JP5931589B2 - ジャックコネクタ - Google Patents

Description

本発明は、ジャックコネクタに関し、特にＲＪ−４５ジャックコネクタに関する。

従来のＲＪ−４５ジャックコネクタに挿入されるプラグが図１Ａ、図１Ｂ及び図１Ｃに示される。図１Ａは、プラグが挿入される前の状態の従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す斜視図である。図１Ｂは、プラグが挿入された後の状態の従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す斜視図である。図１Ｃは、プラグが挿入された後の状態の従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを断面した斜視図である。

最初に、図１Ａを参照して、従来のジャックコネクタの各部品について説明する。図１Ａには、プラグ１１及びジャックコネクタ１２が示される。プラグ１１の上面は係合片１１１を有する。係合片１１１の左右両側はそれぞれ係合壁１１２を有する。ジャックコネクタ１２は本体１２１を有する。プラグが挿入される本体１２１の一面はシュラウド１２２を有する。シュラウド１２２の内面は、図１に示される２個の係合板１２３を有する。これら２個の係合板１２３は、プラグ１１がジャックコネクタ１２内に挿入される際に、プラグ１１の上面の左右両側に形成された係合壁１１２に係止するよう構成される。

図１Ａ及び図１Ｂを参照して、従来のジャックコネクタへの従来のプラグの挿入について説明する。図１Ａに示されるように、プラグ１１がジャックコネクタ１２に挿入されると、ユーザは、プラグ１１をジャックコネクタ１２に適正に挿入できるように、プラグ１１の係合片１１１をジャックコネクタ１２のシュラウド１２２に整列させる必要がある。プラグ１１がジャックコネクタ１２内に十分な深さで挿入された後、ジャックコネクタ１２のシュラウド１２２に設けられた係合板１２３は、プラグ１１の上面の左右両側の係合壁１１２に係止することができる。このようにして、プラグ１１は、ジャックコネクタ１２に固定されるよう挿入することができる。

プラグが従来のＲＪ−４５ジャックコネクタに挿入された後の状態を断面した斜視図である図１Ｃを参照されたい。図１Ｃに示されるように、ジャックコネクタ１２のシュラウド１２２に設けられた２個の係合板１２３は、プラグ１１がジャックコネクタ１２に固定されるよう挿入することができるように、プラグ１１の上面の左右両側で係合壁１１２に係止する。

特開平１１−２８３６９０号公報

従来のＲＪ−４５ジャックコネクタの構造を示す概略図である図１Ｄ及び図１Ｅを参照されたい。図１Ｄは、従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す斜視図である。図１Ｅは、従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す正面図である。以下、プラグが従来のＲＪ−４５ジャックコネクタに挿入される際に生ずる問題について、図１Ｄ及び図１Ｅを参照して説明する。

図１Ｄに示されるように、ジャックコネクタ１２のシュラウド１２２に設けられた２枚の係合板１２３は、プラグ１１がジャックコネクタ１２に固定されるよう挿入することができるように、プラグ１１の上面の左右両側で係合壁１１２に係止する。係合部がシュラウド１２２の上面に配置されると共にシュラウド１２２の寸法が図１Ｅに示されるように本体１２２の寸法により制限されるので、係合板１２３を有するシュラウド１２２の一部の寸法をさらに小さくすることができない。このため、この分野のハードウエアの小型化設計に求められる最新の要求事項に合致しない。図１Ｅに示されるように、このような従来のＲＪ−４５ジャックコネクタにおけるシュラウド１２２の上側部分の幅は、3.55mm未満にすることが困難であった。

上述の問題に鑑み、この分野のコネクタ製造業者にとって、ジャックコネクタの寸法を小さくでき、ジャックコネクタ内にプラグを挿入できる新規のＲＪ−４５を提案することが重要である。

従来技術の上述の問題を解決するために、本発明の目的は、以下のジャックコネクタを提供することである。すなわち、ジャックコネクタは、一側面に横開口を有すると共にその一側面に連結された上面に上開口を有する本体と、本体に設けられた複数のコンタクト端子と、上開口を取り囲むように本体の上面に実装された係合組立体とを具備し、係合組立体は、上開口から突出する２個の係合板を有し、プラグが横開口を通ってジャックコネクタ内に挿入されると、ジャックコネクタの２個の係合板は、プラグがコンタクト端子を介してジャックコネクタに電気接続できるように、プラグの上面の係合片の２個の係合壁に連結されると共に係合壁とプラグの本体との間に配置された垂直壁に係合する。

好適には、ジャックコネクタはＲＪ−４５ジャックコネクタである。

好適には、係合組立体は略逆Ｕ形状に形成される。２個の係合板は、逆Ｕ形状の係合組立体の２個の自由端近傍にそれぞれ設けられる。

好適には、上開口から突出する２個の係合板は、横開口を通ってプラグをジャックコネクタに挿入できる形状に形成される。

好適には、プラグの上面は係合片を有する。プラグが横開口を通ってジャックコネクタに挿入されると、本体の上開口は、係合片を受容するよう構成される。

プラグが挿入される前の状態の従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す斜視図である。 プラグが挿入された後の状態の従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す斜視図である。 プラグが挿入された後の状態の従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを断面した斜視図である。 従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す斜視図である。 従来のＲＪ−４５ジャックコネクタを示す正面図である。 プラグが挿入される前の状態の本発明に係るジャックコネクタを示す斜視図である。 プラグが挿入された後の状態の本発明に係るジャックコネクタを示す斜視図である。 プラグが挿入された後の状態の本発明に係るジャックコネクタを断面した斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタを示す斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタを示す正面図である。 本発明に係るジャックコネクタの組立工程を示す斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタの組立工程を示す斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタの組立工程を示す斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタの組立工程を示す斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタを上から見た斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタの接続状態を上から見た斜視図である。 本発明に係るジャックコネクタの接続状態を正面から見た斜視図である。

本発明に係るＲＪ−４５ジャックコネクタを示す図２Ａないし図２Ｃを参照されたい。図２Ａは、プラグが挿入される前の状態の本発明に係るジャックコネクタを示す斜視図である。図２Ｂは、プラグが挿入された後の状態の本発明に係るジャックコネクタを示す斜視図である。図２Ｃは、プラグが挿入された後の状態の本発明に係るジャックコネクタを断面した斜視図である。

最初に、図２Ａを参照して、本発明に係るジャックコネクタの各部品について説明する。図２Ａにおいて、プラグ２１と嵌合するためのジャックコネクタはコネクタ部２２を具備する。プラグ２１の上面は係合片２１１を有する。係合片２１１の左右両側はそれぞれ係合壁２１２を有する。コネクタ部２２の本体２２１の一側面は横開口２２２を有する。横開口２２２を有する側面に連結された上面２２３には、上開口２２４が設けられる。コンタクト端子２２５の一部は、本体２２１に受容されると共にプラグ２１に電気接続される。

本発明の特徴は以下の通りである。すなわち、本体２２１の上面２２３は係合組立体２２６を具備する。係合組立体２２６は、上開口２２４から突出する２個の係合板２２６１を有する。プラグ２１が横開口２２２を通ってコネクタ部２２に挿入されると、コネクタ部２２の２個の係合板２２６１がプラグ２１と係合するので、プラグ２１はコネクタ端子２２５を介してコネクタ部２２に電気接続することができる。

次に、図２Ａ及び図２Ｂを参照して、本発明に係るコネクタ部２２に挿入されるプラグ２１について説明する。図２Ａに示されるように、プラグ２１がコネクタ部２２に挿入されると、ユーザは、プラグ２１がコネクタ部２２に挿入できるようにコネクタ部２２の挿入ポートにプラグ２１の係合片２１１を整列させねばならない。プラグ２１がコネクタ部２２内に十分な深さで挿入されると、コネクタ部２２の係合組立体２２６の２個の係合板２２６１は、プラグ２１の上面の左右両側の２個の係合壁２１２に連結された２個の垂直壁２１３に係止する。このようにして、プラグ２１は、コネクタ部２２に固定することができる。

本発明に係るジャックコネクタにプラグが挿入された状態を断面した斜視図である図２Ｃを参照されたい。図２Ｃに示されるように、コネクタ部２２の係合組立体２２６の２個の係合板２２６１は、プラグ２１の上面の左右両側の２個の係合壁２１２に連結された２個の垂直壁２１３に係止する。このようにして、プラグ２１は、コネクタ部２２に固定することができると共に、コンタクト端子２２５を介してコネクタ部２２に電気接続することができる。

本発明に係るＲＪ−４５ジャックコネクタを示す概略図である図２Ｄ及び図２Ｅを参照されたい。図２Ｄは、本発明に係るジャックコネクタを示す斜視図である。図２Ｅは、本発明に係るジャックコネクタを示す正面図である。以下、プラグが挿入される際の従来技術を凌駕する本発明に係るジャックコネクタの利点について、図２Ｄ及び図２Ｅを参照して説明する。

図２Ｄに示されるように、コネクタ部２２の係合組立体２２６の２枚の係合板２２６１は、プラグ２１の上面の左右両側の係合壁２１２に連結された垂直壁２１３に係止する。このようにして、プラグ２１は、コネクタ部２２に固定することができると共に、コンタクト端子２２５を介してコネクタ部２２に電気接続することができる。係合組立体２２６の厚さは図２Ｅに示されるようにプラグ２１及びコネクタ部２２間の係合方向を決定するので、コネクタ部２２の寸法はさらに小さくなり、この分野におけるハードウエアの小型化設計の要求事項に合致する。図２Ｅに示されるように、本発明に係るＲＪ−４５ジャックコネクタの上面の幅は、1.7mmにすることができる。

本発明に係るＲＪ−４５ジャックコネクタの組立工程を示す概略図である図３Ａないし図３Ｄを参照されたい。図３Ａに示されるように、コネクタ部２２の本体２２１の一側面は、横開口２２２を具備する。横開口２２２を有する側面に連結された上面２２３は、上開口２２４を具備する。コンタクト端子２２５の一部は本体２２１に受容される。係合組立体２２６は２個の係合板２２６１を有する。

係合組立体２２６が本体２２１の上面２２３に実装されると、図３Ｂに示されるように、係合組立体２２６は、上開口２２４の両側のフランジ２２７に沿って摺動する。このため、図３Ｃに示されるように、係合組立体２２６の２個の係合板２２６１は、最終的にフランジ２２７の開口２２７１からそれぞれ突出する。

最後に、図３Ｄに示されるように、係合組立体２２６は、本体２２１の上面にリベット留めされる。

本発明に係るＲＪ−４５ジャックコネクタを上から見た図４を参照されたい。図４において、係合組立体２２６は略逆Ｕ形状に形成され、２個の係合板２２６１は逆Ｕ形状の係合組立体２２６の２個の自由端付近に設けられる。さらに、上開口２２４から突出する２個の係合板２２６１は、プラグを横開口２２２を通ってジャックコネクタに挿入することができる形状に形成される。

本発明に係るＲＪ−４５時圧接コンタクトの接続状態を示す概略図である図５Ａ及び図５Ｂを参照されたい。図５Ａは、本発明に係るジャックコネクタの接続状態を上から見た斜視図である。図５Ｂは、本発明に係るジャックコネクタの接続状態を正面から見た斜視図である。これらの図面に示されるように、プラグ２１が横開口を通ってジャックコネクタに挿入されると、係合組立体２２６の２個の係合板２２６１は、プラグ２１の２個の係合壁２１２に連結された垂直壁２１３に係合する。

上述の説明によれば、本発明に係るＲＪ−４５ジャックコネクタは、簡単な構造を有し、寸法が小さくなり、この分野における最新のコネクタの小型化設計の要求事項に合致する。

２１ プラグ
２１１ 係合片
２１２ 係合壁
２１３ 垂直壁
２２１ 本体
２２２ 横開口
２２３ 上面
２２４ 上開口
２２５ コンタクト端子
２２６ 係合組立体
２２６１ 係合板

Claims (5)

1. 一側面に横開口を有すると共に前記一側面に連結された上面に上開口を有する本体と、
   前記本体に設けられた複数のコンタクト端子と、
   前記上開口を取り囲むように前記本体の前記上面に実装された係合組立体と
   を具備するジャックコネクタであって、
   前記係合組立体は、前記上開口から突出する２個の係合板を有し、
   プラグが前記横開口を通って前記ジャックコネクタ内に挿入されると、前記ジャックコネクタの前記２個の係合板は、前記プラグが前記コンタクト端子を介して前記ジャックコネクタに電気接続できるように、前記プラグの上面の係合片の２個の係合壁に連結されると共に前記係合壁と前記プラグの本体との間に配置された垂直壁に係合することを特徴とするジャックコネクタ。
2. 前記ジャックコネクタはＲＪ−４５ジャックコネクタであることを特徴とする請求項１記載のジャックコネクタ。
3. 前記係合組立体は略逆Ｕ形状に形成され、
   前記２個の係合板は、前記係合組立体の２個の自由端近傍にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項１記載のジャックコネクタ。
4. 前記上開口から突出する前記２個の係合板は、前記横開口を通って前記プラグを前記ジャックコネクタに挿入できる形状に形成されることを特徴とする請求項１記載のジャックコネクタ。
5. 前記プラグが前記横開口を通って前記ジャックコネクタに挿入されると、前記本体の前記上開口は、前記係合片を受容するよう構成されることを特徴とする請求項１記載のジャックコネクタ。

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