JP5928779B2 - 暖房便座装置 - Google Patents
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Description
また、誘導加熱コイルは、便座の形状に沿って周回するように配置されている。そのため、誘導加熱コイルが発生する磁界同士が互いに干渉し合うことはない。つまり、発熱体の位置での磁束密度が弱くなる部分と、発熱体の位置での磁束密度が強くなる部分と、が存在することはない。
また、便座の幅をより有効に利用して誘導加熱コイルを配置することができる。そのため、より太い外形を有する線をより多くの巻き数で配置することができる。これにより、より高出力の誘導加熱を行うことができる。そのため、本発明の暖房便座装置は、より高い昇温性能を発揮することができ、便座の温度をより短時間で快適な温度にすることができる。また、使用者にとって、快適な暖房便座装置を提供することができるとともに、待機時の消費電力を抑え、省エネルギー化を図ることができる。
また、この暖房便座装置によれば、便座の内部の空間を有効に利用して発熱体の位置での磁束密度をより容易に調整することができる。すなわち、便座の内部に設けられた誘導加熱コイルを、発熱体からみて相対的に近い位置に設けられた第1の誘導加熱コイルと、発熱体からみて相対的に遠い位置に設けられた第2の誘導加熱コイルと、に分けることで、発熱体の位置での磁束密度をより容易に調整することができる。
また、誘導加熱コイルは、便座の形状に沿って周回するように配置されている。そのため、誘導加熱コイルが発生する磁界同士が互いに干渉し合うことはない。つまり、発熱体の位置での磁束密度が弱くなる部分と、発熱体の位置での磁束密度が強くなる部分と、が存在することはない。
また、便座の幅をより有効に利用して誘導加熱コイルを配置することができる。そのため、より太い外形を有する線をより多くの巻き数で配置することができる。これにより、より高出力の誘導加熱を行うことができる。そのため、本発明の暖房便座装置は、より高い昇温性能を発揮することができ、便座の温度をより短時間で快適な温度にすることができる。また、使用者にとって、快適な暖房便座装置を提供することができるとともに、待機時の消費電力を抑え、省エネルギー化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる暖房便座装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態の便座を表す模式図である。
なお、図2(a)は、本実施形態の便座を上方から眺めた平面模式図であり、図2(b)は、図2(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図である。
また、図4は、本実施形態の便座を表す断面模式図である。
また、図5は、本実施形態の比較例にかかる便座を上方から眺めた平面模式図である。 また、図6は、本実施形態の比較例にかかる便座を表す断面模式図である。
本比較例の便座200aでは、誘導加熱コイル222は、便座200aの形状に沿って周回するように配置されている。また、本比較例の便座200aは、本実施形態の便座200と同様に、上方からみたときに略楕円形状を有する。
なお、本願明細書において、「温度むらを抑えた」状態および「温度むらのない」状態とは、便座200の幅の中央線203(図2(a)参照)における温度差が±3℃以下である状態をいうものとする。そのため、本願明細書において、「同一」および「均一」とは、便座200の幅の中央線203における温度差を±3℃以下とすることができる程度に、磁束密度が同一であること、あるいは加熱量が均一であることをいうものとする。
なお、図4に表したように便座断面をみたときの導電体231の幅は、便座200の前方部、後方部、および中央部の何れにおいても略同じ幅となることが望ましい。
一方、図3および図4(b)に表したように、本実施形態の便座200では、中央部の導電体231は、着座面に配置されている。また、中央部の誘導加熱コイル222は、着座面の下方に設けられている。
図7は、本実施形態の誘導加熱コイルの他の設置形態を説明するための平面模式図である。
また、図8は、本実施形態の誘導加熱コイルの他の設置形態を説明するための断面模式図である。
図8(a)は、図7(a)に表した便座200の前方部の切断面H−Hにおける断面模式図である。図8(b)は、図7(a)に表した便座200の中央部の切断面I−Iおける断面模式図である。図8(c)は、図7(a)に表した便座200の後方部の切断面J−Jにおける断面模式図である。
また、図10は、本実施形態の誘導加熱コイルのさらに他の設置形態を説明するための断面模式図である。
図10(a)は、図9(a)に表した便座200の前方部の切断面K−Kにおける断面模式図である。図10(b)は、図9(a)に表した便座200の中央部の切断面L−Lおける断面模式図である。図10(c)は、図9(a)に表した便座200の後方部の切断面M−Mにおける断面模式図である。
一方、第2の誘導加熱コイル222bは、第1の誘導加熱コイル222aと比較して、導電体231から遠い位置に設けられ、導電体231の広範囲に誘導磁界を与える。
よって、第1の誘導加熱コイル222aは、磁界の分布形状を整える役割を有する。一方で、第2の誘導加熱コイル222bは、磁界強度を底上げしてレベル調整する役割を有する。
図11(a)は、図3に表した便座200の前方部の切断面B−Bにおける断面模式図に相当する。図11(b)は、図3に表した便座200の中央部の切断面C−Cおける断面模式図に相当する。図11(c)は、図3に表した便座200の後方部の切断面D−Dにおける断面模式図に相当する。
なお、磁性体233に渦電流が流れると、磁性体233が発熱する。そのため、磁性体233の材料としてステンレスなどの導体を使用する場合には、誘導加熱コイル222と直交する方向に磁性体233を切り離し、断片化したものを使用することが望ましい。
図12(a)は、図9(a)に表した便座200の前方部の切断面K−Kにおける断面模式図に相当する。図12(b)は、図9(a)に表した便座200の中央部の切断面L−Lおける断面模式図に相当する。図12(c)は、図9(a)に表した便座200の後方部の切断面M−Mにおける断面模式図に相当する。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (4)
- 楕円形状を有する便座と、
前記便座の内部において前記便座の形状に沿って周回するように配置され、供給された高周波電流により磁界を発生する誘導加熱コイルと、
前記誘導加熱コイルからみて前記便座の着座面の側に配置され、導電性を有する材料により形成されて前記誘導加熱コイルが発生した磁界により誘導加熱される発熱体と、
を備え、
前記便座の前方部および後方部の前記誘導加熱コイルと、前記発熱体と、の距離は、前記便座の中央部の前記誘導加熱コイルと、前記発熱体と、の距離よりも離れており、
前記発熱体の位置での前記磁界の磁束密度は、前記前方部、前記後方部、および前記中央部において同一であることを特徴とする暖房便座装置。 - 楕円形状を有する便座と、
前記便座の内部において前記便座の形状に沿って周回するように配置され、供給された高周波電流により磁界を発生する誘導加熱コイルと、
前記誘導加熱コイルからみて前記便座の着座面の側に配置され、導電性を有する材料により形成されて前記誘導加熱コイルが発生した磁界により誘導加熱される発熱体と、
を備え、
前記誘導加熱コイルは、第1の誘導加熱コイルと、第2の誘導加熱コイルと、に分けられ、
前記便座の前方部、後方部、および中央部の前記第1の誘導加熱コイルと、前記発熱体と、の距離は略同じであり、
前記前方部及び前記後方部の前記第2の誘導加熱コイルは、前記第1の誘導加熱コイルと前記発熱体との距離よりも前記発熱体から離れた位置に配置されており、
前記発熱体の位置での前記磁界の磁束密度は、前記前方部、前記後方部、および前記中央部において同一であることを特徴とする暖房便座装置。 - 前記発熱体は、前記前方部および前記後方部において前記便座の側面にまで延在し、
前記誘導加熱コイルは、前記前方部および前記後方部において前記便座の側面にまで配置されたことを特徴とする請求項2記載の暖房便座装置。 - 楕円形状を有する便座と、
前記便座の内部において前記便座の形状に沿って周回するように配置され、供給された高周波電流により磁界を発生する誘導加熱コイルと、
前記誘導加熱コイルからみて前記便座の着座面の側に配置され、導電性を有する材料により形成されて前記誘導加熱コイルが発生した磁界により誘導加熱される発熱体と、
前記便座の前方部および後方部の前記誘導加熱コイルと、前記発熱体と、の間に設けられた磁性体と、
を備え、
前記発熱体の位置での前記磁界の磁束密度は、前記前方部、前記後方部、および前記便座の中央部において同一であることを特徴とする暖房便座装置。
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JP2011274490A JP5928779B2 (ja) | 2011-12-15 | 2011-12-15 | 暖房便座装置 |
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JP2011274490A JP5928779B2 (ja) | 2011-12-15 | 2011-12-15 | 暖房便座装置 |
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JP2013123572A JP2013123572A (ja) | 2013-06-24 |
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JP2011274490A Active JP5928779B2 (ja) | 2011-12-15 | 2011-12-15 | 暖房便座装置 |
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Family Cites Families (2)
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JP5179400B2 (ja) * | 2009-02-17 | 2013-04-10 | 株式会社Lixil | 暖房装置および便座便座装置 |
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