JP5943614B2 - 開口付き耐力壁の許容せん断耐力の算出方法、開口付き耐力壁の設計方法、開口付き耐力壁の許容せん断耐力の演算装置、及び開口付き耐力壁の許容せん断耐力の算出プログラム - Google Patents

開口付き耐力壁の許容せん断耐力の算出方法、開口付き耐力壁の設計方法、開口付き耐力壁の許容せん断耐力の演算装置、及び開口付き耐力壁の許容せん断耐力の算出プログラム Download PDF

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本発明は、住宅等の建物において、サッシ等の開口部装置を備えるべき開口部を有する耐力壁の許容せん断耐力の算出方法、耐力壁の設計方法、耐力壁の許容せん断耐力の演算装置、及び耐力壁の許容せん断耐力の算出プログラムに関する。
我が国では耐震性が建物の重要な設計要素であることは周知であり、建物を構成する部材の各所に耐震性の高い構造を適用し、総合して建物全体の耐震性をある一定以上の水準としている。いわゆる壁構造である耐力壁についても同様であり、2つの柱と上下横材で囲まれる骨組みを1つの単位として例えば「壁倍率」等の指標を用いて耐力壁の耐震性の程度が評価される。耐力壁は、これら1つの単位が縦横に複数並べられて建物外周や建物内部の仕切りを形成するので、建物の耐震性に大きな影響を与える。
近年、省エネルギーやデザインの観点からサッシ窓等の開口部装置を多く用い、室内に外光を取り入れたいとの要望がある。ところが、開口部装置を配置するためには耐力壁に開口部装置を設置すべき開口部を設ける必要がある。このような開口部には耐震性を持たせることが困難であることから、このような開口部付きの耐力壁は、存在しても建物の耐震性を評価するに際しては考慮することができず、除外されてきた。従って、建物全体として耐震設計をする際に採用できる開口部装置の面積が制限され、上記の要望に応えることや、設計自由度に限界があった。
特許文献1には、開口部を有する壁に所定の形状の補強金具を取り付ける技術が開示されている。これによれば、耐震に対する強度を十分確保することができる旨記載されている。
特開2003−278295号公報
特許文献1に記載の発明によれば、確かに耐震性は向上すると考えられるが、耐震性を評価するために実際に試験をする必要があり、多様な建物の設計ごとにこのような試験をするには膨大な時間と費用がかかることから、どうしても設計の自由度を下げざるを得なかった。
最終的には試験して耐震性を評価する必要はあるにしても、設計の中で開口部を有する耐力壁の耐震性評価のための値を算出することができれば当該開口部付きの耐力壁も耐震設計の際に考慮することができ、設計の自由度を高くすることができる。
そこで本発明は、開口部を有する耐力壁について、耐震性を評価するための許容せん断耐力の算出方法を提供することを課題とする。また、開口部を有する耐力壁の設計方法、耐力壁の許容せん断耐力の演算装置、及び耐力壁の許容せん断耐力の算出プログラムを提供する。
以下、本発明について説明する。
請求項1に記載の発明は、建物の耐力壁における許容せん断耐力の算出方法であって、耐力壁は、水平方向に延び、鉛直方向に間隔を有して配置される複数の横材と、複数の横材の間を渡すように鉛直方向に延び、水平方向に間隔を有して配置される複数の縦材と、を有し、複数の横材及び複数の縦材により、水平方向に並ぶように複数の枠状体が形成され、枠状体の内側には、複数の縦材を渡すように水平に延びる1又は複数の他の横材を配置することで、開口部装置を設置すべき開口部が形成されており、耐力壁における開口部以外の補強面材を有する壁ごとに許容せん断耐力を計算する過程と、壁ごとの許容せん断耐力による変位角とモーメントとの関係から壁ごとに等価ブレース置換する過程と、耐力壁に含まれる縦材、横材、他の横材、及び等価ブレース置換による要素を組み合わせて演算モデルを作成する過程と、演算モデルに負荷を与えた場合における各部の軸力及びモーメントを算出する過程と、演算モデルにさらに負荷を増加して軸力及びモーメントに基づいた増分解析をし、耐力壁の許容せん断耐力を算出する過程と、を含み、演算モデルを作成する過程において、隣り合う枠状体にも隣接する側の縦材に対応するビーム要素は複数に分けられ、上から並べて配置され、該縦材に対応するビーム要素と他の横材に対応するビーム要素の一端とはピン接合条件で接合されることを特徴とする、許容せん断耐力の算出方法である。
ここで、「開口部以外の補強面材を有する壁」とは補強面材が配置された垂れ壁や腰壁を意味する。垂れ壁及び腰壁の両方が備えられていてもよいし、いずれか一方のみが具備された耐力壁であってもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の許容せん断耐力の算出方法により許容せん断耐力を算出する過程と、算出された許容せん断耐力が、必要とされる許容せん断耐力でなかったとき、耐力壁の構造を変更して再度許容せん断耐力の算出をおこなう、耐力壁の設計方法である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の耐力壁の設計方法において、開口部が水平方向に複数配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、建物の耐力壁における許容せん断耐力の演算装置であって、耐力壁は、水平方向に延び、鉛直方向に間隔を有して配置される複数の横材と、複数の横材の間を渡すように鉛直方向に延び、水平方向に間隔を有して配置される複数の縦材と、を有し、複数の横材及び複数の縦材により、水平方向に並ぶように複数の枠状体が形成され、枠状体の内側には、複数の縦材を渡すように水平に延びる1又は複数の他の横材を配置することで、開口部装置を設置すべき開口部が形成されており、耐力壁の構造データを受信する受信手段と、耐力壁の許容せん断耐力を算出するプログラムが記憶された記憶手段と、プログラムを実行して耐力壁の許容せん断耐力を演算する許容せん断耐力演算手段と、を備え、許容せん断耐力演算手段は、受信手段により受信した構造データに基づき、開口部以外の補強面材を有する壁ごとに許容せん断耐力を計算する手段と、壁ごとの許容せん断耐力による変位角とモーメントとの関係から壁ごとに等価ブレース置換する手段と、耐力壁に含まれる縦材、横材、他の横材、及び等価ブレース置換による要素を組み合わせて演算モデルを作成する手段と、演算モデルに負荷を与えた場合における各部の軸力及びモーメントを算出する手段と、演算モデルにさらに負荷を増加して軸力及びモーメントに基づいた増分解析をし、耐力壁の許容せん断耐力を算出する手段と、を含み、演算モデルを作成する手段において、隣り合う枠状体にも隣接する側の縦材に対応するビーム要素は複数に分けられ、上から並べて配置され、該縦材に対応するビーム要素と他の横材に対応するビーム要素の一端とはピン接合条件で接合されることを特徴とする、許容せん断耐力の演算装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の許容せん断耐力の演算装置において、開口部が水平方向に複数配置されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、建物の耐力壁における許容せん断耐力の算出プログラムであって、耐力壁は、水平方向に延び、鉛直方向に間隔を有して配置される複数の横材と、複数の横材の間を渡すように鉛直方向に延び、水平方向に間隔を有して配置される複数の縦材と、を有し、複数の横材及び複数の縦材により、水平方向に並ぶように複数の枠状体が形成され、枠状体の内側には、複数の縦材を渡すように水平に延びる1又は複数の他の横材を配置することで、開口部装置を設置すべき開口部が形成されており、コンピュータに、耐力壁の構造データを受信手段に受信させる手順と、受信手段により受信した構造データに基づき、開口部以外の補強面材を有する壁ごとに許容せん断耐力を計算する手順と、壁ごとの許容せん断耐力による変位角とモーメントとの関係から壁ごとに等価ブレース置換する手順と、耐力壁に含まれる縦材、横材、他の横材、及び等価ブレース置換による要素を組み合わせて演算モデルを作成する手順と、演算モデルに負荷を与えた場合における各部の軸力及びモーメントを算出する手順と、演算モデルにさらに負荷を増加して軸力及びモーメントに基づいた増分解析をし、耐力壁の許容せん断耐力を算出する手順と、を含み、演算モデルを作成する手順において、隣り合う枠状体にも隣接する側の縦材に対応するビーム要素は複数に分けられ、上から並べて配置され、該縦材に対応するビーム要素と他の横材に対応するビーム要素の一端とはピン接合条件で接合されることを特徴とする、許容せん断耐力の算出を実行させるための許容せん断耐力の算出プログラムである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の許容せん断耐力の算出プログラムにおいて、開口部が水平方向に複数配置されることを特徴とする。
本発明によれば、開口部を有する耐力壁の許容せん断耐力を算出することができ、設計の段階で開口部を有する耐力壁を耐震壁の要素として考慮することが可能となる。これにより、開口部装置を用いた建物設計の自由度が向上する。また、試験による検証の頻度を抑制することが可能となる。
許容せん断耐力の演算装置10の構成を示したブロック図である。 許容せん断耐力の算出方法S10の流れを示した図である。 単体耐力壁100の構造を説明する図である。 連続耐力壁200の構造を説明する図である。 単体耐力壁の演算モデル130を説明する図である。 連続耐力壁の演算モデル230を説明する図である。 耐力壁の設計方法S20の流れを示した図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
図1は1つの実施形態にかかる許容せん断耐力の演算装置10の構成を示したブロック図である。許容せん断耐力の演算装置10は、入力手段11、外部記憶手段12、情報処理手段13、及び表示装置19を備えている。
入力手段11は、利用者の操作に供され、情報処理手段13に対して情報を入力したり、指令を与えたりする機器である。利用者は入力手段11により、許容せん断耐力の演算対象である耐力壁の構造情報を入力することもできる。このような入力手段11の具体的な態様は特に限定されることはないが、例えばキーボードを挙げることができる。
外部記憶手段12は、情報処理手段13に接続され、該情報処理手段13に対してデータを提供することができる記憶媒体である。ここには例えば許容せん断耐力の演算対象である耐力壁の構造情報や当該構造情報の元となるCADデータ等が記憶されている。上記のように、入力手段11から直接構造情報を入力することも可能であるが、外部記憶手段12から一括してデータとして情報処理手段13に情報を提供することにより利便性が向上する。
情報処理手段13は、入力手段11、外部記憶手段12から情報を取得し、許容せん断耐力の演算をおこなうとともに、その演算結果を表示装置19に送信する機器である。情報処理手段13は、受信手段14、中央演算子15、記憶手段16、RAM17、及び送信手段18を有して構成されている。
受信手段14は、上記した入力手段11及び外部記憶手段12からの情報を情報処理手段13に適切に取り入れる機能を有する部材であり、入力手段11及び外部記憶手段12が接続される。いわゆる入力ポート、入力コネクタ等もこれに含まれる。
中央演算子15はいわゆるCPUであり、許容せん断耐力演算手段として機能する。従って、後述するような、許容せん断耐力を演算するための各種演算はこの中央演算子15で演算することができる。
また、中央演算子15は、その他にも情報処理手段13に含まれる各部材に接続されて、これらを制御することができるように構成されている。すなわち、中央演算子15は、記憶媒体として機能する記憶手段16に記憶された各種プログラムを実行し、これに基づいて演算をおこなう。
記憶手段16は、許容せん断耐力を演算するに際して根拠となる各種プログラムやデータが保存される記憶媒体として機能する部材である。また記憶手段16には、プログラムの実行により得られた中間、最終の各種結果を保存することができてもよい。
RAM17は、中央演算子15による演算の作業領域や一時的なデータの記憶手段として機能する部材である。RAM17は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等で構成することができ、公知のRAMと同様である。
送信手段18は、得られた結果のうち表示装置19に対して出力すべき情報を適切に出力する機能を有する部材であり、表示装置19が接続される。いわゆる出力ポート、出力コネクタ等もこれに含まれる。
このような情報処理手段13を形成する具体的な態様の例としては、コンピュータを挙げることができる。コンピュータに備えられる受信手段及び送信手段を情報処理手段13の受信手段14及び送信手段18として用い、コンピュータの記憶装置を記憶手段16として許容せん断耐力演算のプログラム、及びその他のプログラム等を記憶させておくことができる。そして許容せん断耐力算出に関係する演算や情報処理手段13自体の制御のための指令については、コンピュータに備えられる中央演算子(CPU)が中央演算子15として機能し、記憶手段16に記憶された各種プログラムを実行する。
表示装置19は情報処理手段13に接続され、情報処理手段13からの信号を受信して表示する機器である。すなわち、表示装置として例えばモニタを挙げることができる。
以上のように構成される許容せん断耐力の演算装置10によれば、許容せん断耐力の演算をすることができる。より詳しくは、窓等の開口部装置が配置されるべき開口部を有する耐力壁の許容せん断耐力を算出することが可能となる。詳しい演算内容は以下の許容せん断耐力の算出方法S10で説明する。
本実施形態では、以上のような構成を備える許容せん断耐力の演算装置10を例示したが、許容せん断耐力の演算装置に含まれる各構成は必ずしも上記に限定されない。例えば、上記した各構成が複数、すなわち複数のコンピュータにより構成されていてもよい。これによれば複数のコンピュータにより演算対象を分けることもできる。
次に、開口部装置が配置されるべき開口部を有する耐力壁の許容せん断耐力を算出する方法の1つの例として、上記した許容せん断耐力の演算装置10による許容せん断耐力の算出方法S10(以下、「算出方法S10」と記載することがある。)について説明する。ここではわかりやすさのため許容せん断耐力の演算装置10を用いた例を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下の趣旨を含む方法を可能とするものであれば他の構成を備える演算装置によるものであってもよい。
図2には、算出方法S10の流れを示した。図2からわかるように、算出方法S10は過程S11〜S19を含んでいる。以下各過程について説明する。なお、ここで行われる各種値の算出のための演算は、記憶手段16に保存されたプログラムに基づき、許容せん断耐力演算手段として機能する中央演算子15によりおこなわれる。
過程S11は耐力壁の情報を取得する過程である。ここでは許容せん断耐力を算出する対象である耐力壁の構造に関する情報を情報処理手段13に入力する。図3、図4には当該耐力壁の構造例を示した。図3は単体耐力壁100であり、開口部122に開口部装置が配置される耐力壁である。図4は連続耐力壁200であり、複数の開口部222、225が水平方向に並べて配置され、開口部222、225のそれぞれに開口部装置が配置される。
単体耐力壁100は、図3からわかるように、水平方向に延び、鉛直方向に所定の間隔を有して配置された2つの横材101、102を有している。ここでは横材101が上、横材102が下である。この横材101、102間を渡すように、鉛直方向に延びる柱としての2つの縦材103、104が所定の間隔で水平方向に並べて配置されている。これら横材101、102、縦材103、104により枠状体が形成される。枠状体の内側には、縦材103、104を渡すように水平に延びる2つの横材105、106が配置されている。ここでは横材105が上、横材106が下である。さらに、横材101、105、及び縦材103、104で囲まれる部位には横材101、105を渡すように間柱としての縦材107が鉛直方向に延びている。同様に、横材102、106、及び縦材103、104で囲まれる部位には横材102、106を渡すように間柱としての縦材108が鉛直方向に延びている。
また、横材101、105及び縦材103、104の室内側面又は室外側面から被せるように破線で示した垂れ壁用の補強面材109が配置され、釘(不図示)により横材101、105、及び縦材103、104に固定される。これにより、耐力壁における開口部以外の壁の1つである垂れ壁120となる部位が形成されている。同様に横材102、106及び縦材103、104の室内側面又は室外側面から被せるように破線で示した腰壁用の補強面材110が配置され、釘(不図示)により横材102、106、及び縦材103、104に固定される。これにより、耐力壁における開口部以外の壁の1つである腰壁121となる部位が形成されている。
そして横材105、106、及び縦材103、104に囲まれた部位が開口部装置を配置すべき開口部である開口部122となる。なお、開口部122には1つの開口部装置が配置されてもよく、受け材等を設置して複数の開口部装置を配置してもよい。同様に垂れ壁用の補強面材、腰壁用の補強面材も水平方向に複数配置してもよい。
連続耐力壁200は、図4からわかるように、2つの開口部222、225が水平方向に並列されたような形態である。より詳しくは次の通りである。すなわち、連続耐力壁200は、水平方向に延び、鉛直方向に所定の間隔を有して配置された2つの横材201、202を有している。ここでは横材201が上、横材202が下である。この横材201、202間を渡すように、鉛直方向に延びる柱としての3つの縦材203、204、205が、所定の間隔で水平方向に並べて配置されている。これにより2つの枠状体(VIa、VIbで示した部位)が水平方向に並ぶように形成される。枠状体の内側には、縦材203、204を渡すように水平に延びる2つの横材206、207が配置され、縦材204、205を渡すように水平に延びる2つの横材208、209が配置されている。ここでは横材206、208が上、横材207、209が下である。
さらに、横材201、206、及び縦材203、204で囲まれる部位には横材201、206を渡すように間柱として縦材210が鉛直方向に延びている。同様に、横材201、208、及び縦材204、205に囲まれる部位には横材201、208を渡すように間柱として縦材212が鉛直方向に延びている。また、横材202、207、及び縦材203、204に囲まれる部位には横材202、207を渡すように間柱として縦材211が鉛直方向に延び、横材202、209、及び縦材204、205に囲まれる部位には横材202、209を渡すように間柱として縦材213が鉛直方向に延びている。
これに加えて、横材201、206及び縦材203、204の室内側面又は室外側面から被せるように破線で示した垂れ壁用の補強面材214が配置され、釘(不図示)により横材201、206、及び縦材203、204に固定される。これにより耐力壁における開口部以外の壁の1つである垂れ壁220となる部位が形成されている。同様に、横材201、208及び縦材204、205の室内側面又は室外側面から被せるように破線で示した垂れ壁用の補強面材216が配置され、釘(不図示)により横材201、208、及び縦材204、205に固定される。これにより、耐力壁における開口部以外の壁の1つである垂れ壁223となる部位が形成されている。一方、横材202、207及び縦材203、204の室内側面又は室外側面から被せるように破線で示した腰壁用の補強面材215が配置され、釘(不図示)により横材202、207、及び縦材203、204に固定される。これにより、耐力壁における開口部以外の壁の1つである腰壁221となる部位が形成されている。同様に、横材202、209及び縦材204、205の室内側面又は室外側面から被せるように破線で示した腰壁用の補強面材217が配置され、釘(不図示)により横材202、209、及び縦材204、205に固定される。これにより、耐力壁における開口部以外の壁の1つである腰壁224となる部位が形成されている。
そして横材206、207、及び縦材203、204に囲まれた部位が開口部装置を配置すべき開口部である開口部222となる。同様に、横材208、209、及び縦材204、205に囲まれた部位が開口部装置を配置すべき開口部である開口部225となる。なお、開口部222、225にはそれぞれに1つの開口部装置が配置されてもよく、受け材等を設置して複数の開口部装置を配置してもよい。同様に垂れ壁用の補強面材、腰壁用の補強面材も水平方向にさらに多く配置してもよい。
過程S11では、このような耐力壁の構造に関する情報を情報処理手段13に入力する。入力される情報としては、高さ、幅、垂れ壁高さ、腰壁高さ、開口部高さ、垂れ壁用の補強面材寸法、腰壁用の補強面材寸法、各部材の材質、縦材、横材の断面寸法等である。入力するための手段は上記したように、入力手段11によるものや外部記憶手段12によるものが挙げられる。
過程S12は釘配列係数を算出する過程である。ここでは、垂れ壁及び腰壁に用いられる釘の種類や釘の配列ピッチから釘配列係数を求める。釘配列係数の算出は公知の方法を用いることができる。
過程S13は、開口部以外の壁である垂れ壁120、220、223、腰壁121、221、224ごとにその許容せん断耐力を算出する過程である。当該算出は過程S11で入力された情報、及び過程S12で算出された釘配列係数に基づいておこなわれる。そして計算結果として、変形角に対するモーメントの関係を得る。この関係を降伏点までの直線と終局点までの直線とによるバイリニア型で抽出し、最初の降伏点、及び終局点における変形角とモーメントの関係を算出する。
過程S14は、過程S13で算出した変形角とモーメントとの関係に基づいて、垂れ壁及び腰壁について等価ブレース置換をする過程である。すなわち、補強面材を有する垂れ壁、補強面材を有する腰壁をブレース材として置き換えることで、垂れ壁及び腰壁を後述する演算モデルに組み込むことを可能するものである。等価ブレース置換は公知の方法で行うことができる。本実施形態では、過程S13で求めた垂れ壁、腰壁についての最初の降伏点における変形角及びモーメント、並びに終局点における変形角及びモーメントの値から算出する。
過程S15は演算対象とする耐力壁が単体耐力壁であるかを判断する過程である。演算対象が単体耐力壁である場合には「Yes」が選択され、過程S16に進む。一方、演算対象が連続耐力壁である場合には「No」が選択され、過程S17に進む。
過程S16は単体耐力壁100の演算モデルを作成する過程である。図5には単体耐力壁100に対する演算モデル130を示した。演算モデル130は上記した単体耐力壁100が有する縦材及び横材に対応するビーム要素133〜136が骨組みされている。そして、垂れ壁120に対応する位置に、垂れ壁120の等価ブレース置換された要素137が配置され、腰壁121に対応する位置に、腰壁121の等価ブレース置換された要素138が配置されている。単体耐力壁100では、柱としての縦材103、104の両方に曲げを負担させる観点から、全てのビーム要素の接点139〜146を全固定結合条件としている。
演算モデル130が作成された後過程S18に進む。
一方、過程S17は連続耐力壁200の演算モデルを作成する過程である。図6には連続耐力壁200のうち、図4にVIaで示した縦材204と縦材205とで挟まれた部位、すなわち、開口部225が具備される部位に対する演算モデル230を示した。ここでは、VIaで示した部位についてのみ説明するが、実際に建物全体の演算をする際には開口部222が含まれる部位(VIbで示した部位)も同様にモデルを作成して演算する。
演算モデル230では、連続耐力壁であるため、片側の柱である縦材のみに曲げを負担させる観点から演算モデルが作成される。すなわち、図6の紙面右側に鉛直に伸びる縦のビーム要素236を片側の柱とし、連続耐力壁200のうちVIaの部位に配置される横材に対応するように、横のビーム要素231、237、238、232が設けられる。また、図6の紙面左側に鉛直に伸びるビーム要素(隣りの開口部にも隣接する側の柱に対応するビーム要素)には曲げを負担させないため、上からビーム要素233、234、235が並べられて配置され、これらの接点247、248はピン結合条件とされている。そして、垂れ壁223に対応する位置に、垂れ壁223の等価ブレース置換された要素239が配置され、腰壁224に対応する位置に、腰壁224の等価ブレース置換された要素240が配置されている。ビーム要素の接点は、等価ブレース置換された要素239、及びビーム要素237の一端がピン接合条件である接点247に接合され、ビーム要素238の一端がピン接合条件である接点248に接合されている。他の接点241〜246は全固定結合条件である。
演算モデル230が作成された後過程S18に進む。
過程S18では、過程S16又は過程S17で作成された演算モデルに対して、図5、図6に示したように、上部ビーム要素131、231に荷重P(本実施形態では1kN)を与え、このときの垂れ壁ブレース軸力、腰壁ブレース軸力、柱に相当するビーム要素の曲げモーメント、柱に相当するビーム要素の軸力、及び演算モデル全体の水平変位を算出する。かかる演算は特に限定されることはないが、例えばフレーム応力解析によりおこなわれる。
過程S19は、過程S18で得た結果に対して増分解析により耐力壁の許容せん断耐力を算出する過程である。過程S19では、垂れ壁及び腰壁が降伏点、終局点に至る増分の荷重に基づき耐力壁の許容せん断耐力を算出する。
以上のような算出方法S10、及びそのための演算プログラムにより、開口部装置が配置されるべき開口部を有する耐力壁に対して、適切な許容せん断耐力を算出することができる。従ってかかる許容せん断耐力を耐震設計に組み込むことができるので、耐震基準を満たす建物の設計の自由度を高めることが可能となる。
なお、過程S19で得られた許容せん断耐力を用い、該許容せん断耐力を耐力壁の幅で除した値と、予め得ておいた係数と、の積により壁倍率を求めることもできる。
図7には上記算出方法S10と同様の考えに基づいた耐力壁の設計方法S20(以下「設計方法S20」と記載することがある。)のフロー図を示した。設計方法S20において、算出方法S10と共通する過程は同じ符号を付して説明を省略する。
設計方法S20では過程S11において初期条件としての耐力壁の情報を取得する。取得する情報は算出方法S10の過程S11と同じである。
以下、過程S12〜過程S19までは算出方法S10と同じである。
設計方法S20では、過程S21で、過程S19により算出した許容せん断耐力が、予め決めておいた必要な許容せん断耐力を満たしているかを判断する。ここで必要な許容せん断耐力を満たしていれば「Yes」が選択され、設計が終了する。一方、必要な許容せん断耐力を満たしていなければ「No」が選択され、過程S22に進む。
過程S22は耐力壁の構造条件を変更する過程である。ここでは必要な許容せん断耐力を満たすように耐力壁の条件を変更する。変更する構成は過程S11で入力された各情報のうち1つ又は複数から選ばれる。
かかる変更後に再度過程S12に戻り演算が繰り返される。
設計方法S20によれば、必要な許容せん断耐力を得ることができるように開口部を有する耐力壁の構造を設計することができる。これにより、設計の自由度を高めることが可能となり、耐震性能のための実際の試験を行う頻度を抑制することができる。また設計自体のスピードも向上させることが可能となる。
以上説明した実施形態では垂れ壁と腰壁との間に開口部が設けられた態様を説明したがこれに限定されることはなく、本発明は開口部を有する耐力壁に対して適用することができる。これには例えば垂れ壁と開口部のみ、及び開口部と腰壁のみの構成等を挙げることができる。
10 許容せん断耐力の演算装置
11 入力手段
12 外部記憶手段
13 情報処理手段
14 受信手段
15 中央演算子(許容せん断耐力演算手段)
16 記憶手段
17 RAM
18 送信手段
19 表示装置
100 単体耐力壁(耐力壁)
109 垂れ壁用の補強面材(補強面材)
110 腰壁用の補強面材(補強面材)
120 垂れ壁(開口部以外の補強面材を備える壁)
121 腰壁(開口部以外の補強面材を備える壁)
122 開口部
130 演算モデル
200 連続耐力壁(耐力壁)
214、216 垂れ壁用の補強面材(補強面材)
215、217 腰壁用の補強面材(補強面材)
220、223 垂れ壁(開口部以外の補強面材を備える壁)
221、224 腰壁(開口部以外の補強面材を備える壁)
222、225 開口部
230 演算モデル

Claims (7)

  1. 建物の耐力壁における許容せん断耐力の算出方法であって、
    前記耐力壁は、水平方向に延び、鉛直方向に間隔を有して配置される複数の横材と、複数の前記横材の間を渡すように鉛直方向に延び、水平方向に間隔を有して配置される複数の縦材と、を有し、
    複数の前記横材及び複数の前記縦材により、水平方向に並ぶように複数の枠状体が形成され、
    前記枠状体の内側には、複数の前記縦材を渡すように水平に延びる1又は複数の他の横材を配置することで、開口部装置を設置すべき開口部が形成されており、
    前記耐力壁における前記開口部以外の補強面材を有する壁ごとに許容せん断耐力を計算する過程と、
    前記壁ごとの許容せん断耐力による変位角とモーメントとの関係から前記壁ごとに等価ブレース置換する過程と、
    前記耐力壁に含まれる前記縦材、前記横材、前記他の横材、及び前記等価ブレース置換による要素を組み合わせて演算モデルを作成する過程と、
    前記演算モデルに負荷を与えた場合における各部の軸力及びモーメントを算出する過程と、
    前記演算モデルにさらに負荷を増加して前記軸力及び前記モーメントに基づいた増分解析をし、前記耐力壁の許容せん断耐力を算出する過程と、を含み、
    前記演算モデルを作成する過程において、隣り合う前記枠状体にも隣接する側の前記縦材に対応するビーム要素は複数に分けられ、上から並べて配置され、該縦材に対応するビーム要素と前記他の横材に対応するビーム要素の一端とはピン接合条件で接合されることを特徴とする、
    許容せん断耐力の算出方法。
  2. 請求項1に記載の許容せん断耐力の算出方法により許容せん断耐力を算出する過程と、算出された許容せん断耐力が、必要とされる許容せん断耐力でなかったとき、前記耐力壁の構造を変更して再度前記許容せん断耐力の算出をおこなう、耐力壁の設計方法。
  3. 前記開口部が水平方向に複数配置されることを特徴とする請求項2に記載の耐力壁の設計方法。
  4. 建物の耐力壁における許容せん断耐力の演算装置であって、
    前記耐力壁は、水平方向に延び、鉛直方向に間隔を有して配置される複数の横材と、複数の前記横材の間を渡すように鉛直方向に延び、水平方向に間隔を有して配置される複数の縦材と、を有し、
    複数の前記横材及び複数の前記縦材により、水平方向に並ぶように複数の枠状体が形成され、
    前記枠状体の内側には、複数の前記縦材を渡すように水平に延びる1又は複数の他の横材を配置することで、開口部装置を設置すべき開口部が形成されており、
    前記耐力壁の構造データを受信する受信手段と、
    前記耐力壁の許容せん断耐力を算出するプログラムが記憶された記憶手段と、
    前記プログラムを実行して前記耐力壁の許容せん断耐力を演算する許容せん断耐力演算手段と、を備え、
    前記許容せん断耐力演算手段は、
    前記受信手段により受信した前記構造データに基づき、前記開口部以外の補強面材を有する壁ごとに許容せん断耐力を計算する手段と、
    前記壁ごとの許容せん断耐力による変位角とモーメントとの関係から前記壁ごとに等価ブレース置換する手段と、
    前記耐力壁に含まれる前記縦材、前記横材、前記他の横材、及び前記等価ブレース置換による要素を組み合わせて演算モデルを作成する手段と、
    前記演算モデルに負荷を与えた場合における各部の軸力及びモーメントを算出する手段と、
    前記演算モデルにさらに負荷を増加して前記軸力及び前記モーメントに基づいた増分解析
    をし、前記耐力壁の許容せん断耐力を算出する手段と、を含み、
    前記演算モデルを作成する手段において、隣り合う前記枠状体にも隣接する側の前記縦材に対応するビーム要素は複数に分けられ、上から並べて配置され、該縦材に対応するビーム要素と前記他の横材に対応するビーム要素の一端とはピン接合条件で接合されることを特徴とする、
    許容せん断耐力の演算装置。
  5. 前記開口部が水平方向に複数配置されることを特徴とする請求項4に記載の許容せん断耐力の演算装置。
  6. 建物の耐力壁における許容せん断耐力の算出プログラムであって、
    前記耐力壁は、水平方向に延び、鉛直方向に間隔を有して配置される複数の横材と、複数の前記横材の間を渡すように鉛直方向に延び、水平方向に間隔を有して配置される複数の縦材と、を有し、
    複数の前記横材及び複数の前記縦材により、水平方向に並ぶように複数の枠状体が形成され、
    前記枠状体の内側には、複数の前記縦材を渡すように水平に延びる1又は複数の他の横材を配置することで、開口部装置を設置すべき開口部が形成されており、
    コンピュータに、
    前記耐力壁の構造データを受信手段に受信させる手順と、
    前記受信手段により受信した前記構造データに基づき、前記開口部以外の補強面材を有する壁ごとに許容せん断耐力を計算する手順と、
    前記壁ごとの許容せん断耐力による変位角とモーメントとの関係から前記壁ごとに等価ブレース置換する手順と、
    前記耐力壁に含まれる前記縦材、前記横材、前記他の横材、及び前記等価ブレース置換による要素を組み合わせて演算モデルを作成する手順と、
    前記演算モデルに負荷を与えた場合における各部の軸力及びモーメントを算出する手順と、
    前記演算モデルにさらに負荷を増加して前記軸力及び前記モーメントに基づいた増分解析をし、前記耐力壁の許容せん断耐力を算出する手順と、を含み、
    前記演算モデルを作成する手順において、隣り合う前記枠状体にも隣接する側の前記縦材に対応するビーム要素は複数に分けられ、上から並べて配置され、該縦材に対応するビーム要素と前記他の横材に対応するビーム要素の一端とはピン接合条件で接合されることを特徴とする、
    許容せん断耐力の算出を実行させるための許容せん断耐力の算出プログラム。
  7. 前記開口部が水平方向に複数配置されることを特徴とする請求項6に記載の許容せん断耐力の算出プログラム。
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