JPH07114982B2 - 遠心分離機 - Google Patents

遠心分離機

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JPH07114982B2
JPH07114982B2 JP63138447A JP13844788A JPH07114982B2 JP H07114982 B2 JPH07114982 B2 JP H07114982B2 JP 63138447 A JP63138447 A JP 63138447A JP 13844788 A JP13844788 A JP 13844788A JP H07114982 B2 JPH07114982 B2 JP H07114982B2
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centrifuge
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concentrated liquid
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B1/00Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
    • B04B1/10Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with discharging outlets in the plane of the maximum diameter of the bowl
    • B04B1/12Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with discharging outlets in the plane of the maximum diameter of the bowl with continuous discharge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B1/00Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
    • B04B1/04Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with inserted separating walls
    • B04B1/08Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with inserted separating walls of conical shape

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遠心分離機であって、内壁面を有していて軸
線を中心にして回転可能なローターが備えられており、
内壁面が上方へ延びたほぼ円錐形の部分を有しており;
ローターの最大径部で形成された粒子の収集室が備えら
れており;かつ収集室から粒子を濃縮物として取出す手
段が備えられており、この手段が複数の濃縮液導出管を
備えており、濃縮液導出管がローターの最大径部近傍の
第1の端部で開口していて、しかもこの第1の端部から
半径方向でみて内方へ延びている形式のものに関する。
[従来の技術] 粒子を含む液体から遠心力により分離された粒子をその
濃縮液として収集し、連続的に外部に自動的に取り出す
機構を有する遠心分離機としては例えば第9図に示すよ
うな遠心分離機が知られている。
この遠心分離機は微生物や酵母の発酵液から微生物や酵
母を分離・収集し、それらを濃縮液として外部に取り出
すために設計されたもので、その収集取り出し機構の構
成はドラムカバー(1)とドラム(2)とからなるロー
タ(3)の内周壁の周方向に設けられた複数個の収集室
(4)とこの収集室(4)の最深部にその一端を開口し
そこからドラム(2)の内壁の傾斜面に当接しながら下
方に伸びてその末端がペアリングチャンバー(31)の外
周側壁に接続開口した濃縮液導出管(5)と、前記ペア
リングチャンバー(31)内に、固定された濃縮液取出管
(6)の基端部からチャンバー内に開口されたペアリン
グチューブ(22)とから構成されている。
前記収集室(4)は第9図(ロ)から明らかなように、
ドラム(2)の内周壁を外方向に緩斜面に屈折させてそ
の形状が略ピラミッド型となるように形成されており、
その最深部はドラム内周壁の最外側部となっている。更
にロータ(3)の最外側部から複数個の流路(33)が下
方ドラム部分を軸方向に貫通して設けられている。
このような構成において遠心分離された粒子はロータ
(3)の内周側壁を移動して収集室(4)に集められ、
そこから濃縮液導出管(5)に導入され、ペアリングチ
ャンバー(31)内に送られる。ペアリングチャンバー
(31)内では粒子は液と共に回転しており、この運動エ
ネルギーは圧力のエネルギーに変換されて、固定したペ
アリングチューブ(32)に粒子の濃縮液は流入し、濃縮
液取出管(6)から外部へ送り出される。ロータの最外
側部に設けた流路(33)は連続運転中の遠心分離機の中
間洗浄のために機能するものであって、水圧等により開
閉され、収集室に堆積した粒子等を外部に排出すること
により遠心分離機の長時間の連続運転を可能にする。
[発明が解決しようとする課題] このような従来の遠心分離機においては、運転中に収集
室(4)に圧密化した粒子の堆積が見られたが、濃縮液
導出管(5)の入口近傍には堆積が見られなかった。こ
の時濃縮液取出管(6)から取り出される濃縮液の粒子
濃度は運転時間の経過と共に漸滅傾向を示した。この現
象は粒子の順次の円滑な取り出しを不可能とし、また遠
心力場での粒子の滞留時間のばらつきや延長をきたし
て、粒子が動物細胞のように脆弱な場合には、その生残
率を低下させる恐れがある。またこのような粒子の濃縮
液は低圧下でかつ密閉システムにより連続的に取り出さ
なければならないが、ペアリングチャンバー(31)によ
る圧力下の取り出しは好ましくないと考えられる。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、 第一に粒子の収集室(4)における流動性を高めて粒子
のロータ(3)内における滞留時間を極力短縮化し、粒
子を濃縮液として均一な濃度を取り出すこと、第二に低
圧下で粒子を損なうことなく外部に取り出すこと、 を可能にする遠心分離機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するための本発明の手段は、遠心分離
機であって、内壁面を有していて軸線を中心にして回転
可能なローターが備えられており、内壁面が上方へ延び
たほぼ円錐形の部分を有しており;ローターの最大径部
で形成された粒子の収集室が備えられており;かつ収集
室から粒子を濃縮物として取出す手段が備えられてお
り、この手段が複数の濃縮液導出管を備えており、濃縮
液導出管がローターの最大径部近傍の第1の端部で開口
していて、しかもこの第1の端部から半径方向でみて内
方へ延びている形式のものにおいて、ローターの内壁面
がさらに、ほぼ円錐形の部分からこのほぼ円錐形の部分
よりも大きなローター軸線に対する角度を成して外方へ
延びた部分と、この外方へ延びた部分からほぼ円錐形の
部分および外方へ延びた部分の両内壁面部分よりも小さ
なローター軸線に対する角度を成して上方へ延びた部分
とを有しており、外方へ延びた部分と上方へ延びた部分
の内壁面部分が環状の空間を制限しており、環状の空間
が区分されてローターの最大径部の所で複数の粒子の収
集室を形成しており、ほぼ円錐形の部分に対して外方へ
延びた部分が、使用時に粒子の収集室へ入った粒子が加
速されて取出し前に流動性を増大するように、配置され
ており;濃縮液導出管の第1の端部が粒子をここから濃
縮物として取出すための液導出室まで延びており;かつ
導出管が半径方向でみて内方へほぼ水平方向に濃縮液取
出管の基端部へ向かって延びていて、しかも他方の端部
で濃縮液取出管の基端部と接続開口していることであ
る。
上記の目的を達成するための本発明の構成を実施例に対
応する第1〜8図を用いて説明する。
ドラム(102)及びドラムカバー(101)が軸方向に相互
に連結してロータ(103)を形成する。ロータ(103)全
体は駆動軸(122)によって支持回転される。
ロータ(103)の内部には分離板(108)が分配器(10
6)に積層支持されて配置されており、分離室(109)を
形成している。
ロータ(103)の頂部中央には粒子を含む液を供給する
液体供給管(117)と、分離された粒子の濃縮液取出管
(118)及び清澄液取出管(116)が同心円状に設けられ
ている。これらの管はロータ(103)と共に回転し、外
部のそれぞれに対応する固定した管とはラバーシールや
メカニカルシール等公知手段によって軸封連結されてい
る。なお、濃縮液取出管(118)に連結した固定部分の
管には調節弁若しくは取出ポンプを取り付けてもよい。
次に本発明の要部を構成する粒子濃縮液の収集室(10
4)と、該収集室と濃縮液取出管(118)とを連通させる
濃縮液導出管(105)の構成について詳述する。
収集室(104)はロータ(103)の内壁面(121)の周方
向に設けられた環状の空間の内部を仕切部材(119)に
より複数に区分することにより形成されている。この環
状空間の内壁面はその径がそれに隣接するロータ(10
3)内壁面の径と比較して実質的に連続かつ急激に増大
するように形成されており、その最大径部は前記環状空
間の最深内壁面となっている。そして前記環状空間の最
深内壁面からロータ(103)の半径方向に向かって、前
記仕切部材(119)がその水平断面の形状を縮幅しなが
ら連設されており、その最内端は環状空間の入口か或い
はその近辺で終わっている。
このようにして形成された収集室(104)の垂直断面積
(ロータ(103)の軸心と平行)は入口が最大でその半
径方向外方に向かうに従って小さくなっており、その最
深部近傍には後述する濃縮液導出管(105)の開口端が
設けられている。
また、粒子の物性によっては前記環状空間の入口に接続
する内壁傾斜角度をロータ(103)のロータ軸心に対し
て緩傾斜(121a)に変化させて形成させ、粒子移動加速
部としてもよい。
この収集室(104)から粒子濃縮液を導出する濃縮液導
出管(105)は、前記のようにその最外端部が収集室(1
04)の最深部近傍に開口し、そこから直接にロータ(10
3)の頂部中央部に設けられた濃縮液取出管(118)の基
端部に向けて水平か或いは略水平に近い角度で延びて配
設されており、その最内端は前記濃縮液取出管(118)
の基端部に開口されている。
このような濃縮液導出管(105)の配設の態様の中で本
発明の目的を達成するのに最も好ましい態様は、濃縮液
導出管(105)の収集室(104)への開口部と該導出管の
濃縮液取出管(118)への開口部とが同一水平面上に形
成されている場合である。しかしながら前記収集室(10
4)の最深部と濃縮液取出管(118)の基端部とを直接に
かつ略水平に連通させるという本発明の技術的思想の範
囲内である限り、当業者が想起し得る態様はすべて本発
明に包含されるものである。
[作 用] 粒子を含む液体は液体供給管(117)から分配器(106)
に設けられた分配通路(107)を経て、これに対応して
設けられた分離板(108)の通孔(図示せず)に流入す
る。そして液体は各分離板間で遠心力により比重の重い
粒子は分離板上を外方に向けて移動し、その外端部から
ドラム(102)の内壁面(121)に移動する。比重の重い
清澄液はロータ(103)の内方に向けて移動し、清澄液
取出管(116)から外に取り出される。
内壁面(121)に到達した粒子は収集室(104)に向かっ
て移動し、収集室(104)の前記環状空間の内壁面(12
1)の径が前記のようにその近傍の内壁面(121)の径と
比較して実質的に連続、かつ急激に増大するように形成
されているために、収集室(104)に流入した粒子は急
激に加速されて分散化すると共に液部分をも同伴して容
易に懸濁化して流動性を増す。このようにして流動化し
た粒子の濃縮液は収集室(104)の最深部に達し、そこ
から濃縮液導出管(105)、(105a)、(105b)、(105
c)、(105d)又は(105e)を経て濃縮液取出管(118)
より直接外部に取り出される。また濃縮液導出管(10
5)、(105a)、(105b)、(105c)、(105d)又は(1
05e)の断面積を小さく取りかつ水平に設けたことによ
って、遠心力場より粒子濃縮液を取り出す際に発生する
濃縮液導出管(105)、(105a)、(105b)、(105
c)、(105d)又は(105e)内での再分離の防止に必要
な遠心力に打ち勝つ粒子排出流速を最小限にすることが
出来る。これにより従来の型の傾斜した濃縮液導出管に
比較して内圧を高めることなく粒子濃縮液の排出を可能
にする。これらの相関連した作用によって前記問題点を
解決すること出来たのである。
[実施例] 以下、本発明を第1及び第2図に基づいて説明する。
第1図に示すように、後述する形状のドラム102とこれ
に密閉状態に螺合したドラムカバー101とからなるロー
タ103が駆動軸122に固定されており、前記ロータ103の
内部には分離板108を有する略逆円錐状の分配器106が設
けられており、これらによって分離室109が形成されて
いる。
分離室109には、液体の通孔を有する円錐板状の分離板1
08が分配器106に挿入積層されて設けられており、この
積層した分離板108の内側端と分配器106との間には清澄
板案内通路110が形成されている。
駆動軸122内には軸方向に通路112が設けられており、こ
の通路112の最下部は駆動軸122内の数個の交差する通孔
111を介して前記清澄液案内通路110の最下部と連通して
おり、その最上部は後述する清澄液取出管116に開放さ
れている。
分配器106の頂部にはロータ103の軸線と同心円状に立設
した管状の内壁113及び中間室114によって清澄液取出管
116及び粒子を含む液体供給管117が形成されており、ド
ラムカバー101の頂部中心孔に立設した管状の外壁115に
よって濃縮液取出管118が形成されている。前記分配器1
06には前記液体供給管117と分離板108に設けられた複数
個の通孔と連通させる分配通路107が設けられている。
次に本願発明の第一の特徴部分っである粒子を濃縮液と
して収集・排出する要部について説明する。
第1図に示すようにドラム102の内壁面121を外上方へ急
傾斜に形成したほぼ円錐形の部分112bを設け、その上端
部にその近傍の内壁面121の傾斜に対し連続的に略水平
に屈折させて外方へ延びた部分121cをロータ103の軸心
に対して同心円状に連設し、更に前記外方へ延びた部分
121cの外側終端部に垂直に上方へ延びた部分121dを立設
してロータ103の内壁における最大径部とする。
前記内壁面121の外方へ延びた部分121cには、その周方
向に第2図に示すように厚みを有する略三角形状の仕切
部材119を配設する。この仕切部材119はその頂点がロー
タ103の軸線に向けられ、その底辺が前記上方へ延びた
部分121dに当接しており、かつ前記底辺の両端が相隣合
う底辺の端と狭い間隔を設けて配設されている。
ドラムカバー101は、前記のようにドラム102と螺合密閉
してロータ103を形成するが、この時前記仕切部材119の
上面は、ドラムカバー101の下面に当接しており、この
ようにしてドラム102とドラムカバー101及び仕切部材11
9により画成された空間を有する収集室104が形成され
る。この収集室104の形状はロータ103の半径方向内方に
向けて広く、外方に行くに従って漸次狭くなっている。
次に本発明の第二の特徴部分である濃縮液導出管105の
構成について説明する。
第1図及び第2図に示すように、通路形成部材120は、
中間壁114の基端部に嵌合可能な孔を有するディスク状
の部材の外周縁に、前記収集室104の入口の垂直断面の
寸法と略等しい厚みを有する断面矩形のリング状の部材
120bが連設されて構成されており、前記リング状の部材
120bにはその外周側壁から内方に向けて濃縮液取出管11
8の基端部に連通する複数の貫通孔が水平に設けられて
いる。前記通路形成部材120にはその貫通孔の内径と同
一の内径を有する濃縮液導出管105が前記貫通孔と水平
に連通するようにして配設してある。このような濃縮液
導出管105を有する通路形成部材120は中間壁114の基端
部に嵌合させた後ドラムカバー101と分配器106との間に
狭着固定される。この時濃縮液導出管105の外端部は収
集室104の最深部近傍に開口されており、前記開口部と
前記貫通孔の内端部とは同一水平面上にある。
次に作用について説明する。駆動軸122と同期してロー
タ103及びロータ内部に設けられた分配器106が回転す
る。分離を受ける粒子を含む液体が液体供給管117から
供給される。液体は分配通路107を通過して積層した各
分離板108の通孔に流入し、各分離板間に導入される。
ここで遠心力の作用により液体中の粒子は各分離板108
上をドラムの内壁121に向かって移動して行き他方比重
の軽い清澄液はドラム102の軸線方向へ流れて行き、清
澄液案内通路110から、駆動軸122内の数個の交差する通
孔111及び通路112を通って清澄液取出管116から外に排
出される。
ドラム102の内壁面121に移動した粒子はその傾斜面を上
方に順次移動し、収集室104において急激に加速され
る。この時粒子は同伴した液と共に極めて容易に懸濁状
態となる。この結果収集室104やその近傍に粒子が堆積
・圧密化することなく、常に均一な濃度の粒子を含む濃
縮液を収集することを可能にする。この濃縮液は収集室
104の最深部から濃縮液導出管105に導入され、そこから
直接濃縮液取出管118の基端部に送られて外へ排出され
る。水平に設けた濃縮液導出管105は従来の傾斜した濃
縮液導出管に比較して排出のための圧力エネルギーが少
なくて済み、前記の容易な懸濁化と併せて濃縮物の外へ
の排出を極めて容易にする。
第3図乃至第4図に示される濃縮液導出管の実施例で
は、第1実施例と同様にしてドラム内壁面に仕切部材11
9が配設されており前記仕切部材119及び分配器106の上
面と、ドラムカバー101の下面との間にディスク状の部
材120aが接着支持されており、この時前記ディスク状の
部材120aの外周側壁は前記ドラム内壁面の最大径部に当
接しており、前記ディスク状の部材120a上面及び外周側
壁にかけて収集室104aの最深部と濃縮液取出管118の基
端部とを連通させる濃縮液導出溝150aが穿設されてお
り、前記溝はドラム内壁及びドラムカバー101により密
閉されることによって濃縮液導出管が構成されている。
第5図に示される濃縮液導出管の実施例ではドラム102
の最大径部内壁に当接するドラムカバー101aの外周側壁
に収集室104の最深部に連通する溝が設けてあり、該溝
と濃縮液取出管118の基端部とを連通させる濃縮液導出
孔105bがドラムカバー101aの内部にくり抜いて設けてあ
る。この時収集室104はドラムカバー101aと、突出した
ドラム内壁面と仕切部材119により画成されている。更
に収集室104に至るロータ103の内壁面のほぼ円錐形の部
分121bが外方へ延びた部分121cとほぼ円錐形の部分121b
の残余部分との間に円錐台形部分121aを有しており、円
錐台形部分がほぼ円錐形の部分121bの残余部分よりも大
きな角度で、かつ外方へ延びた部分121cよりも小さな角
度でローター軸線に対して相対的に傾斜しており、これ
によって粒子の移動加速部を設けてある。また、仕切部
材119の最内端(ロータの半径方向内方)が収集室104の
入口から内方(ロータの半径方向外方)で終了するよう
に形成されている。更にまた収集室104の最深部下部を
全体的に丸みをもたせて形成することにより、デッドス
ペースが無いように形成してある。
第6図に示される実施例では、ロータ103の内壁面の周
方向に設けた環状の空間を、ドラム内壁面121の外方へ
延びた部分を極めて緩斜面に形成しその外端部を上方に
屈折させて上方へ延びた部分を設け、更に半径方向内方
に向けて屈折させてドラム102bの内壁面に形成し、この
空間に仕切部材119aを一体的に配設して収集室104を形
成しその最深部には外方に向けてドラム102bの内壁を貫
通する孔105fをあけ、前記孔105fに接続しそこから上方
に屈折してドラムカバー101b上を外壁115に向けて水平
に伸び前記外壁に設けた貫通孔に接続する濃縮液導出管
105cが設けてある。
第7図に示される実施例では、濃縮液導出管105dは、第
1図に示す実施例における濃縮液導出管105を変形し
て、その外周を全長にわたって同一の径とし、その外周
の上下が、それぞれ、収集室104を構成するドラムカバ
ー101の下面及びドラム102の内壁面の水平部と接するよ
うに構成されている。その他の構成は第1図に示す実施
例と同様である。そして、この実施例では、粒子濃縮液
は、前記濃縮液導出管105dとそれを挟む位置にある左右
の仕切部材119の側面との間に形成される左右の空隙を
通って収集室104内に流入するものである。
第8図に示される実施例では、濃縮液導出管105eは、第
7図に示す実施例における濃縮液導出管105dをさらに変
形して、その先端を収集室104を構成するドラム102の内
壁面に当接せしめるとともに、前記内壁面には、前記濃
縮液導出管105dの開口部に合わせて半球状の凹部を形成
してある。そして、この実施例では粒子の濃縮液は、前
記濃縮液導出管105eとそれを挟む位置にある左右の仕切
部材119の側面との間に形成される左右の空隙を通って
収集室104の前記半球状の凹部内に流入するものであ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明においては収集室において
粒子が容易に懸濁化され、流動性が増大する。また濃縮
液導出管を水平に設け、かつその断面積を小さくとった
ことにより、内圧を高めることなく流速を増大させるこ
とが出来る。
これらが相互に相関連して極めて小さい遠心力(〜10
G)でも均一な濃度の粒子の濃縮液を円滑に取り出すこ
とを可能としたので、本発明の遠心分離機は時に動物細
胞のような剪断力に抵抗性の弱い脆弱な細胞を、その培
養液から分離・収集して濃縮液として取り出すのに好適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の遠心分離機の第1実施例の垂直断面
図、第2図は、第1図に示す遠心分離機の要部の分解斜
視図、第3図は、本発明の遠心分離機の第2実施例の要
部の分解斜視図、第4図は、第3図のIV−IV線における
垂直断面図、第5図は、第4図に示す実施例の変形例を
示す垂直断面図、第6図(イ)は、本発明の遠心分離機
の第3実施例の要部の垂直断面図、(ロ)は、(イ)に
示す図のA−A線の水平断面図、第7図は本発明の遠心
分離機の第4実施例の要部の垂直断面図、第8図は、第
7図に示す実施例の変形例を示す垂直断面図、第9図
(イ)は、従来の遠心分離機の垂直断面図、(ロ)は、
(イ)に示す遠心分離機の斜視図である。 101……ドラムカバー、102……ドラム、103……ロー
タ、104……収集室、105,105a,105b,105c,105d,105e…
…濃縮液導出管、118……濃縮液取出管、119……仕切部
材、121……内壁、121a……円錐台形部分

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠心分離機であって、内壁面(121)を有
    していて軸線を中心にして回転可能なローター(103)
    が備えられており、内壁面が上方へ延びたほぼ円錐形の
    部分(121b)を有しており;ローターの最大径部で形成
    された粒子の収集室(104;104a)が備えられており;か
    つ収集室(104;104a)から粒子を濃縮物として取出す手
    段が備えられており、この手段が複数の濃縮液導出管
    (105;105a;105b;105c;105d;105e)を備えており、濃縮
    液導出管がローターの最大径部近傍の第1の端部で開口
    していて、しかもこの第1の端部から半径方向でみて内
    方へ延びている形式のものにおいて、ローターの内壁面
    (121)がさらに、ほぼ円錐形の部分(216b)からほぼ
    円錐形の部分よりも大きなローター軸線に対する角度を
    成して外方へ延びた部分(121c)と、この外方へ延びた
    部分からほぼ円錐形の部分(121b)および外方へ延びた
    部分(121c)の両内壁面部分よりも小さなローター軸線
    に対する角度を成して上方へ延びた部分(121d)とを有
    しており、外方へ延びた部分(121c)と上方へ延びた部
    分(121d)の内壁面部分が環状の空間を制限しており、
    環状の空間が区分されてローターの最大径部の所で複数
    の粒子の収集室(104;104a)を形成しており、ほぼ円錐
    形の部分(121b)に対して外方へ延びた部分(121c)
    が、使用時に粒子の収集室へ入った粒子が加速されて取
    出し前に流動性を増大するように、配置されており;濃
    縮液導出管の第1の端部が粒子をここから濃縮物として
    取出すための収集室(104;104a)まで延びており;かつ
    導出管が半径方向でみて内方へほぼ水平方向に濃縮液取
    出管(118)の基端部へ向かって延びていて、しかも他
    方の端部で濃縮液取出管の基端部と接続開口しているこ
    とを特徴とする、遠心分離機。
  2. 【請求項2】環状の空間が複数の仕切部材(119;119a)
    によって区分されて複数の粒子の収集室(104;104a)を
    形成している、請求項1記載の遠心分離機。
  3. 【請求項3】仕切部材(119;119a)がロータ(103)の
    内壁面の上方へ延びた部分(121d)から半径方向でみて
    内方へローター軸線へ向かって延びている、請求項2記
    載の遠心分離機。
  4. 【請求項4】仕切部材(119;119a)の周方向の幅がロー
    ター軸線に向かって縮小しており、かつ仕切部材の内端
    は環状の空間の入口でまたはこの入口近傍で終わってい
    る、請求項2または3記載の遠心分離機。
  5. 【請求項5】濃縮液導出管がリング状の部材(120b)上
    に取付けられた管から成るかまたはディスク状の部材
    (120a)内に設けられた半径方向のみぞによって形成さ
    れている、請求項1から4までのいずれか1項記載の遠
    心分離機。
  6. 【請求項6】ローター(103)の内壁面の上方へ延びた
    部分(121d)に孔(105f)が設けられていて各粒子の収
    集室(104;104a)からの貫通路を形成しており、かつ濃
    縮液導出管が孔(105f)に接続されて、環状の空間から
    延びており、かつローター(103)の外側を上方へかつ
    内方へ延びている、請求項1から4までのいずれか1項
    記載の遠心分離機。
  7. 【請求項7】ロータ(103)の内壁面の外方へ延びた部
    分(121c)が半径方向でみて外方へ、ローター軸線に対
    してほぼ垂直に延びている、請求項1から6までのいず
    れか1項記載の遠心分離機。
  8. 【請求項8】ロータ(103)の内壁面の外方へ延びた部
    分(121c)が円錐台形状である、請求項1から6までの
    いずれか1項記載の遠心分離機。
  9. 【請求項9】ロータ(103)の内壁面の上方へ延びた部
    分(121d)がローター軸線に対してほぼ平行に延びてい
    る、請求項1から8までのいずれか1項記載の遠心分離
    機。
  10. 【請求項10】ロータ(103)の内壁面のほぼ円錐形の
    部分(121b)が外方へ延びた部分(121c)とほぼ円錐形
    の部分(121b)の残余部分との間に円錐台形部分(121
    a)を有しており、円錐台形部分がほぼ円錐形の部分(1
    21b)の残余部分よりも大きな角度で、かつ外方へ延び
    た部分(121c)よりも小さな角度でローター軸線に対し
    て相対的に傾斜しており、これによって使用時に円錐台
    形部分(121a)を通過する粒子を加速するようになって
    いる、請求項1から9までのいずれか1項記載の遠心分
    離機。
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