JP5929569B2 - 歯車の製造方法 - Google Patents

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本発明は、外周部に歯を有する歯車の製造方法に関する。
通常、平歯車、はすば歯車、ウォーム歯車、スプロケットなどのように外周部に歯を有する歯車の製造方法は、先ず歯車の外径に応じた直径に金属板を打ち抜いて一次成形品を製作し、この一次成形品をホブ盤などの歯切り盤に1枚ずつセットして歯切りを行って製作している。
また、歯車の製造方法として、歯車の外径に応じた直径のリング状の一次成形品を製作し、該一次成形品に周方向に間隔をあけて設けた複数の貫通孔に連結軸を挿通させるとともに、該一次成形品の中央部にテーパコーンを装着して、複数枚の一次成形品を積層状に重ね合わせた状態で一体的に結合し、この一体的に結合した複数枚の一次成形品を歯切り盤にセットして、複数枚の一次成形品に対して同時に歯切りを行うようになした歯車の製造方法も知られている(例えば、引用文献1参照。)。
一方、歯車として、歯切り加工を省略するとともに、噛合部に対して潤滑油の供給を円滑に行うために、外周部に歯を形成した歯車構成板をプレス成形により製作し、この歯車構成板に対して1組の凹部と凸部とからなる凹凸部を該歯車構成板の同一箇所の表裏面に、周方向に間隔をあけて形成し、複数枚の歯車構成板を積層状に配置して、隣接する歯車構成板の凹部に凸部をプレス圧入することにより、複数枚の歯車構成板を一体的にかしめ付けてなる歯車が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、シャフト等の回転速度を検出するため、シャフト等に円板状の部材を固定し、該円板状の部材の一方の面に周方向に一定間隔おきに複数の突部を形成し、該突部に対面するように静電容量を検出する非接触型のセンサを配置させ、センサからのパルス信号に基づいて円板状の部材の回転速度を検出するように構成したものが広く実用化されている(例えば、特許文献3参照。)。
実開昭63−27221号公報 実用新案登録第3084778号公報 特開2005−249492号公報
ところで、複数枚の歯車に対して同時に歯切りを行う方法としては、特許文献1記載のように、歯車に貫通穴を形成し、該貫通穴に連結軸を挿通させて一体化する方法が一般的であり、歯車に周方向に間隔をあけて複数の凹凸部を形成し、凸部を凹部に嵌合させて隣接する歯車を一体化した状態で、複数枚の歯車に対して歯切りを行う方法は提案されていなかった。
なお、特許文献2記載の歯車は、凹凸部を有するものの、歯は歯切り加工により形成したものではなく、プレス成形により形成したものである。また、凹凸部は、かしめ付けにより複数枚の歯車構成板を一体化させるためのものであり、複数枚の歯車構成板を着脱可能に凹凸嵌合させるためのものではない。しかも、凸部は円錐台状に形成され、また凹部は凸部の外形寸法よりも多少小さい寸法に構成されており、凸部を凹部に嵌合させて複数枚の歯車構成板を重ね合わせると、歯車構成板間に隙間が形成され、この隙間分だけ凸部を凹部にプレス圧入して凹凸部をかしめ付けないと、隙間なく歯車構成板を重ね合わせることができないものである。
本発明の目的は、複数枚の歯車を同時に歯切り可能で、しかも歯切り時に用いた凸部を、歯車の回転速度を検出するための被検出部として有効活用可能な歯車の製造方法を提供することである。
本発明に係る歯車の製造方法は、歯車の外径に応じた直径に金属板を打ち抜いて一次成形品を製作する打抜工程と、前記一次成形品に対してパンチとダイを用い、前記パンチの先端部を一次成形品の厚さ方向の途中部まで挿入することで、1組の凹部と凸部とからなる凹凸部を該一次成形品の同一箇所の表裏面に、周方向に間隔をあけて複数組プレス成形して二次成形品を製作する半抜工程と、前記二次成形品の凸部をそれに隣接する二次成形品の凹部に嵌合させて、複数枚の二次成形品を周方向に相対移動不能に重ね合わせた状態で、該複数枚の二次成形品に対して歯切り加工を施して歯を形成する歯切り工程とを備えたものである。
この歯車の製造方法では、二次成形品の凸部をそれに隣接する二次成形品の凹部に着脱自在に嵌合させて、複数枚の二次成形品を周方向に相対移動不能に略隙間なく重ね合わせた状態で、該複数枚の二次成形品に対して歯切り加工を施して歯を形成するので、歯車を効率的に製作することができる。しかも、歯切り加工時に用いた凸部を、歯車の回転速度を検出するための被検出部として有効活用することも可能となる。また、凹凸部の成形後に歯切りを行うので、被検出部の個数を増やすため、凹凸部を歯車の外周縁近くに形成した場合でも、凹凸部を形成することによる歯の成形精度が低下することもない。
ここで、前記パンチの外形寸法をダイ孔の内形寸法よりも大きく設定し、前記パンチの外面とダイ孔の内面間の間隔を0.1mm〜0.3mmに設定したり、前記パンチ側のダイ孔の開口縁のアールを0mm〜0.1mmに設定したりすることが好ましい実施の形態である。このように構成することで、二次成形品に形成されている凹凸部を略隙間無く凹凸嵌合可能な寸法に成形することができ、歯切り工程において、複数枚の二次成形品を凹凸嵌合により周方向に精度良く位置決めして歯切りすることが可能となり、歯の成形精度を向上できる。
前記凸部を歯車の回転速度を検出するためのセンサに対面配置される被検出部として用いることが好ましい実施形態である。このように構成することで、歯切り時に用いた凸部を、歯車の回転速度を検出するための被検出部として有効活用することができる。
前記プレス工程と歯切り工程間或いは歯切り工程の後に、前記凸部の頂面を平坦に切削して、頂面の外縁に角部を形成する頂面切削工程を設けることが好ましい。このように構成すると、歯車の回転速度を検出するための被検出部として凸部を用いる場合において、凸部に対面するセンサからの信号をメリハリのある綺麗な矩形波状に形成することが可能となり、回転速度の測定不良を効果的に防止できる。
前記凸部の突出方向の各部における横断面寸法を略同じに設定することが好ましい実施の形態である。凸部を円錐台状に形成することも可能であるが、この場合には凸部の頂面が膨らんで凸部の頂部を平坦に切削加工するのに多くの時間を要する。それに対して、本発明のように構成すると、凸部の頂面の膨らみを少なくして、凸部の頂部を平坦に切削加工するための加工時間を短縮できるので好ましい。
本発明に係る歯車の製造方法によれば、二次成形品の凸部をそれに隣接する二次成形品の凹部に着脱自在に嵌合させて、複数枚の二次成形品を周方向に相対移動不能に略隙間なく重ね合わせた状態で、該複数枚の二次成形品に対して歯切り加工を施して歯を形成するので、歯車を効率的に製作することができる。しかも、歯切り加工時に用いた凸部を、歯車の回転速度を検出するための被検出部として有効活用することも可能となる。また、凹凸部の成形後に歯切りを行うので、被検出部の個数を増やすため、凹凸部を歯車の外周縁近くに形成した場合でも、凹凸部を形成することによる歯の成形精度が低下することもない。
歯車の正面図 図1のII-II線断面図 (a)〜(c)は歯車の製造方法の説明図 凹凸部のプレス装置の縦断面図 (a)(b)は凹凸部の半抜工程の説明図 歯切り方法の説明図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、歯車の構成について説明する。
図1、図2に示すように、歯車1は、一定の幅を有する平坦なリング状の金属板からなり、中央部に開口部2を形成し、外周部に複数の歯3を形成し、表裏面の同一箇所に凹部4と凸部5とからなる凹凸部6を形成し、該凹凸部6を幅方向の途中部に周方向に間隔をあけて複数組設けたものである。
歯車1としては、外周部に歯を形成したものであれば、平歯車、はすば歯車、ウォーム歯車、スプロケットなどの歯車に本発明を適用できる。
歯車1を構成する金属材料としては、プレス成形可能なものであれば任意の素材からなるものを採用することができ、例えば炭素鋼やステンレス鋼などの鉄系金属材料を好適に採用できる。また、歯車1の板厚は任意に設定可能であるが、プレス成形により凹凸部6を形成する関係上、2.5mm〜13.0mmに設定することが好ましい。歯車1の外径や幅、開口部2の直径は任意に設定可能である。また、幅方向の途中部に重量軽減用の軽量孔などを形成した歯車に対して本発明を適用することも可能である。更に、歯車1全体を平坦な金属板で構成したが、外周部と内周部とで回転軸方向に段差を有するように構成することも可能である。
凹凸部6の個数や周方向の配設間隔は任意に設定することができる。本実施の形態では、図2に仮想線で示すように、静電容量などを検出する非接触型のセンサSを凸部5に対面させて、歯車1の回転速度と周方向の位置を検出できるように構成するため、図1に示すように、周方向に一定間隔おきに配置した16個の凹凸部6を1組とする2組の凹凸部集合体6Aを、凹凸部集合体6Aにおける隣接する凹凸部6間の間隔よりも広い間隔をあけて配置したが、回転速度を検出するだけであれば、隣接する全ての凸部5の間隔を同じに設定することもできる。ただし、凸部5をセンサSの被検出部として活用しない場合には、少なくとも2箇所の凹凸部6を周方向に間隔をあけて形成してあれば、凹凸部6の個数や周方向の配設間隔は任意に設定できる。また、本実施の形態では、歯車1の一方の面に凹部4のみを形成し、他方の面に凸部5のみを形成したが、片面に凹部4と凸部5とが混在するように構成することも可能である。更に、同じ円周上に凹凸部6を配置したが、異なる円周上に凹凸部6を配置することも可能である。
凹部4と凸部5とは、隙間なく凹凸嵌合可能な大きさのものであれば、任意の形状、任意の寸法のものを採用できる。図1に示すように、半径方向に細長い小判型の凹部4と凸部5を形成することも可能であるし、円形や楕円形、四角形や六角形などの角形の凹部や凸部を形成することも可能である。凹部4の深さは、凸部5の高さよりもやや深く設定され、凸部5を凹部4に嵌合させた状態で、2枚の歯車1が略隙間なく重ね合わされるように構成されている。また、センサSにて凸部5の頂面の角部を確実に検出できるように、凸部5の頂面は平坦に切削して、外周部に角部が形成されるように構成することが好ましい。更に、凸部5の高さは、低すぎるとセンサSにて凸部5を検出できないことがあるので、少なくとも1.0mm以上に設定することが好ましく、また反対に高すぎると半抜きが困難になるので、板厚の60%以下の高さに設定することが好ましい。更に、凸部5を円錐台状に形成し、凹部4をそれに略隙間なく嵌合可能な形状に形成することも可能であるが、このように構成すると、凹凸部6の成形時に凸部5の頂面の外方への突出量が大きくなり、頂面を平坦に切削加工するときの加工時間が長くなるので、凸部5はその突出方向の各部における横断面寸法が略同じになるように円柱状に形成し、凹部4はそれに適合する形状に形成することが好ましい。
次に、歯車1の製造方法について説明する。
先ず、打抜工程において、炭素鋼やステンレス鋼などからなる金属板を打ち抜いて、図3(a)に示すように、歯車1の外径及び開口部2の内径に応じた寸法のリング状の一次成形品1Aを製作する。
次に、半抜工程において、図4に示すようなプレス装置10を用いて、一次成形品1Aの表裏面の同一箇所に凹部4と凸部5とからなる凹凸部6を、幅方向の途中部に周方向に間隔をあけて複数組形成する。具体的には、先ず、プレス装置10の円板状の位置決めプレート11に一次成形品1Aを外嵌させて、一次成形品1Aをダイプレート12上に位置決めセットする。次に、上部ベースプレート13を下降させて、図5(a)に示すように、ストリッパープレート14にて一次成形品1Aを押えた状態で、図5(b)に示すように、パンチ15を一次成形品1Aの厚さ方向の途中部まで挿入して、パンチ15とダイ孔16とで一次成形品1Aを半抜きして、図3(b)に示すように、複数組の凹凸部6を形成した二次成形品1Bを製作する。
ここで、図5に示すように、パンチ15の外形寸法はダイ孔16の内形寸法よりも大きく設定され、パンチ15の外面とダイ孔16の内面間には平面視において全周にわたって0.1mm〜0.3mmの間隔Cが形成され、パンチ15側のダイ孔16の開口縁には0mm〜0.1mmのアールRが全周にわたって形成されている。このように、プレス装置10のパンチ15とダイ孔16を構成することで、それにより形成される凹部4と凸部5とは略隙間なく嵌合可能な寸法に成形され、複数枚の二次成形品1Bを重ね合わせた状態で、二次成形品1Bの凸部5がそれに隣接する二次成形品1Bの凹部4に略隙間なく嵌合し、隣接する二次成形品1Bを相対回転不能で且つ略隙間なく重ね合わせることが可能となる。なお、パンチ15とダイ孔16の配設位置や個数、横断面の形状や寸法、一次成形品1Aに対するパンチ15のプレス深さは、それにより成形する凹凸部6の形状に応じて適宜に設定することができる。
次に、歯切り工程において、図6に示すように、二次成形品1Bの凸部5をそれに隣接する二次成形品1Bの凹部4に嵌合させて、複数枚の二次成形品1Bを周方向に相対移動不能で且つ隙間なく重ね合わせて一体化させた状態で、該複数枚の二次成形品1Bに対して周知の構成のホブ盤にて歯切り加工を施して歯3を形成して、歯車1を得ることになる。
なお、凸部5を回転速度を検出するための被検出部として活用する場合には、前記プレス工程と歯切り工程間或いは歯切り工程の後に、凸部5の頂面を平坦に切削して、頂面の外縁に角部を形成する頂面切削工程を設けることが好ましい。
このように、この歯車1の製造方法では、二次成形品1Bの凸部5をそれに隣接する二次成形品1Bの凹部4に着脱自在に嵌合させて、複数枚の二次成形品1Bを周方向に相対移動不能に略隙間なく重ね合わせた状態で、該複数枚の二次成形品1Bに対して歯切り加工を施して歯3を形成するので、歯車1を効率的に製作することができる。しかも、歯切り加工時に用いた凸部5を、歯車1の回転速度を検出するための被検出部として有効活用することもできる。また、凹凸部6の成形後に歯切りを行うので、被検出部の個数を増やすため、凹凸部6を歯車1の外周縁近くに形成した場合でも、凹凸部6を形成することによる歯3の成形精度が低下することもない。
次に、凹凸部6の成形評価の評価試験について説明する。
金属板として、JIS規格にて規定されるS45C(機械構造用炭素鋼)からなる厚さ5.8mmの金属板を用いて、先ず、図3(a)に示すように、該金属板を打ち抜いて、外径が274mm、内径が209mmのリング状の一次成形品1Aを製作し、次に図3(b)に示すように、凹凸部6として周方向の横幅が6mmで半径方向の縦幅が9mmの小判型で、凸部5の高さが3mmの凹凸部6を32個形成するにあたり、ダイ孔16の口縁のアールRと、パンチ15の外面とダイ孔16の内面間の隙間Cを、表1に示すように設定したプレス装置10を用いて、実施例1〜3と比較例1〜3の二次成形品1Bを製作した。
また、金属板として、JIS規格にて規定されるSPH(熱間圧延鋼板)からなる厚さ8.7mmの金属板を用いて、先ず、図3(a)に示すように、該金属板を打ち抜いて、外径が274mm、内径が209mmのリング状の一次成形品1Aを製作し、次に図3(b)に示すように、凹凸部6として周方向の横幅が6mmで半径方向の縦幅が9mmの小判型で、凸部5の高さが3mmの凹凸部6を32個形成するにあたり、ダイ孔16の口縁のアールRと、ダイ孔16の内面とパンチ15の外面間の隙間Cを、表1に示すように設定したプレス装置10を用いて、実施例4、5と比較例4の二次成形品1Bを製作した。
更に、金属板として、JIS規格にて規定されるSUS304(ステンレス鋼)を用いた以外は実施例5と同様にして実施例6の二次成形品1Bを製作した。
そして、実施例1〜6、比較例1〜4のそれぞれの二次成形品1Bについて、二次成形品1Bの凸部5をそれに隣接する二次成形品1Bの凹部4にそれぞれ嵌合させて、複数枚の二次成形品1Bを周方向に相対移動不能に重ね合わせて、二次成形品1B間に隙間が形成されるか否かを測定した。その結果を表1に示す。なお、表1において、「○」は隙間が発生しなかった場合を表し、「×」は隙間が発生した場合を表すものとする。
Figure 0005929569
表1から、隙間Cが0.1mm以上0.3mm以下の場合には、凹部4と凸部5とを略隙間なく嵌合させて、隣接する二次成形品1Bを隙間なく重ね合わせることができるが、比較例2のように隙間Cが0mmの場合や、比較例1、4のように隙間Cが0.4mmの場合には、隣接する二次成形品1B間に隙間が形成されることから、隙間Cは、0.1mm〜0.3mmに設定することが好ましいことが分かる。また、比較例3のように、隙間Cを0.1mm〜0.3mmに設定した場合であっても、アールRが0.15mmの場合には、隣接する二次成形品1B間に隙間が形成されるので、アールRは、0mm以上0.1mm以下に設定することが好ましいことが分かる。しかも、実施例1〜6及び比較例1〜4から、隙間C及びアールRは、材質や板厚を変更した場合でも、上記と同様に設定できることが分かる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 歯車 2 開口部
3 歯 4 凹部
5 凸部 6 凹凸部
6A 凹凸部集合体
1A 一次成形品 1B 二次成形品
10 プレス装置 11 位置決めプレート
12 ダイプレート 13 上部ベースプレート
14 ストリッパープレート 15 パンチ
16 ダイ孔
C 隙間 R アール
S センサ

Claims (6)

  1. 歯車の外径に応じた直径に金属板を打ち抜いて一次成形品を製作する打抜工程と、
    前記一次成形品に対してパンチとダイを用い、前記パンチの先端部を一次成形品の厚さ方向の途中部まで挿入することで、1組の凹部と凸部とからなる凹凸部を該一次成形品の同一箇所の表裏面に、周方向に間隔をあけて複数組プレス成形して二次成形品を製作する半抜工程と、
    前記二次成形品の凸部をそれに隣接する二次成形品の凹部に嵌合させて、複数枚の二次成形品を周方向に相対移動不能に重ね合わせた状態で、該複数枚の二次成形品に対して歯切り加工を施して歯を形成する歯切り工程と、
    を備えたことを特徴とする歯車の製造方法。
  2. 前記パンチの外形寸法をダイ孔の内形寸法よりも大きく設定し、前記パンチの外面とダイ孔の内面間の間隔を0.1mm〜0.3mmに設定した請求項1記載の歯車の製造方法。
  3. 前記パンチ側のダイ孔の開口縁のアールを0mm〜0.1mmに設定した請求項1又は2記載の歯車の製造方法。
  4. 前記凸部を歯車の回転速度を検出するためのセンサに対面配置される被検出部として用いた請求項1〜3のいずれか1項記載の歯車の製造方法。
  5. 前記プレス工程と歯切り工程間或いは歯切り工程の後に、前記凸部の頂面を平坦に切削して、頂面の外縁に角部を形成する頂面切削工程を設けた請求項4記載の歯車の製造方法。
  6. 前記凸部の突出方向の各部における横断面寸法を略同じに設定した請求項5記載の歯車の製造方法。
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