JP5925286B2 - スクライビングホイール、スクライブ装置及びスクライビングホイールの製造方法 - Google Patents
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Description
このようなスクライビングホイールとして、超硬合金製或いは焼結ダイヤモンド製の円板を外周面に沿って両面から研磨することで、外周縁に断面V字状となる刃を形成し、刃先となる稜線が形成されたものが一般的に知られている。
この溝付きのスクライビングホイールは、突起状の刃先部分と溝部分とが基板上に交互に存在することにより、刃先部分が間欠的に基板に当たるようになる。その結果、基板に打点衝撃を与えつつスクライブラインが形成されるので、スクライブラインに沿って伸展する垂直クラックの深さが上述した溝のないスクライビングホイールにより形成されるクラックの深さよりもはるかに深くなる。また、刃先部分に集中的に圧接の荷重が加わるようになり、これによってもクラックの深さがより深くなる。このような理由によって、溝付きのスクライビングホイールは溝のないスクライビングホイールよりも高いクラックの浸透性を備えたものとなる。
また、液晶パネル等の表示用パネルには、ガラス基板表面に透明導電膜や絶縁膜等の様々な材料が成膜されている。したがって、ガラス基板のスクライビング時には成膜材料等からなる微細な異物も生じており、これらの異物が溝に入り込むことによって溝に溜まってしまい、クラックの浸透性をより低下させてしまうという問題がある。
また、カレットや異物はスクライビングホイールに形成されている溝に均一に入り込むものではないため、溝毎に溜まったカレットや異物の量が変わってしまい、脆性材料基板に形成されるクラックの深さにばらつきが生じてしまうという問題がある。
このスクライビングホイール40は、主として本体部41と、刃42と、刃先43と、溝44と、窪み部46を有している。
衝撃を与えつつスクライブラインが形成されていく。
なお、本実施形態において窪み部46は刃42の傾斜面42aの刃先43側にのみ設けられているが、傾斜面42aの全面に渡って設けられていてもよい。スクライブの際に所定の荷重を受けた状態でガラスに接する部分を越えて窪み部が設けられていれば、カレットや異物を排出する効果がより高くなる。
刃42の傾斜面42aに形成された窪み部46の変形例を説明する。変形例1を示す図5には、スクライビングホイール40の正面拡大図が示されている。変形例1の窪み部47は、刃42を構成する二つの傾斜面42aの内、一方の傾斜面42aにのみ形成されている。このように、一方の傾斜面42aにのみ窪み部47が形成されていても、溝44に入り込んできたカレットや異物は、窪み部47を介してスクライビングホイール40の外へ排出されることになる。
また、一方の傾斜面42aにのみ窪み部47を形成すればよいので、両方の傾斜面42aに窪み部47を形成する場合に比べ、スクライビングホイール40の製造工程が短縮される。
さらに、一方の傾斜面42aにのみ窪み部47が形成されているため、スクライブの際に基板のスクライブラインが形成される面に対して垂直な方向(通常の垂直クラックが伸展する方向)から窪み部47の形成された側に傾斜したクラックが伸展しやすくなり、曲線のスクライブラインを形成する際(特に円形の穴を切り抜く際)などに効果的である。
変形例2を示す図6には、スクライビングホイール40の正面拡大図が示されている。変形例2の窪み部48は、隣り合う溝44毎に、傾斜面42aを交互に変えて形成されている。したがって、窪み部48は、底部44aの片方の端とつながっている。このように、傾斜面42aを交互に変えて窪み部48が形成されていても、溝44に入り込んできたカレットや異物は、窪み部48を介してスクライビングホイール40の外へ排出されることになる。
また、両方の傾斜面42aにそれぞれ窪み部48を形成する場合に比べ、スクライビングホイール40の製造工程が短縮されるとともに、スクライビングホイール全体として窪み部48の数を減らすことができるため、スクライブにおける窪み部の形成の影響をさらに小さくすることができる。
ブ性能の低下を防ぐことができる。
24…ホルダー
40…スクライビングホイール
41…本体部
42…刃
42a…傾斜面
43…刃先
44…溝
44a…底部
46,47,48…窪み部
Claims (5)
- 円板の円周部に沿って、稜線と、前記稜線の両側の傾斜面からなる刃と、前記稜線に形成された、前記円板の厚さ方向への幅を持つ底部を有する複数の溝と、を有するスクライビングホイールであって、
前記刃の傾斜面には、前記溝の底部の端につながる窪み部が形成されていることを特徴とするスクライビングホイール。 - 前記窪み部は前記溝から離れるにしたがって幅が広くなっていることを特徴とする請求項1に記載のスクライビングホイール。
- 前記窪み部は前記溝から離れるにしたがって深さが浅くなっていることを特徴とする請求項1に記載のスクライビングホイール。
- 請求項1から3の何れか一項に記載のスクライビングホイールを回転自在に保持するホルダーと、
前記ホルダーが取り付けられたスクライブヘッドと、を有するスクライブ装置。 - 円板の円周部に沿って、稜線と、前記稜線の両側の傾斜面からなる刃と、前記稜線に形成された、前記円板の厚さ方向への幅を持つ底部を有する複数の溝と、を有するスクライビングホイールの製造方法であって、
前記刃の稜線に前記溝を形成する工程と、
前記円板の稜線正面側から前記溝の底部の端に対してレーザー光を照射し、前記刃の傾斜面に前記溝の底部の端とつながる窪み部を形成する工程と、
を有することを特徴とするスクライビングホイールの製造方法。
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