JP5943899B2 - エジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、エジェクタの気密性を高める技術に関する。
エジェクタは、供給ポート、拡散室、ディフューザ、排気ポート、吸引ポートを備えた構成となっており、供給ポートの先端に形成されたノズルから圧縮空気を送り出し、その空気流が、拡散室を通過してディフューザの入口に向かう時に、周囲の空気を引き込むことによって、拡散室に負圧(真空)を発生させる構造となっている。
この種のエジェクタは、例えば、半導体製造装置内の化学薬品等を吸引する用途に使用される場合があることから、吸引した薬品が、エアと共に漏れないように気密性を高めることが求められていた。下記特許文献1には、本体ブロックと供給ポートの継ぎ目を、溶着材を用いて溶接することにより、気密性を高めるようにしたエジェクタが開示されている。
実用新案登録第3122329号公報
しかしながら、上記のように部品同士の継ぎ目を溶着する構造の場合、溶接が確実に行われていないと、継ぎ目に隙間が出来ることから、出荷時での検査工程では完成品であるエジェクタを全品水没検査して良否の判別を行う必要があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、水没検査を行わずとも、気密性を保証し得るエジェクタを提供することを目的とする。
本発明は、ノズルからディフューザ通路に向けて加圧流体を噴出して吸引通路の流体を吸引することにより負圧を発生させるエジェクタであって、前記ノズルと、前記ノズルから噴出された加圧流体を導入するディフューザ通路と、前記ノズルよりも下流側の位置で前記ディフューザ通路に合流する吸引通路と、を内部に有する本体ブロックを備えると共に、前記本体ブロックは、外側面に、前記ノズルに連通し前記ノズルに加圧流体を供給する筒型の供給ポートと、前記ディフューザ通路に連通し前記ノズルから前記ディフューザ通路へ噴射された加圧流体を排出する筒型の排気ポートと、前記吸引通路に連通する筒型の吸引ポートの3つのポートを、一体的に形成する。尚、「下流」とは、加圧流体の流れ方向の下流を意図する。
このものでは、本体ブロックに対して供給ポート、排気ポート、吸引ポートを一体形成しており、本体ブロックの外面に部品の継ぎ目が存在しない。そのため、水没検査を行わずとも、気密性を保証することが出来る。
本発明に係るエジェクタの実施態様として、以下の構成が好ましい。
・前記本体ブロックの内部には、前記供給ポートと連通する収容部が形成され、前記ノズルは前記本体ブロックとは別パーツであり、前記本体ブロックに形成された前記収容部に収容されている。この構成では、細かな加工を要するノズルを別パーツにしているため、本体ブロックの加工や成形を比較的簡単に行うことが出来る。
・前記収容部に収容されたノズルに対して前記ディフューザ通路の入口が隙間を空けずに面しており、前記吸引通路は、前記ディフューザ通路の軸線方向に対して直交する方向から、前記ディフューザ通路の入口側の端部に連通する。このようにすれば、吸引ポートで吸引する吸引量を同じにした場合、拡散室を有する従来型のエジェクタに比べて、供給ポートに供給する流体量を減らすことが可能となる(高吸入タイプ)。そのため、加圧流体を供給するコンプレッサの出力を下げることが可能であり、省エネ効果がある。尚、「ノズルに対してディフューザ通路の入口が隙間を空けずに面する」とは、ディフューザ通路の入口がノズル先端に一致している又は重なっていることを意図する。
・前記ノズルは、前記加圧流体を噴出するノズル先端を、前記ディフューザ通路の入口側に嵌合させる。このようにすれば、ノズル先端からディフューザ通路に対して加圧流体を直接噴出できる。そのため、吸引ポートで吸引する吸引量を同じにした場合、供給ポートに供給する流体量を一層、減らすことが可能となる(高吸入タイプ)。
・前記ノズルは、前記本体ブロックに一体形成されている。このようにすれば、エジェクタを、本体ブロックのみの1部品から構成することが出来る。
・前記ノズルに対して前記ディフューザ通路の入口が隙間を空けずに面しており、前記吸引通路は、前記ディフューザ通路の軸線方向に対して直交する方向から、前記ディフューザ通路の入口側の端部に連通する。このようにすれば、吸引ポートでの吸入量を同じにした場合、拡散室を有する従来型のエジェクタに比べて、供給ポートへ供給する加圧流体の供給量を減らすことが可能となる(高吸入タイプ)。そのため、加圧流体を供給するコンプレッサの出力を下げることが可能であり、省エネ効果がある。
・前記本体ブロックは樹脂製である。このようにすれば、真空引きにより腐食性の化学薬品に晒されたとしても、エジェクタ自身に変形等が起きにくくなりなる。また、エア中に不純物を溶出させる恐れもない。
本発明によれば、水没検査を行わずとも、気密性を保証することが出来る。
実施形態1に係るエジェクタの正面図 エジェクタの平面図 エジェクタの左面図 エジェクタの断面図(図2のB−B線断面図) エジェクタの断面図(ノズルを分離した状態を示す) 図4のC部を拡大した図 エジェクタの性能を比較した図表 従来品の断面図 図8のC部を拡大した図 実施形態2に係るエジェクタの断面図 他の実施形態に係るエジェクタの断面図 エジェクタの断面図(ノズルを分離した状態を示す) 他の実施形態に係るエジェクタの断面図 他の実施形態に係るエジェクタの断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
1.エジェクタの構成
実施形態1のエジェクタ11は、本体ブロック21と、ノズル91の2パーツから構成されている。
本体ブロック21は、フッ素樹脂の一種であるPTFE樹脂(ポリテトラフロロエチレン樹脂)製である。本体ブロック21は、図1〜図3に示すように、略長方形状をなす。尚、以下の説明において、本体ブロック21の長手方向をX方向とし、X方向に直交する方向をY方向として説明を行う。また、各通路31、41、51の説明に関し、加圧エア(加圧流体)の流れる方向を基準にして入口、出口を定めている。
本体ブロック21は、図4に示すように、内部に、供給通路31と、ノズル91を収容する収容部35と、ディフューザ通路41と、吸引通路51と、を有する。供給通路31と、収容部35と、ディフューザ通路41は、同一直線(X方向に沿った直線)上に形成されている。
具体的に説明すると、供給通路31は、本体ブロック21の左側面から本体ブロック21の中央に向かってX方向に水平に延びている。一方、ディフューザ通路41は、本体ブロック21の右側面から本体ブロック21の中央に向かってX方向に水平に延びている。そして、本体ブロック21の中央部には、収容部35が設けられている。
供給通路31とディフューザ通路41は収容部35を介して連通しており、供給ポート61から供給される加圧エアは、供給通路31、収容部35に収容されたノズル91を通って、ディフューザ通路41側に流れる構造になっている。尚、ディフューザ通路41は、図4に示すように、加圧エアが導入される入口側を含め、全体が同一孔径の直線形状となっている。
吸引通路51は、本体ブロック21の底面からY方向(図4の上下方向、すなわちディフューザ通路41の軸線方向(左右方向)に対して直交する方向)に延びている。吸引通路51の出口51Aは、ディフューザ通路41の入口側の端部41Aに連通しており、吸引ポート81から吸引されるエアは、吸引通路51を通って、ディフューザ通路41側に流れる構造になっている。また、本例では、吸引通路51は、出口部分の孔径が他の部分に比べて小さく、出口51Aに段差を形成した通路となっている。
本体ブロック21は、外側面に供給ポート61、排気ポート71、吸引ポート81を一体的に形成している。供給ポート61は本体ブロック21の左側面から外側(左側)に突出するようにして形成されている。供給ポート61は、軸端に供給口63を有する円筒状であり、供給ポート61の軸孔62は、本体ブロック21の供給通路31に連通している。
排気ポート71は本体ブロック21の右側面から外側(右側)に突出するようにして形成されている。排気ポート71は、軸端に排気口73を有する円筒状であり、排気ポート71の軸孔72は本体ブロック21のディフューザ通路41に連通している。吸引ポート81は、軸端に吸引口83を有する円筒状であり、吸引ポート81の軸孔82は、本体ブロック21の吸引通路51に連通している。
ノズル91は、本体ブロック21と同様、フッ素樹脂の一種であるPTFE樹脂(ポリテトラフロロエチレン樹脂)製である。ノズル91は、供給通路31、ディフューザ通路41より細径のオリフィス93を軸方向(X方向)に沿って形成している。そして、収容部35の内周面とノズル91の外周面には、それぞれ螺子が形成されており、ノズル91側の雄螺子を収容部35の雌螺子に螺合させることにより、収容部35に対してノズル91を固定できる構造になっている。
ノズル91は、図4に示すように、収容部35に対してノズル先端を、ディフューザ通路41の入口側に向けた状態で固定されており、供給通路31に供給された加圧エアを、ディフューザ通路41に対して高速で噴射する機能を果たす。
そして、本例では、図6に示すように、収容部35から突出したノズル先端95をディフューザ通路41の入口に嵌合させることにより、ノズル91をディフューザ通路41の入口に直結させている。このようにすることで、ノズル先端95から噴出される加圧エアが、ディフューザ通路41内へ直接流れ込むこととなる。図6に示す位置Pは、ディフューザ通路41の入口を示している。
尚、供給通路31や供給ポート61の内径は、収容部35にノズル91を組み付け出来るように、ノズル91の外径よりも大きな寸法設定となっている。
次にエジェクタ11の使用方法について述べる。
まず、エジェクタ11を使用するにあたり、図4示すように、供給ポート61を、管継手T1を用いて、エアコンプレッサCに接続される配管Fに接続する。また、排気ポート71を、管継手T2を用いて排気ライン100に接続し、吸引ポート81を、管継手T3を用いて真空ライン110に接続する。
そして、各ポート61〜81の接続作業が完了したら、後は、配管Fに設けられた電磁弁Gのオン・オフを切り換えることで、エジェクタ11を、真空ライン110に負圧発生させる状態と、発生させない状態とに切り換えることが出来る。
すなわち、電磁弁Gをオフ状態からオン状態に切り換えると、エアコンプレッサCから供給ポート61に加圧エア(加圧流体)が供給される。そして、供給された加圧エアは、本体ブロック21内の供給通路31を通過してノズル91に至り(図4の矢印A1参照)、ノズル91の先端からディフューザ通路41へ向けて勢いよく噴射される(図4の矢印A2参照)。このとき、吸引通路51内のエア(流体)が、ディフューザ通路41側に引き込まれる結果(図4の矢印A3参照)、真空ライン110に負圧が発生する。そして、吸引されたエアは、ノズル91から噴出された加圧エアと共に、ディフューザ通路41、排気ポート71を通過して排気ライン100に排出される。
一方、電磁弁Gをオン状態からオフ状態に切り換えると、供給ポート61に対する加圧エアの供給がストップされることから、真空ライン110に対する負圧の発生は停止する。
2.効果説明
実施形態1のエジェクタ11では、本体ブロック21に対して供給ポート61、排気ポート71、吸引ポート81を一体形成しており、本体ブロック21の外面に部品の継ぎ目が存在しない。そのため、水没検査を行わずとも、気密性を保証することが出来る。また、細かな加工が必要なノズル91を別部材としているので、本体ブロック21の加工や成形を比較的簡単に行うことが出来る。
また、従来のエジェクタ211は、例えば、図8、図9に示すように、ノズル271とディフューザ241との間に拡散室231を設け、ノズル271から噴射した加圧エアを、拡散室(ディフューザよりも広い空間)231で膨張拡散させつつ、ディフューザ241に導入させる構造であった。これに対し、実施形態1のエジェクタ11は、ノズル91をディフューザ通路41に対して直結する構造(拡散室を廃止した構造)とし、ノズル91から噴射した加圧エアをディフューザ通路41に直接導入する構造(加圧エアの膨張拡散を抑える構造)としている。そして、従来は、拡散室231に連通させていた吸引通路251を、ディフューザ通路41の入口側の端部41Aに連通させる構成としている。
このようにすることで、吸引ポート81でのエア吸入量を同じにした場合、拡散室231を有する従来型のエジェクタ211に比べて、供給ポート61へ供給する加圧エアの供給量を減らすことが可能となる(高吸入タイプ)。そのため、加圧エアを供給するコンプレッサCの出力を下げることが可能であり、省エネ効果がある。
具体的に説明すると、図7はエジェクタの従来品と発明品で性能を比較した表である。図7に示すように、エアコンプレッサCの供給圧を0.5MPaの条件下において、従来品は、供給ポート61に対する加圧エアの供給量を44(L/min)にした場合、吸引ポート81でのエア吸入量が27(L/min)になるのに対して、発明品は、供給ポート61に対する加圧エアの供給量を31(L/min)にした場合、吸引ポート81でのエア吸入量を28(L/min)となる。従って、発明品は従来品に比べて、加圧エアの供給量が概ね70%で、同じエア吸入量が得られ、約30%の省エネ効果がある。
尚、発明品とは、図4、図6に示す形状のエジェクタ11であり、従来品とは、図8、図9に示す形状のエジェクタ211である。発明品と従来品は、図に示すように、ノズル先端からディフューザ入口までの形状が異なっている。
また、本エジェクタ11は、加圧エアの供給量を同じにした場合、従来品に比べてエア吸入量が高くなる。そのため、ワークを短時間で吸着することが可能になることから、ワーク搬送時間を短くすることが出来る。
また、本エジェクタ11は、本体ブロック21とノズル91を、PTFE樹脂(フッ素樹脂)製としているので、真空引きにより、腐食性の化学薬品を吸引したとしても、本体ブロック21やノズル91が腐食しない。そのため、エア中に不純物(化学薬品や腐食した金属等)を溶出させるおそれもなく、装置内の清浄度を保つことができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図10によって説明する。
実施形態1では、エジェクタ11を、本体ブロック21と、ノズル91の2パーツから構成した例を説明した。実施形態2のエジェクタ311では、ノズル391を本体ブロック321に対して一体形成し、エジェクタ311を本体ブロック321の1部品のみで構成している。
本体ブロック321は、実施形態1のエジェクタ11と同様に、フッ素樹脂の一種であるPTFE樹脂(ポリテトラフロロエチレン樹脂)製である。図10に示すように、本体ブロック321は、内部に、供給通路331と、ノズル391と、ディフューザ通路341と、吸引通路351と、を有する。供給通路331と、ノズル391と、ディフューザ通路341は、同一直線(X方向に沿った直線)上に形成されている。
具体的に説明すると、供給通路331は、本体ブロック321の左側面から本体ブロック321の中央に向かってX方向に水平に延びている。供給通路331の先端部にはノズル391が形成されている。一方、ディフューザ通路341は、本体ブロック321の右側面から本体ブロック321の中央に向かってX方向に水平に延びている。そして、ディフューザ通路341の入口は、ノズル391に対して隙間を空けずに面している。すなわち、実施形態2のエジェクタ311は、実施形態1のエジェクタ11と同様、ノズル391をディフューザ通路341に対して直結する構造(拡散室を廃止した構造)としており、ノズル391から噴出された加圧エアは、ノズル391からディフューザ通路341へ直接流れ込む構造になっている。
吸引通路351は、本体ブロック321の底面からY方向(図10の上下方向)に延びている。吸引通路351の出口351Aは、ディフューザ通路341の入口側の端部341Aに連通しており、吸引ポート381から吸引されるエアは、吸引通路351を通って、ディフューザ通路341側に流れる構造になっている。
そして、本体ブロック321は、外側面に供給ポート361、排気ポート371、吸引ポート381を一体的に形成している。供給ポート361は本体ブロック321の左側面から外側(左側)に突出するようにして形成されている。供給ポート361は、軸端に供給口363を有する円筒状であり、本体ブロック321の供給通路331に連通している。
排気ポート371は本体ブロック21の右側面から外側(右側)に突出するようにして形成されている。排気ポート371は、軸端に排気口373を有する円筒状であり、本体ブロック321のディフューザ通路341に連通している。吸引ポート381は、軸端に吸引口383を有する円筒状であり、本体ブロック321の吸引通路351に連通している。
実施形態2のエジェクタ311は、実施形態1のエジェクタ同様、本体ブロック321に対して供給ポート361、排気ポート371、吸引ポート381を一体形成しており、本体ブロック321の外面に部品の継ぎ目が存在しない。そのため、水没検査を行わずとも、気密性を保証することが出来る。加えて、実施形態2のエジェクタ311は、本体ブロック321に対してノズル391を一体形成している。そのため、エジェクタ311を、わずか1パーツから構成することが可能であり、コストメリットがある。
また、実施形態2のエジェクタ311は、実施形態1のエジェクタ11と同様、ノズル391をディフューザ通路341に対して直結する構造(拡散室を廃止した構造)としている。そのため、実施形態1のエジェクタ11と同様、吸引ポート381でのエア吸入量を同じにした場合、拡散室を有する従来型のエジェクタに比べて、供給ポート361へ供給する加圧エアの供給量を減らすことが可能となる(高吸入タイプ)。そのため、加圧エアを供給するコンプレッサCの出力を下げることが可能であり、省エネ効果がある。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態1では、ノズル91をディフューザ通路41に対して直結する構造を例示したが、ノズル91とディフューザ通路41との間に拡散室を設けるようにしてもよい。尚、ノズル91とディフューザ通路41との間に拡散室を設けた場合、吸引通路は、拡散室に連通させるようにするとよい。
また、拡散室を廃止してノズルをディフューザ通路41に直結する場合でも、ノズル先端95をディフューザ通路41の入口に嵌合させる事は必須ではなく、ノズル91から噴射される加圧エアがディフューザ通路41にそのまま流れ込むように、ノズル91に対してディフューザ通路41の入口が隙間を空けずに面していればよい。尚、「ノズル91に対してディフューザ通路41の入口が隙間を空けずに面する」とは、ディフューザ通路41の入口が、ノズル先端に一致している又は、重なっていることを意図する。
上記実施形態1では、ノズル91を螺子で固定する構造を例示したが、それ以外にも、例えば、図11、図12に示すように、収容部35の後端に形成したキー溝37に対して、ノズル91の後端に形成したフランジ97を圧入しつつ係止させる構造にしてもよい。
上記実施形態1では、本体ブロック21とノズル91を、PTFE樹脂を用いて形成したが、これ以外のフッ素樹脂、例えばPFA樹脂やFEP樹脂(フッ化エチレンプロピレン樹脂)などを用いてもよい。また、フッ素樹脂以外の樹脂材料でもよい。また、樹脂材料に限らず、本体ブロック21とノズル91を、金属製としてもよい。
上記実施形態1では、本体ブロック21の内部に、供給通路31、ノズル91、ディフューザ通路41、吸引通路51を設けた例を示した。本発明は、本体ブロックの内部に、ノズル91と、ディフューザ通路41と、吸引通路51が設けられていればよく、本体ブロック21に対して、必ずしも供給通路31を形成する必要はない。
例えば、図13に示すエジェクタ411のように、本体ブロック421の側面422にノズル91を寄せて配置(より詳しくは、ノズル後端が側面422に概ね一致するようにノズル91を側面422側に寄せて配置)し、供給ポート61からノズル91に対して、加圧エアをダイレクトに供給する構造とすれば、供給通路31を形成する必要はない。
また、同様、図14に示すエジェクタ511のように、ノズル391を本体ブロック521に対して一体形成する場合も、本体ブロック521の側面522にノズル391を寄せて形成し、供給ポート61からノズル391に対して加圧エアをダイレクトに供給する構造とすれば、供給通路331を廃止することが可能である。尚、図13中、実施形態1のエジェクタ11と共通する部位については、実施形態1のエジェクタ11と同一符号を付し、また、図14中、実施形態2のエジェクタ311と共通する部位については、実施形態2のエジェクタ311と同一符号を付している。
11...エジュクタ
21...本体ブロック
31...供給通路
35...収容部
41...ディフューザ通路
51...吸引通路
61...供給ポート
71...排気ポート
81...吸引ポート
91...ノズル

Claims (5)

  1. ノズルからディフューザ通路に向けて加圧流体を噴出して吸引通路の流体を吸引することにより負圧を発生させるエジェクタであって、
    前記ノズルと、前記ノズルから噴出された加圧流体を導入するディフューザ通路と、前記ノズルよりも下流側の位置で前記ディフューザ通路に合流する吸引通路と、を内部に有する本体ブロックを備えると共に、
    前記本体ブロックは、外側面に、
    前記ノズルに連通し前記ノズルに加圧流体を供給する筒型の供給ポートと、前記ディフューザ通路に連通し前記ノズルから前記ディフューザ通路へ噴射された加圧流体を排出する筒型の排気ポートと、前記吸引通路に連通する筒型の吸引ポートの3つのポートを、一体的に形成し
    前記ノズルに対して前記ディフューザ通路の入口が隙間を空けずに面しており、
    前記吸引通路は、前記ディフューザ通路の軸線方向に対して直交する方向から、前記ディフューザ通路の入口側の端部に連通するエジェクタ。
  2. 前記本体ブロックの内部には、前記供給ポートと連通する収容部が形成され、
    前記ノズルは前記本体ブロックとは別パーツであり、前記本体ブロックに形成された前記収容部に収容されている請求項1に記載のエジェクタ。
  3. 前記ノズルは、前記加圧流体を噴出するノズル先端を、前記ディフューザ通路の入口側に嵌合させている請求項2に記載のエジェクタ。
  4. 前記ノズルは、前記本体ブロックに一体形成されている請求項1に記載のエジェクタ。
  5. 前記本体ブロックは、樹脂製であることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のエジェクタ。
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