JP5929521B2 - モータ制御装置及びそれを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ制御装置及びそれを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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本発明は、制御演算によりモータの電流を制御するための各相Duty指令値を算出し、各相Duty指令値に応じたPWM(パルス幅変調)信号を形成し、PWM制御によるインバータからモータに指令電流(電圧)を与えて駆動するモータ制御装置に関すると共に、そのモータ制御装置を用いて、車両の操舵系にモータによるアシスト力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関する。特に、インバータの電源入力側又は電源出力側(接地側)に単一の電流検出回路(1シャント式電流検出回路)を配設してPWM制御すると共に、各相PWM信号をキャリア周期に対応させてシフトして固定し、1相又は2相同時にPWM信号がONとなる電流検出タイミングをキャリア周期の固定位置に発生させ、その電流検出タイミングでモータ電流を検出して処理することでコンパクト化、軽量化及びコストダウンを図ったモータ制御装置及びそれを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
車両のステアリング機構にモータの回転力で操舵補助力(アシスト力)を付与する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に操舵補助力を付与するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置(EPS)は、操舵補助力のトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、操舵補助指令値(電流指令値)とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM制御のDutyの調整で行っている。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、操向ハンドル1のコラム軸(ステアリングシャフト)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5、タイロッド6a,6bを経て、更にハブユニット7a,7bを介して操向車輪8L,8Rに連結されている。また、コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)100には、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力される。コントロールユニット100は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTrと車速センサ12で検出された車速Velとに基づいてアシスト(操舵補助)指令の電流指令値の演算を行い、電流指令値に補償等を施した電圧制御値Eによってモータ20に供給する電流を制御する。なお、車速VelはCAN(Controller Area Network)等から受信することも可能である。
コントロールユニット100は主としてCPU(又はMPUやMCU)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、図2のようになっている。
図2を参照してコントロールユニット100の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTr及び車速センサ12からの車速Velは操舵補助指令値演算部101に入力され、アシストマップを用いて操舵補助指令値Irefが演算される。演算された操舵補助指令値Irefは過熱保護条件等に基づいて最大出力制限部102で出力を制限され、最大出力を制限された電流指令値Iは減算部103に入力される。
減算部103は、電流指令値Iとフィードバックされているモータ20のモータ電流Imとの偏差Iref4(=I−Im)を求め、偏差Iref4はPI(比例・積分)等の電流制御部104で制御され、制御された電圧制御値EはPWM制御部105に入力されてDuty指令値を演算され、Duty指令値を演算されたPWM信号PSによってインバータ106を介してモータ20を駆動する。モータ20のモータ電流Imはインバータ106内の電流検出回路120で検出され、モータ電流Imが減算部103に入力されてフィードバックされる。モータ20をd−q軸でベクトル制御する場合には、回転センサとしてレゾルバ21が連結されると共に、回転角度θから角速度ωを演算する角速度演算部22が設けられている。
電圧制御値Eでモータ電流Imを制御し、モータ20を駆動するインバータ106には、半導体スイッチング素子(FET)とモータ20とをブリッジ接続したブリッジ回路を使用し、電圧制御値Eに基づいて決定されたPWM信号のDuty指令値により半導体スイッチング素子をON/OFF制御してモータ電流Imを制御する。
モータ20が3相(U,V,W)ブラシレスDCモータの場合、PWM制御部105及びインバータ106の詳細は例えば図3に示すような構成となっている。即ち、PWM制御部105は、各相キャリア信号を入力すると共に、電圧制御値Eを所定式に従って3相(U,V,W)分のPWM-Duty指令値D1〜D6を演算するDuty演算部105Aと、PWM-Duty指令値D1〜D6でFET1〜FET6の各ゲートを駆動してON/OFFするゲート駆動部105Bとで構成されており、インバータ106は、U相の上段FET1及び下段FET4で成る上下アームと、V相の上段FET2及び下段FET5で成る上下アームと、W相の上段FET3及び下段FET6で成る上下アームとで成る3相ブリッジで構成されており、PWM-Duty指令値D1〜D6でON/OFFされることによってモータ20を駆動する。また、インバータ106には、電源リレー14を経てバッテリ13から電力が供給されている。
このような構成において、インバータ106の駆動電流ないしはモータ20のモータ電流を計測する必要があるが、コントロールユニット100のコンパクト化、軽量化、コストダウンの要求項目の1つとして、電流検出回路120の単一化がある。電流検出回路の単一化として1シャント式電流検出回路が知られており、1シャント式の電流検出回路120の構成は例えば図4に示すようになっている(例えば特開2009−131064号公報)。即ち、FETブリッジの底部アームと接地(GND)との間に1つのシャント抵抗R1が接続されており、FETブリッジに電流が流れたときのシャント抵抗R1による降下電圧を演算増幅器(差動増幅回路)121及び抵抗R2〜R4で電流値Imaに換算し、更に抵抗R6及びコンデンサC1で成るフィルタを経てA/D変換部122で所定のタイミングにA/D変換し、ディジタル値の電流値Imを出力するようになっている。なお、演算増幅器121の正端子入力には、抵抗R5を経て基準電圧となる2.5Vが接続されている。
図5はバッテリ13、インバータ106、電流検出回路120及びモータ20の結線図を示すと共に、U相の上段FET1がON(下段FET4はOFF)、V相の上段FET2がOFF(下段FET5はON)、W相の上段FET3がOFF(下段FET6はON)の状態時の電流経路(破線)を示している。また、図6は、U相の上段FET1がON(下段FET4はOFF)、V相の上段FET2がON(下段FET5はOFF)、W相の上段FET3がOFF(下段FET6はON)の状態時の電流経路(破線)を示している。これら図5及び図6の電流経路から分かるように、上段FETがONしている相の合計値が電流検出回路120に検出電流として現れる。即ち、図5ではU相電流を検出することができ、図6ではU相及びV相電流を検出することができる。これは、電流検出回路120がインバータ106の上段アームと電源(バッテリ13)との間に接続されている場合も同様である。なお、図5及び図6では、レゾルバ21の連結及び電源リレー14を省略している。
以上のことより、1相ON状態のとき、及び2相ON状態のときに電流検出回路120で電流を検出し、3相の電流和が0である特性を利用すると、3相の各相電流の検出が可能となる。図5の場合にはU相の電流Iを検出することになり、図6の場合にはU相の電流IとV相の電流Iの合計値が電流検出器120で検出されるが、3相の場合にはI+I+I=0の関係がるので、W相の電流IがI=−(I+I)として検出されることになる。
しかしながら、図4に示すような単一の電流検出回路120で構成されたインバータ106では、各FETのON直後に電流検出回路120に電流が流れることにより発生するリギングノイズ等のノイズ成分の影響を除去して、正確な電流を検出する必要がある。また、1つの相と他の相との間で、FETがON/OFFするタイミングの間隔が非常に短くなる場合には、電流検出に必要な電流がFETに流れないことや、デッドタイム(不感帯)の存在、さらには回路の応答遅延等に起因して、正確な電流測定ができなくなる。電流検出回路にA/D変換部を使用する場合、A/D変換動作が正常に行われるためには、同じ大きさの信号が一定期間(例えば2μs以上)連続して入力されなければならない。安定した信号が連続して入力されないと、A/D変換部は正確な電流値を検出することができないためである。
そのため、1相ONの状態及び2相ONの状態を、電流検出に必要な時間だけ継続する必要がある。しかしながら、各相Duty指令値が近似している場合は、その時間を確保することができない問題がある。
かかる問題を解決するものとして、特表2005−531270号公報(特許文献1)に開示されたモータ駆動装置及び特開2003−189670号公報(特許文献2)に開示された電動機駆動装置が提案されている。特許文献1の装置では、電流検出必要時間だけ1相ON状態及び2相ON状態となるようなPWMパターン(PWM信号)を各相Duty指令値の大小関係と空間ベクトル手法により決定し、決定したPWMパターンを出力するようにしている。また、特許文献2の装置では、1相ON状態及び2相ON状態となる時間を、電流検出必要時間分だけ確保できるようにDuty指令値を補正し、次キャリア周期で補正による増減分を調整し、平均値が元のDuty指令値と同値となるようにしている。
特表2005−531270号公報 特開2003−189670号公報 特開2010−279141号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、空間ベクトル手法によるPWMパターンを実際に出力するには、PWM周期の任意の位置でPWM信号のON/OFFを設定できる空間ベクトル対応のCPUを用いる必要があり、キャリア信号を用いた一般的なPWMタイマーを用いることができず、更に電流検出タイミングを可変とする必要があるため、電流検出が容易ではないという問題がある。また、特許文献2に開示された装置では、Duty指令値を変更し、変更した分は次キャリア周期で補正するようになっているため、2PWM周期内でのDuty変更によりモータ電流が振動を起こし、結果的にトルクリップル性能や作動音性能の悪化を招く可能性が高く、しかも電流検出タイミングが可変でなくてはならず、電流検出が容易ではないという問題がある。
更に、特開2010−279141号公報(特許文献3)に開示された電動機制御装置では、最大Duty、中間Duty及び最小Dutyの判定を行い、シフトされたキャリア周期に対して逐次並び替えを行う手法を用いている。そのため、実際には最大Duty、中間Duty及び最小Dutyの判定、シフトされたキャリア周期への割り当てまでの過程で演算処理が意外に多い。具体的には、最大Duty、中間Duty及び最小Dutyの判定後のDutyを、シフトされたキャリア周期へ直接反映すると、各相に対しての出力タイミング及びDutyの急変(極端な配置転換)が発生してしまうため、電流のハンチング現象が発生してしまい、円滑なモータ電流制御を行うことができない。このため、特許文献3に記載の装置では、最大Duty、中間Duty及び最小Dutyの判定後のDutyを、シフトされたキャリア周期へ反映するまでの間に、Duty設定の急変をなくすべく、目的のDutyへ徐々に変化させることになるので、高速かつ緻密な演算が繰り返し行われ、CPUの処理能力を大量に消費してしまうという問題がある。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、1シャント式電流検出回路を用いたモータ制御装置及びそれを用いた電動パワーステアリング装置の従来の問題点を解決すること、つまり1相又は2相同時にPWM信号がONとなる電流検出タイミングをPWM周期の固定位置に発生させることにより、ソフトウェア制御を高周期に頻繁(例えば50μs毎)に行う必要がないようにして、コンパクト化、軽量化及びコストダウンを図ると共に、CPUの処理能力の低減化を図った上で電流検出可能となるDuty範囲を最大限としたモータ制御装置及びそれを用いた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、制御演算によりモータの電流を制御するための各相Duty指令値を算出し、前記各相Duty指令値に応じたPWM信号を形成し、前記PWM信号に基づいてインバータにより前記モータを駆動するモータ制御装置に関し、本発明の上記目的は、前記インバータの電源側若しくは接地側に、A/D変換部を有する1シャント式電流検出回路が接続されており、前記各相Duty指令値に応じたPWM信号をキャリア周期の所定位置に固定すると共に、前記PWM信号を所定方向にシフトする機能を有し、前記モータの各相電流を検出してA/D変換する電流検出タイミングを前記所定位置に対応させた3点に固定することにより達成され、前記電流検出タイミングを、前記キャリア周期の最前から後方に所定時間オフセットされた位置と、前記キャリア周期の中央と、前記キャリア周期の最後から前方に所定時間オフセットされた位置とに固定することにより、或いは前記所定時間が前記インバータのデッドタイムの0〜4倍であることにより、より効果的に達成される。
また、本発明は、制御演算によりモータの電流を制御するための各相Duty指令値を算出し、前記各相Duty指令値に応じたPWM信号を形成し、前記PWM信号に基づいてインバータにより前記モータを駆動するモータ制御装置に関し、 本発明の上記目的は、前記モータの各相電流を検出するために前記インバータの電源側若しくは接地側に接続された、A/D変換部を有する1シャント式電流検出回路と、前記各相Duty指令値に応じたPWM信号をキャリア周期の所定位置に固定して前記PWM信号を出力するPWM出力位置変更部と、前記PWM信号を所定方向にシフトするDutyシフト部と、前記モータの各相電流を検出してA/D変換する電流検出タイミングを前記所定位置に対応させた3点に固定する電流検出タイミング決定部と、前記電流検出タイミングで検出された電流検出値を前記シフトされたPWM信号に応じて処理する電流検出処理部とを備え、前記電流検出処理部の出力により前記各相電流を検出することにより達成され、前記モータが3相モータであり、前記所定位置が前記キャリア周期の最前、中央及び最後であり、前記所定方向が、前記最前から後方、前記中央から前後、前記最後から前方であることにより、或いは前記電流検出タイミングを、前記キャリア周期の最前から後方に所定時間オフセットされた位置と、前記キャリア周期の中央と、前記キャリア周期の最後から前方に所定時間オフセットされた位置とに固定するようになっていることにより、或いは前記電流検出処理部が、前記各相について順次、前記電流検出タイミングと前記Duty指令値との電流検出可能パターンに基づいて電流検出処理を行うことにより、より効果的に達成される。
上記各モータ制御装置を搭載することにより、上記目的の電動パワーステアリング装置を達成できる。
本発明によれば、各相Duty指令値の配置をキャリア周期に対して固定すると共に、A/D変換を固定のタイミング位置で行い、それらの細かな演算を全て排するようにしているので、CPUの処理能力の低減化が可能となり、コストダウンを図ることができる。即ち、本発明では、A/D変換のタイミング位置を前提に電流検出ポイントを各相についてキャリア周期の最前及び最後から所定オフセット時間と、キャリア周期の中央とに固定し、固定された電流検出ポイントを基準としてDuty指令値の配置を、キャリア周期の最前、中央及び最後の3箇所で行うようにしているので、電流検出対象外の相のDuty指令値が基本的に干渉する頻度を低減させることができると共に、A/D変換が有効となる領域を増大させ、CPUの演算処理能力を軽減することができる。例えば、電流制御1周期が250μs、PWMキャリア周期が50μsの場合、250μsに1度、決められた相に、決められた位相にそのままDuty指令値を出力すればよいだけで、次のPWM出力と電流検出のための準備を行う必要がない。
また、3点固定の電流検出タイミングでA/D変換を行うようにしているので、電流検出精度を高めると共に、電流検出値の妥当性を確認できる効果がある。更に、電流に依存してノイズが発生するが、パターン化できるのでノイズ低減への対処も行い易いという利点がある。
電動パワーステアリング装置の概要を示す構成図である。 コントロールユニットの一般的な構成例を示すブロック図である。 PWM制御部及びインバータの構成例を示す結線図である。 1シャント式電流検出回路の構成例を示す結線図である。 1シャント式電流検出回路を備えたインバータの電流検出動作例を示す電流経路図である。 1シャント式電流検出回路を備えたインバータの電流検出動作例を示す電流経路図である。 本発明の原理を説明するための特性図である。 Duty指令値の配置と電流検出タイミングの一例を示す特性図である。 本発明の構成例を示すブロック図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 各相Duty指令値と電流検出タイミングの他の例を示す特性図である。 各相Duty指令値と電流検出タイミングの他の例を示す特性図である。 各相Duty指令値と電流検出タイミングの他の例を示す特性図である。 各相Duty指令値と電流検出タイミングの他の例を示す特性図である。 各相Duty指令値と電流検出タイミングの他の例を示す特性図である。 電流検出タイミングの時差吸収を説明するための図である。
本発明は、例えば3相ブラシレスDCモータの電流を制御するための各相(U相、V相、W相)Duty指令値を演算し、演算された各相Duty指令値に応じたPWM信号を形成し、各相PWM信号をキャリア周期の所定位置(最前、中央、最後)に固定すると共に、所定方向(最前から前方、中央から前後、最後から後方)にシフトさせ、1相又は2相同時にPWM信号がONとなる電流検出タイミングをキャリア周期の固定位置に発生させることにより、電流検出を確実に行うことができ、しかもコンパクト化、軽量化及びコストダウンを図ったモータ制御装置であり、そのモータ制御装置を用いて、車両の操舵系にモータによるアシスト力を付与するようにした電動パワーステアリング装置である
本発明のモータ制御装置では、インバータと電源との間若しくはインバータと接地(GND)との間に単一の電流検出回路(1シャント式電流検出回路)が設けられ、その検出電流値をディジタル化して処理するA/D変換部が設けられている。そして、1シャント式電流検出回路による電流検出のタイミングをキャリア信号のキャリア周期に対して3箇所に固定(最前から前方に所定時間オフセット、中央、最後から後方に所定時間オフセット)すると共に、その電流検出タイミングはA/D変換部のA/D変換タイミングとインバータのデッドタイムを考慮して決定する。
図7は本発明の原理を示しており、図7(A)はキャリア周期TC(例えば50μs)の鋸歯状波で成るキャリア信号を示しており、図7(B)、(C)、(D)はそれぞれU相、V相、W相のDuty指令値出力を示している。そして、U相については例えば図7(B)に示すように、U相Duty指令値Duがキャリア周期TCの最前(開始位置)から前方に向けてシフトするように設定され、V相については例えば図7(C)に示すように、V相Duty指令値Dvがキャリア周期TCの中央から前方及び後方に均等にシフトするように設定され、W相については例えば図7(D)に示すように、W相Duty指令値Dwがキャリア周期TCの最後(終点位置)から後方に向けてシフトするように設定されている。U相Duty指令値Duの位相シフトは、キャリア周期TCの最前からDuty幅に合わせて広げていくことによって行い、V相Duty指令値の位相シフトは、キャリア周期TCの中央(1/2位置)からDuty幅に合わせて両側に均等に広げていくことによって行い、W相Duty指令値の位相シフトは、キャリア周期TCの最後からDuty幅に合わせて後方向に広げていくことによって行う。この設定の場合、同一キャリア周期TC内において、U相Duty指令値Duは、V相Duty指令値Dv及びW相Duty指令値Dwよりも前に出力され、V相Duty指令値Dvは、U相Duty指令値よりも後でW相Duty指令値Dwよりも前に出力され、W相Duty指令値Dwは、U相Duty指令値Du及びV相Duty指令値Dvよりも後に出力され、この関係はシステムで一度設定すると、最後までDuty指令値の位置関係は変わらない。そして、キャリア周期TCにおけるDuty指令値の総和関係は、下記数1となっている。
(数1)
Du+Dv+Dw=150%
また、CuはU相をメインとする電流の検出ポイント(A/D変換ポイント)を示しており、CvはV相をメインとする電流の検出ポイント(A/D変換ポイント)を示しており、CwはW相をメインとする電流の検出ポイント(A/D変換ポイント)を示している。そして、1相又は2相同時にPWM信号がONとなる位置に電流検出ポイントを設定すると共に、U相電流検出ポイントCuは、キャリア周期TCの最前からA/D変換タイミングまでのオフセットとなっており、W相電流検出ポイントCwは、キャリア周期TCの最後からA/D変換タイミングまでのオフセットとなっている。V相電流検出タイミングCvは、キャリア周期TCの中央に設定されている。
なお、キャリア周期の最前、中央及び最後の割り当ては、U〜W相について任意であり、例えばV相をキャリア周期の最前としても良い。
また、図7(B)に示すようにU相のモータ電流Iuを検出するため、キャリア周期TCの最前よりオフセット時間Tuだけ後方にシフトした固定の電流検出タイミングCuで電流検出及びA/D変換を行うが、オフセット時間Tuは、電流の立ち遅れやA/D変換時間を考慮して、PWM信号のデッドタイム(通常約2μs)の0倍〜4倍(約0〜8μs)で固定する。図7(C)に示すようにV相のモータ電流Ivを検出するため、キャリア周期TCの中央に固定した電流検出タイミングCvで電流検出及びA/D変換を行う。図7(D)に示すようにW相のモータ電流Iwを検出するため、キャリア周期TCの最後よりオフセット時間Twだけ前方にシフトした固定の電流検出タイミングCwで電流検出及びA/D変換を行うが、オフセット時間Twは、電流の立ち遅れやA/D変換時間を考慮して、PWM信号のデッドタイム(通常約2μs)の0倍〜4倍(約0〜8μs)で固定する。
図8は各相Duty指令値が均等の幅で、各相電流検出位置Cu,Cv,CwでDuty指令値が重なっていない場合におけるモータ電流検出のタイミング例を示している。即ち、U相モータ電流Iuは、キャリア周期TCの最前からオフセット時間Tuだけ前方に位相シフトした電流検出タイミングCuでA/D変換して電流検出し、V相電流Ivは、キャリア周期TCの中央の電流検出タイミングCvでA/D変換して電流検出し、W相電流Iwは、キャリア周期TCの最後からオフセット時間Twだけ後方に位相シフトした電流検出タイミングCwでA/D変換して電流検出する。なお、例えばU相及びW相の2相のモータ電流を検出し、V相電流Ivは、Iv=−(Iu+Iw)で求めるようにしても良い。
次に、本発明の具体的な実施形態を図面を参照して説明する。
図9は本発明に係るモータ制御装置の全体構成例を示すブロック図であり、モータ制御装置全体の制御や演算処理を行うCPU110を具備している。CPU110には、電圧制御値Eを入力して各相Duty指令値を演算するDuty演算部105Aと、キャリア信号(キャリア周期TC)を入力するキャリア信号入力部114と、PWM信号の各相Duty指令値をキャリア周期TCの所定位置に固定するPWM出力位置変更部111と、固定された各相Duty指令値を所定方向にシフトするDutyシフト部112と、電流検出ポイントCu及び各相Duty指令値の関係に基づいて電流検出処理#1を行う電流検出処理部113−1と、電流検出ポイントCv及び各相Duty指令値の関係に基づいて電流検出処理#2を行う電流検出処理部113−2と、電流検出ポイントCw及び各相Duty指令値の関係に基づいて電流検出処理#3を行う電流検出処理部113−3と、上記電流検出処理#1〜#3でいずれかの相の電流が検出できなかった場合の電流検出処理#4を行う電流検出処理部113−4とが接続されている。
CPU110には更に、電流検出必要Duty量(τ%)をパラメータとして設定する電流検出必要Duty量設定部115と、演算された各相Duty指令値に基づき、各相PWM信号を出力してゲート駆動部105Bに与えるPWM信号出力部116と、1シャント式電流検出回路120で検出され、A/D変換されたディジタル値のモータ電流Im(Iu,Iv,Iw)を入力する電流入力部117と、キャリア周期の最前からの所定時間オフセット、中央及びキャリア周期の最後からの所定時間オフセットで電流検出タイミング(Cu,Cv,Cw)を決定する電流検出タイミング決定部118とが接続されている。
図10は本発明の動作例を示しており、電流検出必要Duty量設定部115で電流検出に必要なDuty量を設定し(ステップS1)、設定された必要Duty量を考慮して、Duty演算部105Aは電圧制御値Eに基づいてU相Duty指令値、V相Duty指令値及びW相Duty指令値を演算し(ステップS2)、各相PWM信号を生成する(ステップS3)。そして、電流検出タイミング決定部118は、上述のオフセットに基づいてオフセット時間Tu及びTwを決定して電流検出ポイントCu及びCwを設定し、V相についてはキャリア周期TCの中央を電流検出タイミングCvとして設定する(ステップS4)。これにより、各相の電流検出ポイントが固定される。
次に、電流検出ポイントCu及び各相Duty指令値の関係、つまりA/D変換ポイントCu上に各相Duty指令値Du,Dv,Dwが存在しているか否かを判定し、表1に基づいて、電流検出処理部113−1は電流検出処理#1を行う(ステップS10)。
Figure 0005929521
表1の電流検出処理#1では、(Du−Tu)>0のとき、電流検出ポイントCu上にU相Duty指令値Duが存在すると判定し、(Dv−(TC−2Tu))>0のとき、電流検出ポイントCu上にV相Duty指令値Dvが存在すると判定し、(Dw−(TC−Tu))>0のとき、電流検出ポイントCu上にW相Duty指令値Dwが存在すると判定する。
次に、電流検出ポイントCv及び各相Duty指令値の関係、つまりA/D変換ポイントCv上に各相Duty指令値Du,Dv,Dwが存在しているか否かを判定し、表2に基づいて、電流検出処理部113−2は電流検出処理#2を行う(ステップS20)。
Figure 0005929521
表2の電流検出処理#2では、(Du−TC/2)>0のとき、電流検出ポイントCv上にU相Duty指令値Duが存在すると判定し、Dv>0のとき、電流検出ポイントCv上にV相Duty指令値Dvが存在すると判定し、(Dw−TC/2)>0のとき、電流検出ポイントCv上にW相Duty指令値Dwが存在すると判定する。
次に、電流検出ポイントCw及び各相Duty指令値の関係、つまりA/D変換ポイントCw上に各相Duty指令値Du,Dv,Dwが存在しているか否かを判定し、表3に基づいて、電流検出処理部113−3は電流検出処理#3を行う(ステップS30)。
Figure 0005929521
表3の電流検出処理#3では、(Du−(TC−Tw))>0のとき、電流検出ポイントCw上にU相Duty指令値Duが存在すると判定し、(Dv−(TC−2Tw))>0のとき、電流検出ポイントCw上にV相Duty指令値Dvが存在すると判定し、(Dw−Tw)>0のとき、電流検出ポイントCw上にW相Duty指令値Dwが存在すると判定する。
上記電流検出処理#1〜#3の後、全ての相の電流Iu,Iv,Iwが検出できているか否かを判定し(ステップS40)、いずれかの相の電流が検出できていない場合には、電流検出処理部113−4は下記表4に従って、未検出の相の電流を求める。
Figure 0005929521
図11は電流検出の他のサンプリング例を示しており、U相Duty指令値が拡大し、電流検出ポイントCvでU相及びV相のDuty指令値が重なった場合である。この場合には、U相電流Iuは電流検出タイミングCuで電流検出及びA/D変換して求め、V相電流Ivは“電流検出タイミングCvの電流値Iv−電流検出タイミングCuの電流値Iu”又はIv=−(Iu+Iw)で求め、W相電流Iwは電流検出タイミングCwで電流検出及びA/D変換して求める。
図12は電流検出の他のサンプリング例を示しており、U相Duty指令値が更に拡大し、検出位置v及びwでDuty指令値が重なった場合である。この場合には、U相電流は電流検出タイミングCuで電流検出及びA/D変換され、V相電流は“電流検出タイミングCvの電流値Iv−電流検出タイミングCuの電流値Iu”又はIv=−(Iu+Iw)で求め、W相電流は“電流検出タイミングCwの電流値Iw−電流検出タイミングCuの電流値Iu”で電流検出及びA/D変換して求める。
図13は電流検出の更に他のサンプリング例を示しており、V相Duty指令値が拡大し、電流検出ポイントCwで相及びW相のDuty指令値が重なった場合である。この場合には、U相電流Iuは“電流検出タイミングCuの電流値Iu−電流検出タイミングCvの電流値Iv”で電流検出及びA/D変換して求め、V相電流Ivは電流検出タイミングCvで求め、W相電流Iwは“電流検出タイミングCwの電流値Iw−電流検出タイミングCの電流値I”で電流検出及びA/D変換して求める。
図14は電流検出の更に他のサンプリング例を示しており、U相、V相及びW相のDuty指令値がいずれも拡大し、電流検出ポイントCu、Cv及びCwでDuty指令値が重なった場合である。この場合には、U相電流IuはIu=−(Iv+Iw)で求め、V相電流IvはIv=−(Iu+Iw)で求め、W相電流IwはIw=−(Iu+Iv)で求める。
図15は電流検出の更に他のサンプリング例を示しており、U相Duty指令値が縮小し、電流検出ポイントCuでDuty指令値が満たない場合である。この場合には、U相電流IuはIu=−(Iv+Iw)で求め、V相電流Ivは“電流検出タイミングCvの電流値Iv−電流検出タイミングCwの電流値Iw”で電流検出及びA/D変換して求め、W相電流Iwは電流検出タイミングCwで電流検出及びA/D変換して求める。
図16は電流検出タイミングの時差吸収を説明するための図である。上述では分かり易くするため、同一キャリア周期の中(図1の区間DA)で説明したが、各相についての電流検出の時差は少ないほど望ましい。従って、隣接するキャリア周期のDuty出力及びそのA/D変換値を利用(図16の区間DB)して電流検出の時差を縮小することが可能である。電流検出の精度を上げるためにはA/D変換の同期をとるのが良く、図16では電流検出ポイントCuと電流検出ポイントCwは離れているように見えるが、特に破線の領域で考えると、電流検出ポイントCuと電流検出ポイントCwは区間DBの範囲に抑えることができる。ただし、厳密にこの電流検出を行うためには、隣接する少なくとも1つのキャリア周期も同一のPWM−Duty指令値の出力を行うことが前提となる。
なお、上述では3相ブラシレスモータについて説明したが、他の相のモータについても同様な制御が可能である。
1 操向ハンドル
10 トルクセンサ
12 車速センサ
13 バッテリ
20 モータ
21 レゾルバ
22 角速度演算部
100 コントロールユニット
101 操舵補助指令値演算部
102 最大出力制限部
104 電流制御部
105 PWM制御部
105A Duty演算部
105B ゲート駆動部
106 インバータ
110 CPU
111 PWM出力位置変更部
112 Dutyシフト部
113−1 電流検出処理部#1
113−2 電流検出処理部#2
113−3 電流検出処理部#3
113−4 電流検出処理部#4
114 キャリア信号入力部
115 電流検出必要Duty量設定部
116 PWM信号出力部
117 電流入力部
118 電流検出タイミング決定部
120 1シャント式電流検出回路

Claims (8)

  1. 制御演算によりモータの電流を制御するための各相Duty指令値を算出し、前記各相Duty指令値に応じたPWM信号を形成し、前記PWM信号に基づいてインバータにより前記モータを駆動するモータ制御装置において、前記インバータの電源側若しくは接地側に、A/D変換部を有する1シャント式電流検出回路が接続されており、
    前記各相Duty指令値に応じたPWM信号をキャリア周期の所定位置に固定すると共に、前記PWM信号を所定方向にシフトする機能を有し、
    前記モータの各相電流を検出してA/D変換する電流検出タイミングを前記所定位置に対応させた3点に固定したことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記電流検出タイミングを、前記キャリア周期の最前から後方に所定時間オフセットされた位置と、前記キャリア周期の中央と、前記キャリア周期の最後から前方に所定時間オフセットされた位置とに固定するようになっている請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記所定時間が前記インバータのデッドタイムの0〜4倍である請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 制御演算によりモータの電流を制御するための各相Duty指令値を算出し、前記各相Duty指令値に応じたPWM信号を形成し、前記PWM信号に基づいてインバータにより前記モータを駆動するモータ制御装置において、前記モータの各相電流を検出するために前記インバータの電源側若しくは接地側に接続された、A/D変換部を有する1シャント式電流検出回路と、前記各相Duty指令値に応じたPWM信号をキャリア周期の所定位置に固定して前記PWM信号を出力するPWM出力位置変更部と、前記PWM信号を所定方向にシフトするDutyシフト部と、前記モータの各相電流を検出してA/D変換する電流検出タイミングを前記所定位置に対応させた3点に固定する電流検出タイミング決定部と、前記電流検出タイミングで検出された電流検出値を前記シフトされたPWM信号に応じて処理する電流検出処理部とを備え、
    前記電流検出処理部の出力により前記各相電流を検出することを特徴とするモータ制御装置。
  5. 前記モータが3相モータであり、前記所定位置が前記キャリア周期の最前、中央及び最後であり、前記所定方向が、前記最前から後方、前記中央から前後、前記最後から前方である請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記電流検出タイミングを、前記キャリア周期の最前から後方に所定時間オフセットされた位置と、前記キャリア周期の中央と、前記キャリア周期の最後から前方に所定時間オフセットされた位置とに固定するようになっている請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記電流検出処理部が、前記各相について順次、前記電流検出タイミングと前記Duty指令値との電流検出可能パターンに基づいて電流検出処理を行う請求項5又は6に記載のモータ制御装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のモータ制御装置を搭載したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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