JP5929982B2 - 空気圧縮機 - Google Patents

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Description

この発明は、双胴タンクとインバータ基板とを備えて構成される空気圧縮機に関するものである。
一般に、空気圧縮機は、クランクケースの側部に圧縮ピストンを摺動自在に収納するシリンダを取り付け、クランクケース内に回転軸を回転自在に設けるとともに、上記回転軸に偏心板を介してコンロッドを取り付け、上記コンロッドの先端を上記シリンダ内の圧縮ピストンに連結し、モータによって回転軸とともに偏心板を回転させることによってコンロッドに連結した圧縮ピストンをシリンダ内で往復動させ、これによってシリンダ内に導入された空気を圧縮するものである。圧縮された圧縮空気はシリンダとタンクとを接続する接続パイプを介して空気タンクに送られて貯留される。
こうした空気圧縮機として、例えば特許文献1には、2つの貯留タンクを離間した状態で互いに並設し、この貯留タンクの間にインバータ制御を行う給電制御装置を設けた構成が開示されている。
特許第4230601号公報
ところで、このような空気圧縮機においては、設置時の投影面積をなるべく小さくしたいという要請が存在する。空気圧縮機を建築現場に設置する際には、床面等を傷つけることを避けるために、玄関先などの狭い空間に配置されることが多いためである。
しかしながら、上記した特許文献1記載の空気圧縮機では、インバータを配置し、インバータの絶縁距離を確保するために、2つの貯留タンク間のピッチを大きくしなければならず、設置時の投影面積が大きくなるという問題があった。
また、別の問題として、上記した特許文献1記載の空気圧縮機では、給電制御装置の下部には何もないため、空気圧縮機が石や木端等の上に乱暴に置かれた場合に給電制御装置が破損する可能性がある。このため、絶縁等の安全性を確保する必要性から、給電制御装置を保護するためのカバー等に強度が求められるため、製造コストや重量の増加を招いてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、設置時の投影面積を小さくすることができるともに、インバータ基板に対する最小限の保護で安全性を確保することができる空気圧縮機を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載の空気圧縮機は、圧縮空気を生成するためのシリンダを備えた圧縮機構と、前記圧縮機構を駆動させるモータと、前記モータの回転を制御するためのインバータを備えたインバータ基板と、前記シリンダで生成された圧縮空気を貯留するための細長の2つのタンクと、前記モータと同軸に配置され、前記モータによって回転して前記モータの軸方向へと冷却風を供給するファンと、を備え、前記シリンダは、前記モータの軸方向と直交する方向に突出しており、前記2つのタンクは、前記シリンダ及び前記モータの下部に配置され、前記インバータ基板は、前記シリンダと前記タンクとの間に配置され、かつ、前記モータの軸方向に沿って延設されるとともに、前記モータの軸から外側に行くに従って前記シリンダに接近するように傾けて配置されることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記モータの軸は、前記タンクの長手方向に直交しており、かつ、前記シリンダの軸に略直交していることを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記インバータ基板は、地上に投影したときに、前記タンクの最大突出部よりも外側に突出しないように配置されていることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、冷却風の風向きに沿って延設される導風板を備え、前記導風板を前記モータと前記タンクとの間に配置したことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記導風板は、冷却風を前記インバータ基板側に振り分ける第1導風部と、冷却風を前記モータ側に振り分ける第2導風部と、を備えていることを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記インバータ基板の上面と、前記第1導風部の上面と、が略連続する平面を形成するように配置されていることを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項1〜6のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記圧縮機構及び前記モータを覆うカバーの内側に、冷却風の風上側から風下側に行くに従って広がるように平面視ハ字状の壁部を設けたことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記圧縮機構及び前記モータを覆うカバーの側面から外部空気を吸気可能に形成するとともに、前記カバーの側面から吸気した空気を冷却風の風上側に導くための導風壁部を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、2つのタンクは、シリンダ及びモータの下部に配置され、インバータ基板は、シリンダとタンクとの間に配置されている。すなわち、インバータ基板が2つのタンクの間に配置されていないので、2つのタンク間のピッチを小さく設定でき、設置時の投影面積を小さくすることができる。また、インバータ基板がタンクの上に配置されるので、インバータ基板の下部がタンクによって保護されており、空気圧縮機を石や木端等の上に落下させた場合でも安全を確保することができる。
また、前記インバータ基板を傾けて配置し、外側に行くに従って前記シリンダに接近するようにした。このため、インバータ基板を大きくした場合でも突出しないようにすることができ、設置時の投影面積を小さくすることができる。また、インバータ基板に対してファンによって流れてきた冷却風は、インバータ基板を冷却するとともにシリンダの方向に導かれるので、シリンダの冷却にも使用され、効率よく空気圧縮機の冷却を行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、前記モータの軸は、前記タンクの長手方向に略直交しており、かつ、前記シリンダの軸に直交している。このため、タンクの長手方向にシリンダの軸が配置されるようになっており、シリンダをタンクの長手方向に収めて突出しないように配置することができるので、設置時の投影面積を小さくすることができる。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、前記インバータ基板は、地上に投影したときに、前記タンクの最大突出部よりも外側に突出しないように配置されている。このため、インバータ基板が突出せず、設置時の投影面積を小さくすることができる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、冷却風の風向きに沿って延設される導風板を備え、前記導風板を前記モータと前記タンクとの間に配置した。このため、冷却風をモータとタンクとの間のデッドスペースに導くことができる。しかも、この冷却風は、導風板で所望の方向に導くことができる。
特に、タンクの長手方向と冷却風の風向きとが異なる場合には、タンクに沿って冷却風が流れないために意図した冷却風路を形成しづらい場合がある。このような場合でも、タンクの上に導風板を配置したことにより、効率よく導風を行うことができる。例えば、シリンダやインバータ基板に効率よく冷却風を導くことができる。
また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、前記導風板は、冷却風を前記インバータ基板側に振り分ける第1導風部と、冷却風を前記モータ側に振り分ける第2導風部と、を備えている。このため、ファンの冷却風を導風板によってインバータ基板とモータとに振り分けることができる。
また、請求項6に記載の発明は上記の通りであり、前記インバータ基板の上面と、前記第1導風部の上面と、が略連続する平面を形成するように配置されている。このため、導風板の上面に沿って流れてきた冷却風は、流れが阻害されることなくインバータ基板へと導かれるようになっている。
また、請求項7に記載の発明は上記の通りであり、前記圧縮機構及び前記モータを覆うカバーの内側に、冷却風の風上側から風下側に行くに従って広がるように平面視ハ字状の壁部を設けている。このため、冷却風を広い範囲に行き渡らせることができる。
また、請求項8に記載の発明は上記の通りであり、前記圧縮機構及び前記モータを覆うカバーの側面から外部空気を吸気可能に形成するとともに、前記カバーの側面から吸気した空気を冷却風の風上側に導くための導風壁部を設けている。このため、カバーの側面からも吸気を行うことができるので、大量の冷却風を供給することができる。
空気圧縮機の(a)平面図(b)正面図である。 空気圧縮機の側面図である。 カバーを外した状態の空気圧縮機の(a)平面図(b)正面図である。 カバーを外した状態の空気圧縮機の側面図である。 カバー、モータ、圧縮機本体等を外した状態の空気圧縮機の(a)平面図(b)正面図である。 空気圧縮機内部の冷却風の流れを示す図であって、空気圧縮機を正面斜めから見た一部透視図である。 空気圧縮機内部の冷却風の流れを示す図であって、空気圧縮機を側面から見た断面図である。 空気圧縮機内部の冷却風の流れを示す図であって、空気圧縮機のA−A断面図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る空気圧縮機10は、図1及び図2に示すように、シリンダ(後述)で生成された圧縮空気を貯留するための細長の第1タンク23及び第2タンク24が平行に配置されており、その上の機器類をカバー27で覆って構成されている。
カバー27の内側には、モータ20で駆動して圧縮空気を生成する圧縮機本体11、前記モータ20の回転を制御するためのインバータを備えたインバータ基板21、前記モータ20と同軸に設定されて回転して冷却風を供給するファン25、などが配置されている。
圧縮機本体11は、モータ20の一端にクランクケース12が配置され、このクランクケース12の側部に一次圧縮機構13と二次圧縮機構14との2つの圧縮機構が設けられて構成されており、これにより2段圧縮を行うことができるものである。
一次圧縮機構13は、圧縮空気を生成するための一次シリンダ13aを備えており、モータ20によって駆動させられるものである。
同様に、二次圧縮機構14は、圧縮空気を生成するための二次シリンダ14aを備えており、モータ20によって駆動させられるものである。
これらの一次圧縮機構13及び二次圧縮機構14は、図3に示すように、互いに相反する方向へと突出するように、クランクケース12の側部に配設される。
このクランクケース12の端部には、図7に示すように、モータ20が設けられている。モータ20はロータとステータとの間で作用する電磁力によって回転軸20aを回転させるDCブラシレスモータで、インバータ制御によって駆動される。モータ20の回転軸20aは、クランクケース12内に延長配置されており、クランクケース12内で回転自在に支持されている。
クランクケース12内の回転軸20aには、2個の偏心板15が固定されており、各偏心板15には軸受を介してコンロッド(図示せず)が連結されている。一方のコンロッドは一次圧縮機構13の圧縮ピストンに連結され、他方のコンロッドは二次圧縮機構14の圧縮ピストンに連結されている。
一次圧縮機構13の圧縮ピストンは円筒状の一次シリンダ13aに摺動自在に収容されている。同様に、二次圧縮機構14の圧縮ピストンは円筒状の二次シリンダ14aに摺動自在に収容されている。そして、一次圧縮機構13の一次シリンダ13aには外気が導入されるように構成されている。すなわち、外気はクランクケース12に形成した吸気孔(図示せず)からクランクケース12の内部に導入され、さらに一次圧縮機構13の圧縮ピストンに貫通形成された逆止弁付き導入孔(図示せず)から一次シリンダ13aに取り込まれるように構成されている。なお、一次圧縮機構13の一次シリンダ13aと二次圧縮機構14の二次シリンダ14aとはパイプを介して接続され、二次圧縮機構14の二次シリンダ14aと第1タンク23ともパイプを介して接続されている。また、第1タンク23は第2タンク24と連通している。
上記構成において、モータ20が作動すると、回転軸20aが回転するので、一次圧縮機構13の偏心板15及びコンロッドによって回転運動が直進往復運動に変換され、圧縮ピストンが一次シリンダ13a内を往復動する。この往復動により圧縮された一次シリンダ13a内の空気は、パイプを経て二次圧縮機構14の二次シリンダ14aに供給される。二次シリンダ14a内の空気も、同様に圧縮され、空気タンクに供給されて貯留される。
ところで、前記モータ20の回転軸20aには、図3及び図4に示すように、クランクケース12とは逆側にファン25が取り付けられており、モータ20が駆動したときに回転軸20aと一体的に回転することによって冷却風を供給するようになっている。
本実施形態におけるカバー27には、図1及び図2に示すように、ファン25を覆う位置に複数の吸気孔を設けることで吸気部27aが形成されており、この吸気部27aを介してカバー27の内部に外気を取り込むことができるようになっている。また、このカバー27には、吸気部27aと相対する位置に複数の排気孔を設けることで排気部27bが形成されており、吸気部27aから取り込まれた空気を排気できるように形成されている。なお、この吸気部27a及び排気部27bには、図1に示すように、V字の補強部27cが、カバー27との間に空気が流れるように隙間がある構成で設けられている。この補強部27cは、カバー27の強度を確保するためのものであり、この補強部27cを設けたことによって、吸気孔及び排気孔の専有面積比率を高めて吸排気の性能を上昇させた場合でもカバー27の強度を確保できるようになっている。
なお、本実施形態のカバー27は、図2に示すように、上記した吸気部27a及び排気部27bの他にも、側面にサイドスリット27dが設けられており、吸排気量を大きくするように形成されている。このサイドスリット27dは、インバータ基板21の上端部が臨む位置に設けられており、後述するように、インバータ基板21の上面21aを流れてきた冷却風を排気するためのものである。
本実施形態に係る空気圧縮機10においては、上記したような各構成は、以下のように配置されている。
すなわち、図3及び図4に示すように、底部に第1タンク23と第2タンク24とが並列に配置されている。そして、その上に、ファン25と、モータ20と、圧縮機本体11とが、順に一列に並べて配置されている。このとき、図7に示すように、モータ20の回転軸20aは、第1タンク23及び第2タンク24の長手方向に略直交するように配置されている。
また、一次圧縮機構13の一次シリンダ13a及び二次圧縮機構14の二次シリンダ14aは、モータ20の回転軸20aと直交する方向にクランクケース12から突出しており、言い換えると、一次シリンダ13a及び二次シリンダ14aの軸は、モータ20の回転軸20aと直交するように配置されている。
そして、図3に示すように、二次シリンダ14aの下方、かつ、第1タンク23及び第2タンク24の上方には、インバータ基板21が配置されている。このインバータ基板21は、外側が高くなるように傾斜して配置されており、外側に行くに従って二次シリンダ14aに接近するようになっている。また、このインバータ基板21は、地上に投影したときに、第1タンク23及び第2タンク24の最大突出部よりも外側に突出しないように配置されている。
次に、本実施形態に係る冷却風の流れ方について説明する。
本実施形態に係るファン25は、図7に示すように、吸気側に設けられるものであり、吸気部27a側から外気を取り込んで、排気部27bの方向へと冷却風を供給するようになっている。
なお、吸気は吸気部27aのみから行われるのではなく、図6のW1や図8のW6が示すように、吸気部27a付近のサイドスリット27dからも行われる。すなわち、サイドスリット27dの内側が導風壁部29によって吸気部27a側と排気部27b側とに区切られることにより、吸気部27a側のサイドスリット27dから導風壁部29に沿って外部から空気が引き出されるように形成されている。
同様に、排気は排気部27bのみから行われるのではなく、図8のW7が示すように、排気部27b付近のサイドスリット27dからも行われる。すなわち、サイドスリット27dの内側が導風壁部29によって吸気部27a側と排気部27b側とに区切られることにより、排気部27b側のサイドスリット27dから導風壁部29及びカバー27の内壁に沿って空気が排出されるように形成されている。
次に、このようにファン25によって供給される冷却風のうち、カバー27下部における冷却風の流れについて説明する。
本実施形態に係る空気圧縮機10は、図5に示すように、モータ20と第1タンク23との間に導風板26を備えている。この導風板26は、吸気部27a付近から排気部27bの方向に冷却風の風向きに沿って延設されており、カバー27下部における冷却風の流れを作るようになっている。この導風板26は、冷却風をインバータ基板21側に振り分ける第1導風部26aと、冷却風をモータ20側に振り分ける第2導風部26cと、を備えている。
第1導風部26aは、図5に示すように、回転軸20aの軸方向に見て円弧状に形成された部分である。図6のW3が示すように、この第1導風部26aの円弧に沿って冷却風が流れることにより、冷却風をインバータ基板21側に振り分けるようになっている。なお、導風板26には、冷却風をインバータ基板21側に振り分けるために、冷却風の風下側に立設部26dが形成されている。すなわち、冷却風が立設部26dに衝突することで、冷却風が立設部26dに沿って流れ、冷却風が側方のインバータ基板21側に振り分けられ易く形成されている。また、立設部26dには、導風孔26eが貫通形成されており、インバータ基板21の下面側と連通している。これにより、立設部26dに衝突した冷却風の一部が導風孔26eを介してインバータ基板21の下面側に供給され、インバータ基板21の下面側の冷却に使用されるようになっている。
また、この第1導風部26aは、インバータ基板21に臨む端部においてインバータ基板21と略連続するように配置されており、このため、第1導風部26aの上面26bと、インバータ基板21の上面21aとが、略連続する平面を形成するように配置されている。これにより、第1導風部26aに導かれた冷却風がスムーズにインバータ基板21の上面21aを流れ、インバータ基板21の上面側の冷却に使用されるようになっている。
そして、インバータ基板21の上面21aを流れた冷却風は、インバータ基板21の上面21aに沿って二次シリンダ14aの方向へと導かれる。そして、二次シリンダ14aの冷却に使用されたのち、サイドスリット27dから外部へと排出される。
また、第2導風部26cは、図5及び図7が示すように、第1導風部26aの風下側に連続するように形成されており、風下に行くに従って上方向に傾斜するように延設された部分である。この第2導風部26cは、図6のW2及び図7のW4が示すように、カバー27下部の冷却風をやや上方向に導いて、モータ20の方向に冷却風を導くものである。このように導かれた冷却風は、モータ20を含む圧縮機本体11を冷却し、排気部27b及びサイドスリット27dから排気される。
次に、カバー27上部における冷却風の流れについて説明する。
本実施形態においては、図7及び図8に示すように、カバー27の内側上部に、冷却風の風上側から風下側に行くに従って広がるように平面視ハ字状のハ字状壁部28が設けられている。このため、図7に示すように、カバー27上部を流れる冷却風W5はこのハ字状壁部28に衝突し、図8に示すように、ハ字状壁部28に衝突した冷却風は一次シリンダ13a及び二次シリンダ14aの方向に振り分けられるようになっている。これにより、一次シリンダ13a及び二次シリンダ14aにも十分な冷却風が供給されるように形成されている。なお、二次シリンダ14aの方向に振り分けられた冷却風は、インバータ基板21の冷却にも使用される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1タンク23及び第2タンク24は、二次シリンダ14a及びモータ20の下部に配置され、インバータ基板21は、二次シリンダ14aと第1タンク23及び第2タンク24との間に配置されている。すなわち、インバータ基板21が第1タンク23と第2タンク24との間に配置されていないので、2つのタンク間のピッチを小さく設定でき、設置時の投影面積を小さくすることができる。また、インバータ基板21が第1タンク23及び第2タンク24の上に配置されるので、インバータ基板21の下部が第1タンク23及び第2タンク24によって保護されており、空気圧縮機10を石や木端等の上に落下させた場合でも安全を確保することができる。
また、モータ20の軸は、第1タンク23及び第2タンク24の長手方向に略直交しており、かつ、一次シリンダ13a及び二次シリンダ14aの軸に略直交している。このため、第1タンク23及び第2タンク24の長手方向に一次シリンダ13a及び二次シリンダ14aの軸が配置されるようになっており、一次シリンダ13a及び二次シリンダ14aを第1タンク23及び第2タンク24の長手方向に収めて突出しないように配置することができるので、設置時の投影面積を小さくすることができる。
また、インバータ基板21は、地上に投影したときに、第1タンク23及び第2タンク24の最大突出部よりも外側に突出しないように配置されている。このため、インバータ基板21が突出せず、設置時の投影面積を小さくすることができる。
また、インバータ基板21を傾けて配置し、外側に行くに従って二次シリンダ14aに接近するようにした。このため、インバータ基板21を大きくした場合でも突出しないようにすることができ、設置時の投影面積を小さくすることができる。また、インバータ基板21に対して流れてきた冷却風は、インバータ基板21を冷却するとともに二次シリンダ14aの方向に導かれるので、二次シリンダ14aの冷却にも使用され、効率よく空気圧縮機10の冷却を行うことができる。
また、冷却風の風向きに沿って延設される導風板26を備え、導風板26をモータ20と第1タンク23との間に配置した。このため、冷却風をモータ20と第1タンク23との間のデッドスペースに導くことができる。しかも、この冷却風は、導風板26で所望の方向に導くことができる。
特に、本実施形態においては、ファン25の風向きが第1タンク23及び第2タンク24の長手方向に設定されていないにもかかわらず、この導風板26によって効率よく導風を行うことができる。具体的には、この導風板26は、冷却風をインバータ基板21側に振り分ける第1導風部26aと、冷却風をモータ20側に振り分ける第2導風部26cと、を備えている。このため、ファン25の冷却風を導風板26によってインバータ基板21とモータ20とに振り分けることができる。
また、インバータ基板21の上面21aと、第1導風部26aの上面26bと、が略連続する平面を形成するように配置されているため、導風板26の上面26bに沿って流れてきた冷却風は、流れが阻害されることなくインバータ基板21へと導かれるようになっている。
また、カバー27の内側に冷却風の風上側から風下側に行くに従って広がるように平面視ハ字状のハ字状壁部28を設けたので、冷却風を広い範囲に行き渡らせることができる。
また、カバー27の側面から外部空気を吸気可能に形成するとともに、カバー27の側面から吸気した空気を冷却風の風上側に導くための導風壁部29を設けたため、カバー27の側面からも吸気を行うことができるので、大量の冷却風を供給することができる。
なお、上記した実施形態においてはファン25をモータ20の同軸上に設定してあるが、例えばベルトとプーリなどを使用することによってモータ20の駆動力を伝達し、モータ20の軸とは別の軸にファン25を設けて冷却風を供給するようにしてもよい。
10 空気圧縮機
11 圧縮機本体
12 クランクケース
13 一次圧縮機構
13a 一次シリンダ
14 二次圧縮機構
14a 二次シリンダ
15 偏心板
20 モータ
20a 回転軸
21 インバータ基板
21a 上面
23 第1タンク
24 第2タンク
25 ファン
26 導風板
26a 第1導風部
26b 上面
26c 第2導風部
26d 立設部
26e 導風孔
27 カバー
27a 吸気部
27b 排気部
27c 補強部
27d サイドスリット
28 ハ字状壁部
29 導風壁部

Claims (8)

  1. 圧縮空気を生成するためのシリンダを備えた圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動させるモータと、
    前記モータの回転を制御するためのインバータを備えたインバータ基板と、
    前記シリンダで生成された圧縮空気を貯留するための細長の2つのタンクと、
    前記モータと同軸に配置され、前記モータによって回転して前記モータの軸方向へと冷却風を供給するファンと、
    を備え、
    前記シリンダは、前記モータの軸方向と直交する方向に突出しており、
    前記2つのタンクは、前記シリンダ及び前記モータの下部に配置され、
    前記インバータ基板は、前記シリンダと前記タンクとの間に配置され、かつ、前記モータの軸方向に沿って延設されるとともに、前記モータの軸から外側に行くに従って前記シリンダに接近するように傾けて配置されることを特徴とする、空気圧縮機。
  2. 前記モータの軸は、前記タンクの長手方向に略直交しており、かつ、前記シリンダの軸に直交していることを特徴とする、請求項1記載の空気圧縮機。
  3. 前記インバータ基板は、前記タンクの長手方向に見たときに、前記タンクの最大突出部よりも外側に突出しないように配置されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の空気圧縮機。
  4. 冷却風の風向きに沿って延設される導風板を備え、
    前記導風板を前記モータと前記タンクとの間に配置したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに空気圧縮機。
  5. 前記導風板は、冷却風を前記インバータ基板側に振り分ける第1導風部と、冷却風を前記モータ側に振り分ける第2導風部と、を備えていることを特徴とする、請求項4記載の空気圧縮機。
  6. 前記インバータ基板の上面と、前記第1導風部の上面と、が略連続する平面を形成するように配置されていることを特徴とする、請求項5記載の空気圧縮機。
  7. 前記圧縮機構及び前記モータを覆うカバーの内側に、冷却風の風上側から風下側に行くに従って広がるように平面視ハ字状の壁部を設けたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の空気圧縮機。
  8. 前記圧縮機構及び前記モータを覆うカバーの側面から外部空気を吸気可能に形成するとともに、前記カバーの側面から吸気した空気を冷却風の風上側に導くための導風壁部を設けたことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の空気圧縮機。
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