JP5930142B1 - マンノシルエリスリトールリピッド−bを含有する液状組成物 - Google Patents

マンノシルエリスリトールリピッド−bを含有する液状組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】油状ペースト状でハンドリング性が悪く、また水や油に対する溶解性が著しく低いMEL−Bを処方化することで、それ自身が安定で、かつ製剤に配合しても安定性に優れ、ハンドリング性が改善された液状組成物及びその処方を提供することを課題とする。【解決手段】A)マンノシルエリスリトールリピッド−B、(B)グリセリン、(C)多価アルコール(グリセリンを除く)、(D)グリチルリチン酸塩及び(E)水を所定量含有し、(A)マンノシルエリスリトールリピッド−Bと(B)グリセリンの配合質量比が1:1〜1:10であり、かつ(C)多価アルコールの配合質量が(B)グリセリンの配合質量よりも少ないことを特徴とする液状組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、マンノシルエリスリトールリピッド-B(MEL−B)を含有する液状組成物及びその処方に関する。さらに詳細には、MEL−Bを化粧品等の製剤に用いる上でのハンドリング性、流動性、原液の安定性及び希釈分散時の安定性に優れた組成物及びその処方に関する。特に、本発明のMEL−Bを含有する液状組成物は、化粧品製剤に配合する際のプレミックス品に適した剤型である。
皮膚の保湿機能は、細胞間脂質が水分と結合することによって機能しており、そのような本来の皮膚の機能に近い保湿性能を持つスキンケア素材が必要とされていた。また近年では、安全性に対する懸念から消費者の天然物志向が高まっており、合成品ではなく天然物由来の素材がスキンケア分野では求められている。例えば、レシチンやサポニンのように、天然物から抽出して得られる素材がスキンケア分野で用いられている。その他では、微生物が生産する発酵物をスキンケア素材として利用するための研究開発が近年盛んに行われている。
前述の微生物が生産するスキンケア素材として、親水基と親油基を併せもつ両親媒性物質で、界面活性能を有するバイオサーファクタントが挙げられる。微生物由来の界面活性剤であるバイオサーファクタントは、安全性が高く、環境への負荷が少ない生分解性に優れた環境先進型界面活性剤として研究が進められている。
現在、バイオサーファクタントとしては、糖型、アシルペプチド型、リン脂質型、脂肪酸型及び高分子化合物型の5つに分類することができるが、中でも糖型バイオサーファクタントが最もよく研究されており、細菌及び酵母によって生産された多くの種類の物質が報告されている。
そのような糖型バイオサーファクタントとして、近年マンノシルエリスリトールリピッド(以下「MEL」ということがある)がスキンケア分野で用いられている。MELには糖骨格のエリスリトールの光学異性体として、以下の一般式(1)に示されるような4−O−β−D−マンノピラノシル−meso−エリスリトール構造と1−O−β−D−マンノピラノシル−meso−エリスリトール構造(下記一般式(2))が存在する。
従来の4−O−β−D−マンノピラノシル−meso−エリスリトール構造を有するMELについては、抗菌性、抗腫瘍性、糖タンパク結合能をはじめ、様々な生理活性を有することが報告されている。また、この従来のMELは極めて特異な自己集合特性を示し、分子構造の僅かな違いが自己集合体の形成に多大な影響を与えるばかりでなく、それを活用したベシクル形成について、希薄溶液(6.3×10−2wt%以下)においてのみ報告されている(非特許文献1:Chem. Eur. J. 2006, Vol.12, p2434-2440)。さらに、従来のMELの両連続スポンジ構造を用いた液晶乳化技術(特許文献1:特開2007−181789号公報)についても報告している。
しかし、MELは油性ペースト状であり、流動性が非常に低く、製剤上のハンドリング性が不良であるという問題があった。また、水・油に対して難溶であるため、例えば化粧品製剤に配合する際、沈殿の発生や、乳化状態の安定性不良といった問題が生じるため、種々の配合検討を要するという問題があった。
かかる事情から、MELと抗炎症剤とを組み合わせることで、その流動性を改善し、透明度の高いMEL組成物及びその処方を提供する技術が報告されている(特許文献2:特開2011−1314号公報)。当該技術によって、ハンドリング性に関する課題を解決したものと思われたが、当該組成物はそれ自体の流動性や経時安定性には言及しているものの、これをMELのプレミックス組成物として化粧品等の製剤に配合した際の最終製品における経時安定性、つまりプレミックス組成物の希釈液の経時安定性にまでは言及しておらず、当該組成物を実際に化粧品等の製剤に配合した場合、最終製品中に澱の発生や性状変化といった安定性不良が生じ、実使用に耐えられるものではないという問題があった。さらには、当該文献では、化粧品において配合制限が設けられる医薬品成分グリチルリチン酸塩を多量必要とする場合が多く、現実的に化粧品製剤中に配合することは難しかった(薬食審査発第0524001号「化粧品に配合可能な医薬品の成分について」)。
特開2007−181789号公報 特開2011−1314号公報
T. Imura, N. Ohta, K. Inoue, N. Yagi, H. Negishi, H. Yanagishita, D. Kitamoto, Chem. Eur. J,2006, Vol.12, p2434-2440
MELを産業に広く利用していくためには、ハンドリング性や製剤における安定性を向上させることは非常に重要である。これまで、配合処方によってMELのハンドリング性向上に関する報告は成されていたが、プレミックス組成物自身の安定性だけでなく、それを配合した化粧品製剤等の安定性にまで言及した報告はなく、製剤に配合した状態でも安定性が良好で、幅広い剤型・処方に対して配合可能な実使用に耐えうるMELプレミックス組成物の開発は成されていなかった。
そこで、本発明の目的は、MELの中でも特にMEL−Bに着目し、MEL−Bを含有する経時安定性に優れたプレミックス組成物で、かつ化粧品製剤等に配合した状態でも安定性が良好で、様々な化粧品製剤等に対して配合可能な処方及び組成物を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、以下に示すような手段により、上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は以下の構成から成る。
[1]
(A)マンノシルエリスリトールリピッド−B、(B)グリセリン、(C)多価アルコール(グリセリンを除く)、(D)グリチルリチン酸塩及び(E)水を含有し、
(A)マンノシルエリスリトールリピッド−Bの配合量が1.0〜25.0質量%であり、
(B)グリセリンの配合量が5.0〜70.0質量%であり、
(C)多価アルコールの配合量が3.0〜30.0質量%であり、
(D)グリチルリチン酸塩の配合量が0.01〜5.0質量%であり、
(A)マンノシルエリスリトールリピッド−Bと(B)グリセリンの配合質量比が1:1〜1:10であり、かつ
(C)多価アルコールの配合質量が(B)グリセリンの配合質量よりも少ないことを特徴とする液状組成物。
[2]
(C)多価アルコールが、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールからなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[3]
(D)グリチルリチン酸塩が、グリチルリチン酸Na塩、グリチルリチン酸K塩及びグリチルリチン酸アンモニウム塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の組成物。
[4]
[1]〜[3]のいずれかに記載の液状組成物を0.01質量%〜10質量%含有することを特徴とする化粧料組成物。
本発明により、流動性、ハンドリング性及び安定性に優れたMEL−B含有液状組成物を提供することができる。特に本発明は、MEL−B含有液状組成物の状態で安定性に優れており、幅広い剤型・処方に対して配合可能であり、さらには製剤に配合した状態でも溶解・分散状態を維持するという、実使用に適したMEL−B含有液状組成物及びこれを希釈して成る組成物を提供することにある。
本発明のMEL−B含有液状組成物は、流動性、ハンドリング性及び安定性に優れ、またこれを希釈して成る組成物に関しても溶解・分散安定性に優れることから、プレミックス品として好適である。「プレミックス品」もしくは「プレミックス組成物」とは、機能性素材に他の素材をあらかじめ混合することで、機能性素材を化粧品製剤に配合しやすくした組成物を意味する。本発明においては、MEL−Bを機能性素材として、これにその他の素材を混合することで、MEL−Bのハンドリング性や化粧品製剤への希釈分散性を高めた組成物を指す。
本発明により提供されるMEL−B含有液状組成物及びこれを希釈して成る組成物は、保湿作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などの効果を有する。また、種々の配合成分を添加することにより、その効果の向上が期待される。このMEL含有液状組成物及びこれを希釈して成る組成物は、化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品として提供することできる。
(成分(A)MEL−B)
MELの構造を一般式(3)に示す。一般式(3)中、置換基R1は、同一でも異なっていてもよい炭素数4〜24の脂肪族アシル基である。MELは、マンノースの4位及び6位のアセチル基の有無に基づいて、MEL−A、MEL−B、MEL−C及びMEL−Dの4種類に分類される。
具体的には、MEL−Aは、一般式(3)中、置換基R2およびR3がともにアセチル基である。MEL−Bは、一般式(3)中、置換基R2はアセチル基であり、置換基R3は水素である。MEL−Cは、一般式(3)中、置換基R2が水素であり、置換基R3はアセチル基である。MEL−Dは、一般式(3)中、置換基R2及びR3がともに水素である。
上記一般式(3)で示されるMELにおける置換基R1の炭素数は、MEL生産培地に含有させる油脂類であるトリグリセリドを構成する脂肪酸の炭素数、および、使用するMEL生産菌の脂肪酸の資化の程度によって変化する。また、上記トリグリセリドが不飽和脂肪酸残基を有する場合、MEL生産菌が上記不飽和脂肪酸の二重結合部分まで資化しなければ、置換基R1として不飽和脂肪酸残基を含ませることも可能である。以上の説明から明らかなように、得られるMELは、通常、置換基R1の脂肪酸残基部分が異なる化合物の混合物の形態である。
本発明の液状組成物に好ましく用いられるMELは、一般式(4)または一般式(5)にて示される構造を有するMEL−Bである。さらに好ましくは、一般式(5)にて示される構造を有するMEL−Bである。尚、一般式(5)中、置換基R1は同一でも異なっていてもよい炭素数4〜24の脂肪族アシル基である。置換基R1の炭素数は上記範囲内であれば特に限定されないが、8個〜14個であることがさらに好ましい。また、置換基R1は、飽和脂肪族アシル基であっても不飽和脂肪族アシル基であってもよく、特に限定されるものではない。不飽和結合を有している場合、例えば、複数の二重結合を有していても良い。炭素鎖は直鎖であっても分岐鎖状であってもよい。また、酸素原子含有炭化水素基の場合、含まれる酸素原子の数及び位置は特に限定されない。
MEL−Bは微生物を用いて培養生産することができる。例えば、Pseudozyma antarctica、Pseudozyma sp.等を培養して得られたMEL混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、MEL−Bを単離することが出来る。また、MEL−Bを生産する菌としては、Pseudozyma tsukubaensisが知られており、その菌を用いることもできる。
本発明の組成物に添加する前記MEL−Bの使用形態は任意である。例えば、MEL−Bは、微生物培養液からの抽出物のまま、あるいは精製した高純度品を用いる。もしくは水に懸濁し、あるいは溶媒に溶かした後使用してもよい。好適なMEL−Bは精製した高純度品であり、80%〜100%の純度に精製されたものが好ましく用いられる。
本発明は流動性、ハンドリング性及び安定性に優れたMEL−B含有液状組成物を提供するものであるが、MEL−Bの配合量は、プレミックス品としてMEL−Bの有する作用を損なわない範囲で添加すれば良く、MEL−B含有液状組成物中において通常1.0〜25.0質量%が好ましく、3.0〜20.0質量%がより好ましく、5.0〜15.0質量%がさらに好ましい。1.0質量%未満の場合、化粧品製剤レベルでの配合質量であるためプレミックス液状組成物とする利点が小さく、一方25.0質量%を超える場合、本発明の液状組成物の利点であるハンドリング性を損なう場合がある。
(成分(B)グリセリン)
本発明の成分(B)グリセリンは、MEL−B含有液状組成物及びこれを希釈して成る組成物の安定性向上に寄与する上で非常に重要な成分であり、特に成分(A)MEL−Bと成分(B)グリセリンとの配合質量比は重要である。具体的には、前記(A)成分と前記(B)成分の配合質量比が1:1〜1:10の範囲にあると安定性がより良好なものとなり、1:1〜1:5であるとより好ましく、1:1〜1:3であるとさらに好ましい。
(B)グリセリンの含有量は、前記(A)成分と(B)成分の配合質量比の中であれば特に限定されるものではないが、通常5.0〜70.0質量%が好ましく、10.0〜50.0質量%がより好ましく、15.0〜30.0質量%が好ましい。
(成分(C)多価アルコール)
本発明の成分(C)多価アルコール(グリセリンを除く)は、成分(A)と相溶性が高く、成分(A)を水に分散させる溶媒としての効果が優れており、MEL−B含有液状組成物の水への分散性、溶解安定性を向上させる上で非常に有用である。
本発明で用いられる成分(C)多価アルコールとしては、前述のようにMEL−Bとの相溶性が優れたものが例示される。例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールなどが好ましく用いられる。これらの多価アルコールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の成分(C)多価アルコールは、成分(A)を水に分散させる溶媒としては優れているが、過剰量の添加により、MEL−B含有液状組成物の保存安定性を損なう恐れがある。そのため、成分(C)の配合質量は、成分(B)の配合質量を超えない範囲で配合することが好ましい。(C)多価アルコールの含有量は、成分(B)の配合質量を超えない範囲であれば特に限定されるものではないが、通常3.0〜30.0質量%が好ましく、5.0〜20.0質量%がより好ましい。
以下に成分(C)の配合質量を成分(B)グリセリンの配合質量未満とする理由を説明する。成分(B)は成分(A)MEL−Bと相溶性が低く、成分(A)の水への溶解性を低下させる効果を有する。この際に、成分(C)を成分(B)の配合量を超えない範囲で配合することで、成分(A)は成分(C)に対して濃厚な条件で効率的に溶解することができ、この状態が本発明の液状組成物自体の保存安定性だけでなく、これを希釈して成る組成物の分散安定性に寄与するものである。仮に、成分(C)が成分(B)の配合量を超えて配合される場合、成分(A)は成分(C)に対して希薄に溶解し、MEL−B含有液状組成物の保存安定性に影響を与えるものである。
(成分(D)グリチルリチン酸塩)
本発明の成分(D)グリチルリチン酸塩は、成分(A)MEL−Bの溶解能が非常に高く、成分(A)を水に溶解・分散させる成分としての効果が優れており、MEL−B含有液状組成物の水への分散性、溶解安定性を向上させる上で非常に有用である。しかしながら、成分(D)を過剰量配合すると、成分(A)が水溶液中で形成するラメラ構造を溶解させてしまう懸念があるため、成分(A)と成分(D)との配合質量比は非常に重要である。つまり、成分(A)と成分(D)の配合質量比は、5:1〜50:1であることが好ましく、10:1〜40:1がより好ましく、15:1〜30:1がさらに好ましい。(D)グリチルリチン酸の含有量は、成分(A)と成分(D)の配合質量比が前記範囲内であれば特に限定されるものではないが、通常0.01〜1.5.0質量%が好ましく、0.05〜2.0質量%がより好ましく、0.1〜1.0質量%が好ましい。
本発明に用いる(D)グリチルリチン酸塩は、成分(A)の溶解能を損なわなければ、化粧料に一般的に使用される成分を選択してもよい。(D)グリチルリチン酸塩としては、グリチルリチン酸ナトリウム塩、グリチルリチン酸カリウム塩、グリチルリチン酸アンモニウム塩が好ましく、具体的には、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ジナトリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウムが好ましい。これらのグリチルリチン酸塩は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
(成分(E)水)
本発明の成分(E)水は、成分(A)〜(D)の溶解・分散媒体として用いられるが、皮膚外用剤として用いられるものであれば特に限定されず、例えば脱イオン水、蒸留水、精製水、温泉水、海洋深層水、ローズ水やラベンダー水等の植物由来の水蒸気蒸留水等が挙げられ、これらの中から1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の成分(E)の含有量は特に制限されず、成分(A)〜(D)の含有量により適宜決められるが、概ね20.0質量%〜80.0質量%である。
本発明のMEL−B含有液状組成物は、安定性や流動性、ハンドリング性を損なわない範囲であれば、上述したような成分の他に、通常の化粧料、医薬部外品、医薬品等に用いられる各種成分を添加してもよいのは勿論であり、例えば、保湿剤、増粘剤、薬効成分、防腐剤、顔料、粉体、pH調整剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、香料等を適宜配合することができる。
前記した保湿剤としては、化粧料に一般的に使用される成分であればいずれを使用してもよく、例えばピロリドンカルボン酸、乳酸、乳酸ナトリウム、アミノ酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどが挙げられる。これら保湿剤を添加することで、本発明のMEL−B含有液状組成物に対して保湿性付与などの効果が期待される。
前記した増粘剤としては、化粧料に一般的に使用される成分であればいずれを使用してもよく、例えばグアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸,キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ベントナイト等が挙げられる。これら増粘剤は、本発明のMEL−B含有液状組成物に対して安定性向上等の効果が期待される。
前記した薬効成分としては、化粧料に一般的に使用される成分であればいずれを使用してもよく、例えばビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6又はその誘導体、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類、各種動植物抽出物等が挙げられる。これら薬効成分を添加することで、本発明のMEL−B含有液状組成物に対して抗酸化作用やアンチエイジング効果の付与が期待される。
前記した防腐剤としては、化粧料に一般的に使用される成分であればいずれを使用してもよく、例えばメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン等が挙げられる。これら防腐剤を添加することで、本発明のMEL−B含有液状組成物に対して防腐性向上の効果が期待される。
前記したpH調製剤としては、化粧料に一般的に使用される成分であればいずれを使用してもよく、例えばクエン酸、クエン酸Na、乳酸、乳酸Na、水酸化Na、水酸化K等が挙げられる。これらpH調製剤を添加することで、本発明のMEL−B含有液状組成物に対して安定性向上等の効果が期待される。
本発明のMEL−B含有液状組成物に、上述のような種々の成分を添加することにより、それらの成分に応じて、保湿作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などの効果を付与することが期待できる。
上述のような種々の成分は、MEL−Bが形成するラメラ構造又は/及びベシクルの内部に包埋されてもよい。
本発明のMEL−B含有液状組成物の調製方法は、特に限定することなく、従来周知の方法を用いることができる。具体的には、プロペラミキサー、パドルミキサー、ディスパーミキサー又はホモジナイザー等を用いて攪拌、混合することが可能である。各種成分の投入方法も特に限定されるものではないが、中でも成分(B)、成分(D)を成分(E)に均一溶解させ、60〜70℃で加温させた後、成分(A)を成分(C)に溶解させて同程度の温度に加温した相を投入し、ホモジナイザーで攪拌混合し、徐々に室温まで冷却してMEL−B含有液状組成物を得る方法が、組成物の安定化のために好ましい。
本発明で得られるMEL−B含有液状組成物の外観は、透明、半透明、微濁又は白濁を呈していてもよいが、透明〜半透明を呈している方が、組成物の安定性及びラメラ形成能の観点から好ましい。
以上のように得られるMEL−B含有液状組成物は、これをプレミックスとして用い、水性基材や乳化物などの化粧品製剤に希釈することで上述とは異なる組成物を得ることができる。希釈媒体は化粧料に一般的に使用される剤型であればいずれでも良く、シャンプー、コンディショナー、トリートメントなどの毛髪化粧料、石鹸、洗顔料、クレンジング料、日焼け止め化粧料、パック、粘度の低い化粧水、とろみのある化粧水、粘度の高いゲル状美容液、乳化美容液、乳液、クリームなどの皮膚化粧料、アイライナー、マスカラ、口紅、ファンデーションなどのメイクアップ化粧料、浴用化粧料などが挙げられる。
本発明で得られるMEL−B含有液状組成物を水性基材や乳化物などに希釈する際、当該液状組成物を単独で希釈しても良いし、あるいは各種溶剤と混合させた後に希釈しても良い。
MEL−B含有液状組成物をあらかじめ各種溶剤と混合してから希釈する場合、MEL−Bとの相溶性が優れたものが例示される。例えば、エタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、グリセリンなどが挙げられる。これらの多価アルコールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの溶剤とあらかじめ混合してから希釈することで、MEL−B粒子の水系基材への分散性を高めることができる。
MEL−B含有液状組成物の化粧品製剤への配合濃度としては、希釈時のMEL−Bの分散安定性を損なわない範囲であればよく、特に制限するものではないが、当該液状組成物の終濃度として、化粧品製剤に対して通常0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましく、1〜3質量%がさらに好ましい。これらの範囲で配合することで、化粧料に対してMEL−B特有の使用感触や、ラメラ構造に基づく保湿作用等を付与することが可能である。
希釈により得られる組成物の外観は、透明、半透明、微濁又は白濁を呈していてもよく、物性は液状、ゲル状、クリーム状、固形状のいずれでもよい。
特殊な場合として、MEL−B含有液状組成物を1質量%程度含む化粧水製剤に対して、これにヒアルロン酸ナトリウム等の増粘多糖類や、塩化ナトリウム等の塩成分を0.1〜0.5質量%混合した場合、まれに高度に分散しているMEL−Bの水への溶解度が低下し、MEL−Bが析出することがある。このMEL−Bが析出した化粧水製剤に対して、ある種の増粘剤を混合・溶解させることで、MEL−Bを可溶化し、再び高度に分散したMEL−B配合化粧水製剤を得ることができる。ここで増粘剤としては、親水性ポリマーに対して疎水鎖の付加された増粘剤を用いることができ、例えば、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(Acrylates/C10-30 Alkyl Acrylate Crosspolymer)、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース(Hydroxypropyl Methylcellulose Stearoxy Ether)、(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー(PEG-240/HDI Copolymer Bis-Decyltetradeceth-20 Ether)等の乳化力のある増粘剤が挙げられる。これらの増粘剤を0.01−0.5質量%と微量配合することで、MEL−B可溶化の効果を発揮することができる。
本発明によって得られたMEL−B含有液状組成物を希釈した際の、希釈媒体中でのMEL−Bの分散性・安定性は非常に良好であり、MEL−B粒子の沈降等を防止するための難解な処方検討は必要としない。そのため、MEL−B含有液状組成物の化粧品製剤への配合は非常に平易なものである。また、MEL−Bが有する皮膚への効果だけでなく、しっとりとした良好な使用感を化粧品製剤に付与することができるため、プレミックス品として非常に有用である。
本発明のMEL−B含有液状組成物及びそれを希釈して成る組成物は、保湿効果、細胞賦活効果、抗老化効果、育毛効果及び肌荒れ改善効果などが必要とされる場合に広く使用することができる。使用量は、所期の保湿効果、細胞賦活効果、抗老化効果、育毛効果及び肌荒れ改善効果などを十分に奏する範囲内で決定する。
本発明により提供されるMEL−B含有液状組成物及びこれを希釈して成る組成物は洗浄性と、保湿作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などを併せ持つので、洗浄用化粧料の配合成分としても有用である。
本発明のMEL−B含有液状組成物及びそれを希釈して成る組成物は、前記のような効果を期待して用いるものであるから、化粧品組成物や化粧品として利用されることは勿論であるが、そのほかにも、医薬部外品組成物 、医療用品組成物、衛生用品組成物、医薬品組成物、機能性食品組成物や、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品などの形態で利用することができる。
以下の実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらになんら限定されるものではない。
(製造例)
製造例1 MEL−Bの製造
P.tsukubaensisを、500ml容坂口フラスコを用いて、YM培地にて培養温度26℃で48時間通気攪拌培養した。得られた溶液を種培養液とする。得られた種培養液を、10L容ジャーファーメンターを用いて、YM培地(5% オリーブ油を含む)にて、培養温度26℃で7日間通気攪拌培養した。培養液に等量の酢酸エチルを加え攪拌し分配を行った。酢酸エチル層に無水硫酸Naを適量加え30分間静置させた後、加温濃縮し、粗MEL−Bを得た。得られた粗MEL−Bを、シリカゲルカラムを用いてヘキサン:アセトン=5:1、ヘキサン:アセトン=1:1で溶出した。MEL−B画分のみを分取・濃縮し、精製MEL−Bを得た。
(実施例1−11、比較例1−11)
表1〜3に示す成分と配合割合で、実施例及び比較例の液状組成物を調製した。
(液状組成物を調製するときの条件)
以下の表に示す配合割合で、グリセリン、グリチルリチン酸塩を水に混合溶解して60〜70℃に保温した水溶液に対して、MEL−Bと多価アルコールを混合して同程度の温度で溶解した溶液を少しずつ添加し、同程度の温度にてホモミキサーで強攪拌した。これを常温まで冷却しながら継続することで液状組成物を得た。なお、多価アルコールとして、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール及び1,2−ヘキサンジオールを用いた。グリチルリチン酸塩として、グリチルリチン酸ナトリウム塩、グリチルリチン酸カリウム塩及びグリチルリチン酸アンモニウム塩を用いた。
(評価方法)
(液状組成物の保存安定性評価)
得られた液状組成物自身の保存安定性を評価するため、各液状組成物をそれぞれ5℃及び40℃の恒温槽に2ヶ月(化粧品一般の考え方に基づき、室温1年相当)保管した。その後サンプルを取り出し、25℃に平衡させた後、性状の評価をおこない、以下の基準に従って判定し、その結果を表1〜3中に併記した(表中結果1)。
性状の評価については、5℃保存品を標準として、透明度や分離の程度を目視で観察することで評価した。本評価は、当該液状組成物をプレミックス製剤とした際の、原液の保存安定性評価を意味する。(5℃保存品は性状変化が見られない。)
[判定](結果1.液状組成物の保存安定性)
A:5℃標準品と比較して、性状の変化はほとんど見られない。
B:透明度や色調にやや変化は見られるが、分離していない。
C:性状が変化し、わずかに分離相が観察される。
D:分離し、明らかに性状が異なる。
(希釈液の分散安定性評価)
得られた液状組成物の希釈液の分散安定性を評価するため、各液状組成物を精製水で100倍に希釈して、透過率を測定した(表中結果2)。また、各希釈液を5℃の恒温槽に2ヶ月保管した後、再度透過率を測定することで、希釈液の分散性を評価し、以下の基準に従って判定し、その結果を表1〜3中に併記した(表中結果3)。また、調製時と低温保管後の希釈液の透過率を比較し、その性状変化についても、以下の基準に従って判定し、その結果を表1〜3中に併記した(表中結果4)。
透過率はコントロールを精製水とし、測定対象物を長さ10mmのセルに入れ、日立製分光光度計(U−1900)を用いて波長660nmの透過率を測定した。
本評価は、低温下においてMEL−Bの水への溶解性が低下するという知見から、加速試験として5℃にて保管し、分散しているMEL−B粒子の沈殿や凝集を評価し、当該液状組成物を希釈した際の分散性に関して評価をおこなうものである。また、この希釈液の分散性評価は、液状組成物をプレミックス製剤として化粧水等の水系製剤に配合した場合の保存安定性の評価を意味する。
[判定](2.100倍希釈液の分散性(調製時))
(3.100倍希釈液の分散性(5℃ 2ヶ月))
A:透過率100〜80%:透明度が非常に高く、高度に分散している
B:透過率60〜80%:透明度が高く、分散している
C:透過率40〜60%:透明度がやや低く、分散性が劣る
D:透過率0〜40%:不透明で、分散は一時的である
[判定](4.100倍希釈液の性状(5℃ 2ヶ月))
A:性状に変化はなく、沈殿は見られない。
B:透明度がわずかに変化しているが、沈殿は見られない。
C:透明度が低下し、わずかに沈殿が見られる。
D:明らかに多量の沈殿が見られる。
実施例1〜4より、MEL−B配合量の変化に伴い、その他の成分及びその比率を適切に変化させることで、得られる液状組成物及びその希釈液の安定性が良好な組成物が得られた。(表1参照)
多価アルコールの種類によってMEL−Bとの溶解性の度合いが異なることが知られている。実施例5〜11より、配合する多価アルコールの種類を変化させる際、その配合量を適宜調整することで、得られる液状組成物及びその希釈液の安定性が良好な組成物が得られた。(表2参照)
比較例1〜4から、グリセリン、多価アルコール、グリチルリチン酸塩、精製水をそれぞれ無配合にした場合、得られる液状組成物の保存安定性、あるいは希釈液の分散性に不良が生じた。
比較例5、6から、MEL−B:グリセリンの配合質量比が1:1〜1:10を外れた場合、得られる液状組成物の保存安定性および希釈液の分散性不良が生じた。
比較例7から、多価アルコールの配合質量がグリセリンの配合質量を上回った場合、特に、得られる液状組成物の保存安定性に不良が生じた。
比較例8、9から、多価アルコール、グリセリンを配合しなかった場合、特に希釈液の顕著な分散不良が経時的に観察された。
比較例10、11から、グリセリンを配合せず、多価アルコールおよび多量のグリチルリチン酸塩を配合した場合、得られる液状組成物の性状は維持されるが、希釈液の顕著な分散不良が経時的に観察された。
本発明により、保存安定性だけでなく、希釈した際の分散性も良好な、MEL−Bプレミックス処方を提供することができる。この液状組成物及びその処方により、非常に有用な化粧品製剤を調製でき、産業界に大きく寄与することが期待される。

Claims (2)

  1. (A)マンノシルエリスリトールリピッド−B、(B)グリセリン、(C)多価アルコール(グリセリンを除く)、(D)グリチルリチン酸塩及び(E)水を含有し、
    (A)マンノシルエリスリトールリピッド−Bの配合量が1.0〜25.0質量%であり、
    (B)グリセリンの配合量が5.0〜70.0質量%であり、
    (C)多価アルコールの配合量が3.0〜30.0質量%であり、
    (D)グリチルリチン酸塩の配合量が0.01〜5.0質量%であり、
    (A)マンノシルエリスリトールリピッド−Bと(B)グリセリンの配合質量比が1:1〜1:10であり、
    (C)多価アルコールが、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール及び1,2−ヘキサンジオールからなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であり、かつ
    (C)多価アルコールの配合質量が(B)グリセリンの配合質量よりも少ないことを特徴とする液状組成物。
  2. (D)グリチルリチン酸塩が、グリチルリチン酸ナトリウム塩、グリチルリチン酸カリウム塩及びグリチルリチン酸アンモニウム塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の液状組成物。
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