JP5945635B2 - 処置デバイス及び処置システム - Google Patents

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Description

この発明は、熱エネルギを利用して生体組織の処置対象を処置する処置デバイス及び処置システムに関する。
様々な手術において、生体組織同士を接合する接合技術が求められている。組織同士を接合する接合技術として、例えば外科的縫合技術や、機械的吻合技術がある。更に、国際公開第2011/083027号に開示されているように、熱エネルギ(高周波エネルギ)を用いて処置対象の組織を接合する処置具が知られている。国際公開第2011/083027号に開示されている処置具は、組織同士を接合する際、外科的縫合技術や、機械的吻合技術による生体組織同士の接合に比べて、より早期に強い接合力を得ることができる。
外科的処置の侵襲を低減するため、内視鏡下手術が広く行われている。しかしながら、例えば国際公開第2011/083027号に開示された処置具は互いに対向する高周波電極をそれぞれ有している。このような高周波電極を内視鏡のチャンネルに挿通させることは難しい。このため、組織同士を接合する際、低侵襲でより早期に強い接合力を得ることができる処置デバイスが望まれている。
この発明は、低侵襲状態を維持しつつ、簡単な手技で組織同士を接合可能な処置デバイス及び処置システムを提供することを目的とする。
この発明の一態様に係る処置デバイスは、略真っ直ぐの状態とコイル体を形成することで処置対象を挟持することが可能なコイル状態との間を変形可能な挟持部を有する線状部材と、前記コイル状態に変形された状態で、前記コイル体のうちの先端側に配設される第1エネルギ放出部と、前記コイル状態に変形された状態で、前記第1エネルギ放出部に対して離間して前記コイル体のうちの基端側に配設され前記第1エネルギ放出部とともに前記処置対象にエネルギを付加する第2エネルギ放出部とを有する。
この発明によれば、低侵襲状態を維持しつつ、簡単な手技で組織同士を接合可能な処置デバイス及び処置システムを提供することができる。
図1は第1から第3実施形態に係る処置システムを示す概略図である。 図2は第1実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部(コイル部)を示すとともに、組織挟持部の中心軸に沿って互いに対向するエネルギ放出体間にエネルギが放出される様子を示す概略的な斜視図である。 図3は第1から第3実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部及びプッシャ部をアプリケータに収容した状態を示す概略的な縦断面図である。 図4は第1から第3実施形態に係る処置システムの処置デバイスのアプリケータの穿刺部で生体組織を穿刺して貫通させた後、線状部材の組織挟持部の先端側コイル体をアプリケータの先端に対して突出させてコイル状態(組織挟持状態)に変形させた状態を示す概略的な縦断面図である。 図5は第1から第3実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部の先端側コイル体をコイル状態に変形させた後、アプリケータの穿刺部を引き抜いた状態を示す概略的な縦断面図である。 図6は第1から第3実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部の基端側コイル体をアプリケータの先端に対して突出させてコイル状態に変形させた状態を示す概略的な縦断面図である。 図7は第1から第3実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部の先端側コイル及び基端側コイルの間に処置対象の組織を挟持させた状態で、放出体間に適宜にエネルギを供給して組織同士を接合した後、線状部材を切断等して、アプリケータを除去した状態を示す概略的な縦断面図である。 図8は第1実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部を示すとともに、組織挟持部の中心軸に交差するように対向するエネルギ放出体間にエネルギが放出される様子を示す概略的な斜視図である。 図9は第1から第3実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部の先端側コイル及び基端側コイルの間に処置対象の組織を挟持させた状態で、放出体間に適宜にエネルギを供給して組織同士を接合しつつ孔を形成した後、線状部材を切断等して、アプリケータを除去した状態を示す概略的な縦断面図である。 図10は第2実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部に配設された、それぞれ複数の第1及び第2エネルギ放出体の配置状態を示す模式図である。 図11は第3実施形態に係る処置システムの処置デバイスの線状部材の組織挟持部に配設された、それぞれ複数の第1及び第2エネルギ放出体の配置状態を示す模式図である。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための形態について説明する。
第1実施形態について、図1から図9を用いて説明する。
図1に示す、この実施形態に係る生体組織処置システム10は、図示しない内視鏡とともに用いられることが好適である。処置システム10は、生体組織処置デバイス12と、処置デバイス12の後述する第1及び第2エネルギ放出部24,26に適宜のエネルギを供給するように制御するコントローラ(エネルギ源)14とを有する。コントローラ14には例えばフットスイッチ16が接続されている。フットスイッチ16は第1及び第2ペダル16a,16bを有する。第1ペダル16aを操作したとき、一例として、後述するが、第1組織L1及び第2組織L2を接合する接合モード(第1モード)の処置を行う。第2ペダル16bを操作したとき、一例として、後述するが、第1組織L1及び第2組織L2に孔を形成する孔形成モード(第2モード)の処置を行う。なお、フットスイッチ16とともに、又は、フットスイッチ16に代えて、ハンドスイッチが用いられることも好適である。また、後述するアプリケータ28に、第1及び第2ペダル16a,16bに相当する押圧スイッチ等が配置されることも好適である。
この実施形態に係る処置デバイス12は、使い捨て型として形成される。なお、後述するアプリケータ28は洗滌、消毒、滅菌を経て再利用するようにしても良い。
処置デバイス12は、線状部材22と、第1及び第2エネルギ放出部24,26とを有する。処置デバイス12は、線状部材22、第1及び第2エネルギ放出部24,26を処置対象に案内するアプリケータ(案内具)28を有する。処置デバイス12の線状部材22、第1及び第2エネルギ放出部24,26及びアプリケータ28は、図示しない内視鏡のチャンネルに挿通して用いられることが可能であり、かつ、後述するが、チャンネルに挿通して用いられることが好適である。なお、アプリケータ28は例えば電気絶縁性を有する樹脂材で形成されていることが好適である。
線状部材22は、例えばコイル状の組織挟持部32と、挟持部32をアプリケータ28の先端(後述する穿刺部84)に対して長手方向に沿って前方及び後方に移動可能なプッシャ部34とを有する。挟持部32及びプッシャ部34は一体的に形成されていることが好適である。なお、プッシャ部34は挟持部32と同一の素材で形成されていても良く、別の素材で形成されていても良い。
線状部材22の挟持部32は、略真っ直ぐの状態とバネ性を有するコイル状態などの組織挟持状態との間を変形可能で、組織挟持状態に変形された状態で処置対象を挟持することが可能である。挟持部32が例えばコイル状態などの組織挟持状態に癖付けられている場合、挟持部32は、その先端から基端まで、中心軸Cに沿って数センチメートル程度存在していれば良い。線状部材22が組織挟持状態に変形された状態では、アプリケータ28の後述する管状体82に入れることが難しいのはもちろん、内視鏡のチャンネルに入れることが難しい。アプリケータ28の管状体82及び内視鏡のチャンネルに線状部材22を入れる場合、略真っ直ぐの状態にして線状部材22を入れる。
線状部材22の挟持部32は、例えばニッケルチタン合金等の形状記憶合金材で形成されていることが好適である。線状部材22の挟持部32は、例えば熱を加えると略真っ直ぐの状態からバネ性を有するコイル状の組織挟持状態に変形される。形状記憶合金材製の線状部材22は、組成の調整により、例えば体温等、体腔内温度より低い温度(例えば常温)では略真っ直ぐの状態を維持し、体温で組織挟持状態に変形するように形成することができる。また、後述する放出体44a,44b,44c,44d,46a,46b,46c,46dとは別に線状部材22又はアプリケータ28の後述する穿刺部84等にヒータを配置して、ヒータから線状部材22に熱を付加して略真っ直ぐの状態から組織挟持状態に変形させるようにしても良い。もちろん、線状部材22として、弾性変形により略真っ直ぐの状態と組織挟持状態(コイル状態)との間を変形可能であることも好適である。
以下、一例として、線状部材22が形状記憶合金材で形成されているものとして説明する。
挟持部32は、先端側コイル体(第1コイル)32aと、先端側コイル体32aの基端側に配設された基端側コイル体(第2コイル)32bとを有する。線状部材22の挟持部32が略真っ直ぐの状態から組織挟持状態に変形された場合、先端側コイル体32aが組織挟持状態(コイル状態)の中心軸Cに沿って先端側にあり、基端側コイル体32bが先端側コイル体32aの基端側に隣接した位置に配置されている。挟持部32が組織挟持状態のとき、先端側コイル体32及び基端側コイル体32bは中心軸Cに対して同心状に配置されていることが好適である。
第1及び第2エネルギ放出部24,26は、それぞれ線状部材22の挟持部32に配設されている。具体的には、第1エネルギ放出部24は先端側コイル体32aに配設され、第2エネルギ放出部26は基端側コイル体32bに配設されている。このため、第1及び第2エネルギ放出部24,26は互いに離間している。
第1エネルギ放出部24は線状部材22の挟持部32が組織挟持状態に変形された状態で第2エネルギ放出部26に対向する。そして、第1エネルギ放出部24は第2エネルギ放出部26と協働して処置対象を挟持する位置に配設される。言い換えると、第2エネルギ放出部26は、線状部材22の挟持部32が組織挟持状態に変形された状態で、第1エネルギ放出部24と協働して処置対象を挟持する位置に配設される。そして、第2エネルギ放出部26は第1エネルギ放出部24との間にエネルギを放出することにより処置対象を処置する。すなわち、第1及び第2エネルギ放出部24,26を通してこれらの間の処置対象にエネルギを放出することにより処置対象を処置することができる。
第1エネルギ放出部24は、複数(ここでは4つの例について説明する)のエネルギ放出体44a,44b,44c,44d(以下、主に符号44を付す)を有する。各放出体44は、挟持部32が略真っ直ぐの状態で線状部材22の長手方向Lに沿って離間している。言い換えると、各放出体44は、挟持部32の先端側コイル体32aが組織挟持状態(コイル状態)のとき巻き方向Lに沿って適宜の間隔に離間している。そして、各エネルギ放出体44は、互いに対して電気的に絶縁されている。各エネルギ放出体44としては例えば高周波電極やヒータ等を用いることができ、処置対象に熱エネルギを付加することができる。ここでは、エネルギ放出体44として高周波電極を用いる例について説明する。
第2エネルギ放出部26は、複数(ここでは4つの例について説明する)のエネルギ放出体46a,46b,46c,46d(以下、主に符号46を付す)を有する。各放出体46は、挟持部32が略真っ直ぐの状態で線状部材22の長手方向Lに沿って離間している。言い換えると、各放出体46は、挟持部32の基端側コイル体32bが組織挟持状態(コイル状態)のとき巻き方向Lに沿って適宜の間隔に離間している。そして、各エネルギ放出体46は、互いに対して電気的に絶縁されている。各エネルギ放出体46としては例えば高周波電極やヒータ等を用いることができ、処置対象に熱エネルギを付加することができる。ここでは、エネルギ放出体46として高周波電極を用いる例について説明する。
この実施形態では、線状部材22の挟持部32は形状記憶されている。このため、線状部材22が組織挟持状態のとき、第1及び第2エネルギ放出部24,26のうち、対向又は略対向する放出体44,46は決められている。図2に示すように、挟持部32が組織挟持状態のとき、放出体44a,46aが対向し、放出体44b,46bが対向し、放出体44c,46cが対向し、放出体44d,46dが対向する。特に、放出体44a,46a、放出体44b,46b、放出体44c,46c及び放出体44d,46dは、線状部材22が組織挟持状態に変形された状態で、組織挟持状態の中心軸Cに沿った位置に対向して配置される。そして、後述するが、組織L1,L2同士を接合する際、コントローラ14は後述する切替部74を制御して、第1エネルギ放出部24の複数の放出体44と、第2エネルギ放出部26の複数の放出体46との、より近位の放出体44,46間にエネルギE1を付加することができる。
また、放出体44,46は、線状部材22が組織挟持状態に変形された状態で、互いに対して組織挟持状態の中心軸Cに交差する状態(略交差する状態を含む)に対向して配置されていることが好ましい。図8に示すように、放出体44a,46cが中心軸Cに交差する位置に対向し、放出体44b,46dが中心軸Cに交差する位置に対向し、放出体44c,46aが中心軸Cに交差する位置に対向し、放出体44d,46bが中心軸Cに交差する位置に対向する。そして、後述するが、組織L1,L2同士に孔Hを形成する際、コントローラ14は後述する切替部74を制御して、第1エネルギ放出部24の複数の放出体44と、第2エネルギ放出部26の複数の放出体46との、より遠位の放出体44,46間にエネルギE2を付加することができる。
図1に示すように、線状部材22は管状に形成されていることが好適である。線状部材22の内部には、第1エネルギ放出体44に電気的に接続された導線54a,54b,54c,54d(以下、主に符号54を付す)と、第2エネルギ放出体46に電気的に接続された導線56a,56b,56c,56d(以下、主に符号56を付す)とが配設されている。すなわち、導線54aは放出体44aに電気的に接続され、導線54bは放出体44bに電気的に接続され、導線54cは放出体44cに電気的に接続され、導線54dは放出体44dに電気的に接続され、導線56aは放出体46aに電気的に接続され、導線56bは放出体46bに電気的に接続され、導線56cは放出体46cに電気的に接続され、導線56dは放出体46dに電気的に接続されている。各導線54,56は後述するエネルギ源72を有するコントローラ14に対してコネクタ58により着脱可能である。
コントローラ14は、処置デバイス12の第1及び第2エネルギ放出部24,26に適宜のエネルギを供給可能なエネルギ源72を有する。このため、エネルギ源72はコントローラ14によりエネルギ出力が制御される。すなわち、エネルギ源72は、コントローラ14により、エネルギ出力量、エネルギ出力時間等が適宜に制御される。エネルギ源72は、各導線54により第1エネルギ放出部24の各放出体44に電気的に接続されているとともに、各導線56により第2エネルギ放出部26の各放出体46に電気的に接続されている。このため、エネルギ源72から各導線54,56を通して各放出体44,46にエネルギを伝達することができる。
高周波エネルギを用いた処置におけるエネルギ源72には電流容量に制限がある場合が多い。このため、エネルギ源72は、電流容量に合わせて、第1エネルギ放出部24の各放出体44のうちの少なくとも1つ、第2エネルギ放出部26の各放出体46のうちの少なくとも1つにエネルギを供給することができることが好ましい。したがって、図1に示すように、コントローラ14は、電流容量に制限がある場合に備えて、出力状態を切り替える切替部74を有することが好ましい。切替部74は、第1エネルギ放出部24の複数の放出体44a,44b,44c,44d、すなわち導線54a,54b,54c,54dから1つ又は複数を選択し、第2エネルギ放出部26の複数の放出体46a,46b,46c,46d、すなわち導線56a,56b,56c,56dから1つ又は複数を選択するように、コントローラ14により制御される。
したがって、コントローラ14のエネルギ源72から各導線54,56を通してそれぞれ複数のエネルギ放出体44,46のうち、適宜のエネルギ放出体44,46にエネルギを伝達することができる。なお、エネルギ源72の電流容量に制限がなければ、同時に複数対の放出体44a,44b,44c,44d,46a,46b,46c,46dにエネルギを同時に出力することが好ましい。
切替部74はコントローラ14に制御されることにより、一例として、初めに放出体44a,46a間に適宜のエネルギを供給した後、エネルギの供給を停止する。次に放出体44b,46b間に適宜のエネルギを供給した後、エネルギの供給を停止する。続いて放出体44c,46c間に適宜のエネルギを供給した後、エネルギの供給を停止する。最後に放出体44d,46d間に適宜のエネルギを供給した後、エネルギの供給を停止する。切替部74は、生体組織に対してエネルギの供給を略連続的に行うように制御される。すなわち、コントローラ14は、例えば放出体44a,46a間の組織へのエネルギの供給を停止するのと同時又は略同時に、放出体44b,46b間の組織へのエネルギの供給を開始するように制御することができる。
なお、放出体44,46は組織L1,L2間の生体情報、例えばインピーダンスを検出するセンサとして用いることができる。このため、放出体44,46から導線54,56を通してインピーダンスの信号がコントローラ14に入力される。コントローラ14に適宜のインピーダンス閾値を設定することによって、エネルギ源72から放出体44,46へのエネルギ出力の停止時期を自動制御することができる。もちろん、エネルギ源72から適宜の時間だけエネルギを出力し、設定した時間の経過時に出力を停止するように設定することも好適である。また、エネルギ源72から放出体44,46へのエネルギ出力開始時から所定時間が経過したときにインピーダンス閾値に到達していなかったときに、出力を停止するように設定することも好適である。
図1及び図3に示すように、アプリケータ28は、その内側に配設されたときに線状部材22を略真っ直ぐの状態にし、線状部材22がその先端から突出されたときに線状部材22のうちその突出された部分を組織挟持状態にするように収容する管状体(シース)82と、管状体82の先端に配設された穿刺部84とを有する。すなわち、アプリケータ28は、その先端に、処置対象に穿刺可能な穿刺部84を有する。アプリケータ28の先端の穿刺部84は処置対象に対して穿刺可能で、処置対象を貫通可能である。
次に、この実施形態に係る処置システム10の作用について説明する。ここでは、切替部74を用いて、各放出体44,46から順に組織L1,L2にエネルギを放出する場合の例について説明する。
まず、第1組織L1と第2組織L2とを接合する処置を行う場合(第1モード)について説明する。それに続いて、第1組織L1と第2組織L2とを接合するとともに孔Hを形成して第1組織L1側と第2組織L2側とを連通させる処置を行う場合(第2モード)について説明する。
図3に示すように、線状部材22の挟持部32を略真っ直ぐにして、アプリケータ28の管状体82の内部に収容する。図1に示すように、コネクタ58をコントローラ14に接続する。
例えば内視鏡の挿入部の先端部の先端面が体腔内の処置対象に対向するように入れていく。内視鏡の挿入部の先端部の先端面が体腔内の処置対象に対向する状態で、内視鏡の処置具挿通チャンネルを通して、線状部材22を略真っ直ぐにした状態の処置デバイス12のアプリケータ28の穿刺部84を処置対象の第1組織L1に対峙させる。
図4に示すように、アプリケータ28の穿刺部84で処置対象の第1組織L1及び第2組織L2を貫通させる。そして、プッシャ部34によって線状部材22の挟持部32のうち、先端側コイル体32aをアプリケータ28の先端(穿刺部84)に対して突出させる。このとき、線状部材22の挟持部32の先端側コイル体32aは例えば体温により温度が上昇して、略真っ直ぐの状態から組織挟持状態に変形する。
図5に示すように、穿刺部84を第1組織L1及び第2組織L2を貫通した状態から第1組織L1に対峙するように引き抜く。このため、先端側コイル体32aが第2組織L2側に留置される。
そして、図6に示すように、プッシャ部34によって線状部材22の挟持部32のうち、基端側コイル体32bをアプリケータ28の先端(穿刺部84)に対して突出させる。このとき、線状部材22の挟持部32の基端側コイル体32bは例えば体温により温度が上昇して、略真っ直ぐの状態から組織挟持状態に変形する。
このため、先端側コイル体32aと基端側コイル体32bとの間で第1組織L1及び第2組織L2を挟持する。すなわち、第1組織L1及び第2組織L2は挟持部32によって挟持されて互いに密着する。このとき、図2に示すように、挟持部32は形状記憶されているので、第1エネルギ放出部24の放出体44aと第2エネルギ放出部26の放出体46aとが対向し、第1エネルギ放出部24の放出体44bと第2エネルギ放出部26の放出体46bとが対向し、第1エネルギ放出部24の放出体44cと第2エネルギ放出部26の放出体46cとが対向し、第1エネルギ放出部24の放出体44dと第2エネルギ放出部26の放出体46dとが対向する。
この状態で、例えば第1モードの処置を行うため、コントローラ14に接続されたフットスイッチ16の第1ペダル16aを踏み込んで押圧するように操作する。
図2に示すように、コントローラ14は、エネルギ源72及び切替部74を制御して、第1エネルギ放出部24の放出体44aと、第2エネルギ放出部26の放出体46aとの間に適宜の出力で高周波エネルギ(熱エネルギ)を付加する。このため、放出体44a,46a間の組織L1,L2にエネルギE1が投入され、組織L1,L2が変性されて組織L1,L2同士が接合される。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、放出体44aと放出体46bとの間のように、より近位の放出体44a,46a間にエネルギE1を付加する。
このとき、放出体44a,46a間の組織L1,L2の生体情報、例えばインピーダンスを放出体44a,46aで検出して、生体組織の状態を検知する。このため、例えばインピーダンスが適宜に設定した閾値に到達したときに、コントローラ14はエネルギ源72を制御して、高周波エネルギの出力を停止させる。
コントローラ14は、エネルギ源72及び切替部74を制御して、第1エネルギ放出部24の放出体44bと、第2エネルギ放出部26の放出体46bとの間に適宜の出力で高周波エネルギを付加して、放出体44b,46b間の組織L1,L2を接合する。放出体44b,46b間に高周波エネルギが付加されるのは、放出体44a,46a間に高周波エネルギを付加するのを終えた直後である。このときの「直後」とは、放出体44a,46a間に高周波エネルギを付加するのを終えるのと同時であることも好適である。
同様に、コントローラ14は、放出体44b,46b間に高周波エネルギを付加するのを終えた直後、適宜の出力で放出体44c,46c間に高周波エネルギを付加する。さらに、放出体44c,46c間に高周波エネルギを付加するのを終えた直後、適宜の出力で放出体44d,46d間に高周波エネルギを付加する。このため、組織L1,L2は放出体44a,46aの間、放出体44b,46b間、放出体44c,46c間、放出体44d,46d間の位置で接合される。
すなわち、コントローラ14は、エネルギ源72及び切替部74を制御して、互いに近接する各放出体44,46間に順にエネルギE1を放出する。このため、組織L1,L2には環状の接合部が形成されて組織L1,L2が接合されている。
コントローラ14は、例えば音声及び/又はモニター表示で、一連の組織L1,L2を接合する作業が終わったことをユーザに知らせる。ユーザは第1ペダル16aを放す。
エネルギ源72から放出体44,46間へのエネルギの出力を停止した後、線状部材22を切断する。このとき、線状部材22のうち、アプリケータ28の先端から突出した部位を切断することが好ましい。例えば、挟持部32とプッシャ部34との境界付近を切断することが好ましい。この作業は例えば内視鏡的に挿入した別の鉗子等により行われる。
その後、内視鏡のチャンネルから、線状部材22のプッシャ部34及びアプリケータ28を抜き取る。このため、組織L1,L2を接合した状態で、線状部材22のうち、挟持部32が組織L1,L2を挟持した状態で留置される。挟持部32は、組織L1,L2を挟持した状態を維持するので、組織L1,L2同士の接合力を維持することができる。
なお、ここでは、コントローラ14が切替部74を制御して、放出体44a,46a間、放出体44b,46b間、放出体44c,46c間、放出体44d,46d間の順にエネルギを放出する例について説明した。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して巻回方向Lに沿って放出体44,46間にエネルギを出力する例について説明した。その他、例えば、放出体44a,46a間、放出体44c,46c間、放出体44b,46b間、放出体44d,46d間の順にエネルギを放出することも好適である。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、放出体44a,46aのように対となっている(中心軸Cの軸方向に沿って対向している)放出体44,46に同時にエネルギを供給するのであれば、放出体44,46へのエネルギ出力の順番はランダムであっても良い。
図2中、第1エネルギ放出部24の放出体44a,44b間、放出体44b,44c間、放出体44c,44d間及び放出体44d,44a間は互いに適宜の間隔に離間した状態に描いた。同様に、第2エネルギ放出部26の放出体46a,46b間、放出体46b,46c間、放出体46c,46d間及び放出体46d,46a間は互いに適宜の間隔に離間した状態に描いた。このため、例えば組織L1,L2を接合する際、接合部は実線の環状ではなく、破線の環状となり得る。一方、これら巻回方向(線状部材22の長手方向)Lに沿って隣接する放出体44,46の間隔を狭める(放出体44,46自体の面積を大きくする)とともに、放出体44,46間への出力エネルギを適宜に制御することにより、第1組織L1及び第2組織L2を実線の環状接合部を形成して、組織L1,L2を接合することができる。
次に、第1組織L1と第2組織L2とを接合するとともに孔Hを形成して組織L1側と組織L2側とを連通させる場合(第2モード)について説明する。ここで、第1モードの作用と同じ部分については説明を省略する。
図6に示すように、先端側コイル体32aと基端側コイル体32bとの間で第1組織L1及び第2組織L2を挟持する。すなわち、第1組織L1及び第2組織L2は互いに密着する。このとき、図8に示すように、第1エネルギ放出部24の放出体44aと第2エネルギ放出部26の放出体46aとが対向し、第1エネルギ放出部24の放出体44bと第2エネルギ放出部26の放出体46bとが対向し、第1エネルギ放出部24の放出体44cと第2エネルギ放出部26の放出体46cとが対向し、第1エネルギ放出部24の放出体44dと第2エネルギ放出部26の放出体46dとが対向する。
この状態で、第2モードの処置を行うため、コントローラ14に接続されたフットスイッチ16の第2ペダル16bを踏み込んで押圧するように操作する。
図8に示すように、コントローラ14は、エネルギ源72及び切替部74を制御して、第1エネルギ放出部24の放出体44aと、第2エネルギ放出部26の放出体46cとの間に適宜の出力で高周波エネルギ(熱エネルギ)を付加する。このため、放出体44a,46c間の組織L1,L2にエネルギE2が投入され、組織L1,L2が変性される。このとき、放出体44a,46c間でエネルギ密度が最も高くなるのは中心軸C上である。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、放出体44aと放出体46cとの間のように、より遠位の放出体44a,46c間にエネルギE2を付加する。
このとき、放出体44a,46c間の組織L1,L2の生体情報、例えばインピーダンスを放出体44a,46cで検出して、生体組織の状態を検知する。このため、例えばインピーダンスが適宜に設定した閾値に到達したときに、コントローラ14はエネルギ源72を制御して、高周波エネルギの出力を停止させる。なお、第1モードのインピーダンス閾値と第2モードのインピーダンス閾値は同じであっても、異なっていても良い。
コントローラ14は、エネルギ源72及び切替部74を制御して、第1エネルギ放出部24の放出体44bと、第2エネルギ放出部26の放出体46dとの間に適宜の出力で高周波エネルギを付加して、放出体44b,46d間の組織L1,L2を変性させる。放出体44b,46d間に高周波エネルギが付加されるのは、放出体44a,46c間に高周波エネルギを付加するのを終えた直後である。
同様に、コントローラ14は、放出体44b,46d間に高周波エネルギを付加するのを終えた直後、適宜の出力で放出体44c,46a間に高周波エネルギを付加する。さらに、放出体44c,46a間に高周波エネルギを付加するのを終えた直後、適宜の出力で放出体44d,46b間に高周波エネルギを付加する。このため、組織L1,L2のうち、挟持部32の中心軸C上のエネルギ密度が高い状態で高周波エネルギが付加される。したがって、中心軸Cに対して交差するように、斜めにエネルギE2を通して真ん中(中心軸C上)を焼灼する。このため、図9に示すように、中心軸C上の生体組織が壊死して除去されて孔Hが形成される。なお、孔Hの周囲はエネルギ密度により環状に接合される。
すなわち、コントローラ14は、エネルギ源72及び切替部74を制御して、互いに離隔する各放出体44,46間に順にエネルギE2を放出する。このため、組織L1,L2のうち、中心軸C上に環状の孔Hが形成され、その孔Hの周囲が接合される。したがって、処置システム10を用いることにより、組織L1,L2同士を連通した状態を維持する孔Hを形成することができる。
コントローラ14は、例えば音声及び/又はモニター表示で、一連の組織L1,L2に孔Hを形成する作業が終わったことをユーザに知らせる。ユーザは第2ペダル16bを放す。
そして、第1モードの作業と同様に、エネルギ源72から放出体44,46間へのエネルギの出力を停止した後、線状部材22を切断する。
その後、内視鏡のチャンネルから、線状部材22のプッシャ部34及びアプリケータ28を抜き取る。このため、組織L1,L2を挟持部32で挟持した部位の中心軸C上に孔Hが形成され、中心軸Cの周囲が接合された状態で、線状部材22のうち、挟持部32が組織L1,L2を挟持した状態で留置される。挟持部32は、組織L1,L2を挟持した状態を維持するので、組織L1,L2同士の接合力を維持することができる。
なお、ここでは、コントローラ14が切替部74を制御して、放出体44a,46c間、放出体44b,46d間、放出体44c,46a間、放出体44d,46b間の順にエネルギを放出する例について説明した。その他、例えば、放出体44a,46c間、放出体44c,46a間、放出体44b,46d間、放出体44d,46b間の順にエネルギを放出することも好適である。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、放出体44a,46cのように対となっている(中心軸Cに交差するように対向している)放出体44,46に同時にエネルギを供給するのであれば、放出体44,46へのエネルギ出力の順番はランダムであっても良い。
以上説明したように、この実施形態に係る処置システム10によれば、以下のことが言える。
外科的縫合を内視鏡下で行う場合、狭い空間で作業を行う必要があるので、高い技術が求められる。この実施形態に係る処置デバイス12は、内視鏡のチャンネルに挿通させて用いることができる。そして、この処置デバイス12は、アプリケータ28で処置対象を穿刺した後、線状部材22の挟持部32の先端側コイル体32aを突出させ、アプリケータ28を引き込んで挟持部32の基端側コイル体32bを突出させてエネルギ源72から処置に合わせて先端側コイル体32a及び基端側コイル体32bに配設された放出部24,26にエネルギを供給すれば良いだけである。中心軸Cの軸方向にアプリケータ28及び線状部材22を適宜に移動させるだけで組織L1,L2を挟持する作業を行うことができる。したがって、この実施形態に係る処置デバイス12を使用する場合、簡単な操作で組織L1,L2を挟持する作業を行うことができる。
線状部材22の挟持部32で処置対象を挟持した状態でエネルギ放出部24,26から熱エネルギを放出することにより、処置対象に環状の接合部を形成したり、孔Hを形成したりすることができる。具体的には、コントローラ14でエネルギ源72及び切替部74を制御して、放出体44a,46a間のように、より近位の放出体44a,46a間にエネルギE1を付加して、接合部を形成することができる。また、コントローラ14でエネルギ源72及び切替部74を制御して、放出体44a,46c間のように、より遠位の放出体44a,46c間にエネルギE2を付加して接合部を形成するとともに組織L1側と組織L2側とを連通する孔Hを形成することができる。
このように、この処置システム10は、熱エネルギを用いて生体組織L1,L2を変性させる処置を行うので、処置対象の組織L1,L2を接合する場合、及び、組織L1,L2を接合しつつ孔Hを形成する場合の作業時間を大きく短縮することができる。また、組織同士を接合しつつ、その内側に孔Hを形成する場合、単に血流を停止させて細胞が壊死するのを待つ必要がなく、積極的に生体組織に熱エネルギを投入することで、短時間で孔Hを形成しながら、その孔Hの周囲を接合することができる。そして、孔Hにより、組織L1側と組織L2側とが連通した状態を維持することができる。
この実施形態に係る処置デバイス12は、内視鏡下で用いることができるので、処置対象を処置する際、低侵襲状態を維持することができ、また、簡単な手技でより早期に高い接合力を得るように組織同士を接合可能である。また、エネルギの投入の向きによっては、組織同士を接合するとともに連通した状態を維持する孔を形成することができる。同様に、この実施形態に係る処置システム10によれば、処置対象を処置する際、低侵襲状態を維持することができ、また、簡単な手技でより早期に高い接合力を得るように組織同士を接合可能である。また、エネルギの投入の向きによっては、組織同士を接合するとともに連通した状態を維持する孔を形成することができる。
なお、図2中、第1エネルギ放出部24の放出体44a,44b間、放出体44b,44c間、放出体44c,44d間及び放出体44d,44a間は互いに適宜の間隔に離間した状態に描いた。同様に、第2エネルギ放出部26の放出体46a,46b間、放出体46b,46c間、放出体46c,46d間及び放出体46d,46a間は互いに適宜の間隔に離間した状態に描いた。これら巻回方向(線状部材22の長手方向)Lに隣接する放出体44,46の間隔を狭めるとともに、放出体44,46間への出力エネルギを適宜に制御することにより、第1組織L1及び第2組織L2を環状に接合することができる。
ここでは、放出体44a,44b,44c,44d,46a,46b,46c,46dの対を順に切り替えて環状の接合部を形成する例について説明した。電流容量によっては、全ての放出体44a,44b,44c,44d,46a,46b,46c,46dから同時にエネルギを出力して環状の接合部を形成しても良い。
また、ここでは、放出体44a,44b,44c,44d,46a,46b,46c,46dの対を順に切り替えて環状の接合部を形成する例について説明した。電流容量によっては、全ての放出体44a,44b,44c,44d,46a,46b,46c,46dから同時にエネルギを出力して孔を形成しても良い。
また、第1モードを1つの処置作業とし、第2モードをもう1つの処置作業として説明したが、例えば、第1モードの接合作業と第2作業の孔あけ作業とを一連の処置作業としても良いことはもちろんである。
第2実施形態について、図10を用いて説明する。この実施形態は第1実施形態の変形例であって、第1実施形態で説明した部材と同一の部材又は同一の機能を有する部材には極力同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
第1実施形態では、第1エネルギ放出部24に4つの放出体44を有し、第2エネルギ放出部26に4つの放出体46を有する例について説明した。
図10に模式的に示すように、例えば、挟持部32の先端側コイル体32aに設けられた第1エネルギ放出部24が5つの放出体44a,44b,44c,44d,44eを有し、挟持部32の基端側コイル体32bに設けられた第2エネルギ放出部26が5つの放出体46a,46b,46c,46d,46eを有することも好適である。すなわち、各放出体44,46の数は奇数であっても良い。この実施形態では、説明の簡略化のため、放出体44,46が中心軸(重心)Cを中心として正五角形の頂点の位置に配置されているものとする。
この場合、第1モードでは、コントローラ14はエネルギ源72及び切替部74を適宜に制御して、第1実施形態で説明したのと同様に、中心軸Cの軸方向に沿って対向する放出体44,46同士が対をなして対向する放出体44,46間の組織にエネルギE1が放出される。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、放出体44aと放出体46aとの間のように、より近位の放出体44a,46a間にエネルギE1を付加する。そして、コントローラ14は切替部74を制御して、例えば、放出体44b,46b間、放出体44c,46c間、放出体44d,46d間の組織L1,L2に順にエネルギE1を放出して、環状に接合部を形成する。
一方、第2モードでは、例えば放出体44bと放出体46d,46eとがそれぞれ対をなす。このため、第2モードでは、コントローラ14はエネルギ源72及び切替部74を適宜に制御して、放出体44b,46d間の組織、放出体44b,46e間の組織に順にエネルギE2が放出される。もちろん、電流容量により放出体44b,46d間及び放出体44b,46e間の組織に同時にエネルギが放出されても良い。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、放出体44b,46d間、放出体44b,46e間のように、より遠位の放出体44b,46d間、放出体44b,46e間にエネルギE2を付加する。
ここで、この実施形態の放出体44,46は、中心軸Cに交差するように対向しているわけではない。このため、後述する放出体44,46間にエネルギE2が流れる方向は中心軸Cに対してねじれの位置にある。例えば、放出体44bと放出体46d,46eとの間を結ぶ線分(エネルギE2の通り道のうちエネルギ密度が最も高い部分)は、中心軸Cに対してねじれの位置にある。
第2モードの処置を行う場合、コントローラ14は、切替部74によって、エネルギ放出する放出体44,46を、放出体44aと放出体46c,46dとの間、放出体44bと放出体46d,46eとの間、放出体44cと放出体46e,46aとの間、放出体44dと放出体46a,46bとの間、放出体44eと放出体46b,46cとの間に順に切り替える。すなわち、コントローラ14は、切替部74を適宜に制御して、処置対象のうち、複数の第1エネルギ放出体44のうちの少なくとも1つと、複数の第2エネルギ放出体46のうちの少なくとも1つとの間に挟持された部位にエネルギを放出可能である。このため、複数の放出体44,46間にそれぞれエネルギE2が流れる方向が中心軸Cに対してねじれの位置にあるとはいっても、中心軸Cの近傍に多くのエネルギが投入されることになり、中心軸Cの近傍でのエネルギ密度が高くなる。このため、第1実施形態で説明した第2モードの処置と同様に、中心軸C上の組織が焼灼されて除去されて組織L1,L2に孔Hが形成される。また、孔Hの周囲の組織L1,L2は接合されている。
したがって、第1実施形態と同様に、この実施形態に係る処置デバイス12は、内視鏡下で用いることができるので、処置対象を処置する際、低侵襲状態を維持することができ、また、簡単な手技でより早期に高い接合力を得るように組織同士を接合可能である。また、エネルギの投入の向きによっては、組織同士を接合するとともに連通した状態を維持する孔を形成することができる。同様に、この実施形態に係る処置システム10によれば、処置対象を処置する際、低侵襲状態を維持することができ、また、簡単な手技でより早期に高い接合力を得るように組織同士を接合可能である。また、エネルギの投入の向きによっては、組織同士を接合するとともに連通した状態を維持する孔を形成することができる。
第3実施形態について、図11を用いて説明する。この実施形態は第1及び第2実施形態の変形例であって、第1及び第2実施形態で説明した部材と同一の部材又は同一の機能を有する部材には極力同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図11に模式的に示すように、例えば、挟持部32の先端側コイル体32aに設けられた第1エネルギ放出部24が5つの放出体44a,44b,44c,44d,44eを有し、挟持部32の基端側コイル体32bに設けられた第2エネルギ放出部26が4つの放出体46a,46b,46c,46dを有することも好適である。すなわち、放出体44,46の数は同数でなくても良い。また、各放出体44,46の数は偶数であっても奇数であっても良い。
この実施形態では、説明の簡略化のため、第1エネルギ放出部24の各放出体44が中心軸(重心)Cを中心として正五角形の頂点の位置に配置されているものとし、第2エネルギ放出部26の各放出体46が中心軸Cを重心とする正方形の頂点の位置に配置されているものとする。
この場合、第1モードでは、例えば第2エネルギ放出部26の1つの放出体46cと第1エネルギ放出部24の2つの放出体44c,44dとが対をなす。このため、第1モードでは、コントローラ14はエネルギ源72及び切替部74を適宜に制御して、放出体46c,44c間の組織、放出体46c,44d間の組織の順にエネルギE1が放出される。もちろん、電流容量により放出体46c,44c間及び放出体46c,44d間の組織に同時にエネルギが放出されても良い。
ここで、この実施形態の放出体44,46は、中心軸Cに平行に対向しているわけではなく、略沿った状態で対向している。このため、後述する放出体44,46間にエネルギE1が流れる方向は中心軸Cに対して平行でなくても良い。例えば、放出体46eと放出体44c,44d,44eとの間を結ぶ線分(エネルギE1の通り道のうちエネルギ密度が最も高い部分)は中心軸Cに対して平行ではない。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、第1エネルギ放出部24の複数の放出体44と、第2エネルギ放出部26の複数の放出体46との、より近位の放出体44,46間にエネルギE1を付加する。
第1モードの処置を行う場合、コントローラ14は、切替部74によって、エネルギ放出する放出体44,46を、一例として、放出体46aと放出体44a,44b,44eとの間、放出体46bと放出体44a,44b,44cとの間、放出体46cと放出体44c,44d,44eとの間、放出体46dと放出体44d,44eとの間に順に切り替える。このため、放出体44,46間にエネルギE1が流れる方向が中心軸Cに対して平行ではないとはいっても、中心軸Cに略平行に多くのエネルギが投入されることになる。このため、第1実施形態で説明した第1モードの処置と同様に、環状に接合部が形成される。
一方、第2モードでは、例えば放出体46cと放出体44a,44bとがそれぞれ対をなす。このため、第2モードでは、コントローラ14はエネルギ源72及び切替部74を適宜に制御して、放出体46c,44a間の組織、放出体46c,44b間の組織に順にエネルギE2が放出される。もちろん、電流容量により放出体46c,44a間及び放出体46c,44b間の組織に同時にエネルギが放出されても良い。
ここで、この実施形態の放出体44,46は、中心軸Cに交差するように対向しているわけではない。すなわち、コントローラ14は切替部74を制御して、放出体46c,44a間、放出体46c,44b間のように、より遠位の放出体46c,44a間、放出体46c,44b間にエネルギE2を付加する。第2実施形態で説明したように、放出体44,46間にエネルギE2が流れる方向が中心軸Cに対してねじれの位置にある場合でも、中心軸Cの近傍に多くのエネルギが投入されることになるので、中心軸Cの近傍でのエネルギ密度が高くなる。このため、第1実施形態で説明した第2モードの処置と同様に、中心軸C上の組織が焼灼されて除去されて組織L1,L2に孔Hが形成される。また、孔Hの周囲の組織L1,L2は接合されている。
したがって、第1及び第2実施形態と同様に、この実施形態に係る処置デバイス12は、内視鏡下で用いることができるので、処置対象を処置する際、低侵襲状態を維持することができ、また、簡単な手技でより早期に高い接合力を得るように組織同士を接合可能である。また、エネルギの投入の向きによっては、組織同士を接合するとともに連通した状態を維持する孔を形成することができる。同様に、この実施形態に係る処置システム10によれば、処置対象を処置する際、低侵襲状態を維持することができ、また、簡単な手技でより早期に高い接合力を得るように組織同士を接合可能である。また、エネルギの投入の向きによっては、組織同士を接合するとともに連通した状態を維持する孔を形成することができる。
なお、図示しないが、各放出体44,46の面積は同一でなくても良い。
また、上述した実施形態では、線状部材22の挟持部32に形状記憶合金材を用いて略真っ直ぐの状態と組織挟持状態との間を変形可能である例について説明したが、挟持部32をコイルバネのような弾性変形可能な部品を組織挟持状態から略真っ直ぐの状態にしてアプリケータ28の管状体82の内部に配置しても良い。挟持部32がこのように形成されていても、形状記憶合金材と同様に、組織L1,L2を挟持することができるとともに、第1及び第2エネルギ放出部24,26からエネルギを放出することができる。
[付記]
上述した実施形態によれば、以下のことが言える。
Item 1. 内視鏡的に生体組織同士を接合する接合方法であって、
アプリケータ28により処置対象の生体組織L1,L2を一方(組織L1側)から他方(組織L2側)に貫通すること、
前記アプリケータから線状部材22の第1挟持体32aを前記他方に放出すること、
前記アプリケータを前記一方に引き戻すこと、
前記アプリケータから線状部材22の第2挟持体32bを前記一方に放出し、前記第1挟持体と協働して、生体組織L1,L2を挟持すること、
前記第1及び第2挟持体間の生体組織に熱エネルギを放出して第1及び第2挟持体で生体組織同士を挟持した状態で生体組織同士を前記熱エネルギで接合すること、
前記線状部材のうち、前記第1及び第2挟持体32a,32bの基端側を切断すること、
前記アプリケータを引き抜くとともに、前記線状部材のうち切断した位置から基端側を引き抜くこと
を有する、方法。
Item 2. 前記熱エネルギは、前記第1及び第2挟持体間の互いに近接するエネルギ放出体間に向かって放出される、Item 1に記載の方法。
Item 3. 前記熱エネルギの放出位置は順に切り替えられ、処置の終了時に接合部が環状となる、Item 2に記載の方法。
Item 4. 内視鏡的に生体組織同士に孔形成する孔形成方法であって、
アプリケータ28により処置対象の生体組織L1,L2を一方(組織L1側)から他方(組織L2側)に貫通すること、
前記アプリケータから線状部材22の第1挟持体32aを前記他方に放出すること、
前記アプリケータを前記一方に引き戻すこと、
前記アプリケータから線状部材22の第2挟持体32bを前記一方に放出し、前記第1挟持体と協働して、生体組織L1,L2を挟持すること、
前記第1及び第2挟持体間の生体組織に熱エネルギを放出して第1及び第2挟持体で生体組織同士を挟持した状態で生体組織同士を前記熱エネルギで接合するとともに孔を形成すること、
前記線状部材のうち、前記第1及び第2挟持体32a,32bの基端側を切断すること、
前記アプリケータを引き抜くとともに、前記線状部材のうち切断した位置から基端側を引き抜くこと
を有する、方法。
Item 5. 前記熱エネルギは、前記第1及び第2挟持体間の互いに離隔するエネルギ放出体間に向かって放出される、Item 1に記載の方法。
Item 6. 前記熱エネルギの放出位置は順に切り替えられ、処置の終了時に接合部が環状に形成されているとともに、前記環状部の内側に孔Hが形成される、Item 5に記載の方法。
これまで、いくつかの実施形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
10…生体組織処置システム、12…生体組織処置デバイス、14…コントローラ、22…線状部材、24…第1エネルギ放出部、26…第2エネルギ放出部、28…アプリケータ、32…組織挟持部、32a…先端側コイル体、32b…基端側コイル体、34…プッシャ部、44…第1エネルギ放出体、46…第2エネルギ放出体、54,56…導線、58…コネクタ、72…エネルギ源、74…出力状態切替部、82…管状体、84…穿刺部。

Claims (13)

  1. 略真っ直ぐの状態とコイル体を形成することで処置対象を挟持することが可能なコイル状態との間を変形可能な挟持部を有する線状部材と、
    前記コイル状態に変形された状態で、前記コイル体のうちの先端側に配設される第1エネルギ放出部と、
    前記コイル状態に変形された状態で、前記第1エネルギ放出部に対して離間して前記コイル体のうちの基端側に配設され前記第1エネルギ放出部とともに前記処置対象にエネルギを付加する第2エネルギ放出部と
    を具備する処置デバイス。
  2. 前記第1及び第2エネルギ放出部は、前記挟持部が前記コイル状態に変形された状態で、前記コイル状態の中心軸に平行な軸に沿った位置、又は、前記中心軸に平行な軸に略沿った位置に対向して配置される、請求項1に記載の処置デバイス。
  3. 前記第1及び第2エネルギ放出部は、前記挟持部が前記コイル状態に変形された状態で、互いに対して前記コイル状態の中心軸に交差する位置に対向して配置され、又は、前記中心軸に対してねじれの位置にある、請求項1に記載の処置デバイス。
  4. 前記第1エネルギ放出部は、互いに離間した複数の第1エネルギ放出体を有し、
    前記第2エネルギ放出部は、互いに離間した複数の第2エネルギ放出体を有し、
    前記複数の第1エネルギ放出体のうちの少なくとも1つと、前記複数の第2エネルギ放出体のうちの少なくとも1つとの間にエネルギを放出可能である、請求項1に記載の処置デバイス。
  5. 前記複数の第1エネルギ放出体のうちの1つに対して、前記複数の第2エネルギ放出体のうちの最も近位のエネルギ放出体との間にエネルギを放出可能である、請求項4に記載の処置デバイス。
  6. 前記複数の第1エネルギ放出体のうちの1つに対して、前記複数の第2エネルギ放出体のうちの最も遠位のエネルギ放出体との間にエネルギを放出可能である、請求項4に記載の処置デバイス。
  7. 前記複数の第1エネルギ放出体は、互いに電気的に絶縁され、
    前記複数の第2エネルギ放出体は、互いに電気的に絶縁されている、請求項4に記載の処置デバイス。
  8. その内側に配設されたときに前記挟持部を略真っ直ぐの状態にし、前記線状部材がその先端から突出されたときに前記挟持部のうちその突出された部分を前記コイル状態にする案内具をさらに具備する請求項1に記載の処置デバイス。
  9. 前記案内具は、その先端に、穿刺部を有する、請求項8に記載の処置デバイス。
  10. 前記第1及び第2エネルギ放出部は、高周波電極を有する、請求項1に記載の処置デバイス。
  11. 前記第1及び第2エネルギ放出部は、ヒータを有する、請求項1に記載の処置デバイス。
  12. 請求項1に記載の処置デバイスと、
    前記処置デバイスの前記第1及び第2エネルギ放出部に適宜のエネルギを供給可能なエネルギ源を有し、前記エネルギ源を制御するコントローラと
    を具備する処置システム。
  13. 前記処置デバイスの前記第1エネルギ放出部は、互いに離間した複数の第1エネルギ放出体を有し、
    前記処置デバイスの前記第2エネルギ放出部は、互いに離間した複数の第2エネルギ放出体を有し、
    前記コントローラは、前記複数の第1エネルギ放出体のうちの選択された少なくとも1つ、及び、前記複数の第2エネルギ放出体のうちの選択された少なくとも1つにエネルギを放出可能である、請求項12に記載の処置システム。
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