このような構成により、カムレバー22が操作されて従動体22bが変位しても、スリーブ25がワッシャ26から完全に抜けることなく、且つ、ワッシャ26からスリーブ25の先端がはみ出ることなく、ワッシャ26を変位させることができる。そして、このような従動体22bおよびワッシャ26の変位により、出力端子24aおよび接続端子51を強固に挟み込んで両者を締結させることが可能となり、さらに、この締結を緩めて接続端子51を挿抜することが可能となる。
[端子接続手順]
図5(A)〜図5(C)は、実施の形態の車両用蓄電装置に負荷側の接続端子を接続する手順を示す図である。
ここでは、負荷側の接続端子51を車両用蓄電装置1に接続する手順を説明する。
接続端子51は、陽極端子と陰極端子と2つあり、それぞれ2つのケーブル52に接続されている。接続端子51は、先端がU字状に開放された先開端子である。特に制限されないが、2つの接続端子51は、所定間隔を開けて並んだ状態でブラケット50に固定されている。ブラケット50には、さらに挿抜検知用端子55が固定されている。
挿抜検知用端子55は、ブラケット50を逆さにしたときに、位置が変化するような配置に設けられている。このような構成とすることで、ブラケット50に固定された2つの接続端子51を車両用蓄電装置1に接続する際、接続端子51の正極と負極とを間違えて接続してしまうことが防止されるようになっている。なお、挿抜検知を行わない場合には、正極と負極とが間違えて接続されないように、ブラケット50に同様の突起構造を設け、端子台21にこの突起を受ける構造を設けるとよい。
端子接続工程においては、先ず、図5(A)に示すように、作業者は、カムレバー22を立てて、カムレバー22による締め付けを緩める。
図3と図4との比較から分かるように、カムレバー22を立てると(図4)、カム面22aの従動体22bへの押し付けが開放されて、従動体22bとナット28との間隔が広くなる。
次に、図5(B)に示すように、作業者は、接続端子51をスリット213に通して、接続端子51を出力端子24aとワッシャ26との間に挿入する。出力端子24aとワッシャ26との間隔が狭くなっていても、ワッシャ26の傾斜面26aによる誘導により、この間隔を広げて接続端子51を挿入することができる。カムレバー22の操作により従動体22bとナット28との間隔が広くされていることで、この挿入が可能となる。
ブラケット50により、2つの接続端子51は2つのスリット213へ同時に挿入できる。このとき、ブラケット50側の挿抜検知用端子55は、スリット214を介して端子接続部20の挿抜検知端子31に接続され、接続端子51の挿抜を電気信号で伝えることが可能となる。
続いて、図5(C)に示すように、作業者は、カムレバー22を倒す。これにより、カム面22aが従動体22bを押し付けて、出力端子24aと接続端子51とが大きな圧力で締結される。
カムレバー22は、接続端子51のブラケット50が接続される方向に倒れる構成であり、カムレバー22が倒れたときにカムレバー22はブラケット50から大きくはみ出さない。この構成により、車両用蓄電装置1を設置するスペースが小さくても、カムレバー22が邪魔になることがない。
[車両の構成]
図6は、実施の形態の車両用蓄電装置を搭載した電動車両の一例を示す概念図である。
実施の形態の電動車両100は、走行用のモータ110と、車両用蓄電装置1と、電源ケーブル108とを備える。また、電動車両100は、インバータ109と、電池搭載スペース105とを備える。
電池搭載スペース105は、例えばシートの下方に設けられ、シートを動かすことで、スペース上方が外部に露出して車両用蓄電装置1を積み替えることが可能になっている。
電源ケーブル108は、接続端子51およびケーブル52を介して、車両用蓄電装置1に電気的に接続して、モータ110の駆動電源となる電流をインバータ109へ導く。
インバータ109は、モータ110へ駆動電流を出力してモータを駆動する。
以上のように、本実施の形態の車両用蓄電池装置1によれば、出力端子24aと負荷側の接続端子51との接続は、カムレバー22により両者を大きな圧力で挟み込むことで遂行される。よって、端子間の接触抵抗を小さくして、端子部分に大きな電流を流すことができる。
また、端子の挟み込みを強く行えるようにするために、カムレバー22およびロッド23を金属から構成した場合、これらを出力端子24aおよび接続端子51から絶縁する必要が生じる。本実施の形態では、フランジ25aを有するスリーブ25、および、ワッシャ26により、これらの絶縁を十分に行うことができる。
また、接続端子51の挿抜は、カムレバー22により接続端子51と出力端子24aとの締め付けが開放された状態で行うことができる。よって、挿抜時に端子同士が強く擦れ合うことがなく、また、板バネのように端子が曲げられることもない。よって、端子の磨耗が生じ難く、端子挿抜の耐久性を向上することができる。
また、ワッシャ26が一定の厚みを有し、スリーブ25の先端がワッシャ26の途中に位置する構成により、ロッド23および端子間の絶縁性を十分に確保した上で、カムレバー22の押込み量を十分に確保することが可能となる。これにより、接続端子51の挿抜時におけるカムレバー22の緩み量も十分に確保でき、端子挿抜の耐久回数を大幅に上昇させることができる。
[変形例]
図7は、本発明の実施の形態の車両用蓄電池装置の変形例を示す斜視図である。
この変形例は、陽極端子の接続部を押圧するためのカムレバー部22Aaと、陰極端子の接続部を押圧するためのカムレバー部22Abとを、互いに結合させて、一体的なカムレバー22Aとした構成である。他の構成要素は、図1の実施の形態と同様である。図7では、レバーの先端部分が結合された構成を示しているが、結合部位は、レバーの中程、根本近傍、これらの組み合わせ、或いは、レバーの全域など、変更可能である。
この構成によれば、一回のカムレバー操作により、陽極と陰極との2つの端子接続部の締め付けまたは開放を同時に行うことができる。
また、この構成によれば、カムレバー22Aに、ロッド23の軸を中心とした回転方向に大きな力が加えられた場合でも、ロッド23の回転を抑制できるという効果が得られる。ロッド23が軸を中心とした回転方向に回転してしまうと、ナット28,29による締付力が変化してしまう可能性が生じるが、本変形例によれば、このような可能性をほぼ完全に排除することができる。
なお、図1の構成においても、例えば、ロッド23またはカムレバー22と、端子台21とに、ロッド23の軸を中心とした回転を抑止する係止部(一方に凸状突起と、他方に凹状溝など)を設けて、回転が抑止されるように構成してもよい。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、カムレバーは従動体を有する構成としたが、従動体を省略し、カムレバーのカム面がワッシャを直接に押す構成としてもよい。また、ワッシャ26は、一体の構成とせず、複数のワッシャを積み重ねた構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、陰極と陽極の2組の端子に対応させて2つのカムレバーを有する構成としたが、1つのカムレバーにより2組の端子を接続する構成としてもよい。
本発明は、電動車両、および、電動車両に搭載される車両用蓄電装置に利用可能である。
1 車両用蓄電装置
10 本体部
11 蓄電池
20 端子接続部
21 端子台
22,22A カムレバー
23 ロッド(桿体)
24a 出力端子
25 スリーブ
25a フランジ
26 ワッシャ
26a 傾斜面
50 ブラケット
51 接続端子
L1 押込み量
100 車両
105 電池搭載スペース
108 電源ケーブル
110 モータ

Claims (8)

  1. 電気を蓄える蓄電池と、
    負荷側の接続端子が挿抜可能な端子接続部と、
    を具備し、
    前記端子接続部は、
    桿体と、
    絶縁性を有し、前記桿体に通されたワッシャと、
    絶縁性を有し且つフランジを有し、前記桿体に通されたスリーブと、
    前記フランジと前記ワッシャとの間に配置され、前記蓄電池から電源系の電流が出力される出力端子と、
    前記フランジと前記ワッシャとの間に配置され、前記接続端子を挿抜可能な挿抜部と、
    前記桿体と連結されたカムレバーと、
    前記桿体が固定される端子台と、
    前記桿体に対して軸方向に変位可能に取り付けられ、前記カムレバーの操作により変位する従動体と、
    を具備し、
    前記挿抜部に前記接続端子が挿入された場合に、前記出力端子と前記桿体との間および前記接続端子と前記桿体との間に前記スリーブが介在し、
    前記カムレバーが締められた場合に、前記従動体の変位により前記ワッシャを変位させ、前記フランジと前記ワッシャとの間に前記出力端子と前記接続端子とが挟まれて締結される、
    車両用蓄電装置。
  2. 前記ワッシャは、前記カムレバーのカムの押込み量より大きな厚みを有し、
    前記スリーブは、前記接続端子が前記挿抜部へ挿入された状態で、前記ワッシャの途中まで通され、
    前記接続端子が前記挿抜部へ挿入されて前記カムレバーが緩められた状態から締められた状態へ変化する間、前記スリーブの先端は、前記ワッシャの穴の中で変位して、前記ワッシャの穴からはみ出さない、
    請求項1記載の車両用蓄電装置。
  3. 前記ワッシャの前記フランジに対向する側には、外周に近づくほど前記フランジとの間隔が大きくなる傾斜面を有する、
    請求項1記載の車両用蓄電装置。
  4. 前記出力端子は、車両走行用のモータの動力源となる電流を出力する端子である、
    請求項1記載の車両用蓄電装置。
  5. 走行用のモータと、
    請求項1記載の車両用蓄電装置と、
    前記接続端子を介して前記車両用蓄電装置と電気的に接続されて、前記モータの動力源となる電流を前記車両用蓄電装置から導く電源ケーブルとを、
    を具備する電動車両。
  6. 前記車両用蓄電装置は積み替え可能な構成である、
    請求項5記載の電動車両。
  7. 前記ワッシャは、前記カムレバーのカムの押込み量より大きな厚みを有し、
    前記スリーブは、前記接続端子が前記挿抜部へ挿入された状態で、前記ワッシャの途中まで通され、
    前記接続端子が前記挿抜部へ挿入されて前記カムレバーが緩められた状態から締められた状態へ変化する間、前記スリーブの先端は、前記ワッシャの穴の中で変位して、前記ワッシャの穴からはみ出さない、
    請求項5記載の電動車両。
  8. 前記ワッシャの前記フランジに対向する側には、外周に近づくほど前記フランジとの間隔が大きくなる傾斜面を有する、
    請求項5記載の電動車両。
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