JP5936986B2 - インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッド製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッド製造方法 Download PDF

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この発明の実施形態は、インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッド製造方法に関する。
従来のインクジェットヘッドは、ベース部材の一部が圧電部材である側壁によって互いに分離された複数の溝を有し、これら溝をカバー部材で覆ってインクチャンネルとし、側壁の表面および溝底部を電極で覆っている。さらに、溝を含めた圧電素子全体を、ポリパラキシリレンを主成分とする絶縁膜で覆い、隣接する電極間の絶縁、導電性の高い液体、電極を腐食させるような液体使用時の耐インク性を確保している。
しかし、絶縁膜と圧電部材の斜辺部麓の基板研磨面上の電極との密着性、および絶縁膜と基板研磨面との密着性が不十分で、成膜後のヘッド製造プロセス中に絶縁膜や電極が剥れ易い、という課題がある。
特開2002−248776号公報
この発明が解決しようとする課題は、絶縁膜と圧電部材の斜辺部麓の基板研磨面上の電極間、および絶縁膜と基板研磨面間のように密着性が不十分で、成膜後のヘッド製造プロセス中に絶縁膜や電極が剥れ易い個所でも、隣接電極間の絶縁、導電性の高い液体や電極を腐食させる液体使用時の耐インク性を確保することが可能なインクジェットヘッドおよびインクジェットヘッド製造方法を提供することである。
実施形態のインクジェットヘッドは、基板と、前記基板に取り付け、長手方向に直交する複数の溝による圧力室形成され長尺の積層圧電部材と、前記積層圧電部材台形状に形成された圧電素子斜辺部と、前記圧電素子斜辺部の麓部分の前記基板に形成された基板研磨面と、前記圧力室内に形成された電極と、前記電極から取り出され、前記積層圧電部材を駆動する回路に接続された接続部と、前記圧力室内、前記圧電素子斜辺部、前記基板研磨面から前記接続部付近まで形成されるとともに、前記電極の一部を覆うように形成されたコーティング材、前記基板上に取着し、前記積層圧電部材まれるとともに、内側にインク保持される枠部材と、前記枠部材上に取着し、前記インクを吐出するノズル形成されたノズルプレートと、前記コーティング材および、該コーティング材で覆われていない前記電極が少なくとも覆われ、前記インクが導電性の場合前記電極間の短絡を防止する絶縁性の保護膜と、からなる。
実施形態のインクジェットヘッド製造方法は、基板上に互いの分極方向を対向させた状態で貼り合わせて形成した長尺の積層圧電部材を取着し、前記積層圧電部材の長手方向の断面台形にして圧電素子斜辺部を形成し、前記圧電素子斜辺部の麓部分の前記基板に基板研磨部を形成し、前記積層圧電部材の上面から長手方向に直交する方向に形成した複数の溝による圧力室を形成し、前記圧力室に電極を形成するとともに該電極から前記積層圧電部材を駆動する回路に接続するための接続部となる配線パターンを前記基板上に形成し、前記圧力室内、前記圧電素子斜辺部、前記基板研磨面から前記接続部付近まで形成された前記電極の一部を覆うようにコーティング材を形成し、前記積層圧電部材を囲むとともに、内側にインクを保持する枠部材を前記基板上に取着し、前記コーティング材および、該コーティング材で覆われていない前記電極を少なくとも絶縁性の保護膜で覆い、前記インクを吐出するノズル形成されたノズルプレートを前記枠部材上に取着し
インクジェットヘッドに係る一実施形態を示す斜視図である。 インクジェットヘッドの要部を分解して示す斜視図である。 図1要部の正面図である。 図3要部を拡大して示す一部切欠斜視図である。 図4のIa−Ib線断面図である。 図4のIIa−IIb線断面図である。 図6のIIIa−IIIb線を拡大して示す断面図である。 インクジェットヘッドに係る製造方法について説明するための説明図である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、インクジェットヘッドに係る一実施形態を示す斜視図である。
図1に示すインクジェットヘッド100は、内部でインクが循環する、いわゆる循環式のインクジェットヘッドである。
インクジェットヘッド100は、インク吐出部11と、一対の回路モジュール13と、図示しないカバーとを備えている。一対の回路モジュール13とは、それぞれインク吐出部11に取り付けられている。
図2は、インクジェットヘッド100の要部を分解して示す斜視図であり、図3は、図1要部の正面図である。
図2に示すように、インク吐出部11は、マニホールド21と、基板22と、枠部材23と、ノズルプレート24とを有している。
さらに、インク吐出部11は、内部にインク室25を有している。枠部材23とノズルプレート24とは、基板22の上に重ねられている。インク室25は、基板22と、枠部材23と、ノズルプレート24とに囲まれており、印字用のインクが供給されている。
マニホールド21は、一対の第1の面211と、第2の面212と、嵌合部213とを有している。一対の第1の面211と第2の面212とは、それぞれ平坦に形成されている。第2の面212は、対応する第1の面211の反対側にそれぞれ設けられている。平坦な嵌合部213は、一対の第1の面211の間に設けられており、第1の面211から基板22の厚み分凹んでいる。基板22は、嵌合部213に嵌め込み接着されている。
基板22には、長手方向中央にインクを供給する複数の供給口221と、この供給口221の左右の位置に第1および第2の排出口222,223が形成されている。
ノズルプレート24は、ポリイミド製の矩形状のフィルムによって形成されている。ノイズプレート24は、例えば接着によって、枠部材23に隙間なく取り付けられている。ノイズプレート24は、基板22の第1の面224に対向配置されている。
図2に示すように、マニホールド21の嵌合部213には、長手方向に一対の供給孔26、一対の排出孔27それに一対の排出孔28が形成されている。一対の供給孔26との間には、供給溝29が形成されている。一対の排出孔27との間には排出溝30が、一対の排出孔28との間には排出溝31が形成されている。供給孔26は、図示しないインク供給路と結合されている。排出溝30,31は、図示しないインク排出路と結合されている。
なお、供給口221と供給溝29は対向する位置に形成されている。また、排出口222と排出溝30は対向する位置に、排出口223と排出溝31は対向する位置にそれぞれ形成されている。つまり、基板22が嵌合部213に接合されたときに、供給口221と供給溝29は連通状態となる。また、排出口222と排出溝30は連通状態となり、排出口223と排出溝31は連通状態となる。
なお、供給路と排出路はインクタンクと結合することで、循環型のインクジェットヘッドを構成している。
基板22は、例えばアルミナなどのセラミックスによって矩形の板状に形成されている。基板22は、平坦な表面224を有している。基板22がマニホールド21の嵌合部213に嵌め込まれると、表面224はマニホールド21の一対の第1の面211と一続きの平面状態に形成される。
図4は、図3要部を拡大して示す一部切欠斜視図である。図5は図4のIa−Ib線断面図である。
図4に示すように、基板22の表面224には、駆動部となる長尺の一対の積層圧電部材32と複数の配線パターン33とが取着されている。各積層圧電部材32は、それぞれ例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)製の2枚の圧電板321,322を互いの分極方向が対向するように、貼り合わせて形成されている。
各積層圧電部材32は、断面が台形状で基板22の第1の面224にそれぞれ取り付けられ、基板22の長手方向に互いに平行に延びている。一方の積層圧電部材32は、供給口221と第1の排出口222との間に配置されている。他方の積層圧電部材32は、供給口221と第2の排出口223との間に配置されている。
各積層圧電部材32には、基板22から離間した側から、その長手方向(主走査方向)と交差する方向(副走査方向)延びた複数本の微細な溝が切削形成され、主走査方向に等間隔で並んだ複数の細長い圧力室34が形成されている。圧力室34の幅は80μm程度で、深さは300μm程度である。
このように、主走査方向に並べて複数本の圧力室34を形成することで、各積層圧電部材32には、主走査方向に隣接する圧力室34を区画するように、各圧力室34の両側部に設けられる駆動素子である複数の側壁35が形成される。
図6は、図4のIIa−IIb線断面図である。図7は、図6のIIIa−IIIb線を拡大して示す断面図である。
図5〜図7に示すように、圧力室34および側壁35は、ノズル241に対応して形成されている。つまり、圧力室34および側壁35は、ノズル241と同じピッチで形成されている。積層圧電部材32が、断面台形状に形成されることによって、図6に示すように圧電素子斜辺部61ができ、さらにこのとき、圧電素子斜辺部61の麓の基板22表面は研磨され、凹状の滑らかな基板研磨面62ができる。
さらに、積層圧電部材32の各側壁35の表面および圧力室34の底部には、図7に示すように電極36が設けられている。電極36は、圧力室34内で積層圧電部材32に密に取着されている。電極36は、例えばニッケル薄膜によって形成されているが、これに限らず、例えば金や銅で形成されていてもよい。電極36の厚さは、例えば0.5〜5μmである。
また、電極36は、圧力室34内から圧電素子斜辺部61、基板研磨面62上、基板22上に形成された配線パターン33を経て、駆動ICが搭載された回路モジュール13との電気的な接続を行うための接続部37に接続されている。
圧電素子斜辺部61、基板研磨面62上、基板22上の一部、圧力室34内の一部は、コーティング材38が塗布されている(図6、図7)。コーティング材38は、接着剤の役目を果たし、例えば熱硬化型のエポキシ系接着剤で構成されている。コーティング材38は、例えばスプレー方式で塗布される。
コーティング材38は、圧力室34内の全面を覆いたいものの、圧力室34の幅が80μm程度である。従って、コーティング材38は、図7に示すように圧力室34の入り口付近と底の部分に付着する程度である。
さらに、コーティング材38で覆われた部分、および圧力室34内でコーティング材38に覆われていない部分、枠部材23を含めて、有機保護膜39が成膜されている。有機保護膜39は絶縁性で、その厚さは、例えば3〜10μmである。有機保護膜39によって、電極36は圧力室34に供給されたインクから保護される。有機保護膜39は、例えばパラキシレン系ポリマーによって形成される。
パラキシレン系ポリマーとしては、パリレンC(ポリクロロパラキシリレン)、パリレンN(ポリパラキシリレン)、およびパリレンD(ポリジクロロパラキシリレン)などの適用が考えられる。有機保護膜39はこれに限らず、例えばポリイミドのような他の絶縁性の物質によって形成されてもよい。
接続部37とインクジェットヘッド100を制御するためのIC40等が搭載された回路モジュール13は、フレキシブル回路基板41を介して電気的に接続されている。フレキシブル回路基板41と接続部37は、ACF(異方導電性フィルム)によって、熱圧着接続されている。なお、フレキシブル回路基板41は、ACFに限らず、例えばACP(異方導電ペースト)、NCF(非導電性フィルム)、およびNCP(非導電性ペースト)のような他の手段によって接続してもよい。
フレキシブル回路基板41は、インクジェットプリンタの回路モジュール13から入力される信号に基づいて、配線パターン33を介して電極36に電圧を印加する。電極36を介して電圧を印加された積層圧電部材32は、シェアモード変形することにより、圧力室34に供給されたインクを加圧する。加圧されたインクは、対応するノズル241から吐出する。
この実施形態では、インクの吐出作用が行われる極めて狭い間隔の側壁と底辺部の一部コーティング材で覆うとともに、コーティング材上とこのコーティング材で覆いきれない部分は有機保護膜で確実に覆っている。有機保護膜は、隣接電極間の絶縁、導電性の高い液体や電極を腐食させるインクを使用した場合であっても耐インク性を確保することができ、電極の腐食を防止することができる。
次に、図8を参照し、上記した実施形態のインクジェットヘッドの製造方法について、図1とともに説明する。
まず、セラミックスグリーンシートと呼ばれる焼成前のセラミックスシートで構成される基板22に(ステップa)、プレス成形によって供給口221と、第1および第2の排出口222,223とを形成する(ステップb)。続いて、基板22を焼成する(ステップc)。
次に、例えば熱硬化性の接着剤によって、基板22に治具を用いて長尺の一対の積層圧電部材32を位置決めして取り付ける(ステップd)。
続いて、各積層圧電部材32のそれぞれの長手方向角部にテーパ加工を行う。このテ―パ加工による圧電素子斜辺部61と、圧電素子斜辺部61の麓の基板22表面の研磨を行い、基板研磨面62を形成する(ステップe)。なお、テ―パ加工により積層圧電部材32の断面は台形状となる。
各積層圧電部材32に、複数の圧力室34を形成する。複数の圧力室34は、例えば、ICウェハーの切断に用いられているダイシングソーのダイヤモンドホイールによって形成する(ステップf)。
次に、複数の圧力室34に電極36を形成すると同時に、電極36から基板22の側縁までの間に複数の配線パターン33を形成する(ステップg)。なお、電極36および配線パターン33は、無電解メッキ法を用い、例えばニッケル薄膜によって形成する。
次に、レーザ照射によりパターニングを行い、電極36および配線パターン33以外の部位からニッケル薄膜を除去する(ステップh)。
次に、コーティング材38をスプレー方式で塗布する(ステップi)。コーティング材38は、揮発性の溶剤で希釈して使用する。コーティング材38を溶剤で希釈すると、粘度が低下し、噴霧する際の粒径が小さくなり、飛翔性が良くなる。コーティング材38の塗布は、例えば、複数回に分けて行う。
次に、接着剤を用いて、基板22に枠部材23を取着する(ステップj)。接着剤は、例えばスクリーン印刷によって枠部材23に塗布する。枠部材23は、積層圧電部材32、第1および第2の排出口222,223を囲むように配置し、枠部材23を基板22に取着する。
次に、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法によって、厚みが3〜10μm程度の有機保護膜39を形成する(ステップk)。この際、基板22の接続部37やその他の有機保護膜39を設けない部分は、例えばポリイミドテープのようなマスキングテープを貼り付けて保護する。
有機保護膜39の成膜後、マスキングテープを除去する(ステップl)。これにより、有機保護膜39に覆われずに露出された接続部37となる配線パターン33の露出部を形成する。
次に、熱硬化性の接着剤により、積層圧電部材32および枠部材23に、ノズル241が形成されたノズルプレート24を貼り付ける(ステップm)。ノズルプレート24は、例えばバーコーターにより撥インク膜が形成された後、エキシマレーザのレーザ光を照射して、複数のノズル241を形成する。
次に、ACFによって、フレキシブル回路基板41を配線パターン33の接続部37に熱圧着接続する(ステップn)。ACFを介して、フレキシブル回路基板41は、配線パターン33と電気的に接続する。
最後に基板22の配線パターン33の形成面とは反対側を、マニホールド21に取り付ける(ステップo)。
このように、ステップa〜oの各工程を経て上記した実施形態のインクジェットヘッドを製造することができる。
インクジェットヘッド100の製造工程で使用された熱硬化性の接着剤は、各部材が取り付けられた都度熱硬化してもよいし、ある段階でまとめて熱硬化してもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 インクジェットヘッド
11 インク吐出部
21 マニホールド
22 基板
221 供給口
222,223 排出口
32 積層圧電部材
23 枠部材
24 ノズルプレート
241 ノズル
25 インク室
26 供給孔
27,28 排出孔
29 供給溝
30,31 排出溝
32 積層圧電部材
321,322 圧電板
33 配線パターン
34 圧力室
35 側壁
36 電極
37 接続部
38 コーティング材
39 有機保護膜
61 圧電素子斜辺部
62 基板研磨面

Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板に取り付け、長手方向に直交する複数の溝による圧力室形成され長尺の積層圧電部材と、
    前記積層圧電部材台形状に形成された圧電素子斜辺部と、
    前記圧電素子斜辺部の麓部分の前記基板に形成された基板研磨面と、
    前記圧力室内に形成された電極と、
    前記電極から取り出され、前記積層圧電部材を駆動する回路に接続された接続部と、
    前記圧力室内、前記圧電素子斜辺部、前記基板研磨面から前記接続部付近まで形成されるとともに、前記電極の一部を覆うように形成されたコーティング材
    前記基板上に取着し、前記積層圧電部材まれるとともに、内側にインク保持される枠部材と、
    前記枠部材上に取着し、前記インクを吐出するノズル形成されたノズルプレートと、
    前記コーティング材および、該コーティング材で覆われていない前記電極が少なくとも覆われ、前記インクが導電性の場合前記電極間の短絡を防止する絶縁性の保護膜と、からなるインクジェットヘッド。
  2. 前記コーティング材は、熱硬化型の接着剤とした請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記保護膜は、絶縁性物質で形成した請求項1または2記載のインクジェットヘッド。
  4. 基板上に互いの分極方向を対向させた状態で貼り合わせて形成した長尺の積層圧電部材を取着し、
    前記積層圧電部材の長手方向の断面台形にして圧電素子斜辺部を形成し、
    前記圧電素子斜辺部の麓部分の前記基板に基板研磨部を形成し、
    前記積層圧電部材の上面から長手方向に直交する方向に形成した複数の溝による圧力室を形成し、
    前記圧力室に電極を形成するとともに該電極から前記積層圧電部材を駆動する回路に接続するための接続部となる配線パターンを前記基板上に形成し、
    前記圧力室内、前記圧電素子斜辺部、前記基板研磨面から前記接続部付近まで形成された前記電極の一部を覆うようにコーティング材を形成し、
    前記積層圧電部材を囲むとともに、内側にインクを保持する枠部材を前記基板上に取着し、
    前記コーティング材および、該コーティング材で覆われていない前記電極を少なくとも絶縁性の保護膜で覆い、
    前記インクを吐出するノズル形成されたノズルプレートを前記枠部材上に取着し、インクジェットヘッドの製造方法。
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