JP5926883B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
クラッシング剪断力CSが大きく増加することになると、タイヤへのスリップ角の付与によってタイヤに発生する横力SFが、そのクラッシング剪断力CSで相殺されることになるため、先に述べたように、ベルト層104(図4参照)の幅を広くして横力SFの増加を企図してなお、横力SFを期待したほどに高めることが困難であり、この結果、操縦安定性能を必要に応じて十分に向上させることが難しかった。
この発明の目的は、広幅化したベルト補強層の最外側縁を跨ぐ領域にショルダ陸部を形成する場合にあっても、そのショルダ陸部に荷重直下で発生するクラッシング剪断力を有効に抑制することで、タイヤに発生する横力を有利に高めて、操縦安定性能を確実に向上させることができる空気入りタイヤを提供することである。
このタイヤにおいて、トレッド接地面からベルト補強層までの距離を、ショルダ陸部のタイヤ赤道側から前記ベルト補強層外側端に向かって漸増するようにしたことにより、ベルトはショルダセンタ側からショルダ外側へ向かい斜めに押すため、トレッド膨出変形がショルダセンタ側で小さく、ショルダ外側で大きくなる。ショルダ陸部の剛性とショルダ陸部の変形量との積で表されて、発生横力を相殺する向きに作用するクラッシング剪断力も、ショルダセンタ側で小さくショルダ外側で大きくすることができる。故に、横力SFを相殺するショルダセンタ側のクラッシング剪断力を小さく抑えることができ、横力SFを向上させることができる。
図1は、この発明の一実施の形態に係る空気入りタイヤの内部構成を概略的に示し、(a)はトレッド幅方向に沿う部分断面図、(b)はベルト補強層及びベルト層の部分展開平面図である。図1に示すように、空気入りタイヤのカーカス1は、図示しない一対のビード部間にトロイダルに延在する、例えば一枚のカーカスプライからなり、ラジアル構造とすることができる。
なお、ベルト補強層2は二層以上配設することも可能である。
更に、この空気入りタイヤでは、タイヤ内圧充填時におけるタイヤ接地端部のタイヤ赤道CLからの落ち高さを規定している。
なお、「タイヤ赤道CLのタイヤ径方向距離R」とは、タイヤ直径を指す。
このような構成を有する空気入りタイヤによれば、トレッドゴム5のショルダリブ10のゴム量を増やすこと、即ち、トレッドショルダ領域のゴム量を増やすことができるので、トレッド幅方向に沿う断面において、タイヤ赤道部CLとショルダリブ10でタイヤ径の差が少ないクラウン形状になると共に、ベルト補強層2の表面からタイヤ接地面5aまでの厚みは、ショルダリブ10のタイヤ赤道CL側よりベルト補強層2の端部側の方が大きいことになる。
なお、上記各タイヤは、タイヤ赤道面に沿う、深さが15mmの六本の周方向溝を有するものとし、それらの周方向溝によって区画されるリブの幅の相対比は、トレッドセンタ側からトレッドショルダ側に向けて、1:1:1:1.8とした。
2 ベルト補強層
2a ベルト補強層コード
3,4 ベルト層
3a,4a ベルト層コード
5 トレッドゴム
5a トレッド接地面
6 ショルダ周溝
7a,7b 周溝
8,9a,9b リブ
10 ショルダリブ
A,B タイヤ径方向距離
CL タイヤ赤道
E ベルト補強層最外側縁位置
R タイヤ赤道CLのタイヤ径方向距離
r タイヤ赤道CLからの落ち高さ
S1 トレッド幅方向中央側端部
S2 トレッド幅方向外側位置
Claims (2)
- 一対のビード部間にトロイダルに延在する、一枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、カーカスのクラウン域の外周側に配設されて、トレッド周方向に延在するコードからなるベルト補強層の少なくとも一層と、ベルト補強層の外周側に配設され、トレッド周方向に対し傾斜して延びるコードからなるベルト層の一層以上と、ベルト層の外周側に配設されてトレッド接地面を形成するトレッドゴムとを具える空気入りタイヤであって、
前記トレッドゴムには、トレッド周方向に延びる6本の周溝が設けられており、前記6本の周溝のうちのタイヤ幅方向最外側に位置する2本のショルダ周溝で、前記トレッドゴムに、ベルト補強層の最外側縁位置を跨いで位置するショルダ陸部を区画するとともに、
前記ベルト補強層が、タイヤ赤道から、前記ショルダ陸部のタイヤ幅方向中央よりタイヤ赤道側の部分に対応するタイヤ幅方向位置までにわたって、前記トレッド接地面と略平行に延びているとともに、前記ショルダ陸部のタイヤ幅方向中央よりタイヤ赤道側の部分に対応するタイヤ幅方向位置から、該ベルト補強層外側端に向かうにつれて徐々にタイヤ径方向内側へ延びており、
前記ショルダ陸部の前記トレッド接地面から前記ベルト補強層までのタイヤ径方向距離は、前記ショルダ陸部のタイヤ幅方向中央よりタイヤ赤道側の部分に対応するタイヤ幅方向位置から、前記ベルト補強層外側端に向かって漸増しており、
タイヤ内圧充填時におけるタイヤ赤道とタイヤ接地端部とにおける直径どうしの差分である、タイヤ内圧充填時におけるタイヤ赤道からタイヤ接地端部迄のタイヤ径方向距離の落ち高さが、タイヤ直径の0%より大きく、1.5%以下として、タイヤ赤道部と前記ショルダ陸部でタイヤ径の差が少ないクラウン形状にすると共に、路面に接地するトレッドショルダ領域のタイヤ接地面形状を矩形状とする空気入りタイヤ。 - コードを交互に交差させてなる二層以上のベルト層のコード交錯幅を、トレッド幅の65〜90%の範囲としてなる請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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