JP5936308B2 - エプロン部材 - Google Patents
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Description
また、このようなロータリ作業機で耕耘性能(特に砕土性・均平性)の向上を図る必要もある。
この要求を満たすために、作業ロータの上方にはシールドカバー本体部が固定される。
ここで、シールドカバー本体部はロータリ作業機の幅方向に張り出し、ロータリ軸に動力を伝達する伝動フレームと、ギアボックスを挟んで伝動フレームに連続する支持フレームに支持される。
そして、この付着した土砂は回転する爪の抵抗になり、作業効率を低下させる問題を引き起こしてしまう。
そこで、特許文献1及び特許文献2では、シールドカバー本体部の内周面への土砂の付着と堆積を防止する目的で、シールドカバー本体部の内周面に土砂の付着を防止する板を固定する技術が開示されている。
例えば、爪が耕耘地面に対し、進行方向前方から後側へ向かって(ダウンカット)回転する場合には、爪は土砂を前方から後側へ掻き上げるため、土砂はシールドカバー本体部の後側に付着する場合が多い。
しかし、特許文献1、特許文献2及び特許文献3の技術では、シールドカバー本体部への土砂の付着改善は図れるがエプロン本体部への土砂の付着を効果的に防止できないため改善が望まれていた。
また、エプロン部材は耕耘地面を整地する役割を有しており、このエプロン部材に傷が付いて凸凹となると整地が綺麗にできなくなってしまうが、エプロン部材は整地のために耕耘地面に常に接しているため傷が付きやすいという事情がある。
特許文献4の方法では、ステンレス鋼板をエプロン本体部へ溶接によって固着させているためこのステンレス鋼板に傷がついてもこれを容易に交換することができないという問題がある。
また、土砂が付着してしまった場合には、付着してしまった土砂を容易に取り除けるような改善が望まれていた。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
トラクタは、図1中手前位置に配置されて、ロータリ作業機10を牽引する。
ロータリ作業機10は、トラクタ後部のトップリンクとロアリンクからなる3点リンクヒッチ機構に連結されるトップマスト11と、2つのリンク連結部12を備え、この3点リンクヒッチ機構を介してトラクタの後部に昇降可能に装着される。
ロータリ作業機10は、作業ロータ5とその上方を覆うシールドカバー本体部2を備えている。
このシールドカバー本体部2には、第1のスリット2aが形成されている。
このギアボックス13からロータリ作業機10の幅方向に伝動フレーム14と支持フレーム15が架設される。
PTO軸からの動力は、ユニバーサルジョイントを介して入力軸131に伝達され、ギアボックス13に入力される。
そして、このギアボックス13によって、方向及び回転数が変化されて伝動フレーム14の内部を挿通する伝動シャフトに伝達される。
支持フレーム15の先端にはチェーンケース16に対向する端部カバー17が固定される。
このチェーンケース16と端部カバー17との間に作業ロータ5のロータリ軸6が軸回りに回転自在に架設される。伝動シャフトとロータリ軸6間にはチェーンが張架され、チェーンを通じて伝動シャフトの動力がロータリ軸6に伝達される。
端部カバー17の後側方向位置には、右側サイドシールド18Rが配置されている。
そして、ロータリ作業機10が耕耘状況での上の方向を上側方向と定義する。また、その逆方向を、下側方向と定義する。
そして、後ろ側方向から見た場合の、右手側方向を右側方向と定義し、左手側方向を左側方向と定義する。
なお、ロータリ作業機10は左右対称の部材が多く、その役割が同一のものは、同じ符号をつけその符号にR及びLを付与することによって右側方向位置の部材と左側方向位置の部材とを区別する。ここで、右側方向位置及び左側方向位置の両部材が存在しているもののR又はLが付与されていない符号の部材はその両方を意味する。
また、図2(b)は、本発明の実施形態のエプロン部材1の両側部を略三角状に切欠きその部分に着脱自在なカバーを設けた他のロータリ作業機10のトラクタ側とは反対側からの外観図である。
このエプロン本体部3は、作業ロータ5の後側方向を覆うように形成されている。また、エプロン本体部3は、その後側方向の端部が耕耘地面と接触し、耕耘地面を整地する役割を果たしている。
また、エプロン本体部3には、第2のスリット3aが形成されている。この第2のスリット3aは、図2(a)のように単一の貫通穴形状に形成されているものであっても、また、図2(b)のように複数のスリット(窓)で形成されたものであってもよい。
そして、この第2のスリット3aからは、エプロン本体部3の作業ロータ5側に配置された整地部材4が露出している。
この整地部材4は、その大部分がエプロン本体部3の作業ロータ5側に配置されているが、後側端部位置で、エプロン本体部3の作業ロータ5側からエプロン本体部3の作業ロータ5とは反対側に回り込んで形成されている。
整地部材4は、第2接合部103によってエプロン本体部3に接合されている。
ここで、この整地部材4とエプロン本体部3とを合わせてエプロン部材1という。
この左側サイドシールド18Lは、チェーンケース16の後方側に形成されている。
エプロン部材1の右側方向位置には、支持フレーム15、端部カバー17にボルト等で一体化された右側サイドシールド18Rが配置されている。
この右側サイドシールド18Rは、端部カバー17の後方側に形成されている。
なお、図示されていないが、エプロン本体部3の右側方向位置には、右側エプロンサイドプレート19Rも配置されている。
そして、左側エプロンサイドプレート19L及び右側エプロンサイドプレート19Rは、左側サイドシールド18L及び右側サイドシールド18Rよりも内部側に配置されている。また、左側エプロンサイドプレート19L及び右側エプロンサイドプレート19Rは、左側サイドシールド18L及び右側サイドシールド18Rと平行に配置されている。
ロータリ軸6の外周には周方向に適度な間隔を置いて耕耘爪等の爪7が突設される。爪7は主にナタ爪であるが、耕耘地面の土砂を撹拌・反転・掻き上げる機能を有すれば、代掻き用や砕土用等の爪も含む。
なお、図3は、図1とほぼ同一の方向からの外観図である。
この図4における作業ロータ5´は、図1及び図3における作業ロータ5とは一部異なるが、耕耘機能その他は同一のため説明上、作業ロータ5として以下に説明する。
このシールドカバー本体部2がその周方向に配列する複数枚のカバー材21を備えている。
このカバー材21は、耕耘方向から、第1カバー材21a、第2カバー材21b、第3カバー材21c、第4カバー材21d、第5カバー材21eの順に配置されている。
第1カバー材21aは第1接合手段221aによって、第2カバー材21bは第2接合手段221bによって、第3カバー材21cは第3接合手段221cによって、シールドカバー本体部2によって接合されている。
第4カバー材21dは第4接合手段221dによって、第5カバー材21eは第5接合手段221eによって、エプロン本体部3に接合されている。
第4接合手段221dは、第5カバー材21eも接合している。
ここで、第1接合手段221a、第2接合手段221b、第3接合手段221c、第4接合手段221d及び第5接合手段221eは、例えば、ボルト等の接合手段であってよいし、ビス等であってよい。さらに、例えば、着脱時に弾性力によって撓んで、着脱後にその撓みが元に戻ることによって、係合する方法であっても良い。
第2カバー材21bは、第2接合手段221bに接合された部分から前側方向(作業ロータ5の回転方向下流側)に第2自由端部121bを有している。
第3カバー材21cは、第3接合手段221cに接合された部分から前側方向(作業ロータ5の回転方向下流側)に第3自由端部121cを有している。
第4カバー材21dは、第4接合手段221dに接合された部分から前側方向(作業ロータ5の回転方向下流側)に第4自由端部121dを有している。
第5カバー材21eは、第5接合手段221eに接合された部分よりも、第4接合手段221dとは反対側方向(後側方向)に第5自由端部121eを有している。
そして。この第5自由端部121eの作業ロータ5とは反対側位置に整地部材4を接合する第2接合部103が設けられている。
第1自由端部121a、第2自由端部121b、第3自由端部121c及び第4自由端部121dは、第1のスリット2aに挿入される棒などによって振動される。
また、第1自由端部121a、第2自由端部121b、第3自由端部121c及び第4自由端部121dは作業ロータ5の回転空間内にその先端が侵入状態となりうる。
そのため、作業ロータ5が回転する際に爪7が、第1自由端部121a、第2自由端部121b、第3自由端部121c及び第4自由端部121dに接触し、第1自由端部121a、第2自由端部121b、第3自由端部121c及び第4自由端部121dが振動する。
この振動によって、第1カバー材21a、第2カバー材21b、第3カバー材21c及び第4カバー材21dに付着した土砂がふるい落される。
ところで、シールドカバー本体部2とエプロン本体部3との間の連結する部分(接続部31)には、回転可能とする構造を有しており、その周囲に土砂が付着しやすい。
その部分を第4カバー材21dが覆うことによって、土砂の付着を防ぐことが可能となる。
また、第4自由端部121dは容易に振動させることが可能であり、この振動によって、第4自由端部121dに付着した土砂をふるい落とすことが可能となる。
さらに、同様に、土砂の付着しやすい接合部、例えば第1接合手段221a、第2接合手段221b、第3接合手段221c、第2接合部103に対して、第2自由端部121b、第3自由端部121c、第4自由端部121d、第5自由端部121eが覆うことによって土砂の付着を防ぐことが可能となる。
このように、カバー材21が容易に振動及び変形することから、付着した土砂を容易にふるい落とすことが可能となる。
この第1のスリット2aは、第2カバー材21bをシールドカバー本体部2にボルト等で接合する接合部と、第3カバー材21cをシールドカバー本体部2にボルト等で接合する接合部との間の位置に形成されている。
この第1のスリット2aから、シールドカバー本体部2の外部位置から直接に第3カバー材21c等が目視することが可能である。そして、この第1のスリット2aに棒などを挿入し、直接に第3カバー材21c等を振動等させることが可能である。
そして、この振動等によって、第3カバー材21c等に付着した土砂を払い落すことが可能となっている。
ロータリ軸6´の軸方向に隣接する爪7´は軸の中心に関して互いに角度が付いて配列し、ロータリ軸6´の全体では爪7´の先端部が図4に示す円弧を描く。
作業ロータ5´はロータリ軸6´とその外周に突設された爪7´から構成され、作業ロータ5は耕耘ロータになる。
エプロン本体部3の表面側、すなわち作業ロータ5の反対側の面にはエプロン本体部3の耕耘地面との接地圧を適度に保つためと、エプロン本体部3を押圧調整あるいは跳ね上げた状態に保持するためのコンプレッションロッド28が接続される。
また、コイルスプリング28aの他端(下端)は、コンプレッションロッド28の軸方向に移動可能で、任意の位置で停止可能なストッパ29に係止される。
ここで、コイルスプリング28aは常に圧縮力を負担した状態にあるような状態にしてある。
ストッパ29にはエプロン本体部3が接続され、ストッパ29はエプロン本体部3の回転に伴い、コンプレッションロッド28に沿って移動する。
エプロン本体部3の跳ね上げ時には、ストッパ29がコンプレッションロッド28の上端側へ移動させられて停止させられることで、エプロン本体部3の跳ね上げ状態を維持する。
エプロン本体部3の下端のレベルはコンプレッションロッド28の係止部28cの位置を調整することにより自由に設定される。
この第2のスリット3aのさらに後側方向位置には、滴の断面のような断面形状を有するエプロン本体廻込部3bが形成されている。
エプロン本体廻込部3bは、ほぼ直線の断面形状を有し、耕耘地面Gと接触し整地作用をする第2直線部3cを有する。
また、エプロン本体廻込部3bは、第2直線部3cに連続し、円状にカーブする形状で、約225°方向を変更する円弧部3dを有する。
さらに、エプロン本体廻込部3bは、円弧部3dに連続し、直線形状で、第2直線部3cに接する位置まで伸びる第3直線部3eを有する。
加えて、エプロン本体廻込部3bは、第3直線部3eに連続し、直線形状で、第2直線部3cに平行して伸び、第2直線部3cの前側方向端部と同じ位置まで伸びる接合部3fを有する。
第2のスリット3aがあることから明確ではないが、第2のスリット3aが無い部分では、第1直線部3gと第2直線部3cとは連続している。そして、第1直線部3gと第2直線部3cとはそれぞれの延長線を想定し、第1直線部3gと第2直線部3cの延長線の交点位置において、第1直線部3gと第2直線部3cとは約135°の角度となっている。
また、エプロン本体廻込部3bがあることから、簡易な構造によって、第1接合部101を構成することが可能となる。
また、エプロン本体廻込部3bは、円弧部3dを形成することによって、円弧部3dに加工硬化が起こり、容易な方法でより強度を増すことが可能である。
このように第3直線部3eと接合部3fとは鈍角となるように形成されていることから、第3直線部3eと接合部3fとの接続部分に土砂が入り込むことを防ぐことが可能となる。
また、このように第3直線部3eと接合部3fとは鈍角となるように形成されていることから、万一付着した土砂も容易に除去することが可能となる。
直線状の第1整地直線部4aと略直線状の第2整地直線部4cのそれぞれの延長線を想定し、第1整地直線部4aと第2整地直線部4cの延長線の交点位置において、第1整地直線部4aと第2整地直線部4cとは約135°の角度となっている。
そして、カーブ部4bはこの第1整地直線部4aと第2整地直線部4cとを緩やかにカーブするように接続している。
このカーブは、第1直線部3gと第2直線部3cを接続するカーブと平行にカーブしている。
また、整地円弧部4dは、円形にカーブしているが、そのカーブは約180°程度で終了している。
また、整地円弧部4dのカーブは、円弧部3dのカーブと平行にカーブしている。
より具体的には、エプロン本体部3と整地部材4は、円弧部3dと整地円弧部4dとが同じカーブで平行に一定の長さ接合して係合している。
ところで、第2接合部103は、容易な方法でエプロン本体部3と整地部材4を着脱自在(接合及び解除が可能)とするようなものであればどのような物であっても良い、例えば、ボルト・ナット等の締結するような接合部(接合手段)によって接合するものであっても良い。さらに、例えば、着脱時に弾性力によって撓んで、着脱後にその撓みが元に戻ることによって、係合する方法であっても良い(図6〜図7参照のこと)。
そして、この振動等によって、整地部材4に付着した土砂を払い落すことが可能となっている。
また、第2のスリット3aが形成されている部分は、整地部材4のカーブ部4b部分に対応している。そして、耕耘地面Gを整地する際には、このカーブ部4bは耕耘地面Gと直接接する部分となる場合が多い。そのため、この整地部材4のカーブ部4bには、多くの土砂が付着するおそれがある。
そこで、第2のスリット3aは、その土砂が多く付着するおそれの高いカーブ部4bに対応する部分に設けられ、第2のスリット3aから付着した土砂を振動によって落下等させることが可能となっている。
さらにまた、エプロン本体部3は、第2のスリット3aの分だけ部材の量が少なく形成することができるので、エプロン本体部3を軽量に構成することが可能である。
そのため、エプロン本体部3とは別に整地部材4を設け、この整地部材4のみをステンレス等の高強度部材から構成することが適切である。
そこで、本実施形態では、エプロン本体部3とは別に整地部材4を設け、この整地部材4のみをステンレス等の高強度部材から構成したことから、エプロン本体部3の加工の容易性を維持しつつ、整地部材4を高強度とすることが可能となっている。
つまり、第1整地直線部4a又はカーブ部4bで非整地の状態の耕耘地面Gと接触する。そして、整地部材4の表面が徐々(連続的に)に後側方向に向いていくことから、耕耘地面Gの土砂がよりスムーズに後側方向に流れていくことが可能となる。
この第5自由端部121eは、第2接合部103を作業ロータ5側から覆う位置まで延びている。
換言すると、この第5自由端部121eは、作業ロータ5からは第2接合部103を目視できない位置にまで伸びており、第2接合部103と作業ロータ5との間の位置に、第5カバー材21eの後側端部である第5自由端部121eが位置する。
この第5自由端部121eがあることによって、比較的土砂が付着しやすい位置に存在し、かつ、比較的土砂の付着しやすい形状を有する第2接合部103を第5カバー材21eによって覆い、土砂の付着を防ぐことができる。
また、この第5自由端部121eと第1整地直線部4aとは略平行に形成されており、かつ、この第5自由端部121eと第1整地直線部4aとはある程度の空間を隔てて形成されている。
そのため、第5自由端部121eと第1整地直線部4aとの間に、後側方向(下側方向)から工具等がアプローチ可能な空間を有している。
この空間から、第2接合部103のボルト等に容易にスパナ等の工具を挿入することができる。そして、このスパナ等の工具によって第2接合部103での接合を容易に解除することができる。この第2接合部103での接合を容易に解除することができることから、整地部材4をより容易に着脱することが可能となる。
また、第5接合手段221eは、第2接合部103の近傍に位置していることから、第5自由端部121eの位置がずれて、第2接合部103が作業ロータ5に対して露出することが無いようになっている。
そのため、整地部材4には多くの土砂が付着する可能性が高い、そこで、整地部材4は、表面がエプロン本体部3よりも土砂に対して低付着性を有していることが望ましい。
また、整地部材4は、耕耘地面Gを均一で綺麗な面に整地する役割を有していることから、エプロン本体部3よりも土砂に高強度を有していた方がより好適である。
なぜなら、整地の際に耕耘地面Gによって変形が起こる可能性があるからである。また、土砂中には多くの石が含まれておりこれが整地部材4に凹み、傷を付けるからである。さらに、整地部材4に変形、凹み、傷等があると、耕耘地面Gの整地表面に凸凹等が生じ綺麗な整地面とならないからである。
そこで、整地部材4は、高強度、かつ、低付着性を有するステンレスなどが用いられる。なお、ステンレスが好適であるにすぎず、このような性質を有する他の材質であっても良いことはいうまでもない。
さらに、必要に応じて、例えば、フッ素コーティング、ダイアモンドライクコーティング等をさらに行って、これらの性能をより満たすようにしても良い。
また、低付着性、又は、高強度を満たさない材質で整地部材4を構成して、例えば、フッ素コーティング、ダイアモンドライクコーティング等を行って、これらの性能を満たすようにしても良い。
図6は、第2の実施形態の説明図である。
図6のように、接合手段は、整地部材4とエプロン本体部3との第2接合部103が、着脱時に弾性力によって撓んで着脱後にその撓みが元に戻る第1係止部材103aのようなものから構成されていてもよい。
図7は、第3の実施形態の説明図である。
図8は、第4の実施形態の説明図である。
さらに、この構成では、図8のように、整地部材4の回り込んだ後方端部を弾性変形可能に形成し、この弾性力で、エプロン本体部3と整地部材4とを接合状態としても良い。
図9は、第5の実施形態の説明図である。
図10は、第6の実施形態の説明図である。
さらに、この構成では、図10のように、整地部材4の回り込んだ後方端部でボルト・ナット等締結部材によって締結接合しても良い。
本実施形態のエプロン部材1は、作業ロータ5の上方を覆うシールドカバー本体部2に対して上下回動可能に連結されて作業ロータ5の後側を覆うエプロン本体部3と、エプロン本体部3の作業ロータ側に配置され、耕耘地面Gに当接して整地する整地部材4と、を有し、整地部材4は、エプロン本体部3に対して着脱自在に形成されている。
このような構成を有することから、整地作業によって破損、変形等した整地部材4を容易に交換することが可能となる。
また、このような構成を有することから、エプロン本体部3は交換の必要が無いことから、コスト面で有利である。
さらに、このような構成を有することから、エプロン本体部3の加工の容易性を維持しつつ、整地部材4を高強度とすることが可能となっている。
このような構成を有することから、整地部材4に付着した土砂を容易に除去することが可能となる。
また、第2のスリット3aの分だけ部材の量が少なく形成することができるので、エプロン本体部3を軽量に構成することが可能である。
このような構成を有することから、簡便な製造が可能な構造としつつ、エプロン本体部3の後側方向端部の強度を高めることが可能である。
また、エプロン本体廻込部3bがあることから、簡易な構造によって、第1接合部101を構成することが可能となる。
また、エプロン本体廻込部3bは、円弧部3dを形成することによって、円弧部3dに加工硬化が起こり、容易な方法でより強度を増すことが可能である。
このような構成を有することから、整地部材4を容易に着脱することが可能となっている。
このような構成を有することから、容易な構造によって、整地部材4を容易に着脱することが可能となっている。
このような構成を有することから、整地部材4への土砂の付着をより防止することが可能となる。
このような構成を有することから、エプロン本体部3の加工容易性を維持しつつ、整地部材4が耕耘地面Gによって変形等されないエプロン部材1を提供することができる。
そして、エプロン本体部3には、第2のスリット3aが形成され、整地部材4の作業ロータ5とは反対側の面が第2のスリット3aによって露出している。
このような構成を有することから、整地部材4に付着した土砂を容易に除去することが可能となる。
また、第2のスリット3aの分だけ部材の量が少なく形成することができるので、エプロン本体部3を軽量に構成することが可能である。
また、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、様々な変化した構造、構成を有していても良い。
本発明における締結の一例が、ボルト・ナットによる締結である。
本発明における係合とは、特に、ボルト等の締結部(接合手段)によらず、引っ掛かることによって接合していることをいう。
本発明における接合とは、ボルト・ナット等による締結接合、ビスなどによる接合、接着剤による接合、時に弾性力によって撓んで、着脱後にその撓みが元に戻ることによってなされる係合、単に引っ掛かることによって接合する係合、等を含む。つまり、本発明における接合とは、2つ以上の部材を一体化することが可能なものであればどのようなものであってもよい。
2 シールドカバー本体部
2a 第1のスリット
3 エプロン本体部
3a 第2のスリット(スリット)
3b エプロン本体廻込部
4 整地部材
5 作業ロータ
21 カバー材
101 第1接合部(整地部材の係合部)
103 第2接合部(整地部材の締結部)
G 耕耘地面
L 整地地面
Claims (8)
- 作業ロータの上方を覆うシールドカバー本体部に対して上下回動可能に連結されて前記作業ロータの後側を覆うエプロン本体部と、前記エプロン本体部の前記作業ロータ側に配置され、耕耘地面に当接して整地する整地部材と、を有し、
前記整地部材は、前記エプロン本体部に対して着脱自在に形成されるとともに、前側方向位置から順に、第1整地直線部と、カーブ部と、第2整地直線部と、整地円弧部とを有し、
前記エプロン本体部には、貫通穴形状のスリットが形成され、前記整地部材の前記作業ロータとは反対側の面が前記スリットによって露出しているエプロン部材。 - 前記スリットは、前記エプロン本体部における前記カーブ部に対応する部分に形成されている請求項1に記載のエプロン部材。
- 前記整地円弧部は、前記エプロン本体部の後側端部位置で、前記エプロン本体部の前記作業ロータ側から前記エプロン本体部の前記作業ロータとは反対側に回り込んで形成されている請求項1又は2に記載のエプロン部材。
- 前記整地部材は、前記エプロン本体部に対して接合手段によって接合されている請求項3に記載のエプロン部材。
- 前記接合手段は、前記エプロン本体部に設けられた貫通穴に前記整地部材を挿入する構成である請求項4に記載のエプロン部材。
- 前記整地円弧部は、前記エプロン本体部と係合し、当該係合及び前記接合手段による接合によって、前記整地部材は前記エプロン本体部と着脱自在に接合している請求項4または5に記載のエプロン部材。
- 前記整地部材の表面が前記エプロン本体部よりも土砂に対して低付着性を有する請求項
1〜6いずれか1項に記載のエプロン部材。 - 前記整地部材は、前記エプロン本体部よりも高強度を有する部材から形成される請求項1〜7いずれか1項に記載のエプロン部材。
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