JP5939117B2 - 接点金具及び該接点金具の取付構造を備える携帯端末 - Google Patents

接点金具及び該接点金具の取付構造を備える携帯端末 Download PDF

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Description

本出願は携帯端末のアンテナ等の接続に使用する接点金具及び該接点金具の取付構造を備える携帯端末に関する。
携帯電話機やスマートフォンと呼ばれる多機能携帯端末では、外部に電波を発信したり電波を受信したりするためのアンテナが必要である。そして、アンテナを備えた携帯端末では、アンテナで受信した電波を内部の受信回路に伝える、或いは内部の送信回路で生成された信号をアンテナから電波として送信するために、アンテナと内部の送受信回路とを接続する接点金具が使用されている。
このような接点金具の例としては、例えば、特許文献1に示されるような、携帯無線機のアンテナと、携帯無線機に内蔵された回路基板上の整合回路及び無線化色とを接続する固定金具がある。特許文献1に開示の固定金具は、一端に設けられた環状端子が携帯無線機の筐体に突設されたボス部に回路基板と共にネジで共締めされ、他端に設けられたアンテナ挿通孔にアンテナの基部が挿通されて固定される。
図1(a)はアンテナ1を備える携帯端末2の外観を示す斜視図である。例えば、携帯端末2が、ワンセグの地上波デジタル放送(以後ワンセグ放送という)を受信可能な携帯電話機やスマートフォンと呼ばれる多機能携帯端末、或いはワンセグの受信機である場合には、携帯端末2にアンテナ1が備えられる。図1(a)に示すアンテナ1は、ワンセグ放送を受信するために、携帯端末2の筐体10に対して回動できるアンテナである。
図1(b)は、図1(a)に示した携帯端末2の筐体10の内部にあるアンテナ取付部12と、アンテナ取付部12に設けられる、比較技術における接点金具3を示す部分拡大斜視図である。アンテナ取付部12には筐体10の外部に取り付けられるアンテナに接続するピン11Pがあり、接点金具3はこのピン11Pに取り付けられる。このため、比較技術における接点金具3には、ピン11Pに嵌め込まれるEリング形状部3Eと、Eリング形状部3Eから段差部3Dを経て筐体10の内部側に伸ばされた基板取付部3Cとが備えられている。
図2(a)は、図1(b)に示したアンテナ取付部12にあるピン11Pに取り付けられた接点金具3と、接点金具3の上に取り付けられる回路基板5の一部を示す部分拡大斜視図である。接点金具3はEリング形状部3Eがピン11Pに嵌め込まれた状態で基板取付部3Cが台部16の上に載置される。そして、基板取付部3Cの上に導電性の弾性金具4が取り付けられ、この弾性金具4の上に回路基板5が載置される。図に二点鎖線5Aで示す部分が回路基板5の取付位置である。そして、二点鎖線5Aで示す位置に置かれた回路基板5のアンテナ回路(図示せず)が弾性金具4、接点金具3を通じてアンテナのピン11Pに接続される。
図2(b)、(c)はアンテナの筐体内部への接続を説明する図である。図2(b)は図2(a)に示したアンテナ取付部12に止水用のOリング6がある場合(防水携帯端末の場合)のアンテナ取付部12の構造を示す部分拡大断面図である。また、図2(c)は図2(a)に示したアンテナ取付部12にOリング6が無い場合のアンテナ取付部12の構造を示す部分拡大断面図である。アンテナ取付部12の内部にはアンテナ1を保持するアンテナホルダ11があり、このアンテナホルダ11にアンテナ取付部12から露出するピン11Pが設けられている。
特開2006−33408号公報
しかし、図2(b)に示す接点金具3では、止水用のOリング6の反力によるピン11Pの抜けを防止するために、前述のEリング形状部3Eを採用しているので、嵌合がきつい場合接点金具3を取り外すと、腕部分が変形して再嵌合が出来なくなる課題があった。
1つの側面では、本出願は、筐体の外部に設置された金属部材を筐体内部で回路基板に接続するための接点金具であって、取り付け易く且つ外れにくい構造を備え、組立効率の向上が可能な接点金具及び該接点金具の取付構造を備える携帯端末の提供を目的とする。
1つの態様によれば、本出願は、筐体の外部に設置され、一部分がピンとして筐体の内部に露出する金属部材を、筐体内に設置される回路基板に接続する接点金具であって、平板状の基部と、基部の一辺に対して直交する方向に接続された面を有する弾性部と、弾性部に対して直交する方向に接続され、回路基板が取り付けられる面を有する基板取付部、及び基部の他の辺に対して直交する方向に接続された面を有し、該面内に金属部材のピンを回動可能に受け入れる凹部を有するコ字状部とを備えることを特徴とする接点金具である。
他の態様によれば、本出願は、筐体の外部に設置され、一部分がピンとして筐体の内部に露出する金属部材を、筐体内に設置される回路基板に電気的に接続する接点金具を取り付ける接点金具の取付構造を備える携帯端末であって、取付構造が、ピンを保持するアンテナ取付部と、基板取付部を載置する台部と、台部の端部に設けられ、コ字状部の凹部にピンが挿入された状態で、基板取付部の端部を係止する係止突起を有する接点金具の取付構造を備え、ピンから係止突起までの距離が、凹部から基板取付部の係止突起との当接部との距離よりも短いことを特徴とする接点金具の取付構造を備える携帯端末である。
(a)はアンテナを備える携帯端末の外観を示す斜視図、(b)は(a)に示した携帯端末のアンテナ取付部と内部回路基板との間に設けられる、比較技術における接点金具と携帯端末の筐体の一部を示す部分拡大斜視図である。 (a)は図1(b)に示したアンテナ取付部に取り付けられた接点金具と、接点金具の上に取り付けられる回路基板の一部を示す部分拡大斜視図、(b)は(a)に示したアンテナ取付部にOリングがある場合のアンテナ取付部の構造を示す部分拡大断面図、(c)は(a)に示したアンテナ取付部にOリングが無い場合のアンテナ取付部の構造を示す部分拡大断面図である。 (a)は本出願に係る接点金具が適用される携帯端末の外観を示す斜視図、(b)は(a)に示した携帯端末のアンテナ取付部に設けられる、第1の形態の接点金具と携帯端末の筐体の一部及びアンテナ位置を示す部分拡大組立斜視図である。 (a)は図3(b)に示した接点金具の側面図、(b)は(a)に示した接点金具のアンテナ取付部への取付方法を説明する部分断面図、(c)は(b)に示した取付方法によって携帯端末の筐体に取り付けられた接点金具を示す部分断面図である。 (a)は図4(b)、(c)に示す方法によって携帯端末の筐体に取り付けられた接点金具を示す部分斜視図、(b)は(a)に示したアンテナ取付部におけるアンテナ接続軸と接点金具の基板への接点部との位置関係を説明する説明図、(c)は(a)のX−X線における断面図である。 (a)は図4(c)に示した接点金具が取り付けられた筐体の上に、回路基板を備えた部材が取り付けられた状態を示す要部断面図で、(b)は(a)に示した接点金具と回路基板との間に挿入された弾性金具の形状の一例を示す六面図である。 (a)は図1(b)に示した携帯端末のアンテナ取付部に取り付けられる本出願の接点金具の第2の形態を示す斜視図、(b)は(a)に示した携帯端末のアンテナ取付部のアンテナ接続軸に(a)に示した接点金具が嵌め合わされた状態を示す要部平面図、(c)は(b)に示される状態から接点金具が取付位置方向に回転させられた状態を示す要部平面図、(d)は(c)に示した接点金具を端部方向から見た図である。 (a)は図7(a)に示した携帯端末のアンテナ取付部に、本出願の接点金具の第2の形態が取り付けられた状態を示す斜視図、(b)は(a)のY−Y線における部分断面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、既に説明した比較技術の携帯端末及びその筐体と同じ構成部材については、形状は異なっても同じ符号を付して説明する。
図3(a)は、本出願に係る接点金具が適用される携帯端末2の一実施例の外観を示す斜視図である。図3(a)に示すアンテナ1は、ワンセグ放送を受信するために、携帯端末2の筐体10に対して回動できるアンテナである。図2(b)は、図2(a)に示した携帯端末2のアンテナ取付部12に設けられる、第1の形態の接点金具30と携帯端末2の筐体10の一部、及びアンテナ位置を示す部分拡大組立斜視図である。
図3(b)に示すように、アンテナ1は棒状の部材であり、その基部がアンテナホルダ11に取り付けられている。アンテナホルダ11の一端には、携帯端末2の内部に挿入されるピン11Pが突設されている。また、アンテナホルダ11の中央部には貫通孔11Hがあり、貫通孔11Hを挿通するネジ8によってアンテナホルダ11が筐体10の外部に取り付けられる。二点鎖線1Aがアンテナ1が筐体10に取り付けられた時の位置を示している。筐体10に取り付けられたアンテナ1は図3(a)に示すように、筐体10に対して揺動が可能である。
アンテナ1が二点鎖線1Aで示す位置に取り付けられると、筐体10のアンテナ取付部12からピン11Pの先端部が突出する。この実施例では、アンテナ取付部12から突出するピン11Pは、筐体10の底面10Bから所定の高さの位置に、底面10Bに対して平行にアンテナ取付部12から突出している。そして、筐体10の底面10Bには、後に詳述する第1の形態の接点金具30を載置するための台部13と、接点金具30を係止する係止突起14が設けられている。
ここで、第1の形態の接点金具30の構造を、図3(b)及び図4(a)に示す側面図を用いて説明する。接点金具30は導電性金属材料で形成されており、基部31、弾性部32、基板取付部33、及び凹部35を有するコ字状部34とを備える。基部31は平板状であり、この形態では4つの辺を備える矩形状をしている。弾性部32は基部31の一辺に対して直交する方向に接続された面を有し、この面はバネ性を備えていてバネ部とも呼ばれ、基部31に対して変形可能である。
基板取付部33は、弾性部32に対して直交する方向に接続され、この実施例では矩形状の平板面を備える。そして、この平板面に導電性の弾性金具を介して回路基板(図示せず)が取り付けられる。コ字状部34は基部31の他の辺(この実施例では隣接する辺)に対して直交する方向に接続された面を有し、この面内にアンテナ1のピン11Pを回動可能に受け入れる凹部35を有する。凹部35が開口する辺は、コ字状部34の基板取付部33から遠い側の辺である。凹部35はピン11Pを挿入し易いように、開口部側に間口を大きくするテーパ部が設けられている。
また、前述のようにピン11Pは、筐体10の底面10Bから所定の高さを備えるので、基部31の底面10Bからの高さはピン11Pの底面10Bからの高さよりも高い。従って、弾性部32は基板取付部33を基部31から底面10Bにある台部13まで届かせる長さを備えている。以上のような構造を備える第1の形態の接点金具30は、基部31の平板面と基板取付部33の面とが平行である。また、コ字状部34の面は、弾性部32の面及び基板取付部33の面に対してそれぞれ直交している。
接点金具30は、その凹部35がピン11Pに嵌め込まれ、基板取付部33が筐体10の台部13の上に載置され、基板取付部33の端部が係止突起14によって係止される。そこで、この接点金具30の筐体10への取り付け方を図4(b)と(c)を用いて説明する。
接点金具30を筐体10に取り付ける時は、まず、図4(b)に示すように、接点金具30を斜めにして、コ字状部34にある凹部35を上方からピン11Pに嵌め込む。次いで、このピン11Pを接点金具30の回転中心として、接点金具30の基板取付部33を破線Pで示すように下方に回転させる。筐体10の底面10Bに突設された係止突起14は回転する接点金具30の基板取付部33の端部の軌跡(点線Tで示す)上に設けられており、その先端部に接点金具30の端部をスムーズに係止突起14に係止させるためのテーパ部14Tが設けられている。テーパ部14TはC面とも呼ばれる。
接点金具30がピン11Pを回転中心として回転すると、やがて基板取付部33の端部が係止突起14のテーパ部14Tに当接する。このまま接点金具30を回転させると、基板取付部33の端部が係止突起14のテーパ部14Tにガイドされると共にテーパ部14Tによって押される。この結果、接点金具30の弾性部32がピン11P方向に変形し、基板取付部33の端部が係止突起14の内側(ピン11P側)に入り込む。この状態が図4(c)に示される。この状態では、弾性部32が元に戻ろうとするので、基板取付部33の端部が係止突起14の内側に押し付けられる。
以上のような手順により、接点金具30は筐体10に容易に取り付けることができる。そして、接点金具30が筐体10に取り付けられた状態では、接点金具30の基板取付部33が係止突起14によって押され、弾性部32が基部31及びコ字状部34を付勢する方向に変形している。このため、コ字状部34はピン11Pとの接触を確保する方向に付勢されており、接点金具30の筐体10からの抜けが防止できる。
図5(a)は、図4(b)、(c)に示す方法によって携帯端末2の筐体10に取り付けられた接点金具30を示す部分斜視図であり、図4(c)と同じ状態を示している。図5(a)及び図5(b)に示すように、基板取付部33を載置する台部13の上の係止突起14側の端部に、接点金具30と係止突起14との係合を解除する取り外し金具を挿入するための切欠部15が設けられている。この切欠部15に取り外し金具を挿入して接点金具30を押し上げれば、基板取付部33の端部と係止突起14との係合が外れるので、接点金具30を容易に取り外すことができる。取り外し金具としては、ピンセットやマイナスドライバを用いることができる。
係止突起14によって係止された接点金具30が外れ難いのは、図5(b)に示すように、接点金具30の回転中心(凹部35)と、係止突起14による基板取付部33の端部の係止位置との間にズレHがあるためである。また、図5(c)は図5(a)のX−X線における断面図であるが、この実施例では、接点金具30の弾性部32と筐体10のアンテナ取付部12との間に所定のスペースSを持たせている。これは、接点金具30の取り付け時及び取り外し時に弾性部32が変形しても筐体10のアンテナ取付部12に当たらないようにするためである。
図6(a)は、図4(c)に示した接点金具30が取り付けられた筐体10の上に、回路基板5を備えた部材9が取り付けられた状態を示す要部断面図である。このように、筐体10に取り付けられた接点金具30と回路基板5とは、接点金具30の基板取付部33に接続する弾性金具7によって導通される。図6(b)は図6(a)に示した弾性金具7の形状の一例を示す六面図である。弾性金具には、回路基板5に取り付けられる基板取付部7A、基板取付部7Aの下方に設けられたバネ部7B及び基板取付部7Aに接触する金具接触部7Cがある。図6(a)、(b)に示した弾性金具は一例であり、この形状に限定されるものではない。
このように、第1の形態の接点金具は、アンテナに接続されるピンを回転中心とし、反対側の端部が筐体ケースで形成された係止突起で支えられる構造である。そして、第1の形態の接点金具は、ピンに係合する部分と係止突起に係止される部分とが同じ面上にはなく、回転中心と係止部分がずれているので、接点金具に外力が加わっても簡単には外れない。また、筐体に設けられた切欠部に取り外し金具を挿入することにより簡単に取り外すことができるので、再利用が可能である。
次に、本出願の第2の形態の接点金具40について図7及び図8を用いて説明する。第1の形態の接点金具30は、図3(b)で説明したように筺体の底面10Bに対してピン11Pが平行に筺体内に突出している場合に使用するものであった。これに対して、第2の形態の接点金具40は、比較技術で説明した筺体10と同様に、底面10Bに対してピン11Pが垂直方向に筺体内に突出している場合に使用するものである。
図7(a)は、図1(b)に示した携帯端末2のアンテナ取付部12に取り付けられる本出願の第2の形態の接点金具40を示す斜視図である。アンテナが取り付けられた状態では、筐体10のアンテナ取付部12からピン11Pの先端部が底面10Bに対して垂直方向に突出している。そして、筐体10の接点金具40を載置するための台部16の脇には、接点金具40を係止する係止突起17が設けられている。
第2の形態の接点金具40は導電性金属材料で形成されており、基部41、弾性部42、基板取付部43、凹部45を有するコ字状部44及び第2の弾性部46を備える。基部41は平板状であり、この形態では4つの辺を備える矩形状をしている。弾性部42は基部41の一辺に対して直交する方向に接続された面を有し、この面はバネ性を備えていて、基部41に対して変形可能である。第2の弾性部46は第1の形態の接点金具30の基板取付部33の位置にあり、バネ性を備えている。基板取付部43は、第2の弾性部46に対して直交方向に延長されて設けられていて、矩形状の平板面を備える。この平板面に導電性の弾性金具を介して回路基板(図示せず)が取り付けられる。
コ字状部44は基部41の他の辺(この実施例では隣接する辺)に対して直交する方向に接続された面を有し、この面内にアンテナ1のピン11Pを回動可能に受け入れる凹部45を有する。凹部45が開口する辺は、コ字状部44の基板取付部43から遠い側の辺である。凹部45はピン11Pを挿入し易いように、開口部側に間口を大きくするテーパ部が設けられている。第2の形態では、ピン11Pが筺体の底面10Bに垂直方向に突出しているので、接点金具40のコ字状部44は底面10Bに平行であり、基板取付部43も底面10Bに平行である。
接点金具40も、その凹部45がピン11Pに嵌め込まれ、基板取付部43が筐体10の台部16の上に載置され、基板取付部43の側端部が係止突起17によって係止される。そこで、この接点金具40の筐体10への取り付け方を図7(b)から(d)を用いて説明する。
接点金具40を筐体10に取り付ける時は、まず、図7(b)に示すように、接点金具40のコ字状部44を水平にしたまま、コ字状部44にある凹部45をピン11Pに横方向から嵌め込む。次いで、このピン11Pを接点金具40の回転中心として、接点金具40の基板取付部43を矢印Rで示す方向に回転させる。筐体10の底面10Bに突設された係止突起17は回転する接点金具40の基板取付部43の軌跡上に設けられており、基板取付部43の回転により基板取付部43に当接する。
このまま接点金具40を回転させると、バネ性を有する弾性部42と第2の弾性部46及び基板取付部43が変形し、図7(c)、(d)に示すように、基板取付部43が係止突起17の上に乗り上げる。基板取付部43を続けて回転させると、やがて基板取付部43が係止突起17を乗り越えて基板取付部43の自由端部が係止突起17の台部16側に入りこむ。この状態が図8(a)、(b)に示される。この状態では、弾性部42と第2の弾性部46が元に戻ろうとするので、基板取付部43の自由端部が係止突起17に押し付けられる。
以上のような手順により、接点金具40は筐体10に容易に取り付けることができる。そして、接点金具40が筐体10に取り付けられた状態では、接点金具40の基板取付部43が係止突起17によって押され、弾性部42が基部41及びコ字状部44を付勢する方向に変形している。このため、コ字状部44はピン11Pとの接触を確保する方向に付勢されており、接点金具40の筐体10からの抜けが防止できる。なお、図8(b)に示すように、台部16の係止突起17側には湾曲面があるので、第2の形態では、台部16に接点金具40を取り外すための切欠は設けられていない。また、係止突起17の先端部は図8(b)に示すように湾曲面に形成することができる。
このように、第2の形態の接点金具も、アンテナに接続されるピンを回転中心とし、反対側にある基板取付部の自由端部が筐体ケースに形成された係止突起で支えられる構造である。そして、第2の形態の接点金具でも、ピンに係合する部分と係止突起に係止される部分とが同じ面上にはなく、回転中心と係止部分がずれているので、接点金具に外力が加わっても簡単には外れない。また、筐体に台部の湾曲面に取り外し金具を挿入することにより簡単に取り外すことができるので、再利用が可能である。
また、以上説明した実施形態では、係止突起が筺体の底面に突設された直方体の形状をしているが、係止突起の形状は直方体形状に限定されるものではなく、円柱状や横幅のある壁状でもかまわない。そして、本出願の接点金具により、取り付け易く且つ外れにくい接点金具構造が可能となり、携帯端末の組立効率が向上する。また、接点金具がシンプルな形状で実現可能であり、固定用のネジも必要としない為、携帯端末の製造性、量産性の向上及びコスト削減が可能となる。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 筐体の外部に設置され、一部分がピンとして前記筐体の内部に露出する金属部材を、前記筐体内に設置される回路基板に接続する接点金具であって、
平板状の基部と、
前記基部の一辺に対して直交する方向に接続された面を有する弾性部と、
前記弾性部に対して直交する方向に接続され、前記回路基板が取り付けられる面を有する基板取付部、及び
前記基部の他の辺に対して直交する方向に接続された面を有し、該面内に前記金属部材のピンを回動可能に受け入れる凹部を有するコ字状部とを備えることを特徴とする接点金具。
(付記2) 前記基部の平板面と前記基板取付部の面とが平行であることを特徴とする付記1に記載の接点金具。
(付記3) 前記コ字状部の面は、前記弾性部の面及び前記基板取付部の面に対して直交していることを特徴とする付記2に記載の接点金具。
(付記4) 前記凹部は前記コ字状部の、前記基板取付部から遠い側の辺の上に開口していることを特徴とする付記3に記載の接点金具。
(付記5) 前記金属部材が、前記ピンを基部側に備えるアンテナであることを特徴とする付記1から4の何れかに記載の接点金具。
(付記6) 前記基板取付部の位置に第2の弾性部が形成され、前記第2の弾性部の一辺に基板取付部が、その面が前記コ字状部の面に平行に接続されていることを特徴とする付記1から5の何れかに記載の接点金具。
(付記7) 付記1から5の何れかに記載の接点金具を取り付ける接点金具の取付構造を備える携帯端末であって、前記取付構造が、
前記ピンを保持するアンテナ取付部と、
前記基板取付部を載置する台部と、
前記台部の端部に設けられ、前記コ字状部の凹部に前記ピンが挿入された状態で、前記基板取付部の端部を係止する係止突起とを備え、
前記ピンから前記係止突起までの距離が、前記凹部から前記基板取付部の前記係止突起との当接部との距離よりも短いことを特徴とする前記接点金具の取付構造を備える携帯端末。
(付記8) 前記アンテナ取付部は、前記ピンの軸線方向が前記基板取付部に平行になるように前記ピンを保持することを特徴とする付記7に記載の携帯端末。
(付記9) 前記台部の上の前記係止突起側の端部に、前記接点金具と前記係止突起との係合を解除する取り外し金具を挿入するための切欠部が設けられていることを特徴とする付記7又は8に記載の携帯端末。
(付記10) 付記6に記載の接点金具を取り付ける接点金具の取付構造を備える携帯端末であって、前記取付構造が
前記ピンを保持するアンテナ取付部と、
前記基板取付部を載置する台部と、
前記台部の端部に設けられ、前記コ字状部の凹部に前記ピンが挿入された状態で、前記基板取付部の端部を係止する係止突起とを備え、
前記ピンから前記係止突起までの距離が、前記凹部から前記基板取付部の前記係止突起との当接部との距離よりも短いことを特徴とする前記接点金具の取付構造を備える携帯端末。
(付記11) 前記アンテナ取付部は、前記ピンの軸線方向が前記基板取付部に対して垂直になるように前記ピンを保持することを特徴とする付記10に記載の携帯端末。
1 アンテナ
5 回路基板
7 弾性金具
10 筐体
11P ピン
14、17 係止突起
30,40 接点金具
31,41 基部
32,42 バネ部
33,43 基板取付部
34,44 コ字状部

Claims (5)

  1. 携帯端末の筐体の外部に設置され、一部分がピンとして前記筐体の内部に露出する金属部材を、前記筐体内に設置される回路基板に接続する接点金具であって、
    平板状の基部と、
    前記基部の一辺に対して直交する方向に接続された面を有する弾性部と、
    前記弾性部に対して直交する方向に接続され、前記回路基板が取り付けられる面を有する基板取付部、及び
    前記基部の他の辺に対して直交する方向に接続された面を有し、該面内に前記金属部材のピンを回動可能に受け入れる凹部を有するコ字状部とを備えることを特徴とする接点金具。
  2. 前記基部の平板面と前記基板取付部の面とが平行であることを特徴とする請求項1に記載の接点金具。
  3. 前記コ字状部の面は、前記弾性部の面及び前記基板取付部の面に対して直交していることを特徴とする請求項2に記載の接点金具。
  4. 前記金属部材が、前記ピンを前記金属部材の基部側に備えるアンテナであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の接点金具。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の接点金具を取り付ける接点金具の取付構造を備える携帯端末であって、前記取付構造が、
    前記ピンを保持するアンテナ取付部と、
    前記基板取付部を載置する台部と、
    前記台部の端部に設けられ、前記コ字状部の凹部に前記ピンが挿入された状態で、前記基板取付部の端部を係止する係止突起とを備え、
    前記ピンの前記係止突起側の端部から前記係止突起までの距離が、前記凹部の前記係止突起側の端部から前記基板取付部の前記係止突起との当接部との距離よりも短いことを特徴とする接点金具の取付構造を備える携帯端末。
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