JP5936576B2 - 遠心分離用容器および遠心分離装置並びにそれらを用いた遠心分離方法 - Google Patents

遠心分離用容器および遠心分離装置並びにそれらを用いた遠心分離方法 Download PDF

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    • B04B5/0407Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles

Description

本発明は、容器の中心軸を回転軸として当該容器を回転させて、容器内の検体の各成分を遠心分離する遠心分離用容器および遠心分離装置並びにそれらを用いた遠心分離方法に関するものである。
従来、容器を回転させて容器内の血液等の検体の各成分を遠心分離する遠心分離方法が知られている。このような遠心分離方法では、中心から外周に向けて高くなるように傾斜した内壁を有し、容器内部に検体を貯留する貯留空間を形成する貯留部を備える遠心分離用容器を使用し、貯留空間に検体を注入した後、容器を回転させる。そして、容器が回転することによる遠心力により、検体の各成分が、その比重の低い成分から順番に内周側から外周側へと層構造を形成するように分離される。その後容器の回転が停止すると、一般的には内周側の低比重成分がその層構造体から剥離して容器の底に貯留される。
しかしながら、従来の遠心分離用容器を使用した場合には、容器の回転が停止しても、低比重成分が上記層構造体からなかなか剥離せず、低比重成分が容器の底に貯留されるまでに相当の時間を要するという問題がある。特に血液を遠心分離する際には、溶血防止のため容器の内壁に溶剤が塗布されていることがあるが、この溶剤は低比重成分(血漿)を剥離しにくくするため、上記問題は顕著となる。また、上記のように遠心分離用容器で一回に処理する検体の量はせいぜい600〜800μLであるため、遠心分離した成分が貯留部内で張り付いたままになると、回収できる成分が減少して必要な量が回収できないという問題も生じ得る。
そこで、低比重成分の回収効率を向上させるべく、様々な提案がなされている。例えば特許文献1には、貯留部の内壁面に毛細管現象誘導構造を形成した遠心分離用容器を使用して、低比重成分の毛細管現象を誘導することにより、低比重成分の上記層構造体からの剥離を促進する方法が開示されている。また、特許文献2には、貯留部の内壁面に親水性領域と疎水性領域を形成した遠心分離用容器を使用して、低比重成分の流れを促進し、低比重成分の上記層構造体からの剥離を促進する方法が開示さている。
特開2001−239185号公報 米国特許第7947186号明細書
しかしながら、特許文献1の方法では、毛細管現象を利用しているため低比重成分の誘導速度に限界があり、成分回収までの時間的な側面から回収効率は充分とは言えない。一方、特許文献2の方法では、ゲル膜を用いて所定の形状の親水性領域が貯留部に形成されるが、親水性領域と疎水性領域を適切な形状に作り分けるのは容易なことではない。したがってこの方法では、容器の製造工程が煩雑となり、容器の製造コストが増加してしまうという問題が残る。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、検体の遠心分離した成分をより効率よく回収することを可能とする遠心分離用容器および遠心分離方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の遠心分離用容器は、
容器の中心軸を回転軸として当該容器を回転させて、貯留空間に注入された検体中の低比重成分および高比重成分を遠心分離する方法に使用される遠心分離用容器において、
貯留空間を形成する貯留部を備え、
貯留部が、検体が遠心分離され貯留空間の外周側に層構造体が形成された際に高比重成分を収容可能な大きさのトラップ空間を形成するトラップ部と、径が小さくなりながらトラップ部から底部までの間を接続する傾斜内壁部と、回転の減速に伴う慣性力に起因して流動している層構造体中の低比重成分を傾斜内壁部へと誘導するように、層構造体が形成される領域を横切る位置にトラップ部から傾斜内壁部に向けて設けられたガイド部とを有するものであることを特徴とするものである。
そして、本発明の遠心分離用容器において、ガイド部は、トラップ部の底面上に設けられた突起形状の障壁部を含み、障壁部は、流動している低比重成分に接触する障壁面であって容器の回転方向の逆方向の内周側を向いた障壁面を有することが好ましい。この場合において、障壁面は、中心軸に関する径方向に対して30°以上90°未満の角度で傾いていることが好ましい。また、障壁面はトラップ部の底面と鋭角を成すように容器の回転方向の逆方向に傾いていることが好ましく、障壁部は、中心軸に関する周方向に沿った勾配の変化が滑らかな角を有することが好ましい。また障壁部は、トラップ部に捕捉された高比重成分に接触しないように、トラップ部の奥の内壁面から離れていることが好ましい。
また、本発明の遠心分離用容器において、ガイド部は、トラップ部の底面に設けられたスロープ部を含み、スロープ部は、トラップ部の底面の一部として設けられた傾斜面であって容器の回転方向の内周側を向いた傾斜面を有することが好ましい。この場合において、スロープ部は、トラップ部に捕捉された高比重成分に接触しないように、トラップ部の奥の内壁面から離れていることが好ましい。
また、本発明の遠心分離用容器において、ガイド部は、低比重成分が滑らかに誘導されるように流線形状を有することが好ましい。
また、本発明の遠心分離用容器において、ガイド部が1個のみ配置された構成を採用できる。この場合において、遠心分離用容器は、ガイド部が形成されたことによる重心の中心軸からのずれを相殺するように、容器のバランスを調整するバランス調整部を備えることが好ましい。また、バランス調整部は、中心軸に関してガイド部が形成された位置と対称な位置の傾斜内壁部に設けられていることが好ましい。
或いは、本発明の遠心分離用容器において、ガイド部が2〜6個配置された構成を採用できる。この場合において、ガイド部は中心軸に関する周方向に沿って均等に配置されていることが好ましい。
また、本発明の遠心分離用容器は、低比重成分の比重と高比重成分の比重との間の比重を有するチクソトロピー性の分離剤を貯留空間内に備えることが好ましい。
本発明の遠心分離装置は、
上記に記載の遠心分離用容器と、
この容器を保持した状態で容器の中心軸を回転軸として回転する容器保持部とを備えることを特徴とするものである。
さらに本発明の遠心分離方法は、
上記に記載の遠心分離用容器に検体を注入し、
容器の中心軸を回転軸として当該容器を回転させて、検体中の低比重成分および高比重成分を遠心分離することを特徴とするものである。
そして、本発明の遠心分離方法において、容器を回転させる工程が、1000rpm/sを超える回転速度で容器を回転させる工程と、その後回転速度が1000rpm/s以下となった段階で減速勾配を増加させて回転を停止させる工程とを含むことが好ましい。この場合において、減速勾配を20000rpm/s以上に増加させることが好ましい。
本発明の遠心分離用容器は、特に、回転の減速に伴う慣性力に起因して流動している層構造体中の低比重成分を傾斜内壁部へと誘導するように、層構造体が形成される領域を横切る位置にトラップ部から傾斜内壁部に向けて設けられたガイド部を有することを特徴とする。本発明の容器によれば、当該ガイド部が、回転の減速に伴う慣性力に起因して流動している低比重成分の流動方向を傾斜内壁部側へと変化させるから、層構造体からの低比重成分の剥離を促進することができる。この結果、検体の遠心分離した成分をより効率よく回収することが可能となる。
また、本発明の遠心分離装置および遠心分離方法は上記本発明の遠心分離用容器を使用して遠心分離を行うから、検体の遠心分離した成分をより効率よく回収することが可能となる。
一実施形態の遠心分離用容器の構造を示す概略図である。 図1のX−X断面における容器の内部構造を示す概略断面図である。 遠心分離装置の構成を示す概略断面図である。 遠心分離時の容器内部の様子を示す概略断面図である。 遠心分離方法の工程を示す概略断面図である。 容器の回転制御の例を示すグラフである。 遠心分離用容器のガイド部の他の構成を示す概略図である。 遠心分離用容器のガイド部の他の構成を示す概略図である。 遠心分離用容器のガイド部の他の構成を示す概略図である。 遠心分離用容器のガイド部の他の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明するが、本発明はこれに限られるものではない。なお、視認しやすくするため、図面中の各構成要素の縮尺等は実際のものとは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の遠心分離用容器1の構造を示す概略図である。特に図1のaは容器1の本体部材2の斜視図であり、図1のbは容器1の蓋部材3の斜視図であり、図1のcは本体部材2の上面図であり、図1のdは障壁面の法線ベクトルの向きを示す上面図である。また図2は、X−X断面における容器1の内部構造を示す概略断面図である。
本実施形態の容器1は、図1および図2に示されるように、容器の本体部材2と蓋部材3から構成される。本体部材2は、傾斜内壁部20と、底部21と、3つの障壁部22と、トラップ底面部23と、トラップ側面部26と、蓋部材3と嵌合する嵌合部24と、これらを支える支持外壁部25とを有する。蓋部材3は、検体を注入するための開口31を有する。
容器1は、障壁部22を除いて全体として、底部21の中心を通りかつ底部21に垂直な軸(容器の中心軸C)に関して略線対称な内部構造(換言すれば、中心軸Cを中心とする一種の回転体のような構造)を有し、また外観的には略円柱形状を有する。遠心分離の際には、蓋部材3が本体部材2の嵌合部24に嵌合された状態で例えば固着され、この中心軸Cを回転軸として容器1が回転させられる。容器の回転方向は、適宜選択され、本実施形態では例えば図1のcにおける右回り(時計回り)とする。
図2に示されるように、本体部材2および蓋部材3が嵌合することにより、検体が注入される貯留空間10が形成される。具体的には、この貯留空間10は、傾斜内壁部20、底部21、トラップ底面部23、トラップ側面部26および蓋部材3によって囲まれた空間である。この貯留空間のうち特に、トラップ底面部23、トラップ側面部26および蓋部材3によって挟まれた空間10aが、容器を回転させて検体を遠心した際に高比重成分をトラップするトラップ空間となる。すなわち、傾斜内壁部20、底部21、トラップ底面部23、トラップ側面部26および蓋部材3が本発明における貯留部に相当し、トラップ底面部23、トラップ側面部26および蓋部材3が本発明におけるトラップ部に相当する。
傾斜内壁部20は、略円錐形状でありかつ底部21に行くほど径が小さくなる傾斜面を有する。この傾斜面により貯留空間10の下側部分が形成されている。
傾斜内壁部20の下端に接続する底部21は、傾斜内壁部20の傾斜面の下端へと滑らかに接続する略水平な平坦面を有する。本実施形態ではこの平坦面が貯留空間10の底面を形成するが、本発明において貯留空間10の底面は平坦である必要はない。
傾斜内壁部20の上端に接続するトラップ底面部23は、傾斜内壁部20の傾斜面の上端へと滑らかに接続する略水平な平坦面を有する。この平坦面はトラップ空間10aの底面を形成する。トラップ側面部26は、トラップ底面部23の平坦面に垂直に接続する垂直面を有する。この垂直面はトラップ空間10aの奥の側面を形成する。
トラップ空間10aは中心軸Cを中心とする円環形状を有し、トラップ空間10aの体積は注入される検体の量に応じて設計される。一般的に、容器1に注入可能な検体量は、容器ごとに仕様で定められるため、その仕様範囲を基準にトラップ空間10aの体積は決められる。また、例えばトラップ空間10aには、予め分離剤(または分離ゲル)が配置される。この分離剤は、検体中の分離したい低比重成分および高比重成分に応じて、各成分の比重の中間の比重を有する材料から適宜選択される。具体的には、血液中の血漿(低比重成分)および血球(高比重成分)を分離する場合には、血漿の比重と血球の比重との中間の比重を有する材料を選択すればよい。
トラップ底面部23上に設けられた突起形状の各障壁部22は、本発明のガイド部に相当し、遠心分離の成果物としての層構造体が形成される領域を横切る位置にトラップ側面部26から傾斜内壁部20の傾斜面まで伸びている。また、障壁部22の先端部(傾斜内壁部側の角部分)は、トラップ底面部23と傾斜内壁部20との接続部分を超えて傾斜内壁部20の傾斜面まで到達しており、その先端部の下側は当該傾斜面に結合するように伸びている。ただし、本発明において、障壁部22の先端部は傾斜内壁部20まで到達している必要はなく、例えば当該先端部がトラップ底面部23上にあってもよい。また、障壁部22の先端部は、中心軸Cに関する周方向に沿った勾配の変化が滑らかな角、つまり上面視断面において曲線的に形成されてRが付与された角を有することが好ましい。この場合、検体が周方向へ向かって障壁部22を乗り越えて移動するときに検体中の固体成分(例えば血球)が破壊されることを抑制することができる。
3つの障壁部22は、周方向に均等に(つまり120°間隔で)配置され、トラップ空間10aは3つの障壁部22により3つの区画に仕切られる。各障壁部22は、全体的にトラップ側面部26に結合した略三角柱形状(いわゆるくさび形状)を有し、嵌合部24と同じ高さまで上方に伸びている。なお障壁部22の形状は、三角柱形状に限定されず、下記の障壁面を形成できれば、四角柱形状やその他の立体形状を採用することができる。また障壁部22は、本実施形態では蓋部材3が本体部材2に嵌合されたときに障壁部22と蓋部材3との間に間隙がなくなるように設計されているが、本発明はこれに限れられない。すなわち、下記のように流動する低比重成分を傾斜内壁部20の傾斜面へ誘導できる範囲であれば、障壁部22と蓋部材3との間に間隙が存在しても構わない。
各障壁部22は一方の区画に対して1つの障壁面22aを有する。障壁面22aは、回転の減速に伴う慣性力に起因して流動する低比重成分を傾斜内壁部20の傾斜面へと誘導するように、流動している低比重成分に接触する面であって容器の回転方向の逆方向の内周側を向いた面であり、または一部にそのような面を有する。「回転方向の逆方向の内周側を向いた」とは、図1のdに示されるように上面視で、面内の任意の点における法線ベクトルmが、周方向に関して容器の回転方向の逆向きの成分mbを有し、かつ中心軸Cに関する径方向に関して中心軸向きの成分maを有することを意味する。したがって障壁面22aは、径方向と所定の角度αを成して傾いている。角度αは、特に制限されないが、誘導の効率の観点から30°以上90°未満であることが好ましく、35°以上70°以下であることがより好ましく、40°以上60°以下であることが好ましい。本実施形態の障壁面22aは、トラップ底面部23の平坦面に対して垂直であるが、上記流動を下方に抑え込みながら誘導するように、当該平坦面と鋭角を有して容器の回転方向の逆方向に傾いていてもよい。つまり、障壁面22aの法線ベクトルmは下向きの成分を有していてもよい。これにより、より効率よく流動する低比重成分を誘導可能となる。
支持外壁部25は、傾斜内壁部20全体を囲みながらトラップ側面部26から下方に伸び、支持外壁部25の下端が底部21よりも下方に長いことにより本体部材2が安定的に支持されている。
蓋部材3は、開口31を有し、全体として平板形状を有する。開口31は、検体を貯留空間10に注入するための注入口となる。本実施形態では、開口31は開いたままの状態で容器1が回転させられるが、必要に応じて開口を開閉可能な構造にしてもよい。この蓋部材3の貯留空間10側の平坦面の一部がトラップ空間10aの上面を形成する。
そして、遠心分離は、例えば図3に示されるような遠心分離装置50を用いて実施される。遠心分離装置50は、開閉蓋51aを有し、容器1を収容する収容空間52を形成する筺体51と、収容空間52内に設けられ容器1が装着される回転台53(容器保持部)とを備える。容器1は、開閉蓋51aが開けられた状態で収容空間52に搬入され、回転台53に装着される。回転台53は、不図示の回転機構(例えばモーター等)により回転自在に支持されており、回転台53に装着された容器1の中心軸Cと回転軸Rとが一致するように容器1を回転させる。
図4は、遠心分離時の容器内部の様子を示す概略断面図である。図4では、低比重成分5aおよび高比重成分5bを有する検体が遠心分離された結果、貯留空間10の外周側領域に、遠心分離の成果物としての層構造体が形成された状態が示されている。この層構造体は、内周側から順に低比重成分5a、分離剤4および高比重成分5bの構造を有する。図5に示されるように、障壁面22a(或いは障壁部22)は、層構造体が形成される領域を横切るトラップ底面部23の平坦面上に形成されている。これにより、回転の減速に伴う慣性力に起因して低比重成分が流動した場合、その流動の進行方向が障壁面22aに沿って変更され、流動する低比重成分が傾斜内壁部20の傾斜面へと誘導される。その結果、低比重成分5aが層構造体から剥離しやすくなる。このようなガイド部は、本体部材2をインジェクション成形等で製造するときの型の形状を調整するだけで容易に形成できるため、容器の製造コストの増加を招くこともない。なお、本実施形態では、トラップ空間10aは層構造体全体が収容可能な程度の大きさを有しているが(図4)、トラップ空間10aの体積は、層構造体のうち少なくとも高比重成分5bが収容可能な程度の大きさであり、好ましくは高比重成分5bおよび分離剤4が収容可能な程度の大きさ以上である。
以下、上記のような遠心分離用容器1および遠心分離装置50を用いた遠心分離方法の工程について説明する。図5は、遠心分離方法の工程を示す概略断面図である。
まず、トラップ空間10aに分離剤4が予め配置された容器1が用意され、その容器1の開口31から貯留空間10に検体5が注入される(図5のa)。検体5の注入は、例えばピペットや注射器を使用して行われる。次に、検体5が注入された容器1は、遠心分離装置50の回転台53に装着されてDr方向に回転させられる。このとき、回転の遠心力により容器1の内容物が、比重に応じて分離し、貯留空間10の外周側に層構造体を形成する(図5のb)。高比重成分5bは、トラップ部(トラップ底面部23、トラップ側面部26および蓋部材3)と分離剤4によってトラップ空間10aに捕捉される。次に、容器1の回転が減速に転じると、Dr方向と同じ向きの慣性力Fが層構造体に作用する(図5のc)。一般的に、層構造体のうち、液体成分である低比重成分5aは流動しやすく、固体成分である高比重成分5bは流動しにくい。したがって、低比重成分5aは、慣性力Fの作用に従って層構造体から剥離されて流動し始め、流動方向に存在する障壁面22aによって傾斜内壁部20の傾斜面へと導かれる(図5のc)。一方、高比重成分5bは、トラップ空間にそのまま残ることになる。そして、すべての低比重成分5aが層構造体から剥離すると、低比重成分5aは貯留空間10に下方にたまり、低比重成分5aのみが抽出され回収可能な状態となる(図5のd)。
上記工程において、遠心分離を効率よく行う観点から、容器の回転制御は図6に示されるような回転速度プロファイルで制御することが好ましい。具体的には、図6は、一連の工程における回転の開始から終了までの回転速度プロファイルを示すグラフである。まず、回転速度は、加速工程Aで1000rpmを超える回転速度(例えば5000rpm)まで上げられる。その後、回転速度は、等速工程Bで一定の値に維持された後、減速工程Cで減速される。この減速工程Cの際に慣性力が発生する。減速の程度(減速勾配)は、低比重成分5aの流動が生じる範囲であれば、特に制限されない。また、充分な慣性力を確保するために、減速工程Cの後、回転を急停止させる急停止工程Dを設けることが好ましい。急停止させる際の減速勾配は例えば20000rpm/s以上である。この場合において、急停止工程Dは、回転速度が1000rpm以下となった段階で実施されることが好ましい。1000rpmを超える回転速度の段階で急停止工程を実施しても、まだ遠心力が強すぎて、低比重成分は降りることなく貯留空間10の外周を回り続けるためである。この際、外周を回る低比重成分の衝突をきっかけに高比重成分がトラップ空間から抜け出し、低比重成分と高比重成分とが再混合してしまうことがある。
以上のように、本実施形態の容器によれば、ガイド部としての障壁部が、回転の減速に伴う慣性力に起因して流動している層構造体中の低比重成分を傾斜内壁部へと誘導するから、層構造体からの低比重成分の剥離を促進することができる。また、このような障壁部は、容器の成形と同時に容易に形成することが可能である。この結果、検体の遠心分離した成分をより効率よく回収することが可能となる。
また、本発明の遠心分離装置および遠心分離方法は上記本発明の遠心分離用容器を使用して遠心分離を行うから、検体の遠心分離した成分をより効率よく回収することが可能となる。特に、回転を急停止させる急停止工程Dを実施した場合には、充分な慣性力を容易に確保することが可能となり、さらに検体の遠心分離した成分を効率よく回収することが可能となる。
ところで、日本国特許公開公報である特開昭62−273065には、遠心分離容器において、外周に向かって放射状かつ水平に伸長する突起物(放射羽根42)を、傾斜面上部の平坦領域に等間隔で配置することが開示されている。しかしながら、上記文献の放射羽根42は、上記文献の図4から明らかなように、中心軸に関する周方向に垂直な面しか有しておらず、流動する低比重成分を傾斜内壁部の傾斜面(上記文献では内壁44)へと誘導するものではない。
<設計変更>
本発明の容器1の本体部材またはガイド部は、上記実施形態における本体部材またはガイド部の構成に限られない。
例えば、図7は、ガイド部としての3つのスロープ部35を有する本体部材2aの構成を示す概略斜視図(a)と概略上面図(b)、および傾斜面の法線ベクトルの向きを示す上面図(c)である。図7の本体部材2aにおけるガイド部は、トラップ底面部23から傾斜内壁部20の傾斜面にかけて形成された傾斜面(図中の斜線領域)からなる3つのスロープ部35から構成される。当該傾斜面は、トラップ部の底面の一部として設けられた面であって容器の回転方向の内周側を向いた面であり、または一部にそのような面を有する。「容器の回転方向の内周側を向いた」とは、図7のcに示されるように上面視で、面内の任意の点における法線ベクトルnが、周方向に関して容器の回転方向に向く成分nbを有し、かつ径方向に関して中心軸向きの成分naを有することを意味する。3つのスロープ部35は、周方向に均等に(つまり120°間隔で)配置され、それぞれの傾斜面はトラップ底面部23の平坦面と滑らかに接続されている。スロープ部35は、中心軸Cの周りの所定の角度範囲βに含まれるように形成されており、角度範囲βは例えば30〜60°であることが好ましい。スロープ部35は、上面視で略三角形状を有しており、ある一辺から流動してきた低比重成分を対向する頂点へと誘導することができる。このように、上記実施形態のような突起形状の障壁部ではなく、上記のようなスロープ部35によっても低比重成分の流動を制御することは可能である。
また、図8は、3つのガイド部36を有する本体部材2bの構成を示す概略斜視図(a)と概略上面図(b)である。図8の本体部材2bにおけるガイド部36は、上記実施形態で説明した障壁部36aおよび図7に示されたスロープ部36b(図中の斜線領域)を組み合わせたものである。スロープ部36bは、障壁部36aの障壁面側の底面に隣接するように形成されている。したがって、スロープ部36bによって徐々に誘導してきた低比重成分を、障壁部36aで確実に傾斜内壁部20の傾斜面へと誘導することができる。その他、障壁部36aについての詳細(例えば、障壁部の形状、高さおよび配置並びに傾斜面の傾き等)およびスロープ部36bについての詳細(スロープ部の形状および配置等)は、前述の説明と同様である。
また、図9のaは、3つのガイド部37を有する本体部材2cの構成を示す概略上面図である。図9のaの本体部材2cにおけるガイド部37は、上記実施形態で説明した障壁部22と同様の障壁部であるが、トラップ側壁部26の内壁面26aから離間されて形成されている点で障壁部22と異なる。ガイド部37と内壁面26aとの距離は、層構造体のうち、少なくとも高比重成分の層領域を横切らないように、好ましくは分離剤の層領域も横切らないように設定される。図9のaのように、ガイド部37を内壁面26aから離間して形成することにより、層構造体の高比重成分(または高比重成分および分離剤)に慣性力が作用しても、ガイド部37は高比重成分(または高比重成分および分離剤)に接触しないので、トラップ空間に捕捉された高比重成分を傾斜内壁部20の傾斜面に誘導することがない。したがって、低比重成分と高比重成分との再混合を抑制することができ、低比重成分をさらに効率よく抽出することができる。その他、ガイド部37についての詳細(例えば、障壁部の形状、高さおよび配置並びに傾斜面の傾き等)は、前述の説明と同様である。
また、図9のbは、3つのガイド部38を有する本体部材2dの構成を示す概略上面図である。図9のbの本体部材2dにおけるガイド部38は、図8に示されたガイド部36と同様に、障壁部38aおよびスロープ部38bを有するが、トラップ側壁部26の内壁面26aから離間されて形成されている点でガイド部36と異なる。その他、内壁面26aとの離間の詳細(距離および効果等)、障壁部38aについての詳細(例えば、障壁部の形状、高さおよび配置並びに傾斜面の傾き等)およびスロープ部38bについての詳細(スロープ部の形状および配置等)は、前述の説明と同様である。
また、図9のcは、3つのガイド部39を有する本体部材2eの構成を示す概略上面図である。図9のcの本体部材2eにおけるガイド部39は、図9のbに示されたガイド部38と同様であるが、より低比重成分が滑らかに誘導されるべく、全体的な形状が流線形状を有している点でガイド部38と異なる。具体的には、障壁部38aの傾斜面は平面的な形状を有していたが、障壁部39aの傾斜面は滑らかな形状、すなわち面の勾配が連続的に変化した曲線的な形状を有している。その他、内壁面26aとの離間の詳細(距離および効果等)、障壁部39aについての詳細(例えば、障壁部の形状、高さおよび配置並びに傾斜面の傾き等)およびスロープ部39bについての詳細(スロープ部の形状および配置等)は、前述の説明と同様である。
さらに、ガイド部の個数についても、例えば容器の容量(貯留空間の体積)や、検体量の仕様範囲に応じて適宜選択できる。
例えば、図10のaは、1つのガイド部40と、傾斜内壁部20の裏側に形成された突起部27とを有する本体部材2fの構成を示す概略上面図である。図10のaの本体部材2fにおけるガイド部40は、個数を除いて、図9のcに示されたガイド部39と同様である。突起部27は、傾斜内壁部20にガイド部40が形成されたことによる容器1自身の重心位置を調整するものであり、本発明のバランス調整部に相当する。図10のaでは、傾斜内壁部20にガイド部40が1つのみ形成されているが、このガイド部40が1つのみ形成された結果、設計上の容器の中心軸から図10のaの容器の重心位置がずれることがあり得る。このような場合、容器の回転が不安定になるため好ましくない。そこで、障壁部の部分が形成されたことにより生じた慣性モーメントの差分を相殺するべく、突起部27を設けることによって、中心軸Cに関してガイド部40が形成された位置と略対称な位置の重量を重くしている。突起部27は複数設けてもよい。そして、このようなバランス調整部は、容器のバランスを調整できればよく、突起状の構造に限定されない。例えば、バランス調整部として、中心軸Cに関してガイド部40が形成された位置と略対称な位置の傾斜内壁部20に、密度の大きい材料を埋め込んだ構造を採用することもできる。また、傾斜内壁部20ではなく、支持外壁部25にバランス調整部を設けることもできる。なお、バランス調整部は、本発明において必須ではなく、例えば上記のような重心のずれがそもそも生じない場合や、重心のずれが遠心分離において無視できるほどに微小である場合には、設ける必要はない。重心のずれが生じない場合としては、例えば、実施形態のように複数のガイド部がバランス良く配置されている場合や、ガイド部が1つであっても障壁部とスロープ部とでモーメントの差分が相殺できている場合などが挙げられる。
また、図10のbは、6つのガイド部41を有する本体部材2gの構成を示す概略上面図である。図10のbの本体部材2gにおけるガイド部41は、個数を除いて、図9のcに示されたガイド部39と同様である。6つのガイド部41は、周方向に均等に(つまり60°間隔で)配置され、それぞれの傾斜面はトラップ底面部23の平坦面と滑らかに接続されている。
1 遠心分離用容器
2、2a〜2g 本体部材
3 蓋部材
4 分離剤
5 検体
5a 低比重成分
5b 高比重成分
10 貯留空間
10a トラップ空間
20 傾斜内壁部
21 底部
22 障壁部(ガイド部)
22a 障壁面
23 トラップ底面部
24 嵌合部
25 支持外壁部
26 トラップ側面部
27 突起部
31 開口
35〜41 ガイド部
50 遠心分離装置
R 回転軸

Claims (18)

  1. 容器の中心軸を回転軸として当該容器を回転させて、貯留空間に注入された検体中の低比重成分および高比重成分を遠心分離する方法に使用される遠心分離用容器において、
    前記貯留空間を形成する貯留部を備え、
    該貯留部が、前記検体が遠心分離され前記貯留空間の外周側に層構造体が形成された際に高比重成分を収容可能な大きさのトラップ空間を形成するトラップ部と、径が小さくなりながら前記トラップ部から底部までの間を接続する傾斜内壁部と、回転の減速に伴う慣性力に起因して流動している前記層構造体中の前記低比重成分を前記傾斜内壁部へと誘導するように、前記層構造体が形成される領域を横切る位置に前記トラップ部から前記傾斜内壁部に向けて設けられたガイド部とを有するものであり、
    前記低比重成分の比重と前記高比重成分の比重との間の比重を有するチクソトロピー性の分離剤を前記貯留空間内に備えることを特徴とする遠心分離用容器。
  2. 前記トラップ部が、前記傾斜内壁部の内面である傾斜面の上端から前記中心軸を中心とする半径方向外方に延びる底面を有し、
    前記ガイド部が、前記トラップ部の底面上に設けられた突起形状の障壁部を含み、
    該障壁部が、流動している前記低比重成分に接触する障壁面であって容器の回転方向の逆方向の内周側を向いた障壁面を有する請求項1に記載の遠心分離用容器。
  3. 前記障壁面が、中心軸に関する径方向に対して30°以上90°未満の角度で傾いている請求項2に記載の遠心分離用容器。
  4. 前記障壁面が前記トラップ部の底面と鋭角を成すように容器の回転方向の逆方向に傾いている請求項2または3に記載の遠心分離用容器。
  5. 前記障壁部が、中心軸に関する周方向に沿った勾配の変化が滑らかな角を有する請求項2から4いずれか1項に記載の遠心分離用容器。
  6. 前記トラップ部が、前記トラップ部の底面の外周端から立ち上がる内壁面を有し、
    前記障壁部が、前記トラップ部に捕捉された前記高比重成分に接触しないように、前記トラップ部の内壁面から離れている請求項2から5いずれか1項に記載の遠心分離用容器。
  7. 前記トラップ部が、前記傾斜内壁部の内面である傾斜面の上端から前記中心軸を中心とする半径方向外方に延びる底面を有し、
    前記ガイド部が、前記トラップ部の底面に設けられたスロープ部を含み、
    該スロープ部が、前記トラップ部の底面の一部として設けられた傾斜面であって容器の回転方向の内周側を向いた傾斜面を有する請求項1に記載の遠心分離用容器。
  8. 前記トラップ部が、前記トラップ部の底面の外周端から立ち上がる内壁面を有し、
    前記スロープ部が、前記トラップ部に捕捉された前記高比重成分に接触しないように、前記トラップ部の内壁面から離れている請求項7に記載の遠心分離用容器。
  9. 前記ガイド部が、前記低比重成分が滑らかに誘導されるように流線形状を有する請求項1から8いずれか1項に記載の遠心分離用容器。
  10. 前記ガイド部が1個のみ配置された請求項1から9いずれか1項に記載の遠心分離用容器。
  11. さらに、前記ガイド部が形成されたことによる重心の中心軸からのずれを相殺するように、容器のバランスを調整するバランス調整部を備える請求項10に記載の遠心分離用容器。
  12. 前記バランス調整部が、中心軸に関して前記ガイド部が形成された位置と対称な位置の前記傾斜内壁部に設けられている請求項11に記載の遠心分離用容器。
  13. 前記ガイド部が2〜6個配置された請求項1から9いずれか1項に記載の遠心分離用容器。
  14. 前記ガイド部が中心軸に関する周方向に沿って均等に配置されている請求項13に記載の遠心分離用容器。
  15. 請求項1から14いずれか1項に記載の遠心分離用容器と、
    該容器を保持した状態で前記容器の中心軸を回転軸として回転する容器保持部とを備えることを特徴とする遠心分離装置。
  16. 請求項1から14いずれか1項に記載の遠心分離用容器に検体を注入し、
    前記容器の中心軸を回転軸として当該容器を回転させて、前記検体中の低比重成分および高比重成分を遠心分離することを特徴とする遠心分離方法。
  17. 前記容器を回転させる工程が、1000rpm/sを超える回転速度で前記容器を回転させる工程と、その後回転速度が1000rpm/s以下となった段階で減速勾配を増加させて回転を停止させる工程とを含む請求項16に記載の遠心分離方法。
  18. 前記減速勾配を20000rpm/s以上に増加させる請求項17に記載の遠心分離方法。
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