JP5925643B2 - 車載電力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電手段の発電電力を昇圧して主機バッテリに充電する制御を行う車載電力制御装置に関する。
この種の制御装置としては、たとえば下記特許文献1に見られるように、太陽光パネルの発電電力を蓄電手段(低圧1サブバッテリ)に充電し、低圧1サブバッテリの充電率が上昇すると、太陽光パネルからの電力の供給を停止し、低圧1サブバッテリに充電した電力を主機バッテリに供給するものも提案されている。
特開2012−75241号公報
ところで、上記制御装置の場合、低圧1サブバッテリの充電率が上昇すると、太陽光パネルから車両内の電子機器への電力の供給を一旦停止しているため、この間、実際には太陽光パネルが発電可能である場合には、再生可能エネルギの利用効率が低下する。
本発明は、上記課題を解決する過程でなされたものであり、その目的は、太陽光発電手段の発電電力を昇圧して主機バッテリに充電する制御を行うに際し、太陽光発電手段の発電電力をより好適に利用することのできる車載電力制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
発明は、太陽光発電手段の出力端子に接続される太陽光用電力変換回路と、前記太陽光用電力変換回路の出力電力を昇圧して車載主機バッテリに出力する昇圧回路と、前記昇圧回路の入力端子と前記太陽光用電力変換回路の出力端子とに接続される蓄電手段と、前記昇圧回路の出力電力を指令値に制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、昇圧回路の出力電力を指令値に制御することで、主機バッテリに充電される電力を適切な値とすることができる。特に、指令値の設定によっては、蓄電手段を保護することなども可能となるため、昇圧回路の出力電力を指令値に制御するに際して、太陽光用電力変換回路から電力が出力されることを許容することが容易となる。
なお、本発明にかかる以下の代表的な実施形態に関する概念の拡張については、代表的な実施形態の後の「その他の実施形態」の欄に記載してある。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる太陽光パネルの発電電力の利用処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる太陽光パネルの発電電力を主機バッテリに充電する処理の手順を示す流れ図。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる太陽光パネルの発電電力の利用処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる太陽光パネルの発電電力を主機バッテリに充電する処理の手順を示す流れ図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる車載電力制御装置の第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
以下では、まず「システムの概要」について説明した後、「太陽光パネルによる主機バッテリの充電処理」について説明する。
「システムの概要」
図1に示す回転機(モータジェネレータ10)は、車載主機であり、図示しない駆動輪に機械的に連結されている。モータジェネレータ10は、パワーコントロールユニット12に接続されている。詳しくは、パワーコントロールユニット12は、インバータ12aおよびこれを駆動する駆動制御部12bを備えており、モータジェネレータ10は、インバータ12aに接続されている。そして、インバータ12aは、システムメインリレーSMRを介して主機バッテリBmに接続されている。
主機バッテリBmは、車体に対して絶縁されている。詳しくは、主機バッテリBmの正極電位および負極電位の中央値が車体電位とされている。これは、たとえば主機バッテリBmの正極および負極間に一対の抵抗体を接続し、それら抵抗体の接続点を車体に接続することで実現することができる。ここで、抵抗体は、主機バッテリBmと車体との絶縁要求に応じた抵抗値に設定される。主機バッテリBmは、電池セルの直列接続体としての組電池である。ここで、電池セルとして、本実施形態では、リチウムイオン2次電池を想定している。
主機バッテリBmの状態(各電池セルの状態)は、電池ECU14によって監視、および調整される。すなわち、電池ECU14では、電池セルの過充電、過放電の有無を監視するとともに、電池セルの充電率(SOC)を均等化する処理を行なう。これは、リチウムイオン2次電池が、過充電、過放電によって信頼性の低下を招く懸念があるためになされるものである。なお、充電率とは、満充電電荷量に対する実際の電荷量の比率のことである。
主機バッテリBmの正極および負極は、チャージリレーCHRを介して、外部の系統電源(外部電源)からの電力を主機バッテリBmに充電するための充電装置22に接続される。
主機バッテリBmは、システムメインリレーSMRを介してコンバータユニット20に接続されている。詳しくは、コンバータユニット20は、DCDCコンバータ20aおよび駆動制御部20bを備えており、主機バッテリBmは、DCDCコンバータ20aの1次側に接続されている。DCDCコンバータ20aの2次側には、補機バッテリBaが接続されている。補機バッテリBaは、その満充電時における充電エネルギ量(最大蓄電量)が主機バッテリBmと比較して小さいものである。また、補機バッテリBaは、その基準電位(負極電位)が車体電位とされている。なお、補機バッテリBaとして、本実施形態では、鉛蓄電池を想定している。
上記DCDCコンバータ20aとして、本実施形態では、主機バッテリBmから補機バッテリBaへの電力の供給が可能であって且つ逆方向の電力の供給ができないもの(降圧コンバータ)を想定している。ちなみに、図では、DCDCコンバータ20aの1次側にスイッチング素子の記号を記載して且つ、2次側にダイオードの記号を記載しているが、これは上記電力の流通可能な方向を模式的に表現したものであり、実際の回路構成を限定する意図はない。
本実施形態では、太陽光パネル50を備えている。太陽光パネル50は、太陽光パネル用電子制御装置(SECU30)に接続されている。SECU30は、太陽光パネル50の出力電圧Vsを降圧して補機バッテリBaに供給する降圧コンバータ34と、補機バッテリBaの電圧を昇圧して主機バッテリBmに供給する昇圧ユニット32と、降圧コンバータ34を操作する制御装置40とを備えている。ここで、降圧コンバータ34は、本実施形態において、太陽光用電力変換回路を構成する。上記昇圧ユニット32は、昇圧回路32aと、昇圧回路32aを電子操作する駆動制御部32bとを備えている。本実施形態では、昇圧回路32aとして絶縁型のものを想定している。これは、補機バッテリBaがその負極電位を車体電位とする一方、主機バッテリBmが車体に対して絶縁されていることに対応した設定である。昇圧回路32aは、チャージリレーCHRを介して主機バッテリBmに接続されている。
本実施形態では、さらに、SECU30やパワーコントロールユニット12よりも、ユーザの指示に対してより上流に位置する上位の電子制御装置(UECU52)を備えている。UECU52は、車体電位を基準電位とし、補機バッテリBaを電源とするものである。ここで、補機バッテリBaの電力の投入は、第1電源スイッチ54によってなされる。第1電源スイッチ54は、ユーザの操作によってオン状態となり得るものである。ただし、一旦起動されると、SECU30自身によって、オン状態を維持可能なものである。さらに、ユーザによるオン操作がなされない車両の駐車時等においても、上記制御装置40からのトリガ信号trgが入力されることでオン状態としうるものである。
UECU52は、第2電源スイッチ56を電子操作する機能を有する。第2電源スイッチ56は、電池ECU14や、充電装置22、SECU30、およびコンバータユニット20に対する補機バッテリBaの電力の供給および遮断を切り替えるものである。図では、電池ECU14や、充電装置22、昇圧ユニット32の駆動制御部32b、コンバータユニット20の駆動制御部20bに、第2電源スイッチ56を介して補機バッテリBaの電力が供給可能なことが図示されている。
なお、電池ECU14については、実際にはその低圧系(車体を基準電位とする系)に属する部分に第2電源スイッチ56を介して補機バッテリBaの電力が供給される。すなわち、電池ECU14は、主機バッテリBmに接続される部分である高圧系を構成する部分と、低圧系を構成する部分とを備える。ここで、高圧系を構成する部分については、主機バッテリBmを電源とすればよい。この場合、第2電源スイッチ56によって補機バッテリBaの電力の供給が遮断されたとしても、高圧系を構成する部分については主機バッテリBmによる電力の供給がなされうる。もっとも、高圧系を構成する部分についても、たとえば低圧系からの電力を絶縁コンバータを介して供給するなどすることも可能である。
ちなみに、充電装置22や、SECU30、およびコンバータユニット20等に対する補機バッテリBaの電力の遮断(電源の遮断)とは、これらを構成する全ての電子機器に対する電力の遮断を必ずしも意味しない。これは、たとえば、コンバータユニット20内の駆動制御部20bに、第2電源スイッチ56の状態にかかわらず、給電状態が常時維持されるメモリ(バックアップRAM)を備える場合によって説明される。すなわちこの場合、第2電源スイッチ56のオフ操作によって、駆動制御部20bを構成する大部分の電子機器については、電力供給が実質上遮断されるものの、駆動制御部20bが備えるバックアップRAMについては電力の供給が継続される。
UECU52は、上記パワーコントロールユニット12(駆動制御部12b)のための電源スイッチである第3電源スイッチを電子操作する機能をも有するが、このスイッチについては、その記載を省略した。
ここで、第2電源スイッチ56がオン操作されることによる第2電源は、図中、右下に記載したように、外部電源からの充電処理時である充電モード(charge)と、走行モード(driving)との双方において投入される。これに対し、第3電源スイッチのオン操作による第3電源は、走行モードにおいて投入されるものの、充電モードにおいては投入されない。
「太陽光パネルによる主機バッテリの充電処理」
上記太陽光パネル50は、走行時であるか、駐車時であるかに関わらず発電が可能なものである。このため、本実施形態では、駐車時においても太陽光パネル50の発電電力を主機バッテリBmに充電する。ここで、本実施形態では、主機バッテリBmの充電に際し、太陽光パネル50の発電電力を、降圧コンバータ34を用いて一旦補機バッテリBaに充電する。これは、太陽光パネル50の発電電力の充電効率を向上させるための設定である。
すなわち、主機バッテリBmを充電するに際しては、電池ECU14等を起動する必要が生じる。このため、第2電源スイッチ56をオン操作することが要求される。そして、この場合、電池ECU14のみならず、充電装置22や、コンバータユニット20等の電子機器も起動され、主機バッテリBmの充電処理期間においては、それら電子機器によって電力が消費される。一方、太陽光パネル50の発電電力は、天候等に依存し、その最大発電電力自体は上記電子機器による消費電力よりも大きいものの、天候等によっては太陽光パネル50の発電電力が上記電子機器による消費電力以下となるおそれがある。このため、太陽光パネル50の発電電力を主機バッテリBmに充電すべく第2電源を投入する場合には、車両内の蓄電エネルギ総量がかえって減少するおそれすら生じうる。
このため、本実施形態では、太陽光パネル50の発電電力を補機バッテリBaに一旦充電する。この際、第2電源を投入しなくてもよいように、制御装置40の電源を、太陽光パネル50の出力電圧Vsに基づき投入されるようにする。すなわち、制御装置40には、局所電源スイッチ38を介して補機バッテリBaの電力が供給可能な設定とする。そして、局所電源スイッチ38は、太陽光パネル50の出力電圧Vsと規定電圧Vrefとの大小を比較するコンパレータ36の出力信号によって、操作可能とする。詳しくは、局所電源スイッチ38は、太陽光パネル50の出力電圧Vsが規定電圧Vref以上となることで、オン操作される。
制御装置40では、降圧コンバータ34を操作して太陽光パネル50の発電電力が最大となるように最大電力点追従制御を行う。すなわち、制御装置40は、本実施形態において、最大電力点追従制御手段を構成する。これは、制御装置40に、太陽光パネル50の出力電圧Vsと、電流センサ64によって検出される太陽光パネル50の出力電流とを入力することで実行することができる。そして、太陽光パネル50の都度の発電電力の積算に基づき、補機バッテリBaへの充電エネルギ量が規定量以上となると判断される場合、第1電源スイッチ54に上述したトリガ信号trgを出力する。これにより、UECU52では、第2電源スイッチ56をオン操作し、昇圧ユニット32を用いて補機バッテリBaの電力を主機バッテリBmに充電する。
ところで、停車中において太陽光パネル50の発電電力が降圧コンバータ34から補機バッテリBaに出力される状況下、昇圧ユニット32を用いて補機バッテリBaの電力を主機バッテリBmに充電する場合、補機バッテリBaの充放電電力が過度に大きくなる等、不都合が生じるおそれがある。これは、降圧コンバータ34から出力される太陽光パネル50の発電電力Pspが成り行きで決まるため、主機バッテリBm側の要請のみに基づき主機バッテリBmの充電電力を定めると、補機バッテリBaの充放電電力が成り行き任せとなるからである。本実施形態では、こうした事態を回避するように電力制御を行う。以下、これについて説明する。
図2に、本実施形態にかかる太陽光パネル50の発電電力の利用処理の手順を示す。この処理は、UECU52がコンバータユニット20やSECU30と協働しつつ、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、走行中と、充電装置22を用いた外部からの電力の充電中とのいずれかであるかを判断する。そしてステップS10において肯定判断される場合、ステップS12において、昇圧回路32aから主機バッテリBm側への電力の出力を停止する(図中、出力電力Pbc=0と表記)。この処理は、走行中において、モータジェネレータ10の制御量の制御に際して出力電力Pbcを考慮する煩雑さを回避したり、充電装置22による充電の制御に際して出力電力Pbcを考慮する煩雑さを回避したりするためのものである。
また、ステップS14において、DCDCコンバータ20aの出力電圧Voutを指令値Vout*とする。ここで指令値Vout*は、補機バッテリBaの充電率がその信頼性の低下を招くほど低い値とならない値に設定される。この処理は、太陽光パネル50による発電電力Pspの有無にかかわらず補機バッテリBaの信頼性を維持するためのものである。なお、太陽光パネル50が発電可能な場合には、降圧コンバータ34の出力電力が制御されることで、最大電力点追従制御によって定まる発電電力Pspが補機バッテリBa側に出力され、DCDCコンバータ20aの出力電力は、発電電力Pspによっては不足する場合にこれを補うものとなる。
上記ステップS14の処理が完了する場合や、ステップS10において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図3に、昇圧回路32aの出力電力Pbcの制御にかかる処理の手順を示す。この処理は、上述したトリガ信号trgによって第1電源スイッチ54が投入される都度、UECU52がSECU30と協調しつつ実行される。
この一連の処理では、まずステップS20において、昇圧回路32aからの電力の出力期間を計時するカウンタTが閾値時間Tth以上であることと、補機バッテリBaの充電率SOCaが閾値Sath以下であることとの論理和が真であるか否かを判断する。この処理は、主機バッテリBm側への電力の出力処理を停止するか否かを判断するためのものである。ここで、閾値Sathは、補機バッテリBaに一旦蓄えられた発電電力が全て放電されたときに想定される充電率程度に設定される。一方、閾値時間Tthは、太陽光パネル50の発電電力Pspが想定最大値となる場合において、補機バッテリBaに一旦蓄えられた発電電力が全て主機バッテリBmに充電されると想定される時間程度に設定される。ここで、閾値時間Tthの条件は、充電率SOCaの算出誤差等が生じた場合であっても、主機バッテリBm側への電力の出力処理がある程度なされることで、これを強制的に終了するためのものである。なお、充電率SOCaは、先の図1に示す電圧センサ60によって検出される補機バッテリBaの端子電圧Vaや、電流センサ62によって検出される充放電電流Iaに基づき、周知の手法で算出される。
ステップS20において否定判断される場合、ステップS22において、カウンタTをインクリメントする。続くステップS24においては、補機バッテリBaの許容最大充電電力Winaおよび許容最大出力電力Woutaと、主機バッテリBmの許容最大充電電力Winmとを算出する。ここで、補機バッテリBaの許容最大充電電力Winaおよび許容最大出力電力Woutaは、補機バッテリBaの充電率SOCaと、温度センサ66によって検出される補機バッテリBaの温度Taとに基づき算出される。また、主機バッテリBmの許容最大充電電力Winmは、主機バッテリBmの充電率SOCmと、主機バッテリBmの温度Tmとに基づき算出される。なお、主機バッテリBmの充電率SOCmおよび温度Tmは、電池ECU14から出力される信号S1から取得可能とされる。
なお、ステップS24の処理は、本実施形態において最大出力算出手段および最大入力算出手段を構成する。
続くステップS26においては、昇圧回路32aの出力電力Pbcの上限ガード値Pbcmaxと、下限ガード値Pbcminとを算出する。ここで、上限ガード値Pbcmaxは、昇圧回路32aの定格出力RV(Pbc)と、昇圧回路32aの電力変換効率ηbcとを用いて以下の式(c1)にて算出される。
Pbcmax=
min{Winm,RV(Pbc),ηbc・(Psp+Wouta)}
…(c1)
ここで、「ηbc・(Psp+Wouta)」以下との要請は、補機バッテリBaの放電電力(−Pa)が許容最大出力電力Wouta以下となるとの要請によるものである。すなわち、この場合、以下の式(c2)が成立する。
−Pa≦Wouta …(c2)
一方、昇圧回路32aの出力電力Pbcと、発電電力Pspと、充電電力Paとの間には、以下の式(c3)が成立する。
Psp−Pa=Pbc/ηbc …(c3)
上記の式(c2),(c3)によれば、以下の式(c4)が成立する。
Pbc=(Psp−Pa)・ηbc≦(Psp+Wouta)・ηbc …(c4)
一方、下限ガード値Pbcminは、以下の式(c5)にて算出される。
Pbcmin=max{0,ηbc・(Psp−Wina)} …(c5)
ここで、「ηbc・(Psp−Wina)」以上との要請は、補機バッテリBaの充電電力Paが許容最大充電電力Wina以下となるとの要請によるものである。すなわち、この場合、以下の式(c6)が成立する。
Pa≦Wina …(c6)
上記の式(c3),(c6)によれば、以下の式(c7)が成立する。
Pbc=(Psp−Pa)・ηbc≧(Psp−Wina)・ηbc …(c7)
なお、上記の式(c7)の条件は、昇圧回路32aの入力電力が「Psp−Wina」以上であることを意味する。また、ステップS26の処理は、本実施形態において、設定手段を構成する。
続くステップS28においては、下限ガード値Pbcminが上限ガード値Pbcmax以上であるか否かを判断する。この処理は、太陽光パネル50の発電処理を禁止するか否かを判断するためのものである。これは、下限ガード値Pbcminが上限ガード値Pbcmax以上となる場合は、補機バッテリBaの充電電力Paが許容最大充電電力Wina以下となるようにすることができない場合などに対応することに鑑みたものである。すなわちたとえば、主機バッテリBmが満充電状態となるなどすることで、その許容最大充電電力Winmがゼロ程度となって且つ、補機バッテリBaの充電率がさほど小さくないためにその許容最大充電電力Winaが小さい場合等においては、下限ガード値Pbcminが上限ガード値Pbcmax以上となる。
ステップS28において肯定判断される場合、ステップS30において、補機バッテリBaを保護するなどの観点から、降圧コンバータ34の駆動を停止することで、太陽光パネル50の発電電力Pspをゼロとする。この処理は、本実施形態において、制限手段を構成する。さらに、ステップS30においては、発電電力Pspをゼロとした場合の上限ガード値Pbcmaxを算出する。
上記ステップS30の処理が完了する場合や、ステップS28において否定判断される場合には、ステップS32において、昇圧回路32aの出力電力Pbcの指令値Pbc*を、上限ガード値Pbcmaxに設定する。これは、車載電子機器による消費電力を極力低減するための設定である。すなわち、昇圧回路32aの出力電力Pbcを極力大きくすることで、ステップS20において肯定判断されるまでの時間を短縮することができ、ひいては第2電源スイッチ56がオン状態となる期間を短縮することができる。なお、指令値Pbc*となるように昇圧回路32aの出力電力Pbcを制御する手段が、本実施形態にかかる制御手段を構成する。
続くステップS34においては、補機バッテリBaの放電電力(−Pa)が許容最大出力電力Woutaよりも大きいか否かを判断する。そして、ステップS34において肯定判断される場合、ステップS36において、指令値Pbc*を規定量ΔPだけ減少補正する。この処理は、制御誤差等が生じる場合であっても、補機バッテリBaの放電電力(−Pa)を確実に許容最大出力電力Wouta以下とするための処理である。すなわち、補機バッテリBaの放電電力(−Pa)が許容最大出力電力Woutaを上回らないように、上限ガード値Pbcmaxを設定するものの、制御誤差等によって、実際には上回る懸念があることに鑑みてこの処理を設けた。
一方、ステップS34において否定判断される場合、ステップS38において、補機バッテリBaの充電電力Paが許容最大充電電力Winaよりも大きいか否かを判断する。そしてステップ38において肯定判断される場合、ステップS40において、指令値Pbc*を規定量ΔPだけ増加補正する。この処理は、制御誤差等が生じる場合であっても、補機バッテリBaの充電電力Paを確実に許容最大充電電力Wina以下とするための処理である。すなわち、指令値Pbc*の設定や、ステップS28,S30の処理によれば、補機バッテリBaの充電電力Paが許容最大充電電力Wina以下となるはずであるが、制御誤差等によって、実際にはそうならない懸念があることに鑑みてこの処理を設けた。
上記ステップS36,S40の処理が完了する場合や、ステップS38において否定判断される場合には、ステップS20に戻る。
これに対し、上記ステップS20において肯定判断される場合、ステップS42において、カウンタTを初期化する。
なお、ステップS42の処理が完了する場合、この一連の処理を一旦終了する。これにより、第1電源スイッチ54がオフとされUECU54の電源がオフとされる。この際、第2電源スイッチ56もオフとなる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)昇圧回路32aによって主機バッテリBm側に電力を出力するに際し、昇圧回路32aの出力電力Pbcを指令値Pbc*に制御した。これにより、太陽光パネル50の発電電力Pspが最大電力点追従制御によって成行きで定まる状況下、主機バッテリBmの充電電力や、補機バッテリBaの充放電電力を適切な値とすることが容易となる。
(2)昇圧回路32aによって主機バッテリBm側に電力を出力するに際し、上限ガード値Pbcmaxや下限ガード値Pbcminを設定し、これらを守るようにした。これにより、補機バッテリBaの信頼性の低下を回避しつつ、電力を出力する処理を実行することができる。
(3)昇圧回路32aの出力電力Pbcが、「ηbc・(Psp+Wouta)」以下となるように、上限ガード値Pbcmaxを設定した。これにより、補機バッテリBaの放電電力(−Pa)が過度に大きくなる事態を回避することができる。
(4)昇圧回路32aの出力電力Pbcが、「ηbc・(Psp−Wina)」以上となるように、下限ガード値Pbcminを設定した。換言すれば、昇圧回路32aの入力電力が、「Psp−Wina」以上となるように、下限ガード値Pbcminを設定した。これにより、補機バッテリBaの充電電力Paが過度に大きくなる事態を回避することができる。
(5)下限ガード値Pbcminが上限ガード値Pbcmax以上となることで、太陽光パネル50の発電を停止させた。これにより、補機バッテリBaの充放電電力の制約を守ることができる。
(6)昇圧回路32aの出力電力Pbcの指令値Pbc*を、上限ガード値Pbcmaxとした。これにより、補機バッテリBaに一旦蓄電された電力を主機バッテリBmに充電するのに要する時間を極力短くすることができ、ひいては車載電子機器の消費電力を低減することができる。
(7)降圧コンバータ34を操作することで、最大電力点追従制御を行った。この場合、太陽光パネル50によって発電可能な電力に応じて補機バッテリBaの充放電電力が変動するため、上限ガード値Pbcmaxや下限ガード値Pbcminを設けるメリットが特に大きい。
(8)補機バッテリBaの放電電力(−Pa)が許容最大出力電力Woutaを超える場合、指令値Pbc*を減少補正した。これにより、制御誤差が生じる場合であっても、補機バッテリBaの放電電力(−Pa)を許容最大出力電力Wouta以下とすることができる。
(9)補機バッテリBaの充電電力Paが許容最大充電電力Winaを超える場合、指令値Pbc*を増加補正した。これにより、制御誤差が生じる場合であっても、補機バッテリBaの充電電力Paを許容最大充電電力Wina以下とすることができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図4に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図4において、先の図1に示した部材に対応するものについては、便宜上同一の符号を付している。
本実施形態では、降圧コンバータ34から出力される太陽光パネル50の発電電力Pspが一旦蓄えられる蓄電手段を、補機バッテリBaに代えてサブバッテリBsbとする。ここでサブバッテリBsbは、ニッケル水素2次電池である。これは、発電電力Pspを一旦蓄える蓄電手段の信頼性を向上させたり、太陽光パネル50の発電電力Pspの利用効率を向上させたりすることを狙ったものである。すなわち、補機バッテリBaは、鉛蓄電池であるが故に、充電率の変動によって信頼性が低下しやすい。このため、太陽光パネル50の発電電力Pspを補機バッテリBaに一旦蓄え、これを主機バッテリBmに充電する処理を行う場合、補機バッテリBaの信頼性を維持する上では、主機バッテリBmへの一度の充電電力が小さくならざるを得ない。これに対し、ニッケル水素2次電池からなるサブバッテリBsbを用いるなら、補機バッテリBaと比較して充電率を大きく変動させることができるため、主機バッテリBmへの一度の充電電力量を増大させることができ、ひいては第2電源スイッチ56の投入頻度を低減することができる。
そして、サブバッテリBsbと補機バッテリBaとの間にDCDCコンバータ70を介在させる。なお、DCDCコンバータ70は、実際にはコンバータ回路と駆動制御部とを備え、また、第2電源を電源とする。ここで、コンバータ回路は、本実施形態において、補機用電力変換回路を構成する。
図5に、本実施形態にかかる太陽光パネル50の発電電力の利用処理の手順を示す。この処理は、UECU52がコンバータユニット20やSECU30と協働しつつ、たとえば所定周期で繰り返し実行される。なお、図5において、先の図2に示した処理に対応するものについては、便宜上同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS12の処理が完了すると、ステップS14aにおいて、DCDCコンバータ20aの出力電圧Voutを指令値Vout*とするとともに、DCDCコンバータ70の出力電力Pdcを指令値Pdc*に制御する。この処理は、車両の走行時や充電装置22による主機バッテリBmの充電時において、補機バッテリBaへの電力の安定供給を確保しつつも太陽光パネル50の発電電力Pspを有効利用するためのものである。
すなわち、上述したように、走行制御や充電装置22による充電制御の煩雑化を避けるべく、こうした制御がなされる場合には昇圧回路32aを停止させている。この場合、発電電力Pspを蓄える手段をサブバッテリBsbに限定したのでは、太陽光パネル50の発電が可能であるにもかかわらず、発電を継続できなくなるおそれがある。一方、補機バッテリBaに充電すべくDCDCコンバータ70の出力電圧を指令値に制御したのでは、サブバッテリBsbから補機バッテリBa側に出力される電力量を制御することが困難である。これは、DCDCコンバータ20aの出力電圧が指令値Vout*に制御されているからである。ちなみに、DCDCコンバータ20aを停止させる場合には、発電電力Pspによっては、補機バッテリBaの充電率が過度に低下するおそれが生じる。
図6に、昇圧回路32aの出力電力Pbcの制御にかかる処理の手順を示す。この処理は、上述したトリガ信号trgによって第1電源スイッチ54が投入される都度、UECU52がSECU30と協調しつつ実行される。なお、図6において、先の図3に示した処理に対応するものについては、便宜上同一の符号を付している。
この一連の処理では、まずステップS20aにおいて、カウンタTが閾値時間Tth以上であることと、サブバッテリBsbの充電率SOCsbが閾値Ssbth以下であることとの論理和が真であるか否かを判断する。この処理の趣旨は、先の図3のステップS20のものと同様である。
続くステップS22aにおいては、カウンタTをインクリメントすることに加えて、DCDCコンバータ70の出力電圧Vdcを指令値Vdc*に制御する。これは、第2電源スイッチ56がオン状態とされることで、車載電子機器による補機バッテリBaの消費電力が増えることに鑑み、補機バッテリBaの充電率が過度に低下しないようにするための設定である。ちなみに、この際、DCDCコンバータ20aについては、その出力を停止している。
続くステップS24aにおいては、サブバッテリBsbの許容最大充電電力Winsbおよび許容最大出力電力Woutsbと、主機バッテリBmの許容最大充電電力Winmとを算出する。ここで、サブバッテリBsbの許容最大充電電力Winsbおよび許容最大出力電力Woutsbは、先の図3のステップS24の処理において、補機バッテリBaの許容最大充電電力Winaおよび許容最大出力電力Woutaを算出した要領で算出すればよい。
続くステップS26aでは、昇圧回路32aの出力電力Pbcに関する上限ガード値Pbcmaxおよび下限ガード値Pbcminを算出する。ここで、上限ガード値Pbcmaxは、昇圧回路32aの定格出力RV(Pbc)と、昇圧回路32aの電力変換効率ηbcと、DCDCコンバータ70の電力変換効率ηdcとを用いて以下の式(c1)にて算出される。
Pbcmax=
min{Winm,RV(Pbc),ηbc・(Psp+Woutsb−Pa/ηdc)}
…(c8)
ここで、「ηbc・(Psp+Woutsb−Pa/ηdc)」以下との要請は、サブバッテリBsbの放電電力(−Psb)が許容最大出力電力Woutsb以下となるとの要請によるものである。すなわち、この場合、以下の式(c9)が成立する。
−Psb≦Woutsb …(c9)
一方、昇圧回路32aの出力電力Pbcと、発電電力Pspと、充電電力Psbとの間には、以下の式(c10)が成立する。
Psp−Psb=Pbc/ηbc+Pa/ηdc …(c10)
上記の式(c9),(c10)によれば、以下の式(c11)が成立する。
Pbc=(Psp−Psb−Pa/ηdc)・ηbc
≦(Psp+Woutsb−Pa/ηdc)・ηbc …(c11)
なお、上記「Pa/ηdc」は、DCDCコンバータ70の入力電力である。
一方、下限ガード値Pbcminは、以下の式(c12)にて算出される。
Pbcmin=max{0,ηbc(Psp−Winsb−Pa/ηdc)}
…(c12)
ここで、「ηbc(Psp−Winsb−Pa/ηdc)」以上との要請は、サブバッテリBsbの充電電力Psbが許容最大充電電力Winsb以下となるとの要請によるものである。すなわち、この場合、以下の式(c13)が成立する。
Psb≦Winsb …(c13)
上記の式(c10),(c13)によれば、以下の式(c14)が成立する。
Pbc=(Psp−Psb−Pa/ηdc)・ηbc
≧(Psp−Winsb−Pa/ηdc)・ηbc …(c14)
上記の式(c14)は、昇圧回路32aの入力電力が、「Psp−Winsb−Pa/ηdc」以上であるとの条件となっている。
なお、本実施形態では、発電電力Pspが一旦充電される蓄電手段がサブバッテリBsbに変更されたことに鑑み、ステップS34a,S38aにおいて、先の図3のステップS34,S38の処理を変更する。すなわち、ステップS34aにおいては、サブバッテリBsbの放電電力(−Psb)が許容最大出力電力Woutsbよりも大きいか否かを判断し、ステップS38aでは、サブバッテリBsbの充電電力Psbが許容最大充電電力Winsbよりも大きいか否かを判断する。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1),(2),(5)〜(9)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られるようになる。
(10)太陽光パネル50の発電電力Pspを主機バッテリBmに充電するに先立って一旦蓄える蓄電手段として、サブバッテリBsbを備えた。これにより、充電された発電電力Pspを主機バッテリBmに充電する処理を開始する際と、主機バッテリBmの充電処理が完了する際とで、蓄電手段の充電率の差を拡大することができることから、太陽光パネル50の発電電力Pspの利用効率を向上させることができる。
(11)降圧コンバータ34によって最大電力点追従制御がなされる状況下、昇圧回路32aの出力電力Pbcを指令値Pbc*に制御して且つ、DCDCコンバータ70の出力電圧Vdcを指令値Vdc*に制御した。これにより、主機バッテリBm側への電力の供給処理時において、補機バッテリBaの充電率が過度に低下する事態を好適に回避することができる。
(12)昇圧回路32aの出力電力Pbcが、「ηbc・(Psp+Wouta−Pa/ηdc)」以下となるように、上限ガード値Pbcmaxを設定した。これにより、サブバッテリBsbの放電電力(−Psb)が過度に大きくなる事態を回避することができる。
(13)昇圧回路32aの出力電力Pbcが、「ηbc・(Psp−Wina−Pa/ηdc)」以上となるように、下限ガード値Pbcminを設定した。換言すれば、昇圧回路32aの入力電力が、「Psp−Wina−Pa/ηdc」以上となるように、下限ガード値Pbcminを設定した。これにより、サブバッテリBsbの充電電力Pabが過度に大きくなる事態を回避することができる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「設定手段について」
たとえば、先の図3のステップS26の処理において、昇圧回路32aの定格電力RV(Pbc)が、昇圧回路32aの通常の利用による出力電力の想定される最大値よりも大きい場合には、これを削除して上限ガード値Pbcmaxを算出してもよい。
またたとえば、先の図6のステップS26aにおいて、DCDCコンバータ60の効率ηdcを無視(「1」とすることと等価)としてもよい。
「最大出力算出手段(S24,S24a)について」
充電率と温度とに基づき、最大出力電力を算出するものに限らない。たとえば、対象となる2次電池の充放電電流の履歴情報を加味してもよい。
「最大入力算出手段(S24,S24a)について」
充電率と温度とに基づき、最大入力電力を算出するものに限らない。たとえば、対象となる2次電池の充放電電流の履歴情報を加味してもよい。
「制限手段について」
太陽光パネル50の発電を停止させるものに限らない。たとえば、先の図3のステップS28において肯定判断される場合、これが否定判断される程度に太陽光パネル50の発電電力を低減させつつも発電を許容するものであってもよい。
「サブバッテリについて」
ニッケル水素2次電池に限らず、たとえばリチウムイオン2次電池であってもよい。
「補機バッテリについて」
鉛蓄電池に限らず、たとえばニッケル水素2次電池であってもよい。
「主機バッテリについて」
リチウムイオン2次電池に限らず、たとえばニッケル水素2次電池であってもよい。
「太陽光用電力変換回路による電力の出力の停止処理について」
上限ガード値が下限ガード値以下となるか否かを判断し、なると判断される場合に停止するものに限らない。たとえば、先の図3のステップS38において、補機バッテリBaの充電電力Paが最大充電電力Winaよりも大きいと判断される場合に、停止するものであってもよい。
10…モータジェネレータ(主機の一実施形態)、32a…昇圧回路、34…降圧コンバータ(太陽光用電力変換回路の一実施形態)、70…DCDCコンバータ(補機用電力変換回路の一実施形態)、Bm…主機バッテリ、Ba…補機バッテリ、Bsb…サブバッテリ。

Claims (7)

  1. 太陽光発電手段(50)の出力端子に接続される太陽光用電力変換回路(34)と、
    前記太陽光用電力変換回路の出力電力を昇圧して車載主機バッテリ(Bm)に出力する昇圧回路(32a)と、
    前記昇圧回路の入力端子と前記太陽光用電力変換回路の出力端子とに接続される蓄電手段(Ba,Bsb)と、
    前記昇圧回路の出力電力を指令値に制御する制御手段(52,32b)と、
    前記蓄電手段とは別に車両内の補機に供給される電気エネルギを蓄える補機バッテリ(Ba)を対象とし、これに電力を供給する補機用電力変換回路(70)と、
    を備え
    前記補機用電力変換回路は、前記昇圧回路の入力端子と前記太陽光用電力変換回路の出力端子とに接続され、
    前記制御手段は、前記補機用電力変換回路の出力電圧を指令値に制御する
    ことを特徴とする車載電力制御装置。
  2. 前記昇圧回路の出力電力のガード値を、前記太陽光用電力変換回路の出力電力に基づき設定する設定手段(S26,S26a)を備え、
    前記制御手段は、前記出力電力の指令値を、前記設定手段によって設定されたガード値によってガード処理することを特徴とする請求項記載の車載電力制御装置。
  3. 前記蓄電手段の最大出力電力を算出する最大出力算出手段(S24,S24a)を備え、
    前記設定手段は、前記昇圧回路の出力電力の最大値が、前記算出手段によって算出された最大出力電力と前記太陽光用電力変換回路の出力電力との和から前記補機用電力変換回路の入力電力を減算した値以下となるように上限側に関する前記ガード値を設定する
    ことを特徴とする請求項記載の車載電力制御装置。
  4. 前記蓄電手段の最大入力電力を算出する最大入力算出手段(S24,S24a)を備え、
    前記設定手段は、前記昇圧回路の出力電力の最小値が、前記太陽光用電力変換回路の発電電力から、前記算出手段によって算出された最大入力電力および前記補機用電力変換回路の入力電力の和を減算した値以上となるように下限側に関する前記ガード値を設定することを特徴とする請求項または記載の車載電力制御装置。
  5. 前記蓄電手段の最大出力電力を算出する最大出力算出手段を備え、
    前記設定手段は、前記昇圧回路の出力電力の最大値が、前記算出手段によって算出された最大出力電力と前記太陽光用電力変換回路の発電電力との和から前記補機用電力変換回路の入力電力を減算した値以下となるように上限側に関する前記ガード値を設定するものであり、
    前記上限側のガード値が前記下限側のガード値以下となることで、前記太陽光用電力変換回路による電力の出力を制限する制限手段(S30)を備えることを特徴とする請求項記載の車載電力制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記車両の停車時において、前記昇圧回路の出力電力を指令値に制御とするとともに、前記補機用電力変換回路の出力電圧を指令値に制御することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車載電力制御装置。
  7. 前記太陽光用電力変換回路を、最大電力点追従制御を行うべく操作する最大電力点追従制御手段(40)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車載電力制御装置。
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