JP5934084B2 - 熱アシスト磁気記録ヘッドおよび平面プラズモンジェネレータ - Google Patents

熱アシスト磁気記録ヘッドおよび平面プラズモンジェネレータ Download PDF

Info

Publication number
JP5934084B2
JP5934084B2 JP2012271504A JP2012271504A JP5934084B2 JP 5934084 B2 JP5934084 B2 JP 5934084B2 JP 2012271504 A JP2012271504 A JP 2012271504A JP 2012271504 A JP2012271504 A JP 2012271504A JP 5934084 B2 JP5934084 B2 JP 5934084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
layer
peg
abs
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012271504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013122811A5 (ja
JP2013122811A (ja
Inventor
旭輝 金
旭輝 金
マレスキー トバイアス
マレスキー トバイアス
▲蘇▼平 宋
▲蘇▼平 宋
大雨 周
大雨 周
スミス ジョー
スミス ジョー
ドベク モリス
ドベク モリス
Original Assignee
ヘッドウェイテクノロジーズ インコーポレイテッド
ヘッドウェイテクノロジーズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘッドウェイテクノロジーズ インコーポレイテッド, ヘッドウェイテクノロジーズ インコーポレイテッド filed Critical ヘッドウェイテクノロジーズ インコーポレイテッド
Publication of JP2013122811A publication Critical patent/JP2013122811A/ja
Publication of JP2013122811A5 publication Critical patent/JP2013122811A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5934084B2 publication Critical patent/JP5934084B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/313Disposition of layers
    • G11B5/3133Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure
    • G11B5/314Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure where the layers are extra layers normally not provided in the transducing structure, e.g. optical layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6088Optical waveguide in or on flying head
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/0021Thermally assisted recording using an auxiliary energy source for heating the recording layer locally to assist the magnetization reversal

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

本発明は、TAMRを用いた、高保磁力および高磁気異方性を有する磁気メディアへの書込が可能な磁気記録再生ヘッドの構造に関する。具体的には、必要とされる熱エネルギーを、表面プラズモンモードの伝播によって上記磁気記録再生ヘッドから磁気メディアへの移動を行うために用いられる平面プラズモンジェネレータおよびそれを備えた熱アシスト磁気記録ヘッドに関する。
データ密度が1から10テラ(T)ビット/平方インチの領域への磁気記録は、新たな磁気記録メディアの発達、新たな磁気記録ヘッドの発達、もっとも重要なものである新たな磁気記録スキームの発達を伴うものである。そのような新たな磁気記録スキームは、いわゆる超常磁性効果の発現を遅らせることのできるものである。このような効果は、磁気記録がなされるべき磁性体の極めて微少な部分における熱不安定性であり、要求されるデータ密度を達成するためのものである。この熱不安定性を回避する方法は、高い磁気異方性および高い保持力を有する磁気記録メディアを使用することである。そのような磁気記録メディアに対しては、高データ密度の生成のために要求される、ますます小さくなった記録ヘッドによって記録が可能である。このような問題に取り組む方法は、以下のような2つの相反する要求を生み出す。
1.より高い磁気異方性および保磁力を有する磁気メディアによって余儀なくされるより強い記録磁界の必要性。
2.より高い記録密度を実現するための十分な明確性を有する小さな磁気記録ヘッドの必要性。
このような小さな磁気記録ヘッドは、不都合にも、より小さな磁界勾配を有し、ブロードな磁界プロファイルを有する。
これらの要求を同時に満足することは、HDD技術において採用される現在の磁気記録スキームのさらなる発達のなかで制限因子となる可能性がある。そのような場合、記録領域密度のさらなる増加はそのようなスキームの範囲内では実現できないかもしれない。これらの相反する要求に対処する1つの方法は、アシスト記録という方法、特に、熱アシスト磁気記録(TAMR)を使用するものが挙げられる。
上記の問題を除去するために用いられる従来のアシスト記録方式は、記録ヘッドによって生成される磁界に直接的に関連しない物理的方法の使用によって、エネルギーを磁気記録システムへ遷移させるという、共通の特徴を有している。もし、アシスト記録スキームが、局所記録磁界領域への低磁場記録を実現するためのメディアの特性プロファイルを形成することができる場合、微弱な記録磁界であっても高いデータ記録密度を実現できる。メディア特性プロファイルおよび記録磁界の双方の空間的勾配の相乗効果によるものである。これらの従来のアシスト記録方式は、光ビームによるディープサブミクロンサイズに局所化された加熱によるものだけでなく、超高周波AC磁界の生成によるものをも含む。
TAMRの加熱効果は、磁気メディアにおける微小領域の、キュリー温度Tcに至るまでの温度上昇によって引き起こされる。キュリー温度では、磁気メディアの保磁力および磁気異方性の双方が著しく減少し、より容易にその微小領域への磁気記録がなされる。
我々は、注意をTAMRの推進に向けることとなる。すなわち、磁気メディア上の微小なサブミクロンサイズの領域への電磁エネルギーの輸送を、光周波数レーザによって励起されたエッジプラズモンの近接場を伴う磁気メディアとの相互作用により行うのである。この輸送された電磁エネルギーは磁気メディアの温度を局所的に上昇させる。
エッジプラズモンは、特定の形状のプラズモンジェネレータにおいて励起される。そのプラズモンジェネレータは、磁気記録再生ヘッド構造に組み込まれている。光学的な励起の源はレーザダイオードであり、これも磁気記録再生ヘッド構造に組み込まれている。あるいは、レーザ光源を、磁気記録再生ヘッド構造の外部に設けることもできる。いずれにせよ、例えば光導波路のような中間輸送(伝達)手段を介して、光学放射のビームをプラズモンジェネレータへ向かわせる。光導波路により、入射ビームの光モードは伝搬エッジプラズモンモードと結合し、光エネルギーはプラズモンジェネレータに沿って伝播するプラズモンエネルギーへ変換される。このプラズモンエネルギーはプラズモンジェネレータによって磁気メディア表面にフォーカスされ、焦点位置が加熱される。磁気メディア上における加熱されたスポットが記録ヘッドポールによって生成される記録磁界に沿って正しく配列されたとき、熱アシスト磁気記録(TAMR)が実現される。
以下に示す先行技術はTAMRの実施例に関するものである。そのうちのいくつかはエッジプラズモンジェネレータ(EPG)構造を採用した方式である。そのEPG構造におけるプラズモン伝播方向と直交する面(以下YZ面という。)の断面は、三角形状を有している。
K.Tanaka等は、特許文献1においてTAMRヘッドを開示している。
K. Shimazawa等は、特許文献2において、HDD装置におけるTAMRヘッドに組み込まれた近接場光発生プレートを開示している。
Y. Zhou等は、特許文献3において、TAMRに適用する磁性コアと共に用いるプラズモンアンテナについて開示している。
Buechal等は、特許文献4において、ヘッド内部の微小な金属構造の寸法によって規定される光スポットの寸法について記載している。理論上、光スポットは20nm程度とすることが可能である旨の記載がある。
Chou等は、特許文献5において、非常に小さなビームスポットを生成するプラズモンジェネレータについて開示している。
Shimazawa等およびTanaka等は、それぞれ特許文献6または特許文献7において、導電性材料からなる三角形状のプラズモンアンテナについて開示している。
Kamura等もまた、特許文献8において三角形状のプラズモンジェネレータを開示している。
米国特許出願公開第2008/0192376号明細書 米国特許出願公開第2008/0198496号明細書 米国特許出願公開第2010/0315735号明細書 米国特許第7596072号明細書 米国特許出願公開第2011/0090587号明細書 米国特許第7940486号明細書 米国特許出願公開第2008/0192376号明細書 米国特許出願公開第2011/0205561号明細書
適切な形状を有する従来のEPGは、光導波路の近くに配置されると、高度に閉じ込められたエッジプラズモン(EP)モードをサポートすることとなる。光導波路における光モードとEPGにおけるエッジプラズモンモードとのエバネセント結合を用いて、光導波路における光エネルギーは効率的にEPGモードへ変換され得る。EPGモードはABSへ向けて伝播し光エネルギーを伝達し、磁気メディアにおけるEPGと対向する領域は局所的に加熱される。EPG構造は貴金属、例えばAg(銀)やAu(金)からなる。これらの貴金属は光学的に運ばれる表面プラズモンモードを生成するのに優れていることは知られている。EPG構造内部におけるプラズモンモードの局所的な閉じ込めは、三角形状のEPG構造の頂点部分の角度および半径、EPG構造を構成する貴金属およびEPGの先端部を取り巻く誘電材料によって決定される。
図1は、金からなる従来のEPG構造における、クロストラック方向の光スポットサイズと、EPG先端部の頂点の角度(チップ角度)との関係を表す特性図である。縦座標はクロストラック方向の光スポットサイズを表し、一方の横座標はEPG構造先端部の曲率半径を表す。EPG先端部の半径が25nmのとき、磁気メディア上のスポットサイズは約100nmとなる。たとえEPG先端部の半径を5nmとしても、磁気メディア上のスポットサイズを50nm以下とすることは困難である。50nm以下のスポットサイズとは、第1世代のTAMR製品において要求されるレベルである。EPG先端部の頂点の角度(チップ角度)を減少させることで、スポットサイズを小さくすることができる。しかし、導波路(WG)とEPGとの結合効率、およびEPモードの伝播効率の双方が著しく減少するであろう。チップ角度の減少に伴い、モード係数および減衰損失が高まるからである。そのような現象はどちらも望ましくなく、EPGの信頼性に対する懸念を増大させることとなる。加えて、そのような鋭利なチップ角度を形成するためのプロセス上の制御レベルはそれ自体、困難を伴う。
熱的に支配するTAMRスキームでは、記録された部分(ビット)の特性が、記録層における熱的スポットサイズおよびその形状、ならびに磁気勾配と熱勾配との位置関係に強く依存する。したがって、明確に定義され、かつ、数世代に亘るTAMR製品の開発に対応可能な拡張性のあるPG構造を用いて、磁気記録メディア上の光スポットサイズを一貫して減少させることが非常に望まれる。おそらく、TAMR製品のそのような進化はサイズの縮小を必要とし、その一方で、記録された部分(ビット)の特性に対して影響を及ぼさないことを特徴とするものである。PG構造はこの拡張可能性(scalability)を有するだけでなく、比較的容易に製造可能であり、その製造プロセスは容易に制御できるものであることが求められる。
これらの論点は上述の先行技術では取り組まれていないが、本願発明によって対処される。以下、詳細に説明する。
本発明の第1の目的は、磁気メディア上の光スポットサイズおよび熱スポットサイズを減少させることについて拡張性のあるプラズモンジェネレータを提供することにある。本発明の第2の目的は、磁気メディア上の熱勾配を改善し、線記録密度を向上させることのできるプラズモンジェネレータを提供することにある。本発明の第3の目的は、平坦面内に形成され、その結果、従来の磁気ヘッドの製造プロセスと適合するプラズモンジェネレータを提供することにある。本発明の第4の目的は、上述のプラズモンジェネレータを改良された磁気ヘッドに組み込んだTAMR構造を提供することにある。
これらの目的は、表面プラズモン(SP)の平坦プラズモンジェネレータ(PPG)によって実現される。そのようなPPGは磁気記録ポールと結合されてTAMR構造を構成する。第1の具体例としてのTAMR構造は、包括的なPPGであり、図2A〜2Eおよびその説明文に記載されている。そのTAMR構造の一般的な作用および動作は、図3A,図3Bおよび図4に記載されている。平面表面プラズモンジェネレータの一般的な作用および動作についても同様である。それが磁気記録ポールと結合されるとTAMRシステムが構成される。このような組合せについては、図5〜10に示された第2〜第7の実施の形態で説明される。
第1の実施の形態のTAMR構造は、伝播する表面プラズモン(SP)モードをサポートするPPGを含むものである。そのようなSPモードは、ABSに露出した端部における独立した、あるいは連結されたペグによって微小領域に閉じ込められる。第2〜第7の実施の形態では、PPGが磁極と結合されている。
本発明の熱アシスト磁気記録(TAMR)ヘッドは、励起されることにより、回転する磁気記録媒体上にABSから記録磁界を発生する磁気記録ポールと、電磁放射線源と、電磁放射線源からの電磁放射線の方向付けをする導波路と、電磁放射線がABSへ向けて伝播する表面プラズモンモードと結合するように、導波路に隣接し、かつギャップを介することで前記導波路から離間して配置された平面プラズモンジェネレータと、平面プラズモンジェネレータにおけるABSに露出した端部に設けられたペグとを備え、表面プラズモンモードの一部である近接場を、ペグが対向する磁気記録媒体の表面上におけるペグを取り囲む領域に閉じ込め、近接場が磁気記録媒体上の領域へエネルギーを遷移させることで磁気記録媒体上の領域を加熱し磁気情報の書込を行う。
本発明の平面プラズモンジェネレータは、電磁放射線源と、電磁放射線源からの電磁放射線の方向付けをする導波路と、自らの内部に閉じ込められてABSへ向けて伝播する表面プラズモンモードと電磁放射線が結合するように、導波路に隣接し、かつギャップを介することで導波路から離間して配置された平面積層構造と、平面積層構造におけるABSに露出した端部に設けられたペグとを有し、表面プラズモンモードの一部である近接場は、ペグと対向する磁気記録媒体の表面上におけるペグを取り囲む領域に閉じ込め、近接場が磁気記録媒体上の領域へエネルギーを遷移させることで磁気記録媒体上の領域を加熱し磁気情報の書込を行う。
本発明のTAMRヘッドおよび平面プラズモンジェネレータによれば、ABSに露出した端部にペグを設けるようにしたので、プラズモンモードの近接場をペグの周囲および直下に制限し、かつ集中させることができる。このため、対向する磁気メディア上の光スポットサイズおよび熱スポットサイズを減少させることができ、磁気メディア上の熱勾配を改善し、線記録密度の向上を図ることができる。
図1は、クロストラック方向の光スポットサイズと、従来のEPG先端部の半径との関係を表す特性図である。 図2Aは、第1の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表すABSと直交する断面図である。 図2Bは、第1の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表す平面図である。 図2Cは、第1の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表す他の平面図である。 図2Dは、第1の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSにおける構成図である。 図2Eは、第1の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSと平行な断面図である。 図3Aは、図2Aに示したPPGのうちの1つの面における、基本的な表面プラズモンモードの分布のシミュレーション結果を表す概略説明図である。 図3Bは、図3Aに示した基本的な表面プラズモンモードの分布のうち、PPGのペグ部分に対応して励起された部分のシミュレーション結果を表す概略説明図である。 図4は、図2Aに示したPPGにおける、ペグの幅と磁気メディア上の光スポットサイズとの関係を表す特性図である。 図5Aは、第2の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表すABSと直交する断面図である。 図5Bは、第2の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSにおける構成図である。 図6Aは、第3の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表すABSと直交する断面図である。 図6Bは、第3の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSにおける構成図である。 図7Aは、第4の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表すABSと直交する断面図である。 図7Bは、第4の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSにおける構成図である。 図8Aは、第5の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表すABSと直交する断面図である。 図8Bは、第5の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSにおける構成図である。 図9Aは、第6の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表すABSと直交する断面図である。 図9Bは、第6の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSにおける構成図である。 図10Aは、第7の実施の形態としてのPPGおよび導波路の構成を表すABSと直交する断面図である。 図10Bは、第7の実施の形態としてのPPGおよび導波路の、ABSにおける構成図である。
本発明の第1〜第7の実施の形態は、いずれもTAMRヘッドに用いられる、光導波路に隣接して配置されたPPGに関するものである。PPGは、例えば2層構造であり、第1の平坦層(層1)、第2の平坦層(層2)、および、第1の平坦層とABSとの間に独立して設けられ、あるいは第1の平坦層と接合されたペグ(peg)を有している。第1の平坦層は表面プラズモン基本モードの伝播をサポートし、第2の平坦層は第1の平坦層における他のモードの形成を抑制し、かつヒートシンクとして機能する。PPGは、さらに磁極と隣接した第3の層を追加した3層構造であってもよい。ペグは、表面プラズモン基本モードの近接場の微小部分を、磁気記録メディアにおいて制限し、TAMRを行う際、磁気メディアへの熱エネルギーの効率的な伝達をもたらす。そのため、回転する磁気メディアの上方を飛行する磁気ヘッドによる書込動作が効率的に行われる。ペグの構成材料の選択によりペグの寸法の変化を軽減し、ペグを取り巻く誘電材料の選択によりPPGの拡大縮小が可能となり、PPGの平坦性も現状の製造スキームの範囲内で実現可能となる。
[第1の実施の形態]
図2A〜2Eは、第1の実施の形態としてのTAMRヘッド構造の構成図である。図2Aは、第1の実施の形態としてのPPGを備えた、本発明の目的に合致したTAMRヘッド構造のABSと直交する断面(XY面)を表している。図2B,2Cは、いずれも、本実施の形態としてのTAMRヘッド構造の、図2Aに示した断面およびABSの双方と直交する断面(XZ平面)を表している。なお、図2Bでは、平坦層222(後出)の図示を省略している。図2Dは、本実施の形態としてのTAMRヘッド構造の、ABSに露出した端面の構成を表している。図2Eは、本実施の形態としてのTAMRヘッド構造の、図2A,2Bに示したA−A切断線に沿ったABSに平行な断面構成を表している。
本実施の形態のTAMRヘッド構造は、PPGと磁極との組合せにより構成される。後述する第2〜第7の実施の形態においても同様である。
以下、全ての実施の形態において、Y軸をダウントラック方向とし、X軸をABSと直交する方向とし、Z軸をクロストラック方向とする。
このTAMRヘッド構造は、励起されることにより、回転する磁気記録媒体(図示せず)上にABSから記録磁界を発生する磁気記録ポール(図示せず)と、電磁放射線源(図示せず)と、その電磁放射線源からの電磁放射線の方向付けをする光導波路(WG)21と、電磁放射線がABSへ向けて伝播する表面プラズモンモードと結合するように、WG21に隣接し、かつギャップを介することでWG21から離間して配置された平面プラズモンジェネレータ(PPG:Planar Plasmon Generator)22と、そのPPG22におけるABSに露出した端部に設けられたペグ224とを備える。このような構成により、表面プラズモンモードの一部である近接場を、ペグ224が対向する磁気記録媒体の表面上におけるペグ224を取り囲む領域に閉じ込め、近接場がエネルギーを遷移させることで磁気記録媒体上のその領域を加熱し磁気情報の書込を行う。
このTAMRヘッド構造では、WG21とPPG22とがギャップ15によって分離されている。ここで、PPG22は2層構造を有するものとする。但し、PPG22は3層以上の多層構造としてもよい。図2A図面において+X方向は、WG21の後方からABSへ向かう方向である。PPG22は積層された2つの平坦層221,222によって構成されており、平坦層221はギャップ15を介してWG21と対向している。
平坦層221,222は、いずれもWG21のABSから微小な距離35だけ後退している。したがって、磁気記録メディアの表面からも、WG21と比較して距離35だけ遠ざかっている。実際のABSと平坦層221の端面との間には、独立したペグ(peg)224が設けられている。なお、以下に述べる他の実施の形態では、このペグ224が平坦層221から突き出した突起部として設けられている。いくつかのケースでは、この一体化された突起部の形成はより単純化された製造プロセスが要求されることで選択される。他のケースでは、より高い効率が求められることから、独立したペグ224が採用される。しかし、ペグ224が独立した素子であるか、平坦層221からの突起部分であるかどうかにかかわらず、磁気記録媒体への記録の際に要求される分解能に容易に到達させるため、ペグの寸法および形状の変更が許される。
図2Bは、図2AおよびABSの双方と直交する断面のうち、平坦層221を含む断面を表している。平坦層221はXZ平面においておおよそ三角形状もしくは台形状を有しており、独立した素子であるペグ224はおおよそ正方形状もしくは矩形状である。頂角230の大きさは、SPモードを規定する因子である。
光エネルギー(光周波数の電磁エネルギー)は、好ましくは固体光レーザ(図示せず)からもたらされ、誘電体からなるWG21と結合する。WG21に入射した光は、基本WGモードとして後端面60から反対側のABSへ向けてWG21内部を伝播する。その際、僅かに光学的な損失が生じる。PPG22の内部の任意の位置において、エバネセント結合を介して基本WGモードにおける光エネルギーは表面プラズモン(SP)モードへ変換される。SPモードは平坦層221における下面および2つの側面によってサポートされる。SPモードはPPG22に沿ってABSへ向けて伝播する。ABSにおいて、ペグ224によってSPモードは閉じ込められる。なお、ペグが平坦層221と一体化されている場合も同様である。
回転する磁気メディアの上方をTAMRヘッド構造が通過する際、閉じ込められたSPモードによって磁気記録媒体のその部分は局所的に加熱される。ペグ224によって閉じ込められる光エネルギーは、そのペグ224の寸法、ABSと磁気記録媒体との間隔、磁気記録媒体の熱特性に依存する。ペグ224の寸法を低減することは、光スポットのサイズを低減することである。
図2Cは、図2AおよびABSの双方と直交する断面のうち、平坦層222を含む断面を表している。平坦層222は、基本的に矩形状をなしており、平坦層221において励起され得る基本のSPモード以外のSPモードを抑制する。平坦層222は、また、PPG22のヒートシンクとしても用いられ、SPモードが平坦層221を伝播する際の平坦層221の抵抗熱に起因する熱を放散する。
図2Dは、TAMR構造の、YZ平面に沿った、すなわち端面30,40を含むABSの構成を表している。
図2Eは、TAMR構造の、図2Aに示したA−A線に沿ったYZ平面のABSに平行な断面図である。
図3Aは、PPG22の平坦層221に閉じ込められた伝播SPモードにおける強度分布のシミュレーション結果を表している。基本モードは、WG21と対向する平坦層221の表面に沿って閉じ込められている。
図3Bは、磁気記録媒体(例えば図2D参照)におけるペグ224と対向する部分およびそれを取り囲む部分に閉じ込められた近接場光の強度分布のシミュレーション結果を表している。
図2Aに示したPPG22(平坦層221,222およびペグ224)は、Au,Ag,Al,Cuその他の貴金属によって形成される。これらの材料は、励起する光の波長およびWG21を構成する誘電材料によって選択される。一般的には、伝播長(例えば1μm〜10μm)よりも長く伝播するSPモードをサポートすることのできる金属材料を選択する。結合モード理論(例えばHuang, Wei-Pingによる "Coupled-mode theory for optical waveguides, an overview", JOSA, A, Vol. 11, issue 3, pp. 963-983 (1994) を参照)に基づき、PPGの長さは導波路21と平坦層221との間のギャップ15の幅と整合可能である。
25nmの幅のギャップ15であれば、平坦層221の長さは約0.6μm以上1.5μm以下となる。頂角230は例えば15〜60°の範囲で変更できる。平坦層221の厚さは、ABSでの光スポットサイズの要求に応じて、例えば2nmから100nm程度まで変化させることができる。平坦層222の厚さは、PPG22の全体の厚さが例えば100nm以上となるように選択される。PPG22の上面(平坦面221の、WG21と反対側の面)における表面プラズモンの励起を抑制し、光学的損失を最小限度とするためである。
ペグ224の長さは例えば5nm以上60nm以下とすることができる。最適な光学的な効率を得るために、ペグ224の長さはABSの研磨量の制御により最適化される。ペグ224の幅は、要求される光スポットサイズや可能なプロセスに応じて選択可能であり、例えば10nm以上60nm以下である。
図4は、本実施の形態のTAMRヘッド構造における、ABSの直下10nmの位置にある磁気記録媒体上の光スポットサイズ(縦座標)と、ペグ224の幅(横座標)との関係を表す特性図である。ペグ224の幅が40nm(0.04μm)の場合、FWHM光スポットサイズは約45nmである。ペグ224の幅が10nm(0.01μm)に減少すると、光スポットサイズ(半値幅)は約25nmにまで縮小する。TAMRヘッド構造と磁気記録媒体との間隔を近づけることでさらなる減少が可能である。間隔が離れるほど、より強く閉じ込められた光近接場がそれてしまうからである。ペグ224を備えた拡張可能性を有するPPG構造は、従来のEPG構造と比較して、光スポットサイズの拡張可能性(scalability)に優れている。
[第2の実施の形態]
図5A,5Bは、PPGおよびWGを備えた本発明の第2の実施の形態としてのTAMRヘッド構造を表している。図中の矢印1は、ヘッドに対する磁気記録媒体の移動方向を表している。
本実施の形態のTAMRヘッドでは、3層構造のPPG22と、それに隣接配置された磁気記録ポール23を備えている。磁気記録ポール23は、WG21へ向けて−Y方向へ突出した小さなスティッチトポールチップ231を有している。スティッチトポールチップについてはよく知られているので、ここでは説明を省略する。磁気記録ポール23は、実質的に一様な厚さを有し、スティッチトポールチップ231の上方に位置する。WG21は誘電体充填層とも呼ばれるギャップ15によってPPG22から分離されている。主磁極はヨーク(図示せず)と連結されている。
本実施の形態のPPG22は3層構造であり、WG21のもっとも近くに位置する平坦層221と、その平坦層221におけるWG21と反対側の面上に形成された平坦層222と、さらに平坦層222にける平坦層221と反対側の面上に形成された平坦層223とを有している。したがって、平坦層222は、平坦層221と平坦層223との間に設けられている。平坦層223は、スティッチトポールチップ231の周囲を部分的に覆っている。また、平坦層223の、平坦層222と反対側の面は磁極23と接している。平坦層221およぶ平坦層222は、XZ平面において図2Bに示した形状に形成されている。但し、全体の厚さは100nm以下(例えば10nm以上60nm以下)である。平坦層223が設けられているからである。PPG22を構成する3つの層(平坦層221〜223)の合計の厚さは、光学損失を最小化するために100nm以上とすることが望ましい。ABSに向かうほど平坦層221は幅を縮小し、ペグ224を形成するように突出している(図2B参照)。よって、本実施の形態におけるペグ224は、独立した構成要素というよりも平坦層221の延長上にある拡張部分であるといえる。平坦層221は、ギャップ層を介してWG21と隣接し、WG21における光モードとエバネセント結合することにより表面プラズモンモードを励起させる。平坦層223は、WG21と対向する磁気記録ポール23の一側面と隣接しており、スティッチトポールチップ231の後方においてABSから遠ざかるように延在している。平坦層222は、それらの平坦層221と平坦層223との間に位置し、平坦層221における不要なプラズモンモードを抑制すると共にヒートシンクとして振る舞う。
平坦層222の端部はABSから後退した位置にあり、ABSにおいてペグ224とスティッチトポールチップ231との間にスペースが形成されている。そのスペースには誘電性スペーサ層25が設けられている。誘電性スペーサ層25は、SiO2 ,SiON,Ta2 5 ,Al2 3 またはこれらと同様の光学的性質を有する他の誘電性材料によって構成されている。WG21は、PPG221の平坦層221と近接し、かつそれと平行をなすように配置されている。WG21は、他の誘電性スペーサ層としてのギャップ15によって平坦層221と分離されている。ギャップ15は、それらWG21と平坦層221との間のギャップに充填されており、例えば5nm以上50nm以下の厚さを有する。ギャップ15は、SiO2 ,SiON,Ta2 5 ,Al2 3 またはこれらと同様の光学的性質を有する他の誘電性材料によって構成されている。WG21は、スライダ(ここでは図示せず)に搭載されたレーザダイオードからTAMRヘッドへ向けて光周波数の光波を伝播する。WG21は、PPG22(の平坦層221)に沿って伝播する光波のエネルギーを表面プラズモンモードと結合させる。WG21とPPG22(の平坦層221)との結合は、それらの重複部分の間のエバネセント結合として生じる。
PPG22の平坦層221は、表面プラズモンモードをペグ224の端面(入射側と反対側の端面)へ向けて伝播する。光エネルギーは、プラズモンモードの近接場光に変換され、ペグ224の近傍の領域に閉じ込められる。近接場光は、ペグ224の下方に位置する記録メディアの表面にまで延在する。TAMRヘッド構造が回転する磁気記録媒体の上方を飛行する間、磁気記録媒体(の表面)は局所的に加熱される。磁気記録媒体は、スライダ(図示せず)のリーディングエッジからそのトレーリングエッジへ向かう矢印1の方向へ回転する。このとき、TAMRヘッド装置は移動しない。WG21は、TAMRヘッド構造のリーディングエッジ側にあり、磁極はトレーリングエッジ側にある。局所的な加熱は磁気記録媒体の磁気異方性を低下させ、ポールチップ231から生成される記録磁場によるスイッチングをより容易に可能とする。加熱箇所はポールのリーディングエッジ側にあるので、リーディング光学構造(leading optics configuration)と呼ばれる。
図5Bは、図5Aに示したTAMR構造におけるABSに平行な断面図である。 図5Bには、WG21、誘電性スペーサ層15、平坦層221のペグ224、ペグ224およびスティッチトポールチップ231の間に挟まれた誘電性スペーサ層25、スティッチトポールチップ231を取り巻く平坦層223、主磁極232における各々の端面を含むABSが描かれている。
[第3の実施の形態]
図6A,6Bは、本発明の第3の実施の形態としてのPPGおよびWGを備えたTAMRヘッドの構成を表している。
本実施の形態は、2つの吸熱ブロック241,242(図6B参照)を有すること除き、第2の実施の形態と同様である。吸熱ブロック241,242は、追加のヒートシンクとして、例えば磁気記録ポール23およびスティッチトポールチップ231に沿って並ぶように設けられている。これらの吸熱ブロック241,242は、良好な熱伝導性を有する耐腐食性の金属、例えばRu,Cr,Auなどのほか、良好な熱伝導性を有するその他の硬質材料、例えばSiCなどによって構成される。本構成は、書込動作中の磁極温度のさらなる低下をもたらす利点がある。よって、TAMRのさらなる信頼性向上がもたらされる。
[第4の実施の形態]
図7A,7Bは、本発明の第4の実施の形態としてのPPGおよびWGを備えたTAMRヘッドの構成を表している。本実施の形態は、磁極23がスティッチトポールチップ231を有しないこと除き、第2の実施の形態と同様である。よって、平坦層223はABSに至るまで均質な断面を有するように延伸している。本構成では、磁極23は平坦層223の存在によってペグ224と分離されており、スティッチトポールチップの欠如により、ペグ224の周辺において閉じ込められる近接場が減少し、光学損失に起因する抵抗熱が減少する。したがって、磁極における温度を低減できる。本構成は、より高い信頼性をもたらす。本構成においても加熱スポットと磁界との距離を広げることとなる。このような状況は、加熱スポットが非常に小さく熱勾配が大きい場合には、(性能が)熱的に支配されるTAMRでは好ましい。
[第5の実施の形態]
図8A,8Bは、本発明の第5の実施の形態としてのPPGおよびWGを備えたTAMRヘッドの構成を表している。
本実施の形態は、例えば図8Bに示したようにスティッチトポールチップ231がABSと平行なYZ断面において三角形状を有する点を除き、第2の実施の形態と同様である。スティッチトポールチップ231の頂点部分がペグ224の方を指しており、ペグ223の周囲および直下に局在するプラズモン近接場の加熱スポットに正確に収まる記録ヘッドの磁界を、(磁極23が)さらに集中するようになっている。
[第6の実施の形態]
図9A,9Bは、本発明の第6の実施の形態としてのPPGおよびWGを備えたTAMRヘッドの構成を表している。
本実施の形態は、PPG22において平坦層222が平坦層221と実質的に同一の形状を有し、ABSにまで到達するように延伸している(平坦層222の端部がABSに露出している)ことを除き、第2の実施の形態と同様である。したがって、図9Bに示したように、ペグ224の厚みは大きく、平坦層221と平坦層222とを合わせた厚みとなっている。ペグ224は、したがって、スティッチトポールチップ231と直接接している。本構成では、WG21と隣接するペグ224のリーディング側のエッジに加熱スポットを移動させ、ペグ224において拡散する熱は、スティッチトポールチップ231および主磁極232を通じて放出される。
[第7の実施の形態]
図10A,10Bは、本発明の第7の実施の形態としてのPPGおよびWGを備えたTAMRヘッドの構成を表している。
本実施の形態は、全ての構成要素がY方向において反対の順序で設けられていることを除き、第2の実施の形態と同様である。実質的に、図10Aに示したTAMRヘッドは、図5Aに示したTAMRヘッドの鏡像である。
本構成では、TAMRヘッドに対して相対的に矢印の方向へ回転するディスク上をTAMRヘッドが飛行するとき、ディスクは(リーディングエッジ側の)磁極と最初に出会うこととなる。そののち、ディスクは、ポールのトレーリングエッジ側に位置するプラズモンジェネレータによって局所的に加熱される。加熱される位置が磁極のトレーリング側となるので、これはトレーリング光学構造(trailing optics configuration)と呼ばれる。
当業者であれば理解されるように、本願発明の好ましい具体例は本願発明を説明するための例示であり、本願発明を限定するものではない。ペグを含む拡張性のある平坦プラズモンジェネレータを備えたTAMRヘッドを構成するにあたっての方法、プロセス、材料、構造および寸法などの改良や変更を行うことができる。
15…ギャップ、21…光導波路(WG)、22…平面プラズモンジェネレータ(PPG)、221〜223…平坦層、224…ペグ、23…磁気記録ポール、231…スティッチトポールチップ、241,242…吸熱ブロック、25…誘電性スペーサ層。

Claims (35)

  1. 励起されることにより、回転する磁気記録媒体上にABSから記録磁界を発生する磁気記録ポールと、
    電磁放射線源と、
    前記電磁放射線源からの電磁放射線の方向付けをする導波路と、
    第1の層、第2の層および第3の層を有し、かつ、誘電体充填層を介して前記導波路に隣接して配置された平面プラズモンジェネレータと、
    前記平面プラズモンジェネレータの前記第1の層における前記ABSに露出した端部に設けられたペグと
    を備え、
    前記第1の層は、前記誘電体充填層を介して前記導波路と隣接し、前記導波路における光モードとエバネセント結合することにより表面プラズモンモードを励起させ、
    前記第2の層は、前記第1の層と前記第3の層との間に位置し、前記第1の層における不要なプラズモンモードを抑制すると共にヒートシンクとして振る舞い、
    前記第3の層は、前記第2の層に接するとともに前記導波路と対向する前記磁気記録ポールの一側面と隣接し、
    前記表面プラズモンモードの一部である近接場を、前記ペグが対向する前記磁気記録媒体の表面上における前記ペグを取り囲む領域に閉じ込め、前記近接場が前記磁気記録媒体上の前記領域へエネルギーを遷移させることで前記磁気記録媒体上の領域を加熱し磁気情報の書込を行う
    熱アシスト磁気記録(TAMR)ヘッド。
  2. 前記磁気記録ポールに沿って並び、追加のヒートシンクとして機能するブロックをさらに備えた
    請求項1記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  3. ABSに露出した端部に、−Y方向へ突出したスティッチトポールチップを有し、かつ励起されることにより、回転する磁気記録媒体上に前記ABSから記録磁界を発生する磁気記録ポールと、
    電磁放射線源と、
    前記電磁放射線源からの電磁放射線の方向付けをする導波路と、
    第1の層、第2の層および第3の層を有し、かつ誘電体充填層を介して前記導波路に隣接して配置された平面プラズモンジェネレータと、
    前記平面プラズモンジェネレータの前記第1の層における前記ABSに露出した端部に設けられたペグと
    を備え、
    前記第1の層は、前記誘電体充填層を介して前記導波路と隣接し、前記導波路における光モードとエバネセント結合することにより表面プラズモンモードを励起させ、
    前記第2の層は、前記第1の層と前記第3の層との間に位置し、前記第1の層における不要なプラズモンモードを抑制すると共にヒートシンクとして振る舞い、
    前記第3の層は、前記第2の層に接するとともに前記導波路と対向する前記磁気記録ポールの一側面と隣接し、かつ、Z軸方向において前記スティッチトポールチップの周囲を部分的に覆い、ABSから遠ざかるように延在し、
    前記スティッチトポールチップのABS端は露出され、
    前記表面プラズモンモードの一部である近接場を、前記ペグが対向する前記磁気記録媒体の表面上における前記ペグを取り囲む領域に閉じ込め、前記近接場が前記磁気記録媒体上の前記領域へエネルギーを遷移させることで前記磁気記録媒体上の領域を加熱し磁気情報の書込を行う
    熱アシスト磁気記録(TAMR)ヘッド。
  4. 前記第2の層の端部は前記ABSから後退した位置にあり、前記ABSにおいて前記ペグと前記スティッチトポールチップとの間に誘電性材料で満たされたスペースが形成されている
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  5. 前記第2の層の端部は前記ABSに露出している
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  6. 前記第1の層における層面に平行な平面は、頂角が15°以上60°以下の三角形状を有している
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  7. 前記第1の層は、0.6μm以上1.5μm以下の長さを有し、
    前記誘電体充填層は、25nmの幅を有する
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  8. 前記第1の層は、2nm以上100nm以下の厚さを有する
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  9. 前記ペグは、前記平面プラズモンジェネレータから独立した素子であり、または前記第1の層の端部と接続されて一体となっている
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  10. 前記ペグは、前記第1の層の端部から前記ABSへ突き出した拡張部分である
    請求項6記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  11. 前記ペグは、5nm以上60nm以下の長さを有する
    請求項9記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  12. 前記ペグは、10nm以上60nm以下の幅を有する
    請求項9記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  13. 前記誘電体充填層は、5nm以上50nm以下の厚さを有する
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  14. 前記平面プラズモンジェネレータの全体の厚さは、100nm以上である
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  15. 前記第1の層と前記導波路との間の前記誘電体充填層は、Al2 3 ,SiO2 ,SiONまたはTa2 5 のうちの少なくとも1種を含む光学誘電材料からなる
    請求項1記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  16. 前記第1の層と前記導波路との間の前記誘電体充填層は、Al2 3 ,SiO2 ,SiONまたはTa2 5 のうちの少なくとも1種を含む光学誘電材料からなる
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  17. 前記第2の層の端部と前記ABSとの間の前記スペースは、Al2 3 ,SiO2 ,SiONまたはTa2 5 のうちの少なくとも1種を含む光学誘電材料によって充填されている
    請求項4記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  18. 前記導波路および前記平面プラズモンジェネレータは、前記磁気記録ポールのリーディングエッジと対向して配置されている
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  19. 前記導波路および前記平面プラズモンジェネレータは、前記磁気記録ポールのトレーリングエッジと対向して配置されている
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  20. 電磁放射線源と、
    前記電磁放射線源からの電磁放射線の方向付けをする導波路と、
    自らの内部に閉じ込められてABSへ向けて伝播する表面プラズモンモードと前記電磁放射線が結合するように、前記導波路にギャップを介して隣接して配置された平面積層構造として形成された平面プラズモンジェネレータと、
    前記平面積層構造における前記ABSに露出した端部に設けられたペグと
    を有し、
    前記平面積層構造は、
    前記ギャップを介して前記導波路と隣接する第1の層と、
    前記第1の層の上に設けられ、前記第1の層における不要なプラズモンモードを抑制すると共にヒートシンクとして振る舞う第2の層と
    を有し、
    前記第1の層における層面に平行な平面は、頂角が15°以上60°以下の三角形状を有し、
    前記表面プラズモンモードの一部である近接場は、前記ペグと対向する磁気記録媒体の表面上における前記ペグを取り囲む領域に閉じ込め、前記近接場が前記磁気記録媒体上の前記領域へエネルギーを遷移させることで前記磁気記録媒体上の領域を加熱し磁気情報の書込を行う
    熱アシスト磁気記録(TAMR)ヘッド。
  21. 前記第1の層は、0.6μm以上1.5μm以下の長さを有し、
    前記ギャップは、25nmの幅を有する
    請求項20記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  22. 前記第1の層は、2nm以上100nm以下の厚さを有する
    請求項20記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  23. 前記平面積層構造の全体の厚さは、100nm以上である
    請求項22記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  24. 前記ペグは、前記平面プラズモンジェネレータから独立した素子であり、または前記第1の層の端部と接続されて一体となっている
    請求項20記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  25. 前記ペグは、前記第1の層の端部から前記ABSへ突き出した延長部分である
    請求項24記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  26. 前記ペグは、5nm以上60nm以下の長さを有する
    請求項24記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  27. 前記スティッチトポールチップは、前記ABSにおいて三角形状の断面を有し、頂点部分が前記ペグの方を指して、前記記録磁界がさらに集中するようになっている
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  28. 前記磁気記録ポールに沿って並び、追加のヒートシンクとして機能するブロックをさらに備えた
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  29. 前記ペグは、前記平面プラズモンジェネレータから独立した素子であり、または前記第1の層の端部と接続されて一体となっている
    請求項1記載の平面プラズモンジェネレータ。
  30. 前記ペグは、前記第1の層の端部から前記ABSへ突き出した延長部分である
    請求項29記載の平面プラズモンジェネレータ。
  31. 前記ペグは、5nm以上60nm以下の長さを有する
    請求項29記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  32. 前記ペグは、10nm以上60nm以下の幅を有する
    請求項29記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  33. 前記第2の層の端部は前記ABSから後退した位置にあり、前記ABSにおいて前記ペグと前記スティッチトポールチップとの間に誘電性材料で満たされたスペースが形成され、
    前記第2の層の端部と前記ABSとの間の前記スペースは、Al2 3 ,SiO2 ,SiONまたはTa2 5 のうちの少なくとも1種を含む光学誘電材料によって充填されている
    請求項3記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  34. 前記導波路および前記平面プラズモンジェネレータは、前記磁気記録ポールのリーディングエッジと対向して配置されている
    請求項1記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。
  35. 前記導波路および前記平面プラズモンジェネレータは、前記磁気記録ポールのトレーリングエッジと対向して配置されている
    請求項1記載の熱アシスト磁気記録ヘッド。

JP2012271504A 2011-12-12 2012-12-12 熱アシスト磁気記録ヘッドおよび平面プラズモンジェネレータ Expired - Fee Related JP5934084B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/316,989 2011-12-12
US13/316,989 US8599656B2 (en) 2011-12-12 2011-12-12 Planar plasmon generator with a scalable feature for TAMR

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013122811A JP2013122811A (ja) 2013-06-20
JP2013122811A5 JP2013122811A5 (ja) 2016-02-04
JP5934084B2 true JP5934084B2 (ja) 2016-06-15

Family

ID=48571891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012271504A Expired - Fee Related JP5934084B2 (ja) 2011-12-12 2012-12-12 熱アシスト磁気記録ヘッドおよび平面プラズモンジェネレータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8599656B2 (ja)
JP (1) JP5934084B2 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9495996B2 (en) * 2007-06-29 2016-11-15 Seagate Technology, Llc Writer with increased write field
CN104769672B (zh) 2012-04-25 2019-05-14 希捷科技有限公司 包括近场换能器和粘合层的器件
US8654618B1 (en) * 2012-09-14 2014-02-18 Headway Technologies, Inc. TAMR structure with HDI sensor for head-disk interference and temperature rise sensing
US8630153B1 (en) 2012-11-05 2014-01-14 Headway Technologies, Inc. TAMR writer with a concave leading shield for enhanced field magnitude
US8711663B1 (en) * 2013-02-26 2014-04-29 Headway Technologies, Inc. Plasmon generator includes three metal layers for thermally-assisted magnetic recording
US8830799B1 (en) 2013-03-18 2014-09-09 Headway Technologies, Inc. Near-field light generator and thermally-assisted magnetic recording head
US8861138B2 (en) * 2013-03-18 2014-10-14 Headway Technologies, Inc. Multilayer plasmon generator
US8830800B1 (en) * 2013-06-21 2014-09-09 Seagate Technology Llc Magnetic devices including film structures
JP2015008031A (ja) 2013-06-24 2015-01-15 シーゲイト テクノロジー エルエルシー 少なくとも1つの接着層を含む装置および接着層を形成する方法
US8867170B1 (en) 2013-07-15 2014-10-21 Headway Technologies, Inc. Multilayer plasmon generator
US9384770B2 (en) * 2013-08-07 2016-07-05 Seagate Technology Llc Near-field transducer with enlarged region, peg region, and heat sink region
US9129626B2 (en) 2013-10-24 2015-09-08 Seagate Technology Llc Near-field transducer with rounded or obtuse corners
US9691423B2 (en) 2013-11-08 2017-06-27 Seagate Technology Llc Devices including at least one adhesion layer and methods of forming adhesion layers
US9548076B2 (en) 2013-11-08 2017-01-17 Seagate Technology Llc Magnetic devices with overcoats
US9263074B2 (en) 2013-11-08 2016-02-16 Seagate Technology Llc Devices including at least one adhesion layer
US9202491B2 (en) * 2014-03-31 2015-12-01 Seagate Technology Llc Planar plasmon generator with thickened region and peg region
US9019803B1 (en) 2014-05-02 2015-04-28 Headway Technologies, Inc. Laminated plasmon generator with cavity process
US9666220B2 (en) 2014-05-25 2017-05-30 Seagate Technology Llc Devices including a near field transducer and at least one associated adhesion layer
US8947986B1 (en) * 2014-09-03 2015-02-03 Headway Technologies, Inc. Heat sink for thermally assisted magnetic recording (TAMR)
US9147427B1 (en) 2014-10-31 2015-09-29 Seagate Technology Llc Near-field transducer with multiple heat sinks
US9449626B2 (en) * 2014-11-07 2016-09-20 Seagate Technology Llc Structure positioned between magnetic pole and near-field transducer
US10102872B2 (en) 2015-03-24 2018-10-16 Seagate Technology Llc Devices including at least one multilayer adhesion layer
WO2016191707A1 (en) 2015-05-28 2016-12-01 Seagate Technology Llc Multipiece near field transducers (nfts)
US9741381B1 (en) 2015-05-28 2017-08-22 Seagate Technology Llc Near field transducers (NFTs) including a protective layer and methods of forming
WO2016191671A1 (en) 2015-05-28 2016-12-01 Seagate Technology Llc Devices including a near-field transducer (nft) including peg and disc from different materials
US9620152B2 (en) 2015-05-28 2017-04-11 Seagate Technology Llc Near field transducers (NFTS) and methods of making
US9928859B2 (en) 2015-05-28 2018-03-27 Seagate Technology Llc Near field transducers (NFTS) and methods of making
US9824709B2 (en) * 2015-05-28 2017-11-21 Seagate Technology Llc Near field transducers (NFTS) including barrier layer and methods of forming
US9269380B1 (en) 2015-07-10 2016-02-23 Seagate Technology Llc Devices including a near field transducer (NFT), at least one cladding layer and interlayer there between
US9972346B2 (en) 2016-02-27 2018-05-15 Seagate Technology Llc NFT with mechanically robust materials
US9852752B1 (en) * 2016-08-12 2017-12-26 Headway Technologies, Inc. Plasmon generator with metallic waveguide blocker for TAMR
US10249333B2 (en) 2017-08-25 2019-04-02 Headway Technologies, Inc. Single Rh layer optical field enhancer with pre-focusing structures
US10332553B1 (en) 2017-12-29 2019-06-25 Headway Technologies, Inc. Double ridge near-field transducers
US10186288B1 (en) 2018-04-30 2019-01-22 Headway Technologies, Inc. Method of fabricating single Rh layer optical field enhancer with pre-focusing structures
US11011192B1 (en) 2020-02-25 2021-05-18 Headway Technologies, Inc. Method of building self-aligned optical side shield structure
US11380354B2 (en) * 2020-04-22 2022-07-05 Seagate Technology Llc Heat-assisted magnetic recording head having near-field transducer with sunken plasmonic plate

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7596072B2 (en) 2004-12-22 2009-09-29 Seagate Technology Llc Optical recording using a waveguide structure and a phase change medium
JP2008059697A (ja) 2006-08-31 2008-03-13 Tdk Corp 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
JP2008059696A (ja) 2006-08-31 2008-03-13 Tdk Corp 熱アシスト磁気ヘッド
JP2008159192A (ja) 2006-12-25 2008-07-10 Tdk Corp 近接場光発生板、熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、及び、ハードディスク装置
JP5134310B2 (ja) * 2007-08-31 2013-01-30 エイチジーエスティーネザーランドビーブイ 磁気ヘッドスライダ
US8031433B2 (en) * 2008-09-05 2011-10-04 Headway Technologies, Inc. Method to make an integrated side shield PMR head with non conformal side gap
US8000178B2 (en) * 2008-10-29 2011-08-16 Tdk Corporation Near-field light generating element utilizing surface plasmon
US8116172B2 (en) * 2009-02-09 2012-02-14 Tdk Corporation Near-field light generating device including surface plasmon generating element
US8233358B2 (en) 2009-06-15 2012-07-31 Headway Technologies, Inc. Plasmon antenna with magnetic core for thermally assisted magnetic recording
US8223596B2 (en) 2009-10-19 2012-07-17 Tdk Corporation Thermally-assisted magnetic recording head with plane-emission type light source
JP5189113B2 (ja) * 2010-01-14 2013-04-24 株式会社日立製作所 熱アシスト磁気記録ヘッド及び熱アシスト磁気記録装置
US8208349B2 (en) * 2010-01-15 2012-06-26 Tdk Corporation Thermally-assisted magnetic recording head having a gap between propagation edge and magnetic pole
US8369203B2 (en) 2010-02-25 2013-02-05 Tdk Corporation Thermally-assisted magnetic recording head having concave core at light entrance surface
US8416649B2 (en) * 2010-05-11 2013-04-09 Headway Technologies, Inc. Main pole design for thermally assisted magnetic recording
US8391108B2 (en) * 2010-08-12 2013-03-05 Seagate Technology Llc Hybrid near-field transducer for heat assisted magnetic recording
US8351308B2 (en) * 2010-09-28 2013-01-08 Tdk Corporation Thermally assisted magnetic recording head having V-shaped plasmon generator
US8248890B2 (en) * 2010-11-15 2012-08-21 Tdk Corporation Thermally-assisted head including surface-plasmon resonant optical system
US8432773B2 (en) * 2010-12-08 2013-04-30 Tdk Corporation Thermally-assisted magnetic head having bank layer between magnetic pole and plasmon generator
US8305849B2 (en) * 2011-01-25 2012-11-06 Tdk Corporation Thermally-assisted magnetic head
US8254215B1 (en) * 2011-10-27 2012-08-28 Tdk Corporation Thermally-assisted magnetic recording head
US8488419B1 (en) * 2012-07-13 2013-07-16 Headway Technologies, Inc. Hybrid plasmon generator structure and process

Also Published As

Publication number Publication date
US20130148485A1 (en) 2013-06-13
JP2013122811A (ja) 2013-06-20
US8599656B2 (en) 2013-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5934084B2 (ja) 熱アシスト磁気記録ヘッドおよび平面プラズモンジェネレータ
JP5719184B2 (ja) Tamrヘッド
US8570844B1 (en) Absorption enhanced media for energy assisted magnetic recording
US9355661B2 (en) Integrated head for heat assisted magnetic recording
JP5771364B2 (ja) Tamrヘッドおよびその製造方法
JP5029724B2 (ja) 傾斜した端面を有する導波路を備えた近接場光発生素子
US8711662B2 (en) Near-field transducers for focusing light
US8200054B1 (en) High efficiency grating coupling for light delivery in EAMR
JP5684061B2 (ja) 熱アシスト磁気記録ヘッド、およびプラズモンアンテナの製造方法
JP4613009B2 (ja) データ記憶媒体上に情報を記録する書き込みヘッド及び方法
US7880996B2 (en) Ridge wave-guide for thermal assisted magnetic recording
JP6085537B2 (ja) 近接場変換器に結合されるテーパー領域を有する導波路利用熱アシスト記録(tar)ヘッド
JP2010160872A (ja) 表面プラズモン・アンテナと溝を有する導波路とを備えた近接場光発生素子
US8509037B1 (en) Layered optical waveguide and near field transducer
US20130003511A1 (en) Discrete Track Media (DTM) Design and Fabrication for Heat Assisted Magnetic Recording (HAMR)
US10147446B1 (en) Heat-assisted magnetic recording head configured to conduct heat away from slider components to a substrate
US9025422B2 (en) Plasmon generator having flare shaped section
JP6199944B2 (ja) 熱アシスト垂直磁気記録装置および熱アシスト垂直磁気記録方法
JP4685625B2 (ja) 回折格子
JP2014175037A (ja) 導波管、導波管を備える装置およびディスクドライブ
US9202494B1 (en) Split-ring resonator (SRR) NFT design for use in HAMR
US10468058B1 (en) Magnetic write head with a tapered return pole
US11380354B2 (en) Heat-assisted magnetic recording head having near-field transducer with sunken plasmonic plate

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151209

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20151209

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5934084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees