JP2000035174A - 多重管継手 - Google Patents

多重管継手

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JP2000035174A
JP2000035174A JP10203691A JP20369198A JP2000035174A JP 2000035174 A JP2000035174 A JP 2000035174A JP 10203691 A JP10203691 A JP 10203691A JP 20369198 A JP20369198 A JP 20369198A JP 2000035174 A JP2000035174 A JP 2000035174A
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primary
pipe
block
joint
joint block
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JP10203691A
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English (en)
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Yukio Sato
幸夫 佐藤
Yasushi Amano
靖 天野
Yoshiro Ide
義郎 井出
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の配管の接続を高密度に行うことがで
き、且つ、管継手を介して接続済みの複数本の配管相互
の切り離し作業や再接続作業を容易にすることができる
多重管継手を提供すること。 【解決手段】 複数本の配管が接続可能な一次側及び二
次側の継手ブロック35,45相互を突き合わせて連結
することで、各ブロック35,45内の貫通形成されて
いる連通路38,48を介して、一次側継手ブロック3
5に接続されている複数本の一次側配管と二次側継手ブ
ロック45に接続されている複数本の二次側配管とを接
続する構成で、一次側及び二次側の継手ブロック35,
45相互の連結を、工具を使用せずに操作可能なブロッ
ク締結手段65により行う構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の配管の切
り離し作業や接続作業が容易にできる多重管継手に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、極めて一般的な従来の管継手の
構造を示したものである。この管継手は、ユニオン管継
手と呼ばれるもので、一方の配管1の端部に取り付けら
れるユニオンねじ2と、他方の配管3の端部に取り付け
られるユニオンつば4とを、ユニオンナット5により螺
着・結合させることで、配管1と配管2とを接続するも
のである。しかし、この管継手は、1本の配管どうしを
接続処理するためのもので、複数本の配管どうしを接続
する場合には、接続する配管数と同数の管継手が必要
で、配管の高密度実装が難しいという問題があった。
【0003】そこで、従来、図8に示すような管継手も
開発されている。この管継手は、マニホルド式管継手と
呼ばれるもので、配管相互を連通させるための連通路7
が複数個貫通装備されたマニホルドブロック8と、該マ
ニホルドブロック8上の各連通路7の開口端に螺着・装
備された配管接続手段9とを備えた構成で、マニホルド
ブロック8に装備された連通路7の数量分の配管の接続
を集中管理することができる。なお、図8の例の場合、
配管接続手段9は、前述したユニオン管継手と同様な構
成のものである。このようなマニホルド式管継手では、
複数本の配管どうしを一カ所に集中的に接続処理するこ
とができ、複数本の配管どうしを接続する場合にも、使
用する管継手の数量を低減させて、配管の高密度実装を
実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した何
れの管継手も、既に接続されている配管相互の切り離し
や、再接続は、配管一本ごとに個別に作業を行わなけれ
ばならず、例えば、配管設備の保守・点検等で、接続済
み配管の切り離しや再接続を行う場合に、多大な労力が
必要とされた。
【0005】また、管継手の一次側に接続される配管群
が、例えば供給用の配管と戻し用の配管とが混在する構
成で、一次側の供給用配管から二次側の配管等を循環し
た流体が一次側の戻し用配管に戻されるような配管設備
である場合、管継手の二次側に接続されている配管群等
の保守のために、管継手から二次側の配管群を切り離す
と、それにより、一次側の供給用の配管と戻し用の配管
とが端部を開放した状態になり、これらの供給用配管か
ら戻し用配管への流体循環が不可能になる。従って、二
次側の配管群の保守作業が完了するまで、一次側の供給
用及び戻し用配管の利用を完全に停止させなければなら
ず、配管設備等の稼働率低下を招くという問題もあっ
た。
【0006】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、複数本の配管の接続を高密度に行うこと
ができ、しかも、管継手を介して接続されている複数本
の配管相互を、配管設備の保守・点検等のために管継手
から切り離したり再接続する場合に、工具を必要としな
い簡単な操作で、複数本の配管を一括して切り離したり
再接続することができて、複数本の配管の切り離し作業
や再接続作業を容易にすることができる多重管継手を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、一
次側配管接続面と一次側突き合わせ面とを有するととも
に前記一次側配管接続面から一次側突き合わせ面に貫通
する一次側連通路が複数個装備され、且つ各一次側連通
路の前記一次側配管接続面側の開口端には一次側の配管
を接続する配管接続手段が装備されてなる一次側継手ブ
ロックと、前記一次側突き合わせ面に突き合わされる二
次側突き合わせ面と二次側配管接続面とを有するととも
に前記二次側配管接続面から二次側突き合わせ面に貫通
する二次側連通路が前記一次側継手ブロックにおける一
次側連通路の配列に対応して一次側連通路と同数装備さ
れ、且つ各二次側連通路の前記二次側配管接続面側の開
口端には二次側の配管を接続する配管接続手段が装備さ
れてなる二次側継手ブロックと、前記複数個の一次側連
通路と対応する複数個の二次側連通路とが連通状態とな
るように一次側突き合わせ面と二次側突き合わせ面とを
突き合わせた状態で工具を使用せずに一次側継手ブロッ
クと二次側継手ブロックとを着脱可能に連結するブロッ
ク締結手段とを備え、前記ブロック締結手段によって一
次側継手ブロックと二次側継手ブロックとを連結するこ
とで、一次側継手ブロックに接続された複数本の一次側
配管と二次側継手ブロックに接続された複数本の二次側
配管とを接続することを特徴とする多重管継手により達
成される。
【0008】そして、上記構成によれば、一次側継手ブ
ロックと二次側継手ブロックとを連結することで、一次
側継手ブロックに接続されている複数本の一次側配管と
二次側継手ブロックに接続された複数本の二次側配管と
を一括して接続することができ、複数本の配管相互の接
続が1組の管継手で集中的に処理することができる。し
かも、管継手を介して接続されている複数本の配管相互
を、配管設備の保守・点検等のために管継手から切り離
したり再接続する場合に、工具を使用せずに操作可能な
ブロック締結手段を操作して、一次側継手ブロックと二
次側継手ブロックとを分離するだけで良く、工具を必要
としない簡単な操作で、複数本の配管を一括して切り離
したり再接続することができる。
【0009】なお、好ましくは、前記一次側継手ブロッ
クと二次側継手ブロックとブロック締結手段との他に、
前記二次側継手ブロックの代わりに前記ブロック締結手
段によって一次側継手ブロックに着脱可能に連結される
連通路短絡ブロックとを備え、前記連通路短絡ブロック
は、前記一次側突き合わせ面に突き合わされる突き合わ
せ面を有するとともに、前記一次側配管として前記一次
側連通路に接続されている入側配管と前記一次側配管と
して前記一次側連通路に接続されている出側配管とが互
いに連通するように一次側突き合わせ面上に開口する一
次側連通路どうしを連通させる短絡流路が装備された構
成であり、二次側継手ブロックの代わりに連通路短絡ブ
ロックを一次側継手ブロックに連結することで、一次側
連通路に接続されている入側配管から出側配管への流体
循環を実現する構成とするとよい。
【0010】このようにすると、管継手の一次側に接続
される配管群が、例えば供給用の配管と戻し用の配管と
が混在する構成で、一次側の供給用配管から二次側の配
管等を循環した流体を一次側の戻し用配管に戻すような
配管設備で、管継手の二次側に接続されている配管群等
の保守のために、一次側継手ブロックと二次側継手ブロ
ックとを分離させて、一次側配管と二次側配管とを切り
離した状態にした場合に、二次側継手ブロックの代わり
に連通路短絡ブロックを一次側継手ブロックに連結すれ
ば、管継手から二次側の配管群を切り離した場合にも、
一次側の供給用の配管と戻し用の配管とは流体の循環が
可能な状態を保って、二次側の配管群の保守作業中も、
一次側の供給用及び戻し用配管は平常通りに運用可能に
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る多重管継手を詳細に説明する。図1
〜図6は本発明に係る多重管継手の一実施形態を示した
もので、図1は本発明に係る多重管継手によって複数本
の配管相互の接続を行った軸箱用給油システムの一実施
形態の構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施形
態の多重管継手の分解斜視図、図3は図2のA−A線に
沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図、図5
は図4に示した一次側継手ブロックと二次側継手ブロッ
クとの組立状態の断面図、図6は図4に示した一次側継
手ブロックと連通路短絡ブロックとの組立状態の断面図
である。
【0012】図1に示した軸箱用給油システム11は、
メインユニット12に接続されたオイル配管13から供
給される潤滑油と、メインユニット12に接続されたエ
アー配管15から供給される空気とを、オイル分配器1
6及びオイル・エアー混合器17により所定の混合比の
オイル・エアーに生成する。そして、生成したオイル・
エアーを、オイル・エアー混合器17に接続されたオイ
ル・エアー配管19から、施設内に多数配備された軸箱
22等の潤滑箇所に分配する。そして、軸箱22等の潤
滑箇所を経た使用済みのオイル・エアーは、排油配管2
3によりオリフィスや圧力計を装備したモニタリングパ
ネル24に送られ、圧力チェック等を受けた後に排油回
収管26を経て排油回収タンク27に回収されるように
なっている。モニタリングパネル24が圧力異常等を検
出すると、メインユニット12を経てコントロールルー
ム29に通知されるようになっている。
【0013】以上の軸箱用給油システム11において、
軸箱22等の潤滑箇所は多数存在し、オイル・エアー混
合器17から供給されるオイル・エアーは適宜数のオイ
ル・エアー分配器30により分岐・分配して各軸箱22
に供給される。オイル・エアー混合器17と各オイル・
エアー分配器30とを接続するオイル・エアー配管19
や、軸箱22からモニタリングパネル24に使用済みの
オイル・エアーを戻す排油配管23は、多数存在し、こ
れらの配管群の接続に、本発明の一実施形態となる多重
管継手33が使用されている。
【0014】この一実施形態の多重管継手33は、図2
に示すように、一次側継手ブロック35と、二次側継手
ブロック45と、連通路短絡ブロック55と、ブロック
締結手段65とから構成される。
【0015】一次側継手ブロック35は、図4〜図6に
示すように、一次側配管接続面36と一次側突き合わせ
面37とを有するとともに、前記一次側配管接続面36
から一次側突き合わせ面37に貫通する一次側連通路3
8が複数個装備された構造である。また、各一次側連通
路38の前記一次側配管接続面36側の開口端には、一
次側の配管を接続する配管接続手段39が装備されてい
る。それぞれの一次側連通路38は、図4に示すよう
に、ブロックに組み込まれた筒状プラグ40により、一
次側突き合わせ面37から突出する構造とされている。
各筒状プラグ40は、皿ねじ41によりブロック下面に
固定されたプレート42により、ブロックに対する抜け
止めがなされている。
【0016】また、本実施形態の場合、一次側継手ブロ
ック35に接続する一次側配管は、オイル・エアー混合
器17に接続された複数本のオイル・エアー配管19
や、モニタリングパネル24に使用済みオイル・エアー
を送る複数本の排油配管23である。これらのオイル・
エアー配管19や排油配管23は、フレキシブルホース
を使用することが多い。そこで、一次側継手ブロック3
5に装備される配管接続手段39は、詳細な構造は省略
するが、オイル・エアー配管19や排油配管23として
使用されるフレキシブルホースをワンタッチ接続できる
ものが採用されている。
【0017】二次側継手ブロック45は、図4〜図6に
示すように、一次側継手ブロック35の一次側突き合わ
せ面37に突き合わされる二次側突き合わせ面46と二
次側配管接続面47とを有するとともに、前記二次側配
管接続面47から二次側突き合わせ面46に貫通する二
次側連通路48が前記一次側継手ブロック35における
一次側連通路38の配列に対応して一次側連通路38と
同数装備されている。また、各二次側連通路48の前記
二次側配管接続面47側の開口端には、二次側の配管を
接続する配管接続手段49が装備されている。
【0018】それぞれの二次側連通路48は、図4に示
すように、ブロックの二次側突き合わせ面46側に形成
された座ぐり部にOリング50が組み込まれており、該
Oリング50が、二次側連通路48に挿入される筒状プ
ラグ40の外周に密着することで、連通路38,48相
互の接続部をシールする。各Oリング50は、皿ねじ5
1によりブロック上面に固定されたプレート52によ
り、ブロックに対する抜け止めがなされている。
【0019】また、本実施形態の場合、二次側継手ブロ
ック45に接続する二次側配管は、オイル・エアーを各
オイル・エアー分配器30に送るオイル・エアー配管
や、軸箱22から使用済みオイル・エアーを戻す排油配
管である。これらのオイル・エアー配管や排油配管も、
フレキシブルホースを使用することが多い。そこで、二
次側継手ブロック45に装備される配管接続手段49
は、一次側継手ブロック35における配管接続手段39
と同様に、オイル・エアー配管19や排油配管23とし
て使用されるフレキシブルホースをワンタッチ接続でき
るものが採用されている。
【0020】連通路短絡ブロック55は、前記二次側継
手ブロック45の代わりに前記ブロック締結手段65に
よって一次側継手ブロック35に着脱可能に連結され、
一次側連通路38に接続されている入側配管から出側配
管への流体循環を実現する。具体的には、この連通路短
絡ブロック55は、前記一次側突き合わせ面37に突き
合わされる突き合わせ面56を有するとともに、前記一
次側配管として前記一次側連通路38に接続されている
入側配管と前記一次側配管として前記一次側連通路38
に接続されている出側配管とが互いに連通するように、
一次側突き合わせ面37上に開口する一次側連通路38
どうしを連通させる短絡流路57が装備された構成であ
る。
【0021】本実施形態の場合、一次側配管として前記
一次側連通路38に接続されている入側配管とは、オイ
ル・エアー混合器17からオイル・エアー分配器30に
オイル・エアーを送給するためのオイル・エアー配管1
9を意味している。また、前記一次側配管として前記一
次側連通路38に接続されている出側配管とは、各軸箱
22からモニタリングパネル24に使用済みのオイル・
エアーを戻す排油配管23を意味している。
【0022】短絡流路57の両端の開口部58は、一次
側継手ブロック35の筒状プラグ40が嵌入する孔で、
前述した二次側継手ブロック45の場合と同様に、筒状
プラグ40の外周に嵌合して接続部をシールするOリン
グ59が装備されている。各Oリング59は、皿ねじ6
0によりブロック上面に固定されたプレート61によ
り、ブロックに対する抜け止めがなされている。
【0023】ブロック締結手段65は、図2及び図3に
示すように、一次側継手ブロック35を回転自在に挿通
するとともに、頭部に回転操作用の大型のつまみ部67
を有した雄ねじ部材68と、二次側継手ブロック45や
連通路短絡ブロック55の突き合わせ面46,56側に
装備されて前記雄ねじ部材68が螺合する雌ねじ69
と、ブロック相互を誤った向きで接続することを防止す
るために、一次側継手ブロック35の一次側突き合わせ
面37側に突設された誤接続防止突起70と、二次側継
手ブロック45及び連通路短絡ブロック55の突き合わ
せ面側で前記誤接続防止突起70に対応する位置に装備
されて前記誤接続防止突起70が嵌入可能な整合孔71
とから構成され、一次側継手ブロック35と二次側継手
ブロック45との着脱可能な連結、又は一次側継手ブロ
ック35と連通路短絡ブロック55との着脱可能な連結
を実現する。
【0024】一次側継手ブロック35と二次側継手ブロ
ック45は、図5に示すように、互いの突き合わせ面を
突き合わせるようにして前記ブロック締結手段65によ
り連結すると、それぞれのブロックに装備されている連
通路38,48相互が連通した状態に連結される。ま
た、一次側継手ブロック35と連通路短絡ブロック55
は、図6に示すように、互いの突き合わせ面を突き合わ
せるようにして前記ブロック締結手段65により連結す
ると、一次側継手ブロック35に装備されている一次側
連通路38の内、入側配管としてのオイル・エアー配管
19が接続されている一次側連通路38と、出側配管と
しての排油配管23が接続されている一次側連通路38
とが、短絡流路57を介して互いに連通した状態に連結
される。
【0025】以上に説明した多重管継手33によれば、
図5に示したように一次側継手ブロック35と二次側継
手ブロック45とを連結することで、一次側継手ブロッ
ク35に接続されている複数本の一次側配管と二次側継
手ブロック45に接続された複数本の二次側配管とを一
括して接続することができ、複数本の配管相互の接続が
1組の管継手で済むため、複数本の配管の接続を高密度
に行うことができる。しかも、管継手を介して接続され
ている複数本の配管相互を、配管設備の保守・点検等の
ために管継手から切り離したり再接続する場合に、工具
を使用せずに操作可能なブロック締結手段65を操作し
て、一次側継手ブロック35と二次側継手ブロック45
とを分離するだけで良く、工具を必要としない簡単な操
作で、複数本の配管を一括して切り離したり再接続する
ことができて、複数本の配管の切り離し作業や再接続作
業を容易にすることができる。
【0026】また、図1に示した軸箱用給油システム1
1のように、管継手の一次側に接続される配管群が、供
給用の配管と戻し用の配管とが混在する構成で、一次側
の供給用配管から二次側の配管等を循環した流体を一次
側の戻し用配管に戻すような配管設備で、管継手の二次
側に接続されている配管群等の保守のために、一次側継
手ブロック35と二次側継手ブロック45とを分離させ
て、一次側配管と二次側配管とを切り離した状態にした
場合に、図6に示すように、二次側継手ブロック45の
代わりに連通路短絡ブロック55を一次側継手ブロック
35に連結すれば、管継手から二次側の配管群を切り離
した場合にも、一次側の供給用の配管と戻し用の配管と
は流体の循環が可能な状態を保って、二次側の配管群の
保守作業中も、一次側の供給用及び戻し用配管は平常通
りに運用して、配管設備等の稼働率低下を抑制すること
ができる。
【0027】なお、配管設備等で、多数の多重管継手を
使用する場合、一部の多重管継手は、保守時の運転停止
機器等に合わせて、前記連通路短絡ブロック55を省略
した構成としてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の多重管継手によれば、一次側継
手ブロックと二次側継手ブロックとを連結することで、
一次側継手ブロックに接続されている複数本の一次側配
管と二次側継手ブロックに接続された複数本の二次側配
管とを一括して接続することができ、複数本の配管相互
の接続が1組の管継手で済むため、複数本の配管の接続
を高密度に行うことができる。しかも、管継手を介して
接続されている複数本の配管相互を、配管設備の保守・
点検等のために管継手から切り離したり再接続する場合
に、工具を使用せずに操作可能なブロック締結手段を操
作して、一次側継手ブロックと二次側継手ブロックとを
分離するだけで良く、工具を必要としない簡単な操作
で、複数本の配管を一括して切り離したり再接続するこ
とができて、複数本の配管の切り離し作業や再接続作業
を容易にすることができる。
【0029】また、前記一次側継手ブロックと二次側継
手ブロックとブロック締結手段との他に、前記二次側継
手ブロックの代わりに前記ブロック締結手段によって一
次側継手ブロックに着脱可能に連結される連通路短絡ブ
ロックとを備え、前記連通路短絡ブロックは、前記一次
側突き合わせ面に突き合わされる突き合わせ面を有する
とともに、前記一次側配管として前記一次側連通路に接
続されている入側配管と前記一次側配管として前記一次
側連通路に接続されている出側配管とが互いに連通する
ように一次側突き合わせ面上に開口する一次側連通路ど
うしを連通させる短絡流路が装備された構成であり、二
次側継手ブロックの代わりに連通路短絡ブロックを一次
側継手ブロックに連結することで、一次側連通路に接続
されている入側配管から出側配管への流体循環を実現す
る構成とすれば、次の作用・効果を得ることもできる。
すなわち、管継手の一次側に接続される配管群が、例え
ば供給用の配管と戻し用の配管とが混在する構成で、一
次側の供給用配管から二次側の配管等を循環した流体を
一次側の戻し用配管に戻すような配管設備で、管継手の
二次側に接続されている配管群等の保守のために、一次
側継手ブロックと二次側継手ブロックとを分離させて、
一次側配管と二次側配管とを切り離した状態にした場合
に、二次側継手ブロックの代わりに連通路短絡ブロック
を一次側継手ブロックに連結すれば、管継手から二次側
の配管群を切り離した場合にも、一次側の供給用の配管
と戻し用の配管とは流体の循環が可能な状態を保って、
二次側の配管群の保守作業中も、一次側の供給用及び戻
し用配管は平常通りに運用して、配管設備等の稼働率低
下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重管継手によって複数本の配管
相互の接続を行った軸箱用給油システムの一実施形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態の多重管継手の分解斜視図
である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図4に示した一次側継手ブロックと二次側継手
ブロックとの組立状態の断面図である。
【図6】図4に示した一次側継手ブロックと連通路短絡
ブロックとの組立状態の断面図である。
【図7】従来の管継手の一例の説明図で
【図8】従来の管継手の別の例の説明図である。
【符号の説明】
33 多重管継手 35 一次側継手ブロック 36 一次側配管接続面 37 一次側突き合わせ面 38 一次側連通路 39 配管接続手段 45 二次側継手ブロック 46 二次側突き合わせ面 47 二次側配管接続面 48 二次側連通路 49 配管接続手段 55 連通路短絡ブロック 56 突き合わせ面 57 短絡流路 65 ブロック締結手段 68 雄ねじ部材 69 雌ねじ 70 誤接続防止突起 71 整合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井出 義郎 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J106 AB06 BA01 BB01 BC06 BD03 BE29 CA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側配管接続面と一次側突き合わせ面
    とを有するとともに前記一次側配管接続面から一次側突
    き合わせ面に貫通する一次側連通路が複数個装備され、
    且つ各一次側連通路の前記一次側配管接続面側の開口端
    には一次側の配管を接続する配管接続手段が装備されて
    なる一次側継手ブロックと、 前記一次側突き合わせ面に突き合わされる二次側突き合
    わせ面と二次側配管接続面とを有するとともに前記二次
    側配管接続面から二次側突き合わせ面に貫通する二次側
    連通路が前記一次側継手ブロックにおける一次側連通路
    の配列に対応して一次側連通路と同数装備され、且つ各
    二次側連通路の前記二次側配管接続面側の開口端には二
    次側の配管を接続する配管接続手段が装備されてなる二
    次側継手ブロックと、 前記複数個の一次側連通路と対応する複数個の二次側連
    通路とが連通状態となるように一次側突き合わせ面と二
    次側突き合わせ面とを突き合わせた状態で工具を使用せ
    ずに一次側継手ブロックと二次側継手ブロックとを着脱
    可能に連結するブロック締結手段とを備え、 前記ブロック締結手段によって一次側継手ブロックと二
    次側継手ブロックとを連結することで、一次側継手ブロ
    ックに接続された複数本の一次側配管と二次側継手ブロ
    ックに接続された複数本の二次側配管とを接続すること
    を特徴とする多重管継手。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1299224C (zh) * 2003-06-20 2007-02-07 日本电气株式会社 Url检索系统、服务器及url检索方法
JP2013227987A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Tigers Polymer Corp コネクタ部材接続構造

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