JP5936584B2 - 放射線画像検出装置及び製造方法 - Google Patents

放射線画像検出装置及び製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5936584B2
JP5936584B2 JP2013178185A JP2013178185A JP5936584B2 JP 5936584 B2 JP5936584 B2 JP 5936584B2 JP 2013178185 A JP2013178185 A JP 2013178185A JP 2013178185 A JP2013178185 A JP 2013178185A JP 5936584 B2 JP5936584 B2 JP 5936584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scintillator
protective film
image detection
substrate
detection apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013178185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015045615A (ja
Inventor
弘隆 渡野
弘隆 渡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2013178185A priority Critical patent/JP5936584B2/ja
Priority to US14/339,493 priority patent/US9442200B2/en
Priority to TW103127165A priority patent/TWI634345B/zh
Publication of JP2015045615A publication Critical patent/JP2015045615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5936584B2 publication Critical patent/JP5936584B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/202Measuring radiation intensity with scintillation detectors the detector being a crystal
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2018Scintillation-photodiode combinations
    • G01T1/20187Position of the scintillator with respect to the photodiode, e.g. photodiode surrounding the crystal, the crystal surrounding the photodiode, shape or size of the scintillator
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2018Scintillation-photodiode combinations
    • G01T1/20188Auxiliary details, e.g. casings or cooling
    • G01T1/20189Damping or insulation against damage, e.g. caused by heat or pressure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture

Description

本発明は、放射線撮影に用いられる放射線画像検出装置及び製造方法に関する。
近年、医療分野において、画像診断を行うために、放射線源から被写体(患者)の撮影部位に向けて放射し、撮影部位を透過した放射線(例えば、X線)を電荷に変換して放射線画像を生成する放射線画像検出装置が用いられている。この放射線画像検出装置には、放射線を直接電荷に変換する直接変換方式のものと、放射線を一旦可視光に変換し、この可視光を電荷に変換する間接変換方式のものがある。
間接変換方式の放射線画像検出装置は、放射線を吸収して可視光に変換するシンチレータ(蛍光体層)と、可視光を検出して電荷に変換する光電変換パネルとを有する。シンチレータには、ヨウ化セシウム(CsI)やガドリニウムオキサイドサルファ(GOS)が用いられている。光電変換パネルは、ガラス製の絶縁性基板の表面に薄膜トランジスタ及びフォトダイオードがマトリクス状に配列されたものである。
CsIは、GOSに比べて製造コストが高いものの、放射線から可視光への変換効率が高く、かつ柱状結晶構造を有し、光ガイド効果により画像データのSN比が向上することから、特にハイエンド向けの放射線画像検出装置のシンチレータとして用いられている。
CsIをシンチレータとして用いた放射線画像検出装置には、シンチレータを蒸着した蒸着基板と光電変換パネルとを、シンチレータが光電変換パネルに対向するように粘着層を介して貼り付ける貼り付け方式と、シンチレータを光電変換パネルに直接蒸着する直接蒸着方式とが知られている。貼り付け方式は、CsIの柱状結晶の先端部が光電変換パネルに近接し、この先端部から放出された可視光が効率良く光電変換パネルに入射するため、高解像度の放射線画像が得られる。しかし、貼り付け方式は、蒸着基板が必要であり、製造工程数が多くなるため、高コストである。
一方、直接蒸着方式は、蒸着基板が不要であるので、製造工程数が少なく、低コストである。この直接蒸着方式では、CsIの柱状結晶の先端部が光電変換パネルとは反対側に配置されるため、放射線画像の画質は、貼り付け方式の場合よりはやや劣るが、シンチレータをGOSで形成する場合よりは優れる。このため、直接蒸着方式は、性能面とコスト面とのバランスが良い。
CsIは、水分によって溶解する潮解性を有するため、CsIからなるシンチレータは、防湿性を有するシンチレータ保護膜によって覆われている。例えば、特許文献1記載の放射線画像検出装置は、光電変換パネルに直接蒸着されたシンチレータをホットメルト樹脂からなるシンチレータ保護膜によって覆い、シンチレータ保護膜の周縁部を基板(光電変換パネル)に密着させている。このシンチレータ保護膜の周縁部は、熱を加えた状態で他の部分よりも強く加圧するホットプレスを行うことにより基板に密着されている。
また、特許文献1の放射線画像検出装置の製造方法では、シンチレータをシンチレータ保護膜によって覆う際に、第1及び第2の工程を用いている。第1の工程では、光電変換パネルに直接蒸着されたシンチレータにホットメルト樹脂からなるシート状のシンチレータ保護膜を対面させ、真空貼合装置のダイヤフラムゴムによりシンチレータ保護膜をシンチレータ及び光電変換パネルに密着させている。第2の工程では、加熱加圧装置を用いて、シンチレータ保護膜の周縁部をホットプレスする。
特開2006−078471号公報
上述したように、特許文献1の放射線画像検出装置の製造方法では、シンチレータをシンチレータ保護膜で被覆するために、真空貼合装置を用いた第1の工程と、加熱加圧装置を用いた第2の工程との2工程が必要であるため、製造に時間がかかるとともに、製造コストが大きい。
そこで、第2の工程を省略して第1の工程のみでシンチレータをシンチレータ保護膜で被覆することが考えられる。しかし、第1の工程のみで、シンチレータをシンチレータ保護膜で被覆するとともに、シンチレータ保護膜の周縁部を基板に密着させようとすると、シンチレータ保護膜の周縁部の密着性を高めるためには、真空貼合装置のダイヤフラムゴムでシンチレータ保護膜の全体をシンチレータに対して強く押圧する必要がある。このとき、シンチレータがシンチレータ保護膜により強く押圧されることになるため、シンチレータが破損する恐れがある。
本発明は、シンチレータを破損させずに被覆するとともに、周縁部が基板に対して高い密着を有するシンチレータ保護膜を容易に形成することができる放射線画像検出装置の製造方法及びその放射線画像検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の放射線画像検出装置は、放射線を可視光に変換する平面状のシンチレータと、シンチレータを支持する基板と、シンチレータの表面を覆う被覆部と、シンチレータの周囲で前記基板と密着する周縁部とを有し、表面に凹凸形状を有する平面部材により被覆部及び周縁部がシンチレータ及び基板に密着されることにより、被覆部及び周縁部に凹凸形状が形成されているシンチレータ保護膜と、を備え、シンチレータは複数の柱状結晶を有し、シンチレータ保護膜の凹凸形状は、表面凹凸の凹部の間隔が柱状結晶の柱径よりも大きく、かつ周縁部の幅よりも小さい
シンチレータ保護膜の凹凸形状は、表面凹凸の凹部に対する凸部の高さが、5μm〜30μmであることが好ましい。
シンチレータ保護膜は、粘着剤またはホットメルト樹脂であることが好ましい。
基板は、光電変換により電荷を生成する複数の画素が配置された光電変換パネルであり、シンチレータは、光電変換パネル上に設けられていることが好ましい。
シンチレータ保護膜は、シンチレータを保護するシンチレータ保護層と、シンチレータ保護層の外側に設けられ、シンチレータから放出される可視光を反射する光反射層と、光反射層の外側に設けられている反射層保護層とを備えることが好ましい。
前記光反射層の凹凸形状は、表面凹凸の凹部の間隔がシンチレータ保護層の平均厚みよりも大きいことが好ましい。
放射線を可視光に変換する平面状のシンチレータを有し、可視光を光電変換して放射線画像を生成する放射線画像検出装置の製造方法であって、基板上に設けられたシンチレータに、シンチレータを被覆する被覆部と、被覆部の周縁で基板に密着される周縁部とを有するシート状のシンチレータ保護膜を対面させ、表面に凹凸形状を有する平面部材により、被覆部及び周縁部をシンチレータ及び基板に密着させて、シンチレータ保護膜に凹凸形状を形成する加圧工程と、を備えている。
平面部材は、独立気泡構造のスポンジであり、シンチレータ保護膜に対し、0.1Mpa〜0.8Mpaの圧力で加圧することが好ましい。
本発明によれば、シンチレータ保護膜をシンチレータに密着させる際に、シンチレータ保護膜に平面部材の凹凸形状を形成しているので、従来のようにホットプレス部を形成しなくても、周縁部に凹凸形状の凹部が形成される際に加えられる強い力によって、周縁部を基板に密着させることができる。
X線画像検出装置の一部破断斜視図である。 X線画像検出装置の断面図である。 FPDの平面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 シンチレータ保護膜の試料を示す断面図である。 図4のVI−VI線に沿う断面図である。 層内に隙間が生じている状態を示すFPDの断面図である。 光電変換パネルの構成を示す回路図である。 シンチレータ保護膜の被覆に用いられる貼合せ装置の説明図である。 シンチレータ保護膜を被覆中の貼合せ装置を示す説明図である。 反射層を有するシンチレータ保護膜を備えるFPDの断面図である。
図1において、X線画像検出装置10は、フラットパネル検出器(FPD)11と、支持基板12と、制御ユニット13と、これらを収容する筐体14により構成されている。筐体14は、X線の透過性が高く、軽量で耐久性の高い炭素繊維強化樹脂(カーボンファイバー)により一体形成されたモノコック構造である。
筐体14の1つの側面には開口(図示せず)が形成され、この開口を塞ぐように蓋(図示せず)が取り付けられている。X線画像検出装置10の製造時には、この開口からFPD11、支持基板12、制御ユニット13が筐体14内に挿入される。
筐体14の上面14aは、X線源(図示せず)から放射され、被写体(図示せず)を透過したX線が照射される照射面である。
X線画像検出装置10は、従来のX線フィルムカセッテと同様に可搬性を有し、X線フィルムカセッテに代えて用いることが可能であるため、電子カセッテと称されている。
筐体14内には、照射面14a側から順に、FPD11、支持基板12が配置されている。支持基板12は、信号処理等を行う集積回路(IC)チップが搭載された回路基板25(図2参照)を保持しており、筐体14に固定されている。制御ユニット13は、筐体14内の短手方向に沿った一端側に配置されている。
制御ユニット13は、マイクロコンピュータやバッテリ(いずれも図示せず)を収容している。このマイクロコンピュータは、有線または無線の通信部(図示せず)を介して、X線源と接続されたコンソール(図示せず)と通信して、FPD11の動作を制御する。
図2において、FPD11は、X線を可視光に変換する平面状のシンチレータ20と、この可視光を電荷に変換する光電変換パネル21を有している。X線画像検出装置10は、ISS(Irradiation Side Sampling)型であり、光電変換パネル21は、シンチレータ20よりX線の入射側に配置されている。シンチレータ20は、光電変換パネル21を透過したX線を吸収して可視光を発生する。光電変換パネル21は、シンチレータ20から放出された可視光を受光し、光電変換を行って電荷を生成する。
光電変換パネル21は、そのX線入射側が、ポリイミド等からなる接着層22を介して筐体14の照射面14a側に貼り付けられている。光電変換パネル21の表層には、シンチレータ20を形成するためのシンチレータ下地膜38(図4参照)が設けられている。
シンチレータ20は、光電変換パネル21の表面21a(シンチレータ下地膜38の表面)上にタリウム賦活ヨウ化セシウム(CsI:Tl)を蒸着することにより形成されている。シンチレータ20は、複数の柱状結晶20aと非柱状結晶層20bとからなり、光電変換パネル21側に非柱状結晶層20bが形成されている。柱状結晶20aは、非柱状結晶層20bから結晶成長したものであり、非柱状結晶層20bとは反対側に先端部20cを有する。
柱状結晶20aは、非柱状結晶層20b上に複数形成されており、各柱状結晶20aは、隣接する柱状結晶20aと空気層を介して離間している。柱状結晶20aは、屈折率が約1.81と、空気層の屈折率(約1.0)より大きいため、光ガイド効果を備えている。この光ガイド効果により、各柱状結晶20a内で発生した可視光の大部分は、発生した柱状結晶20a内を伝搬し、非柱状結晶層20bを介して光電変換パネル21に入射する。このシンチレータ20には、柱状結晶20a及び非柱状結晶層20bの潮解を防ぐために、防湿性を有するシンチレータ保護膜23が設けられている。
支持基板12は、シンチレータ20のX線入射側とは反対側に配置されている。支持基板12とシンチレータ20との間には、隙間が設けられている。支持基板12は、筐体14の側部14bにビス等で固着されている。支持基板12のシンチレータ20とは反対側の下面12aには、回路基板25が接着剤等を介して固着されている。
回路基板25と光電変換パネル21とは、フレキシブルプリント基板26を介して電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板26は、いわゆるTAB(Tape Automated Bonding)ボンディング法により、光電変換パネル21の端部に設けられた外部端子21bに接続されている。
フレキシブルプリント基板26には、光電変換パネル21を駆動するためのゲートドライバ26aや、光電変換パネル21から出力された電荷を電圧信号に変換するチャージアンプ26bが集積回路(IC)チップとして搭載されている。回路基板25には、チャージアンプ26bにより変換された電圧信号に基づいて画像データを生成する信号処理部25aや、画像データを記憶する画像メモリ25bが搭載されている(図8参照)。
図3は、FPD11を図2のA方向のシンチレータ20側から見た平面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。光電変換パネル21は、無アルカリガラス等からなる絶縁性基板30と、この上に配列された複数の画素31及び配線32を有する。絶縁性基板30は、X線の透過性を向上させるために、厚みが0.5mm以下であることが好ましい。
画素31は、光電変換素子(Photo Diode:PD)33、キャパシタ34及び薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)35によって構成されている。PD33は、シンチレータ20により生成された可視光を光電変換して電荷を発生する。キャパシタ34は、PD33とともに電荷を蓄積する。TFT35は、PD33及びキャパシタ34に蓄積された電荷を読み出すためのスイッチング素子である。配線32は、各画素31と外部端子21bとに接続されている。配線32は、ゲートドライバ26aのゲート信号をTFT35に供給するゲート配線と、TFT35から読み出された電荷をチャージアンプ26bに送るデータ配線とを含む。
絶縁性基板30上には、画素31及び配線32を覆うように、窒化シリコン(SiNx)などで形成された画素保護膜37が設けられている。また、画素保護膜37の上には、絶縁性基板30上を平坦にするとともに、シンチレータ20の密着性を向上させるシンチレータ下地膜38が設けられている。シンチレータ下地膜38には、ポリイミド、パラキシリレンなどの耐熱性を有する有機材料が用いられる。シンチレータ下地膜38の端縁と、外部端子21bに取り付けられたフレキシブルプリント基板26の端縁上は、水分による配線32の腐食を防止するために、防湿性を有する封止部材39により封止されている。
シンチレータ20は、シンチレータ下地膜38の上に形成されている。シンチレータ下地膜38の上には、非柱状結晶層20bが真空蒸着により形成されている。この非柱状結晶層20bは、複数の粒子状の結晶からなり、結晶間の空隙が少ない(空間充填率が高い)ため、シンチレータ下地膜38との間で高い密着性を有する。非柱状結晶層20bの厚みは、5μm程度である。柱状結晶20aは、非柱状結晶層20bを基礎として真空蒸着により結晶成長されたものである。柱状結晶20aの柱径Dは、その長手方向に沿ってほぼ均一であり、3〜20μm程度である。
シンチレータ20の周囲には、前述のようにシンチレータ保護膜23が設けられている。このシンチレータ保護膜23は、シンチレータ20の上面及び側面を覆う被覆部23aと、シンチレータ20の周囲で光電変換パネル21のシンチレータ下地膜38と密着する周縁部23bとを備えている。周縁部23bの幅Wは、光電変換パネル21に密着してシンチレータ20を適切に封止するために、例えば2〜10mmとされている。また、シンチレータ保護膜23の厚みTは、シンチレータ20を適切に封止し、かつ被覆する際の破れを防止するために、例えば30〜100μmとされている。
シンチレータ保護膜23は、防湿性を有する粘着剤あるいはホットメルト樹脂により形成されている。粘着剤としては、例えばパナクリーンPD−R5(パナック株式会社;「パナクリーン」は登録商標)や、DAITAC ZB7032W(DIC株式会社;「DAITAC」は登録商標)など、シート状の粘着剤が用いられる。また、ホットメルト樹脂としては、ポリエスターSP170(日本合成化学工業株式会社;「ポリエスター」は登録商標)、ヒロダイン7589(ヤスハラケミカル株式会社)、アロンメルトPES−111EE(東亜合成株式会社;「アロンメルト」は登録商標)などが用いられる。
シンチレータ保護膜23は、シンチレータ20上に設けられる際に、少なくとも表面に凹凸形状を有する平面部材(例えば、独立気泡構造のスポンジ)により、被覆部23a及び周縁部23bがシンチレータ20及び光電変換パネル21に密着されている。シンチレータ保護膜23の被覆部23a及び周縁部23bには、平面部材の凹凸形状に沿うように凹凸形状が形成されている。シンチレータ保護膜23の凹凸形状のうち、表面凹凸の凹部間の間隔Sは、柱状結晶20aの柱径D及び周縁部23bの幅Wに対し、「D≦S≦W」となるように設定されており、例えば500μm程度となっている。また、シンチレータ保護膜23の凹凸形状のうち、表面凹凸の凹部と凸部との間の高さHは、例えば5〜30μmとなっている。
図5に示すように、シンチレータ保護膜23の表面凹凸の凹部間隔Sは、例えばシンチレータ20を被覆しているシンチレータ保護膜23から、表面粗さのJIS規格「JIS B 0601:2001」に基づいて基準長さの試料42を取得し、この試料42の表面42a(シンチレータ20と反対側)に形成されている複数の凹部42b間の間隔S〜Sを測定し、平均値を求めたものである。また、シンチレータ保護膜23の表面凹凸の高さHは、同じ試料42の表面42aに形成されている凹部42bと凸部42cとの間の複数の間隔H〜Hを測定し、平均値を求めたものである。なお、凹部間隔S及び凹凸高さHは、試料42から測定した最小値あるいは最大値を用いてもよい。また、凹凸高さHについては、上述した表面粗さのJIS規格で規定されている算術平均粗さ、あるいは十点平均粗さによって求めた値を用いてもよい。
本実施形態では、シンチレータ保護膜23に凹凸形状を形成し、この凹凸形状の表面凹凸の凹部間隔Sと、柱状結晶20aの柱径Dとの関係を「D≦S」としているが、仮に「D>S」の関係であると、シンチレータ保護膜23をシンチレータ20に対して押圧して被覆する際に、柱状結晶20aの各先端部20cに個別に異なる方向に力が加わり、各先端部20cが隣接する柱状結晶20aに接触するなどして、破損することが考えられる。本実施形態では、「D≦S」の関係としているので、柱状結晶20aの各先端部20cにほぼ均一な方向に力が加わるため、柱状結晶20aの各先端部20cの破損が防止される。
従来の放射線画像検出装置では、シンチレータ20をシンチレータ保護膜23によって被覆した後に、シンチレータ保護膜23の周縁部23bをホットプレスすることによって、シンチレータ保護膜23を基板に密着させている。しかしながら、本実施形態では、シンチレータ保護膜23に凹凸形状を形成し、表面凹凸の凹部間隔Sと、周縁部23bの幅Wとの関係「S≦W」としているので、周縁部23bが光電変換パネル21対して押圧される力に強弱が生じる。具体的には、「S≦W」の関係により、周縁部23bには少なくとも1つの凹部が生じ、この凹部が基板に対して強い力で押圧される。これにより、本実施形態では、ホットプレスを行わずに、周縁部23bを光電変換パネル21に密着させることができる。
図6は、図4の周縁部23bが設けられている部位のVI−VI線に沿う断面を示している。画素保護膜37の表面には、配線32の存在により凹凸が生じており、この凹凸を緩和するために平坦化層として機能するシンチレータ下地膜38を設けているが、シンチレータ下地膜38の表面も完全に平坦とはならず、若干の凹凸を有する。そのような表面上にシンチレータ保護膜23を形成しても、図7に示すように、シンチレータ下地膜38の凹凸にシンチレータ保護膜23が十分に追従せず、シンチレータ下地膜38とシンチレータ保護膜23との間に若干の隙間45が生じることがある。従来は、この隙間45を生じさせないためにホットプレスを行っていた。しかし、本実施形態によれば、図6に示すように、ホットプレスを行わなくても、シンチレータ下地膜38とシンチレータ保護膜23とが密着し、両者の間に隙間45は生じ難い。
図8において、画素31は、絶縁性基板30上に2次元マトリクス状に配列されている。各画素31には、前述のように、PD33、キャパシタ34a及びTFT35が含まれている。各画素31は、配線32であるゲート配線48とデータ配線49とに接続されている。ゲート配線48は、行方向に延在し、列方向に複数配列されている。データ配線49は、列方向に延在し、ゲート配線48と交わるように、行方向に複数配列されている。ゲート配線48は、TFT35のゲート電極に接続されている。データ配線49は、TFT35のドレイン電極に接続されている。
ゲート配線48の一端は、ゲートドライバ26aに接続されている。データ配線49の一端は、チャージアンプ26bに接続されている。ゲートドライバ26aは、各ゲート配線48に順にゲート駆動信号を与え、各ゲート配線48に接続されたTFT35をオンさせる。TFT35がオンすると、PD33及びキャパシタ34に蓄積された電荷がデータ配線49に出力される。
チャージアンプ26bは、データ配線49に出力された電荷を積算して電圧信号に変換する。信号処理部25aは、チャージアンプ26bから出力された電圧信号にA/D変換やゲイン補正処理等を施して画像データを生成する。画像メモリ25bは、フラッシュメモリなどからなり、信号処理部25aにより生成された画像データを記憶する。画像メモリ25bに記憶された画像データは、有線や無線の通信部(図示せず)を介して外部に読み出し可能である。
次に、X線画像検出装置10の製造方法のうち、シンチレータ20をシンチレータ保護膜23によって被覆する工程について説明する。図9に示す貼合せ装置52は、シンチレータ20を、粘着材からなるシンチレータ保護膜23によって被覆する装置である。貼合せ装置52は、シンチレータ20が下を向くように、光電変換パネル21をエア吸引などによって保持する上側ステージ53と、上側ステージ53の下方に配置された下側ステージ54と、下側ステージ54の上面に設けられた板状の平面部材55とを備えている。
平面部材55は、少なくとも表面に凹凸形状を有する弾性材により構成されている。この弾性材としては、独立気泡構造のスポンジ、発砲樹脂、ゴム、ゲルなどが挙げられる。さらにこの中では、独立気泡構造のスポンジが好ましい。
独立気泡構造のスポンジは、多数の気泡により、表面に微小な凹凸形状が最初から形成されているため、シンチレータ保護膜23に対する凹凸形状の形成にそのまま利用することができる。また、独立気泡構造のスポンジは、各気泡が接続されている連続気泡構造のスポンジとは異なり、各気泡が他の気泡と接続せずに独立しているため、シンチレータ保護膜23を適切な加圧力で加圧できる弾力性と、加圧後に適切に元の形状に戻る復元性とを得ることができる。
なお、独立気泡構造のスポンジは多種存在するが、シンチレータ保護膜23の被覆には、ゴムスポンジが好ましく、耐熱性及び耐候性に優れ、長期間の使用が可能なフッ素ゴムスポンジがより好ましい。フッ素ゴムスポンジとしては、FR−200、FR−350(サンポリマー株式会社)、FR335、FR235(タイガースポリマー株式会社)、FSB735N(クレハエラストマー株式会社)などを用いることができる。
平面部材55として、独立気泡構造のスポンジを用いた場合の厚みは、例えば1〜10mmが好ましく、より好ましくはシンチレータ20の厚みの10倍程度である。したがって、例えばシンチレータ20の厚みが500μmである場合には、平面部材55の厚みは、その10倍の5mm程度が好ましい。
貼合せ装置52は、上側ステージ53で光電変換パネル21が保持され、平面部材55の上にシート状のシンチレータ保護膜23が載置されると、図10に示すように、図示しない昇降機構によって下側ステージ54を上側ステージ53に向けて上昇させる。平面部材55は、シンチレータ20及び光電変換パネル21の形状に合わせて変形し、シンチレータ保護膜23をシンチレータ20及び光電変換パネル21に均等の力で押圧する。これにより、シンチレータ保護膜23の被覆部23a及び周縁部23bがシンチレータ20及び光電変換パネル21に密着され、平面部材55の表面の凹凸形状がシンチレータ保護膜23に形成される。なお、独立気泡構造のスポンジを用いた平面部材55の加圧圧力は、0.1Mpa〜0.8Mpa程度が好ましい。
上述したように、シンチレータ保護膜23の表面凹凸の凹部間隔Sと、柱状結晶20aの柱径Dとの関係を「D≦S」としているので、柱状結晶20aの各先端部20cにほぼ均一な方向に力が加わるため、柱状結晶20aの各先端部20cの破損が防止される。また、シンチレータ保護膜23の表面凹凸の凹部間隔Sと、周縁部23bの幅Wとの関係「S≦W」としているので、周縁部23bは少なくとも1つの凹部の位置で基板に対して強い力で押圧されため、ホットプレスを行わずに、周縁部23bを光電変換パネル21に密着させることができる。したがって、シンチレータ下地膜38とシンチレータ保護膜23との間には、隙間が生じ難い。
シンチレータ保護膜23の形成後、下側ステージ54は、図示しない昇降機構により下降される。シンチレータ20がシンチレータ保護膜23により被覆された光電変換パネル21は、下側ステージ54の下降後に、上側ステージ53から取り出される。
なお、ホットメルト樹脂からなるシンチレータ保護膜23によってシンチレータ20を被覆する場合には、貼合せ装置52の上側ステージ53及び下側ステージ54にヒーターを組み込めばよい。そして、ヒーターによってシンチレータ保護膜23を加熱して溶融させてから、平面部材55によってシンチレータ保護膜23をシンチレータ20に貼り合わせる。シンチレータ保護膜23とシンチレータ20の貼り合せ後、ヒーターの加熱を停止させてシンチレータ保護膜23を固化させる。これにより、シンチレータ保護膜23は、シンチレータ20及び光電変換パネル21に密着される。
以上のように、貼合せ装置52を用いた1つの工程で、シンチレータ20を破損させずに被覆部23aでシンチレータ20を被覆し、かつ周縁部23bが光電変換パネル21に対して高い密着を有するようにシンチレータ保護膜23が形成される。
次に、X線画像検出装置10の作用を説明する。まず、X線源からX線が被写体に向けて射出される。被写体を透過して被写体のX線画像を担持したX線が光電変換パネル21の側からX線画像検出装置10に入射する。X線画像検出装置10に入射したX線は、光電変換パネル21を透過してシンチレータ20に入射する。
シンチレータ20は、入射したX線を吸収して可視光を発生する。シンチレータ20での可視光の発生は、主に、柱状結晶20a内の非柱状結晶層20b側で生じる。柱状結晶20a内で発生した可視光は、光ガイド効果により、各柱状結晶20a内を伝搬し、非柱状結晶層20bを通過して光電変換パネル21に入射する。
光電変換パネル21に入射した可視光は、画素31毎にPD33により電荷に変換され、PD33及びキャパシタ34に電荷が蓄積される。X線源からのX線照射が終了すると、ゲートドライバ26aにより、ゲート配線48を介してTFT35のゲート電極に順にゲート駆動信号が印加される。これにより、行方向に並んだTFT35が列方向に順にオンとなり、オンとなったTFT35を介してPD33及びキャパシタ34に蓄積された電荷がデータ配線49に出力される。
データ配線49に出力された電荷は、チャージアンプ26bにより電圧信号に変換されて信号処理部25aに入力される。信号処理部25aにより、全画素31分の電圧信号に基づいて画像データが生成され、画像メモリ25bに記憶される。
以上のようにX線撮影に使用されるX線画像検出装置10では、シンチレータ保護膜23がシンチレータ20を覆っているため、シンチレータ20が潮解することはない。また、シンチレータ保護膜23の周縁部23bは、表面に凹凸形状を有する平面部材55によって光電変換パネル21に密着されているため、周縁部23bが光電変換パネル21から簡単に剥がれることもない。さらに、シンチレータ保護膜23をシンチレータ20に貼り合わせる際に、表面に凹凸形状を有する平面部材55によってシンチレータ保護膜23を密着させているので、シンチレータ20の柱状結晶20aの破損が防止される。
上記実施形態では、1層のシンチレータ保護膜23によりシンチレータ20を覆う例について説明したが、図11に示すように、シンチレータ20を覆うシンチレータ保護層60の上に、シンチレータ20で生成された可視光を光電変換パネル21に向けて反射する反射層61と、反射層保護層62とを備えるシンチレータ保護膜63を用いてもよい。シンチレータ保護層60は、上記実施形態のシンチレータ保護膜23と同様に、粘着材またはホットメルト樹脂によって形成されており、その平均厚みTは、例えば30〜100μmである。なお、シンチレータ保護層60は、可視光を透過させる必要があるため、透明度の高い粘着材またはホットメルト樹脂を用いるのが好ましい。反射層61は、例えばアルミニウムで形成されており、その厚みは5〜50μmである。反射層保護層62は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やナイロンで形成されており、10〜100μmである。
シンチレータ保護膜63は、上記実施形態のシンチレータ保護膜23と同様に、表面に凹凸形状が設けられた平面部材55を備える貼合せ装置52によって、シンチレータ20を被覆する。したがって、シンチレータ保護膜63は、シンチレータ保護層60だけでなく、反射層61及び反射層保護層62にも平面部材55の凹凸形状が形成される。本実施形態のシンチレータ保護膜63は、反射層61に形成されている凹凸形状の表面側の凹部間隔Rと、シンチレータ保護層60の平均厚みTとの関係が、「T≦R」とされている。これにより、反射層61の凹凸形状が極端に細かくなることはないため、反射層61による可視光の乱反射を防止することができる。凹部間隔R及び平均厚みTは、上記実施形態と同様に、シンチレータ保護膜63から試料を取得し、この試料を測定することにより得ることができる。
なお、シンチレータ保護膜63は、シンチレータ保護層60の凹凸形状の凹部間隔S、と、周縁部63bの幅Wと、柱状結晶20aの柱径Dとの関係も、上記実施形態と同様に「D≦S≦W」となっている。したがって、シンチレータ保護膜63によるシンチレータ20の被覆時に、柱状結晶20aが破損することはない。また、シンチレータ保護膜63は、ホットプレスを行わなくても、シンチレータ保護膜63の周縁部63bを光電変換パネル21に密着させることができる。
なお、特許請求の範囲に記載の「シンチレータを支持する基板」は、本実施形態では、光電変換パネル21に対応している。本実施形態では、光電変換パネル21の表層に設けられたシンチレータ下地膜38上にシンチレータ20を設けているが、シンチレータ下地膜38を省略することも可能である。
また、上記各実施形態では、光電変換パネル21に直接蒸着されたシンチレータ20を例に説明したが、本発明は、蒸着用基板に蒸着された後で光電変換パネル21に貼り合わされる、貼合せタイプのシンチレータにも適用可能である。この貼合せタイプのシンチレータに本発明を適用する場合には、シンチレータ保護膜の周縁部を蒸着基板に密着させる。
また、上記各実施形態では、CsIを用いたシンチレータ20を例に説明したが、本発明は、GOSなどの柱状結晶化しないシンチレータにも適用可能である。
また、上記各実施形態では、光電変換パネル21がシンチレータ20よりもX線の入射側に配置されたISS型のX線画像検出装置10を例に説明したが、本発明は、シンチレータ20が光電変換パネル21よりもX線の入射側に配置されているPSS(Penetration Side Sampling)型のX線画像検出装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、放射線としてX線を用いているが、γ線やα線等、X線以外の放射線を用いてもよい。さらに、上記実施形態では、可搬型の放射線画像検出装置である電子カセッテを例に挙げて本発明を説明しているが、本発明は、立位型や臥位型の放射線画像検出装置や、マンモグラフィ装置等にも適用可能である。
10 X線画像検出装置
20 シンチレータ
20a 柱状結晶
20b 非柱状結晶層
21 光電変換パネル
23 シンチレータ保護膜
23a 被覆部
23b 周縁部

Claims (9)

  1. 放射線を可視光に変換する平面状のシンチレータと、
    前記シンチレータを支持する基板と、
    前記シンチレータの表面を覆う被覆部と、前記シンチレータの周囲で前記基板と密着する周縁部とを有し、表面に凹凸形状を有する平面部材により前記被覆部及び前記周縁部が前記シンチレータ及び前記基板に密着されることにより、前記被覆部及び前記周縁部に前記凹凸形状が形成されたシンチレータ保護膜と、
    を備え
    前記シンチレータは複数の柱状結晶を有し、
    前記シンチレータ保護膜の前記凹凸形状は、表面凹凸の凹部の間隔が前記柱状結晶の柱径よりも大きく、かつ前記周縁部の幅よりも小さい放射線画像検出装置。
  2. 前記シンチレータ保護膜の前記凹凸形状は、表面凹凸の凹部に対する凸部の高さが、5μm〜30μmである請求項に記載の放射線画像検出装置。
  3. 前記シンチレータ保護膜は、粘着剤またはホットメルト樹脂である請求項1または2に記載の放射線画像検出装置。
  4. 前記基板は、光電変換により電荷を生成する複数の画素が配置された光電変換パネルであり、前記シンチレータは、前記光電変換パネル上に設けられている請求項1〜3いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  5. 前記シンチレータ保護膜は、前記シンチレータを保護するシンチレータ保護層と、前記シンチレータ保護層の外側に設けられ、前記シンチレータから放出される可視光を反射する光反射層と、前記光反射層の外側に設けられている反射層保護層とを備える請求項1〜いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  6. 前記光反射層の前記凹凸形状は、表面凹凸の凹部の間隔が前記シンチレータ保護層の平均厚みよりも大きい請求項に記載の放射線画像検出装置。
  7. 放射線を可視光に変換する平面状のシンチレータと、
    前記シンチレータを支持する基板と、
    前記シンチレータの表面を覆う被覆部と、前記シンチレータの周囲で前記基板と密着する周縁部とを有し、表面に凹凸形状を有する平面部材により前記被覆部及び前記周縁部が前記シンチレータ及び前記基板に密着されることにより、前記被覆部及び前記周縁部に前記凹凸形状が形成されたシンチレータ保護膜と、
    を備え、
    前記シンチレータ保護膜は、前記シンチレータを保護するシンチレータ保護層と、前記シンチレータ保護層の外側に設けられ、前記シンチレータから放出される可視光を反射する光反射層と、前記光反射層の外側に設けられている反射層保護層とを備え、
    前記光反射層の前記凹凸形状は、表面凹凸の凹部の間隔が前記シンチレータ保護層の平均厚みよりも大きい放射線画像検出装置。
  8. 放射線を可視光に変換する平面状のシンチレータを有し、前記可視光を光電変換して放射線画像を生成する放射線画像検出装置の製造方法であって、
    基板上に前記シンチレータを設け、
    前記シンチレータを被覆する被覆部と、前記被覆部の周縁で前記基板に密着される周縁部とを有するシート状のシンチレータ保護膜を前記シンチレータに対面させ、
    表面に凹凸形状を有する平面部材により、前記被覆部及び前記周縁部を前記シンチレータ及び前記基板に密着させて、前記シンチレータ保護膜に凹凸形状を形成する放射線画像検出装置の製造方法。
  9. 前記平面部材は、独立気泡構造のスポンジであり、前記シンチレータ保護膜に対し、0.1Mpa〜0.8Mpaの圧力で加圧する請求項に記載の放射線画像検出装置の製造方法。
JP2013178185A 2013-08-29 2013-08-29 放射線画像検出装置及び製造方法 Expired - Fee Related JP5936584B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178185A JP5936584B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 放射線画像検出装置及び製造方法
US14/339,493 US9442200B2 (en) 2013-08-29 2014-07-24 Radiation image detection device and method for manufacturing same
TW103127165A TWI634345B (zh) 2013-08-29 2014-08-08 放射線圖像檢測裝置及製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178185A JP5936584B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 放射線画像検出装置及び製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015045615A JP2015045615A (ja) 2015-03-12
JP5936584B2 true JP5936584B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=52581808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013178185A Expired - Fee Related JP5936584B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 放射線画像検出装置及び製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9442200B2 (ja)
JP (1) JP5936584B2 (ja)
TW (1) TWI634345B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101287411B (zh) 2005-04-28 2013-03-06 普罗秋斯生物医学公司 药物信息系统及其用途
JP6671839B2 (ja) * 2014-10-07 2020-03-25 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び撮像システム
JP6549950B2 (ja) * 2015-09-15 2019-07-24 浜松ホトニクス株式会社 シンチレータパネル、及び、放射線検出器
US10401508B2 (en) * 2015-12-22 2019-09-03 Scint-X Ab Scintillator, scintillator assembly, x-ray detector and x-ray imaging system and a method for manufacturing a scintillator
JP2017161408A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 コニカミノルタ株式会社 シンチレータ、シンチレータパネルおよび放射線画像変換パネル
JP2018009803A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 コニカミノルタ株式会社 シンチレータパネル
JP6872404B2 (ja) * 2016-09-08 2021-05-19 昭和電工パッケージング株式会社 放射線検出装置および放射線検出装置用可視光反射シート
KR20190099539A (ko) 2017-02-17 2019-08-27 야스 메디칼 이메이징 테크놀로지 가부시키가이샤 신틸레이터 모듈, 신틸레이터 센서 유닛 및 신틸레이터 모듈의 제조 방법
JP2018189425A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 三菱ケミカル株式会社 X線像変換スクリーン、x線撮影装置、及びx線検査装置
KR102051957B1 (ko) * 2017-11-13 2019-12-04 주식회사 토비스 곡면 디텍터의 제조방법
JP6914422B2 (ja) * 2018-03-19 2021-08-04 富士フイルム株式会社 放射線検出器、放射線画像撮影装置、及び製造方法
JP2019174365A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 シャープ株式会社 撮像パネル
CN110323235A (zh) * 2018-03-29 2019-10-11 夏普株式会社 摄像面板
US11762108B2 (en) * 2020-01-21 2023-09-19 LightSpin Technologies Inc. Modular pet detector comprising a plurality of modular one-dimensional arrays of monolithic detector sub-modules

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3405706B2 (ja) * 1997-02-14 2003-05-12 浜松ホトニクス株式会社 放射線検出素子
JP3815142B2 (ja) * 1999-09-14 2006-08-30 コニカミノルタホールディングス株式会社 封止蛍光体プレートの製造方法
JP4001048B2 (ja) * 2003-04-25 2007-10-31 コニカミノルタホールディングス株式会社 輝尽性蛍光体シートの封止方法及び封止体
JP4266898B2 (ja) * 2004-08-10 2009-05-20 キヤノン株式会社 放射線検出装置とその製造方法および放射線撮像システム
JP4594188B2 (ja) * 2004-08-10 2010-12-08 キヤノン株式会社 放射線検出装置及び放射線検出システム
JP4612876B2 (ja) * 2004-08-10 2011-01-12 キヤノン株式会社 放射線検出装置、シンチレータパネル、これらの製造方法及び放射線検出システム
WO2008018277A1 (fr) * 2006-08-08 2008-02-14 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. DÉTECTEUR de panneau plat
KR101266554B1 (ko) * 2011-05-09 2013-05-27 주식회사 아비즈알 신틸레이터 패널 및 신틸레이터 패널을 제조하는 방법
JP5707269B2 (ja) * 2011-07-29 2015-04-22 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWI634345B (zh) 2018-09-01
US9442200B2 (en) 2016-09-13
TW201508311A (zh) 2015-03-01
US20150060678A1 (en) 2015-03-05
JP2015045615A (ja) 2015-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5936584B2 (ja) 放射線画像検出装置及び製造方法
EP2902807B1 (en) Radiograph detection device
JP4921180B2 (ja) 放射線検出装置及び放射線撮像システム
CN102579064B (zh) 用于放射线成像的电子盒
JP5906162B2 (ja) 放射線画像検出装置
US20130092840A1 (en) Radiological imaging device
WO2014050861A1 (ja) 放射線画像検出装置
US20140284485A1 (en) Radiation detecting device and radiation detecting system
CN210294542U (zh) 放射线检测器以及放射线图像摄影装置
JP7376636B2 (ja) 放射線検出器、放射線画像撮影装置及び放射線検出器の製造方法
JP2012247281A (ja) 放射線撮影装置、及びシンチレータとその製造方法
JP7342184B2 (ja) 放射線検出器、放射線画像撮影装置及び放射線検出器の製造方法
US20080087832A1 (en) Radiation Detector
US20210247529A1 (en) Radiation detection module, radiation detector, and method for manufacturing radiation detection module
JP6005092B2 (ja) 放射線検出装置および放射線検出装置の製造方法
JP4208789B2 (ja) 放射線検出装置、その製造方法、シンチレータパネル、及び放射線検出システム
JP2015064284A (ja) 放射線画像検出装置及び製造方法
CN109324341B (zh) 放射线检测装置及其制造方法和放射线成像系统
US20140091209A1 (en) Radiation detecting apparatus and radiation detecting system
JP2013246078A (ja) 放射線画像検出装置
US20190298282A1 (en) Radiation detector and radiographic imaging apparatus
JP2016136160A (ja) 放射線画像検出装置
US11747490B2 (en) Radiation detector and radiographic imaging apparatus
US20200408932A1 (en) Radiation detector and radiographic image capturing apparatus
WO2014050534A1 (ja) 放射線画像検出装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5936584

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees