JP5926120B2 - 定電流出力ドライバ及びこれを含む半導体装置 - Google Patents

定電流出力ドライバ及びこれを含む半導体装置 Download PDF

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本発明は、定電流出力ドライバ、特に複数の負荷を夫々一定電流で駆動する為の定電流出力ドライバ及びこの定電流出力ドライバが形成された半導体装置に関する。
プリンタヘッド又はディスプレイパネルに複数個配列されているLED(Light Emitting Diode)素子又は有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機ELと略称する)素子等の負荷を夫々定電流で駆動する定電流ドライバとして、基準電流発生回路を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1の図2、図3参照)。この定電流ドライバでは、先ず、外部接続された基準抵抗の一端の電圧値を所定の定電圧と一致させるべき制御信号を制御用トランジスタのゲート端子に印加することにより、制御用トランジスタ及び基準抵抗に基準電流を流す。そして、多出力型のカレントミラー回路によって上記基準電流と同一電流値を有する、各負荷毎の複数の定電流を生成するのである。ところで、かかる定電流ドライバが形成される半導体チップの構造、或いは使用環境によっては、上記した如き制御信号のラインにノイズが重畳する場合がある。従って、このようなノイズが動作に悪影響を与える場合には、ノイズ軽減用のコンデンサを信号ラインに接続する必要がある。
また、近年、製造後の半導体チップの信頼性、つまり平均寿命等を試験する信頼性試験として、仕様上の電圧よりも高い電圧を各内部素子に印加することにより信頼性試験の時間短縮化を図るようにした電圧加速試験が実施されている。
この際、上記した如きコンデンサに対する信頼性試験を短時間で終了させる為には、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの耐圧よりも高い電圧を電源ラインを介してこのコンデンサに印加するのが好ましい。
ところが、このような高電圧を印加した際に、電源ラインに接続されているMOSトランジスタがオン状態にあると、そのゲート・ソース間の電圧が耐圧オーバーとなり、MOSトランジスタに損傷を与えてしまう虞が生じる。よって、電圧加速試験を実施するにあたり、ノイズ軽減用のコンデンサを含む定電流出力ドライバに対しては、むやみに高い電圧を印加することは出来ない。
従って、ゲート・ソース間の耐圧が低いMOSトランジスタ、つまり電流駆動能力が高いMOSトランジスタが形成されている定電流ドライバ内に、ノイズ軽減を担うコンデンサが設けられている場合には、電圧加速試験に長大な時間が費やされてしまうという問題があった。
特開2000−293245号公報
本発明は、電流出力用のトランジスタを損傷させることなく且つ電圧加速試験の期間増大を抑えることが可能な定電流出力ドライバ及びこれを含む半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る定電流出力ドライバは、定電流を負荷に供給する定電流出力ドライバであって、基準電圧を発生してこれを基準電圧ラインに送出する基準電圧発生回路と、一端が前記基準電圧ラインに接続されており他端に電源電位が印加されているコンデンサと、第1テスト信号に応じて前記基準電圧ラインを接地電位固定するプルダウン回路と、ドライバセルと、を有し、前記ドライバセルは、前記基準電圧ラインに接続されている出力駆動ラインと、前記出力駆動ラインを介してゲート端子に供給された前記基準電圧に応じた電流量の電流を前記定電流として出力する電流出力トランジスタと、前記第1テスト信号に応じて前記基準電圧ライン及び前記出力駆動ライン同士の接続を遮断するラインスイッチと、第2テスト信号に応じて前記出力駆動ラインを前記電源電位固定するプルアップ回路と、を含む。
また、本発明に係る半導体装置は、定電流を負荷に供給する定電流出力ドライバが形成されている半導体装置であって、基準電圧を発生してこれを基準電圧ラインに送出する基準電圧発生回路と、一端が前記基準電圧ラインに接続されており他端に電源電位が印加されているコンデンサと、第1テスト信号に応じて前記基準電圧ラインを接地電位固定するプルダウン回路と、ドライバセルと、を有し、前記ドライバセルは、前記基準電圧ラインに接続されている出力駆動ラインと、前記出力駆動ラインを介してゲート端子に供給された前記基準電圧に応じた電流量の電流を前記定電流として出力する電流出力トランジスタと、前記第1テスト信号に応じて前記基準電圧ライン及び前記出力駆動ライン同士の接続を遮断するラインスイッチと、第2テスト信号に応じて前記出力駆動ラインを前記電源電位固定するプルアップ回路と、を含む。
本発明においては、電流出力トランジスタを駆動する為の基準電圧を伝送する基準電圧ラインに接続されているノイズ除去用のコンデンサに対して電圧加速試験を実施可能とすべく、電流出力ドライバ内に、以下の如きプルダウン回路、ラインスイッチ、及びプルアップ回路を設けるようにしている。プルダウン回路は、第1のテスト信号に応じて基準電圧ラインを接地電圧に設定することにより電圧加速試験用の電圧をコンデンサに印加する。また、ラインスイッチは、第1のテスト信号に応じて電流出力トランジスタのゲート端子に接続されている出力駆動ライン及び基準電圧ライン間の接続を遮断する。また、プルアップ回路は、第2のテスト信号に応じて、出力駆動ラインを電源電圧に設定する。
かかる構成によれば、電圧加速試験用の電圧が上記コンデンサに印加されている間に亘り、電流出力トランジスタのゲート端子に接続されている出力駆動ライン及び基準電圧ライン間の接続を遮断すると共に、出力駆動ラインを介して電流出力トランジスタのゲート端子に電源電圧を印加することが可能となる。
よって、電流出力用トランジスタのゲート・ソース間耐圧よりも高い電圧加速試験用の電圧が外部から印加されても、この間、電流出力トランジスタのゲート・ソース間に掛かる電圧を低下させることが可能となる。従って、本発明によれば、電流出力トランジスタとしてゲート・ソース間耐圧の低いものが採用されていた場合であっても、かかるトランジスタに損傷を与えることなく、電圧加速試験の期間増大を抑えることが可能となる。
本発明に係る定電流出力ドライバを含む表示装置100の概略構成を示すブロック図である。 定電流出力ドライバ40の内部構成を示す図である。 ドライバセル42〜42各々の内部構成を示す回路図である。 電圧加速試験を実施する際に構築するシステム構成を示すブロック図である。 コンデンサ43に対する電圧加速試験における動作を示すタイムチャートである。 コンデンサ43に対する電圧加速試験における他の動作を示すタイムチャートである。
図1は、本発明に係る定電流出力ドライバを含む表示装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、表示装置100は、表示パネル1、駆動制御部2、走査線駆動部3、及び本発明に係る駆動回路としてのデータ線駆動部4からなる。
表示パネル1には、夫々が2次元画面の水平方向に伸張するn個の走査線S〜S(nは2以上の整数)と、夫々が2次元画面の垂直方向に伸張するm個のデータ線D〜D(mは2以上の整数)とが設けられている。更に、走査線及びデータ線の各交叉部の領域(破線にて囲まれる領域)には、LED素子又は有機EL素子からなる表示セルが形成されている。
駆動制御部2は、入力映像信号に応じて表示パネル1の走査線S〜S各々に走査パルスを順次印加させるべき走査制御信号を生成しこれ走査線駆動部3に供給する。
また、駆動制御部2は、入力映像信号に基づき各画素毎の輝度レベルに対応したパルス幅を有する画素駆動信号PWM〜PWMを生成し、これらを制御信号VELと共にデータ線駆動部4に供給する。例えば、駆動制御部2は、動作を活性化させるべき論理レベル1の制御信号VELと共に、輝度レベルが高いほど論理レベル0のパルス幅が広い画素駆動信号PWMをデータ線駆動部4に供給する。
走査線駆動部3は、駆動制御部2から供給された走査制御信号に応じて走査パルスを生成し、これを表示パネル1の走査線S〜S各々に順次択一的に印加する。
データ線駆動部4は、本発明に係る定電流出力ドライバ40を含み、駆動制御部2から供給された画素駆動信号PWM〜PWM各々のパルス幅に応じた期間に亘り、夫々が所定の一定電流を有する発光駆動電流GC〜GCを生成して表示パネル1のデータ線D〜Dに夫々送出する。
図2は、定電流出力ドライバ40の内部構成を示す図である。
定電流出力ドライバ40は、半導体装置としての半導体チップに形成されており、基準電圧発生回路41、ドライバセル42〜42、コンデンサ43、アンドゲート44及びプルダウン回路45を有する。この半導体チップには、チップ外部から供給された、テスト信号TVST及びTVSTB、電源電圧VDD、接地電圧GND、制御信号VEL、及び画素駆動信号PWM〜PWMを夫々受ける為の外部端子TIN、並びに発光駆動電流GC〜GCを外部出力する為の外部端子TOUTが形成されている。尚、かかる半導体チップ上には、上記したm個のドライバセル42〜42が例えば一列に並置されており、これらドライバセル42〜42に沿って、テスト信号ラインLT1、テスト信号ラインLT2、接地ラインL、及び電源ラインLの各々が伸張して形成されている。この際、電源ラインLの一端が電源電圧VDDを受ける為の外部端子TINに接続されており、接地ラインLの一端が接地電圧GNDを受ける為の外部端子TINに接続されている。また、テスト信号ラインLT1の一端がテスト信号TVSTを受ける為の外部端子TINに接続されており、テスト信号ラインLT2の一端がテスト信号TVSTBを受ける為の外部端子TINに接続されている。尚、テスト信号ラインLT1は、図2に示す如き、ドライバセル42〜42に沿ったU字状の配線パターンを有する。
図2に示すように、基準電圧発生回路41には、電源ラインLを介して電源電圧VDDが供給されていると共に、接地ラインLを介して接地電圧GNDが供給されている。基準電圧発生回路41は、上記した制御信号VELに応じて以下の如き基準電圧VBIASの発生動作を開始する。すなわち、基準電圧発生回路41は、電源電圧VDD及び接地電圧GNDに基づき、発光駆動電流GC〜GCの電流値を決定する基準電圧VBIASを発生し、これを基準電圧ラインLを介して、ドライバセル42〜42、コンデンサ43の一端及びプルダウン回路45の各々に印加する。
ドライバセル42〜42の各々には、電源ラインL、接地ラインL、基準電圧ラインL、テスト信号ラインLT1及びテスト信号ラインLT2が接続されている。この際、ドライバセル42には、テスト信号ラインLT1上において外部端子TINから配線長WAだけ離間した分岐位置A1から分岐した分岐ラインを介してテスト信号TVSTが供給される。更に、このドライバセル42には、テスト信号ラインLT2上において外部端子TINから配線長WAだけ離間した分岐位置B1から分岐した分岐ラインを介してテスト信号TVSTBが供給される。また、ドライバセル42には、テスト信号ラインLT1上において上記分岐位置A1よりも外部端子TINからの配線長が長い分岐位置A2から分岐した分岐ラインを介してテスト信号TVSTが供給される。更に、このドライバセル42には、テスト信号ラインLT2上において上記分岐位置B1よりも外部端子TINからの配線長が長い分岐位置B2から分岐した分岐ラインを介してテスト信号TVSTBが供給される。要するに、ドライバセル42(K:1〜mの整数)には、テスト信号ラインLT1上において分岐位置A(K−1)よりも外部端子TINからの配線長が長い分岐位置A(K)から分岐した分岐ラインを介して、テスト信号TVSTが供給される。更に、ドライバセル42には、テスト信号ラインLT2上において分岐位置B(K−1)よりも外部端子TINからの配線長が長い分岐位置B(K)から分岐した分岐ラインを介して、テスト信号TVSTBが供給される。要するに、テスト信号ライン(LT1、LT2)上において外部端子TINからの配線長が夫々異なる位置から分岐した分岐ラインを介して各ドライバセル42に第1のテスト信号TVSTが供給されるのである。
また、ドライバセル42には画素駆動信号PWM、42にはPWM、42にはPWM、・・・、42m−1にはPWMm−1、42にはPWMが夫々供給されている。
図3は、ドライバセル42〜42各々の内部構成を示す回路図である。
ドライバセル42〜42の各々は同一の回路構成からなる。pチャネルMOS型トランジスタからなるラインスイッチ421のゲート端子はテスト信号ラインLT1に接続されており、そのソース端子は基準電圧ラインLに接続されている。また、ラインスイッチ421のドレイン端子は出力駆動ラインLを介して、pチャネルMOS型トランジスタからなるプルアップ回路422のドレイン端子、及びpチャネルMOS型トランジスタからなる電流出力トランジスタ423のゲート端子に夫々接続されている。プルアップ回路422のソース端子は電源ラインLに接続されており、そのゲート端子はテスト信号ラインLT3に接続されている。pチャネルMOS型のトランジスタ424のソース端子は電源ラインLに接続されており、そのゲート端子には画素駆動信号PWM(K:1〜mの整数)が供給されている。また、トランジスタ424のドレイン端子は電流出力トランジスタ423のソース端子に接続されている。電流出力トランジスタ423のドレイン端子は外部端子TOUTに接続されており、かかる外部端子TOUTを介して発光駆動電流GCが出力される。尚、上記したラインスイッチ421、プルアップ回路422、電流出力トランジスタ423及びトランジスタ424各々のバックゲートは電源ラインLに接続されている。
以下に、各ドライバセル42の内部動作について説明する。
トランジスタ424は、画素駆動信号PWMが論理レベル0となっている間だけオン状態となり、電源ラインLを介して供給された電源電圧VDDを電流出力トランジスタ423に供給する。ラインスイッチ421は、電圧加速試験の非実行を示す論理レベル0のテスト信号TVSTが供給された場合にはオン状態となり、出力駆動ラインLと、基準電圧ラインLとを電気的に接続する。これにより、ラインスイッチ421は、基準電圧ラインLを介して供給された基準電圧VBIASを出力駆動ラインLを介して電流出力トランジスタ423のゲート端子に供給する。一方、電圧加速試験を実行することを示す論理レベル1のテスト信号TVSTがテスト信号ラインLT1を介して供給された場合には、ラインスイッチ421はオフ状態となり、出力駆動ラインLと、基準電圧ラインLとの接続を遮断する。
よって、テスト信号TVSTが電圧加速試験の非実行を示す論理レベル0の状態にある場合、例えば通常動作時には、電流出力トランジスタ423及びトランジスタ424が上記した基準電圧VBIASに応じた電流量の発光駆動電流GCを生成し、これを画素駆動信号PWMが論理レベル0となっている期間に亘り外部端子TOUTを介して出力する。
一方、テスト信号TVSTが電圧加速試験の実行を示す論理レベル1であり、且つテスト信号TVSTBが論理レベル0である場合には、プルアップ回路422がオン状態となり、電源ラインLを介して電源電圧VDDが電流出力トランジスタ423のゲート端子に印加される。すなわち、電圧加速試験時には、電流出力トランジスタ423を強制的にオフ状態とする高電圧(VDD)が印加され、そのゲート端子がプルアップされるのである。
コンデンサ43は、基準電圧VBIASに対するノイズ除去を担う安定化容量であり、その一端が基準電圧ラインL、他端が電源ラインLに接続されている。
アンドゲート44は、半導体チップ上においてテスト信号TVSTを受ける外部端子TINの近傍に形成されている。ここで、アンドゲート44の第1及び第2入力端子は共にテスト信号ラインLT1に接続されているが、第1入力端子はテスト信号ラインLT1上において、上記分岐位置A1よりも外部端子TINからの配線長が短い位置に接続されており、第2入力端子は上記分岐位置Amよりも外部端子TINからの配線長が長い位置に接続されている。アンドゲート44は、上記した第1及び第2入力端子に供給されたテスト信号TVSTの信号が共に論理レベル1である場合には論理レベル1、その他の場合には論理レベル0のテスト信号TVSTDをプルダウン回路45に供給する。
要するに、アンドゲート44は、テスト信号ラインLT1の配線遅延を考慮し、外部端子TINに論理レベル1のテスト信号TVSTが供給された際に、外部端子TINからの配線長が最も長い分岐位置Amから論理レベル1のテスト信号TVSTが表れてから、論理レベル1のテスト信号TVSTDをプルダウン回路45に供給するのである。
プルダウン回路45は、nチャネルMOS型のトランジスタからなり、そのソース端子は接地ラインLに接続されており、ドレイン端子は基準電圧ラインLに接続されている。更に、プルダウン回路45のゲート端子には上記テスト信号TVSTDが供給されている。プルダウン回路45は、アンドゲート44から論理レベル1のテスト信号TVSTDが供給された場合にだけオン状態となり、基準電圧ラインL及び接地ラインL間を短絡する。すなわち、プルダウン回路45は、全てのドライバセル42〜42に対してテスト信号TVSTの供給が為され、各ドライバセル42内の出力駆動ラインL及び基準電圧ラインL同士の接続が遮断された後に、コンデンサ43の一端を接地電圧GNDに設定するのである。
以下に、上記した定電流出力ドライバ40内のコンデンサ43に対して実施される電圧加速試験について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
図4は、かかる電圧加速試験を実施する際に構築するシステム構成を示すブロック図である。
図4において、テスタ60は、試験対象となる定電流出力ドライバ40が形成されている半導体チップに対して、図5に示す如き、テスト信号TVST、テスト信号TVSTB、電源電圧VDD及び接地電圧GNDを供給する。
すなわち、テスタ60は、先ず、コンデンサ43に印加すべき電圧加速試験用の電圧値を有する電源電圧VDDを定電流出力ドライバ40に供給する。
次にテスタ60は、図5に示すように、電圧加速試験を実行することを示す論理レベル1のテスト信号TVST、及び論理レベル0のテスト信号TVSTBを定電流出力ドライバ40に供給する。これにより、配線長WAに対応した遅延時間d1だけ遅延して、論理レベル1のテスト信号TVST及び論理レベル0のテスト信号TVSTBがドライバセル42に供給される。その後、図5に示すように、外部端子TINから各分岐位置(A2〜Am、B2〜Bm)までの距離が大きくなるほど、大なる遅延時間をもってその位置に接続されているドライバセル42に論理レベル1のテスト信号TVST及び論理レベル0のテスト信号TVSTBが供給される。つまり、外部端子TINから最も離間している分岐位置(Am、Bm)に接続されているドライバセル42には、テスタ60が論理レベル1のテスト信号TVST及び論理レベル0のテスト信号TVSTBを送出してから、図5に示す如き最大の遅延時間dmの経過後に、これらテスト信号TVST及びテスト信号TVSTBが供給される。
かかる論理レベル1のテスト信号TVST及び論理レベル0のテスト信号TVSTBに応じて、ドライバセル42〜42の順に、夫々のラインスイッチ421がオフ状態、プルアップ回路422がオン状態に遷移して行く。これにより、図5に示す如く、ドライバセル42〜42の順に、各ドライバセル42の出力駆動ラインLは電源電圧VDDにプルアップされるので、上記した遅延時間dmの経過後、ドライバセル42〜42の全ての電流出力トランジスタ423がオフ状態固定となる。
ここで、遅延時間dmが経過し、更に、分岐位置Amからアンドゲート44の第2入力端子までの配線区間に対応した遅延時間が経過すると、アンドゲート44の第2入力端子が論理レベル0から論理レベル1に遷移する。よって、この際、アンドゲート44は、図5に示す如き論理レベル1のテスト信号TVSTDをプルダウン回路45に供給する。かかる論理レベル1のテスト信号TVSTDに応じてプルダウン回路45がオン状態となり、基準電圧ラインLが接地電圧GNDの状態に設定される。
従って、テスト信号TVSTDが論理レベル1の状態にある間に亘り、かかる基準電圧ラインL及び電源ラインL間に接続されているコンデンサ43には、電圧加速試験用の電圧値として電圧(VDD−GND)が印加されることになる。
その後、テスト信号TVSTDが論理レベル1から論理レベル0の状態に遷移すると、これに応じて、ドライバセル42〜42の順に、夫々のラインスイッチ421がオン状態、プルアップ回路422がオフ状態に遷移して行く。これにより、ドライバセル42〜42各々の基準電圧ラインLの電圧は、基準電圧発生回路41で生成された基準電圧VBIASのレベルに復帰する。
よって、上記した構成によれば、コンデンサ43に対する電圧加速試験において、電流出力トランジスタ423のゲート・ソース間耐圧よりも高い電圧加速試験用の電圧が外部から印加されても、この間、出力駆動ラインLはプルアップ回路422によって電源電圧VDDの状態に設定されているので、電流出力トランジスタ423のゲート・ソース間に掛かる電圧は低電圧となる。従って、電流出力トランジスタ423として、ゲート・ソース間耐圧が低いものが採用されていた場合であっても、この電流出力トランジスタ423に損傷を与えることなく、ノイズ除去用コンデンサに対する電圧加速試験の期間増大を抑えることが可能になる。
要するに、定電流出力ドライバ(40)においては、電流出力トランジスタ(423)を駆動する為の基準電圧(VBIAS)を伝送する基準電圧ライン(L)に接続されているノイズ除去用のコンデンサ(43)に対して電圧加速試験を実施可能とすべく、プルダウン回路(45)、ラインスイッチ(421)及びプルアップ回路(422)を設けるようにしたのである。この際、プルダウン回路(45)は、第1のテスト信号(TVST、TVSTD)に応じて基準電圧ラインを接地電圧に設定することにより、電圧加速試験用の電圧をコンデンサに印加する。ラインスイッチ(421)は、第1のテスト信号(TVST)に応じて、電流出力トランジスタのゲート端子に接続されている出力駆動ライン(L)と、基準電圧ライン(L)との接続を遮断する。この間、プルアップ回路(422)は、第2のテスト信号(TVSTB)に応じて、出力駆動ラインを電源電圧に設定する。以上の如き構成により、テスト信号に応じて、基準電圧ライン及び出力駆動ライン同士の接続を遮断すると共に、出力駆動ラインに電源電圧を印加しつつ基準電圧ラインに接地電圧を印加することによりコンデンサに電圧加速試験用の電圧を印加するのである。
尚、上記実施例では、テスト信号TVSTDが論理レベル1から論理レベル0の状態に遷移すると、図5に示すように、外部端子TINに近い位置に接続されているドライバセル(例えば42、42)の基準電圧ラインL上の電圧が一時的に低下する場合がある。すると、基準電圧ラインLの電圧と電源電圧VDDとの電圧差が大となり電流出力トランジスタ423のゲート・ソース間耐圧を超える虞がでてくる。
そこで、このような状態を回避すべく、テスタ60は、図5に示す如きテスト信号TVSTDが論理レベル1から論理レベル0の状態に遷移した時点、つまり基準電圧ラインLへの接地電圧GNDの印加を停止させることによって電圧加速試験用電圧の印加を停止した時点から、所定期間TPの間だけ電源電圧VDDを低下させる。これにより、電流出力トランジスタ423のゲート・ソース間耐圧違反が解消されるのである。
また、上記した状態を回避すべく、図6に示す如きタイミングで、第1のテスト信号TVST及び第2のテスト信号TVSTBを試験対象となる定電流出力ドライバ40に供給するようにしても良い。
尚、図6に示す動作では、テスト信号TVSTBを論理レベル0から論理レベル1の状態に遷移させるタイミングを図5に示すものよりも遅延させた点、及び電源電圧VDDを一定とした点を除く他の動作は図5に示すものと同一である。すなわち、テスト信号TVSTが論理レベル1から論理レベル0の状態に遷移した時点、つまり基準電圧ラインL及び出力駆動ラインL同士が接続状態に遷移した時点から、所定期間の経過後に、テスト信号TVSTBを論理レベル0から論理レベル1に遷移させることにより、出力駆動ラインLへの電源電圧VDDの印加を停止するのである。要するに、出力駆動ラインLをプルアップ状態に維持しておく期間を延長するのである。これにより、外部端子TINに近い位置に接続されているドライバセル(例えば42、42)内においても、基準電圧ラインLに対するプルダウン状態の解除後、図6に示す如く出力駆動ラインLは引き続きプルアップ状態、つまり電源電圧VDDが印加された状態に維持されるので、基準電圧ラインL上での電圧低下が抑制される。
よって、図6に示す電圧加速試験によれば、図5に示す如く電源電圧VDDを一時的に低下させずとも、電流出力トランジスタ423のゲート・ソース間耐圧違反が解消される。
40 定電流出力ドライバ
41 基準電圧発生回路
42〜42 ドライバセル
43 コンデンサ
44 アンドゲート
45 プルダウン回路
421 ラインスイッチ
422 プルアップ回路
423 電流出力トランジスタ

Claims (6)

  1. 定電流を負荷に供給する定電流出力ドライバであって、
    基準電圧を発生してこれを基準電圧ラインに送出する基準電圧発生回路と、一端が前記基準電圧ラインに接続されており他端に電源電位が印加されているコンデンサと、第1テスト信号に応じて前記基準電圧ラインを接地電位固定するプルダウン回路と、ドライバセルと、を有し、
    前記ドライバセルは、
    前記基準電圧ラインに接続されている出力駆動ラインと、
    前記出力駆動ラインを介してゲート端子に供給された前記基準電圧に応じた電流量の電流を前記定電流として出力する電流出力トランジスタと、
    前記第1テスト信号に応じて前記基準電圧ライン及び前記出力駆動ライン同士の接続を遮断するラインスイッチと、
    第2テスト信号に応じて前記出力駆動ラインを前記電源電位固定するプルアップ回路と、を含むことを特徴とする定電流出力ドライバ。
  2. 複数の前記ドライバセルが並置して形成されており、
    前記第1テスト信号を外部から受ける為の外部端子に接続されており前記複数のドライバセルに沿って伸張するテスト信号ラインと、
    前記テスト信号ライン上において前記外部端子からの配線長が夫々異なる分岐位置から前記第1テスト信号を前記複数のドライバセル各々に個別に供給する複数の分岐ラインと、
    前記外部端子に前記第1テスト信号が供給された際に、前記外部端子からの配線長が最も長い前記分岐位置に前記第1テスト信号が表れた後に前記基準電圧ラインを接地電位に設定すべき制御を前記プルダウン回路に施すゲート回路と、を含むことを特徴とする請求項1記載の定電流出力ドライバ。
  3. 前記電流出力トランジスタはpチャネルMOS型のトランジスタであることを特徴とする請求項1又は2記載の定電流出力ドライバ。
  4. 定電流を負荷に供給する定電流出力ドライバが形成されている半導体装置であって、
    基準電圧を発生してこれを基準電圧ラインに送出する基準電圧発生回路と、一端が前記基準電圧ラインに接続されており他端に電源電位が印加されているコンデンサと、第1テスト信号に応じて前記基準電圧ラインを接地電位固定するプルダウン回路と、ドライバセルと、を有し、
    前記ドライバセルは、
    前記基準電圧ラインに接続されている出力駆動ラインと、
    前記出力駆動ラインを介してゲート端子に供給された前記基準電圧に応じた電流量の電流を前記定電流として出力する電流出力トランジスタと、
    前記第1テスト信号に応じて前記基準電圧ライン及び前記出力駆動ライン同士の接続を遮断するラインスイッチと、
    第2テスト信号に応じて前記出力駆動ラインを前記電源電位固定するプルアップ回路と、を含むことを特徴とする半導体装置。
  5. 複数の前記ドライバセルが並置して形成されており、
    前記第1テスト信号を外部から受ける為の外部端子に接続されており前記複数のドライバセルに沿って伸張するテスト信号ラインと、
    前記テスト信号ライン上において前記外部端子からの配線長が夫々異なる分岐位置から前記第1テスト信号を前記複数のドライバセル各々に個別に供給する複数の分岐ラインと、
    前記外部端子に前記第1テスト信号が供給された際に、前記外部端子からの配線長が最も長い前記分岐位置に前記第1テスト信号が表れた後に前記基準電圧ラインを接地電位に設定すべき制御を前記プルダウン回路に施すゲート回路と、を含むことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記電流出力トランジスタはpチャネルMOS型のトランジスタであることを特徴とする請求項4又は5記載の半導体装置。
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