JP5930729B2 - 導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置 - Google Patents

導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置に関するものである。
液晶表示装置等の透過型画像表示装置は、一般に、液晶表示パネルといった透過型画像表示部の背面側に配置され、透過型画像表示部にバックライトを供給する面光源装置を有する。このような面光源装置としてエッジライト型の面光源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
エッジライト型の面光源装置は、透光性を有する導光板と、導光板の側方に配置され、導光板の側面に光を供給するための光源とを備える。導光板の背面側には、光を反射させるための白色ドットが設けられている。この構成では、光源から出力された光は、光源と対向する導光板の側面から導光板内に入射され、導光板内を全反射しながら伝搬する。導光板の背面側には、白色ドットが複数形成されている(例えば、特許文献1参照)ので、白色ドットで反射した光は導光板の透過型画像表示部側の出射面から出射される。
従来、透過型画像表示装置では、導光板の出射面から出射された光を正面方向に集光することで透過型画像表示部に効率的に入射させるため、導光板と透過型画像表示部との間にプリズム板を配置している。このようなプリズム板としては、透過型画像表示部側の面に複数のプリズム部が並列配置されたものがある。
特開2005−38768号公報
しかしながら、白色ドットを有する導光板に対して、上記のように導光板と反対側の面にプリズム部が形成されたプリズム板を配置した場合、正面方向の輝度の向上が十分に図ることができないことがあった。
そこで、本発明は、正面方向の輝度の向上を図ることができる導光板並びにその導光板を含む面光源装置及び透過型画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る導光板は、一方向に延在している複数のプリズム部が片面に形成されているプリズム板であり複数のプリズム部がプリズム部の延在方向に略直交する方向に並列配置されたプリズム板に対して上記片面と反対側である背面側に設けられる導光板である。この導光板は、プリズム部側に位置する第1の面と、第1の面と対向する第2の面と、第1及び第2の面に交差しており光が入射される入射面と、第2の面に形成されており、第1の面と反対側に凸である複数のレンズ部と、を備える。複数のレンズ部の各々は、入射面から入射され第1の面から出射される光である出射光の第1の光量に対する第2の光量の比が0.252%より大きくなるような外形を有しており、第1の光量は、第1の面の一点から出射される全出射光の単位時間あたりの量であり、第2の光量は、上記一点から所定領域に出射される出射光の単位時間あたりの量であり、所定領域は、第1の面の法線に対する角度範囲が25°以上35°以下であり、法線回りの角度幅が、プリズム部の延在方向に略直交する方向に対して±5°の領域である。
本発明に係る面光源装置は、一方向に延在している複数のプリズム部が片面に形成されているプリズム板であり複数のプリズム部がプリズム部の延在方向に略直交する方向に並列配置されたプリズム板の片面と反対側の面に光を供給する面光源装置である。面光源装置は、(1)(1a)プリズム部側に位置する第1の面と、第1の面と対向する第2の面と、第1及び第2の面に交差しており光が入射される入射面とを有する板状の本体部と、(1b)第2の面に形成されており、第1の面と反対側に凸である複数のレンズ部とを有する導光板と、(2)導光板の入射面の側方に配置されており入射面に光を供給する光源部とを備える。複数のレンズ部の各々は、入射面から入射され第1の面から出射される光である出射光の第1の光量に対する第2の光量の比が0.252%より大きくなるような外形を有しており、第1の光量は、第1の面の一点から出射される全出射光の単位時間あたりの量であり、第2の光量は、上記一点から所定領域に出射される出射光の単位時間あたりの量であり、所定領域は、第1の面の法線に対する角度範囲が25°以上35°以下であり、法線回りの角度幅が、プリズム部の延在方向に略直交する方向に対して±5°の領域である。
また、本発明に係る透過型画像表示装置は、(A)一方向に延在している複数のプリズム部が片面に形成されているプリズム板であって、複数のプリズム部がプリズム部の延在方向に略直交する方向に並列配置されたプリズム板と、(B)プリズム板に対して片面と反対側である背面側に設けられる導光板であって、(B1)プリズム部側に位置する第1の面と、第1の面と対向する第2の面と、第1及び第2の面に交差しており光が入射される入射面とを有する板状の本体部と、(B2)第2の面に形成されており、第1の面と反対側に凸である複数のレンズ部とを有する導光板と、(C)導光板の入射面の側方に設けられており入射面に光を供給する光源部と、(D)プリズム板の片面側に設けられており、プリズム板から出射される光により照明され画像を表示する透過型画像表示部と、を備える。複数のレンズ部の各々は、入射面から入射され第1の面から出射される光である出射光の第1の光量に対する第2の光量の比が0.252%より大きくなるような外形を有しており、第1の光量は、第1の面の一点から出射される全出射光の単位時間あたりの量であり、第2の光量は、上記一点から所定領域に出射される出射光の単位時間あたりの量であり、所定領域は、第1の面の法線に対する角度範囲が25°以上35°以下であり、法線回りの角度幅が、プリズム部の延在方向に略直交する方向に対して±5°の領域である。
以下、プリズム板において導光板と対向する面(上記片面と反対側の面)を裏面とも称す。
上記構成の導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置において、導光板の入射面から入射した光は、導光板内を全反射しながら伝搬する。導光板内を伝搬する光が第2の面上に設けられたレンズ部に入射すると、レンズ部により全反射条件と異なる条件で反射する。よって、レンズ部で反射した光は本体部の第1の面から出射される。このようにして第1の面から出射される光は、第2の面に形成されている複数のレンズ部の各々が上記条件を満たす形状に形成されているので、25°以上35°以下の範囲の出射角で出射され易い。導光板は、上記プリズム板の裏面側に設けられていることから、導光板から出射された光はプリズム板の裏面からプリズム板に入射される。プリズム板への光の入射角は、導光板からの光の出射角にほぼ等しい。よって、第1の面からの出射光のプリズム板への入射角は25°以上35°以下の範囲になりやすい。このような入射角で入射した光は、プリズム部から出射される際、正面方向により多く出射される。その結果、正面方向の輝度が向上する。そして、本発明に係る透過型画像表示装置では、プリズム板上に透過型画像表示部が設けられているので、正面方向輝度がより高い光で透過型画像表示部が照明される。その結果、透過型画像表示部で表示される画像の輝度向上を図ることができる。
本発明によれば、正面方向の輝度の向上を図ることができる導光板並びにその導光板を含む面光源装置及び透過型画像表示装置を提供することができる。
本発明に係る導光板の一実施形態を適用した透過型画像表示装置の概略構成を示す模式図である。 図1に示した導光板を背面側からみた場合の平面図である。 レンズ部の形状を説明するための図面であり、(a)は、出射面上での局所的な座標系の設定状態を示す図面であり、(b)は、(a)に示した座標系におけるz軸及びx軸からの角度の規定方法を説明するための図面であり、(c)は、所定領域を説明するための図面である。 レンズ部の外形形状の例を説明するための図面である。 レンズ部の外形形状を規定する条件を示す図表である。 図1に示した透過型画像表示装置の一部拡大図である。 複数の白色ドットが背面に形成された導光板の構成の一例を示す模式図である。 出射角θに対する出射光の強度分布の測定結果を示すグラフである。 シミュレーションモデルを示す模式図である。 シミュレーションに用いたレンズ部の外形形状を示す図面である。 シミュレーションに使用したレンズ形状と光量比との関係を示す図表である。 シミュレーションに使用したレンズ形状と光量比との関係を示す図表である。 図11に示したkとアスペクト比[h/w]とで決まるレンズ形状の幅wに対する先端部の曲率半径rを示す図表である。 図12に示したkとアスペクト比[h/w]とで決まるレンズ形状の幅wに対する先端部の曲率半径rを示す図表である。 図11に示したkとアスペクト比[h/w]とで決まるレンズ形状の底部角度を示す図表である。 図12に示したkとアスペクト比[h/w]とで決まるレンズ形状の底部角度を示す図表である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明に係る導光板の一実施形態を適用した透過型画像表示装置の概略構成を示す模式図である。図1では、透過型画像表示装置10の断面構成を分解して示している。また、図1では、光を光線として模式的に示している。透過型画像表示装置10は、携帯電話や各種電子機器の表示装置、テレビ装置として好適に利用することができる。
透過型画像表示装置10は、透過型画像表示部20と、透過型画像表示部20に供給するための面状の光を出力する面光源装置30と、透過型画像表示部20と面光源装置30との間に配置されるプリズム板40とを備える。以下、説明の便宜のため、図1に示すように、面光源装置30に対して、プリズム板40及び透過型画像表示部20が配列されている方向をZ方向又は正面方向と称する。また、Z方向に直交する2つの方向をX方向及びY方向と称する。
透過型画像表示部20は、導光板50から出射される面状の光で照明されることによって画像を表示する。透過型画像表示部20の例は、液晶セル21の両面に直線偏光板22,23が配置された偏光板貼合体としての液晶表示パネルである。この場合、透過型画像表示装置10は、液晶表示装置(又は液晶テレビ)である。液晶セル21及び偏光板22,23は、従来の液晶表示装置等の透過型画像表示装置で用いられているものを用いることができる。液晶セル21の例は、TFT型の液晶セルやSTN型の液晶セル等である。
プリズム板40は、導光板50から出射された光を正面方向に集光するために用いられる。プリズム板40は、複数のプリズム部41が透過型画像表示部20側の片面である表面40aに形成された光学シートである。プリズム板40の平面視形状は略矩形状である。
プリズム部41は一方向(図1では、Y方向)に延在している。複数のプリズム部41は、プリズム部41の延在方向に略直交する方向に並列配置されている。プリズム部41は三角柱状を呈しており、プリズム部41の延在方向に直交する断面の形状は、頂角αが略直角である直角三角形である。頂角αは、80°以上100°以下の範囲内の角度であればよい。頂角αは、80°以上90°以下がより好ましく、90°であることが更に好ましい。プリズム部41の断面形状は、直角二等辺三角形であることが好ましい。プリズム部41の頂部41aの形状は、製造誤差などによって生じる程度の湾曲形状であってもよい。
プリズム板40は、透光性材料(又は透明材料)からなる。透光性材料の屈折率の例は、1.46〜1.62である。透光性材料の例は、透光性樹脂材料、透光性ガラス材料である。透光性樹脂材料の例は、ポリカーボネート樹脂(屈折率:1.59)、MS樹脂(メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂)(屈折率:1.56〜1.59)、ポリスチレン樹脂(屈折率:1.59)、AS樹脂(アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂)(屈折率:1.56〜1.59)、アクリル系紫外線硬化樹脂(屈折率:1.46〜1.58)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)(屈折率:1.49)などである。なお、プリズム板40には、プリズム板40による集光機能を損なわない程度であれば、拡散剤などが添加されていてもよい。また、プリズム板40の裏面40bは、通常、平滑な面である。しかしながら、裏面40bは、プリズム板40の集光機能を著しく損なわない程度の粗さを有する粗面であってもよい。裏面40bを前述した粗面とすることによって、例えば、プリズム板40と導光板50との間に他の光学部材を配置した場合に、その光学部材とプリズム板40との貼り付きを防止できる。
プリズム板40の厚さは、プリズム部41の頂部41aとプリズム板40の略平坦な裏面40b(表面40aと反対側の面)との間の距離とすることができる。プリズム板40の厚さの例は、0.1mm以上5mm以下の厚さである。
面光源装置30は、透過型画像表示部20に対するバックライトを供給するエッジライト型のバックライトユニットである。面光源装置30は、導光板50と、導光板50の互いに対向する側面50a及び側面50bの側方に配置された光源部60,60とを備える。
光源部60,60は、ライン状に配列(図1では、Y方向に配列)された複数の点状光源61を有する。点状光源61の例は、発光ダイオードである。光源部60は、導光板50に光を効率的に入射するために、導光板50と反対側に、光を反射させる反射部としてのリフレクターを備えてもよい。ここでは、複数の点状光源61を有する光源部60を例示したが、光源部60は、蛍光灯などの線状光源であってもよい。
面光源装置30は、導光板50に対して透過型画像表示部20と反対側に位置する反射部70を備えてもよい。反射部70は、導光板50から反射部70側に出射した光を導光板50に再度入射させるためのものである。反射部70は、図1に示すようにシート状のものとすることができる。また、反射部70は、導光板50を収容する面光源装置30の筐体底面であって、鏡面加工を施された底面とすることもできる。
図1及び図2を参照して、導光板50について説明する。図2は、図1に示した導光板50を背面側からみた場合の平面図である。導光板50の平面視形状は略矩形とすることができる。
導光板50は、板状の本体部51と本体部51に形成された複数のレンズ部52とを有する。本体部51は透光性材料(又は透明材料)からなる。透光性材料の屈折率の例は、1.46〜1.62である。透光性材料の例は、透光性樹脂材料、透光性ガラス材料である。透光性樹脂材料の例は、ポリカーボネート樹脂(屈折率:1.59)、MS樹脂(メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂)(屈折率:1.56〜1.59)、ポリスチレン樹脂(屈折率:1.59)、AS樹脂(アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂)(屈折率:1.56〜1.59)、アクリル系紫外線硬化樹脂(屈折率:1.46〜1.58)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)(屈折率:1.49)などである。透光性樹脂材料としては、透明性の観点からPMMAがより好ましい。
図1に示すように、本体部51は、板厚方向において互いに対向する出射面(第1の面)51aと背面(第2の面)51bとを有する。出射面51a及び背面51bは略平坦である。また、本体部51は、出射面51a及び背面51bに交差する4つの側面51c,51d,51e,51fを有する。図1では、X方向において互いに対向している2つの側面51c及び51dを示している。側面51c及び側面51dは、光源部60と対向する上記側面50a及び側面50bでもある。本体部51が有する4つの側面51c,51d,51e,51fのうち残りの2つの側面51e,51f(図3参照)はY方向において互いに対向している。図1では、側面51c及び側面51dと出射面51a及び背面51bとの配置関係の一例として、側面51c及び側面51dは出射面51a及び背面51bに略直交している状態を示している。本実施形態では、本体部51の他の側面51e,51fも出射面51a及び背面51bと直交しているとする。
図1及び図2に示すように、複数のレンズ部52は、背面51b上に形成されている。レンズ部52は、透明であり、導光板50内を伝搬する光を出射面51a側から出射するためのものである。また、各レンズ部52の外形形状はドーム状である。
各レンズ部52の形状について説明する。説明の簡略化のため、複数のレンズ部52の大きさは同じであるとして説明する。
レンズ部52は、出射面51a上の任意の点(一点)pから光が出射される場合、出射位置である点pから出射される第1の光量に対する第2の光量の比(比率)が0.252%より大きくなるような外形形状を有する。第1の光量は、点pから出射される全出射光の単位時間あたりの量であり、第2の光量は、点pから所定領域に出射される出射光の単位時間あたりの量である。また、上記所定領域は、点pにおける出射面51aの法線に対する角度の範囲が25°以上35°以下であり、法線回りの角度幅がX方向を基準として±5°である領域である。図3を参照してより具体的に説明する。
図3は、レンズ部52の形状を説明するための図面である。図3の(a)は、出射面51a上での局所的な座標系の設定状態を示す図面である。図3の(b)は、図3(a)に示した座標系におけるz軸及びx軸からの角度の規定方法を説明するための図面である。図3の(c)は、所定領域を説明するための図面である。
図3(a)に示すように出射面51a上の任意の点pを原点とした局所的なxyz座標系を設定し、原点を中心とした単位球を仮定する。xyz座標系においてz軸は出射面51aに直交している。すなわち、z軸の軸線は出射面51aの法線に対応する。また、x軸は、X方向に略平行である。すなわち、x軸は、入射面である側面51c,51dに略直交する方向である。この場合、y軸はY方向に略一致する。x軸、y軸及びz軸が、X方向、Y方向及びZ方向に対応していることは、図3(b)及び図3(c)においても同様である。
また、図3(b)に示すように、点pから出射される出射光の方向とz軸との間のなす角度(偏角)をθとし、出射光の方向とx軸とのなす角度(偏角)をφとする。この設定では、点pにおける出射面51aの法線に対する角度の範囲は、z軸からの偏角であるθの角度範囲に対応し、法線回りの角度幅は、φが満たす角度範囲の角度幅に対応する。更に、0°≦θ≦90°且つ0°≦φ≦360°の範囲(図3に示す球の上半球)に出射されるすべての光の単位時間あたりの量である第1の光量をQとし、図3(c)に示すように、25°≦θ≦35°且つ−5°≦φ≦5°の範囲としての所定領域(図3に示す球の表面のハッチング領域)に出射される光の単位時間あたりの量である第2の光量をQとする。また、光量Qに対する光量Qの比である光量比をQ(=Q/Q×100)(%)とする。
このとき、レンズ部52の外形形状は、
0.252(%)<Q
を満たす形状である。
図4は、レンズ部52の外形形状の例を説明するための図面であり、レンズ部52の中心軸線Cを含む導光板50の断面構成の模式図である。
レンズ部52において、背面51bと反対側に位置するレンズ部52の頂部をレンズ部52の先端部52aと称し、レンズ部52の背面51b側をレンズ部52の底部52bと称する。本実施形態では、レンズ部52の形状は、図4に示した断面形状を、中心軸線Cを回転軸として回転させた形状であるとする。よって、レンズ部52の形状は、中心軸線Cを含む任意の断面において左右対称となる。また、レンズ部52は、レンズ部52に接する接平面と背面51bとのなす角度が、レンズ部52の底部52b側から先端部52a側にかけて単調に減少するような外形形状を有している。
図4を参照して、レンズ部52の外形形状の種々の例について説明する。図4において、レンズ部52の幅(直径)をw(μm)、レンズ部52の最大高さをh(μm)とする。
光量比Q(%)が上記範囲を満たすレンズ部52の外形形状は、(I)幅wに対する最大高さhの比であるアスペクト比をh/wとし、(II)レンズ部52の先端部52aの曲率半径をr(μm)とした場合、幅wに対する曲率半径rの比をr/wとし、及び、(III)レンズ部52の底部52bの背面51bに対する角度(以下、底部角度と称す)をγ(°)とした場合に、h/w、r/w及びγが、図5に示した図表内の組み合わせの何れかによって規定される形状とすることができる。
以下、図5の図表に示したアスペクト比[h/w]に基づいた場合分けに応じてレンズ部52が満たす形状の条件を具体的に例示する。
(1)0.29≦h/w<0.31の場合
レンズ部52の形状は、r/w及びγが以下の条件の何れかを満たしていればよい。
(1a)0<r/w≦0.23且つ31.57≦γ≦39.63
(1b)0.44≦r/w≦0.48且つ51.66≦γ≦54.72
(1c)0.52≦r/w≦0.56且つ58.03≦γ≦61.59
(1d)0.60≦r/w≦0.79且つ65.41≦γ≦85.24
(2)0.27≦h/w<0.29の場合
レンズ部52の形状は、r/w及びγが以下の条件の何れかを満たしていればよい。
(2a)0<r/w≦0.290且つ29.83≦γ≦39.70
(2b)0.513≦r/w≦0.848且つ52.84≦γ≦84.90
(3)0.25≦h/w<0.27の場合
レンズ部52の形状は、r/w及びγが以下の条件の何れかを満たしていればよい。
(3a)0<r/w≦0.361且つ28.03≦γ≦39.79
(3b)0.601≦r/w≦0.913且つ54.24≦γ≦84.51
(4)0.23≦h/w<0.25の場合
レンズ部52の形状は、r/w及びγが以下の条件の何れかを満たしていればよい。
(4a)0<r/w≦0.443且つ26.17≦γ≦39.89
(4b)0.755≦r/w≦0.990且つ60.24≦γ≦84.05
(5)0.21≦h/w<0.23の場合
レンズ部52の形状は、r/w及びγが次の条件の何れかを満たしていればよい。
(5a)0<r/w≦0.597且つ24.25≦γ≦42.85
(5b)0.881≦r/w≦1.080且つ62.98≦γ≦83.52
(6)0.19≦h/w<0.21の場合
レンズ部52の形状は、r/w及びγが次の条件の何れかを満たしていればよい。
(6a)0<r/w≦0.719且つ22.27≦γ≦43.32
(6b)0.969≦r/w≦1.031且つ60.71≦γ≦66.44
(6c)1.094≦r/w≦1.188且つ72.70≦γ≦82.87
(7)0.17≦h/w<0.19の場合
レンズ部52の形状は、r/w及びγが次の条件の何れかを満たしていればよい。
(7a)0<r/w≦0.868且つ20.23≦γ≦43.90
(7b)1.215≦r/w≦1.285且つ70.93≦γ≦78.28
(8)0.15≦h/w<0.17の場合
レンズ部52の形状は0.586≦r/w≦1.133且つ27.14≦γ≦49.42を満たす形状とすることができる。
(9)0.13≦h/w<0.15の場合
レンズ部52の形状は、0.938≦r/w≦1.473且つ30.57≦γ≦58.14を満たしていればよい。
(10)0.11≦h/w<0.13の場合
レンズ部52の形状は、1.302≦r/w≦1.719且つ32.70≦γ≦54.09を満たしていればよい。
(11)0.09≦h/w<0.11の場合
レンズ部52の形状は、1.813≦r/w≦2.063且つ36.17≦γ≦49.07を満たしていればよい。
先端部52aの曲率半径wは、レンズ部52の頂部としての先端部52aの曲がり具合を表すものである。例えば、先端部52aの曲率半径は、図4に示すように、先端部52aに接する円(図4中の破線で示す円)を仮定した場合の円の半径である。また、底部角度とは、中心軸線Cをとおる断面でのレンズ部52の輪郭線と背面51bとの交点の位置でのレンズ部52の接平面Pと背面51bとの間のなす角度である。この底部角度γは、レンズ部52を液滴とみなした場合の接触角に対応する。また、先端部52aに対して底部はレンズ部52の裾部でもある。よって、底部角度は裾部角度でもある。
また、幅wは、5μm以上1mm以下であり、好ましくは、10μm以上500μm以下である。このようなサイズのレンズ部52は、いわゆるマイクロレンズである。
図4は、レンズ部52の中心軸線Cを含む断面の構成を示しているので、幅wはレンズ部52の最大幅に対応する。また、hはレンズ部52の先端部52aの位置での厚さである。よって、上記アスペクト比[h/w]は、レンズ部52の最大幅に対する先端部52aの位置でのレンズ部52の厚さ(又は高さ)、すなわち、[先端部位置での厚さ]/[レンズ部の最大幅]に対応する。通常、先端部52aの位置でのレンズ部52の厚さは最大であるので、先端部52aの位置でのレンズ部52の厚さはレンズ部52の最大厚さでもある。また、上記(II)に記載した比は、曲率半径rとレンズ部52の最大幅との比、すなわち、[曲率半径]/[レンズ部の最大幅]に対応する。
レンズ部52の材料は、本体部51と同じ材料とすることができる。また、レンズ部52の材料は、透明材料であれば、本体部51の材料と異なっていてもよい。
上記構成の導光板50の本体部51は、単独の透光性材料で構成された単層の板状体であってもよいし、互いに異なる透光性材料で構成された層が積層された多層構造の板状体でもよい。なお、レンズ部52の材料が本体部51と同じ場合は、導光板50が単独の透光性材料で構成された板状体となる。
更に、本体部51及びレンズ部52を構成する透光性材料として透光性樹脂材料を用いる場合、この透光性樹脂材料に紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、加工安定剤、難燃剤、滑剤等の添加剤を添加することもできる。これらの添加剤はそれぞれ単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、導光板50に紫外線吸収剤が添加されていれば、光源部60から出力される光に紫外線が多く含まれている場合などにおいて、紫外線による導光板50の劣化を防止できるため好ましい。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、マロン酸エステル系紫外線吸収剤、シュウ酸アニリド系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤等が挙げられ、好ましくはベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤である。
透光性樹脂材料は、通常、添加剤として光拡散剤を添加することなく用いられるが、本発明の目的を損なわない僅かな量であれば、光拡散剤を添加して用いてもよい。
光拡散剤として、通常は、導光板50、具体的には、本体部51及びレンズ部52を主に構成する上述したよう透明材料とは屈折率が異なる粉末が用いられ、これを透明材料中に分散させて用いられる。かかる光拡散剤としては、例えばスチレン樹脂粒子、メタクリル樹脂粒子などの有機粒子、炭酸カリウム粒子、シリカ粒子等の無機粒子が用いられ、その粒子径は通常0.8μm〜50μmである。
また、出射面51aは、平坦であることが好ましい。しかしながら、モアレ低減のために出射面51aは、僅かに表層拡散を有していてもよい。
上記レンズ部52を備えた導光板50は、インクジェット印刷(インクジェット法)、フォトポリマー法、押出成型又は射出成型などにより製造することができる。
インクジェット印刷(インクジェット法)やフォトポリマー法を用いて導光板50を製造する際には、レンズ部52の材料として、紫外線硬化樹脂を利用することができ、紫外線硬化としては、アクリル系紫外線硬化樹脂を用いることができる。
レンズ部52の材料をアクリル系紫外線硬化樹脂としてインクジェット印刷を利用する場合の導光板50の製造方法の一例について説明する。この場合、板状体としての本体部51を押出成型又は射出成型などにより形成する。次に、本体部51の背面51bとなるべき面に、インクジェットヘッドを操作しながら、紫外線硬化樹脂を滴下(印刷)する。次いで、紫外線を紫外線硬化樹脂に照射して硬化させることでレンズ部52とする。
レンズ部52を形成する場合、例えば、アクリル系紫外線硬化樹脂を滴下した後、紫外線を照射して硬化させて、レンズ部52とする。
ここでは、インクジェット印刷による製造方法を例示したが、導光板50は、前述したように、押出成型や射出成形などによって直接レンズ部52が形成された導光板50を製造してもよい。この場合、レンズ部52の材料は、本体部51の材料と同じになる。
次に、上記導光板50の作用効果について、図1に示したように面光源装置30の一部として採用し、導光板50を透過型画像表示装置10に適用した場合を例にして説明する。図6は、図1に示した透過型画像表示装置10の一部拡大図である。図6では、図1中において側面50a(側面51c)側を拡大して示している。
光源部60が有する点状光源61を発光させると、点状光源61からの光は、点状光源61に対向する導光板50の側面50aから導光板50に入射する。導光板50に入射した光は、導光板50内を全反射しながら伝搬する。導光板50内を伝搬する光が、レンズ部52に入射すると、レンズ部52内では光が全反射条件以外の条件で反射する。そのため、反射光は出射面51aから出射する。
光量比Qが0.252%より大きくなる形状をレンズ部52が有することから、出射面51aから出射する光の出射角θは、約30°付近、より具体的には、25°以上35°以下の範囲になりやすい。その結果、プリズム板40を経て透過型画像表示部20に出射される光の輝度が向上する。
この点について、レンズ部52の代わりに、白色ドット81を背面51bに形成した導光板80の場合を例にして説明する。図7は、複数の白色ドット81が背面51bに形成された導光板80の構成の一例を示す模式図である。図7には、説明のために、点状光源61及びプリズム板40も一緒に示している。導光板80の構成は、背面51bにレンズ部52の代わりに白色ドット81が形成されている点以外は、導光板50の構成と同様である。導光板80において、導光板50と同様の要素には同じ符号を付すものとする。
導光板80の場合も、点状光源61から出力され導光板80内に入射した光は、導光板80内を全反射しながら伝搬する。導光板80内を伝搬する光が白色ドット81の位置で反射する場合には、全反射条件以外で反射する光も生じる。そのため、白色ドット81によって反射した光は、出射面51aから出射する。この際、図8に示すように、出射角θは約60°付近になる傾向がある。図8は、出射角θに対する出射光の強度分布の測定結果を示すグラフである。図8の横軸は、出射面51aからの出射光の出射角θであり、縦軸は光度(cd)である。導光板80から出射された光は、出射角θとほぼ同じ角度でプリズム板40に入射する。従って、約60°の出射角θで出射された出射光は、約60°の入射角θでプリズム板40に入射する。
しかしながら、入射角θが60°付近でプリズム板40に入射した光は、プリズム部41から出射される際には、図7に示すようにZ方向から離れた方向に出射されやすい。その結果、透過型画像表示部20に入射する光が低減する傾向にある。
一方、導光板50においては、30°±5°(すなわち、25°以上35°以下)の範囲内の出射角θで光が出射しやすい。この場合、プリズム板40には、30°±5°の入射角θで入射する。プリズム板40への入射角θが30°近傍の場合、プリズム部41から出射される光は、図6に示すように、板厚方向(Z方向)に出射されやすい。換言すれば、導光板50から出射された光は、板厚方向である正面方向により多く集光される。
なお、プリズム部41を構成する一対の側面42a,42bのうち、一方の面42aから出射される光は板厚方向に出射される一方、他方の面42bから出射される光は、板厚方向から離れる場合もある。しかしながら、一方の側面42aから板厚方向に出射されやすいので、入射角θが約60°の場合より、透過型画像表示部20に向けて出射される光量が多くなる。そのため、正面方向の輝度が向上し、結果として、透過型画像表示部20でより明るい画像を表示することができる。
次に、レンズ部52が図5に示す条件を満たす場合に、出射角θが30°近傍である出射光がより多くなる点についてシミュレーション結果に基づいて説明する。
図9は、シミュレーションモデルを示す模式図である。説明の便宜のため、図1に示した構成要素に対応する構成要素には、導光板50のようにMを付して記載する。シミュレーションは、図9に示したように導光板50の側面50a,50bの側方にそれぞれ点状光源61,61を配置すると共に、導光板50の下方に反射部70としての反射シートを配置したモデルにおいて、光線追跡法を用いて行った。点状光源61,61は、側面50a及び側面50bの側方に配置した。また、点状光源61,61は、導光板50の短辺方向において、短辺方向の中央部に位置している。
シミュレーション条件は、次のとおりである。
・導光板50の構成材料:本体部51及びレンズ部52はいずれもPMMA(屈折率:1.49)を仮定
・導光板50の平面視形状(板厚方向からみた形状):長方形
・導光板50の長辺の長さW1:500mm
・導光板50の短辺の長さW2: 20mm
・本体部51の厚さt:4mm
・導光板50のレンズ部52の先端部52aと反射部70との間の距離:0.1mm
・反射部70:ミラー(反射率100%)を仮定
・点状光源61の特性:点光源とし、等方出射を仮定
・点状光源61から出射される光の波長:550nmを仮定
・点状光源61と導光板50との距離:0.1mm
なお、本体部51の側面51e及び側面51fでは周期的境界条件を仮定した。すなわち、側面51e及び側面51fでは光はすべて反射し導光板50内に戻るとした。
シミュレーションでは、図4に示したようにレンズ部52の中心軸線Cを含むレンズ部52の断面構成において、レンズ部52の輪郭線を円錐曲線で表した。具体的には、図10に示すように、uv座標系を設定し、レンズ部52の断面形状を式(1)で示す円錐曲線v(u)により規定した。uv座標系のv軸は図4におけるレンズ部52の中心軸線Cに対応する。また、u軸は図4に示すX方向に対応する。
Figure 0005930729
式(1)において、kは、式(1)で表される円錐曲線のとがり方を示すパラメータであり、レンズ部52の先端部52aのとがり方を表している。例えばkが0のとき、レンズ部52の外形は放物線形状となり、kが1のとき、レンズ部52の外形はプリズム形状となり、kが−1のとき、レンズ部52の外形は楕円を半分に切った形状となる。
シミュレーションモデルでは、本体部51の背面51bに複数のレンズ部52を一定間隔で配置した。具体的には、複数の正方形が配列されてなる正方格子を背面51bに対して設定し、正方格子の構成単位である各正方形に一つのレンズ部52を配置した。正方格子の構成単位に対するレンズ部52の占有率(構成単位に対するレンズ部52の被覆率)は78.5%とした。また、正方格子の構成単位である正方形の一辺の長さは500μmとした。
シミュレーションでは、まず、式(1)で規定される外形を有するレンズ部52を設計した。設計したレンズ部52を有する導光板50に対して、点状光源61から光が入射した場合を想定し、導光板50の出射面51aの中央部に光の出射位置としての点pを仮定し、点pから光が出射される場合の出射光の放射輝度を計算した。
そして、図3の(b)及び(c)に示した局所的なxyz座標系を設定し、光量Q及び光量Qを算出した。シミュレーションでは、後述する比較のための実験結果と対比するため、0°≦θ≦90°及び0°≦φ≦360°の範囲(図3(b)に示した単位球の球面のうちz≧0の領域の半球面に相当)に出射された出射光の放射輝度を半球面上の複数の点で算出した。その後、算出された放射輝度に基づいて、半球面全体の全放射束及び所定領域の放射束を算出した。
放射輝度を算出する上記複数の点は、所定領域内の点を含むように、θ方向に5°刻みで設定すると共に、φ方向に10°刻みで設定した。放射輝度から全放射束及び放射束の算出は次のように実施した。
すなわち、各算出点の放射輝度を、単位立体角あたりの放射束に換算した。単位立体角としては1/4πを設定した。次に、各放射束を単位球面上の面要素あたりの放射束に換算した。その後、単位球面上の面要素あたりの放射束を半球面全体にわたって数値積分することによって全放射束を算出した。単位球面上の面要素あたりの放射束を、25°≦θ≦35°且つ−5°≦φ≦5°の範囲で数値積分することで放射束を算出した。シミュレーションでは、物理量である放射束を算出しているが、放射束は、いわゆる心理物理量の光束(単位時間あたりの光量)に対応する。よって、算出した全放射束に対する所定領域の放射束の比は、全光束(単位時間あたりの全光量)に対する所定領域の光束(単位時間あたりの光量)の比に対応する。従って、[所定領域の放射束]/[全放射束]を光量比Qとした。
及びh/wを変更することによって、設定される複数のレンズ部52の形状に対して上記シミュレーションを実施し、光量比Qを算出した。
また、比較ために、白色ドット81を備えた導光板80を用いて実測値に基づく光量比Qを得た。比較のための実験(以下、「比較実験」と称す)では、三星電子株式会社製「UN46B8000」に使用されているバックライトユニットを取り出し、当該バックライトユニットの導光板を導光板80として使用した。そして、導光板80とバックライトユニットの光源とを使用すると共に、導光板80の背面側に銀蒸着反射フィルムを設けることによって、図9の構成と同様の構成を実現した。比較実験に使用した導光板80は白色ドット81を備えていた。そして、比較実験では、図9に示したシミュレーションモデルの場合と同様に、導光板80の側面から白色光を導光板80内に供給して、出射面51aの所定位置(導光板80の中央位置)からの輝度を測定した。測定は、輝度計(TOPCOM社製「色彩輝度計BM-5AS」)を用いて行った。具体的には、図3(b)に示した球面のうちz≧0の領域に相当する半球面内の複数の測定点でそれぞれ輝度を測定した。複数の測定点は、シミュレーションの放射輝度の算出点に対応するように設定した。
測定した輝度に基づいて、シミュレーションの場合と同様にして全光束及び所定領域の光束を算出した。すなわち、各測定点の輝度を、単位立体角あたりの光束に換算した。単位立体角としては1/4πを設定した。次に、各光束を単位球面上の面要素あたりの光束に換算した。その後、単位球面上の面要素あたりの光束を半球面全体にわたって数値積分することによって全光束を算出した。単位球面上の面要素あたりの光束を、25°≦θ≦35°且つ−5°≦φ≦5°の範囲で数値積分することで所定領域の光束を算出した。光束は単位時間あたりの光量に対応するので、全光束が光量Qに対応し、所定領域の光束が光量Qに対応する。よって、光量Qを光量Qで除することによって、光量比Qを算出した。白色ドット81を設けた場合の光量比Qは、0.252%であった。
シミュレーション結果は、図11及び図12に示した図表のとおりである。図11及び図12は、式(1)におけるkとアスペクト比[h/w]とで規定されるレンズ形状と光量比Qとの関係を示す図表である。図11はkが0以上0.9までの範囲を示しており、図12は、kが−0.9以上且つ−0.1以下の範囲を示している。
図11及び図12において、光量比Qが大きい方が出射角30°近傍に出射される光が多いことを示している。すなわち、光量比Qが大きい方が、プリズム板40と組み合わせた際に、輝度向上が図れることになる。
図13及び図14は、図11及び図12に示したkとアスペクト比[h/w]とで決まるレンズ形状の幅wに対する先端部52aの曲率半径rの幅wに対する比[r/w]を示す図表である。また、図15及び図16は、図11及び図12に示したkとアスペクト比[h/w]とで決まるレンズ形状の底部角度を示す図表である。
図11及び図12に示した図表では、白色ドット81に対して算出された光量比Qの値(0.252%)より大きい光量比Qに下線を付している。また、図11に対応する図13及び図15、図12に対応する図14及び図16では、図11及び図12において下線を付した光量比Qを実現するレンズ部52の幅wに対する先端部52aの曲率半径[r/w]及び底部角度γに下線を付している。
従って、図11〜図16において、下線を付した箇所のh/w、幅wに対する曲率半径[r/w]及び底部角度γで規定されるレンズ部52では白色ドット81を備える導光板80の場合より大きい光量比Qを実現できることになる。
そして、図11〜図16で下線を付した箇所のレンズ部52の形状を規定するアスペクト比[h/w]、幅wに対する曲率半径[r/w]及び底部角度γは、図5で示した図表で示した範囲内である。
よって、図5に示した、h/w、r/w及びγで示した組み合わせで規定されるレンズ部52を備える導光板50では、出射角θが25°以上35以下になりやすいことになる。そのため、前述したように、本実施形態における導光板50を採用することで、プリズム板40を備える透過型画像表示装置10において、より高い輝度で透過型画像表示部20を照明することが可能である。その結果、透過型画像表示部20で表示される画像の輝度向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、背面51b上に形成されている複数のレンズ部52は光量比Qが0.252%より大きくなるような形状を有するとして説明した。しかしながら、背面51b上に形成されている複数のレンズ部のうち、少なくも半分以上のレンズ部が上記実施形態で説明したレンズ部52であればよい。換言すれば、背面51bに形成される複数のレンズ部は、その半分が上記レンズ部52としての第1のレンズ部と、残りの半分が上記実施形態で説明した条件を満たしていない第2のレンズ部とから構成されていてもよい。レンズ部52としての第1のレンズ部の数と、上記第2のレンズ部との数の比は、6:4でもよい。
また、レンズ部52の形状は、図4に例示したように、レンズ部52の接平面と背面51bとのなす角度が、レンズ部52の底部側から先端部側にかけて単調に減少する形状を有することが好ましい。しかしながら、レンズ部52は、図5に示したh/w、r/w及びγで示した組み合わせで規定される形状を有するなどにより、光量比Qが0.252%より大きくなるような形状を有していれば、レンズ部52の接平面と背面51bとのなす角度との先端部52a側にかけて単調に減少していなくてもよい。
更に、光源部60の数は、2つに限定されない。例えば、光源部60は、3つ以上とすることもできる。この場合、例えば、本体部51が有する側面51e,51fのうちの少なくとも一つに対して更に設けることができる。また、光源部60は一つとすることもできる。この場合、光源部60は、図1に示した側面51c及び側面51dのうちの一方に配置される。
また、図1に示した透過型画像表示装置10において、本発明の目的を損なわなければ、導光板50とプリズム板40との間に他の光学部材を配置したり、プリズム板40と透過型画像表示部10との間に他の光学部材を配置することもできる。導光板50とプリズム板40との間に設ける他の光学部材の例は、本発明の目的を損なわない程度の光拡散特性を有する光拡散シート又はマイクロレンズシートである。また、プリズム板40と透過型画像表示部10との間に設ける他の光学部材の例は、反射型偏光分離シート、光拡散シート又はマイクロレンズシートである。
10…透過型画像表示装置、20…透過型画像表示部、30…面光源装置、40…プリズム板、40a…表面(プリズム板の片面)、40b…裏面(プリズム板の片面と反対側の面)、41…プリズム部、50…導光板、51…本体部、51a…出射面(第1の面)、51b…背面(第2の面)、51c…側面(入射面)、51d…側面(入射面)、52…レンズ部、52a…先端部、52b…底部、60…光源部。

Claims (3)

  1. 一方向に延在している複数のプリズム部が片面に形成されているプリズム板であり複数の前記プリズム部が前記プリズム部の延在方向に略直交する方向に並列配置された前記プリズム板に対して前記片面と反対側である背面側に設けられる導光板であって、
    前記プリズム部側に位置する第1の面と、前記第1の面と対向する第2の面と、前記第1及び第2の面に交差しており光が入射される入射面とを有する板状の本体部と、
    前記第2の面にドット状に形成されており、前記第1の面と反対側に凸である複数のレンズ部と、
    を備え、
    複数の前記レンズ部の各々は、
    前記入射面から入射され前記第1の面から出射される光である出射光の第1の光量に対する第2の光量の比が0.252%より大きくなるようなドーム状の外形形状を有しており、
    前記第1の光量は、前記第1の面の一点から出射される全出射光の単位時間あたりの量であり、
    前記第2の光量は、前記一点から所定領域に出射される出射光の量であり、
    前記所定領域は、前記第1の面の法線に対する角度範囲が25°以上35°以下であり、前記法線回りの角度幅が、前記プリズム部の延在方向に略直交する方向に対して±5°の領域であり、
    前記レンズ部の外形形状における幅をW
    前記レンズ部の外形形状における最大高さをh
    前記レンズ部の外形形状におけるアスペクト比をh /w
    前記レンズ部の外形形状における先端部の曲率半径をrとしたときの前記幅w に対する前記曲率半径rの比をr/w
    前記レンズ部の底部における接平面と前記第2の面とのなす角度をγとしたとき、
    (1)0.29≦h /w <0.31の場合には、
    (1a)0<r/w ≦0.23且つ31.57≦γ≦39.63、
    (1b)0.44≦r/w ≦0.48且つ51.66≦γ≦54.72、
    (1c)0.52≦r/w ≦0.56且つ58.03≦γ≦61.59及び
    (1d)0.60≦r/w ≦0.79且つ65.41≦γ≦85.24の何れかであり、
    (2)0.27≦h /w <0.29の場合には、
    (2a)0<r/w ≦0.290且つ29.83≦γ≦39.70又は
    (2b)0.513≦r/w ≦0.848且つ52.84≦γ≦84.90であり、
    (3)0.25≦h /w <0.27の場合には、
    (3a)0<r/w ≦0.361且つ28.03≦γ≦39.79又は
    (3b)0.601≦r/w ≦0.913且つ54.24≦γ≦84.51であり、
    (4)0.23≦h /w <0.25の場合には、
    (4a)0<r/w ≦0.443且つ26.17≦γ≦39.89又は
    (4b)0.755≦r/w ≦0.990且つ60.24≦γ≦84.05であり、
    (5)0.21≦h /w <0.23の場合には、
    (5a)0<r/w ≦0.597且つ24.25≦γ≦42.85又は
    (5b)0.881≦r/w ≦1.080且つ62.98≦γ≦83.52であり、
    (6)0.19≦h /w <0.21の場合には、
    (6a)0<r/w ≦0.719且つ22.27≦γ≦43.32、
    (6b)0.969≦r/w ≦1.031且つ60.71≦γ≦66.44及び
    (6c)1.094≦r/w ≦1.188且つ72.70≦γ≦82.87の何れかであり、
    (7)0.17≦h /w <0.19の場合には、
    (7a)0<r/w ≦0.868且つ20.23≦γ≦43.90又は
    (7b)1.215≦r/w ≦1.285且つ70.93≦γ≦78.28であり、
    (8)0.15≦h /w <0.17の場合には、
    0.586≦r/w ≦1.133且つ27.14≦γ≦49.42であり、
    (9)0.13≦h /w <0.15の場合には、
    0.938≦r/w ≦1.473且つ30.57≦γ≦58.14であり、
    (10)0.11≦h /w <0.13の場合には、
    1.302≦r/w ≦1.719且つ32.70≦γ≦54.09であり、
    11)0.09≦h /w <0.11の場合には、
    1.813≦r/w ≦2.063且つ36.17≦γ≦49.07であり、
    前記レンズ部の接平面と前記第2の面とのなす角度γが前記レンズ部の底部側から先端部側にかけて単調に減少するような外形形状である、導光板。
  2. 一方向に延在している複数のプリズム部が片面に形成されているプリズム板であり複数の前記プリズム部が前記プリズム部の延在方向に略直交する方向に並列配置された前記プリズム板の前記片面と反対の面に光を供給する面光源装置であって、
    前記プリズム部側に位置する第1の面と、前記第1の面と対向する第2の面と、前記第1及び第2の面に交差しており光が入射される入射面とを有する板状の本体部と、前記第2の面にドット状に形成されており、前記第1の面と反対側に凸である複数のレンズ部とを有する導光板と、
    前記導光板の前記入射面の側方に配置されており前記入射面に光を供給する光源部と、を備え、
    複数の前記レンズ部の各々は、
    前記入射面から入射され前記第1の面から出射される光である出射光の第1の光量に対する第2の光量の比が0.252%より大きくなるようなドーム状の外形形状を有しており、
    前記第1の光量は、前記第1の面の一点から出射される全出射光の単位時間あたりの量であり、
    前記第2の光量は、前記一点から所定領域に出射される出射光の単位時間あたりの量であり、
    前記所定領域は、前記第1の面の法線に対する角度範囲が25°以上35°以下であり、前記法線回りの角度幅が、前記プリズム部の延在方向に略直交する方向に対して±5°の領域であり、
    前記レンズ部の外形形状における幅をW
    前記レンズ部の外形形状における最大高さをh
    前記レンズ部の外形形状におけるアスペクト比をh /w
    前記レンズ部の外形形状における先端部の曲率半径をrとしたときの前記幅w に対する前記曲率半径rの比をr/w
    前記レンズ部の底部における接平面と前記第2の面とのなす角度をγとしたとき、
    (1)0.29≦h /w <0.31の場合には、
    (1a)0<r/w ≦0.23且つ31.57≦γ≦39.63、
    (1b)0.44≦r/w ≦0.48且つ51.66≦γ≦54.72、
    (1c)0.52≦r/w ≦0.56且つ58.03≦γ≦61.59及び
    (1d)0.60≦r/w ≦0.79且つ65.41≦γ≦85.24の何れかであり、
    (2)0.27≦h /w <0.29の場合には、
    (2a)0<r/w ≦0.290且つ29.83≦γ≦39.70又は
    (2b)0.513≦r/w ≦0.848且つ52.84≦γ≦84.90であり、
    (3)0.25≦h /w <0.27の場合には、
    (3a)0<r/w ≦0.361且つ28.03≦γ≦39.79又は
    (3b)0.601≦r/w ≦0.913且つ54.24≦γ≦84.51であり、
    (4)0.23≦h /w <0.25の場合には、
    (4a)0<r/w ≦0.443且つ26.17≦γ≦39.89又は
    (4b)0.755≦r/w ≦0.990且つ60.24≦γ≦84.05であり、
    (5)0.21≦h /w <0.23の場合には、
    (5a)0<r/w ≦0.597且つ24.25≦γ≦42.85又は
    (5b)0.881≦r/w ≦1.080且つ62.98≦γ≦83.52であり、
    (6)0.19≦h /w <0.21の場合には、
    (6a)0<r/w ≦0.719且つ22.27≦γ≦43.32、
    (6b)0.969≦r/w ≦1.031且つ60.71≦γ≦66.44及び
    (6c)1.094≦r/w ≦1.188且つ72.70≦γ≦82.87の何れかであり、
    (7)0.17≦h /w <0.19の場合には、
    (7a)0<r/w ≦0.868且つ20.23≦γ≦43.90又は
    (7b)1.215≦r/w ≦1.285且つ70.93≦γ≦78.28であり、
    (8)0.15≦h /w <0.17の場合には、
    0.586≦r/w ≦1.133且つ27.14≦γ≦49.42であり、
    (9)0.13≦h /w <0.15の場合には、
    0.938≦r/w ≦1.473且つ30.57≦γ≦58.14であり、
    (10)0.11≦h /w <0.13の場合には、
    1.302≦r/w ≦1.719且つ32.70≦γ≦54.09であり、
    11)0.09≦h /w <0.11の場合には、
    1.813≦r/w ≦2.063且つ36.17≦γ≦49.07であり、
    前記レンズ部の接平面と前記第2の面とのなす角度γが前記レンズ部の底部側から先端部側にかけて単調に減少するような外形形状である、面光源装置。
  3. 一方向に延在している複数のプリズム部が片面に形成されているプリズム板であって、複数の前記プリズム部が前記プリズム部の延在方向に略直交する方向に並列配置されたプリズム板と、
    前記プリズム板に対して前記片面と反対側である背面側に設けられる導光板であって、前記プリズム部側に位置する第1の面と、前記第1の面と対向する第2の面と、前記第1及び第2の面に交差しており光が入射される入射面とを有する板状の本体部と、前記第2の面にドット状に形成されており、前記第1の面と反対側に凸である複数のレンズ部とを有する導光板と、
    前記導光板の前記入射面の側方に設けられており前記入射面に光を供給する光源部と、
    前記プリズム板の前記片面側に設けられており、前記プリズム板から出射される光により照明され画像を表示する透過型画像表示部と、を備え、
    複数の前記レンズ部の各々は、
    前記入射面から入射され前記第1の面から出射される光である出射光の第1の光量に対する第2の光量の比が0.252%より大きくなるようなドーム状の外形形状を有しており、
    前記第1の光量は、前記第1の面の一点から出射される全出射光の単位時間あたりの量であり、
    前記第2の光量は、前記一点から所定領域に出射される出射光の単位時間あたりの量であり、
    前記所定領域は、前記第1の面の法線に対する角度範囲が25°以上35°以下であり、前記法線回りの角度幅が、前記プリズム部の延在方向に略直交する方向に対して±5°の領域であり、
    前記レンズ部の外形形状における幅をW
    前記レンズ部の外形形状における最大高さをh
    前記レンズ部の外形形状におけるアスペクト比をh /w
    前記レンズ部の外形形状における先端部の曲率半径をrとしたときの前記幅w に対する前記曲率半径rの比をr/w
    前記レンズ部の底部における接平面と前記第2の面とのなす角度をγとしたとき、
    (1)0.29≦h /w <0.31の場合には、
    (1a)0<r/w ≦0.23且つ31.57≦γ≦39.63、
    (1b)0.44≦r/w ≦0.48且つ51.66≦γ≦54.72、
    (1c)0.52≦r/w ≦0.56且つ58.03≦γ≦61.59及び
    (1d)0.60≦r/w ≦0.79且つ65.41≦γ≦85.24の何れかであり、
    (2)0.27≦h /w <0.29の場合には、
    (2a)0<r/w ≦0.290且つ29.83≦γ≦39.70又は
    (2b)0.513≦r/w ≦0.848且つ52.84≦γ≦84.90であり、
    (3)0.25≦h /w <0.27の場合には、
    (3a)0<r/w ≦0.361且つ28.03≦γ≦39.79又は
    (3b)0.601≦r/w ≦0.913且つ54.24≦γ≦84.51であり、
    (4)0.23≦h /w <0.25の場合には、
    (4a)0<r/w ≦0.443且つ26.17≦γ≦39.89又は
    (4b)0.755≦r/w ≦0.990且つ60.24≦γ≦84.05であり、
    (5)0.21≦h /w <0.23の場合には、
    (5a)0<r/w ≦0.597且つ24.25≦γ≦42.85又は
    (5b)0.881≦r/w ≦1.080且つ62.98≦γ≦83.52であり、
    (6)0.19≦h /w <0.21の場合には、
    (6a)0<r/w ≦0.719且つ22.27≦γ≦43.32、
    (6b)0.969≦r/w ≦1.031且つ60.71≦γ≦66.44及び
    (6c)1.094≦r/w ≦1.188且つ72.70≦γ≦82.87の何れかであり、
    (7)0.17≦h /w <0.19の場合には、
    (7a)0<r/w ≦0.868且つ20.23≦γ≦43.90又は
    (7b)1.215≦r/w ≦1.285且つ70.93≦γ≦78.28であり、
    (8)0.15≦h /w <0.17の場合には、
    0.586≦r/w ≦1.133且つ27.14≦γ≦49.42であり、
    (9)0.13≦h /w <0.15の場合には、
    0.938≦r/w ≦1.473且つ30.57≦γ≦58.14であり、
    (10)0.11≦h /w <0.13の場合には、
    1.302≦r/w ≦1.719且つ32.70≦γ≦54.09であり、
    11)0.09≦h /w <0.11の場合には、
    1.813≦r/w ≦2.063且つ36.17≦γ≦49.07であり、
    前記レンズ部の接平面と前記第2の面とのなす角度γが前記レンズ部の底部側から先端部側にかけて単調に減少するような外形形状である、透過型画像表示装置。
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