JP5931560B2 - コネクタ部材接続構造 - Google Patents

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本発明は、管状部を備えるコネクタ部材の接続構造に関する。特に複数のコネクタ部材が同じ接続対象物に対し並んで接続されるコネクタ部材接続構造に関する。
水やオイルなどの液や、ガスなどの気体を、ゴムチューブなどの配管により送る配送システムが、種々の分野で実現されている。これら配送システムにおいては、コントロールバルブ本体などに対し、コネクタ部材を介して複数の配管を接続することが多い。
複数の配管やコネクタ部材が同一部材に接続されると、コネクタ部材や配管の接続を誤る可能性、すなわち、誤組付けの可能性がある。誤組付けされると、配送システムが所望の機能を発揮できない。
配管システムのコネクタ部材の誤組付けを防止する技術として、例えば、特許文献1のようなものが知られている。特許文献1には、配管の誤組付けを防止するために、被取付体に突出部を設けることが開示されている。
実開平02−110792号公報
配管システムが複雑化するに従い、多くの配管が1つの部材に配管されるようになっている。また、省スペース化の要請などから、配管が格子状に配置されて接続されることも多い。例えば、図11に示したコネクタ部材接続構造の例では、合計4本(4系統)の配管が1つの部材(コネクタハウジング99)に取付けられる。コネクタハウジング99には、コネクタ部材の管状部を挿入するための取付け穴が、4つ(a、b、c、d)、略正方形状に設けられている(図11左側)。
この従来技術の例においては、コネクタハウジングには、2種類のコネクタ部材91,92が取付けられる。図12に示すようにコネクタ部材には、それぞれ2つの管状部95,95が設けられている。2つの管状部の間は板状の連結部材でつながれて、コネクタ部材は略H字状に形成されている。コネクタ部材の管状部95、95をコネクタハウジングの穴a、b、c、dに挿入し、コネクタ部材の他端に設けられる接続部a1、b1、c1、d1に配管(ゴムチューブなど)が接続されて、配送システムが構成される。
コネクタ部材91,92は、コネクタハウジング99に対して、所定の位置及び姿勢で組み付けられる。この例では、穴aと接続部a1が、穴bと接続部b1が、穴cと接続部c1が、穴dと接続部d1が、それぞれ対応し連絡するように組み付けられるのが、正しい配置である(図11右側)。
このようなコネクタ部材の接続において、取付穴の配置が正方形状であり、穴ピッチがほぼ共通しているため、以下に示すように、種々の誤組付けの可能性がある。
(1)正しくは第2コネクタ部材92が取付けられるべき場所に第1コネクタ部材91を取付けてしまうような、部品を取り違える誤組付け(図13(a))
(2)穴aに他端b1を、穴bに他端a1を対応させてしまうような、コネクタ部材91の組付け姿勢を逆にしてしまう誤組付け(図13(b))
(3)穴aと穴bに接続されるべき第1取付部材91の姿勢を間違って、穴aと穴cに接続してしまい、穴cと穴dに接続されるべき第2取付部材92の姿勢を間違って、穴bと穴dに接続してしまう誤組付け(図13(c))
(4)第2取付部材92の姿勢を誤って、穴cと穴dに管状部95、95ではなく他端に設けられた接続部c1、d1を挿入してしまうという、挿入する向きを誤った誤組付け(図13(d))
本発明の目的は、複数のコネクタ部材が接続されるコネクタ部材接続構造において、コネクタ部材の誤組付けを予防・抑制することにある。
発明者は、鋭意検討の結果、複数のコネクタ部材の中で互いに隣接するコネクタ部材同士が嵌合しあうようにするとコネクタ部材の組み合わせと姿勢を効率的に規制でき、コネクタ部材の誤組付けの抑制に効果的であることを知見し、本発明を完成させた。
本発明は、コネクタハウジングに複数のコネクタ部材が接続されると共にコネクタハウジングには格子状に複数の取付け穴が設けられ、それぞれのコネクタ部材には管状部が設けられて、管状部が取付け穴に挿入されるコネクタ部材接続構造であって、それぞれのコネクタ部材には、管状部半径方向外側に向けて延在する延出部が設けられ、互いに隣接配置されるコネクタ部材では、それぞれの延出部の一部が互いに嵌合可能な嵌合部とされるとともに、一方のコネクタ部材の嵌合部は、コネクタ部材の管状部の軸に沿って見て、延出部の側縁から外側に向かって突出するよう設けられた嵌合凸片を含むよう構成され、
他方のコネクタ部材の嵌合部は、コネクタ部材の管状部の軸に沿って見て、延出部の側縁から内側に向かって凹入するよう設けられた嵌合凹所を含むよう構成されて、嵌合部は、隣接するコネクタ部材の種類及び姿勢が正しい場合には嵌合可能であるが、隣接するコネクタ部材の種類及び/または姿勢が正しくない場合には、嵌合しないように形成されており、かつ、少なくとも1つのコネクタ部材の延出部とコネクタハウジングとには、互いに対をなすように凸部と凹部が設けられて、コネクタハウジングに対するコネクタ部材の位置及び姿勢が正しい場合には、凸部と凹部が対応して組み付け可能となるが、コネクタハウジングに対するコネクタ部材の位置及び/または姿勢が正しくない場合には、凸部がコネクタハウジングまたは延出部に干渉して組付けを阻害する、コネクタ部材接続構造である(第1発明)。
第1発明においては、互いに隣接するコネクタ部材のうち、一方のコネクタ部材の管状部が軸方向で反対向きである場合には、嵌合部が嵌合せず、組付けを阻害するようにすることが好ましい(第2発明)。また、第1発明においては、凹部と凸部は、コネクタ部材の管状部が軸方向で反対向きである場合には、凸部が干渉して組付けを阻害するようにすることが好ましい(第3発明)。また、第1発明においては、それぞれのコネクタ部材の嵌合部は、同種のコネクタ部材同士では嵌合しないように形成されることが好ましい(第4発明)。
本発明のコネクタ部材接続構造(第1発明)によれば、嵌合部や凸部/凹部を設けるという簡単な構成で、コネクタ部材の誤組付けを抑制・予防できるという効果が得られる。特に、嵌合部を、コネクタ部材の管状部の軸に沿って見て延出部から突出する嵌合凸片や延出部から凹入する嵌合凹所を含むように構成したので、目視によっても、コネクタ部材の誤組付けをたやすく発見できて、誤組付けの抑制・予防がより効果的である。
さらに、第2発明や第3発明のようにすれば、コネクタ部材が反対向きに取付けられることも予防できる。また、第4発明のようにすれば、組付けるべきコネクタ部材の種類を間違うことがより確実に予防できる。
本発明第1実施形態のコネクタ部材接続構造を示す正面図及び断面図である。 第1実施形態におけるコネクタハウジングの構造を示す正面図及び断面図である。 第1実施形態における第1コネクタ部材の構造を示す正面図及び断面図である。 第1実施形態における第2コネクタ部材の構造を示す正面図及び断面図である。 第1コネクタ部材と第2コネクタ部材の嵌合部が嵌合していない状況を示す図である。 コネクタハウジングの凸部と第1コネクタ部材の延出部が干渉した状況を示す図である。 嵌合部の他の実施形態の例を示す断面図である。 コネクタ部材が互いに嵌合する他の形態例を示す図である。 本発明の更に他の実施形態例を示す図である 本発明における凸部と凹部の更に他の実施形態例を示す図である。 コネクタハウジング及び、従来技術によるコネクタ部材接続構造の例を示す図である。 従来技術による例における第1コネクタ部材および第2コネクタ部材の構造を示す図である。 従来技術による例におけるコネクタ部材の誤組付けの例を示す図である。
以下図面を参照しながら、液体の配送システムを例として、本発明の実施形態について説明する。本発明は以下に示す個別の実施形態に限定されるものではなく、その形態を変更して実施することもできる。液体の配送システムとしては、飲料の自動販売機の原液や水・お湯をそれぞれ適量送出するシステムや、液体を集合・分配するための集合分岐配管系、コントロールバルブを含む油圧装置などが例示される。配送システムは気体を配送するものであっても良い。
コネクタ部材は、これら配送システム内において、コントロールバルブなどに各種配管(例えばゴムチューブなど)を接続する箇所に用いられる。図1にも示されるように、コネクタハウジング3(例えばコントロールバルブボディ)に、コネクタ部材1,2の一端(管状部)が挿入され接続される。そして、コネクタ部材の他端側に、ゴムチューブなどの配管(図示せず)が接続されて、コネクタハウジング中の管路と配管とが接続され、一連の液体の配送システムが構成される。
ここで、コネクタハウジングとは、複数のコネクタ部材が接続される、被接続部材(接続対象物)のことである。コネクタハウジングとしては、例えば、配管の集合・分岐部材や、流れを制御するコントロールバルブやディスペンサなどが例示できる。本実施形態におけるコネクタハウジング3の構造を図2に示す。なお、図1、図2においては、コネクタハウジング3は、コネクタ部材が接続される部位の近くのみを簡略化して示し、他の部分及び詳細な構造の図示は省略している。他の図でも同様である。
コネクタハウジング3には、コネクタ部材が挿入される複数の(本実施形態では4つの)取付け穴H1,H2,H3,H4が、格子状に設けられている。本実施形態では、穴H1,H2,H3,H4は正方形状に配置されている。即ち穴H1と穴H2のピッチP1と、穴H3と穴H4のピッチP2と、穴H2と穴H4のピッチP3とは、互いにほぼ同じ寸法とされている。これらの穴は、コネクタハウジングの内部で、液体を送る管路と、それぞれ連通している。
また、コネクタハウジング3には、凸部31が設けられている。凸部31は、コネクタ部材1,2が挿入される方向に沿って突出して設けられている。後述するように、凸部31は誤組付けを防止する役割を果たす。本実施形態においては、凸部31は、円柱状(ピン状)に設けられている。凸部はその他角柱状や、板状、筒状、ブロック状であっても良い。
本実施形態においては、コネクタハウジング3に対し、2種類のコネクタ部材、即ち第1コネクタ部材1と第2コネクタ部材2とが接続される。図3に第1コネクタ部材1の形状を、図4に第2コネクタ部材2の形状を示す。コネクタ部材1,2は例えば合成樹脂の射出成形によって形成された部材とすることができる。
第1コネクタ部材1は、管状部12、12を有する。管状部12はコネクタハウジングの穴に挿入される部分である。本実施形態では、第1コネクタ部材1に管状部は2つ設けられており、2つの管路を接続することができる。管状部12,12は、コネクタハウジング3に設けられた穴のピッチP1に対応する間隔で設けられる。管状部の反対側には、接続部13a、13bが設けられている。管状部と接続部とは、その内部が管路としてつながっている。第1コネクタ部材1に配管を接続する際には、接続部13a、13bに接続する。
これら管状部12,12や接続部13a、13bの間をつなぐように延出部11が設けられ、第1コネクタ部材1は略H字状に形成されている。延出部11は、管状部12の外周から、管状部の半径方向外側に向かって延出する部分である。本実施形態においては、延出部は、管状部の軸と直交するような板状に設けられている。
第2コネクタ部材2も、第1コネクタ部材1と同様に、2つの管状部22,22と接続部23a、23b、延出部21を有し、略H字状に形成されている。
図1に示すように、第1コネクタ部材1と第2コネクタ部材2とは、並んだ状態でコネクタハウジング3に接続される。そして、これら隣接配置されるコネクタ部材1,2では、それぞれの延出部11,21の一部が互いに嵌合可能な嵌合部とされている。
即ち、本実施形態では、第1コネクタ部材1の延出部11の1つの側縁(図3正面図の右側の側縁)には、嵌合凸片11aが外側に向かって突出するように設けられると共に、嵌合凹所11cが設けられており、この部分が嵌合部となっている。一方、第2コネクタ部材2の延出部21の1つの側縁(図4正面図の左側の側縁)には、嵌合凹所21bと嵌合凸片21aが設けられており、この部分が嵌合部である。
コネクタ部材1,2が隣接配置され、接続される際には、嵌合凸片11aと嵌合凹所21bが、嵌合凹所11cと嵌合凸片21aが、それぞれ嵌合して、第1コネクタ部材1の管状部12と第2コネクタ部材2の管状部22の間のピッチが所定の間隔(P3)となって、コネクタハウジング3に組付け可能となる。
延出部に設けられる嵌合部(本実施形態では嵌合凸片や嵌合凹所を有する嵌合部)は、第1コネクタ部材1と第2コネクタ部材の部材の種類及び姿勢が正しい場合に嵌合し、種類が間違っている場合や、姿勢が間違っているような場合には、嵌合しないように設けられる。
また、本実施形態においては、第1コネクタ部材1の延出部11には、嵌合凸片11aと嵌合凹所11cが設けられる側とは反対側に、凸片11bが外側に突出するように設けられている。また、第2コネクタ部材2の延出部21の嵌合凸片21aと嵌合凹所21bが設けられる側と反対側には、凸片も凹所も設けられず、延出部は略直線状とされている。
コネクタ部材の延出部11,21がこのように形成されていることによって、例えば、図5に示すように、第2コネクタ部材の姿勢を正しい姿勢とは反対に(管状部軸線周りに反対に、即ち図5において上下さかさまに)取り付けようとしても、嵌合凸片11aが干渉して、第1コネクタ部材1の管状部12と第2コネクタ部材2の管状部22との間の間隔PFが大きくなってしまい、取付け穴のピッチがP3とされたコネクタハウジング3には組付けることができなくなって、誤組付けが防止される。同様に、他の姿勢間違いが起ころうとすると、嵌合凸片11aや嵌合凸片21aや凸片11bが干渉し、組付けを阻害する。
嵌合部の具体的形状は特に限定されない。嵌合凸片や嵌合凹所を設ける位置や間隔などによって、嵌合部の嵌合可能/不可能を設定できる。あるいは、嵌合凸片や嵌合凹所の形状(三角形状、四角形状、半円状など)によって、あるいは、嵌合凸片や嵌合凹所の大きさや数によって、嵌合部の嵌合可能/不可能を設定できる。これらを適宜組み合わせて、隣接するコネクタ部材の種類及び姿勢が正しい場合には嵌合可能であるが、隣接するコネクタ部材の種類及び/または姿勢が正しくない場合には、嵌合しないようにすればよい。
また、さらに、本実施形態では、コネクタハウジング3に設けられた凸部31に対応して、コネクタ部材延出部(本実施形態では第2コネクタ部材2の延出部21)に、凹部21xが設けられている。
凸部31と凹部21xとは、図1に示すように、コネクタ部材1,2が正しい配置・姿勢でコネクタハウジング3に組付けられる場合には、こられが対応して干渉しなくなるように、対をなして設けられている。一方、図6に示すように、嵌合し組み合わせられたコネクタ部材1,2が、管状部軸線周りに90度回転(右回り)した誤った姿勢でコネクタハウジング3に組みつけられようとすると、凸部31と、第1コネクタ部材の延出部11とが干渉して、第1コネクタ部材1を奥まで挿入できなくなり、組付けが阻害されて、誤組付けであることがわかって、誤組付けを予防できる。
このようにして、第1実施形態のコネクタ部材接続構造によれば、コネクタハウジング3の取付け穴H1,H2,H3,H4に対し、それぞれ接続部13a、13b、23a、23bが対応するように接続するという、正しいコネクタ部材の接続が実現される。それ以外の誤った組付けが行われようとしても、そのような組付けは阻害されて、誤組付けが予防される。
凸部と凹部とは、正しい位置及び姿勢の場合に干渉せずに組付けでき、誤った位置または姿勢の場合には、凸部が干渉して、組付けを阻害し、誤組付けを検知可能なものであれば、その具体的形態は特に限定されない。例えば、上記実施形態では、凸部31をコネクタハウジング3に、凹部21xを第2コネクタ部材2の延出部21に設けた例を示したが、凸部をコネクタ部材延出部の側に設け、凹部をコネクタハウジングの側に設けても良い。また、凸部や凹部は、一部のコネクタ部材にのみ設けられ、他のコネクタ部材には設けられていなくても良い。
凸部の具体的形態は、前述したように、ピン状、柱上、筒状、板状、ブロック状などとすすることができる。また、凹部の具体的形態は、上記実施形態のように、延出部の周縁を切り欠いた形態であってもよく、貫通穴や、所定の深さを有する穴(有底穴)、溝などであってもよい。また、コネクタ部材の延出部を、凸部と干渉しうる程度に外側に延出して形成された部分と、凸部とは干渉しない程度にしか外側に延出していない部分とによって構成し、後者の凸部とは干渉しない程度にしか外側に延出していない部分を前記凹部とすることもできる(例えば後述する図9の例)。
上記実施形態が有する作用及び効果について説明する。
第1コネクタ部材と第2コネクタ部材とは、それぞれの延出部11,21の一部が互いに嵌合可能な形状を有する嵌合部とされている。そして、嵌合部は、隣接するコネクタ部材の種類及び姿勢が正しい場合には嵌合可能であるが、隣接するコネクタ部材の種類及び/または姿勢が正しくない場合には、嵌合しないように形成されているので、コネクタ部品間の順序や向きの誤りが生ずる可能性の大部分を排除できる。
そして、少なくとも1つのコネクタ部材の延出部とコネクタハウジングとには、互いに対をなすように凸部と凹部が設けられているので、組み合わされた第1コネクタ部材1と第2コネクタ部材2が、誤った姿勢で取付けられる可能性の大部分を排除できる。
従って、上記実施形態のコネクタ部材接続構造によれば、嵌合部、凸部凹部といった、簡単な構成を追加するだけで、コネクタ部材の誤組付けを効果的に抑制・予防できる。
さらに、上記実施形態においては、第1コネクタ部材1の延出部11の一方の端縁には凸片11bも設けられ、他方の端縁には、嵌合凸片11aと嵌合凹所11cが設けられていて、両端縁は互いに嵌合しない異なる形状とされている。そして、第1コネクタ部材1の延出部の嵌合部の形態も、第1コネクタ部材の嵌合部同士では、嵌合しないように形成されている。このようにすれば、第1コネクタ部材同士を組みつけてしまうという誤組付けも予防できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変をして実施することができる。以下に本発明の他の実施形態について説明するが、以下の説明においては、上記実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様である部分についてはその詳細な説明を省略する。また、以下に示す実施形態は、その一部を互いに組み合わせて、あるいは、その一部を置き換えて実施することもできる。
図7には、コネクタ部材延出部に設けられる嵌合部の変形例を示す。上記第1実施形態においては、嵌合部は、管状部12、22の軸方向と平行なまっすぐな端面を有するように設けられていたが、図7に示す変形例では、嵌合部は異なる端面形状を有している。
図7(a)に示す変形例では、第1コネクタ部材4の延出部41と第2コネクタ部材5の延出部51とが、隣接配置される際に互いに嵌合する嵌合部において、嵌合部が、管状部42,52の軸方向に対して傾斜した傾斜面同士で嵌合するようにされている。また、図7(b)に示す変形例では、第1コネクタ部材6の延出部61と第2コネクタ部材7の延出部71とが、隣接配置される際に互いに嵌合する嵌合部において、嵌合部が、階段状に形成された段差を有する面同士で嵌合するようにされている。
嵌合部がこのような形態とされていると、コネクタ部材のいずれか一方の管状部が反対向き(図7において下側に管状部があるべきところを上側に管状部がある状態)となった場合には、嵌合部が嵌合しない。そして、その場合には、第1コネクタ部材と第2コネクタ部材の間隔が所期の間隔よりも広くなるので、両者をコネクタハウジングに組付けることができなくなり、誤組付けが予防される。
図8には、さらに他の変形例を示す。図8に示す実施形態においては、コネクタハウジングには、6個の取付け穴が格子状に設けられている。
このような場合には、図8(a)に示すように、管状部と接続部をそれぞれ2つずつ有する3種類のコネクタ部材81,82,83を用いて、第1実施形態と同様なコネクタ部材接続構造とすることができる。即ち、第1コネクタ部材81と第2コネクタ部材82の延出部の一部を第1嵌合部とし、第2コネクタ部材82と第3コネクタ部材83の延出部の一部を第2嵌合部とし、第1嵌合部と第2嵌合部がうまく嵌合した場合に限り、3つのコネクタ部材が正しい順序及び間隔で相対的に配置されるようにできる。好ましくは、本実施形態に示すように、第1嵌合部と第2嵌合部の嵌合形状を変えることが好ましい。なお、本実施形態においては、コネクタハウジングにピン状の凸部31を設け、コネクタ部材81の延出部に凸部31に対応した凹部(貫通穴81x)を設けて、組み合わされたコネクタ部材81,82,83の姿勢が正しく組み付けられるようにされている。
また、ピン状の凸部31によって、コネクタ部材82,83が、コネクタ部材81が取付けられるべき位置に誤って取付けられようとしても、その取付が阻害されて、誤組付けであることが検知できる。
また、図8(b)に示すように、管状部と接続部をそれぞれ3つずつ有する2種類のコネクタ部材84,85を用いて、第1実施形態と同様なコネクタ部材接続構造とすることもできる。隣接する第1コネクタ部材84と第2コネクタ部材85の延出部の一部は嵌合部とされて、嵌合部がうまく勘合した場合に、2つのコネクタ部材84,85が正しい組み合わせ及び間隔で相対的に配置されるようにできる。なお、本実施形態においては、コネクタハウジングに円筒状の凸部32を設け、コネクタ部材84の延出部に凸部32に対応した凹部(切り欠き84x)を設けている。
図9には、さらに他の実施形態の例を示す。本実施形態は、第1実施形態と比べ、延出部の形状が異なっている。本実施形態においては、コネクタ部材86,87の延出部は、管状部の外側への張り出しが小さい部分(相対的に引っ込んだ部分)と、管状部の外側への張り出しが大きな部分(相対的に張り出した部分861,862,871)とを有する。そして、コネクタハウジングには、ピン状の凸部31が、コネクタ部材延出部の相対的に引っ込んだ部分よりも外側となる領域に設けられている。また、延出部の相対的に張り出した部分861,862,871は、組み合わされたコネクタ部材86,87が、管状部軸方向周りに回転して誤組付けされるような場合に、凸部31と干渉するような位置に設けられている。このような構成によっても、コネクタ部材の誤組付けが予防される。本実施形態においては、延出部の相対的に引っ込んだ部分が、第1実施形態における凹部21xに相当する。
図10には、さらに他の実施形態の例を示す。本実施形態では、第1実施形態と比べ、延出部に設けられる凹部が所定の深さを有する穴(有底穴)である点が異なっている。本実施形態でも、コネクタ部材88,89が正しい配置及び姿勢で組み付けられる場合には、コネクタハウジングに設けられたピン状の凸部31と、コネクタ部材89の延出部891に設けられた有底穴とが対応してうまくはまりあって、組みつけがうまくいく。
一方、本実施形態において、コネクタ部材89を、管状部892が反対向きに(図10で本来は下側に管状部892が来るべきところを、上側に来るように)取付けようとすると、延出部に設けられた凹部が有底穴であるために、凸部31が延出部891と干渉して、組付けが阻害され、誤組付けであることが検知でき、誤組付けを予防できる。即ち、コネクタ部材の延出部に凹部を設ける場合には、貫通していない形態の凹部(例えば溝や有底穴)とすると、コネクタ部材を管状部が反対向きになるように組みつけてしまう誤組付けをより効果的に予防できる。
コネクタ部材が有する管状部や接続部の数は、上記実施形態に示したように、2つまたは3つであっても良いが、特にこれには限定されず、1つまたは4つ以上であっても良い。複数の管状部や接続部がコネクタ部材に設けられる場合には、それら管状部や接続部が1つの平面に沿って配置されるようにすることが好ましい。
コネクタハウジングとコネクタ部材とに、対をなすように設けられる凸部と凹部は、上記実施形態に示したように、1つの凸部を有するように設けても良いが、凸部を2つ以上有するようにしても良い。すなわち、凸部は、少なくとも1つ設けられればよい。
コネクタハウジングに挿入されるコネクタ部材の管状部の具体的形状には、特に制限はなく、必要に応じ、固定するためのリング部や、爪、ノッチ、あるいは、シール部材やロック機構などを適宜備えさせても良い。また、コネクタ部材の管状部とは反対側の接続部の具体的形状も、接続部に接続すべき配管にあわせた形状とすればよい。
また、本発明は、上記実施形態で説明した技術分野に限定されるものではなく、ガスを送る配管システムや、圧力伝達システムなど、多様な技術分野に応用できる。
本発明のコネクタ部材接続構造は、例えば液体の配送システムに使用でき、コネクタ部材の誤組付けを予防できて産業上の利用価値が高い。
1 第1コネクタ部材
11 延出部
11a 嵌合凸片
11b 凸片
11c 嵌合凹所
12 管状部
13a、13b 接続部
2 第2コネクタ部材
21 延出部
21a 嵌合凸片
21b 嵌合凹所
21x 凹部
22 管状部
23a、23b 接続部
3 コネクタハウジング
31 凸部
H1,H2,H3,H4 取付け穴

Claims (4)

  1. コネクタハウジングに複数のコネクタ部材が接続されると共に
    コネクタハウジングには格子状に複数の取付け穴が設けられ、それぞれのコネクタ部材には管状部が設けられて、管状部が取付け穴に挿入されるコネクタ部材接続構造であって、
    それぞれのコネクタ部材には、管状部半径方向外側に向けて延在する延出部が設けられ、
    互いに隣接配置されるコネクタ部材では、それぞれの延出部の一部が互いに嵌合可能な嵌合部とされるとともに、
    一方のコネクタ部材の嵌合部は、コネクタ部材の管状部の軸に沿って見て、延出部の側縁から外側に向かって突出するよう設けられた嵌合凸片を含むよう構成され、
    他方のコネクタ部材の嵌合部は、コネクタ部材の管状部の軸に沿って見て、延出部の側縁から内側に向かって凹入するよう設けられた嵌合凹所を含むよう構成されて、
    嵌合部は、隣接するコネクタ部材の種類及び姿勢が正しい場合には嵌合可能であるが、隣接するコネクタ部材の種類及び/または姿勢が正しくない場合には、嵌合しないように形成されており、
    かつ、
    少なくとも1つのコネクタ部材の延出部とコネクタハウジングとには、互いに対をなすように凸部と凹部が設けられて、
    コネクタハウジングに対するコネクタ部材の位置及び姿勢が正しい場合には、凸部と凹部が対応して組み付け可能となるが、コネクタハウジングに対するコネクタ部材の位置及び/または姿勢が正しくない場合には、凸部がコネクタハウジングまたは延出部に干渉して組付けを阻害する、
    コネクタ部材接続構造。
  2. 互いに隣接するコネクタ部材のうち、一方のコネクタ部材の管状部が軸方向で反対向きである場合には、嵌合部が嵌合せず、組付けを阻害する請求項1に記載のコネクタ部材接続構造。
  3. 凹部と凸部は、コネクタ部材の管状部が軸方向で反対向きである場合には、凸部が干渉して組付けを阻害する請求項1に記載のコネクタ部材接続構造。
  4. それぞれのコネクタ部材の嵌合部は、同種のコネクタ部材同士では嵌合しないように形成された請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ部材接続構造。
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