JP5941198B1 - 判定装置、端末装置、判定方法、及び判定プログラム - Google Patents

判定装置、端末装置、判定方法、及び判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定する、判定装置、端末装置、判定方法及び判定プログラムを提供する。【解決手段】判定装置100は、取得部131と、判定部132とを有する。取得部131は、端末装置を利用するユーザに関する行動情報を取得する。判定部132は、取得部131により取得された行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置を利用するユーザを所定の公衆放送によって所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する。例えば、判定部132は、所定の行動として所定のアプリケーションに関する行動が行われた時刻と、所定のアプリケーションに関連する公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、ユーザを公衆放送によって所定のアプリケーションに関する行動を行った影響ユーザと判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、判定装置、端末装置、判定方法、及び判定プログラムに関する。
従来、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを分析する技術が提供されている。例えば、広告配信データから広告効果を分析する技術が提供されている。
特開2012−088994号公報
しかしながら、上記の従来技術ではユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができるとは限らない。例えば、公衆放送がユーザの行動に影響を与えたか適切に判定することは難しい。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定する判定装置、端末装置、判定方法、及び判定プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る判定装置は、端末装置を利用するユーザに関する行動情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記端末装置を利用するユーザを前記所定の公衆放送によって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する判定部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る判定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る判定システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る判定装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る放送情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係る影響ユーザの判定の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る影響ユーザへの広告配信の一例を示すフローチャートである。 図10は、変形例に係る判定処理の一例を示す図である。 図11は、変形例に係る判定処理の他の一例を示す図である。 図12は、変形例に係る端末装置の一例を示す図である。 図13は、変形例に係る放送情報記憶部の一例を示す図である。 図14は、変形例に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図15は、判定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る判定装置、端末装置、判定方法、及び判定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る判定装置、端末装置、判定方法、及び判定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.判定処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る判定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る判定処理の一例を示す図である。図1に示す判定装置100は、所定の行動が行われた時刻と、公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置10を利用するユーザを公衆放送によって所定の行動を行ったユーザ(以下、「影響ユーザ」とする場合がある)と判定する。具体的には、判定装置100は、所定のアプリケーション(以下、単に「アプリ」とする場合がある)に関する行動であるアプリAのダウンロードが行われた時刻と、公衆放送におけるアプリAのコマーシャルメッセージ(以下、「CM」とする場合がある)が放送された時刻とに基づいて、端末装置10を利用するユーザU1が影響ユーザであるかを判定する。なお、図1に示す例では、判定装置100は、CMの放送内容を含む公衆放送の放送時刻に関する情報を予め取得しているものとして説明する。
また、判定装置100は、公衆放送の放送時刻に基づいて、公衆放送における放送内容に関連する広告を、影響ユーザと判定されたユーザの端末装置10に配信する。具体的には、判定装置100は、公衆放送におけるアプリAのCMの放送時刻に基づいて、影響ユーザであるユーザU1にアプリAの広告を配信する。図1に示す例においては、公衆放送として所定の放送局によるテレビジョン放送を一例として示す。なお、ここでいう所定の放送局は、判定装置100が放送時刻に関する情報を有している放送局であれば、どのような放送局であってもよい。また、公衆放送は、テレビジョン放送に限らず、公衆によって直接受信されることを目的として無線通信または有線電気通信の送信を行なうものであれば、ラジオ放送、音楽有線放送やケーブルテレビなどの有線方法、インターネットなどの双方向性送信による自動公衆送信などであってもよい。
図1に示す例においては、時刻t11において所定の放送局によりアプリAのCMが放送される(ステップS11)。図1に示すように、所定のテレビ放送受信機TV(以下、単に「テレビTV」とする場合がある)には、アプリAのCMであるコンテンツTC11が表示される。なお、図1に示すアプリAのCMが放送された時刻t11は、ステップS11におけるアプリAのCMの開始時刻やアプリAのCMの終了時刻、アプリAのCMの開始時刻と終了時刻との中間の時刻など、ステップS11においてアプリAのCMが放送されている時間内であれば、目的に応じて種々の時刻が選択されてもよい。図1に示す例においては、ステップS11におけるアプリAのCMの開始時刻を時刻t11とする。以下では、ステップS11の時点におけるユーザU1の位置がアプリAのCMであるコンテンツTC11を放送する放送局の放送エリアに対応し、ユーザU1がコンテンツTC11が表示されたテレビTVを見た場合を例に説明する。
図1に示す例においては、時刻t11においてアプリAのCMが放送された後、ユーザU1は、時刻t12において端末装置10にアプリAのダウンロードを行う(ステップS12)。例えば、ユーザU1は、時刻t12において端末装置10にアプリAのダウンロードを開始する。また、アプリAのCMが放送された時刻t11と、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行った時刻t12との時間差をtd1(=t12−t11)とする。
時刻t12においてアプリAのダウンロードが行われた後、端末装置10は、ユーザU1に関する行動情報を判定装置100へ送信する(ステップS13)。例えば、端末装置10は、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行ったことを示す情報や、アプリAのダウンロードを行った時刻を示す情報を判定装置100へ送信する。また、端末装置10は、ユーザU1の位置情報を判定装置100へ送信する。
端末装置10からユーザU1の行動情報を取得した判定装置100は、取得したユーザU1の行動情報と、公衆放送の放送時刻に関する情報とに基づいて、影響ユーザの判定を行う(ステップS14)。具体的には、判定装置100は、取得したユーザU1の位置情報に対応する放送局を特定する。そして、判定装置100は、ユーザU1の現在位置(地域)に対応する放送局によりアプリAのCMが放送された時刻t11と、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行った時刻t12との時間差td1に基づいて、ユーザU1が影響ユーザであるかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、時間差td1が所定の閾値以内であれば、ユーザU1を時刻t11において放送されたアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定する。図1に示す例では、判定装置100は、ユーザU1をステップS11において放送されたアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定する。例えば、判定装置100は、ユーザU1をアプリAに関する影響ユーザであると判定する。
図1に示す例においては、ステップS14において影響ユーザの判定が行われてから所定の期間が経過した時刻t13において所定の放送局によりアプリAのCMが放送される(ステップS15)。図1に示すように、テレビTVには、アプリAのCMであるコンテンツTC12が表示される。なお、ステップS11において放送されるコンテンツTC11とステップS15において放送されるコンテンツTC12とは、アプリAに関するコンテンツであれば、同じコンテンツであってもよいし、異なるコンテンツであってもよい。また、ステップS11におけるテレビTVとステップS15におけるテレビTVは、同じテレビ放送受信機であってもよいし、異なるテレビ放送受信機であってもよい。また、ステップS11においてコンテンツTC11を放送する放送局とステップS15においてコンテンツTC12を放送する放送局とは、同じ放送局であってもよいし、異なる放送局であってもよい。
ここで、判定装置100は、ステップS14においてユーザU1をアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定している。また、判定装置100は、時刻t13において所定の放送局によりアプリAのCMが放送されることを示す公衆放送の放送時刻に関する情報を有する。そこで、判定装置100は、時刻t13においてアプリAのCMが放送されるタイミングに合わせて、ユーザU1の利用する端末装置10にアプリAの広告AC1を配信する(ステップS16)。例えば、判定装置100は、時刻t13においてアプリAのCMが放送されるタイミングに合わせて、アプリAのキャンペーンに関する広告など、アプリAの利用を促す広告を端末装置10に配信する。例えば、判定装置100は、ステップS15の時点におけるユーザU1の位置がアプリAのCMであるコンテンツTC12を放送する放送局の放送エリアに対応する場合、端末装置10にアプリAの広告AC1を配信する。
判定装置100からアプリAの広告AC1を受信した端末装置10は、受信したアプリAの広告AC1を、例えば時刻t14等の所定のタイミングで表示する(ステップS17)。例えば、端末装置10は、アプリA以外のアプリを起動した際に、受信したアプリAの広告AC1を表示してもよい。また、例えば、端末装置10は、ステップS16においてアプリAの広告AC1を受信した際に、広告AC1を表示、すなわち広告AC1をプッシュ通知してもよい。
このように、図1に示す例において、判定装置100は、アプリAのダウンロードが行われた時刻と、所定の放送局によってアプリAのCMが放送された時刻とに基づいて、端末装置10を利用するユーザU1が影響ユーザであるかを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、判定装置100は、ユーザU1をアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定した情報と、アプリAのCMが放送される放送時刻に関する情報とに基づいて、所定のタイミングでアプリAに関する広告を端末装置10に配信する。これにより、判定装置100は、適切なタイミングで広告を配信することができる。なお、判定装置100は、ユーザU1をアプリAに関する影響ユーザであると判定した場合、アプリAに類似するアプリであるアプリBのCMが放送される放送時刻に関する情報とに基づいて、所定のタイミングでアプリBに関する広告を端末装置10に配信してもよい。このように、判定装置100は、影響ユーザと判定された行動に関する商品に類似する商品に関する情報を、類似する商品に関する公衆放送が放送されるタイミングに合わせてその影響ユーザに配信してもよい。なお、判定装置100は、ユーザU1をアプリAに関する影響ユーザであると判定した場合、ユーザU1はカテゴリ「アプリ」に関する影響ユーザであると判定してもよい。このように、判定装置100は、カテゴリに関する影響ユーザとして判定してもよい。そして、判定装置100は、影響ユーザであると判定されたカテゴリに関する情報を、カテゴリに関する公衆放送が放送されるタイミングに合わせてその影響ユーザに配信してもよい。
なお、図1に示す例においては、判定装置100は、アプリAのダウンロードの有無に基づいて、影響ユーザの判定を行ったが、アプリAのインストールの有無またはアプリAに関する情報の取得の有無またはアプリAの起動の有無に基づいて、影響ユーザの判定を行ってもよい。例えば、判定装置100がアプリAの起動の有無に基づいて影響ユーザの判定を行う場合、ユーザがアプリAを久しく使っていなかったが広告を見て再度使い始めた場合に、ユーザをアプリAに関する影響ユーザと判定することができる。例えば、判定装置100は、アプリAに関する情報の取得として、ユーザU1がアプリAに関する検索を行ったか、アプリAに関するウェブサイトを閲覧したかに関する情報に基づいて、影響ユーザの判定を行ってもよい。また、図1に示す例においては、判定装置100が広告配信を行う例を示したが、影響ユーザの判定と広告の配信は別装置が行ってもよい。例えば、判定装置100が影響ユーザの判定までを行い、配信装置が判定装置100から取得した影響ユーザに関する情報に基づいて、広告の配信を行ってもよい。また、端末装置10は、例えば1時間等など所定の間隔でユーザU1の位置情報を判定装置100へ送信してもよい。
〔2.判定システムの構成〕
図2に示すように、判定システム1は、端末装置10と、判定装置100と、提供元装置200とが含まれる。端末装置10と、判定装置100と、提供元装置200とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した判定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の判定装置100や、複数台の提供元装置200が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる操作に従って、アプリケーション(以下、「アプリ」と称する場合がある)を起動する。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。なお、上述した端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
判定装置100は、公衆放送の放送時刻に関する情報と、端末装置10から取得した行動情報とに基づいて、影響ユーザの判定を行う情報処理装置である。また、判定装置100は、公衆放送の放送時刻に関する情報と、影響ユーザの判定に関する情報とに基づいて、端末装置10に所定のタイミングで広告を配信する。
提供元装置200は、端末装置10からの要求に基づいてコンテンツを提供する情報処理装置である。例えば、提供元装置200は、端末装置10からの要求に基づいてアプリAのデータを端末装置10へ供給する。すなわち、端末装置10は、提供元装置200からアプリAをダウンロードする。
〔3.判定装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る判定装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る判定装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、判定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、判定装置100は、判定装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、放送情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、広告情報記憶部123とを有する。
(放送情報記憶部121)
実施形態に係る放送情報記憶部121は、公衆放送に関する情報を記憶する。図4には、放送情報記憶部121に記憶される公衆放送に関する情報の一例を示す。図4に示すように、放送情報記憶部121は、公衆放送に関する情報として、「放送時間」、「放送局」といった項目が含まれる。
「放送時間」は、公衆放送に関する放送時間を示す。例えば、「放送時間」は、各時間の開始時刻や終了時刻を示す。また、「放送局」には、「局A」、「局B」、「局C」などが含まれ、局ごとに放送時間に対応する公衆放送に関する情報が記憶される。具体的には、「放送局」は、「局A」、「局B」、「局C」など各局が放送する番組やCM等のコンテンツの内容(以下、「放送内容」とする場合がある)に関する情報を示す。
例えば、放送時間「時間A」における放送局「局A」の公衆放送の放送内容は、コンテンツA1であることを示す。つまり、放送時間「時間A」において、放送局「局A」は、番組「コンテンツA1」を放送することを示す。また、図4に示す例において、「放送局」には、コンテンツに関連する商品の情報も記憶される。つまり、放送時間「時間A」において放送局「局A」が放送する番組「コンテンツA1」には、商品「スーツA」に関する情報が含まれることを示す。例えば、放送時間「時間A」において放送局「局A」が放送する番組「コンテンツA1」において、商品「スーツA」に関する情報が放送されることを示す。
例えば、放送時間「時間B」における放送局「局B」の公衆放送の放送内容は、腕時計Aの広告であることを示す。つまり、放送時間「時間B」において、放送局「局B」は、腕時計Aに関するCMを放送することを示す。また、例えば、放送時間「時間C」における放送局「局C」の公衆放送の放送内容は、アプリCの広告であることを示す。つまり、放送時間「時間C」において、放送局「局C」は、アプリCに関するCMを放送することを示す。
なお、放送情報記憶部121は、上記は公衆放送に関する情報の一例であって、公衆放送に関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、放送情報記憶部121は、出演者に関する情報などを記憶してもよい。
(ユーザ情報記憶部122)
実施形態に係るユーザ情報記憶部122は、ユーザに関する情報を記憶する。図5には、ユーザ情報記憶部122に記憶されるユーザに関する情報の一例を示す。図5に示すように、ユーザ情報記憶部122は、ユーザに関する情報として、「ユーザID」、「現在位置」、「商品名」、「時刻」、「行動」、「配信」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、ユーザU1と記載する場合がある)は、図1の例に示したユーザに対応する。「現在位置」は、ユーザの現在位置を示す。例えば、「現在位置」は、端末装置10から取得する行動情報に含まれる位置情報により特定される位置であってもよい。また、例えば、「現在位置」は、ユーザが利用する端末装置10から最後に取得した位置情報により特定される位置であってもよい。
「商品名」は、対応するユーザが影響ユーザであると判定された商品やサービス等の名称を示す。「時刻」は、対応する商品名に関するユーザの行動情報が取得された時刻を示す。「行動」は、対応する商品名に関するユーザの行動情報に含まれるユーザが行った行動を示す。「配信」は、対応する商品名に関する広告の配信可否を示す。
例えば、図5に示す例において、ユーザU1は、商品名「アプリA」に関する影響ユーザであることを示す。また、ユーザU1は、商品名「アプリA」に関するユーザの行動情報が取得された時刻が時刻t12であることを示す。また、ユーザU1は、商品名「アプリA」に関するユーザの行動情報に含まれる行動が「ダウンロード」であることを示す。また、ユーザU1は、商品名「アプリA」に関する広告を配信してもよいことを示す。図5に示す例において、ユーザU1は、商品名「アプリA」、「ホテルA」、「腕時計A」に関する影響ユーザであることを示す。なお、図5に示す例において、ユーザU2は、いずれの商品に関しても影響ユーザではないことを示す。
なお、ユーザ情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部122は、商品名「アプリA」に関する広告の配信期間に関する情報を記憶してもよい。
(広告情報記憶部123)
実施形態に係る広告情報記憶部123は、広告に関する各種情報を記憶する。図6に、実施形態に係る広告情報記憶部123の一例を示す。図6に示す広告情報記憶部123は、「広告ID」、「商品名」、「広告コンテンツ」、「広告主ID」といった項目を有する。
「広告ID」は、広告を識別するための識別情報を示す。「商品名」は、広告の対象となる商品や役務等の名称を示す。図6に示す例において、広告ID「A1」の広告は、商品名「アプリA」の広告であることを示す。なお、各商品を識別する情報としては「商品名」に限らず、商品を識別するための「商品ID」等の情報を記憶してもよい。
「広告コンテンツ」は、広告主から入稿された広告コンテンツ(単に「広告」と記載する場合がある)を示す。図6では「広告コンテンツ」に「AC1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。「広告主ID」は、広告主を識別するための識別情報を示す。図6に示す例において、広告ID「A1」の広告の広告主は、広告主ID「AP1」により識別される広告主である。なお、広告主は、入稿作業等を代理店に依頼する場合もある。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であるものとする。
なお、広告情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、広告情報記憶部123は、広告の表示に要する費用や広告による収益の予測等に関する情報を記憶してもよい。広告情報記憶部123は、入札価格に関する情報や、広告の1000回表示あたりの収益額を示す、いわゆるeCPM(effective Cost Per Mille)等の情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、判定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、判定部132と、配信部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、端末装置10を利用するユーザに関する行動情報を取得する。例えば、取得部131は、行動情報として、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行ったことを示す情報や、アプリAのダウンロードを行った時刻を示す情報を端末装置10から取得する。また、取得部131は、端末装置10から位置情報を取得する。例えば、取得部131は、所定の間隔でユーザU1の位置情報を端末装置10から取得する。また、取得部131は、外部の情報処理装置から端末装置10を利用するユーザに関する行動情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行った提供元装置200から、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行ったことを示す行動情報を取得する。また、取得部131は、公衆放送に関する情報を外部の情報処理装置から取得してもよい。また、取得部131は、公衆放送に関する情報を外部の情報処理装置から取得した場合、放送情報記憶部121に記憶する。
また、取得部131は、端末装置10からアプリの利用履歴に関する情報を受け付けてもよい。例えば、取得部131は、端末装置10からアプリに含まれる所定のSDK(Software Development Kit)により収集されるアプリの利用履歴に関する情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、端末装置10においてアプリが起動された場合、起動されたアプリに含まれる所定のSDKからアプリが起動されたことを示す情報を取得する。
(判定部132)
判定部132は、取得部131により取得された行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置10を利用するユーザを所定の公衆放送によって所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する。例えば、判定部132は、所定の行動が行われた時刻と、端末装置10から取得した位置情報により特定される地域における公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、ユーザを影響ユーザと判定する。
判定部132は、所定の行動の対象と、公衆放送の放送内容とが所定の条件を満たす場合、ユーザを影響ユーザと判定する。例えば、判定部132は、所定の行動の対象が、公衆放送の放送内容に関連する場合、所定の条件を満たすと判定する。図1に示す例において、所定の行動がアプリAのダウンロードであり、公衆放送の放送内容がアプリAのCMであるため、判定部132は、所定の行動の対象がアプリであり、公衆放送の放送内容のアプリAと関連するため、所定の条件を満たすと判定する。
また、図1に示す例において、判定部132は、取得部131により取得されたユーザの行動情報と、公衆放送の放送時刻に関する情報とに基づいて、影響ユーザの判定を行う。例えば、判定部132は、取得したユーザU1の位置情報に対応する放送局を特定する。そして、判定部132は、ユーザU1の現在位置(地域)に対応する放送局によりアプリAのCMが放送された時刻t11と、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行った時刻t12との時間差td1に基づいて、ユーザU1が影響ユーザであるかどうかを判定する。例えば、判定部132は、時間差td1が所定の閾値以内であれば、ユーザU1を時刻t11において放送されたアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定する。
(配信部133)
配信部133は、公衆放送の放送時刻に基づいて、端末装置10に公衆放送における放送内容に関連する広告を配信する。配信部133は、所定の行動に関連する公衆放送が開始された時刻から所定の期間内に、影響ユーザの端末装置10に公衆放送における放送内容に関連する広告を配信する。図1に示す例において、配信部133は、公衆放送におけるアプリAのCMの放送時刻に基づいて、影響ユーザであるユーザU1にアプリAの広告を配信する。図1に示す例において、配信部133は、ユーザU1をアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定した情報と、アプリAのCMが放送される放送時刻に関する情報とに基づいて、所定のタイミングでアプリAに関する広告を端末装置10に配信する。
〔4.端末装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図7は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図7に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定のネットワークと有線または無線で接続され、判定装置100や提供元装置200との間で情報の送受信を行う。
(記憶部12)
記憶部12は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。
(入力部13)
入力部13は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部13は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部13は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部14)
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
(制御部15)
制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶部12などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部15は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部15は、送信部151と、受信部152と、表示部153とを有し、以下に説明する判定処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する判定処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
送信部151は、ユーザに関する行動情報を判定装置100へ送信する。例えば、図1に示す例において、送信部151は、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行ったことを示す情報や、アプリAのダウンロードを行った時刻を示す情報を判定装置100へ送信する。
受信部152は、判定装置100から配信された広告を受信する。また、受信部152は、広告を受信した場合、受信した広告を記憶部12に格納してもよい。また、受信部152は、提供元装置200からアプリAのデータを受信する。また、受信部152は、他の提供元装置200から種々の情報を受信してもよい。
表示部153は、判定装置100から配信された広告を表示する。例えば、図1に示す例において、表示部153は、受信部152により受信されたアプリAの広告AC1を、所定のタイミングで表示する。例えば、表示部153は、アプリA以外のアプリを起動した際に、受信部152により受信されたアプリAの広告AC1を表示してもよい。また、例えば、表示部153は、受信部152によりアプリAの広告AC1が受信された際に、広告AC1を表示、すなわち広告AC1をプッシュ通知してもよい。
なお、上述した制御部15による選択処理等の処理は、例えば、JavaScript(登録商標)などにより実現されてもよい。また、上述した広告の表示に関する処理が専用アプリにより行われる場合、制御部15は、例えば、所定のアプリや専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
〔5.判定処理のフロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る判定システム1による判定処理に含まれる影響ユーザの判定の手順について説明する。図8は、実施形態に係る影響ユーザの判定の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、判定装置100の取得部131は、公衆放送の放送情報を取得する(ステップS101)。例えば、取得部131は、外部の情報処理装置から公衆放送の放送情報を取得する。なお、取得部131は、予め公衆放送の放送情報を有する場合、ステップS101を行わなくてもよい。また、取得部131は、ユーザの行動情報を取得する(ステップS102)。例えば、取得部131は、端末装置10からユーザの行動情報を取得する。なお、取得部131は、ステップS102において取得した行動情報にユーザの位置情報が含まれず、端末装置10を利用するユーザの現在位置を特定できない場合、端末装置10からユーザの位置情報を取得してもよい。
その後、判定装置100の判定部132は、ステップS102において取得した行動情報と公衆放送の放送内容が所定の条件を満たすかどうかを判定する(ステップS103)。例えば、判定部132は、ユーザの現在位置により特定される地域における公衆放送の放送内容と、ユーザの行動情報とが、所定の条件を満たすかどうかを判定する。ここで、判定部132は、取得した行動情報と公衆放送の放送内容が所定の条件を満たさない場合(ステップS103:No)、影響ユーザの判定を終了する。一方、例えば、図1に示す例において、判定部132は、時刻t11において放送されたCMの内容がアプリAであり、時刻t12においてユーザU1が端末装置10にダウンロードしたアプリがアプリAであるため、所定の条件を満たすと判定する。
判定部132は、ユーザの現在位置により特定される地域における公衆放送の放送内容とユーザの行動情報とが所定の条件を満たす場合(ステップS103:Yes)、行動情報の時刻と公衆放送の時刻が所定の時間差以内であるかどうかを判定する(ステップS104)。ここで、判定部132は、行動情報の時刻と公衆放送の時刻が所定の時間差以内でない場合(ステップS104:No)、影響ユーザの判定を終了する。一方、例えば、図1に示す例において、判定部132は、アプリAのCMが放送された時刻t11と、ユーザU1が端末装置10にアプリAをダウンロードした時刻t12との時間差td1が所定の時間差以内であると判定する。
判定部132は、行動情報の時刻と公衆放送の時刻が所定の時間差以内である場合(ステップS104:Yes)、ユーザを影響ユーザと判定する(ステップS105)。例えば、図1に示す例において、判定部132は、アプリAのCMが放送された、時刻t11と、ユーザU1がアプリAをダウンロードした時刻t12との時間差td1が所定の時間差以内であるため、ユーザU1を影響ユーザと判定する。例えば、判定部132は、アプリAに関する影響ユーザであると判定する。
次に、図9を用いて、実施形態に係る判定システム1による判定処理に含まれる影響ユーザへの広告配信の手順について説明する。図9は、実施形態に係る影響ユーザへの広告配信の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、判定装置100の取得部131は、公衆放送の放送情報を取得する(ステップS201)。例えば、取得部131は、外部の情報処理装置から公衆放送の放送情報を取得する。なお、取得部131は、予め公衆放送の放送情報を有する場合、ステップS201を行わなくてもよい。また、取得部131は、ユーザの位置情報を取得する(ステップS202)。例えば、取得部131は、端末装置10からユーザの位置情報を取得する。なお、取得部131は、予め有するユーザの位置情報により端末装置10を利用するユーザの現在位置を特定できる場合、ステップS202を行わなくてもよい。
その後、判定装置100の判定部132は、放送内容に関連する影響ユーザかどうかを判定する(ステップS203)。例えば、判定部132は、現在位置を特定したユーザが現在位置により特定される地域における公衆放送の放送内容に関する影響ユーザかどうかを判定する。ここで、判定部132は、現在位置を特定したユーザが現在位置により特定される地域における公衆放送の放送内容に関する影響ユーザでない場合(ステップS203:No)、影響ユーザへの広告配信を終了する。一方、例えば、図1に示す例において、判定部132は、現在位置を特定したユーザU1を、現在位置により特定される地域における公衆放送の放送内容、すなわち時刻t13において放送されたCMの内容であるアプリAに関する影響ユーザであると判定する。
判定部132は、ユーザが放送内容に関連する影響ユーザである場合(ステップS203:Yes)、当該影響ユーザに配信可能かを判定する(ステップS204)。ここで、判定部132は、当該影響ユーザに配信可能でない場合(ステップS204:No)、影響ユーザへの広告配信を終了する。一方、例えば、図1に示す例において、判定部132は、ユーザU1が放送内容であるアプリAに関連する影響ユーザであり、当該影響ユーザにはアプリAの広告が配信可能であると判定する。
判定装置100の配信部133は、影響ユーザには広告が配信可能である場合(ステップS204:Yes)、所定のタイミングで影響ユーザに放送内容に関連する広告を配信する(ステップS205)。例えば、図1に示す例において、配信部133は、アプリAに関する影響ユーザであるユーザU1の端末装置10に所定のタイミングでアプリAに関する広告を配信する。
〔6.変形例〕
上述した実施形態に係る判定システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、判定システム1の他の実施形態について説明する。
〔6−1.公衆放送の放送内容〕
上述した例においては公衆放送の放送内容がCMであり、商品がアプリである場合について説明したが、公衆放送の内容がCM以外であってもよいし、商品はアプリ以外であってもよい。この点について、図10を用いて説明する。図10は、変形例に係る判定処理の一例を示す図である。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図10に示す判定装置100は、所定の商品または所定のサービスに関する行動が行われた時刻と、公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置10を利用するユーザを影響ユーザと判定する。具体的には、判定装置100は、所定の商品である腕時計Aに関する行動である腕時計Aの検索が行われた時刻と、公衆放送における腕時計Aに関する情報を含むコンテンツ(図10においては通販番組)が放送された時刻とに基づいて、端末装置10を利用するユーザU1が影響ユーザであるかを判定する。なお、図10に示す例では、判定装置100は、腕時計Aの通販番組の放送内容を含む公衆放送の放送時刻に関する情報を予め取得しているものとして説明する。
また、判定装置100は、公衆放送の放送時刻に基づいて、公衆放送における放送内容に関連する広告を、影響ユーザと判定されたユーザの端末装置10に配信する。具体的には、判定装置100は、公衆放送における腕時計AのCMの放送時刻に基づいて、影響ユーザであるユーザU1に腕時計Aの広告を配信する。図10に示す例においては、公衆放送として所定の放送局によるテレビジョン放送を一例として示す。
図10に示す例においては、時刻t21において所定の放送局により腕時計Aの通販番組が放送される(ステップS21)。図10に示すように、テレビTVには、腕時計Aの通販番組であるコンテンツTC21が表示される。なお、図10に示す腕時計Aの通販番組が放送された時刻t21は、ステップS21における腕時計Aの通販番組の開始時刻や腕時計Aの通販番組の終了時刻、腕時計Aの通販番組の開始時刻と終了時刻との中間の時刻などでもよい。また、図10に示す腕時計Aの通販番組が放送された時刻t21は、ステップS21において放送される通販番組中の腕時計Aに関する放送が開始される時刻など、腕時計Aに関する情報が放送されている時間内であれば、目的に応じて種々の時刻が選択されてもよい。図10に示す例においては、放送される通販番組中の腕時計Aに関する放送が開始される時刻を時刻t21とする。以下では、ユーザU1は、ステップS21の時点における位置が腕時計Aの通販番組であるコンテンツTC21を放送する放送局の放送エリアに対応し、コンテンツTC21が表示されたテレビTVを見た場合を例に説明する。
図10に示す例においては、時刻t21において腕時計Aの通販番組が放送された後、ユーザU1は、時刻t22において腕時計Aに関する検索を行う(ステップS22)。例えば、ユーザU1は、時刻t22において端末装置10を操作して所定のブラウザを起動し、腕時計Aに関する検索を行う。また、腕時計Aの通販番組が放送された時刻t21と、ユーザU1が腕時計Aの検索を行った時刻t22との時間差をtd2(=t22−t21)とする。
時刻t22においてユーザU1が腕時計Aの検索を行った後、端末装置10は、ユーザU1に関する行動情報を判定装置100へ送信する(ステップS23)。例えば、端末装置10は、ユーザU1が腕時計Aの検索を行ったことを示す情報や、腕時計Aの検索を行った時刻を示す情報を判定装置100へ送信する。また、端末装置10は、ユーザU1の位置情報を判定装置100へ送信する。なお、端末装置10は、例えば1時間等など所定の間隔でユーザU1の位置情報を判定装置100へ送信してもよい。
端末装置10からユーザU1の行動情報を取得した判定装置100は、取得したユーザU1の行動情報と、公衆放送の放送時刻に関する情報とに基づいて、影響ユーザの判定を行う(ステップS24)。具体的には、判定装置100は、取得したユーザU1の位置情報に対応する放送局を特定する。そして、判定装置100は、ユーザU1の現在位置に対応する放送局により腕時計Aの通販番組が放送された時刻t21と、ユーザU1が腕時計Aの検索を行った時刻t22との時間差td2に基づいて、ユーザU1が影響ユーザであるかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、時間差td2が所定の閾値以内であれば、ユーザU1を時刻t21において放送された腕時計Aの通販番組に影響を受けた影響ユーザであると判定する。図10に示す例では、判定装置100は、ユーザU1をステップS21において放送された腕時計Aの通販番組に影響を受けた影響ユーザであると判定する。
図10に示す例においては、ステップS24において影響ユーザの判定を行ってから所定の期間が経過した時刻t23において所定の放送局により腕時計AのCMが放送される(ステップS25)。図10に示すように、テレビTVには、腕時計AのCMであるコンテンツTC22が表示される。なお、ステップS21におけるテレビTVとステップS25におけるテレビTVは、同じテレビ放送受信機であってもよいし、異なるテレビ放送受信機であってもよい。また、ステップS21においてコンテンツTC21を放送する放送局とステップS25においてコンテンツTC22を放送する放送局とは、同じ放送局であってもよいし、異なる放送局であってもよい。
ここで、判定装置100は、ステップS24においてユーザU1を腕時計Aの通販番組に影響を受けた影響ユーザであると判定している。また、判定装置100は、時刻t23において所定の放送局により腕時計AのCMが放送されることを示す公衆放送の放送時刻に関する情報を有する。そこで、判定装置100は、時刻t23において腕時計AのCMが放送されるタイミングに合わせて、ユーザU1の利用する端末装置10に腕時計Aの広告AC2を配信する(ステップS26)。例えば、判定装置100は、時刻t23において腕時計AのCMが放送されるタイミングに合わせて、腕時計Aのオークションに関する広告など、腕時計Aの購入を促す広告を端末装置10に配信する。例えば、判定装置100は、ステップS25の時点におけるユーザU1の位置が腕時計AのCMであるコンテンツTC22を放送する放送局の放送エリアに対応する場合、端末装置10に腕時計Aの広告AC2を配信する。例えば、判定装置100は、端末装置10に腕時計Aの広告AC2として、腕時計Aを販売する所定のショッピングサイトの腕時計Aに関する情報を配信してもよい。
判定装置100から腕時計Aの広告AC2を受信した端末装置10は、受信した腕時計Aの広告AC2を、例えば時刻t24等の所定のタイミングで表示する(ステップS27)。例えば、端末装置10は、所定のブラウザを起動した際に、受信した腕時計Aの広告AC2を表示してもよい。また、例えば、端末装置10は、ステップS26において腕時計Aの広告AC2を受信した際に、広告AC2を表示、すなわち広告AC2をプッシュ通知してもよい。
このように、図10に示す例において、判定装置100は、腕時計Aの検索が行われた時刻と、所定の放送局によって腕時計Aの通販番組が放送された時刻とに基づいて、端末装置10を利用するユーザU1が影響ユーザであるかを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
なお、図10に示す例においては、ステップS21において放送されるコンテンツを腕時計Aに関する情報を含む通販番組とする例を示したが、腕時計Aに関する情報を含むコンテンツであればドラマや映画などどのようなコンテンツであってもよい。また、ステップS25において放送されるコンテンツを腕時計Aに関する広告とする例を示したが、腕時計Aに関する情報を含むコンテンツであればドラマや映画などどのようなコンテンツであってもよい。このように、判定装置100は、CM以外のコンテンツであっても、影響ユーザかどうかを判定することができる。すなわち、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。これにより、判定装置100は、適切な広告を配信することができる。
〔6−2.放送内容と配信広告〕
上述した例において影響ユーザに配信する広告は、通常配信される広告とは異なる広告であってもよい。例えば、判定装置100は、影響ユーザが視聴していると想定される公衆放送の放送内容に基づく広告を配信してもよい。具体的には、判定装置100は、影響ユーザに公衆放送の放送内容に関連して作成された広告を配信してもよい。これにより、判定装置100は、より広告効果を高めることができる。また、放送内容に基づく広告を配信としては、放送内容に関連するクリエイティブ(広告制作物)を用いた広告の配信であってもよい。この場合、判定装置100は、アプリに関する複数の広告をサーバ(例えば、広告情報記憶部123)に保持してもよい。そして、判定装置100は、複数の広告の中から、放送内容に最も関連する広告を選択して、その広告をユーザに配信してもよい。これにより、判定装置100は、放送内容に最適化された広告をユーザに配信することができる。例えば、判定装置100は、単にアプリの広告を表示するのでなく、放送内容に関連したキャラクター等を含む放送内容に最適化されたクリエイティブによるアプリの広告をユーザに配信することができる。また、判定装置100は、アプリに関する広告の構成要素となる複数の部分クリエイティブをサーバ(例えば、広告情報記憶部123)に保持してもよい。この場合、判定装置100は、放送内容に基づいて、複数の部分クリエイティブを組み合わせた広告をユーザに配信してもよい。例えば、判定装置100は、キャラクターAが含まれる公衆放送の放送内容に関連してアプリAの広告を配信する場合は、キャラクターAに関する部分クリエイティブを含んだアプリAの広告をユーザに配信してもよい。また、例えば、判定装置100は、キャラクターBが含まれる公衆放送の放送内容に関連して広告を配信する場合は、キャラクターBに関する部分クリエイティブを含んだアプリAの広告をユーザに配信してもよい。例えば、判定装置100は、キャラクターBが含まれる公衆放送の放送内容に関連して広告を配信する場合は、キャラクターAが登場する部分をキャラクターBに関する部分クリエイティブに差し替えたアプリAの広告をユーザに配信してもよい。このように、判定装置100は、放送内容に基づいて最適化された広告をユーザに配信することにより、広告の効果をさらに向上させることができる。なお、上記の放送内容に基づく広告の最適化は一例であり、判定装置100は、目的に応じて種々の手段により放送内容に基づく広告の最適化を行ってもよい。
〔6−3.行動情報の利用〕
上記の例においては、判定装置100が端末装置10から取得した行動情報により判定した影響ユーザに関する情報に基づいて広告を配信する場合を示したが、判定装置100は、公衆放送の効果測定としてのみ使用してもよい。例えば、判定装置100は、公衆放送の放送時刻に対応して端末装置10から取得した行動情報に基づいて、公衆放送の放送内容とユーザの行動との相関に関する分析を行ってもよい。この場合、判定装置100は、多数のユーザの行動情報に基づいて統計的手法により分析を行ってもよい。
例えば、判定装置100は、図1に示す例において、アプリAのCMが放送時刻から所定の期間内に取得したユーザの行動情報における行動の内容の分布に基づく分析を行う。例えば、アプリAのCMが放送時刻から所定の期間内の行動情報のうち、アプリAを起動した割合や、アプリAをダウンロードした割合や、アプリAをインストールした割合や、アプリAを検索した割合などに基づいて、アプリAのCMがどのような行動により効果が高い広告であるかを分析する。これにより、判定装置100は、精度よく広告効果の測定を行うことができる。また、判定装置100が分析した分析情報に基づいて広告配信を行うことにより、判定装置100は、より適切な広告配信ができる。例えば、判定装置100は、アプリAの起動に効果が高いと分析されたアプリAのCMが放送された場合、既にアプリAをインストール済みの影響ユーザに対してのみ、広告を配信してもよい。これにより、判定装置100は、影響ユーザの中でも、さらにターゲットを絞ったユーザに対して広告を配信することができ、広告効果を向上させることができる。
また、判定装置100は、影響ユーザと判定されたユーザを公衆放送と行動との相関性が高いユーザであると判定してもよい。この場合、判定装置100は、影響ユーザと判定されたユーザに対して、公衆放送の放送内容と関連する広告を公衆放送の放送タイミングと合わせて配信してもよい。
〔6−4.端末装置における影響ユーザの判定〕
上記の例においては、判定装置100が端末装置10を利用するユーザが影響ユーザかどうかを判定する例を示したが、ユーザが利用する端末装置がそのユーザが影響ユーザかどうかを判定してもよい。この場合、例えば、ユーザの利用する端末装置が判定装置の影響ユーザを判定する機能を有してもよい。また、影響ユーザを判定する判定装置がユーザに利用される端末装置であってもよい。この点について、図11〜図14を用いて説明する。
〔6−4−1.判定処理〕
まず、図11を用いて、判定システム2において端末装置が影響ユーザの判定を行う判定処理の一例について説明する。図11は、変形例に係る判定処理の他の一例を示す図である。図11に示す端末装置20は、所定の行動が行われた時刻と、公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置20を利用するユーザを公衆放送によって影響ユーザと判定する。具体的には、端末装置20は、所定のアプリに関する行動であるアプリAのダウンロードが行われた時刻と、公衆放送におけるアプリAのCMが放送された時刻とに基づいて、端末装置20を利用するユーザU1が影響ユーザであるかを判定する。なお、図11に示す例では、端末装置20は、CMの放送内容を含む公衆放送の放送時刻に関する情報を予め取得しているものとして説明する。
また、端末装置20は、公衆放送の放送時刻に基づいて、公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を、広告を配信する配信装置50に送信する。具体的には、端末装置20は、公衆放送におけるアプリAのCMの放送時刻に基づいて、アプリAに関する広告の配信要求を配信装置50に送信する。図11に示す例においては、公衆放送として所定の放送局によるテレビジョン放送を一例として示す。
図11に示す例においては、時刻t31において所定の放送局によりアプリAのCMが放送される(ステップS31)。図11に示すように、所定のテレビTVには、アプリAのCMであるコンテンツTC31が表示される。なお、図11に示すアプリAのCMが放送された時刻t31は、ステップS31におけるアプリAのCMの開始時刻やアプリAのCMの終了時刻、アプリAのCMの開始時刻と終了時刻との中間の時刻など、ステップS31においてアプリAのCMが放送されている時間内であれば、目的に応じて種々の時刻が選択されてもよい。図11に示す例においては、ステップS31におけるアプリAのCMの開始時刻を時刻t31とする。以下では、ステップS31の時点におけるユーザU1の位置がアプリAのCMであるコンテンツTC31を放送する放送局の放送エリアに対応し、ユーザU1がコンテンツTC31が表示されたテレビTVを見た場合を例に説明する。
図11に示す例においては、時刻t31においてアプリAのCMが放送された後、ユーザU1は、時刻t32において端末装置20にアプリAのダウンロードを行う(ステップS32)。例えば、ユーザU1は、時刻t32において端末装置20にアプリAのダウンロードを開始する。また、アプリAのCMが放送された時刻t31と、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行った時刻t32との時間差をtd3(=t32−t31)とする。
時刻t32においてアプリAのダウンロードが行われた後、端末装置20は、ユーザU1の行動情報と、公衆放送の放送時刻に関する情報とに基づいて、影響ユーザの判定を行う(ステップS33)。具体的には、端末装置20は、ユーザU1の位置情報に対応する放送局を特定する。そして、端末装置20は、ユーザU1の現在位置(地域)に対応する放送局によりアプリAのCMが放送された時刻t31と、ユーザU1がアプリAのダウンロードを行った時刻t32との時間差td3に基づいて、ユーザU1が影響ユーザであるかどうかを判定する。例えば、端末装置20は、時間差td3が所定の閾値以内であれば、ユーザU1を時刻t31において放送されたアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定する。図11に示す例では、端末装置20は、ユーザU1をステップS31において放送されたアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定する。例えば、端末装置20は、ユーザU1をアプリAに関する影響ユーザであると判定する。
図11に示す例においては、ステップS33において影響ユーザの判定が行われてから所定の期間が経過した時刻t33において所定の放送局によりアプリAのCMが放送される(ステップS34)。図11に示すように、テレビTVには、アプリAのCMであるコンテンツTC32が表示される。なお、ステップS31において放送されるコンテンツTC31とステップS34において放送されるコンテンツTC32とは、アプリAに関するコンテンツであれば、同じコンテンツであってもよいし、異なるコンテンツであってもよい。また、ステップS31におけるテレビTVとステップS34におけるテレビTVは、同じテレビ放送受信機であってもよいし、異なるテレビ放送受信機であってもよい。また、ステップS31においてコンテンツTC31を放送する放送局とステップS34においてコンテンツTC32を放送する放送局とは、同じ放送局であってもよいし、異なる放送局であってもよい。
ここで、端末装置20は、ステップS33においてユーザU1をアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定している。また、端末装置20は、時刻t33において所定の放送局によりアプリAのCMが放送されることを示す公衆放送の放送時刻に関する情報を有する。そこで、端末装置20は、時刻t33においてアプリAのCMが放送されるタイミングに合わせて、配信装置50にアプリAに関する広告の配信要求を送信する(ステップS35)。例えば、端末装置20は、ステップS34の時点におけるユーザU1の位置がアプリAのCMであるコンテンツTC32を放送する放送局の放送エリアに対応する場合、配信装置50にアプリAに関する広告の配信要求を送信する。
そして、端末装置20からアプリAに関する広告の配信要求を受け付けた配信装置50は、端末装置20にアプリAの広告AC1を配信する(ステップS36)。例えば、配信装置50は、端末装置20からアプリAに関する広告の配信要求に基づいて、アプリAのキャンペーンに関する広告など、アプリAの利用を促す広告を端末装置20に配信する。
配信装置50からアプリAの広告AC1を受信した端末装置20は、受信したアプリAの広告AC1を、例えば時刻t34等の所定のタイミングで表示する(ステップS37)。例えば、端末装置20は、アプリA以外のアプリを起動した際に、受信したアプリAの広告AC1を表示してもよい。また、例えば、端末装置20は、ステップS36においてアプリAの広告AC1を受信した際に、広告AC1を表示、すなわち広告AC1をプッシュ通知してもよい。
このように、図11に示す例において、端末装置20は、アプリAのダウンロードが行われた時刻と、所定の放送局によってアプリAのCMが放送された時刻とに基づいて、端末装置20を利用するユーザU1が影響ユーザであるかを判定する。これにより、端末装置20は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、端末装置20は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、端末装置20は、ユーザU1をアプリAのCMに影響を受けた影響ユーザであると判定した情報と、アプリAのCMが放送される放送時刻に関する情報とに基づいて、所定のタイミングでアプリAに関する広告の配信要求を配信装置50に送信する。これにより、端末装置20は、適切なタイミングで広告の配信を受けることができる。なお、端末装置20は、ユーザU1をアプリAに関する影響ユーザであると判定した場合、アプリAに類似するアプリであるアプリBのCMが放送される放送時刻に関する情報とに基づいて、所定のタイミングでアプリBに関する広告の配信要求を配信装置50に送信してもよい。このように、端末装置20は、影響ユーザと判定された行動に関する商品に類似する商品に関する情報を、類似する商品に関する公衆放送が放送されるタイミングに合わせて配信装置50に要求してもよい。なお、端末装置20は、ユーザU1をアプリAに関する影響ユーザであると判定した場合、ユーザU1はカテゴリ「アプリ」に関する影響ユーザであると判定してもよい。このように、端末装置20は、カテゴリに関する影響ユーザとして判定してもよい。そして、端末装置20は、影響ユーザであると判定されたカテゴリに関する情報を、カテゴリに関する公衆放送が放送されるタイミングに合わせて配信装置50に要求してもよい。
なお、図11に示す例においては、端末装置20は、アプリAのダウンロードの有無に基づいて、影響ユーザの判定を行ったが、アプリAのインストールの有無またはアプリAに関する情報の取得の有無またはアプリAの起動の有無に基づいて、影響ユーザの判定を行ってもよい。例えば、端末装置20がアプリAの起動の有無に基づいて影響ユーザの判定を行う場合、ユーザがアプリAを久しく使っていなかったが広告を見て再度使い始めた場合に、ユーザをアプリAに関する影響ユーザと判定することができる。例えば、端末装置20は、アプリAに関する情報の取得として、ユーザU1がアプリAに関する検索を行ったか、アプリAに関するウェブサイトを閲覧したかに関する情報に基づいて、影響ユーザの判定を行ってもよい。
〔6−4−2.端末装置の構成〕
次に、図12を用いて、変形例に係る端末装置20の構成について説明する。図12は、変形例に係る端末装置の一例を示す図である。図12に示すように、端末装置20は、通信部21と、記憶部22と、入力部23と、出力部24と、制御部25とを有する。
(通信部21)
通信部21は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部21は、図示しない所定のネットワークと有線または無線で接続され、配信装置50や所定の提供元装置(例えば、図2に示す提供元装置200)との間で情報の送受信を行う。
(記憶部22)
記憶部22は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部22は、例えば、端末装置20にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。変形例に係る記憶部22は、図12に示すように、放送情報記憶部221と、ユーザ情報記憶部222とを有する。
(放送情報記憶部221)
変形例に係る放送情報記憶部221は、公衆放送に関する情報を記憶する。図13には、放送情報記憶部221に記憶される公衆放送に関する情報の一例を示す。図13に示すように、放送情報記憶部221は、公衆放送に関する情報として、「放送時間」、「放送局」といった項目が含まれる。
「放送時間」は、公衆放送に関する放送時間を示す。例えば、「放送時間」は、各時間の開始時刻や終了時刻を示す。また、「放送局」には、「局A」、「局B」、「局C」などが含まれ、局ごとに放送時間に対応する公衆放送に関する情報が記憶される。具体的には、「放送局」は、「局A」、「局B」、「局C」など各局が放送する番組やCM等のコンテンツの内容に関する情報を示す。
なお、放送情報記憶部221は、上記は公衆放送に関する情報の一例であって、公衆放送に関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、放送情報記憶部221は、出演者に関する情報などを記憶してもよい。
(ユーザ情報記憶部222)
変形例に係るユーザ情報記憶部222は、端末装置20を利用するユーザに関する情報を記憶する。図14には、ユーザ情報記憶部222に記憶されるユーザに関する情報の一例を示す。図14に示すように、ユーザ情報記憶部222は、ユーザに関する情報として、「現在位置」、「商品名」、「時刻」、「行動」、「配信」といった項目が含まれる。
「現在位置」は、端末装置20を利用するユーザの現在位置を示す。「商品名」は、端末装置20を利用するユーザが影響ユーザであると判定された商品やサービス等の名称を示す。「時刻」は、対応する商品名に関するユーザの行動情報が取得された時刻を示す。「行動」は、対応する商品名に関するユーザの行動情報に含まれるユーザが行った行動を示す。「配信」は、対応する商品名に関する広告の配信可否を示す。
なお、ユーザ情報記憶部222は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部222は、商品名「アプリA」に関する広告の配信期間に関する情報を記憶してもよい。
(入力部23)
入力部23は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部23は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部23は、端末装置20に設けられたボタンや、端末装置20に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部24)
出力部24は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
(制御部25)
制御部25は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置20内部の記憶部22などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部25は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図12に示すように、制御部25は、送信部251と、判定部252と、取得部253と、表示部254とを有し、以下に説明する判定処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部25の内部構成は、図12に示した構成に限られず、後述する判定処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部25が有する各処理部の接続関係は、図12に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。また、端末装置20の判定部252における処理は、判定装置100の判定部132における処理と同様の処理については記載を省略する。
送信部251は、判定部252により判定されたユーザが影響ユーザであることを示す情報に基づく広告の配信要求を配信装置50に送信する。また、送信部251は、公衆放送の放送時刻に基づいて、公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信する。また、送信部251は、所定の行動に関連する公衆放送が開始された時刻から所定の期間内に、公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信する。
取得部253は、端末装置20を利用するユーザに関する行動情報を取得する。例えば、取得部253は、行動情報として、ユーザ情報記憶部222に記憶されるユーザに関する情報を取得する。例えば、取得部253は、ユーザが所定のアプリのダウンロードを行ったことを示す情報や、所定のアプリのダウンロードを行った時刻を示す情報を取得する。また、取得部253は、公衆放送に関する情報を外部の情報処理装置から取得してもよい。また、取得部253は、公衆放送に関する情報を外部の情報処理装置から取得した場合、放送情報記憶部221に記憶する。取得部253は、配信装置50から配信された広告を取得する。また、取得部253は、端末装置20にインストールされたアプリに含まれる所定のSDKにより収集されるアプリの利用履歴に関する情報を取得してもよい。
判定部252は、取得部253により取得された行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置20を利用するユーザを所定の公衆放送によって所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する。例えば、判定部252は、所定の行動が行われた時刻と、ユーザの位置情報により特定される地域における公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、ユーザを影響ユーザと判定する。
判定部252は、所定の行動の対象と、公衆放送の放送内容とが所定の条件を満たす場合、ユーザを影響ユーザと判定する。例えば、判定部252は、所定の行動の対象が、公衆放送の放送内容に関連する場合、所定の条件を満たすと判定する。また、判定部252は、ユーザの位置情報に対応する放送局を特定する。そして、判定部252は、ユーザの現在位置(地域)に対応する放送局によりCMが放送された時刻と、ユーザが所定の行動を行った時刻との時間差に基づいて、ユーザが影響ユーザであるかどうかを判定する。
表示部254は、配信装置50から配信された広告を表示する。例えば、表示部254は、取得部253により取得された広告を、所定のタイミングで表示する。
なお、上述した制御部25による選択処理等の処理は、例えば、JavaScript(登録商標)などにより実現されてもよい。また、上述した広告の表示に関する処理が専用アプリにより行われる場合、制御部25は、例えば、所定のアプリや専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
上述した端末装置20においては、例えば、送信部251は、端末装置20を利用するユーザがアプリAに関する影響ユーザと判定されている場合、アプリAに関する放送内容のコンテンツが放送されるタイミングに合わせて、配信装置50にアプリAに関する広告の配信要求を送信する。そして、配信装置50から配信されたアプリAに関する広告を表示部254が表示することにより、適切な内容の広告を適切なタイミングでユーザが認識する。このように、端末装置20を利用するユーザが影響ユーザであることが判定できた場合、端末装置20は、ユーザが視聴する公衆放送を特定して、その内容に適した広告の配信要求を行い、その広告を適切なタイミングで表示することができる。
上記のように、端末装置20は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することにより公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。また、端末装置20は、公衆放送の放送時刻に基づいて、公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信することにより、ユーザに適した内容の広告の配信を適切なタイミングで受けることができ、広告の効果を向上させることができる。また、端末装置20は、公衆放送の放送内容に関連する広告の配信を受けることにより、広告の効果を向上させることができる。また、端末装置20は、ユーザを公衆放送開始から所定期間内に広告の配信を要求することにより、より適切なタイミングで広告を表示させ、広告の効果をさらに向上させることができる。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、取得部131と、判定部132とを有する。取得部131は、端末装置10を利用するユーザに関する行動情報を取得する。判定部132は、取得部131により取得された行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置10を利用するユーザを所定の公衆放送によって所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とに基づいて、影響ユーザを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において取得部131は、端末装置10から位置情報を取得する。判定部132は、所定の行動が行われた時刻と、端末装置10から取得した位置情報により特定される地域における公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、ユーザを影響ユーザと判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定の行動が行われた時刻と、ユーザの現在位置に対応する放送局による公衆放送の放送時刻とに基づいて、影響ユーザを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において判定部132は、所定の行動の対象と、公衆放送の放送内容とが所定の条件を満たす場合、ユーザを影響ユーザと判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定の行動の対象と、公衆放送の放送内容との関係に基づいて、影響ユーザを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において、判定部132は、所定の行動として所定のアプリケーションに関する行動が行われた時刻と、所定のアプリケーションに関連する公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、ユーザを公衆放送によって所定のアプリケーションに関する行動を行った影響ユーザと判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定のアプリケーションに関する行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とに基づいて、影響ユーザを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザのアプリケーションに関する行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において、判定部132は、所定のアプリケーションに関する行動を、所定のアプリケーションのインストールまたは所定のアプリケーションのダウンロードまたは所定のアプリケーションに関する情報の取得または所定のアプリケーションの起動として、ユーザが影響ユーザかどうかを判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定のアプリケーションに関するダウンロード、インストール、検索などの情報の取得が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とに基づいて、影響ユーザを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザのアプリケーションに関する行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において、判定部132は、所定の行動として所定の商品または所定のサービスに関する行動が行われた時刻と、所定の商品または所定のサービスに関連する公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、ユーザを公衆放送の放送によって所定の商品または所定のサービスに関する行動を行った影響ユーザと判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定の商品または所定のサービスに関する行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とに基づいて、影響ユーザを判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの所定の商品または所定のサービスに関する行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、配信部133を有する。配信部133は、公衆放送の放送時刻に基づいて、端末装置10に公衆放送における放送内容に関連する広告を配信する。
これにより、公衆放送の放送内容に関連する広告を端末装置10に配信する。これにより、判定装置100は、適切な内容の広告を配信することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において、配信部133は、所定の行動に関連する公衆放送が開始された時刻から所定の期間内に、影響ユーザの端末装置10に公衆放送における放送内容に関連する広告を配信する。
これにより、ユーザを公衆放送に影響を受けた影響ユーザであると判定した情報と、公衆放送が放送される放送時刻に関する情報とに基づいて、所定のタイミングで公衆放送に関連する内容の広告を端末装置10に配信する。これにより、判定装置100は、適切なタイミングで適切な内容の広告を配信することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において、判定部132は、所定の行動が行われた時刻が、公衆放送が開始された時刻から所定の期間内である場合、ユーザを影響ユーザと判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の期間内である場合に、ユーザを影響ユーザと判定する。これにより、判定装置100は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、実施形態及び変形例に係る判定装置100において、判定部132は、所定の行動が行われた時刻と、公衆放送における放送内容であるコマーシャルメッセージの放送時刻とが所定の条件を満たす場合、端末装置10を利用するユーザをコマーシャルメッセージによって所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する。
これにより、実施形態及び変形例に係る判定装置100は、所定の行動が行われた時刻と、コマーシャルメッセージ(CM)の放送時刻とが所定の期間内である場合に、ユーザを影響ユーザと判定する。これにより、判定装置100は、公衆放送によりユーザに提供した情報であるコマーシャルメッセージがユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、判定装置100は、コマーシャルメッセージがユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、変形例に係る端末装置20は、取得部253と、判定部252とを有する。取得部253は、ユーザに関する行動情報を取得する。判定部252は、取得部253により取得された行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、ユーザを所定の公衆放送によって所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する。
これにより、変形例に係る端末装置20は、所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とに基づいて、影響ユーザを判定する。これにより、端末装置20は、ユーザに提供した情報がユーザの行動に影響を与えたかを適切に判定することができる。したがって、端末装置20は、公衆放送がユーザの行動に与える影響を適切に測定することができる。
また、変形例に係る端末装置20は、送信部251を有する。送信部251は、判定部252により判定されたユーザが影響ユーザであることを示す情報に基づく広告の配信要求を所定の配信装置に送信する。
これにより、変形例に係る端末装置20は、公衆放送の放送時刻に基づいて、公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信することにより、ユーザに適した内容の広告の配信を適切なタイミングで受けることができ、広告の効果を向上させることができる。
また、変形例に係る端末装置20において、送信部251は、公衆放送の放送時刻に基づいて、公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信する。
これにより、変形例に係る端末装置20は、公衆放送の放送内容に関連する広告の配信を受けることにより、広告の効果を向上させることができる。
また、変形例に係る端末装置20において、送信部251は、所定の行動に関連する公衆放送が開始された時刻から所定の期間内に、公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信する。
これにより、変形例に係る端末装置20は、ユーザを公衆放送開始から所定期間内に広告の配信を要求することにより、より適切なタイミングで広告を表示させ、広告の効果をさらに向上させることができる。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態及び変形例に係る判定装置100は、例えば図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図15は、判定装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態及び変形例に係る判定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔9.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 判定システム
100 判定装置
121 放送情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 広告情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 判定部
133 配信部

Claims (18)

  1. 端末装置を利用するユーザに関する行動情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記端末装置を利用するユーザを前記所定の公衆放送によって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する判定部と、
    前記判定部により影響ユーザと判定されたユーザの端末装置に、前記所定の公衆放送の内容に基づいて変更された広告を配信する配信部と、
    を備えたことを特徴とする判定装置。
  2. 前記取得部は、
    前記端末装置から位置情報を取得し、
    前記判定部は、
    前記所定の行動が行われた時刻と、前記端末装置から取得した前記位置情報により特定される地域における公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記ユーザを前記影響ユーザと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記判定部は、
    前記所定の行動の対象と、前記公衆放送の放送内容とが所定の条件を満たす場合、前記ユーザを前記影響ユーザと判定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の判定装置。
  4. 前記判定部は、
    前記所定の行動として所定のアプリケーションに関する行動が行われた時刻と、前記所定のアプリケーションに関連する公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記ユーザを前記公衆放送によって前記所定のアプリケーションに関する行動を行った前記影響ユーザと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の判定装置。
  5. 前記判定部は、
    前記所定のアプリケーションに関する行動を、前記所定のアプリケーションのインストールまたは前記所定のアプリケーションのダウンロードまたは前記所定のアプリケーションに関する情報の取得または前記所定のアプリケーションの起動として、前記ユーザが前記影響ユーザかどうかを判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の判定装置。
  6. 前記判定部は、
    前記所定の行動として所定の商品または所定のサービスに関する行動が行われた時刻と、前記所定の商品または前記所定のサービスに関連する公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記ユーザを前記公衆放送の放送によって前記所定の商品または前記所定のサービスに関する行動を行った前記影響ユーザと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の判定装置。
  7. 前記配信部は、
    前記公衆放送の放送時刻に基づいて、前記端末装置に前記公衆放送における放送内容に関連する広告を配信す
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の判定装置。
  8. 前記配信部は、
    前記所定の行動に関連する公衆放送が開始された時刻から所定の期間内に、前記影響ユーザの端末装置に前記公衆放送における放送内容に関連する広告を配信する
    ことを特徴とする請求項7に記載の判定装置。
  9. 前記判定部は、
    前記所定の行動が行われた時刻が、前記公衆放送が開始された時刻から所定の期間内である場合、前記ユーザを前記影響ユーザと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の判定装置。
  10. 前記判定部は、
    前記所定の行動が行われた時刻と、前記公衆放送における放送内容であるコマーシャルメッセージの放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記端末装置を利用するユーザを前記コマーシャルメッセージによって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の判定装置。
  11. コンピュータが実行する判定方法であって、
    端末装置を利用するユーザに関する行動情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記端末装置を利用するユーザを前記所定の公衆放送によって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する判定工程と、
    前記判定工程により影響ユーザと判定されたユーザの端末装置に、前記所定の公衆放送の内容に基づいて変更された広告を配信する配信工程と、
    を含むことを特徴とする判定方法。
  12. 端末装置を利用するユーザに関する行動情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記端末装置を利用するユーザを前記所定の公衆放送によって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する判定手順と、
    前記判定手順により影響ユーザと判定されたユーザの端末装置に、前記所定の公衆放送の内容に基づいて変更された広告を配信する配信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする判定プログラム。
  13. ユーザが利用する端末装置であって、
    前記ユーザに関する行動情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記ユーザを前記所定の公衆放送によって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する判定部と、
    前記判定部により前記ユーザが影響ユーザであると判定された場合に、前記所定の公衆放送の内容に基づいて変更された広告の配信要求を所定の配信装置に送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  14. 前記送信部は、
    前記判定部により判定された前記ユーザが前記影響ユーザであることを示す情報に基づく広告の配信要求を所定の配信装置に送信す
    とを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
  15. 前記送信部は、
    前記公衆放送の放送時刻に基づいて、前記公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信する
    ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の端末装置。
  16. 前記送信部は、
    前記所定の行動に関連する公衆放送が開始された時刻から所定の期間内に、前記公衆放送における放送内容に関連する広告の配信要求を送信する
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の端末装置。
  17. ユーザが利用する端末装置が実行する判定方法であって、
    前記ユーザに関する行動情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記ユーザを前記所定の公衆放送によって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する判定工程と、
    前記判定工程により前記ユーザが影響ユーザであると判定された場合に、前記所定の公衆放送の内容に基づいて変更された広告の配信要求を所定の配信装置に送信する送信工程と、
    を含むことを特徴とする判定方法。
  18. ユーザが利用する端末装置が実行する判定プログラムであって、
    前記ユーザに関する行動情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記行動情報により特定される所定の行動が行われた時刻と、所定の公衆放送の放送時刻とが所定の条件を満たす場合、前記ユーザを前記所定の公衆放送によって前記所定の行動を行ったユーザである影響ユーザと判定する判定手順と、
    前記判定手順により前記ユーザが影響ユーザであると判定された場合に、前記所定の公衆放送の内容に基づいて変更された広告の配信要求を所定の配信装置に送信する送信手順と、
    を端末装置に実行させることを特徴とする判定プログラム。
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