JP5926283B2 - 形状化された絶縁体を有するコロナ点火器 - Google Patents

形状化された絶縁体を有するコロナ点火器 Download PDF

Info

Publication number
JP5926283B2
JP5926283B2 JP2013544722A JP2013544722A JP5926283B2 JP 5926283 B2 JP5926283 B2 JP 5926283B2 JP 2013544722 A JP2013544722 A JP 2013544722A JP 2013544722 A JP2013544722 A JP 2013544722A JP 5926283 B2 JP5926283 B2 JP 5926283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
shell
separation
nose
corona igniter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013544722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014501432A (ja
Inventor
バローズ,ジョン・エイ
リコフスキー,ジェイムズ・ディ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Federal Mogul Ignition LLC
Original Assignee
Federal Mogul Ignition Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Federal Mogul Ignition Co filed Critical Federal Mogul Ignition Co
Publication of JP2014501432A publication Critical patent/JP2014501432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5926283B2 publication Critical patent/JP5926283B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T21/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of spark gaps or sparking plugs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/50Sparking plugs having means for ionisation of gap
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T19/00Devices providing for corona discharge

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

関連出願への相互参照
この出願は2010年12月14日に提出された米国仮出願連続番号61/422,833の恩恵を主張する。
発明の背景
1.発明の分野
この発明は、一般に、無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離しコロナ放電をあたえるためのコロナ点火器、およびその点火器を形成する方法に関する。
2.先行技術の記載
コロナ放電点火システムは、中心電極が高い無線周波数電圧電位に帯電されて強い無線周波数電界を燃焼室において形成する点火器を含む。電界は燃焼室における燃料と空気との混合物の一部を電離させて絶縁破壊を開始させ、燃料と空気との混合物の燃焼を容易にする。電界は、好ましくは、燃料と空気との混合物が誘電特性を維持し、非熱的プラズマとも呼ばれるコロナ放電が生じるように、制御される。燃料と空気との混合物の電離された部分は火炎面を形成し、そして、それは次いで自己持続するようになり、燃料と空気との混合物の残りの部分を燃焼する。好ましくは、燃料と空気との混合物がすべての誘電特性を失わないように、電界は制御され、それによって、熱的プラズマおよび電気アークを、点火器の電極と、接地されたシリンダ壁、ピストン、または他の部分との間において形成するだろう。コロナ放電点火システムの一例は、Freenへの米国特許第6,883,507号に開示される。
コロナ点火器は、典型的には、導電性の材料で形成され、高い無線周波数電圧を受けて無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離しコロナ放電をあたえるための中心電極を含む。点火器は、さらに、金属材料から形成され、中心電極を受けて長手方向に上側シェル端部から下側シェル端部に延在するシェルを含む。絶縁材料から形成された絶縁体が、シェルに配置され、中心電極を取り囲む。コロナ放電点火システムの点火器は、中心電極の点火端部のすぐ近くに意図的に置かれた、接地された電極素子を含まない。むしろ、接地は、好ましくは、点火システムのシリンダ壁またはピストンによってあたえられる。コロナ点火器の一例は、LykowskiおよびHamptonへの米国特許出願公開第2010/0083942号に開示される。
コロナ点火器の動作中において、中心電極が100%の電圧のような最大の可能な正電圧にあり、シェルが0%の電圧のような最も低い可能な電圧で接地されるとき、電離されたガスが絶縁体とシェルとの間の隙間に形成される。ある条件の下では、非常に高い電界強度が隙間に存在する。電離されたガスの陰イオンは、典型的には、電圧電位勾配および電界を辿り、絶縁体の表面をわたって中心電極に至り、シェルから中心電極に導電経路を形成する。電離されたガスは、中心電極と絶縁体との間の隙間においても形成され、電荷、電圧および電流が反転される以外は、同一の状況が存在する。中心電極とシェルとの間の導電経路は望ましくない電力アークを形成し、残りのコロナ放電を消耗し得、それは点火の品質を落とし得る。
発明の概要
この発明の1つの局面は、無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離しコロナ放電をあたえるためのコロナ点火器を提供する。コロナ点火器は、導電性の材料から形成され、高い無線周波数電圧を受けて無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離しコロナ放電をあたえるための中心電極を含む。金属材料から形成されたシェルが、中心電極に沿って、および長手方向に上側シェル端部から下側シェル端部に延在する。絶縁材料から形成された絶縁体が、中心電極とシェルとの間に配置される。絶縁体は、中心電極に向いておらず、長手方向に絶縁体上側端部から絶縁体ノーズ端部に延在する絶縁体外側表面を含む。絶縁体外側表面は、中心電極に対して径方向に外方向に延在する分離を呈する。絶縁体は、さらに、径方向に中心電極から遠ざかるように延在する突起を含み、分離はシェルに面する突起のフランクである。
この発明の別の局面は、コロナ点火器を形成する方法を提供する。この方法は、絶縁材料から形成され、絶縁体ボアを呈する絶縁体内側表面と、対向する絶縁体外側表面とを含み、絶縁体内側表面および絶縁体外側表面は、各々、長手方向に絶縁体上側端部から絶縁体ノーズ端部に延在する、絶縁体を設けるステップを含む。絶縁体は、さらに、絶縁体ノーズ端部付近に絶縁体ノーズ領域を含むように設けられ、絶縁体ノーズ領域の絶縁体外側表面は、絶縁体ボアに対して径方向に外方向に延在する分離を呈する。絶縁体は、さらに、径方向に中心電極から遠ざかるように延在する突起を含み、分離は突起のフランクである。この方法は、次に、絶縁体ボアに、導電性の材料から形成された中心電極を配置するステップを含む。この方法は、さらに、金属材料から形成され、長手方向に下側シェル端部から上側シェル端部に延在するシェルボアを呈する内側シェル表面を含むシェルを設けるステップと、突起のフランクがシェルに面するように、絶縁体をシェルボアに配置するステップとを含む。
この発明の別の局面は、コロナ点火器を形成する方法を提供する。この方法は、絶縁材料から形成され、絶縁体ボアを呈する絶縁体内側表面と、対向する絶縁体外側表面とを含み、絶縁体内側表面および絶縁体外側表面は、各々、長手方向に絶縁体上側端部から絶縁体ノーズ端部に延在する、絶縁体を設けるステップを含む。絶縁体は、絶縁体ノーズ端部付近に絶縁体ノーズ領域を含む。絶縁体ノーズ領域の絶縁体外側表面は、絶縁体ボアに対して径方向に延在する分離を呈する。絶縁体は、さらに、径方向に中心電極から遠ざかるように延在する突起を含み、分離は突起のフランクである。この方法はさらに、絶縁体ボアに導電性の材料から形成された中心電極を配置するステップと、金属材料から形成され、長手方向に下側シェル端部から上側シェル端部に延在するシェルボアを呈する内側シェル表面を含むシェルを設けるステップと、突起のフランクがシェルに面するように、絶縁体をシェルボアに配置するステップとを含む。
この発明の他の利点は、添付の図面と関連して考えられたときに以下の詳細な記載への参照によって一層よく理解されるように、容易に十分に理解される。
この発明の1つの局面に従う、燃焼室に配置されたコロナ点火器の断面図である。 図1のコロナ点火器の点火端部の拡大した断面図である。 典型的な電位のパターンを示す図1のコロナ点火器の絶縁体の拡大した断面図である。 図1の絶縁体の電界および電圧電位勾配のプロットである。 典型的な電位のパターンを示すこの発明の別の実施例に従う絶縁体の拡大した断面図である。 図3の絶縁体の電界および電圧電位勾配のプロットである。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の他の実施例に従う例示の絶縁体の断面図を含む。 この発明の一実施例に従う、分離によってあたえられたフランクおよびフランク角を例示する。 この発明の別の実施例に従う、分離によってあたえられたフランクおよびフランク角を例示する。 典型的な電位のパターンを示す先行技術の絶縁体の拡大した断面図である。 図7の先行技術絶縁体の電界および電圧電位勾配のプロットである。
詳細な記載
この発明の1つの局面は、コロナ放電点火システムのためのコロナ点火器20を提供する。点火器20は、高い無線周波数電圧を受けて無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物の一部を電離し内燃機関の燃焼室26にコロナ放電24をあたえるための中心電極22を含む。コロナ点火器20は、中心電極22を受け、金属シェル30によって取り囲まれる絶縁体28を含む。絶縁体28は、中心電極22に対して径方向に外方向に延在する分離34を呈する絶縁体外側表面32を含む。分離34は、シェル30から絶縁体ノーズ端部54に向かって移動する方向における絶縁体28の局所的厚みtにおける増大であり、それは典型的にはノッチまたは突起によってあたえられる。分離34は、シェル30と中心電極22との間で、陽イオンおよび陰イオンを絶縁体28から退ける。分離34は、さらに、絶縁体外側表面32に沿ってシェル30と中心電極22との間において電気的な経路の閉鎖を形成して、コロナ放電24を保持し、シェル30と中心電極22との間の電力アークを防ぐ。
一実施例においては、図1において示されるように、コロナ点火器20はシリンダヘッド36に配置され、内燃機関のピストン38から間隔を置かれる。シリンダヘッド36、シリンダブロック40およびピストン38は、ともになって、燃料と空気との混合物を含むための燃焼室26をあたえ、コロナ点火器20は燃焼室26内に延在する。
コロナ点火器20の中心電極22は、高い無線周波数電圧を受けるための電極端子端部42から電極点火端部44に長手方向に延在する電極中心軸aを有する。中心電極22は、長手方向に電極端子端部42から電極中心軸aに沿って電極点火端部44に延在する、ニッケルまたはニッケル合金のような第1の導電性の材料から形成された電極本体部分46を含む。点火器20の動作中において、中心電極22が高い無線周波数電圧を受けるとき、中心電極22は、高電圧を、典型的には1,000〜100,000ボルトを有する。
図1において示されるように、中心電極22は、無線周波数電界を発して、燃焼室26において燃料と空気との混合物の一部を電離しコロナ放電24をあたえるために、電極点火端部44に点火先端50を含む。点火先端50は、第2の導電性の材料から形成され、それも、高電圧を有する。1つの好ましい実施例においては、第2の導電性の材料は、元素周期表の第4〜12族から選択される少なくとも1つの元素を含む。点火先端50は先端直径Dを有し、電極本体部分46は電極直径Dを有し、それらは、各々、電極中心軸aに垂直である。図1および図1Aに示されるように、先端直径Dは、典型的には、電極本体部分46の電極直径Dより大きい。
コロナ点火器20の絶縁体28は、環状に電極本体部分46のまわりに、および電極本体部分46に沿って長手方向に配置され、絶縁体上側端部52から絶縁体ノーズ端部54に延在する。絶縁体ノーズ端部54は、電極点火端部44に近接して、点火先端50に当接する。絶縁体28は、長手方向に電極中心軸aに沿って絶縁体上側端部52から絶縁体ノーズ端部54に延在する絶縁体ボアを呈する絶縁体内側表面56を含む。絶縁体内側表面56は中心電極22に面し、絶縁体ボアは中心電極22を受ける。図1Aに示されるように、絶縁体内側表面56および中心電極22は、電極隙間60をその間に呈する。絶縁体28は、さらに、絶縁体内側表面56に対向し、長手方向に電極中心軸aに沿って絶縁体上側端部52から絶縁体ノーズ端部54に延在し、シェル30に向かって外方向に向き、中心電極22の方を向いていない、絶縁体外側表面32を含む。
絶縁体28は、絶縁体内側表面56から絶縁体外側表面32に連続的に延在する絶縁材料からなる基材62を含む。絶縁材料は、空気の比誘電率、つまり1より大きな比誘電率を有する。一実施例においては、絶縁材料はアルミナであり、約9の比誘電率を有する。別の実施例においては、絶縁材料は窒化ホウ素であり、約3.5の比誘電率を有する。さらに別の実施例においては、絶縁材料は窒化ケイ素であり、約6.0の比誘電率を有する。
図1に示されるように、絶縁体28は、電極本体部分46に沿って絶縁体上側端部52から絶縁体ノーズ端部54に向かって延在する絶縁体第1領域64を含む。絶縁体第1領域64は、長手方向の電極本体部分46に概ね垂直に延在する絶縁体第1直径Dを呈し、絶縁体中間領域66は、絶縁体第1領域64に近接し、絶縁体ノーズ端部54に向かって延在する。絶縁体上側肩部68は、径方向に外方向に絶縁体第1領域64から絶縁体中間領域66に延在する。絶縁体中間領域66は、長手方向の電極本体部分46に概ね垂直に延在する絶縁体中間直径Dを呈し、それは絶縁体第1直径Dより大きい。
絶縁体28は、さらに、絶縁体中間領域66に近接し、絶縁体ノーズ端部54に向かって延在する、絶縁体第2領域70を含む。絶縁体28は、径方向に内方向に絶縁体中間領域66から絶縁体第2領域70に延在する絶縁体下側肩部72を含む。絶縁体第2領域70は、長手方向の電極本体部分46に概ね垂直に延在する絶縁体第2直径Dを呈し、それは、典型的には、絶縁体第1直径Dと等しく、絶縁体中間直径D未満である。
絶縁体28は、絶縁体第2領域70から絶縁体ノーズ端部54に延在する絶縁体ノーズ領域74を含む。絶縁体ノーズ領域74は、長手方向の電極本体部分46に概ね垂直に延在し、絶縁体ノーズ端部54に先細りになる絶縁体ノーズ直径Dを呈する。図1Aに示されるように、絶縁体ノーズ直径Dは典型的には絶縁体第2直径D未満であり、それは、さらに、絶縁体ノーズ端部54においては点火先端50の先端直径D未満である。しかしながら、代替の実施例においては、絶縁体ノーズ直径Dは絶縁体第2直径D以上ある。絶縁体ノーズ領域74は、さらに、下側シェル端部76に近接した絶縁体第2領域70から絶縁体ノーズ端部54に長手方向に延在するノーズ長lを有する。
絶縁体ノーズ領域74の絶縁体外側表面32は、分離34を呈し、それは望ましくないアーク放電を防ぎ、強固なコロナ放電24を保持する。分離34は径方向に外方向に中心電極22から遠ざかるように延在し、シェル30から絶縁体ノーズ端部54に向かって移動する方向における絶縁体28の局所的な厚みtにおける増大である。絶縁体28の局所的な厚みtは、絶縁体28に沿った1つの点における絶縁体内側表面56と絶縁体外側表面32との間の距離に等しい。分離34は、典型的には、シェル30に向かって向いているフランク82、面または表面によってあたえられる。図1、図3および図5に示されるように、分離34は、好ましくは、長手方向に、下側シェル端部76と絶縁体ノーズ端部54との間において配置される。一実施例においては、分離34は、絶縁体ノーズ領域74全体のまわりを周方向に延在する。別の実施例においては、分離34は絶縁体28の周囲の一部のまわりを延在する。絶縁体28は、典型的には、1つの分離34を含むが、複数の分離34を含んでもよい。一実施例においては、絶縁体28は、2つの分離34を、1つが絶縁体28の各対向する側上にある状態で含む。
分離34は絶縁体の局所的な厚みtにおける増大によってあたえられ、それは、典型的には、シェル30から絶縁体ノーズ端部54に向かって移動する方向における絶縁体28のノーズ長lにわたる絶縁体ノーズ直径Dにおける増大である。一実施例においては、分離34は絶縁体の局所的な厚みtにおける少なくとも15%の増大によってあたえられ、その増大はノーズ長lの25%未満にわたって生じる。絶縁体28の局所的な厚みtにおける増大の一例は、図1Aに示され、絶縁体28はtにおける第1の厚みからtにおける第2の厚みまで増大し、tにおける局所的な厚みは、tにおける局所的な厚みより少なくとも15%大きい。別の実施例においては、分離34は、少なくとも25%、または少なくとも30%、または少なくとも35%の局所的な厚みtにおける増大によってあたえられ、その増大はノーズ長lの25%未満にわたって生じる。
図1に示されるように、分離34は、ノッチの1つの面またはフランク82によってあたえられてもよい。ノッチは、中心電極22に向かって径方向に内方向に延在する。ノッチは下側シェル端部76から間隔を置かれ、絶縁体28の局所的な厚みtにおける減少に少なくとも15%の絶縁体28の局所的な厚みtにおける増大が続くことによってあたえられる。局所的な厚みtにおける増大は、ノーズ長lの25%未満にわたって生じる。この実施例においては、絶縁体ノーズ直径Dは、下側シェル端部76付近から分離34へと減少し、分離34付近で減少し、分離34で増大し、分離34から絶縁体ノーズ端部54へと再び徐々に減少する。
別の実施例においては、分離34は、図3において示されるように、径方向に外方向に中心電極22から遠ざかるように燃焼室26内に延在する突起の1つの面またはフランク82によってあたえられる。突起は、さらに、下側シェル端部76から間隔を置かれ、局所的な厚みtにおける少なくとも15%の増大に局所的な厚みtにおける減少が続くことによってあたえられる。局所的な厚みtにおける増大は、ノーズ長lの25%未満にわたって生じる。この実施例においては、絶縁体ノーズ直径Dは、下側シェル端部76付近から分離34へと減少し、分離34で増大し、次いで分離34から絶縁体ノーズ端部54へと再び徐々に減少する。
分離34はさまざまな設計、例えば図1、図3および図5に示される設計を含むことが可能である。図1および図3の実施例のようないくつかの実施例においては、絶縁体外側表面32は、分離34をあたえる滑らかなまたは湾曲した遷移78を含む。たとえば、滑らかな遷移78は、分離34に近接して、分離34に沿って、または分離34と絶縁体外側表面32の近接する領域との間に、あり得る。図1のノッチは、ノッチに近接した領域からの凸状遷移78およびノッチに沿った凹状遷移78によってあたえられる。図3の突起は、突起に近接した領域からの凹状遷移78および突起に沿った凸状遷移78によってあたえられる。
他の実施例においては、絶縁体外側表面32は、分離34をあたえる鋭いエッジ80を含む。たとえば、鋭いエッジ80は、分離34に近接して、分離34に沿って、または分離34と絶縁体外側表面32の近接する領域との間に、あり得る。図5A〜図5Lの実施例においては、絶縁体外側表面32は、分離34と絶縁体外側表面32の近接する領域との間において少なくとも1つの鋭いエッジ80を含む。図5A〜図5Lにおいて示されるように、分離34をあたえるノッチまたは突起は、矩形の輪郭、三角形の輪郭、または凹状輪郭を絶縁体外側表面32に沿って含むことが可能である。
一実施例においては、分離34は、絶縁体外側表面32に沿ったフランク82である。フランク82は、概ね下側シェル端部76に向かって向いており、ノーズ長lの25%未満にわたって絶縁体28の局所的な厚みtにおける少なくとも15%の増大である。フランク82は、好ましくは、フランク82における等位線より大きいフランク角αを呈する。フランク角αを呈するフランク82の例が、図6Aおよび6Bに示される。フランク角αは、フランク82が達成する最も急峻な角度である。それは、フランク82の場合、最も大きな局所的な厚みtでフランク82と整列した仮想の線と、最も大きな局所的な厚みtで電極中心軸aに平行な仮想の線との間の角度である。一実施例においては、フランク角αは少なくとも30度または少なくとも45度である。
一実施例においては、分離34は、絶縁体ノーズ端部54よりもシェル30に近く配置される。別の実施例においては、分離34は、シェル30よりも絶縁体ノーズ端部54にに近く配置される。さらに別の実施例においては、分離34は、シェル30および絶縁体ノーズ端部54から等しく間隔を置かれる。絶縁体ノーズ領域74は、典型的には、分離34から絶縁体ノーズ端部54に徐々に減少する。
一実施例においては、分離34を含む絶縁体ノーズ直径Dは、シェル30のシェルボア直径D未満である。これは、絶縁体ノーズ端部54をシェル30を通して挿入し、次いでシェル30を絶縁体肩部68および72のまわりでクランプすることによって、点火器20が形成されることを可能にする。別の実施例においては、分離34を含む絶縁体ノーズ直径Dはシェルボア直径D以上であり、点火器20は絶縁体上側端部52をシェルボア直径Dを通して挿入することによって形成することが可能である。
図1に示されるように、コロナ点火器20は、絶縁体28において受けられ、第1の端子端部86で端子線(図示せず)に電気的に接続され、電源(図示せず)に電気的に接続されるための端子84を含む。端子84は導電性の材料から形成され、第1の端子端部86で電源から高い無線周波数電圧を受けて、高い無線周波数電圧を第2の端子端部88から中心電極22に伝達する。第2の端子端部88は、電極端子端部42に電気的に接続される。導電性の材料から形成された封止層90は、端子84から中心電極22にエネルギーをあたえるために、第2の端子端部88と電極端子端部42との間において配置され、第2の端子端部88および電極端子端部42を電気的に接続する。
図1に示されるように、シェル30は、シリンダヘッド36において、絶縁体28のまわりに環状に配置される。シェル30は内側シェル表面92および対向するシェル外側表面94を含み、シェル外側表面94は絶縁体28から外方向に向いている。一実施例においては、シェル外側表面94は、シリンダヘッド36の点火器スロット98を係合し、点火器20をシリンダヘッド36に固定する複数個のねじ筋96を含む。
シェル30は、鋼のような金属材料から形成される。シェル30は、長手方向に絶縁体28に沿って上側シェル端部100から下側シェル端部76へと延在する。下側シェル端部76は、絶縁体第2領域70と絶縁体ノーズ領域74との境界に配置され、絶縁体ノーズ領域74は下側シェル端部76より外方向に突出する。内側シェル表面92は絶縁体28に面し、長手方向に電極中心軸aに沿って上側シェル端部100から下側シェル端部76に延在し、絶縁体28を受けるためのシェルボアを呈する。シェルボアは、長手方向の電極本体部分46に概ね垂直に延在するシェルボア直径Dを呈する。1つの好ましい実施例では、シェルボア直径Dは、図1Aに示されるように、絶縁体ノーズ直径Dより大きい。内側シェル表面92および絶縁体外側表面32は、その間にシェル隙間104を呈する。シェルは、典型的には、絶縁体肩部68、72のまわりで曲げられ、シェル30および絶縁体28をともに固定する。
内燃機関適用例における点火器20の動作中においては、高い無線周波数電圧は中心電極22にあたえられ、中心電極22は第1の電圧、典型的には100〜100,000ボルトを有する。金属シェル30は接地され、第1の電圧未満の第2の電圧を、典型的には0ボルトを有する。したがって、シェル隙間104は正負の電荷を有するイオンを含む電離されたガスで満たされる。電極隙間60も、動作中において、電離されたガスで満たされる。したがって、電界および電圧電位勾配は、絶縁体外側表面32に沿って、および基材62を通って中心電極22へと形成される。図1Bおよび図3はこの発明の2つの実施例に従う、絶縁体28の或るセクションにおける典型的な電位のパターンを例示する。図2は、図1Bの絶縁体28の電界および電圧電位勾配のプロットであり、図4は、図3の絶縁体28の電界および電圧電位のプロットである。電界および電圧電位勾配は、中心電極22およびシェル30の形状および位置、ならびに絶縁体28の誘電率および形状に依存する。
動作中において、例えば中心電極22が100%の電圧のような最大の可能な正電圧にあり、シェル30が0%の電圧のような最も低い可能な電圧で接地される、電気的なサイクルにおける瞬間の間においては、シェル隙間104における陽イオンは、接地されたシェル30に容易に通過することが可能である。シェル隙間104の陰イオンの一部は、燃焼室26の周囲大気の陽イオンと結合するかもしれない。しかしながら、シェル隙間104における陰イオンの別の部分は、絶縁体外側表面32にわたって中心電極22の電極点火端部44に向かって電圧電位勾配を辿る。陰イオンが中心電極22に到着する前に、分離34が陰イオンを絶縁体28から遠ざけるように退けて、それらが絶縁体28を取り囲む大気において陽イオンと結合することを可能にする。陰イオンは、分離34に沿って、および分離34を通りすぎるであろう、低減する電圧を有する絶縁体ノーズ領域74に沿った領域に移動しない。したがって、分離34は、陰イオンが中心電極22に達して、典型的には望ましくない電力アークを形成し、電極点火端部44でコロナ放電24を消耗する、シェル30から中心電極22への導電経路を形成するのを防ぐ。絶縁体28の分離34は強固なコロナ放電24を維持し、分離34のない点火器と比較して、より高品質の点火をあたえる。
図2および図4は、この発明の絶縁体28は第1の方向において絶縁体外側表面32にわたって長手方向に下側シェル端部76の付近から絶縁体ノーズ端部54に向かって分離34に到達するまで着実に連続的に増加する電圧を有することを例示するプロットを含む。次いで、絶縁体28の電圧は第1の方向において分離34で減少する。
絶縁体28の電圧は、第1の方向において絶縁体外側表面32にわたって長手方向に下側シェル端部76の付近から絶縁体ノーズ端部54に向かって分離34に到達するまで整列された電圧電位勾配を呈する。分離34は電圧電位勾配を反転させる。電圧電位勾配は分離34で第2の方向、つまり第1の方向の逆に整列される。
高い無線周波数電圧が中心電極22にあたえられる一方で、絶縁体28は電界も有する。電界は、第1の方向において径方向に絶縁体外側表面32から基材62を通っておよび中心電極22に向かって、ならびに長手方向に絶縁体外側表面32にわたって下側シェル端部76の付近から絶縁体ノーズ端部54に向かって、整列される。絶縁体外側表面32の電界が分離34に到達すると、分離34は電界を反転させる。次いで、電界は、分離34で第2の方向、つまり第1の方向の逆において整列される。
同様に、電極隙間60における陽イオンは、電圧電位勾配を、絶縁体外側表面32にわたって、および基材62を通って、シェル30に向かって、電荷、電圧および電流が反転された状態で、辿る。分離34は、さらに、陽イオンを絶縁体28から遠ざけるように退けて、それらが絶縁体28を取り囲む大気において陰イオンと結合することを可能にする。陽イオンは、分離34に沿って、および分離34を通りすぎるであろう、より高い電圧を有する絶縁体ノーズ領域74に沿った領域に移動しない。分離34は、陽イオンがシェル30に達して、典型的には望ましくない電力アークを形成し、電極点火端部44でコロナ放電24を消耗する、中心電極22からシェル30への導電経路を形成するのを防ぐ。したがって、絶縁体28の分離34は強固なコロナ放電24を維持し、分離34のない点火器と比較して、より高品質の点火をあたえる。
比較のため、図7は、分離のない先行技術の絶縁体およびその絶縁体の典型的な電位を示す。図8は、図7の絶縁体の電界および電圧電位勾配のプロットである。絶縁体の電圧は、着実に連続的に、第1の方向において径方向に絶縁体外側表面から中心電極に向かって、および長手方向に絶縁体外側表面32にわたって下側シェル端部の付近からノーズ端部に向かって、増加する。電圧電位勾配も中心電極に向かって増加し、電界は中心電極に向かって移動する。
この発明と異なり、シェル隙間の陰イオンの少なくとも一部は、電圧電位勾配および電界を絶縁体外側表面にわたって辿り、中心電極に達する。陰イオンはシェルから中心電極に導電経路を形成し、望ましくない電力アークを形成し、電極点火端部でコロナ放電を消耗する。したがって、先行技術の絶縁体は強固なコロナ放電を維持せず、この発明によってあたえられる程度に品質のよい点火をあたえない。
この発明の別の局面は、コロナ点火器20を形成する方法を提供する。この方法は、絶縁材料から形成された絶縁体28を設けるステップを含む。絶縁体28は、絶縁体ボアを呈する絶縁体内側表面56と、対向する絶縁体外側表面32とを含み、それらは、各々、長手方向に絶縁体上側端部52から絶縁体ノーズ端部54に延在する。この方法は、さらに、絶縁体ノーズ領域74において絶縁体ボアに対して径方向に延在する分離34を設けるステップ、または分離34を絶縁体ノーズ領域74に沿って形成するステップを含む。
この方法は、さらに、導電性の材料から形成された中心電極22と、金属材料から形成され、長手方向に下側シェル端部76から上側シェル端部100に延在するシェルボアを呈する内側シェル表面92を含むシェル30とを設けるステップを含む。
この方法は、次に、導電性の材料から形成された中心電極22を絶縁体ボアにおいて絶縁体内側表面56に沿って配置するステップを含む。次に、絶縁体28がシェルボアに配置される。一実施例においては、シェルボアに絶縁体28を配置するステップは、絶縁体28を上側シェル端部100からシェルボアを通して挿入し、絶縁体ノーズ領域74が下側シェル端部76を通過し、下側シェル端部76の外方向に配置されるまで、絶縁体28をシェルボアを通して摺動させるステップを含む。この方法は、次に、絶縁体28をシェルボアに配置した後、シェル30を絶縁体肩部68および72のまわりに形成するステップを含む。この形成ステップは、典型的には、図1に示されるように、シェル30が絶縁体上側肩部68上に載置されるように、上側シェル端部100を変形し絶縁体上側肩部68のまわりにクランプするステップを含む。
別の実施例においては、シェルボアに絶縁体28を配置するステップは、絶縁体28を下側シェル端部76からシェルボアを通して挿入し、絶縁体28をシェルボアを通して摺動させるステップを含む。代替的に、他の方法を用いて点火器20を形成することも可能である。
明らかに、この発明の多くの修正および変形が上記の教示に照らして可能であり、特許請求の範囲内において、具体的に記載された通り以外の他の態様で実施されてもよい。加えて、請求項における参照番号は単に便宜的なものであり、いかなる態様においても限定的に読まれるべきではない。

Claims (20)

  1. 無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離し、コロナ放電(24)をあたえるためのコロナ点火器(20)であって、
    導電性の材料から形成され、高い無線周波数電圧を受けて無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離し前記コロナ放電(24)をあたえるための中心電極(22)と、
    金属材料から形成され、前記中心電極(22)に沿って延在するシェル(30)とを含み、
    前記シェル(30)は、長手方向に上側シェル端部(100)から下側シェル端部(76)に延在し、前記コロナ点火器(20)はさらに、
    絶縁材料から形成され、前記中心電極(22)と前記シェル(30)との間に配置された絶縁体(28)を含み、
    前記絶縁体(28)は絶縁体外側表面(32)を含み、前記絶縁体外側表面(32)は、前記中心電極(22)に向いておらず、長手方向に絶縁体上側端部(52)から絶縁体ノーズ端部(54)に延在し、前記中心電極(22)に対して径方向に外方向に延在する分離(34)を呈前記絶縁体(28)は、径方向に前記中心電極(22)から遠ざかるように延在する突起を含み、前記分離(34)は前記シェル(30)に面する前記突起のフランク(82)である、コロナ点火器(20)。
  2. 前記絶縁体(28)は、前記中心電極(22)に面する絶縁体内側表面(56)と、前記絶縁体内側表面(56)から前記絶縁体外側表面(32)に延在する局所的な厚み(t)とを有し、前記分離(34)は、前記シェル(30)から前記絶縁体ノーズ端部(54)に向かって移動する方向における前記局所的な厚み(t)における増大である、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  3. 前記絶縁体(28)は、前記下側シェル端部(76)の付近から前記絶縁体ノーズ端部(54)に延在する絶縁体ノーズ領域(74)を含み、前記絶縁体ノーズ領域(74)は、前記分離(34)を呈する、請求項2に記載のコロナ点火器(20)。
  4. 前記絶縁体ノーズ領域(74)は、前記下側シェル端部(76)の付近から前記絶縁体ノーズ端部(54)に延在するノーズ長(l)を呈し、前記分離(34)は、前記ノーズ長(l)の25%未満にわたる、前記局所的な厚み(t)における少なくとも15%の増大である、請求項3に記載のコロナ点火器(20)。
  5. 前記分離(34)は、前記ノーズ長(l)の25%未満にわたる、前記局所的な厚み(t)における少なくとも25%の増大である、請求項4に記載のコロナ点火器(20)。
  6. 前記フランク(82)は30度より大きいフランク角(α)を呈する、請求項に記載のコロナ点火器(20)。
  7. 前記絶縁体外側表面(32)は、前記分離(34)をあたえる少なくとも1つの滑らかな遷移(78)を含む、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  8. 前記絶縁体外側表面(32)は、前記分離(34)をあたえる少なくとも1つの鋭いエッジ(80)を含む、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  9. 前記絶縁体(28)は、前記中心電極(22)に垂直に延在し、前記下側シェル端部(76)の付近から前記分離(34)に向かって徐々に減少し、前記分離(34)で増大する絶縁体ノーズ直径(D)を有する、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  10. 前記絶縁体(28)は、第1の方向において径方向に前記絶縁体外側表面(32)から前記中心電極(22)に向かって、および長手方向に前記絶縁体外側表面(32)にわたって前記下側シェル端部(76)の付近から前記絶縁体ノーズ端部(54)に向かって前記分離(34)へと増加し、前記第1の方向において前記分離(34)で減少する電圧を有する、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  11. 前記絶縁体(28)は、正であり、第1の方向において径方向に前記絶縁体外側表面(32)から前記中心電極(22)に向かって、および長手方向に前記絶縁体外側表面(32)にわたって前記下側シェル端部(76)の付近から前記絶縁体ノーズ端部(54)に向かって整列される電界を有し、前記分離(34)は、電界が前記分離(34)で前記第1の方向の逆の第2の方向に整列されるように、電界を反転させる、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  12. 前記絶縁体(28)は、第1の方向において径方向に前記絶縁体外側表面(32)から前記中心電極(22)に向かって、および長手方向に前記絶縁体外側表面(32)にわたって前記下側シェル端部(76)の付近から前記絶縁体ノーズ端部(54)に向かって整列される電圧電位勾配を有し、前記分離(34)は、電圧電位勾配が前記分離(34)で前記第1の方向の逆の第2の方向に整列されるように、電圧電位勾配を反転させる、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  13. 前記シェル(30)および前記絶縁体(28)は、その間に陽イオンと陰イオンとを含む電離されたガスで満たされたシェル隙間(104)を呈し、複数個の前記陰イオンが、前記絶縁体外側表面(32)に沿って、および前記絶縁材料を通って、前記分離(34)に移動し、前記分離(34)は前記陰イオンを退ける、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  14. 前記中心電極(22)および前記絶縁体(28)は、その間に陽イオンと陰イオンとを含む電離されたガスで満たされた電極隙間(60)を呈し、複数個の前記陽イオンが、前記絶縁体外側表面(32)に沿って、および前記絶縁材料を通って、前記分離(34)に移動し、前記分離(34)は前記陽イオンを退ける、請求項1に記載のコロナ点火器(20)。
  15. コロナ点火器(20)を形成する方法であって、
    絶縁材料から形成され、絶縁体ボアを呈する絶縁体内側表面(56)と、対向する絶縁体外側表面(32)とを含み、前記絶縁体内側表面(56)および前記絶縁体外側表面(32)は、各々、長手方向に絶縁体上側端部(52)から絶縁体ノーズ端部(54)に延在する、絶縁体(28)を設けるステップを含み、絶縁体(28)は、絶縁体ノーズ端部(54)付近に絶縁体ノーズ領域(74)を含み、絶縁体ノーズ領域(74)の絶縁体外側表面(32)は、絶縁体ボアに対して径方向に延在する分離(34)を呈し、絶縁体(28)は、径方向に中心電極(22)から遠ざかるように延在する突起を含み、分離(34)は突起のフランク(82)であり、前記方法はさらに、
    絶縁体ボアに導電性の材料から形成された中心電極(22)を配置するステップと、
    金属材料から形成され、長手方向に下側シェル端部(76)から上側シェル端部(100)に延在するシェルボアを呈する内側シェル表面(92)を含むシェル(30)を設けるステップと、
    突起のフランク(82)がシェル(30)に面するように、絶縁体(28)をシェルボアに配置するステップとを含む、方法。
  16. 絶縁体(28)をシェルボアに配置するステップは、分離(34)を含む絶縁体ノーズ領域(74)を、上側シェル端部(100)からシェルボアに通して、下側シェル端部(76)を通過させて、挿入するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 絶縁体(28)をシェルボアに配置した後に絶縁体(28)のまわりにシェル(30)を形成するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  18. 無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離し、コロナ放電(24)をあたえるためのコロナ点火器(20)であって、
    導電性の材料から形成され、高い無線周波数電圧を受けて無線周波数電界を発して、燃料と空気との混合物を電離し前記コロナ放電(24)をあたえるための中心電極(22)と、
    金属材料から形成され、前記中心電極(22)に沿って延在するシェル(30)とを含み、
    前記シェル(30)は、長手方向に上側シェル端部(100)から下側シェル端部(76)に延在し、
    前記シェル(30)は、長手方向に前記上側シェル端部(100)から前記下側シェル端部(76)に延在するシェルボアを含み、
    前記シェルボアはシェルボア直径(D )を呈し、前記コロナ点火器(20)はさらに、
    絶縁材料から形成され、前記中心電極(22)と前記シェル(30)との間に配置された絶縁体(28)を含み、
    前記絶縁体(28)は絶縁体外側表面(32)を含み、前記絶縁体外側表面(32)は、前記中心電極(22)に向いておらず、長手方向に絶縁体上側端部(52)から絶縁体ノーズ端部(54)に延在し、
    前記絶縁体(28)は前記下側シェル端部(76)付近から前記絶縁体ノーズ端部(54)に延在する絶縁体ノーズ領域(74)を含み、
    前記絶縁体外側表面(32)は前記絶縁体ノーズ領域(74)に沿って分離(34)を呈し、前記分離(34)は、前記中心電極(22)に対して径方向に外方向に延在し、
    前記絶縁体ノーズ領域(74)は絶縁体ノーズ直径(D )を呈し、
    前記シェルボア直径(D )は前記絶縁体ノーズ直径(D )より大きい、コロナ点火器(20)。
  19. 前記絶縁体外側表面(32)は、前記分離(34)をあたえる少なくとも1つの滑らかな遷移(78)を含む、請求項18に記載のコロナ点火器(20)。
  20. コロナ点火器(20)を形成する方法であって、
    絶縁材料から形成され、絶縁体ボアを呈する絶縁体内側表面(56)と、対向する絶縁体外側表面(32)とを含み、前記絶縁体内側表面(56)および前記絶縁体外側表面(32)は、各々、長手方向に絶縁体上側端部(52)から絶縁体ノーズ端部(54)に延在する、絶縁体(28)を設けるステップを含み、絶縁体(28)は、絶縁体ノーズ端部(54)付近に絶縁体ノーズ領域(74)を含み、絶縁体ノーズ領域(74)の絶縁体外側表面(32)は、絶縁体ボアに対して径方向に延在する分離(34)を呈し、前記方法はさらに、
    絶縁体ボアに導電性の材料から形成された中心電極(22)を配置するステップと、
    金属材料から形成され、長手方向に下側シェル端部(76)から上側シェル端部(100)に延在するシェルボアを呈する内側シェル表面(92)を含むシェル(30)を設けるステップと、
    分離(34)を含む絶縁体ノーズ領域(74)を、上側シェル端部(100)からシェルボアに通して、下側シェル端部(76)を通過させて挿入することによって、絶縁体(28)をシェルボアに配置するステップとを含む、方法。
JP2013544722A 2010-12-14 2011-12-14 形状化された絶縁体を有するコロナ点火器 Expired - Fee Related JP5926283B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US42283310P 2010-12-14 2010-12-14
US61/422,833 2010-12-14
PCT/US2011/064784 WO2012091920A1 (en) 2010-12-14 2011-12-14 Corona igniter having shaped insulator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014501432A JP2014501432A (ja) 2014-01-20
JP5926283B2 true JP5926283B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=45496269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013544722A Expired - Fee Related JP5926283B2 (ja) 2010-12-14 2011-12-14 形状化された絶縁体を有するコロナ点火器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9041273B2 (ja)
EP (1) EP2652848B1 (ja)
JP (1) JP5926283B2 (ja)
KR (1) KR101868424B1 (ja)
CN (1) CN103262370B (ja)
WO (1) WO2012091920A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5820313B2 (ja) * 2012-03-07 2015-11-24 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ及び点火システム
US10056738B2 (en) 2012-03-23 2018-08-21 Federal-Mogul Llc Corona ignition device with improved electrical performance
US9088136B2 (en) 2012-03-23 2015-07-21 Federal-Mogul Ignition Company Corona ignition device with improved electrical performance
US10056737B2 (en) 2012-03-23 2018-08-21 Federal-Mogul Llc Corona ignition device and assembly method
WO2015171936A1 (en) * 2014-05-08 2015-11-12 Advanced Green Technologies, Llc Fuel injection systems with enhanced corona burst
WO2017031390A1 (en) 2015-08-20 2017-02-23 Federal-Mogul Corporation Corona ignition device and assembly method
WO2018034943A1 (en) 2016-08-18 2018-02-22 Federal-Mogul Llc Corona ignition device and assembly method
CN114024213B (zh) 2016-08-18 2022-09-09 天纳克公司 具有提高的电气性能的电晕点火装置
WO2018181654A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社デンソー 内燃機関用のスパークプラグ
JP7022628B2 (ja) * 2017-03-31 2022-02-18 株式会社Soken 内燃機関用のスパークプラグ
JP7274375B2 (ja) * 2019-07-18 2023-05-16 株式会社Soken スパークプラグ

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1164082A (en) 1914-09-21 1915-12-14 Elmer R Batchelder Electric ignition device.
US1216139A (en) 1915-07-21 1917-02-13 Mccormick Mfg Company Spark-plug for internal-combustion engines.
US1375851A (en) 1919-11-06 1921-04-26 Leich Electric Co Spark-plug
US1742784A (en) 1925-05-02 1930-01-07 Ac Spark Plug Co Spark plug
US1852265A (en) 1932-01-29 1932-04-05 Champion Spark Plug Co Spark plug
US2353620A (en) * 1942-06-19 1944-07-11 George S Weinerth Spark plug
US3974412A (en) * 1975-02-03 1976-08-10 Massachusetts Institute Of Technology Spark plug employing both corona discharge and arc discharge and a system employing the same
US4211952A (en) * 1977-04-07 1980-07-08 Nippon Soken, Inc. Spark plug
JPS57186066A (en) * 1981-05-13 1982-11-16 Hirose Seisakusho:Kk Discharge ignition method and discharge spark plug of internal combustion engine
DE3533124A1 (de) * 1985-09-17 1987-03-26 Bosch Gmbh Robert Zuendkerze mit gleitfunkenstrecke
DE19747700C2 (de) * 1997-10-29 2000-06-29 Volkswagen Ag Zündeinrichtung mit einer Zündelektrode
US5950585A (en) 1998-09-11 1999-09-14 Sarcarto; Walter E. Spark plug ultrasound whistle
JP2001068252A (ja) * 1999-06-25 2001-03-16 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ
JP3859410B2 (ja) * 1999-11-16 2006-12-20 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP4227738B2 (ja) * 2000-09-18 2009-02-18 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
GB0127218D0 (en) * 2001-11-13 2002-01-02 Federal Mogul Ignition Uk Ltd Spark plug
US6883507B2 (en) 2003-01-06 2005-04-26 Etatech, Inc. System and method for generating and sustaining a corona electric discharge for igniting a combustible gaseous mixture
FR2859831B1 (fr) 2003-09-12 2009-01-16 Renault Sa Bougie de generation de plasma.
EP1766208B1 (en) * 2004-06-24 2019-12-25 Woodward, Inc. Pre-chamber spark plug
US8853926B2 (en) * 2004-09-28 2014-10-07 Robert Morin Spark plug with firing end having downward extending tines
FR2878086B1 (fr) 2004-11-16 2007-03-09 Renault Sas Bougie a plasma radiofrequence
FR2881281B1 (fr) * 2005-01-26 2011-04-22 Renault Sas Bougie a generation de plasma
FR2892240B1 (fr) * 2005-10-18 2010-10-22 Renault Sas Bougies d'allumage pour le moteur a combustion interne d'un vehicule automobile
JP4970892B2 (ja) * 2006-10-24 2012-07-11 株式会社デンソー 内燃機関用のスパークプラグ
JP5072104B2 (ja) * 2008-06-24 2012-11-14 株式会社アイメックス 静電荷像現像用トナーの製造方法
WO2010040123A2 (en) 2008-10-03 2010-04-08 Federal-Mogul Ignition Company Ignitor for air/fuel mixture and engine therewith and method of assembly thereof into a cylinder head
WO2010081153A2 (en) 2009-01-12 2010-07-15 Federal-Mogul Ignition Company Igniter system for igniting fuel
KR101630196B1 (ko) 2009-01-12 2016-06-14 페더럴-모굴 이그니션 컴퍼니 공기/연료 혼합물용 플렉시블 점화기 어셈블리 및 그 구성 방법
EP2427938A4 (en) 2009-05-04 2013-07-24 Federal Mogul Ignition Co ISOLATOR WITH CORON HEAD
DE102009059649B4 (de) 2009-12-19 2011-11-24 Borgwarner Beru Systems Gmbh HF-Zündeinrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
EP2652848B1 (en) 2018-09-19
US9041273B2 (en) 2015-05-26
JP2014501432A (ja) 2014-01-20
US20120181916A1 (en) 2012-07-19
CN103262370B (zh) 2016-03-23
KR20130139893A (ko) 2013-12-23
CN103262370A (zh) 2013-08-21
WO2012091920A1 (en) 2012-07-05
EP2652848A1 (en) 2013-10-23
KR101868424B1 (ko) 2018-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5926283B2 (ja) 形状化された絶縁体を有するコロナ点火器
RU2352041C1 (ru) Свеча зажигания с радиочастотной плазмой
JP5945549B2 (ja) 非対称な着火を有するコロナ点火装置
KR101891622B1 (ko) 코로나 형성 위치가 제어되는 코로나 점화기
US8749126B2 (en) Corona igniter assembly including corona enhancing insulator geometry
US9010294B2 (en) Corona igniter including temperature control features
KR20130139907A (ko) 개선된 코로나 제어를 가진 코로나 점화 장치
JP2014501431A5 (ja)
KR20130139901A (ko) 개선된 갭 제어를 가진 코로나 점화 장치
US20140327999A1 (en) Corona ignition with hermetic combustion seal
EP2973900A1 (en) Wear protection feature for corona igniter
Burrows et al. 7.3 New Developments and Optimization of The Advanced Corona Ignition System (ACIS)
CN113169526B (zh) 用于电晕点火的优化的势垒放电设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5926283

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees